JP2005100814A - 燃料電池用セパレータ及び燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 導電性粉粒体を含むマトリックス樹脂中にエラストマー及び/又はゴム質重合体が分散した導電性組成物を成形してなる燃料電池用セパレータであって、前記エラストマー及びゴム質重合体の数平均粒子径が0.05〜5μmである燃料電池用セパレータ及び燃料電池に関する。
【選択図】 なし
Description
そこでこのような改善を行ったセパレータとして、黒鉛と熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を結合剤として含む混練物を成形した燃料電池用セパレータが提案されている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)が、熱硬化性樹脂の場合は、架橋構造を有するため樹脂自体の延性に乏しい。一方、熱可塑性樹脂では延性は比較的良好ではあるが、導電性を確保するために多量の導電性粉粒体を配合する必要がある。この場合成形加工時の流動性が低下するので、樹脂自体の分子量を下げて流動性を向上しようとすると耐久性や耐衝撃性等の機械的性質の大幅な低下を招く問題があった。
薄肉化が可能となる燃料電池用セパレータを高い生産性で経済的に製造でき、該セパレータを用いてなる燃料電池を提供することができる。
かかる熱可塑性樹脂としては、特に制限されるものではないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、シクロオレフィンポリマー、ポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアミド6,ポリアミド66、ポリアミド11、ポリアミド12,ポリアミド46,変性ポリアミド6T、ポリアミド9T、ポリアミドMXD6、ポリフタルアミドなどのポリアミド樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンテレフタレート、ポリアリーレンスルフィド、ポリチオエーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルニトリル、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルニトリル、ポリアミドイミド、ポリイミド、各種液晶ポリマー類、ポリテトラフルオロエチレンやポリビニリデンフルオライドなどのフッ素樹脂、フェノキシ樹脂、脂肪族ポリエステル、ポリ乳酸、及びこれらの共重合体が挙げられる。
これらのポリアリーレンスルフィド樹脂の代表的なものには、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルフィドケトン、ポリフェニレンスルフィドスルフォン、ポリフェニレンスルフィドケトンスルフォンなどが含まれるが、特にポリフェニレンスルフィド及びその共重合体が好ましい。該共重合体中の共重合単位の割合は30モル%以下が好ましい。
好ましい液晶ポリエステルとしては、例えばp−ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸を主成分として形成される液晶性ポリエステル、p−ヒドロキシ安息香酸、エチレングリコール、芳香族ジヒドロキシ化合物、テレフタル酸を主成分として形成される液晶性ポリエステル等が挙げられる。
またゴムとしては、エチレンプロピレンゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリンーエチレンオキサイドゴム、エピクロルヒドリンーエチレンオキサイドゴムーアクリルグリシジルエーテル共重合体、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ニトリルクロロプレンゴム、塩素化ブチルゴム、塩素化ポリエチレン、フッソゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。
即ち、該混合は、例えば、単軸又は2軸以上の多軸押出機、ロータリー押出機、剪断ロール押出機、ロール、ニーダー、加圧ニーダー、ボール又はサンプルミル、スタティックミキサー、リボンミキサー、バンバリーミキサー、ヘンシェルミキサー等の乾式、混練式の混合装置が使用できる。
かかる成形方法は、例えば射出成形、圧縮成形、射出圧縮成形、押出成形、トランスファー又は鋳型成形、スタンピング成形、カレンダー成形、エンボス成形、真空又は圧縮による熱成形等の方法が可能である。
[平均粒子径の測定]後記実施例で得られた平板状成形品を試験片として、その試験片をかなずちを用いて割り、破断面をトルエンに浸してエラストマー又はゴム質重合体を溶解し、生じた凹部を電子顕微鏡にて観察し、その径を測定した。
マトリックス樹脂としてポリフェニレンスルフィド樹脂(300℃での溶融粘度が10Pa・s)14重量部と、エチレン/グリシジルアクリレート(組成比は順に88/12)3重量部を、2軸押出機にて300℃で溶融混合した後、導電性粉粒体として人造黒鉛(重量平均粒子径50μm)83重量部(組成物に対して約74容量%)を2軸押出機にて330℃で溶融混合した。得られた成形用組成物を330℃とした射出圧縮成形機でセパレータ形状及び平板状のキャビティを有する170℃に加熱した金型に充填し、幅20cm、厚み3mm、長さ20cmのセパレータ成形品(両面にガス流路溝設置)及び平板状成形品を得た。該平板状成形品の体積抵抗率は9mΩ・cm、衝撃強さは98J/m、ガス透過率は10−5cm3/sec・cm2・atmであった。また、得られたセパレータ成形品中に分散する前記エチレン/グリシジルアクリレートの平均粒子径は0.8μmであり、電子顕微鏡での観察では前記導電性粉粒体へのエチレン/グリシジルアクリレートの付着量は5重量%以下であった。
実施例1のエチレン/グリシジルアクリレートを水添スチレンブタジエンブロック共重合体(エチレン・ブテン/スチレン=70/30)に置き換えた以外は実施例1と同様の操作を行いセパレータ成形品及び平板状成形品を得た。平板状成形品の体積抵抗率は10mΩ・cm、衝撃強さは80J/mであった。また、得られたセパレータ成形品中に分散する前記水添スチレンブタジエンブロック共重合体の平均粒子径は1.8μmであり、電子顕微鏡での観察では前記導電性粉粒体への水添スチレンブタジエンブロック共重合体の付着量は5重量%以下であった。
ポリフェニレンスルフィド樹脂、水添スチレンブタジエンブロック共重合体及び人造黒鉛を乾式混合物とした後、2軸押出機にて330℃で溶融混合する工程以外は実施例2と同様に実験を行った。平板状成形品の体積抵抗率は13mΩ・cm、衝撃強さは25J/mであった。また、得られたセパレータ成形品中に分散する前記水添スチレンブタジエンブロック共重合体の平均粒子径は8.5μmであり、電子顕微鏡での観察では前記導電性粉粒体への水添スチレンブタジエンブロック共重合体の付着量は約20重量%であった。
2 燃料、酸化剤、冷却水流路
3 単セル
4 固体高分子電解質膜
5 燃料極
6 酸化剤極
7 電解質膜電極接合体
8 燃料電池スタック
9 酸化剤流路
10 燃料流路
11 冷却水流路
Claims (10)
- 導電性粉粒体を含むマトリックス樹脂中にエラストマー及び/又はゴム質重合体が分散した導電性組成物を成形してなる燃料電池用セパレータであって、前記エラストマー及びゴム質重合体の数平均粒子径が0.05〜5μmであることを特徴とする燃料電池用セパレータ
- 前記エラストマー及び/又はゴム質重合体が、カルボキシル基又はエポキシ基を有するものである請求項1記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記マトリックス樹脂が、ポリアリーレンスルフィド樹脂及び/又は液晶性ポリエステル樹脂である請求項1又は2記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記エラストマー及び/又はゴム質重合体が、前記マトリックス樹脂100重量部に対して1〜30重量部である請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記エラストマー及び/又はゴム質重合体の少なくとも90重量%が、前記エラストマー及び/又はゴム質重合体と接触していない請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記導電性粉粒体の重量平均粒子径が、10〜600μmである請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記導電性粉粒体が、導電性組成物中50〜90容量%含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ。
- 体積抵抗率が200mΩ・cm以下である請求項1〜7のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ。
- 予め混合したマトリックス樹脂とエラストマー及び/又はゴム質重合体との混合物に導電性粉粒体を混合し、次いで得られる導電性組成物を成形することを特徴とする燃料電池用セパレータの製造方法。
- 電解質の両面に電極が配置され、前記電極が配置された電解質が燃料電池用セパレータで狭持された積層構造を有してなる燃料電池において、前記燃料電池用セパレータが、導電性粉粒体を含むマトリックス樹脂中にエラストマー及び/又はゴム質重合体が分散した導電性組成物を成形してなる燃料電池用セパレータであって、前記エラストマー及びゴム質重合体の数平均粒子径が0.05〜5μmであることを特徴とする燃料電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003333451A JP2005100814A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | 燃料電池用セパレータ及び燃料電池 |
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Family Applications (1)
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JP2003333451A Pending JP2005100814A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | 燃料電池用セパレータ及び燃料電池 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012243698A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Panasonic Corp | 燃料電池セパレータ用成形材料、燃料電池セパレータの製造方法、及び燃料電池セパレータ |
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2003
- 2003-09-25 JP JP2003333451A patent/JP2005100814A/ja active Pending
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