JP2005103387A - 散気システム及び散気ユニット - Google Patents

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稔 早川
Yoshiharu Sato
佳治 佐藤
Masanobu Okata
政信 大方
Kenji Yamamura
健治 山村
Masayuki Tada
雅之 多田
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Abstract

【課題】 高い強度及び複雑な機構を必要とすることなく、被処理水中から散気ユニットを容易に引き出すことが可能な散気システムを提供する。
【解決手段】 散気システム10は、処理槽12内に貯留された被処理水に散気する。この散気システム10は、(1)被処理水中に気泡を発生させる複数の散気装置24、及び複数の散気装置24それぞれに気体を分配するヘッダ管26を一体化してなる散気ユニット14と、(2)処理槽12の底部から上方に向かって延びる一対のガイド部材16と、(3)散気ユニット14に取り付けられており、一対のガイド部材16にガイドされて散気ユニット14の移動を案内する一対の移動案内部材18と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被処理水中に気泡を拡散させるための散気システム及び散気ユニットに関する。
被処理水に対して好気性菌を利用した処理を行うとき、微細気泡を発生させて菌の活性を高めるため、処理槽内に複数の散気装置を設置することがある。この散気装置は、被処理水中に微細な気泡を発生させるためのものであり、各散気装置には処理槽外からフレキシブルチューブ等を通して空気が供給される。
かかる散気装置は、従来より、処理槽の底付近に完全固定されることが一般的であった。従って、散気装置の目詰まり等による機能低下を抑制するため洗浄するときや、空気漏れをチェックする等の定期的なメンテナンスのとき、また破損した部品を交換するときなどには、処理槽内から被処理水を抜き出していた。
しかしながら、洗浄、メンテナンス、及び部品交換の度に処理槽内から被処理水を抜き出していたのでは、被処理水の処理効率が著しく低下してしまう。
そこで、処理槽内から散気装置を吊り出すことで、処理槽内から被処理水を抜き出すことなく、洗浄、メンテナンス、及び部品交換を可能とする散気システムが開発されている(例えば、特許文献1)。この散気システムでは、散気装置の一縁を引っ張って90°回転させて直立させた後、立った状態のままで散気装置を被処理水中から吊り出していた。
特開2001−246394号公報
しかしながら、上記した従来の散気システムでは、複数の散気装置の各々を吊り上げる必要があったため、作業が面倒であった。また、散気装置を吊り上げて90度回転させるために架台の強度が必要となり、また散気装置を回転させるためのヒンジ等の複雑な機構が必要となるという問題があった。また、深槽では散気装置を回転させるための抵抗が大きく、吊り上げが困難であるという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みて為されたものであり、高い強度及び複雑な機構を必要とすることなく、被処理水中から散気ユニットを容易に引き出すことが可能な散気システムを提供することを目的とする。また、被処理水中から容易に引き出すことが可能な散気ユニットを提供することを目的とする。
本発明に係る散気システムは、処理槽内に貯留された被処理水に散気するための散気システムである。この散気システムは、(1)被処理水中に気泡を発生させる複数の散気装置、及び複数の散気装置それぞれに気体を分配するヘッダ管を一体化してなる散気ユニットと、(2)処理槽の底部から上方に向かって延びる一対のガイド部材と、(3)散気ユニットに取り付けられており、一対のガイド部材にガイドされて散気ユニットの移動を案内する一対の移動案内部材と、を備える。
この散気システムでは、一対の移動案内部材は、一対のガイド部材にガイドされて、処理槽の底部から上方に向かって(或いはその逆も)移動可能である。このとき、一対の移動案内部材は散気ユニットに取り付けられているため、一対の移動案内部材の移動に伴い、散気時の姿勢を実質的に保った状態で、散気ユニットも処理槽の底部から上方に向かって(或いはその逆も)移動可能である。
このように、この散気システムでは、一対のガイド部材及び一対の移動案内部材を備えることで、散気時の姿勢を実質的に保った状態で、被処理水中から散気ユニットを容易に引き出し可能であり、従来のような高い強度及び複雑な機構は必要とされない。また、散気ユニットにはヘッダ管が一体化されているため、散気装置それぞれにフレキシブルチューブを接続する場合と比べて、各散気装置に気体を供給する機構を簡素化することができ、被処理水中からの散気ユニットの引き出しが一層容易になる。
本発明に係る散気システムにおいて、ヘッダ管は、複数の散気装置の下部に取り付けられていると好ましい。このようにすれば、ヘッダ管から散気装置への気体の供給が促進される。また、散気装置上部における散気面積の有効利用が図られる。
本発明に係る散気システムは、ヘッダ管に気体を供給するためのチューブを備え、ヘッダ管には、チューブを接続して気体を受け入れるための接続部が設けられていると好ましい。このようにすれば、チューブがヘッダ管の接続部に接続され、チューブを通してヘッダ管に気体が供給される。そして、ヘッダ管を通して各散気装置に気体が分配される。
本発明に係る散気システムでは、一対のガイド部材の一方は筒状のパイプを含み、筒状のパイプから分岐してヘッダ管に気体を供給するための配管部を備えると好ましい。このようにすれば、筒状のパイプ及び配管部を通してヘッダ管に気体が供給される。そして、ヘッダ管を通して各散気装置に気体が分配される。
本発明に係る散気ユニットは、(1)被処理水中に気泡を発生させる複数の散気装置と、(2)複数の散気装置それぞれに気体を分配するヘッダ管と、を一体化してなる。
この散気ユニットでは、ヘッダ管が一体化されているため、散気装置それぞれにフレキシブルチューブを接続する場合と比べて、各散気装置に気体を供給する機構を簡素化することができ、被処理水中からの散気ユニットの引き出しが容易になる。
本発明に係る散気ユニットにおいて、複数の散気装置それぞれは、気体を受け入れる気体受入口を含むベースプレートと、ベースプレートの表面を被覆する多孔膜と、を有し、ヘッダ管は、複数の散気装置それぞれに気体を分配するための複数の気体分配口を有し、ベースプレートとヘッダ管との間には、気体受入口と気体分配口とを気密に連通するための嵌合部が設けられていると好ましい。このようにすれば、ヘッダ管の気体分配口からベースプレートの気体受入口を通して、散気装置内に気体が供給される。そして、散気装置内に供給された気体は、ベースプレートと多孔膜との間のスペースに広がると共に、多孔膜を通して被処理水中に微細な気泡として散気される。このとき、嵌合部により気体受入口と気体分配口とは気密に連通されているため、散気装置とヘッダ管との間での気体の漏れが防止される。更に、ベースプレート側から気体を供給する構成であるため、散気装置上部における多孔膜による散気面積の有効利用が図られる。
本発明によれば、高い強度及び複雑な機構を必要とすることなく、被処理水中から散気ユニットを容易に引き出すことが可能な散気システムが提供される。また、被処理水中から容易に引き出すことが可能な散気ユニットが提供される。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る散気システムの構成を示す縦断面図である。また図2は、本実施形態に係る散気システムの構成を示す平面図である。この散気システム10は、処理槽12内に貯留された被処理水に散気するためのものである。
図1及び図2に示すように、散気システム10は、散気ユニット14と、一対のガイドポール(ガイド部材)16と、一対のガイド(移動案内部材)18と、1本のフレキシブルチューブ20と、4本のワイヤ22と、を備えている。
散気ユニット14は、図3及び図4に示すように、複数(ここでは4個)の散気装置24と、ヘッダ管26と、これらを支持する枠体28とを有している。
散気装置24は、散気膜式散気装置であり、細長い板状の外形を有する。この散気装置24は、図5及び図6に示すように、ベースプレート30と、ベースプレート30の表面を被覆する多孔膜32と、を含んでいる。多孔膜32は、多数の微細孔を有する樹脂製の膜から形成されている。多孔膜32及びベースプレート30の縁部は、断面コ字状のライナ34により挟持されている。この散気装置24では、ベースプレート30に設けられた気体受入口36を通して散気装置24内に気体が供給される。この気体がベースプレート30と多孔膜32との間の空間に広がると共に、多孔膜32の伸張により微細孔が開くことで、多孔膜32を通して被処理水中に微細な気泡が散気される。一方、散気装置24内への気体の供給が停止されると、微細孔は閉じられる。これにより、微細孔の目詰まりが防止されている。
ヘッダ管26は、複数の散気装置24それぞれに気体を分配する。このヘッダ管26は、図4及び図6に示すように、内部が中空の管であり、その上面に4個の気体分配口38が設けられている。ヘッダ管26の側面には、処理槽12外から延びるフレキシブルチューブ20の一端を接続するための接続部40が設けられている。
4つの散気装置24は、気体受入口36と気体分配口38とが連通されるようにして、ヘッダ管26に連結されている。この状態で、散気装置24の長手方向は、ヘッダ管26の軸方向と直交している。ここで、図6に示すように、散気装置24のベースプレート30に設けられた気体受入口36の周りには、ヘッダ管26に連結するための筒状の連結部42が設けられている。これに対応するように、ヘッダ管26の気体分配口38の周りには、連結部42を嵌合して受け入れる受部44が設けられている。そして、連結部42の外周にはOリング46が設けられている。従って、連結部42と受部44とを嵌合させることで、気体受入口36と気体分配口38とが気密に連通されている。なお、この連結部42と受部44とにより、気体受入口36と気体分配口38とを気密に連通するための嵌合部が構成されている。
枠体28は、一対の第1サポート管48と、一対の第2サポート管50とを含んでいる。一対の第1サポート管48は、ヘッダ管26を挟んで互いに平行に配置されている。第1サポート管48は、断面円形の管であり、軽量化が図られている。この第1サポート管48は、4個の散気装置24を支持する。すなわち、図3に示すように、一対の第1サポート管48は、散気装置24の長さと同程度の距離を隔てて配置されており、その上面で散気装置24の端部を支持している。第1サポート管48に支持された散気装置24は、更に固定装置52により第1サポート管48に対して固定されている。
固定装置52は、図7に示すように、ステップ状(断面略Z字状)の押え部材54と、Uボルト56とを含んでいる。この固定装置52によれば、散気装置24の端部の側方において第1サポート管48に巻き付けられた一対のUボルト56を締めることで、一対の押え部材54が第1サポート管48に対して散気装置24を押え付けて、第1サポート管48に対して散気装置24が連結固定される。
第2サポート管50は、断面円形の管であり、軽量化が図られている。この第2サポート管50は、ヘッダ管26及び一対の第1サポート管48を支持する。第2サポート管50の軸方向は、第1サポート管48及びヘッダ管26の軸方向と直交している。一対の第1サポート管48は、その端部が一対の第2サポート管50の側面に溶接等により連結されている。このように、一対の第1及び第2サポート管50が井桁状に組み付けられ、枠体28が形成されている。また散気装置24も、その端部が一対の第2サポート管50の側面に溶接等により連結されている。
このように、枠体28、ヘッダ管26、及び4個の散気装置24が組み付けられて一体化されて、散気ユニット14が形成されている。
一対のガイドポール16は、図1及び図2に示すように、散気ユニット14を挟むようにして、処理槽12の底部から上方に向かって鉛直方向に延びている。一対のガイド18は、ガイドポール16に摺動可能に嵌め合わされる摺動部58と、散気ユニット14に結合するための結合部60とを含んでいる。図3及び図4に示すように、一対のガイド18は、それぞれ結合部60を介して、散気ユニット14の第2サポート管50に結合されている。その結合位置は、第2サポート管50の長手方向中央部付近の側面である。
フレキシブルチューブ20は、処理槽12外から散気ユニット14のヘッダ管26に向かって延びている。このフレキシブルチューブ20は、可撓性を有し自在に変形可能である。フレキシブルチューブ20の一端は、ヘッダ管26の接続部40に接続されており、他端は処理槽12外において図示しない気体供給源に接続されている。
4本のワイヤ22は、被処理水中から散気ユニット14を吊り上げるのに使用される。各ワイヤ22の一端は、図2に示すように、枠体28の四隅(一対の第2サポート管50の端部上面)に設けられたワイヤ連結部62に連結されている。
図1及び図2に示すように、散気ユニット14に結合された一対のガイド18は、処理槽12内の一対のガイドポール16に挿通されている。そして、処理槽12の対向する側壁部から水平方向に突設された二対の支持片64により、処理槽12内の所望の高さ位置にて、第2サポート管50を介して散気ユニット14が支持されている。この状態で、処理槽12の底壁部66と散気ユニット14とは平行な位置関係となっている。
なお、処理槽12の上部開口は、開放されていても、また蓋(図示しない)により開閉可能に閉塞されていてもよい。
上記した構成の散気システム10では、処理槽12内に被処理水(例えば、汚水)が貯留され、好気性菌により好気処理が行われる。その際に、好気性菌の活性を高めるため、被処理水中に気体(例えば、酸素)が散気される。
散気時には、フレキシブルチューブ20により散気ユニット14のヘッダ管26に気体が供給される。ヘッダ管26に供給された気体は、気体分配口38を通して各散気装置24に分配される。気体受入口36を通して散気装置24に分配された気体は、ベースプレート30と多孔膜32との間の空間に広がり、多孔膜32が伸張することで微細孔が開かれて、多孔膜32を通して気体が被処理水中に微細な気泡として散気される。
所定期間の運転により、散気ユニット14の洗浄、メンテナンス、及び部品交換などを行うときには、フレキシブルチューブ20からの気体の供給を停止する。そして、4本のワイヤ22を均等な力で引っ張ることで、図8に示すように、散気ユニット14を処理槽12上部に吊り上げる。このとき、散気ユニット14には一対のガイド18が結合されているため、このガイド18がガイドポール16にガイドされながら鉛直上方に移動することで、散気ユニット14は散気時の姿勢を維持した状態で底壁部66に対して平行に引き上げられる。従って、従来のように90度回転させて引き上げるときのように、処理槽12上部に余分な空間が必要とされず、スペースの有効利用が図られる。また、一対のガイドポール16によりガイドすることにより、引き上げ時に散気ユニット14が水平面内で回転することなく、安定した姿勢で引き上げることができる。
散気ユニット14の洗浄、メンテナンス、及び部品交換などが終了したときには、ガイドポール16にガイド18を挿通し、4本のワイヤ22を徐々に繰り出しながら、散気ユニット14を被処理水中に降下させる。このときも、散気ユニット14の吊り上げ時と同様に、散気ユニット14は底壁部66に対して平行に降下される。そして、処理槽12内の所望の高さ位置にて、側壁部から突設された二対の支持片64により、散気ユニット14が支持される。そして、散気装置24からの散気を始め、被処理水の処理を再開する。
以上、本実施形態に係る散気システム10は、一対のガイドポール16及び一対のガイド18を備えているため、散気時の姿勢を実質的に保った状態で、被処理水中から散気ユニット14を容易に引き出し可能である。従って、散気ユニット14には局所的に強い力が働くことがなく、従来のような高い強度及び複雑な機構が必要とされることがない。また、散気ユニット14にはヘッダ管26が一体化されているため、散気装置24それぞれにフレキシブルチューブ20を接続する場合と比べて、各散気装置24に気体を供給する機構を簡素化することができ、被処理水中からの散気ユニット14の引き出しが一層容易になる。
また、ヘッダ管26が複数の散気装置24の下部に取り付けられているため、ヘッダ管26から散気装置24への気体の供給を促進することができる。また、散気装置24上部における散気面積の有効利用を図ることができる。
また、ベースプレート30とヘッダ管26との間には、気体受入口36と気体分配口38とを気密に連通するための嵌合部が設けられているため、散気装置24とヘッダ管26との間での気体の漏れを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、第1実施形態で説明した要素と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図9は、第2実施形態に係る散気システムの構成を示す縦断面図である。本実施形態に係る散気システム70は、処理槽12外から散気ユニット14のヘッダ管26に気体を供給するための構成以外は、第1実施形態に係る散気システム10と基本的な構成が同一である。
すなわち、一対のガイドポール16の一方(図9中において左側)は、筒状のパイプから構成されている。このガイドポール16の上端は、気体供給源72に接続されている。ガイドポール16からは、ヘッダ管26に気体を供給するためのL字型の配管部74が分岐されている。この配管部74の先端は、ヘッダ管26の底部に延びている。ヘッダ管26の底部には、配管部74の先端と接続されて、配管部74から供給される空気を受け取るための接続部(図示しない)が設けられている。なお、配管部74の先端を二重管とし、更にフート弁76を内蔵させて、配管部74への浸水防止対策を施すと好ましい。
本実施形態に係る散気システム70では、配管部74の先端がヘッダ管26の底部に接続されることで、配管部74により散気ユニット14が処理槽12内の所望の高さ位置にて支持される。このとき、他方(図9中において右側)のガイドポール16からはL字状の支持部78が延設されており、この支持部78がヘッダ管26の他端を下方より支持するようになっている。このようにして、散気ユニット14は、配管部74及び支持部78により、処理槽12の底壁部66に対して平行な状態で、バランス良く支持されている。
本実施形態に係る散気システム70では、筒状のガイドポール16及び配管部74を通して、処理槽12外の気体供給源72からヘッダ管26に気体が供給される。そして、ヘッダ管26を通して各散気装置24に気体が分配される。なお、本実施形態に係る散気システム70において、散気ユニット14の吊り上げ及び降下は、第1実施形態に係る散気システム10と同様に行われる。
以上、本実施形態に係る散気システム70では、第1実施形態に係る散気システム10と同様の作用効果を得ることができる。更に、本実施形態に係る散気システム70では、ガイドポール16を気体を供給するためのパイプとして有効利用することで、フレキシブルチューブ20を省略することができる。従って、散気ユニット14の吊り上げ時にフレキシブルチューブ20が邪魔になることなく、散気ユニット14の引き出しが一層容易になる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、散気ユニット14が有する散気装置24の数は4個に限定されず、任意に変更可能である。
また散気装置24の形状は、板状に限定されることなく、ディスク状やチューブ状であってもよい。
またガイドポール16及びガイド18は、それぞれ少なくとも一対あればよいが、3つ以上あればより好ましい。このようにすれば、散気ユニット14をより安定して昇降することができる。またガイドポール16は、鉛直方向に対して傾斜していてもよい。
また第1サポート管48の一方をヘッダ管26としてもよい。このようにすれば、散気ユニット14の構成の簡素化、及び軽量化が図られる。
また第1サポート管48は、断面矩形の管としてもよい。このようにすれば、第1サポート管48に対する散気装置24の固定が容易になる。
また第1及び第2実施形態に係る散気システム10,70は、散気ユニット14の浮き上がりを防止するための浮き上がり防止手段を備えていると好ましい。この浮き上がり防止手段は、散気ユニット14の上方より散気ユニット14を下方に付勢する付勢部材(例えば、押え棒)であってもよい。或いは、第2サポート管50(及び第1サポート管48)の端部を開口して、浮き上がり防止手段を構成してもよい。このようにすれば、第2サポート管50(及び第1サポート管48)の内部に被処理水が浸入することにより、重りとして機能して、散気ユニット14の浮き上がりが防止される。
また、一対のガイド部材を、処理槽12の対向する一対の側壁に設けられた、鉛直方向に沿って延びる一対の溝(図示しない)により構成し、一対の移動案内部材が一対の溝にガイドされて上下動する構成としてもよい。
第1実施形態に係る散気システムの構成を示す縦断面図である。 散気システムの構成を示す平面図である。 散気ユニットの構成を示す斜視図である。 散気ユニットの構成を示す分解斜視図である。 散気装置の構成を説明するための図である。 散気装置とヘッダ管との接続関係を説明するための図である。 散気装置の固定方法を説明するための図である。 第1実施形態に係る散気システムの散気ユニットを吊り上げた様子を示す図である。 第2実施形態に係る散気システムの構成を示す縦断面図である。 第2実施形態に係る散気システムの散気ユニットを吊り上げた様子を示す図である。
符号の説明
10,70…散気システム、12…処理槽、14…散気ユニット、16…ガイドポール、18…ガイド、20…フレキシブルチューブ、24…散気装置、26…ヘッダ管、30…ベースプレート、32…多孔膜、36…気体受入口、38…気体分配口、40…接続部、42…連結部、44…受部、74…配管部。

Claims (6)

  1. 処理槽内に貯留された被処理水に散気するための散気システムであって、
    前記被処理水中に気泡を発生させる複数の散気装置、及び該複数の散気装置それぞれに気体を分配するヘッダ管を一体化してなる散気ユニットと、
    前記処理槽の底部から上方に向かって延びる一対のガイド部材と、
    前記散気ユニットに取り付けられており、前記一対のガイド部材にガイドされて該散気ユニットの移動を案内する一対の移動案内部材と、
    を備える散気システム。
  2. 前記ヘッダ管は、前記複数の散気装置の下部に取り付けられている請求項1に記載の散気システム。
  3. 前記ヘッダ管に気体を供給するためのチューブを備え、
    前記ヘッダ管には、前記チューブを接続して気体を受け入れるための接続部が設けられている請求項1又は2に記載の散気システム。
  4. 前記一対のガイド部材の一方は筒状のパイプを含み、
    前記筒状のパイプから分岐して前記ヘッダ管に気体を供給するための配管部を備える請求項1又は2に記載の散気システム。
  5. 被処理水中に気泡を発生させる複数の散気装置と、
    前記複数の散気装置それぞれに気体を分配するヘッダ管と、
    を一体化してなる散気ユニット。
  6. 前記複数の散気装置それぞれは、
    気体を受け入れる気体受入口を含むベースプレートと、
    前記ベースプレートの表面を被覆する多孔膜と、を有し、
    前記ヘッダ管は、
    前記複数の散気装置それぞれに気体を分配するための複数の気体分配口を有し、
    前記ベースプレートと前記ヘッダ管との間には、前記気体受入口と前記気体分配口とを気密に連通するための嵌合部が設けられている請求項5に記載の散気ユニット。
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