JP2005101993A - 論理回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カレントスイッチ電流の電源電圧依存性の低減と電源電圧の低電圧化を図る。
【解決手段】 エミッタ結合型論理回路118と、定電流源用n型MOSトランジスタ110のドレイン電流(=カレントスイッチ電流ICS)を制御する基準電圧VCSCを発生する基準電圧発生回路119と、を含む。エミッタ結合型論理回路118は、エミッタ結合された一対のバイポーラトランジスタ106及び107により構成されたカレントスイッチと、カレントスイッチと直列接続する定電流源用n型MOSトランジスタ110と、バイポーラトランジスタ106、107のそれぞれと直列接続され出力電圧を取り出すための抵抗手段108及び109とを含む。基準電圧発生回路119は、n型MOSトランジスタ111と、n型MOSトランジスタ111のドレイン電圧を決めるバイポーラトランジスタ112と、n型MOSトランジスタ111のドレイン電流を制御する制御回路120と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カレントスイッチを含む論理回路の定電圧化技術に関し、特に、BiCMOSプロセスを前提としたバイポーラトランジスタ・MOSトランジスタの混在型論理回路の低電圧化技術に関する。
近年、微細化による半導体デバイスの高性能化により、情報処理装置の処理速度の向上には著しいものがある。特に、インターネットに関連する光通信ネットワークなど、情報伝送に関連する通信速度の向上は著しいものがある。超高速通信用のICにおいては、その高速化と低電力化との要求から、バイポーラトランジスタとMOSトランジスタとを混在させたICが使われるようになっている。
このような高速性が要求されるBiCMOS論理回路としては、例えば、カレントスイッチ部にバイポーラトランジスタを用い、定電流源にn型MOSトランジスタを用いたエミッタ結合型論理回路が用いられる。図12は、このようなBiCMOS論理回路の基本回路構成例を示す図である。図12において、符号1001はエミッタ結合型論理回路であり、符号1002は基準電圧発生回路である。エミッタ結合型論理回路1001は、一対のバイポーラトランジスタ1011・1012で構成されたカレントスイッチと、定電流源用n型MOSトランジスタ1014と、出力電圧を取り出す抵抗手段1005及び1006とから構成される。
一方、基準電圧発生回路1002は、定電流源1017と、定電流源1017を流れる電流を、定電流源用n型MOSトランジスタ1014を流れる電流とをミラーするn型MOSトランジスタ1016とから構成される。まず簡単にこの回路の動作について説明する。入力端子1007及び1008には相補信号が印加される。例えば、入力1007がハイレベルであり入力1008がローレベルのとき、バイポーラトランジスタ1011がオンし、バイポーラトランジスタ1012はオフする。従って、MOSトランジスタ1014に流れる電流ICSは、電源1003から抵抗手段1005、バイポーラトランジスタ1011を通る経路を流れる。その結果、出力1009は、抵抗手段1005及び電流ICSによる電圧降下分Vaによりローレベルになり、出力1010は電源1003の電圧VDDまで上昇する。
ここで、抵抗手段1005と電流ICSとの積が出力振幅Vaとなる。入力と出力信号レベルとは等しいため、入力ハイレベルはVDDになり、ローレベルはVDD−Vaとなる。n型MOSトランジスタ1014に流れるカレントスイッチ電流ICSは、n型MOSトランジスタ1014とn型MOSトランジスタ1016とでカレントミラー回路が構成されているため、つまりゲートが共通の基準電圧となっているため、n型MOSトランジスタ1016とほぼ同じ電流が流れる(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−267859号公報
上記のBiNMOS回路では、n型MOSトランジスタ1014のドレイン電圧VDSは、カレントスイッチのオンしているバイポーラトランジスタのベース電位によって決まる。具体的には入力のハイレベルからSiバイポーラトランジスタの順方向接合電圧である約0.8Vだけ下がった電位となる。一方で、入力ハイレベルは、電源電圧VDDとなるため、n型MOSトランジスタ1014のドレイン電圧VDSはVDD−0.8Vとなる。このため、n型MOSトランジスタ1014のドレイン電圧VDSは、電源電圧VDDに依存することになる。一方、基準電圧発生回路1002のn型MOSトランジスタ1016のドレイン電流は、電源電圧VDDに依存せず、n型MOSトランジスタ1016のゲート電圧及びドレイン電圧も電源電圧に依存しない。
ところで、n型MOSトランジスタ1014のドレイン電流IDSは、図13に示すようにドレイン電圧VDSに依存する。ドレイン電圧VDSが、ある一定電圧である約0.6V以下(=VDD−0.8V)になると、ドレイン電流IDSが著しく低下する(領域Aから領域Bに入る)。従って、電源電圧VDDが1.4V以下に低下すると、ドレイン電流、つまりカレントスイッチ電流ICSが著しく低下することになる。この結果、出力振幅Vaが著しく低下し、回路が誤動作しやすくなる。
以上に説明したように、従来技術では、(1)電源電圧VDDにカレントスイッチ電流依存性がある。(2)電源電圧VDDを約1.4V以下に低電圧化できない。という問題点がある。
本発明の目的は、上記(1)に対応してカレントスイッチ電流と出力振幅の電源電圧VDD依存性を低減し、上記(2)に対応して電源電圧VDDを1.4V以下に下げても動作する低電圧動作可能な論理回路を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明では、基準電圧発生回路にエミッタ結合型論理回路の低電流源n型MOSトランジスタと基準電圧発生回路のn型MOSトランジスタのドレイン電圧を同じする手段と、電源電圧VDDが変動しても、前記定電流源用n型MOSトランジスタのドレイン電流を一定に保つようにゲート電圧を制御する手段とを設けた。
尚、特許請求の範囲に記載されたそれぞれの構成要件は、それぞれ独立であり、それらの削除又は追加は任意であり、このように記載された発明も、本発明の範疇に入るものとする。
本発明の論理回路を用いると以下の効果がある。
(1)定電流源用n型MOSトランジスタのドレイン電流、つまりカレントスイッチ電流が電源電圧VDDに依存せず、出力振幅も依存しない。
(2)従来回路に比べて論理回路の電源電圧VDDの低電圧化が可能である。
本明細書において、カレントスイッチ又はカレントスイッチ回路との用語は、一般に、2つのバイポーラトランジスタのエミッタを結合したエミッタ結合回路又は2つのMOSFETのソースを結合したソース結合回路を含む回路に対して用いる。制御端子とは、トランジスタにおける出力を制御するための端子であり、MOSトランジスタではゲート端子、バイポーラトランジスタではベース端子がこれに相当する。電流端子は、入力側と出力側との間で電流を流すための端子であり、MOSトランジスタではソース/ドレイン端子、バイポーラトランジスタではエミッタ/コレクタ端子がこれに相当する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明を行う。図1は、本発明の第1の実施の形態によるBiCMOS回路の構成例を示す回路図である。図1に示すように、本実施の形態によるBiCMOS論理回路は、論理機能を実現するエミッタ結合型論理回路118と、後述する定電流源用n型MOSトランジスタ110のドレイン電流、(=カレントスイッチ電流ICS)を制御する基準電圧VCSCを発生する基準電圧発生回路119と、を含んで構成されている。
エミッタ結合型論理回路118は、エミッタ結合された一対のバイポーラトランジスタ106及び107により構成されたカレントスイッチと、カレントスイッチと直列接続する定電流源用n型MOSトランジスタ110と、バイポーラトランジスタ106、107のそれぞれと直列接続され出力電圧を取り出すための抵抗手段108及び109とを含んで構成される。
一方、基準電圧発生回路119は、n型MOSトランジスタ111と、n型MOSトランジスタ111のドレイン電圧を決めるバイポーラトランジスタ112と、n型MOSトランジスタ111とバイポーラトランジスタ112とに直列接続される定電流源113と、n型MOSトランジスタ111のドレイン電流を制御する制御回路120と、を含んで構成される。
次に、図1に示す論理回路の動作について説明する。一対のバイポーラトランジスタ106及び107のベースとそれぞれ接続される入力端子101及び102には相補信号が印加される。例えば、入力端子101にハイレベルが印加される場合には、入力端子102にはローレベルが印加される。この状態において、エミッタ結合型論理回路118のカレントスイッチ部のバイポーラトランジスタ106がオンし、バイポーラトランジスタ107はオフする。その結果、定電流源用n型MOSトランジスタ110に流れる電流ICSは、電源114から抵抗手段108とバイポーラトランジスタ106との経路を通って流れる。このため、出力104は抵抗手段108と電流ICSとによる電圧降下Vaによりローレベル(=VDD−Va)になり、出力103は抵抗手段109によって持ち上げられ電源114の電圧VDDまで上昇する。尚、抵抗手段108と電流ICSとの積が出力振幅Vaとなる。
入力と出力信号レベルは等しいため、入力ハイレベルはVDDであり、ローレベルはVDD−Vaである。ここで、エミッタ結合型論理回路118のカレントスイッチ部におけるコモンノード116の電位、つまりn型MOSトランジスタのドレイン電圧は、バイポーラトランジスタ106がオンしているため、このトランジスタのベース電位から順方向接合電圧である約0.8Vだけ下がった電位となる。つまり、ノード116の電位、n型MOS110のドレイン電圧は、入力ハイレベル(=VDD)から0.8Vだけ下がった電圧となる。
一方、基準電圧発生回路119のn型MOSトランジスタ111のドレイン電圧は、バイポーラトランジスタ112のベース電位から約0.8Vだけ下がった電圧となる。従って、トランジスタ112のベース電位をエミッタ結合型論理回路の入力ハイレベル(=VDD)に設定すれば、この2つのn型MOSトランジスタ110・111のドレイン電圧を同じ値に設定することができる。さらに、この両者のn型MOSトランジスタ110・111は、ゲートが接続されているため全く同じ電流が流れることになる。但し、上記のようになる条件は、両者のゲート幅を同じ値に設定した場合であり、ゲート幅を異なる値に設定すれば、電流はゲート幅にほぼ比例する。
さらに、制御回路120は、定電流源113の電流がバイポーラトランジスタ112を介してn型MOSトランジスタ111に流れ込むようにゲート電圧VCSCを制御する。このため、定電流源113に流れる電流とn型MOSトランジスタ111・110に流れる電流とが同じなる。従って、電圧設定端子105の電圧を常にエミッタ結合型論理回路の入力ハイレベルになるように設定しておくことにより、電源114の電源電圧VDDに依存せずに定電流源n型MOSトランジスタ110の電流ICSを、定電流源113の電流に設定することが可能となる。
本実施の形態による論理回路によれば、カレントスイッチ電流ICSと出力振幅の電源電圧VDD依存性を小さくしたことにより、従来の回路に比べて一層の低電圧動作が可能となる。
図2は、本発明の第2の実施の形態による基準電圧発生回路の一構成例を示す図である。本実施の形態による回路構成例では、定電流源113(図1)を、p型MOSトランジスタ201・202により構成されたカレントミラー回路と、定電流源203と、により構成した。p型MOSトランジスタ201・202のドレイン電流をほぼ同じにするためには、p型MOSトランジスタ201・202のソースとドレインとの間に十分に高い電圧(1V以上)を印加できるように、エミッタ結合型論理回路118の電源114と分離させて電源115の電圧を設定すればよい。さらに、図2に示す構成により、n型MOSトランジスタ111の電流に関する電源114の電源電圧VDD依存性も小さくなる。すなわち、電源電圧VDDを下げることによりn型MOSトランジスタのソースドレイン間電圧VDSが下がる。この際、トランジスタ111に流れる電流ICSも小さくなる。すると、p型MOSFET201のソース−ドレイン間電圧が小さくなり、トランジスタ112のコレクタ電位が上昇する。この結果を受けて制御回路120は定源流源用のn型MOSトランジスタ110及びn型MOSトランジスタ111のゲートに印加する電圧(VCSC)を持ち上げるために、ドレイン電流ICSが大きくなる。このように、電源電圧VDDの減少に対してドレイン電流が減少しないようにフィードバックがかけられる。一方、電源電圧VDDが上昇して、定源流源用のn型MOSトランジスタ110及びn型MOSトランジスタ111のゲートに印加される電圧がある程度以上高くなりすぎると、n型MOSトランジスタ111のソースドレイン間電圧VDSが大きくなるために、このトランジスタ111のドレイン電流が増加する。すると、p型MOSFET201のソース−ドレイン間電圧が大きくなり、トランジスタ112のコレクタ電位が降下する。この結果を受けて制御回路120は定源流源用のn型MOSトランジスタ110及びn型MOSトランジスタ111のゲートに印加する電圧(VCSC)を引き下げるために、ドレイン電流ICSが小さくなる方向に作用する。
図3は、本発明の第3の実施の形態による論理回路に用いられる基準電圧発生回路の構成例を示す回路図である。本実施の形態においては、第1の制御回路120を、コレクタが抵抗手段302を介して電源115に接続され、ベースがn型MOSトランジスタ111のドレイン電圧をバイアスするバイポーラトランジスタ112のコレクタに接続され、エミッタが基準電圧端子VCSCと接続され抵抗手段303を介して例えば接地されたバイポーラトランジスタ301により構成した。
第1の制御回路120においては、電圧設定端子105の電圧が変化した場合でも、n型MOSトランジスタ111に流れる電流は定電流源203に流れる電流と同じになる。なぜなら、例えば、電圧設定端子105の電位が低下すると、n型MOSトランジスタ111のドレイン電圧が低下するために、このn型MOSトランジスタ111のドレイン電流も減少する。このため、p型MOSトランジスタ201の電流が減少し、このp型MOSトランジスタのドレイン電圧が減少する。従って、バイポーラトランジスタ301のベース電位が上昇することになり、エミッタ電位、基準電圧VCSCも上昇する。この結果、n型MOSトランジスタ111のドレイン電流が増加することになる。
つまり、電圧設定端子105の電圧が低下してn型MOSトランジスタ111のドレイン電流が減少する方向に変化しようとすると、ゲート電圧が上昇しドレイン電流の減少を抑える。つまり、電圧設定端子105の電位にかかわらず、n型MOSトランジスタ111のドレイン電流は一定に保たれることになる。
従って、エミッタ結合型論理回路の電源114の電源電圧VDDが変動して、定電流用n型MOSトランジスタ110のドレイン電圧VDSが変動しても、ゲート電圧、つまり基準電圧VCSCが変化し、n型MOSトランジスタ111と110とのドレイン電流は変化しないことになる。すなわち、電源電圧VDDが変動しても出力電圧振幅Vaも変動しない。特に、n型MOSトランジスタ110・111のドレイン電圧VDSは、数10mVまで下げても、ドレイン電流も変動しない。この結果、本実施の形態による論理回路においては、前述したように電源電圧VDDをn型MOSトランジスタ111・110のVDSの下限値である+0.8Vまで低電圧化できる。従って、BiCMOS型カレントモード論理回路において、電源電圧VDDを約0.9V程度まで低電圧化することができる。
図4は、本発明の第4の実施の形態による論理回路に用いられる基準電圧発生回路の構成例を示す図である。図4に示すように、本実施の形態による基準電圧発生回路113のうち破線で囲まれている第1の制御回路120は、抵抗手段302と、MOSFETのドレインが抵抗手段302を介して電源115に接続され、ゲートがn型MOSトランジスタ111のドレイン電圧をバイアスするバイポーラトランジスタ112のコレクタに接続され、ソースが基準電圧端子VCSCに接続されたn型MOSトランジスタ401とを含んで構成されている。
図4に示す基準電圧発生回路においても、第3の実施の形態による基準電圧発生回路と同様に動作するため、n型MOSトランジスタ111に流れるドレイン電流は電圧設定端子105の電位に依存しない。このため、エミッタ結合型論理回路118(図1)と組み合わせると、電源114の電源電圧VDDが変動しても、定電流源用n型MOSトランジスタ110(図1)のドレイン電流が変動しにくいため、低電圧動作が可能となる。
次に、本発明の第5の実施の形態による論理回路について図面を参照しつつ説明を行う。
図5は、本実施の形態による論理回路であって、フリップフロップ回路の構成例を示す図である。図5に示すように、本実施の形態によるフリップフロップ回路は、論理回路部118と、基準電圧発生回路119と、を有している。論理回路部118は、出力レベルをシフトするための抵抗手段521と、出力を取り出す負荷抵抗510及び511と、データ取り込み時に動作するバイポーラトランジスタ506及び507と、データ保持の時に動作するバイポーラトランジスタ508及び509と、データ取り込みとデータ保持機能とを切り替えるバイポーラトランジスタ512及び513と、定電流源用n型MOSトランジスタ514及び515とを含んで構成される。
基準電圧発生回路119の電圧設定端子105に、データ入力501又は502に印加されるハイレベルVih1と同等の電圧を印加することにより、図1に示す第1の実施の形態による論理回路の場合と同様に、電源変動による定電流源用n型MOSトランジスタ514及び515と、MOSトランジスタ111と、の電流変動を抑えることが可能である。
上記回路において、例えば、データ取り込み時には、データ入力501にハイレベルVih1としてVDD−Vaを、入力502にローレベルVil1としてVDD−2Vaを、クロック入力519にハイレベルVih2としてVDDを、クロック入力518にローレベルVil2としてVDD−2Vaに設定する電圧を印加する。ここで、Vaはデータ入出力振幅であり、Icsと負荷抵抗510或いは511との積である。クロック入力518又は519の入力振幅Va2は、データ入出力振幅Vaの2倍に設定する。この際、クロック入力519がハイレベルVih2になり、クロック入力518がローレベルVil2になるため、バイポーラトランジスタ513がオンし、バイポーラトランジスタ512がオフし、入力501,502に応じてバイポーラトランジスタ506がオンし、バイポーラトランジスタ507がオフする。
この結果、定電流源用n型MOSトランジスタ514の電流Icsは、電源520→ハイレベルシフト用抵抗手段521→負荷抵抗510→バイポーラトランジスタ506→定電流源用n型MOSトランジスタ514の経路で流れる。この結果、出力504は、ハイレベルシフト抵抗手段521と負荷抵抗510との電圧降下で、ローレベルVol(=VDD−2Va)になり、出力503はハイレベルシフトノードの電位(=VDD−Va)まで上昇するために、ハイレベルVohはVDD−Vaとなる。
さらにデータ入力501又は502のハイレベルVih1よりも、クロック入力518又は519のハイレベルVih2を高く設定することにより、定電流源用n型MOSトランジスタ515の電流は、電源520→バイポーラトランジスタ513→定電流源用n型MOSトランジスタ515の経路で流れる。このため、バイポーラトランジスタ508と509とは、出力504及び503と無関係にオフする。
一方、データ保持の際には、クロック入力518がハイレベルVih2、クロック入力519がローレベルVil2になるため、バイポーラトランジスタ513がオフ、バイポーラトランジスタ512がオンし、入力501と入力502に無関係に出力504と出力503に応じてバイポーラトランジスタ508又はバイポーラトランジスタ509がオンする。例えば、出力503がハイレベルVih1、出力504がローレベルの時には、バイポーラトランジスタ508がオン、バイポーラトランジスタ509がオフし、n型MOSトランジスタ515の電流Icsが520→ハイレベルシフト抵抗手段521→負荷抵抗510→バイポーラトランジスタ508→n型MOSトランジスタ515の経路に流れる。
その結果、出力504は、抵抗手段521と負荷抵抗510の電圧降下により、ローレベルVol(=VDD−2Va)を、出力503はハイレベルVoh(=VDD−Va)を保持する。さらに、n型MOSトランジスタ514の電流は、電源520→バイポーラトランジスタ512→n型MOSトランジスタ514の経路に流れるため、バイポーラトランジスタ506・507は、データ入力501・502に無関係にオフする。ここで、データ取り込み(クロック入力519がハイレベルVih2、クロック入力518がローレベルVil2)の場合に、入力501がハイレベルVih1、入力502がローレベルVil1の時、各ノードの電位を整理し低電圧化の限界を求める。
まず、データ入力501とデータ入力502との電位は、以下のようになる。
Vih1=VDD−Va
Vil1=VDD−2Va
クロック入力518と519の電位は、以下のようになる。
Vih2=VDD
Vil2=VDD−2Va
さらに、516の電位Vc2、つまりn型MOSトランジスタ514のドレイン間電圧Vds1は、以下のようになる。尚、データ入出力振幅Vaは、カレントスイッチトランジスタ506及び507がスイッチするためには、およそ0.2Vが必要である。
Vc2=Vds1
=Vih1−0.8V
=VDD−Va−0.8V
=VDD−1V
従って、n型MOSトランジスタ514の電流変動を抑えるためには、図11の結果から、Vds1を0.7V以上に設定する必要があり、以下の式を満足する必要がある。
VDD > Vds1+1V
一方、基準電圧発生回路119の電圧設定端子105に、データ入力501又は502のハイレベルVih1を印加することにより、前述の図1、図5に示す論理回路の場合と同様の効果が得られる。従って、Vds1を図1、図5と同様に、理想的には数10mvまで小さくすることが可能である。つまり、VDDの低電圧化の限界は、
VDD > 1V + 数10mV
> 1.1V
となる。
図6は本発明の第6の実施の形態による論理回路の一構成例を示す図である。本実施の形態による論理回路は、出力レベルをシフトするためのレベルシフト用の抵抗手段601と、出力を取り出すための負荷抵抗108及び109と、カレントスイッチを構成するバイポーラトランジスタ106及び107と、定電流源用n型MOSトランジスタ110との直列接続を有している。図5に示すフリップフロップ回路を含む論理回路のMOSトランジスタ111のゲート端子と上記MOSトランジスタ110のゲート端子とが共通接続されている。すなわち、基準電圧発生回路119は、図5に示すフリップフロップ回路118と図6に示す論理回路回路118’とで共通にすることができる。さらに、第1及び第2の出力端子103、104はフリップフロップ回路のクロック端子518、519とそれぞれ接続されている。
上記構成を有する回路において、基準電圧発生回路119の電圧設定端子105に対して入力101又は102に印加されるハイレベルの電圧を印加すれば、n型MOSトランジスタ110の電流は、図1の回路の場合と同様に電源114の電源電圧VDDには依存しないため、電源電圧VDDの低電圧化が可能となる。尚、入力のハイレベルと出力のハイレベルとは同じ値に設定する。このため、入力ハイレベルは、ハイレベルシフト端子602の電位Vcomである。従って、図6に示す論理回路を例えば図5に示すフリップフロップ回路と併用すると、一般的なBiCMOSを用いた論理回路を用いた場合に比べて論理回路の低電圧化が可能となる。図14は、図5に示すフリップフロップ回路118と図6に示すフリップフロップの論理回路回路118’とを組み合わせて、基準電圧発生回路119を共通に利用した論理回路の概略構成を示す図である。
図14と図5及び図6を参照してこの論理回路について説明する。図5に示すクロック端子518・519に入力するクロック信号がハイレベルかローレベルかにより、データの取り込みと保持とを切り替えることができる。この際、ハイレベルの電圧値をより高くすることにより、データを確実に受け付けないようにすることができる。そこで、クロック信号に入力されるハイレベルを高くするために、クロック端子518・519に、図6に示す論理回路118’の出力を接続する。すなわち、図6に示す論理回路では、抵抗手段601による出力レベルをシフトさせることにより、ハイレベルとして電源電圧から0.2〜0.3V低い電圧を、フリップフロップ回路118のクロック端子518に出力することができる。尚、基準電圧発生回路119は、フリップフロップ回路118と論理回路118’とで共通にすることができるため、回路規模の増大を抑制することができる。
尚、本実施の形態においては、図6に示す回路を、フリップフロップ回路と関連させて用いる構成例について説明したが、図6に示す回路は、図1に示す回路においてその出力電圧をレベルシフトさせることができる基本回路として用いることができる。従って、本明細書における基本回路の1つとして位置づけることができる。
図7は、本発明の第7の実施の形態による入力回路であって、高周波帯におけるゲインを高めた入力回路の一構成例を示す図である。図7に示すように、本実施の形態による入力回路は、エミッタ結合型論理回路118と基準電圧供給回路119とを有している。エミッタ結合型論理回路118は、一対のバイポーラトランジスタ106及び107で構成されたカレントスイッチと、抵抗手段501及び502と容量手段503とで構成された高周波数帯の高ゲイン化回路と、回路定電流源用n型MOSトランジスタ110と、出力電圧を取り出す抵抗手段108及び109とで構成される。
本実施の形態による基準電圧発生回路119は、定電流源用n型MOSトランジスタ111と、n型MOSトランジスタ111のドレイン電圧をバイアスするバイポーラトランジスタ112及び抵抗手段704と、n型MOSトランジスタ111のドレイン電流を制御する制御回路120とを含んで構成される。例えば、入力101がハイレベル(=VDD)、入力102がローレベル(=VDD−Va)のとき、バイポーラトランジスタ106のエミッタ電位は、入力101の電位から0.8Vだけ下がった電位となる。
さらに、バイポーラトランジスタ106がオンしているため、n型MOSトランジスタ110に流れる電流は、電源114から抵抗手段108、バイポーラトランジスタ106、抵抗手段501を経由する。従って、n型MOSトランジスタ110のドレイン電圧は、この電流ICSと抵抗手段501による電圧降下Vdによって、VDD−0.8V−Vdとなる。一方、基準電圧発生回路119のn型MOSトランジスタ111のドレイン電圧は、電圧設定端子105の電圧を前述の入力101と同じ電圧(=VDD)に設定し、かつ、抵抗手段302と501、502の抵抗値を同じに設定すれば、抵抗手段302と抵抗手段501の電圧降下が同じになるため、n型MOSトランジスタ110とn型MOSトランジスタ111のドレイン電圧を同じにできる。この結果、図1の実施例と同様に、n型MOSトランジスタ110と111の電流が電源114の電源電圧VDDに依存せず、電源電圧VDDの低電圧化が可能である。この回路のゲインは、バイポーラトランジスタ106のエミッタに接続した回路インピーダンスと負荷抵抗108の比で決まる。この回路インピーダンスは、抵抗手段501と容量503との並列インピーダンスとなるため、高周波数帯で容量503のインピーダンスが低下するため、この並列インピーダンスも低下することになる。このため、高周波数帯でのこのインピーダンスと負荷抵抗108の比が大きくなり、高周波帯で高ゲイン化が可能である。この回路においても、上述の回路と同様に低電圧動作が可能である。
図8は、本発明の第8の実施の形態による論理回路であって、高周波帯を高ゲイン化した入力回路の他の構成例を示す図である。図8に示すように、本実施の形態による論理回路は、容量703を介して一端の一方の電流端子(ソース又はドレイン)により直列接続されたn型MOSトランジスタ801及び802のそれぞれの制御端子(ゲート)に共通接続された入力端子803をオン・オフ制御することにより、n型MOSトランジスタ801及び802の他方の電流端子(ソース又はドレイン)とそれぞれ接続されているバイポーラトランジスタ106及び107のエミッタと容量703との接続を電気的に制御することができる。入力端子803にハイレベル、すなわちVDDを印加すると、n型MOSトランジスタ801と802との両方がオンし導通状態となるため、図7に示した回路と実質的に同様の構成となり、高周波帯での高ゲイン化が可能となる。
一方、入力803にローレベル、すなわち接地電位を印加すると、n型MOSトランジスタ801と802とがオフするため、高周波帯で高ゲイン化する効果は得られない。しかし、入力803のレベルにかかわらず、図1の回路と同様に、n型MOSトランジスタ110と111との電流が、電源114の電源電圧VDDに依存しないため、電源電圧VDDの低電圧化が可能であるという利点がある。
図9は、本発明の第9の実施の形態によるBiCMOS論理回路の構成例を示す図である。図9に示すように、本実施の形態による論理回路の構成例は、基本的に図1に示す論理回路の構成例と同様であるが、相違点としては出力段にバイポーラトランジスタ901及び902と、抵抗手段903及び904とにより構成されたエミッタフォロア回路が付加されており、出力104及び103の電位がエミッタフォロア回路により約0.8Vレベルシフトされている点である。従って、基本的に図1と同様に出力電位がn型MOSトランジスタ110と111の電流が、電源114の電源電圧VDDに依存せず、電源電圧VDDの低電圧化が可能である。
次に、本発明の第10の実施の形態による論理回路について説明する。図10に示すように、本実施の形態による論理回路は、基本的には図1に示す論理回路と同様であるが、カレントスイッチをバイポーラトランジスタではなく、MOSトランジスタ106a、107aにより形成し、図1のバイポーラトランジスタもMOSトランジスタ112aとしている点を特徴としている。本実施の形態による論理回路は、トランジスタがMOSトランジスタである点以外は図1に示す回路と実質的には同様であるため、図1の符号により指示された構成と対応する構成に対して、理解しやすいように、図10においては符号の数字に“a”を付した。
図10に示す回路では、カレントスイッチをMOS型トランジスタにより構成しているため、1つの回路を同じ種類のトランジスタ(MOS型トランジスタ)により構成できる上に、低電圧動作が可能であるという利点がある。
次に、本発明の第11の実施の形態による論理回路について説明する。図11は、本実施の形態による論理回路は、基本的には図1に示す論理回路と同様であるが、1つの基準電圧発生回路119に対して複数(図ではn)のカレントスイッチを接続した回路構成例を示す図である。図11に示すように、本実施の形態による論理回路では、複数のカレントスイッチに対して基準電圧発生回路を接続するため、両者を1対1で接続する場合に比べて、基準電圧発生回路の回路数を減らすことができ、回路の小型化が可能になる。尚、図11では、図1に示す回路を例にして説明したが、図2から図10までのそれぞれの回路又はその変形に関して、同様の構成をとることが可能である。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではないことは言うまでもない。
本発明は、高速・高集積のICの低電圧動作に適用できる。デジタル回路又はアナログ回路のいずれにも適用可能であり、さらに光デバイスと融合されるOEICなどに応用すると好ましい。
本発明の第1の実施の形態によるBiNMOS基本回路の構成例を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態による論理回路における基準電圧発生回路の一構成例を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態による論理回路における基準電圧発生回路の他の構成例を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態による論理回路における基準電圧発生回路の他の構成例を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態による論理回路であって、フリップフロップの一構成例を示す回路図である。 本発明の第6の実施の形態による論理回路であって、フリップフロップの論理回路の一構成例を示す回路図である。 本発明の第7の実施の形態による論理回路であって、高周波帯を高ゲイン化した入力回路の一構成例を示す回路図である。 本発明の第8の実施の形態による論理回路であって、高周波帯を高ゲイン化した入力回路の他の構成例を示す回路図である。 本発明の第9の実施の形態による論理回路であって、BiCMOS回路のエミッタフォロア出力回路の一構成例を示す回路図である。 本発明の第10の実施の形態による論理回路であって、カレントスイッチにMOSトランジスタを用いたMOS型論理回路の一構成例を示す図である。 本発明の第11の実施の形態による論理回路であって、1つの基準電圧発生回路に対して複数のカレントスイッチを接続した論理回路の一構成例を示す回路図である。 従来のBiNMOS論理回路の構成例を示す図である。 従来のエミッタ結合型論理回路における定電流源用n型MOSトランジスタのドレイン電流のドレイン電圧依存性の一例を示す図である。 図5に示すフリップフロップ回路と図6に示す論理回路とを用いた論理回路の概略構成を示す図である。
符号の説明
118、1001…エミッタ結合型論理回路、119、1002…基準電圧発生回路、114、1003…第3の電源端子、115、1004…第2の電源端子、108、109、1005、1006、510、511…負荷抵抗、106、107、1011、1012、506、507、508、509…カレントスイッチを構成するバイポーラトランジスタ、101、102、1007、1008…入力端子、501、502…データ入力端子、518、519…クロック入力端子、103、104…出力端子、110、111、1016、514、515…定電流源用n型MOSトランジスタ、113、203、1017…定電流源、120…n型MOSトランジスタのゲート電圧を制御する制御回路、112…バイポーラトランジスタ、201、202…カレントミラー回路を構成するp型MOSトランジスタ、302、303、903、904…抵抗手段、301…バイポーラトランジスタ、401…n型MOSトランジスタ、
521、601…ハイレベルシフト用抵抗手段、701、702、704…抵抗手段
703…容量手段、801、802…n型MOSトランジスタ、901、902…エミッタフォロア用バイポーラトランジスタ。

Claims (13)

  1. 第1のトランジスタと第2のトランジスタとのトランジスタ対を含む少なくとも1つのカレントスイッチと、該カレントスイッチのそれぞれに直列接続された第1導電型の第1のMOS型トランジスタを含む第1の定電流源と、を有し、第1の電源電圧で動作する論理回路部と、
    前記第1のMOS型トランジスタとゲート端子同士が共通に接続された共通ゲート配線に印加される制御電圧により動作する第1導電型の第2のMOS型トランジスタと、該第2のMOS型トランジスタと直列接続される第2の定電流源と、前記第2のMOS型トランジスタに流れるドレイン電流が前記第2の定電流源に流れる一定電流と略同じになる方向に前記制御電圧を調整する制御電圧調整手段と、を有する基準電圧発生回路と
    を有する論理回路。
  2. さらに、前記カレントスイッチのそれぞれと第1の電源との間に設けられたレベルシフト用抵抗手段を備えた請求項1に記載の論理回路。
  3. 前記基準電圧発生回路は、
    さらに、前記第2のMOS型トランジスタと前記第2の定電流源との間に直列接続される第3のトランジスタであって、前記第1又は第2のトランジスタのうち一方のトランジスタと同様の電気特性を有するとともに、前記一方のトランジスタの制御端子に印加されるハイレベルの電圧と略同じ電圧が印加される制御端子を有する第3のトランジスタと、
    前記第2のMOS型トランジスタの制御端子と前記第3のトランジスタの前記第2の定電流源側の電流端子との間に設けられ、前記第2の定電流源の電流が前記第3のトランジスタを介して前記第2のMOS型トランジスタに流すことにより前記共通ゲート配線の電圧を制御する第1の制御回路と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の論理回路。
  4. 前記第2の定電流源は、
    前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の一対の第3及び第4のMOS型トランジスタであって、前記第3及び第4のMOS型トランジスタのソース又はドレイン端子同士が前記第1の電源電圧とは異なる第2の電源に共通接続されるとともにゲート端子同士が共通接続される第3及び第4のMOS型トランジスタを有し、前記第3のMOS型トランジスタがそのドレイン又はソース端子において前記第3のトランジスタと直列接続し、かつ、前記ゲート端子が前記第4のMOS型トランジスタのソース端子と接続されているカレントミラー回路と、
    前記第4のMOS型トランジスタと、そのドレイン又はソース端子側において直列接続される第3の定電流源と
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の論理回路。
  5. 前記第1の制御回路は、一方の電流端子が前記第2の電源側に接続され、制御端子が前記第3のトランジスタの前記第2の定電流源側の電流端子に接続され、他方の電流端子が前記共通ゲート配線に接続される第4のトランジスタを含むことを特徴とする
    請求項4に記載の論理回路。
  6. 前記第4のトランジスタはバイポーラトランジスタであり、
    前記基準電圧発生回路は、
    さらに、前記共通ゲート端子に接続され、前記制御回路とともに前記共通ゲート配線から分岐する分圧抵抗を形成する第1の抵抗手段を有することを特徴とする請求項5に記載の論理回路。
  7. 前記第4のトランジスタはMOS型トランジスタであることを特徴とする請求項5に記載の論理回路。
  8. 前記カレントスイッチを構成する一対のトランジスタのそれぞれと前記第1の定電流源との間にそれぞれ直列接続された第2及び第3の抵抗手段と、
    前記一対のトランジスタと前記第2及び第3の抵抗手段とのそれぞれを接続する配線と、該配線間に設けられたキャパシタと
    を有する請求項1又は2に記載の論理回路。
  9. さらに、前記配線と前記キャパシタとの間にそれぞれ設けられた第1及び第2のスイッチであって、制御信号に基づいて開閉する第1及び第2のスイッチを有することを特徴とする請求項8に記載の論理回路。
  10. 第1のトランジスタ対を含む第1のカレントスイッチと、第2のトランジスタ対を含む第2のカレントスイッチと、前記第1及び第2のカレントスイッチに対してそれぞれ直列に接続された第1導電型の第1及び第2のMOS型トランジスタを含む第1及び第2の定電流源と、前記第1のカレントスイッチと前記第2のカレントスイッチとのそれぞれの共通ノードに接続されクロック信号を印加する第1及び第2のクロック端子とを含み、データ取り込みとデータ保持とに関する前記第1のカレントスイッチと前記第2のカレントスイッチとの動作を切換る切換手段と、を含み第1の電源により動作するフリップフロップ回路と、
    前記第1及び第2のMOS型トランジスタと共通の共通ゲート配線に印加される制御電圧により動作する第1導電型の第3のMOS型トランジスタと、該第3のMOS型トランジスタと直列接続される第2の定電流源と、前記第3のMOS型トランジスタに流れるドレイン電流が前記第3の定電流源に流れる一定電流と略同じになる方向に前記制御電圧を調整する制御電圧調整手段と、を有する基準電圧発生回路と
    を有する論理回路。
  11. 第1導電型の第1のMOS型トランジスタを含む第1の定電流源を有するフリップフロップ回路と、
    前記第1のMOS型トランジスタと共通の共通ゲート配線に印加される制御電圧により動作する第1導電型の第2のMOS型トランジスタと、該第2のMOS型トランジスタと直列接続される第2の定電流源と、前記第2のMOS型トランジスタに流れるドレイン電流が前記第2の定電流源に流れる一定電流と略同じになる方向に前記制御電圧を調整する制御電圧調整手段と、を有する基準電圧発生回路と
    を有する論理回路。
  12. 第1のトランジスタと第2のトランジスタとのトランジスタ対を含む少なくとも1つのカレントスイッチと、該カレントスイッチのそれぞれに直列接続された第1導電型の第1のMOS型トランジスタを含む定電流源と、を有し、第1の電源電圧で動作する論理回路部と、
    第2の電源電圧で動作する基準電圧発生回路であって、第1導電型の第2のMOSトランジスタと、基準電流源と、を有し、該基準電流源に流れる基準電流と前記第2のMOSトランジスタのドレイン電流を略等しくする制御を行う第1の制御手段と、前記第1のMOS型トランジスタと前記第2のMOSトランジスタとのソース−ドレイン電圧を略等しくする制御を行う第2の制御手段と、前記第1の回路の電源電圧の変動に基づく前記ソース−ドレイン電圧の変動に対して、前記第1及び第2のMOSトランジスタのゲート端子に印加される基準電圧をフィードバック制御する第3の制御手段と、が設けられた基準電圧発生回路部と
    を有する論理回路。
  13. 前記1つのカレントスイッチは、キャリアを受け入れる側の第1の電流端子同士とキャリアを注入する側の第2の電流端子同士とが共通に接続されるとともに前記第2の電流端子が前記定電流源に接続される第1及び第2のトランジスタを含み、
    前記第1の制御手段は、前記第1及び第2のトランジスタの制御端子同士と前記第2の電源電圧を供給する電源電圧端子と接続されキャリアを受け入れる側の第1の電流端子同士とがそれぞれ共通に接続され、キャリアを注入する側の第2の電流端子がそれぞれ前記基準電流源の一端と前記第2のMOSトランジスタのドレインと接続されている第1導電型と異なる導電型を有する第2導電型の第3のトランジスタ及び第4のトランジスタを含むカレントミラーを含み、
    前記第2の制御手段は、前記第2のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタ又は前記第2のMOSトランジスタのいずれかのゲート端子に印加されるハイレベルに相当する制御電圧と略等しい電圧がゲート端子に印加される前記第1又は第2のトランジスタのレプリカトランジスタであって、その2つの電流端子が前記第4のトランジスタと前記第2のMOSトランジスタとそれぞれ接続された第5のトランジスタと、前記第2のMOSトランジスタと前記第5のトランジスタとを共通接続する共通接続線と、を有するダミー回路構成を含み、
    前記第3の制御手段は、前記第4のトランジスタと、前記第5のトランジスタの電流端子のうち前記第4のトランジスタに接続されている方の電流端子と接続される制御端子を有するとともに、前記電源電圧端子と前記共通接続線とにそれぞれ接続される第1導電型の第6のトランジスタと、を有するフィードバック回路構成を含む
    ことを特徴とする請求項12に記載の論理回路。
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