JP2005100745A - 蛍光ランプ及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光効率が高く、かつ屈曲部における蛍光体層のひび割れや剥れを抑制した蛍光ランプ及びこの蛍光ランプを備えた照明器具を提供する。
【解決手段】蛍光ランプ1は、ガラスから形成された環状のバルブ2を有している。バルブ2は、4本の直管部2bおよび3箇所の屈曲部2cを有しており、4本の直管部2bが略正方形の各辺を形成するように同一平面状に連接配置されている。バルブ2の内面には保護膜3が形成されており、保護膜3の内面には蛍光体層4が形成されている。蛍光体層4は、蛍光体微粒子と蛍光体微粒子の質量に対して0.1〜1.0質量%のホウ酸とを含む蛍光体スラリをバルブ2の内面に塗布し、焼成することにより形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、蛍光ランプ及びこの蛍光ランプを備えた照明器具に関する。
一般照明用蛍光ランプとして直管形、環形または片口金型の蛍光ランプが知られており、特に、近年の省エネルギー、省資源の要求に基づき、管外径が15〜18mmであり、高周波点灯専用の細径環形蛍光ランプが開発され、商品化されている(特許文献1参照)。この細径環形蛍光ランプは、商品上「FHC」という形名で識別されている。この細径環形蛍光ランプは、従来の環形蛍光ランプと環外径がほぼ同サイズでありながら管外径が細く、かつ同等以上の効率または明るさを確保することが可能であるので、省エネルギー、省資源のニーズを満足することができ、特に住居空間における視環境を快適にすることが可能である。
また、一本の直管状バルブを部分的に屈曲形成することで全ての直管部が同一平面内で略四角形を形成するように構成された蛍光ランプが知られている(特許文献2参照)。
特許第3055769号公報(第5−7頁、図3) 特公平3−59548号公報(第5欄、第1図)
しかしながら、特許文献1の細径環形蛍光ランプは、直管バルブに保護膜および蛍光体層を形成した後、両端に電極を封装し、直管バルブ全体が軟化するように加熱して直管バルブを円環状に曲成して製造されるものであるので、蛍光体層の熱劣化により初期光束が低下しやすい。また、加熱工程によってバルブ中のアルカリ成分が析出し、蛍光体層と反応して経時的に劣化しやすく、光束維持率が低下しやすいという欠点を有している。
さらに、細径環形蛍光ランプは、直管バルブが長手方向に引き伸ばされながら曲成されるため、直管バルブに形成された保護膜および蛍光体層が曲成時にひび割れを起こしやすく、保護膜および蛍光体層を厚膜化できないという問題がある。このため、蛍光体層の厚膜化による初期光束の向上や、保護膜の厚膜化による光束維持率の改善には限界があった。
この点、特許文献2の蛍光ランプは部分的に屈曲形成しているので、屈曲形成されていない直管部における蛍光体層の熱劣化が少ない。
しかし、特許文献2の蛍光ランプは、最大外径が同寸法の円環形蛍光ランプに比べて屈曲形成される部分の曲率半径が小さいので、発光効率を高めるためにバルブ内面に形成した蛍光体層を厚くするとひび割れや剥れが起こりやすくなり、屈曲部にひび割れや剥れを起こさないように蛍光体層を薄くすると直管部での発光効率を高めることができず、直管部を設けた利点が失われてしまう。
本発明は、この課題を解決すべくなされたもので、発光効率が高く、かつ屈曲部における蛍光体層のひび割れや剥れを抑制した蛍光ランプ及びこの蛍光ランプを備えた照明器具を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、1本の直管状バルブの屈曲部形成予定部を加熱して曲げ加工することにより、複数の直管部と屈曲部とが形成されたバルブと;バルブ内に封入された放電媒体と;バルブの両端部に封装された一対の電極と;蛍光体微粒子と蛍光体微粒子の質量に対して0.1〜1.0質量%のホウ酸とを含む蛍光体スラリをバルブの内面に塗布し、焼成することにより形成された蛍光体層と;を具備していることを特徴とする蛍光ランプである。
バルブは、複数の直管部と、この直管部に挟まれて連通する屈曲部とから形成されており、この屈曲部は、1本の直管状バルブの屈曲部形成予定部を加熱して曲げ加工することにより形成される。また、複数の直管状バルブを曲げ加工し、この端部同士を接続して形成されたものであってもよい。屈曲部は直管状バルブを単純に曲げ加工しただけのものの他、曲成後モールド成形により所定の屈曲部形状に形成してもよい。
屈曲部は、バルブの内側面と外側面の曲率半径の中心が略同一位置になるように形成されることが好ましい。ここで、「曲率半径の中心が略同一位置」とは、屈曲部の内側面の曲率半径の中心点と外側面の曲率半径の中心点とが重なっているか、ややずれて位置していることを意味する。本発明の作用上では、各中心点の互いの離間長さが、曲率半径の10%以内、より好ましくは5%以内であれば許容範囲内である。
屈曲部の管径は隣接する直管部の管径と略同一になるように形成されることが好ましい。屈曲部の管径は、環状バルブが形成する仮想の環状平面の中心点から同平面に沿って平行に放射する方向に直交するバルブ管断面における管径で定義され、管断面が真円形状ではなく、やや扁平している場合には、平均管径で定義される。ここで「略同一」とは、屈曲部の管径が直管部の管径の±10%以内、好ましくは±5%以内であることを意味する。
直管状バルブの管長は特に限定されないが、ほぼ放電路長になるので、従来の細径環形蛍光ランプと同等の発光量を得ることを考慮して650〜2500mmの範囲とすることが好ましい。
直管状バルブの管外径は特に限定されないが、12〜30mmの範囲内であることが好ましく、12〜20mmの範囲内であることがより好ましい。また、ランプ効率などのランプ特性や製造条件を考慮した管外径の最適範囲は14〜18mmである。なお、屈曲部近傍の直管部は屈曲部の形成加工において若干管外径が変化して部分的に上記範囲から外れることが考えられるが、本発明の場合、直管部の大部分が上記範囲内であればよい。なお、直管部の肉厚は約0.8〜1.2mm程度とするのがよい。
蛍光ランプは一般的にその管径を小さくすればランプ効率が向上することが知られており、直管部の管外径が20mm以下であることが、細径蛍光ランプと同等のランプ効率を達成することが可能となる点で好ましい。一方、直管部の管外径を12mm未満とすると、屈曲部を有するバルブとしての機械的強度を確保するのが困難となり、また同サイズの従来の環形蛍光ランプと同等の発光量が得られないので実用的ではない。
管外径が29mmである従来の環形蛍光ランプ(形名「FCL」)のランプ効率を10%以上向上させるためには、管外径を65%以下に小さくする必要がある。すなわち、直管部の管外径は18mm以下であればよい。この管外径であれば、蛍光ランプとしての薄形化も十分満足できる。また、発光量やランプ効率などの特性面を考慮すると、直管部の管外径は14mm以上とするのが好ましい。
バルブは、直管部を2つ以上有しており、また、直管部同士をつなぐ屈曲部は、直管部よりも1つ少なくなるように形成されている。屈曲部は、直管部が略同一平面上に位置するように屈曲形成されていることが好ましい。
バルブは、複数の直管部が連なって1本の放電路を形成し、これは、屈曲部によって直管部の管内部が連結されているものである。なお、直管部は、全てが同一の長さである必要はなく、1本のみまたは複数本の長さが異なっていてもよい。
バルブは環状に形成されていてもよい。環状としては、例えば三角形状、四角形等の多角形状が挙げられる。バルブを環状にすることによって、一本のバルブで広い発光面積を有する蛍光ランプとすることができ、従来複数本の直環形蛍光ランプの装着が必要な大きさの照明器具に対して一本の蛍光ランプの装着で足りるので、結果としてランプの効率を向上することができる。
バルブを環状に形成した場合、バルブは、直管部を3つ以上有しており、これら直管部同士をつなぐ屈曲部は、直管部よりも1つ少なく、直管部が略同一平面状に位置するように屈曲して形成されていることが好ましい。このバルブは、両側に位置する直管部の屈曲部が繋がっていない端部に電極が封装され、この一対の端部が互いに対向するように形成されている。ここでいう「一対の端部が互いに対向する」とは、各バルブ端部を構成する直管部の管軸を同一軸線上に位置させて各バルブ端部の端面同士が互いに向き合うような形態のほか、端面同士が互いに正対して向き合っていないが各バルブ端部を構成する直管部の管軸同士が交わってなす角度が略90°となるように端面同士が互い角度を有して対向しているものであってもよい。
環状のバルブは、複数の直管部の配置関係の略中心を囲む1本の放電路を形成し、これは、屈曲部によって直管部の管内部が連結されており、両端部に封装された一対の電極によって1本の放電路が形成されるものである。なお、直管部は、全てが同一の長さである必要はなく、1本のみまたは複数本の長さが異なっていてもよい。管長が略同じの4本の直管部を3個の屈曲部で形成した場合には、バルブは、直管部によって略四角形状を形成する。
放電媒体はバルブ内に封入されている。放電媒体は、例えばアルゴン、ネオンまたはクリプトンなどの希ガスと水銀とから構成することが可能である。
蛍光体層は、バルブの内面に形成されている。蛍光体層は、蛍光体スラリをバルブの内面に塗布して、焼成することにより形成されている。蛍光体スラリは、蛍光体微粒子と蛍光体微粒子の質量に対して0.1〜1.0質量%のホウ酸(B(OH))とを含んでいる。なお、蛍光体スラリは、その他溶媒であるバインダ等を含んでいてもよい。
ホウ酸は、蛍光体微粒子の質量に対して0.3〜0.5質量%含まれていることが好ましい。蛍光体スラリにホウ酸を蛍光体微粒子の質量に対して0.1〜1.0質量%含ませることとしたのは、0.1質量%を下回ると蛍光体スラリにホウ酸を含ませた場合であっても、屈曲部を形成する際に蛍光体層にひび割れや剥がれが顕著に発生してしまうからであり、また1.0質量%を上回ると蛍光体スラリの焼成時に蛍光体スラリに含まれる水等が脱離せずに残留してしまうからである。なお、残留した水等は、点灯中にガスとなってバルブ内に放出し、蛍光ランプの短寿命化を引き起こす原因となる。
請求項2記載の発明は、蛍光体層が蛍光体微粒子をバルブの内面に4.0〜8.0mg/cm塗布し、焼成することにより形成されたことを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプである。
蛍光体微粒子をバルブの内面に4.0〜8.0mg/cm塗布することとしたのは、4.0mg/cmを下回ると蛍光体層を厚膜化して発光効率を高めるという効果が得られないからであり、8.0mg/cmを上回ると蛍光体スラリにホウ酸を含ませた場合であってもひび割れやや剥がれが発生してしまうからである。なお、本発明で規定する蛍光体微粒子の単位面積あたりの塗布質量(mg/cm)は、蛍光体スラリに含有されたホウ酸の酸化物(主に酸化ホウ素B)やアルミナ微粒子等の他の結着剤を含んだ蛍光体層全体を測定した値で定義される。
請求項3記載の発明は、器具本体と;器具本体に取り付けられた請求項1又は2記載の蛍光ランプと;蛍光ランプを点灯させる点灯回路と;を具備することを特徴とする照明器具である。
器具本体は天井直付形、天井吊下形または壁面取付形であって、グローブ、セード、反射笠などが取付けられるものであってもよく、蛍光ランプが露出するもの、導光板を備えたものであってもよい。
蛍光ランプは、請求項1又は2記載の蛍光ランプである。蛍光ランプは、照明器具の形状または照明器具の光学特性に合わせて複数本取り付けられていてもよい。複数の蛍光ランプを取り付ける場合には、この複数の蛍光ランプは、外観形状が相似するように互いに異なる最大環径(幅)を有しており、屈曲部の曲率半径も異なっていて、隣接するバルブ同士の間隔が略同一となるように略同心円状に器具本体に取り付けられる。また、複数の蛍光ランプは、器具本体に取り付けられた状態で環状バルブの各屈曲部の曲率半径の中心がそれぞれ略同一位置となるように組み合わされている。なお、複数の蛍光ランプは、バルブ同士の取り付け高さを変えて器具本体に取り付けられていてもよい。
このように、複数の蛍光ランプが略同心円状に器具本体に配設された場合に、環状バルブの各屈曲部の曲率半径の中心がそれぞれ略同一位置になっていると、屈曲部の曲率半径が同一となるように形成された複数の蛍光ランプを同様に配設した場合に比べて、隣接する屈曲部同士の間隔を直管部同士の間隔と略同じにすることができるので、外観性が向上するとともに、輝度を均一化させることができる。
点灯回路は、蛍光ランプへ10MHz以上の高周波でランプ電力を供給するものが好ましい。点灯回路には、切換手段が設けられていてもよい。切換手段は、蛍光ランプを高効率点灯させるモードと、高出力点灯させるモードとに分かれていてもよく、これらモード間を連続的に変化させるものであってもよい。点灯回路の切換手段を切換えることによって、蛍光ランプの点灯が調整される。例えば、切換手段が高効率点灯させるモードと、高出力点灯させるモードとに分けられている場合には、これらモードを使用条件に合わせることにより、適宜選択して蛍光ランプを使用することができる。
請求項1の発明によれば、発光効率が高く、かつ屈曲部における蛍光体層のひび割れや剥れを抑制した蛍光ランプを提供することができる。請求項2記載の発明によれば、発光効率がより高く、かつ屈曲部における蛍光体層のひび割れや剥がれを確実に抑制した蛍光ランプを提供することができる。請求項3記載の発明によれば、請求項1又は請求項2記載の発明の作用を有する蛍光ランプを備えた照明器具を提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態について図面を参照して説明する。図1および図2は第1の実施の形態を示し、図1は蛍光ランプの正面図、図2は図1の蛍光ランプの製造工程を説明する概略図である。
図1において、1は蛍光ランプで、ガラスから形成された環状のバルブ2を有している。バルブを形成するガラスとしては、ソーダライムガラスや鉛ガラスなどの軟質ガラスが好ましい、ほうケイ酸ガラスや石英ガラスなどの硬質ガラスであってもよい。
バルブ2内にはアルゴン、ネオンまたはクリプトンなどの希ガスおよび水銀からなる放電媒体が封入されている。本実施形態における希ガスはアルゴン(Ar)ガスであり、封入圧力は約320Paである。
バルブ2は、4本の直管部2bおよび3箇所の屈曲部2cを有しており、4本の直管部2bが略正方形の各辺を形成するように同一平面状に連接配置されている。このときのバルブ2の1辺の長さは200mm以上とするのが好ましく、本実施形態の場合、1辺の長さは約300mmである。直管部2bの管外径は12〜30mm、肉厚は0.8〜1.5mmであることが好ましく、本実施形態の場合は管内径が約14mm、肉厚が約1.2mmである。
直管部2bは、屈曲部2cを介して内部が連通されており、後述する一対の電極5,5間に直管部2bが形成する略正方形の中心を囲むように1本の放電路が形成されている。
屈曲部2cは、直管部2bとほぼ同様の略円管形状の断面形状を有している。屈曲部2cは、屈曲部2cの内側面と外側面との曲率半径の中心が略同一位置となるように形成されている。バルブ2の両端部2d,2dは、各端部2d,2dを構成する直管部2b,2bの管軸同士が交わってなす角度が90°となるように端面同士が互いに角度を有して対向している。
バルブ2の内面には、アルミナ(Al)やシリカ(SiO)などの金属酸化物またはリン酸ストロンチウム(Sr)などのアルカリ土類金属リン酸塩の微粒子と酸化ホウ素(B)とを含んだ保護膜3が形成されている。金属酸化物またはアルカリ土類金属リン酸縁の微粒子としては平均粒径が10nm〜10μmのものを用いることができ、10〜100nmであることが好ましい。平均粒径が10〜100nmの微粒子を用いた場合、屈曲部2cの形成時に微粒子がガラスにめり込みにくく、また、バルブ2を曲成するときに微粒子がガラス表面と一緒に移動するためため、屈曲部2cにおけるひび割れや剥れが生じるのを抑制することができる。
保護膜3は、金属酸化物またはアルカリ土類金属リン酸塩の微粒子とホウ酸とを含んだスラリをバルブ2の内面に塗布し、焼成することにより形成されている。ここで、ホウ酸は焼成により分解されるので、保護膜3中には酸化ホウ素の状態で存在している。
保護膜3の内面には、蛍光体層4が形成されている。なお、光束維持率やバルブ加工時の膜剥がれなどの不具合が問題にならないようであれば、保護膜3を介在させることなくバルブ2の内面に蛍光体層4を直接形成してもよい。
蛍光体層4は、バルブ2が直管の状態で保護膜3の内面に蛍光体スラリを塗布し、焼成することにより形成されている。蛍光体スラリは、蛍光体微粒子、蛍光体微粒子の質量に対して0.1〜1.0質量%のホウ酸、及び水溶性バインダ等から構成されている。ここで、ホウ酸は焼成により分解されるので、蛍光体層4中には酸化ホウ素の状態で存在している。蛍光体微粒子は、保護膜3の内面に4.0〜8.0mg/cm塗布される。蛍光体スラリにはアルミナ微粒子等の結着剤を適宜添加してもよい。
蛍光体層4を構成する蛍光体は、三波長発光形蛍光体、ハロ燐酸塩蛍光体など周知の蛍光体で構成することができ、発光効率の観点から三波長発光形蛍光体の使用が好ましい。三波長発光形の蛍光体としては、450nm付近に発光ピーク波長を有する青系蛍光体としてBaMgAl1627:Eu2+、540nm付近に発光ピーク波長を有する緑系蛍光体として(La,Ce,Tb)PO、610nm付近に発光ピーク波長を有する赤系蛍光体としてY:Eu3+などを適用することができるが、これらに限定されるものではない。
バルブ2の両端部2dは互いに近接配置されており、この両端部2dにはエミッタ物質が塗布されたトリプルコイルからなるフィラメントの電極5,5がそれぞれ封装されている。一対の電極5,5は、図示しないフレアステムに封着された一対のリード線に支持され、このフレアステムが両端部2dに封着されることで電極5,5はバルブ内に封装される。フレアステムには、排気用細管2fが取付けられており、この細管2f内にアマルガム2gが収容されている。
アマルガム2gは、バルブ内に封入されるものであり、配設位置は排気用細管2fに限らず、例えばフレアステムの溶着部分に固着させてもよい。アマルガムは、溶融、機械的保持などの手段によってこれらいずれかの位置に固定または収納される。また、アマルガムはバルブ内を移動可能に収容されていてもよく、例えば蛍光体層4が形成されているバルブ2の内面部分を移動可能に封入されていてもよい。さらに、水銀はアマルガムを使用することなく液状の純水銀として封入することも可能である。
アマルガムは、水銀と合金を作る物質と水銀との合金であり、ペレット状、柱状、板状などどのような形状であってもよい。例えば、水銀の定量封入のために亜鉛−水銀などのアマルガムを封入してもよい。水銀蒸気圧制御用のアマルガムをバルブ内に配設すると、周囲温度が比較的高くなっても最適な状態で蛍光ランプが点灯される。なお、本実施形態のアマルガム2gは、ビスマス(Bi)−錫(Sn)−鉛(Pb)系の水銀蒸気圧制御用のアマルガムである。
一対の電極5,5は、フィラメントにエミッタ物質が塗布された熱陰極形の電極が適用可能であるが、他の電極であってもよい。なお、ランプを高出力点灯させる必要がある場合には、熱陰極形の電極5にトリプルコイルを用いることが好ましい。電極5を支持するリードワイヤはボタンステム、ビードステム、ピンチシール部などによって封装支持されていてもよい。
バルブ2の一対の端部2d,2dには口金6が両端部2d,2dを跨ぐように被着されている。口金6は、一対の電極5,5と電気的に接続された4本のピンからなる給電部6aを備えている。蛍光ランプ1は、バルブ2の直管部2bがなす略正方形状の対角線位置に屈曲部2cが3箇所形成され、残りの1箇所に口金6が設けられるように構成されている。バルブ2の両端部2d,2dは、各端部2d,2dを構成する直管部2b,2bの管軸同士が交わってなす角度が90°となるように端面同士が互いに角度を有して対向している。
口金6の4本のピンからなる給電部6aは、ソケットなどの給電手段と接続する電気接続手段であるが、この電気接続手段は、バルブの両端部2d,2dから離れた位置に設けられていてもよい。また、口金6は、ソケットなどの給電手段との機械的接続によって保持手段としての機能を発揮するような構成であってもよい。
バルブ2は、蛍光ランプの点灯時に最冷部が少なくとも1つの屈曲部2cに形成されるように構成されていてもよい。最冷部は、蛍光ランプ1の点灯時にバルブの最も温度の低い部位に形成されるものであり、屈曲部2cの形状を点灯時に温度上昇しにくいように形成すればよい。例えば、放電路から離れた空間を形成する構造や、表面積が他の部位よりも大きく放熱効果に優れた構造などである。
また、電極5,5の配設位置をバルブ端部2dから所定長さ以上離すことで、バルブ端部2dに最冷部を形成することも可能である。例えば、少なくとも一方の電極高さ(バルブ端部から電極配設位置までの長さ)を30mm以上にすることで、最冷部をバルブ端部の所望箇所に形成することが可能となる。最冷部を所望の温度に制御することが可能であれば、周囲温度が高くても水銀蒸気圧制御用のアマルガムを使用することなく最適な水銀蒸気圧を確保することが可能となり、ランプ効率を一層向上させることが可能となる。
次に、本実施の形態の蛍光ランプ1に使用されるバルブ2の製造方法について説明する。
最初に、従来と同様に直管状のバルブ2を用意し、バルブ2の内面にアルミナとホウ酸を含んだスラリを塗布し、焼成する。これにより、保護膜3が形成される。
次いで、保護膜3の上から蛍光体微粒子と蛍光体微粒子の質量に対して0.1〜1.0質量%のホウ酸、及び水溶性バインダ等から構成された蛍光体スラリを、保護膜3の内面に塗布し、焼成する。これにより、蛍光体層4が形成される。
このようにして得られた直管状バルブ2aを用い、両端部2d,2dに排気管2fを備え、一対のリード線を導入するフレアステム(図示しない)を介して電極5,5を直管状バルブ2a内に装着する。
直管状バルブ2aは全長1200mmであり、図2(a)に示すように屈曲部形成予定部2eを3箇所有している。
まず、図2(a)に示すように、屈曲部形成予定部2eをガスバーナーBで加熱軟化し、図2(b)に示すように直管部2b同士のなす角度が約90°となるように曲げ加工を行った後、モールド成形などにより所定の形状に第1の屈曲部2cを形成する。その後、第1の屈曲部2cの隣の屈曲部形成予定部2eをガスバーナーBで加熱軟化、曲げ加工およびモールド成形を行い、図2(c)に示すように第2の屈曲部2cを形成する。最後に第2の屈曲部2cの隣の屈曲部形成予定部2eをガスバーナーBで加熱軟化、曲げ加工およびモールド成形を行い、図2(d)に示すように第3の屈曲部2cを形成し、排気管2fから排気を行い、水銀を封入してバルブ2が完成する。
環形蛍光ランプは、直管状バルブに蛍光体層を形成した後、バルブ全体を加熱軟化させて円環状ドラムに曲き付けることで円環状に曲成して形成されているので、この曲成時にバルブ全体が若干引き伸ばされ、あらかじめ形成されていた蛍光体層がひび割れや引き剥がれが生じるおそれがあった。このため、環形蛍光ランプは、蛍光体層の膜厚を所定値以上に大きくすることが困難である。このことが環形蛍光ランプの発光量を向上させることを困難にしている要因の一つであった。
これに対し、本実施形態の蛍光ランプ1は、直管部2bが実質的に引き伸ばされることがないので、直管状バルブ2aに形成された蛍光体層4の膜厚を大きくしても屈曲部形成工程によって蛍光体層4にひび割れや引き剥がれが生じるおそれがない。
さらに本実施の形態では、蛍光体微粒子と蛍光体微粒子の質量に対して0.1〜1.0質量%のホウ酸とを含む蛍光体スラリをバルブ2の内面に塗布し、焼成することにより蛍光体層4を形成しているので、発光効率が高く、かつ屈曲部2cにおける蛍光体層4のひび割れや剥れを抑制した蛍光ランプ1を提供することができる。即ち、上記したようにホウ酸を含む蛍光体スラリをバルブ2の内面に塗布した後焼成すると、蛍光体スラリに含まれるホウ酸は分解され、酸化ホウ素となる。この酸化ホウ素は、バルブ2の屈曲部形成予定部を曲げ加工する際に加熱により軟化し、延伸する。これにより、バルブ2の屈曲部形成予定部を曲げ加工した場合であっても蛍光体層4が延伸して、屈曲部2cにおける蛍光体層4のひび割れや剥がれが抑制される。ここで、酸化ホウ素の量が少なすぎると蛍光体層4のひび割れ及び剥がれが顕著に発生してしまい、また酸化ホウ素の量が多すぎると蛍光体スラリの焼成時に蛍光体スラリに含まれる水等が脱離せずに残留してしまうが、本実施の形態では蛍光体微粒子の質量に対して0.1〜1.0質量%のホウ酸を含む蛍光体スラリを塗布しているので、このような問題も解消される。それ故、発光効率が高く、かつ屈曲部2cにおける蛍光体層のひび割れや剥れを抑制した蛍光ランプ1を提供することができる。
本実施の形態では、蛍光体層4が酸化ホウ素を含んでいるので、立ち上がりが早い蛍光ランプ1を提供することができる。即ち、点灯開始から数分間の点灯初期においては水銀蒸気がバルブ2内に拡散せず、蛍光体微粒子間に入り込んでしまうため、立ち上がりが遅い。これに対し、本実施の形態では、蛍光体粒子間に酸化ホウ素が入り込んでいるので、蛍光体微粒子間への水銀の入り込みを抑制することができる。それ故、点灯開始直後から水銀蒸気がバルブ2内に早期に拡散されるので所望の蒸気圧に速やかに上昇することとなり、立ち上がりが早い蛍光ランプ1を提供することができる。
本実施の形態では、蛍光体微粒子を保護膜3の内面に4.0〜8.0mg/cm塗布し、焼成することにより蛍光体層4を形成しているので、発光効率がより高く、かつ屈曲部2cにおける蛍光体層4のひび割れや剥れを確実に抑制した蛍光ランプ1を提供することができる。即ち、蛍光体微粒子の量が少なすぎると発光効率を高めるという効果が得られなく、また蛍光体微粒子の量が多すぎると蛍光体スラリにホウ酸を含ませた場合であってもひび割れが起こってしまう。これに対し、本実施の形態では4.0〜8.0mg/cmのホウ酸を含んだ蛍光体微粒子を塗布しているので、このような問題が解消される。それ故、発光効率がより高く、かつ屈曲部2cにおける蛍光体層4のひび割れや剥れを確実に抑制した蛍光ランプ1を提供することができる。
本実施の形態では、ホウ酸を含むスラリをバルブ2の内面に塗布し、焼成することにより保護膜3を形成しているので、屈曲部2cにおける保護膜3のひび割れや剥れを抑制した蛍光ランプ1を提供することができる。即ち、保護膜は紫外線を内側に反射させるためにある程度の膜厚が必要であるが、保護膜の膜厚を厚くすると、蛍光体層同様に屈曲部にひび割れや剥がれが発生してしまう。これに対し、本実施の形態ではホウ酸を含むスラリをバルブの内面に塗布し、焼成することにより保護膜3を形成しているので、このような問題が解消される。それ故、保護膜3の膜厚が厚く、かつ屈曲部2cにおける保護膜3のひび割れや剥がれを抑制した蛍光ランプ1を提供することができる。なお、保護膜3のひび割れや剥がれを抑制したことにより、蛍光体層4のひび割れや剥がれも抑制することができ、またバルブ2と水銀との反応を確実に抑制することができる。
本実施の形態では、屈曲部2cを曲げ加工により形成しているが、直管状バルブ2aの屈曲部形成予定部2e以外は過度に加熱する必要がないので、蛍光体層4を屈曲部2cの形成前に塗布しても蛍光体が熱的に劣化しにくく、光束維持率が大きく改善される。
蛍光ランプ1は、以下の寸法とすることができる。従来の30W形の環形蛍光ランプに相当するものは、バルブ2の全長が225mm、内側最大幅が192mm、管外径が16mm、バルブ2の肉厚が1.0mmに形成される。この蛍光ランプの定格ランプ電力は20W、高出力特性のランプ電力27Wで点灯される。従来の32W形の環形蛍光ランプに相当するものは、バルブ2の全長が299mm、内側最大幅が267mm、管外径が16mm、バルブ2の肉厚が1.0mmに形成される。この蛍光ランプの定格ランプ電力は27W、高出力特性のランプ電力38Wで点灯される。従来の40W形の環形蛍光ランプに相当するものは、バルブ2の全長が373mm、内側最大幅が341mm、管外径が16mm、バルブ2の肉厚が1.0mmに形成される。この蛍光ランプの定格ランプ電力は34W、高出力特性のランプ電力48Wで点灯される。
なお、蛍光ランプ1の環状バルブ2の内面に形成される保護膜3の膜厚は0.5μm以上とし、蛍光体層4はこの保護膜3上に形成され、バルブ内に封入される水銀の量は0.15mg/W以下とするのが好ましい。
バルブ2内に封入された水銀は、蛍光ランプの点灯中に蛍光体やバルブから析出したアルカリ成分と反応して水銀化合物に変化したり、バルブ内へ打ち込まれることなどにより消耗され、水銀蒸気として使用される量が次第に減少していく。また、水銀消費量はランプ電力の大きさとほぼ比例する関係にある。このため、水銀はランプ電力に応じて寿命到達までにバルブ2内で消耗される量を考慮して多めにバルブ2内に封入されている。しかし、ランプ製造工程やランプ廃棄時における周囲環境への影響を考慮すると、封入水銀量はできるだけ少なくするのが望ましい。
保護膜3の膜厚が0.5μm以上であるとバルブ中のアルカリ成分と水銀との反応や、バルブ内へ水銀が打ち込まれる現象を抑制する効果が期待でき、ランプ点灯中の水銀の消費量が低減できる。本実施形態の蛍光ランプ1は、直管部2bが実質的に引き伸ばされないので、直管状バルブ2aに形成される保護膜3の膜厚を0.5μm以上に大きくしても屈曲部形成工程によって直管部の保護膜3にひび割れなどが生じるおそれがなく、保護膜3の機能を十分発揮させることができる。
また、保護膜3の膜厚を0.5μm以上とすれば、保護膜3の機能とともに直管部2bが軟化する程度まで直接加熱されないことと相俟って水銀消費量が大きく低減される。これにより、ランプ電力当たりの封入水銀量を0.15mg/W以下としてもランプ定格寿命時間に至るまでは水銀が枯渇せずに点灯を継続することが可能であることが確認された。このように、保護膜3の膜厚を0.5μm以上とすることにより、ランプ電力当たりの封入水銀量を0.15mg/W以下としても定格寿命を満足することが可能となる。
また、紫外線反射率の高い微粒子を保護膜3に用いることで、発光量を低下させることなく、蛍光体塗布量を削減することも可能となる。これは、波長254nmの紫外線の反射効果が高く、可視光の透過率が高い金属酸化物または金属リン酸塩の微粒子を主成分として保護膜3を形成することで得られる効果である。この微粒子としては、例えば、波長254nmの紫外線の反射率が硫酸バリウムのそれに対して60%以上であり、波長780nmにおける反射率が硫酸バリウムのそれに対して60%以下であるようなものがよい。具体的には、αアルミナ(α−Al)、リン酸カルシウム(Ca)またはリン酸ストロンチウム(Sr)などが好適であるが、波長254nmの紫外線の反射効果が高く、可視光の透過率が高いものであればこれに限らない。また、微粒子の平均粒径が1.0〜10μmであると、微粒子の表面積が小さくなり、水や水素ガスのような不純ガスの吸着レベルを低くなることで排気効率が向上するという効果もある。
保護膜3を構成する金属酸化物微粒子は、比表面積が80m/g以上であり、バルブ内の単位面積当たりの微粒子の塗布量が0.01〜0.8mg/cmであることが、蛍光体層の蛍光体微粒子とバルブ中のアルカリ成分との反応や、バルブの着色を防止するために好ましく、特に、管壁負荷が0.05W/cm以上で点灯する場合にその効果が顕著である。
管壁負荷とは、バルブ2の内表面積当たりのランプ入力電力を意味する。この管壁負荷の値が大きいほど発熱量が多く、点灯時の温度が高いほど蛍光体層の蛍光体微粒子とバルブ中のアルカリ成分とが反応して蛍光体層が経時劣化しやすい。また、管壁負荷の値が大きいほど短波長紫外線の放射量が多くなるので、バルブのアルカリ成分が析出して水銀などと反応したり、バルブ内へ水銀が打ち込まれるなどによりバルブが着色しやすくなるので、可視光透過率が著しく低下する傾向にある。なお、ここでいう「バルブの内表面積」とは、バルブ全内表面積ではなく、放電路が形成される領域におけるバルブの内表面積をいう。
この保護膜が形成された蛍光ランプは、直管部が実質的に引き伸ばされることがないので、直管状バルブ2aに形成された保護膜3の塗布量を多くしても屈曲部形成工程によって直管部2bの保護膜3にひび割れなどが生じるおそれがなく、保護膜3の機能を十分発揮させることができる。また、比表面積が80m/g以上であるので保護膜3は非常に緻密な構造となり、バルブ2から析出したアルカリ成分や水銀などが保護膜によってブロックされ、蛍光体層4の経時劣化やバルブ2の着色を効果的に抑制することが可能となる。
次に、本実施の形態の作用について説明する。蛍光ランプ1は、口金6から高周波電力が入力され、バルブ2内の低圧水銀蒸気放電により点灯する。蛍光ランプ1は、ランプ入力電力が20W以上、ランプ電流は200mA以上、管壁負荷が0.05W/cm以上、ランプ効率が501m/W以上となるように点灯される。また、直管部2bの断面積当たりのランプ電流であるランプ電流密度は、75mA/cm以上である。本実施形態の場合には、ランプ入力電力は50W、ランプ電流は380mA、ランプ効率は901m/Wである。
蛍光ランプ1の点灯時には、バルブ2の温度は約80℃に上昇するが、細管2f内にはビスマス(Bi)−錫(Sn)−鉛(Pb)系のアマルガムが収容されているので、このアマルガムの水銀蒸気圧特性によってバルブ内蒸気圧が適正値に制御され、高いランプ効率で点灯することが可能となる。
なお、本実施形態の場合には、バルブ2が1本の直管状バルブ2aを局部的に曲成することで形成したが、バルブ2はL字状に曲成された2本のバルブの端部同士をつないで1個の屈曲部を形成してバルブ2を構成しても構わない。
ところで、バルブ2は、実質的に鉛成分を含まず、酸化ナトリウムの含有量が1.0質量%以下であり、軟化温度が720℃以下のものを使用することができる。ここで、「鉛成分を実質的に含まない」とは、不純物程度であれば含まれていてもよいことを意味し、好ましくは0.1質量%以下をいう。最も好ましいのは、全く鉛成分を含有していないガラスであることはいうまでもない。酸化ナトリウムの含有量が0.1質量%以下とは、酸化ナトリウムがガラスに含有されていない場合も含まれるものとする。また、酸化ナトリウムの含有量が0.1質量%以下と規定したのは、前記数値を上回るとバルブ2の内面に析出するナトリウム成分によって蛍光ランプ1の発光量に影響するからである。実質的に鉛を含まない組成で、酸化ナトリウムの含有量が1.0質量%以下とし、軟化温度が720℃以下のガラスとしては、KOおよびLiOの含有量とCaO、MgO、BaOおよびSrOの含有量とを調整して得ることができる。ここで、軟化温度とは、ガラスの粘度η=107.65dPa・sとなる温度である。
バルブ2に酸化ナトリウムが0.1質量%を超えると点灯中にアルカリ成分としてナトリウムがバルブ2内面に多く析出する。このナトリウムがバルブ2の内面に析出すると、ナトリウムとバルブ2内に封入された水銀蒸気とが反応して、バルブ2が着色して可視光透過率を低下したり、ナトリウムが蛍光体層4の蛍光体物質と反応して蛍光体物質が劣化し、可視光の出力が低下するという問題を引き起こす。特に、従来のソーダライムガラスは、酸化ナトリウムを15〜17質量%含有しているため、可視光の出力が低下が著しい。
そこで、酸化ナトリウムの含有率が0.1質量%以下で軟化温度が720℃以下、例えば692℃のガラスからなる直管状のバルブ2に蛍光体を塗布し、その後に屈曲部を形成すると、バルブ内面に析出するナトリウムが極めて少なくなり、ナトリウムの反応による可視発光量の低下が抑制される。また、軟化温度が720℃以下であるので、屈曲部形成時の加熱温度が低く抑えられ、周辺の蛍光体の熱劣化が少なくなり、発光量が向上する。
(実施例)
以下、本発明に係る実施例について説明する。本実施例では、蛍光体層を形成したバルブに曲げ加工を施し、そのときの蛍光体層の状態を観察した。なお、実施例と比較するために比較例についても同様に蛍光体層の状態を観察した。
以下、蛍光体層の形成条件について説明する。本実施例では、蛍光体層の質量に対して0.5質量%のホウ酸および必要に応じてアルミナ等の金属酸化物微粒子からなる所望の結着剤を含んだ蛍光体スラリをバルブの内面に塗布し、焼成することにより蛍光体層を形成した。実施例に係る蛍光体スラリの塗布量は、4.3mg/cmであった。比較例では、ホウ酸を含まない蛍光体スラリをバルブの内面に塗布し、焼成することにより蛍光体層を形成した。比較例に係る蛍光体スラリの塗布量は、4.5mg/cmであった。実施例及び比較例に係る蛍光体層が形成されたバルブにそれぞれ曲げ加工を施し、そのときの蛍光体層の状態をそれぞれ観察した。
以下、観察結果について述べる。本実施例の蛍光体層には、ひび割れ及び剥がれがほぼ見られなかったのに対し、比較例の蛍光体層にはひび割れ及び剥がれが顕著に見られた。この結果から、ホウ酸を含ませた蛍光体スラリを使用すると、屈曲部における蛍光体層のひび割れ及び剥がれが抑制されるということが確認された。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。図3は、第2の実施の形態である蛍光ランプを示す正面図である。本実施の形態は、口金6が略四角形状の一辺の略中央に位置している点を除いて、第1の実施の形態と同一である。
(第3の実施の形態)
以下、第3の実施の形態について説明する。図4は、第3の実施の形態である蛍光ランプを示す正面図である。本実施の形態は、図3に示す第2の実施の形態の蛍光ランプを最適化したものであり、屈曲部2cおよび口金6の構成を除いて第2の実施の形態と同一である。
バルブ2の1辺の長さは300mmであって、蛍光ランプ1のランプ電流は300mAでランプ電力は約40Wである。なお、インバータ装置の調整により、ランプ電流は380mA、ランプ電力を約50Wとして高出力点灯させることも可能である。
なお、蛍光ランプ1のランプ電流が300mAの場合、バルブ2の1辺の長さが225mmのときはランプ電力は約30W、375mmのときはランプ電力は約50W、450mmのときはランプ電力は約60Wで点灯することが可能である。また、一辺の長さを500mmとしてランプ電流を380mAとすると、オフィス等に施工されているグリッド天井用の照明器具への使用に最適な高照度、高効率の蛍光ランプとすることが可能である。
口金6は、互いの管軸がほぼ同一線上に位置するように対向配置された両端部2d,2dの間に掛け渡されており、略四角形状のバルブ2の一辺の略中央に位置している。口金6は円筒状の樹脂中空体からなり、その表面には給電部である口金ピン6aが4本突設されている。口金ピン6aは、バルブ2がなす平面に対して約45°傾いてバルブ2中心側を向いて突設されている。
口金6は、バルブ端部2d,2dの管軸を中心として約±45°回動するように回動規制手段とともにバルブ端部2d,2dに取付けられている。この回動規制手段は、ある回動角を超えると口金6側とバルブ端部2d,2d側とが相対的に干渉して回動できなくなるように口金6の内側面とバルブ端部2d,2dの外面との所定位置に突部をそれぞれ設けることなどによって実現することができるが、回動規制手段はこれに限らない。口金6が所定角度を超えて回動可能に構成されていると、口金ピン6aと電極5とを接続するアウターリード線が張力によって変形し、口金6内部でアウターリード線同士が接触して短絡するおそれがあるため、所定回動角度以下で回動するように規制する必要がある。
図5は、図5の蛍光ランプの屈曲部2cの一部を拡大して示す正面図である。この屈曲部2cは、直管状バルブを曲げ加工した後、モールド成形により形成されたものである。
図5に示すように、屈曲部2cは内側面2cの曲率半径rと外側面2cの曲率半径rの中心Oが略同一位置になるように形成されている。屈曲部2cの内側面2cは、環状バルブが形成する仮想の環状平面の中心部に対向する面を意味し、屈曲部2cの外側面2cは、屈曲部2cにおいて内側面2cから管軸を中心として180°反対側に位置する面(環状バルブ2が形成する環状平面の中心部から同平面に沿って平行に放射する方向を向いた面)を意味する。
曲率半径r、rは、内側面2cおよび外側面2cと環状のバルブ2が形成する仮想の環状平面とが直交する位置に形成される曲線によって定義され、簡易的にはバルブ2が形成する仮想の環状平面の直交方向からバルブ2を観察したときに屈曲部2cに形成される内郭線および外郭線の曲率半径でそれぞれ定義することが可能である。なお、曲率半径rの最適範囲は13〜20mm、曲率半径rの最適範囲は25〜45mmであり、本実施形態における曲率半径rは15mm、曲率半径rは31.5mmである。
屈曲部2cの管径Dcは隣接する直管部2bの管径Dbと略同一になるように形成される。このように屈曲部2cを形成することによって、環状バルブ2の屈曲部2cの外観が直管部2bから連続した曲線を描いて構成されているように視認されるため、発光管2の外観が向上するとともに、点灯時に局部的に温度が低い部分が形成されないため、最冷部が形成されにくく、屈曲部2cに凝集水銀による黒化やしみなどが発生しにくくなる。なお、本実施形態における屈曲部2cの管径Dcおよび直管部2bの管径Dbはいずれも16.5mmである。また、直管部2bの長さLは237mmである。
次に、本実施の形態の蛍光ランプ1に使用されるバルブ2の製造方法について図6を参照して説明する。屈曲工程前の1本の直管状バルブ2aを用意するまでの工程および寸法等の構造は第1の実施の形態の図2で説明した工程と同様であり、その説明は省略する。
まず、図6(a)に示すように、4ヶ所の屈曲部形成予定部2eのうち1箇所(本実施の形態では一番左端)をガスバーナーBで加熱軟化し、図6(b)に示すように直管部2b同士のなす角度が約90°となるように曲げ加工を行った後、モールド成形などにより所定の形状に第1の屈曲部2cを形成する。その後、第1の屈曲部2cの隣の屈曲部形成予定部2eおよび一番右端の屈曲部形成予定部2eをガスバーナーBで加熱軟化、曲げ加工およびモールド成形を行い、図6(c)に示すように第2および第3の屈曲部2cを形成する。最後に第4の屈曲部2cの隣の屈曲部形成予定部2eをガスバーナーBで加熱軟化、曲げ加工およびモールド成形を行い、図6(d)に示すように第3の屈曲部2cを形成し、排気管2fから排気を行い、水銀を封入してバルブ2が完成する。
本実施の形態の蛍光ランプ1の特徴について説明する。発明者らは、蛍光ランプの光出力と屈曲部2cの成形のしやすさとのバランスを検討した結果、直管部2bの長さLを150〜500mmとし、屈曲部2cの内側面2cの曲率半径rが0.03≦r/L≦0.3の範囲内にすることが望ましいことを突き止めた。直管部2bの長さLが150〜500mmの場合において、屈曲部2cの内側面2cの曲率半径rと直管部2bの長さLとの比r/Lが0.03未満であると、屈曲部の変形度合いが大きくなり、製造が困難になるとともに強度が低下するため不可である。また、r/Lが0.3を超えると、環状バルブにおける屈曲部の占める割合が大きくなるため、屈曲部2cにおける蛍光体層4の熱劣化影響が大きくなり、ランプ効率が低下するため不可である。本実施形態の蛍光ランプ1は、直管状バルブ2aの直管部2bの長さLは150〜500mmの範囲内の237mmであり、屈曲部2cの内側面2cの曲率半径rは15mmであるため、r/Lは約0.06となり、0.03≦r/L≦0.3の関係を満たしている。
このように、第3の実施形態の蛍光ランプによれば、屈曲部2cの内側面2cと外側面2cの曲率半径の中心Oが略同一位置にあって屈曲部2cの管径Dcが直管部2bの管径Dbと略同一であるので、バルブ2の屈曲部2cの外観が直管部2bから連続した曲線を描いて構成されているように視認されて発光管2の外観が向上する。さらに、一対の端部が互いに対向するように配設されているので、バルブ2の内側に環状バルブ2の端部が配設されることがなく、照明器具の部品や器具の取付けを自由に行うことができる。
さらに、直管状バルブ2aの直管部2bの長さlを150〜500mmとしたときの屈曲部2cの内側面2cの曲率半径rが0.03≦r/L≦0.3の関係を満たすようにしているので、屈曲部2cの形成が容易に行えるとともに、屈曲部2cの蛍光体層4の熱劣化による影響を最小限にして直管部2bからの光出力を有効に利用することができる。
(第4の実施の形態)
以下、第4の実施の形態について説明する。図7は第4の実施の形態に係る照明器具を示すものであり、図7aは正面図を、図7bは側面図をそれぞれ示す。本実施の形態は、第1の実施の形態の蛍光ランプ1を使用した照明器具である。蛍光ランプ1は、器具本体10のソケット11に接続されるとともに、バルブ側面に沿った形状を有するバネからなるランプホルダ12に装着される。蛍光ランプ1の中央部には、器具本体10に取付けられた四角錐形状のピラミッド形白色反射体13が配置される。この反射体13は中空に形成されており、内部に点灯回路などが収納されている。なお、この反射体13は蛍光ランプ1側に直接取付けられていてもよい。
本実施の形態の照明器具は、四角錐形状の反射体13が四角形蛍光ランプ1の中心に配設されているので、器具下側方向への反射効率が高く、照明効率を向上させることができる。
(第5の実施の形態)
以下、第5の実施の形態について説明する。図8は第5の実施の形態に係る照明器具に取付けられた蛍光ランプの組合せ状態を示す概念図である。本実施の形態は、第4の実施の形態の照明器具に第3実施の形態の蛍光ランプを複数組合わせて使用したものであるため、蛍光ランプ以外の構成は図7と同一であり、その図示は省略してある。蛍光ランプは、器具本体の形状または照明器具の光学特性に合わせて複数本取付けられる。
照明器具には、2本の第5実施形態の蛍光ランプ1a,1bが環状のバルブ2,2の中心が同一位置となり、かつ各屈曲部が中心から同一の方向を向くように略同心円状に組み合わされ、バルブ2の各屈曲部2cの曲率半径の中心がそれぞれ略同一位置になるように器具本体10に配設されている。すなわち、サイズの小さい蛍光ランプ1aの内側面2cの曲率半径r1a、外側面2cの曲率半径r2a、サイズの大きい蛍光ランプ1bの内側面2cの曲率半径r1bおよび外側面2cの曲率半径r2bのそれぞれの中心点がほぼ同一の点Oに位置するように各蛍光ランプ1a,1bの屈曲部2cが形成されて器具本体10に取付けられている。
このようにサイズの異なる蛍光ランプとの組合せにおいて屈曲部2cの曲率半径が同一位置に合わせられた複数の蛍光ランプ1a,1bを配設することで、隣接する屈曲部2c、2c同士の間隔を直管部2b、2b同士の間隔と略同一にすることができるので、照明器具の外観性が向上する。なお、取付けられる蛍光ランプは、第1または2の実施形態に記載された蛍光ランプ1であってもよい。
このように、複数の蛍光ランプが略同心円状に器具本体に配設された場合に、環状のバルブの各屈曲部の曲率半径の中心がそれぞれ略同一位置になっていると、屈曲部の曲率半径が同一となるように形成された複数の蛍光ランプを同様に配設した場合に比べて、隣接する屈曲部同士の間隔を直管部同士の間隔と略同じにすることができるので、外観性が向上するとともに、輝度を均一化させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されるものではなく、構造や材質、各部材の配置等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。上記実施の形態では、略四角形状の蛍光ランプについて説明したが、本発明は直管部と屈曲部を有する蛍光ランプ、例えば、直管状バルブを屈曲することによってL字形、U字形等に形成する蛍光ランプであれば適用することができる。
第1の実施の形態の蛍光ランプの正面図である。 図1の蛍光ランプの製造工程を説明する概略図である。 第2の実施の形態である蛍光ランプを示す正面図である。 第3の実施の形態である蛍光ランプを示す正面図である。 図5の一部を拡大して示す正面図。 図5の蛍光ランプの製造工程を説明する概略図。 第4の実施の形態である照明器具を示す正面図および側面図。 第5の実施の形態である照明器具の蛍光ランプの組合せ状態を示す概念図。
符号の説明
1…蛍光ランプ、2…バルブ、2a…直管状バルブ、2b…直管部、2c…屈曲部、2d…端部、2e…屈曲形成予定部、3…保護膜、4…蛍光体層、5…電極、6…口金。

Claims (3)

  1. 1本の直管状バルブの屈曲部形成予定部を加熱して曲げ加工することにより、複数の直管部と屈曲部とが形成されたバルブと;
    前記バルブ内に封入された放電媒体と;
    前記バルブの両端部に封装された一対の電極と;
    蛍光体微粒子と前記蛍光体微粒子の質量に対して0.1〜1.0質量%のホウ酸とを含む蛍光体スラリを前記バルブの内面に塗布し、焼成することにより形成された蛍光体層と;
    を具備していることを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 前記蛍光体層は、前記蛍光体微粒子を前記バルブの内面に4.0〜8.0mg/cm塗布し、焼成することにより形成されたことを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ。
  3. 器具本体と;
    前記器具本体に取り付けられた請求項1又は2記載の蛍光ランプと;
    前記蛍光ランプを点灯させる点灯回路と;
    を具備することを特徴とする照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012004070A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Nec Lighting Ltd 蛍光ランプの製造方法および蛍光ランプ

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