JP2005102595A - 竿管 - Google Patents

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Mitsuo Fujimura
光男 藤村
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隆志 梶原
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Abstract

【課題】 釣竿の方向性を高めることのできる竿管を提供する。
【解決手段】 竿管10は、プリプレグを巻くことによって構成された内側管体と、内側管体の外面に配置された補強層16とを備えており、内側管体の外面に管軸方向へ延びる基準線Lを想定したとき、補強層16は、基準線Lを挟んだ周方向の両側に均等に配置されている。したがって、竿管10においては、基準線Lを挟んだ周方向の両側において強度の均衡が保たれることになり、基準線Lを釣竿の背または腹の中央に配置すると、釣竿を振ったときでも竿先が左右にぶれることはなく、魚を取り込む際に釣竿がぶれることもない。
【選択図】 図2

Description

本発明は、高強度繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグによって構成された釣竿用の竿管に関する。
この種の竿管は、芯金の外面にプリプレグを重畳的に巻回し、これを加熱炉内で加熱してプリプレグを構成する合成樹脂を熱硬化させることにより得られる(特許文献1)。そして、従来、竿管の元側を先側に比べて硬くする場合には、図17に示すように、プリプレグ1の面積を部分的に拡張し、その拡張部2で重畳数を増やすことによって竿管3の強度を部分的に増大させるようにしていた。
特開平10−291265号
従来技術(図17)において、竿管3の先側に比べて元側が徐々に硬くなるようにしようとすると、拡張部2を三角形に形成する必要があった。そして、三角形の拡張部2を巻回すると、竿管3の周方向における強度にむらが生じるため、この竿管3で釣竿を構成すると、釣竿を振ったときの竿先が左右にぶれて方向が定まらなくなるという問題や、釣竿がぶれるために魚の取り込みが困難になるという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、釣竿のぶれを解消することのできる、竿管を提供することである。
請求項1に記載した発明は、「プリプレグ20を巻くことによって構成された管体14と、管体14の内面または外面に配置された補強層16とを備える竿管10であって、管体14に管軸方向へ延びる基準線Lを想定したとき、補強層16は基準線Lを挟んだ周方向の両側に均等に配置されている、竿管10」である。
この発明では、基準線Lを挟んだ周方向の両側に補強層16を均等に配置するようにしているので、基準線Lを挟んだ周方向の両側において強度の均衡が保たれる。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、「補強層16は、管軸方向において量が変化するように構成されている」ことを特徴とする。
この発明では、補強層16の量を変化させることによって、竿管10の硬さを管軸方向において変化させることができる。ここで、「補強層の量」とは、単位軸方向長さにおける補強層の重量を意味し、密度が同じであれば面積が広く厚みが厚いほど量が多くなり、面積や厚みが同じであれば、密度が高いほど量が多くなる。
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した発明において、「補強層16は、管軸方向へ引き揃えられた複数の繊維に合成樹脂を含浸させたシートによって構成されている」ことを特徴とする。
この発明では、補強層16を繊維集合体によって構成するようにしているので、軽量化できる。
請求項1〜3に記載した発明によれば、基準線を挟んだ周方向の両側において強度の均衡を保つようにしているので、基準線を釣竿の背または腹の中央に配置した状態では、釣竿のぶれを解消することができる。したがって、釣竿を真っ直ぐに振ることができ、また、魚を容易に取り込むことができる。なお、「釣竿の背」とは、釣竿を振る方向における後方に位置する部分をいい、「釣竿の腹」とは、前方に位置する部分をいうものとする(以下、同じ)。
請求項2に記載した発明によれば、補強層の量を管軸方向において変化させることによって、竿管の強度および剛性を管軸方向において調整でき、釣竿の用途に適した特性を得ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、管軸方向へ延びる繊維によって補強層を構成しているので、補強層が合成樹脂シートである場合や、周方向へ延びる繊維をも含む場合に比べて竿管を軽量化できる。
図1〜図3を参照して、本発明が適用された竿管10は、図10に示すような釣竿12の一部を構成するものであり、内側管体14,2つの補強層16および外側管体18によって構成されている。
内側管体14は、周方向へ引き揃えられた複数の高強度繊維に合成樹脂を含浸させた内層20aと、管軸方向へ引き揃えられた複数の高強度繊維に合成樹脂を含浸させた外層20bとを備えており、図4に示すような内層20aと外層20bとを重ね合わせたプリプレグ20を管状に巻回することにより構成されている。
各補強層16は、管軸方向へ引き揃えられた複数の高強度繊維に合成樹脂を含浸させた高強度繊維シートであり、図5に示すように、竿管10の先側から元側へ向けて面積が拡大するように三角形に形成されている。そして、図2(B)に示すように、内側管体14または外側管体18に管軸方向へ延びる基準線Lを想定したとき、この基準線Lを挟んだ周方向の両側に補強層16が均等に配置されている。
外側管体18は、管軸方向へ引き揃えられた複数の高強度繊維に合成樹脂を含浸させた内層22aと周方向へ引き揃えられた複数の高強度繊維に合成樹脂を含浸させた外層22bとを備えており、図6に示すような内層22aと外層22bとを重ね合わせたプリプレグ22を管状に巻回することにより構成されている。
なお、内側管体14,各補強層16および外側管体18を構成する各高強度繊維としては、炭素繊維,ガラス繊維およびアラミド繊維ならびにこれらの混合繊維等を例示でき、各高強度繊維に含浸される合成樹脂としては、エポキシ,ポリエステルおよびポリカーボネート等を例示できるが、これらに限定されるものではない。
竿管10を製造する際には、まず、図7に示すように、芯金24の外周面にプリプレグ20(図4)を巻回して内側管体14を形成する。また、図8に示すように、プリプレグ22(図6)の内層22aに各補強層16(図5)を配置する。そして、図9に示すように、内側管体14の外周面にプリプレグ22(図6)を巻回して外側管体18を形成するとともに、内側管体14と外側管体18との間に各補強層16を配置する。
このとき、内側管体14を構成するプリプレグ20の長辺どうしの重なり部26aと、外側管体18を構成するプリプレグ22の長辺どうしの重なり部26bとは、互いに重なり合う位置、または、互いに対向する位置に配置され、基準線Lは、重なり部26aまたは26bの位置またはこれらと対向する位置に設定される。そして、各補強層16は、基準線Lを挟んだ周方向の両側で均等に配置される。これにより、基準線Lを挟んだ周方向の両側で強度の均衡が保たれることになる。
なお、内側管体14および外側管体18を形成する際に重なり部26aおよび26bを設けない場合には、当然ながら、重なり部26aおよび26bと基準線Lとの位置関係を考慮する必要はない。
このようにして竿管10の形が完成すると、外側管体18の外周面に図示しない樹脂テープを螺旋状に巻回し、全体を加熱炉へ入れて加熱焼成する。その後、全体を加熱炉から引き出して芯金24を引き抜く。
竿管10を用いて図10に示すような釣竿12を構成する際には、想定した基準線L(図2(B))を釣竿12の背または腹の中央に位置決めする。すると、基準線Lを挟んだ周方向の両側に補強層16が均等に配置されることになり、釣竿12の背または腹を挟んだ周方向の両側において強度の均衡が保たれる。したがって、釣竿12を振ったときでも竿先が左右にぶれることはなく、魚を取り込む際に釣竿12がぶれることもない。
この実施例によれば、釣竿12のぶれを防止しつつ、管軸方向における強度および剛性を変化させることができるので、釣竿12の用途に適した特性を簡単に得ることができる。また、各補強層16は、管軸方向へ引き揃えられた複数の繊維に合成樹脂を含浸させたシートであり、周方向へ引き揃えられた繊維を含まないため、竿管10を軽量化できる。そして、三角形の補強層16を用いているので、竿管10の強度および剛性を先側から元側へ向かうにつれて徐々に高めることができる。
なお、上述の実施例では、2つの三角形の補強層16を用いるようにしているが、補強層16の数や形状は適宜変更可能であり、たとえば図11に示すように、4つの補強層16を用いるようにしてもよいし、円形の補強層(図示省略)を用いるようにしてもよい。また、図12に示すように、補強層16の長さをプリプレグ22(竿管10)の長さよりも短く設定してもよいし、図13に示すように、補強層16の間で長さを変えるようにしてもよい。さらに、図14に示すように、複数の補強層16を長手方向に間隔を隔てて配置してもよい。
また、上述の実施例では、補強層16の量(すなわち単位軸方向長さにおける重量)を、面積を変えることによって変化させるようにしているが、これを厚みや密度(繊維密度)を変えることによって変化させるようにしてもよい。これらの場合でも、竿管10の強度および剛性を管軸方向において調整することができるので、釣竿12の用途に適した特性を得ることができる。なお、補強層16の厚みは、補強層16の積層数(巻数)を変えることによっても調整可能である。
また、上述の各実施例では、補強層16を「管軸方向へ引き揃えられた複数の繊維に合成樹脂を含浸させたシート」として構成しているが、補強層16を「通常の樹脂シート」,「周方向へ引き揃えられた複数の繊維に合成樹脂を含浸させたシート」または「管軸方向へ引き揃えられた複数の繊維と周方向へ引き揃えられた複数の繊維とに合成樹脂を含浸させたシート」として構成してもよい。
そして、上述の実施例では、2層に積層された管体14および18の間に補強層16を配置するようにしているが、図15または図16に示すように、管体および補強層16の積層数や補強層16の積層位置は適宜変更してもよい。ただし、これらの場合でも、基準線Lを挟んだ周方向の両側で強度の均衡を保つために、プリプレグの重なり部26の位置を十分に考慮して基準線Lを設定する必要がある。
さらに、本発明は、釣竿用の竿管10の他、ゴルフクラブのシャフト等のようなプリプレグを巻回することによって構成されるあらゆる管状体に適用可能である。
竿管を示す斜視図である。 竿管を示す平面図および正面図である。 図2(B)におけるIII-III線断面図である。 内側管体を構成するプリプレグを示す図(一部破断)である。 補強層を示す図である。 外側管体を構成するプリプレグを示す図(一部破断)である。 内側管体の形成工程を示す斜視図である。 プリプレグに対する補強層の配置工程を示す斜視図である。 外側管体の形成工程を示す斜視図である。 竿管を用いて構成した釣竿を示す図である。 補強層の変形例(数)を示す図である。 補強層の変形例(長さ)を示す図である。 補強層の変形例(長さ)を示す図である。 補強層の変形例(配置)を示す図である。 管体の積層数が1層である竿管を示す模式図である。 管体の積層数が3層である竿管を示す模式図である。 従来技術を示す斜視図である。
符号の説明
10 竿管
12 釣竿
14 内側管体
16 補強層
18 外側管体
20,22 プリプレグ
24 芯金
26,26a,26b 重なり部

Claims (3)

  1. プリプレグを巻くことによって構成された管体と、前記管体の内面または外面に配置された補強層とを備える竿管であって、
    前記管体に管軸方向へ延びる基準線を想定したとき、前記補強層は前記基準線を挟んだ周方向の両側に均等に配置されている、竿管。
  2. 前記補強層は、管軸方向において量が変化するように構成されている、請求項1に記載の竿管。
  3. 前記補強層は、管軸方向へ引き揃えられた複数の繊維に合成樹脂を含浸させたシートによって構成されている、請求項1または2に記載の竿管。
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KR20160009463A (ko) * 2014-07-16 2016-01-26 주식회사은성사 보강 프리프레그 시트를 이용한 문양 형성 낚싯대용 장대

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