JP2005099462A - 電気光学装置及びその製造方法、電子機器 - Google Patents

電気光学装置及びその製造方法、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】簡略な構成を有し、より小型化、軽量化された電気光学装置及びその製造方法を安価に提供する。
【解決手段】表示パネルと、前記表示パネルを収納する収容部と、を有し、前記収容部は内面に反射部が設けられていることを特徴とする。これにより、この電気光学装置においては、収容部の内面が反射部材として機能し、収容部の内面において光が反射されるため収容部内の光を有効に活用するとともにより軽量化、小型化された電気光学装置を実現可能である。また、収容部の内面が反射部材として機能することにより、従来の電気光学装置において該電気光学装置内において光を反射させるために必要であった反射ケースや反射シートの機能を収容部が兼ねるため、これらの部材が不要となる。その結果、この電気光学装置においては従来と比較して部品点数を削減することができ、少ない部品で軽量化された電気光学装置が実現可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軽量化、小型化を実現する電気光学装置及びその製造方法、電子機器に関するものである。
携帯電話やその他の移動体通信機器などの携帯機器は、携帯性を重視するため軽量化、小型化などの要求が厳しい。これらの製品には電気光学装置としての一例である液晶表示装置が必要不可欠である。近年、液晶表示機能にバックライト機能を付加するものが多く、軽量化、小型化などの要求に合ったバックライト付き液晶表示装置を安価に提供する必要がある。
ところで、液晶表示装置としてはその構成部材を金属フレームに収納したものが用いられている。図8及び図9を用いて金属フレームを使用した従来の液晶表示装置について説明する。従来の液晶表示装置は、図8及び図9に示すように駆動用ICチップ等を実装したフレキシブルプリント基板が接続された液晶パネル201と該液晶パネル201を照明するバックライトユニット203とが樹脂製の反射ケース207に収納され、これらが金属フレーム205内に収められた構造とされている。バックライトユニット203は拡散シートやプリズムシート等の複数の光学シートが積層された光学シート層215と、光源(図8では省略)からの光を導く導光体217とを備えて構成されている。また、光源としては、発光ダイオード(LED)などの発光体が用いられる。液晶パネル201とバックライトユニット203とは、その対向面の外周縁部において遮光両面テープ219により固定されている。
また、金属フレーム205の底部には、バックライトユニット203からの光を反射させる反射シート209が配置されている。このような構造の液晶表示装置内では、反射シート209及び反射ケース207によりバックライトユニット203からの光を反射させて、光の有効活用を図っている。そして、このような液晶表示装置は、例えば図8に示すように金属フレーム205の側面に設けられた取り付け部211において製品側基板213にビス止めにより固定されて用いられる。
また、これ以外にも種々の金属フレームが用いられており、例えば表面金属フレームと裏側金属フレームとを使用した形態のものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−350812号公報
しかしながら、携帯電話などの携帯機器は携帯性を重視するため更に小型化、軽量化する方向にある。これらの要求に対応していくためには液晶表示装置の小型化、軽量化が必須であるが、上述したような液晶表示装置においては現状の構造ではこれ以上の小型化、軽量化を図ることは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より小型化、軽量化された電気光学装置及びその製造方法を安価に提供することを目的とする。また、この電気光学装置を用いた電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示パネルと、表示パネルを収納する収容部と、を有し、収容部は内面に反射部が設けられていることを特徴とする。これにより、この電気光学装置においては、表示パネルを収納する収容部の内面が反射部材として機能し、収容部の内面において光が反射されるため収容部内の表示パネルを照明する光を有効に活用することができる。
そして、収容部の内面が反射部材として機能することにより、従来の電気光学装置において該電気光学装置内において光を反射させるために必要であった反射ケースや反射シートの機能を収容部が兼ねるため、これらの部材が不要となる。その結果、この電気光学装置においては従来と比較して部品点数を削減することができ、少ない部品で軽量化された電気光学装置が実現可能である。
また、反射ケースが不要となることにより電気光学装置の外周部において反射ケースが占めていた領域が不要となるため、この電気光学装置においては電気光学装置の狭額縁化、すなわち小型化が可能である。また、電気光学装置の厚みに関しても、反射ケースや反射シートを無くした分だけ、薄型化することが可能である。さらに、電気光学装置を構成する部品数の減少に伴って電気光学装置を組み立てる際の組み付け工数も削減されるため、低コストで上述した利点を有する電気光学装置を実現可能である。
したがって、本発明にかかる電気光学装置によれば、軽量化、小型化された電気光学装置を安価に提供することが可能である。
また、本発明の好ましい態様によれば、表示パネルを照明する照明装置とをさらに有し、表示パネルと照明装置とが収容部に収納されていることを特徴とする。これにより、照明装置からの光が収容部内において該収容部の内面において反射されるため表示パネルを照明する光を有効に活用することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、収容部の内面には白色のフィルムが貼着されていることが好ましい。このような構成とすることにより、収容部の内面において確実に光を反射させることができ、収容部内の光を表示パネルを照明するために有効に活用することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、反射部は鏡面であることが好ましい。このような構成とすることにより、収容部の内面において確実に光を反射させることができ、収容部内の光を表示パネルを照明するために有効に活用することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、収容部は金属によって形成されたフレーム形状であることを特徴とする。このような構成とすることにより、電気光学装置において電気的ノイズ対策の効果を得ることができる。また、収容部の厚みを薄くした場合においても表示パネルを確実に支持することができる。このような収容部を構成する金属材料としては例えばステンレスやチタン(Ti)、アルミニウム(Al)などが好適である。このような材料を用いることにより、軽量且つ十分な強度の収容部を構成することができる。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示パネルと該表示パネルを収納する収容部とを有する電気光学装置の製造方法であって、収容部の内面に反射処理加工を施す工程と、表示パネルを、内面に反射処理加工が施された収容部に収納する工程と、を含むことを特徴とする。電気光学装置の製造において以上のような工程を含むことにより、収容部の内面において光が反射され、収容部内の光を有効に活用することができる電気光学装置を作製することができる。
そして、以上のような工程を実行することにより、従来の電気光学装置において該電気光学装置内において光を反射させるために必要であった反射ケースや反射シートの機能を収容部の内面が兼ねた電気光学装置を作製することができるため、これらの部材を使用せずに電気光学装置を作製することができる。その結果、従来と比較して部品点数を削減することができ、少ない部品で軽量化された電気光学装置を作製することができる。
また、反射ケースを使用せずに電気光学装置を構成することにより従来の電気光学装置において反射ケースが占めていた領域がなくなるため、電気光学装置の狭額縁化、すなわち小型化が可能である。また、電気光学装置の厚みに関しても、反射ケースや反射シートを無くした分だけ、薄型化することが可能である。さらに、電気光学装置を構成する部品数の減少に伴って電気光学装置を組み立てる際の組み付け工数も削減されるため、効率良く低コストで上述した利点を有する電気光学装置を作製することができる。
したがって、この電気光学装置の製造方法よれば、軽量化、小型化された電気光学装置を安価に提供することが可能である。
また、本発明の好ましい態様によれば、反射処理加工がラミネート加工によって行われることを特徴とする。反射処理加工をラミネート加工によって行うことにより、収容部の内面に確実に反射処理加工を施すことができ、収容部内の光を有効に活用することができる電気光学装置を作製することができる。
また、本発明によれば、上述の電気光学装置を有する電子機器を提供する。これにより、簡略な構成を有し、より小型化、軽量化された高品質な電子機器を安価に実現することができる。
以下に、本発明にかかる電気光学装置としての一例である液晶表示装置及びその製造方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述により限定されるものではなく、電気光学装置として、エレクトロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、電気泳動表示装置、電子放出表示装置(Field Emission DisplayおよびSurface-Conduction Electoron-Emitter Display等)、LED(ライトエミッティングダイオード)表示装置等にも適用できる。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本発明の実施例1にかかる液晶表示装置を説明する分解斜視図である。また、図2は、同液晶表示装置の要部断面図である。本実施例にかかる液晶表示装置は、図1に示すように、駆動用ICチップ等を実装したフレキシブルプリント基板が接続された液晶パネル1と、液晶パネル1を照明する照明装置であるバックライトユニット3と、内面に反射処理加工が施され液晶パネル1とバックライトユニット3とを収納する収容部である金属フレーム5とを備えて構成されている。
液晶パネル1とバックライトユニット3とは、図2に示すようにその対向面の外周縁部において遮光両面テープ13により固定されている。ここで、遮光両面テープ13は、バックライトユニット3と液晶パネル1とを固定するとともにバックライトユニット3の外縁部においてバックライトユニット3からの光を遮光して液晶パネル1の照明領域を規制する機能を兼ねている。また、液晶パネル1及びバックライトユニット3における外形寸法は、該液晶パネル1及びバックライトユニット3が金属フレーム5に収納された際に対応する該金属フレーム5の内側面の内径寸法と略等しくされている。すなわち、液晶パネル1及びバックライトユニット3は金属フレーム5の内側面と略同等の大きさ、形状とされており、これにより液晶パネル1及びバックライトユニット3は液晶パネル1の面内方向において金属フレーム5の内側面により支持される。そして、バックライトユニット3が両面テープ15により金属フレーム5の内底面に固定されている。
この液晶表示装置においては、バックライトとしてサイドエッジライト方式を採用しており、バックライトユニット3は拡散シートやプリズムシート等の複数の光学シートが積層された光学シート層9と、光源(図1では省略)からの光を導く導光体11とを備えて構成されている。また、光源としては、発光ダイオード(LED)などの発光体を用いることができる。
収容部である金属フレーム5は、薄型の箱状体(フレーム形状)とされ、上面(液晶パネル側)が開口された形状とされている。金属フレーム5は、例えばステンレスやチタン(Ti)、アルミニウム(Al)などにより構成される。このような材料を用いることにより、軽量且つ十分な強度のフレームを構成することができる。フレームを金属材料により構成することにより電気的ノイズ対策の効果を得ることもできる。また、強度の強い金属製のフレームを用いることにより、フレームの厚みを薄くした場合においてもその内側面において液晶パネル1及びバックライトユニット3を確実に支持することができる。
なお、この液晶表示装置は、図1に示すように金属フレーム5の側面に設けられた取り付け部17において液晶表示装置を搭載する電子機器側基板7にビス止めにより固定可能とされている。
そして本実施例にかかる液晶表示装置においては、金属フレーム5の内面に反射処理が施されて反射部とされている。ここで金属フレーム5の内面とは、液晶パネル1及びバックライトユニット3を収納する側の面である。金属フレーム5の内面に対する反射処理は、反射率の高い材料の塗装やラミネート加工により行うことができる。金属フレーム5の内面に塗装を行う場合には、塗料として例えばスペリオ(商品名、日本ペイント株式会社製)のアクリルウレタン塗料(2液反応型)を用いることができる。また、ラミネート加工に用いるフィルムとしては、例えば白色のPETフィルムを用いることができ、該フィルムを金属フレームの内面に貼着することにより反射処理を施すことができる。しかしながら、上記の塗料、フィルムの材料や色等についてはこれらに限定されるものではなく、製品の仕様、要求等により適宜選択、変更可能である。また、金属フレーム5の内面に鏡面加工を施すことにより金属フレーム5の内面に対する反射処理を施すことも可能である。なお、金属フレーム5の内面の反射処理は上記の手法に限定されるものではなく、種々の手法を用いることが可能である。
このように金属フレーム5の内面に反射処理が施されることにより、バックライトユニット3からの光を金属フレーム5の内面で反射させることにより有効に活用して液晶パネル1を照明することができる。すなわち、この液晶表示装置においては反射処理された金属フレーム5の内面が従来の反射ケースや反射シートの機能を兼ねている。
したがって、このような構成とすることにより、本実施例にかかる液晶表示装置においては従来の液晶表示装置において該液晶表示装置内で光を反射させるために必要であった反射ケースや反射シートが不要である。その結果、この液晶表示装置においては従来と比較して部品点数を削減することができ、少ない部品で軽量化された液晶表示装置が実現される。
また、反射ケースが不要となることにより液晶表示装置の外周部において反射ケースが占めていた領域がなくなるため、液晶表示装置の狭額縁化、すなわち小型化が可能である。そして、液晶表示装置の厚みに関しても、反射ケースや反射シートを無くした分だけ、薄型化することが可能である。
さらに、上述した部品数の減少に伴って液晶表示装置を組み立てる際の組み付け工数も削減されるため、低コストで上述した利点を有する液晶表示装置を実現することができる。
したがって、この液晶表示装置によれば、軽量化、小型化された液晶表示装置を安価に提供することが可能であるという効果を奏する。
以上のような本実施例にかかる液晶表示装置を作製するには、まず液晶パネル1と該液晶パネル1を照明するバックライトユニット3とを金属フレーム5の内面と略同等の大きさ、形状に成形し、該液晶パネル1とバックライトユニット3とを貼り合わせる。液晶パネル1とバックライトユニット3との貼り合わせは液晶パネル1の表面の外周縁部に遮光両面テープ13を貼り付け、該遮光両面テープ13により該液晶パネル1にバックライトユニット3を貼り付けることにより行う。
次に、金属フレーム5の内面に反射処理加工を施し、該金属フレーム5に先の工程で貼り合わせた液晶パネル1とバックライトユニット3とを収納して固定する。金属フレーム5の内面の反射処理加工は、例えば金属フレーム5の内面に対する反射率の高い塗料の塗布や、白色のPETフィルムを金属フレーム5の内面に貼り付けるラミネート加工により行うことができる。また、金属フレーム5の内面に鏡面加工を施しても良い。
液晶パネル1とバックライトユニット3との金属フレーム5への固定は、例えばバックライトユニット3と金属フレーム5の内底面とを粘着剤等で接着することにより行うことができる。以上の工程を実施することにより、上述した利点を有する本実施例にかかる液晶表示装置を作製することができる。
実施例1においては、金属フレームが、上面(液晶パネル側)が開口された箱状体とされた場合について説明したが、本発明においては金属フレームの形状はこれに限定されるものではない。実施例2においては、本発明の他の構成例であり、底面が開口されるとともに上面中央部に液晶パネルの表示範囲に対応した開口部が形成された金属フレームを用いた場合について説明する。
図3は、本発明の実施例2にかかる液晶表示装置を説明する分解斜視図である。また、図4は、同液晶表示装置の要部断面図である。図3及び図4においては理解の容易のため、図1及び図2と同じ部材については同じ符号を付す。本実施例にかかる液晶表示装置は、図3に示すように、駆動用ICチップ等を実装したフレキシブルプリント基板が接続された液晶パネル1と、液晶パネル1を照明する照明装置であるバックライトユニット3と、反射シート21と、内面に反射処理加工が施されこれらの構成部材を覆って収納する収容部である金属フレーム25とを備えて構成されている。
液晶パネル1とバックライトユニット3とは、その対向面の外周縁部において遮光両面テープ13により固定されている。ここで、遮光両面テープ13は、バックライトユニット3と液晶パネル1とを固定するとともにバックライトユニット3の外縁部においてバックライトユニット3からの光を遮光して液晶パネル1の照明領域を規制する機能を兼ねている。また、液晶パネル1及びバックライトユニット3における外形寸法は、該液晶パネル1及びバックライトユニット3が金属フレーム25に収納された際に対応する該金属フレーム25の内側面の内径寸法と略等しくされている。すなわち、液晶パネル1及びバックライトユニット3は金属フレーム25の内側面と略同等の大きさ、形状とされており、これにより液晶パネル1及びバックライトユニット3は液晶パネル1の面内方向において金属フレーム25の内側面により支持される。そして、バックライトユニット3が両面テープ23により金属フレーム25の上面に固定されている。
この液晶表示装置も実施例1の場合と同様にバックライトとしてサイドエッジライト方式を採用しており、バックライトユニット3は拡散シートやプリズムシート等の複数の光学シートが積層された光学シート層9と、光源(図3では省略)からの光を導く導光体11とを備えて構成されている。また、光源としては、発光ダイオード(LED)などの発光体を用いることができる。
金属フレーム25は、底面が開口されるとともに、上面中央部に液晶パネル1の表示範囲に対応した開口部27が形成された形状とされている。金属フレーム25は、例えばステンレスやチタン(Ti)、アルミニウム(Al)などにより構成される。このような材料を用いることにより、軽量且つ十分な強度のフレームを構成することができる。フレームを金属材料により構成することにより電気的ノイズ対策の効果を得ることもできる。また、強度の強い金属製のフレームを用いることにより、フレームの厚みを薄くした場合においてもその内側面において液晶パネル1及びバックライトユニット3を確実に支持することができる。
また、液晶表示装置は、図3に示すように金属フレーム25の側面に設けられた取り付け部29の取り付け孔と製品側基板に設けられた突出部31とが嵌合することにより製品側基板7に固定可能とされている。
そして実施例にかかる液晶表示装置においても、上述した実施例1の金属フレーム5と同様に金属フレーム25の内面に反射処理が施されている。ここで金属フレーム25の内面とは、液晶パネル1及びバックライトユニット3等の構成部材を収納する側の面である。金属フレーム25の内面に対する反射処理は、反射率の高い材料の塗装やラミネート加工により行うことができる。金属フレーム25の内面に塗装を行う場合には、塗料として例えばスペリオ(商品名、日本ペイント株式会社製)のアクリルウレタン塗料(2液反応型)を用いることができる。また、ラミネート加工に用いるフィルムとしては、例えば白色のPETフィルムを用いることができ、該フィルムを金属フレーム25の内面に貼り付けることにより反射処理を施すことができる。しかしながら、上記の塗料、フィルムの材料や色等についてはこれらに限定されるものではなく、製品の仕様、要求等により適宜選択、変更可能である。また、金属フレーム25の内面に鏡面加工を施すことにより金属フレーム25の内面に対する反射処理を施すことも可能である。なお、金属フレーム25の内面の反射処理は上記の手法に限定されるものではなく、種々の手法を用いることが可能である。
このように金属フレーム25の内面に反射処理が施されることにより、バックライトユニット3からの光を金属フレーム25の内面で反射させることにより有効に活用して液晶パネル1を照明することができる。すなわち、この液晶表示装置においては反射処理された金属フレーム25の内面が従来の反射ケースの機能を兼ねている。
したがって、このような構成とすることにより、本実施例にかかる液晶表示装置においては従来の液晶表示装置において該液晶表示装置内で光を反射させるために必要であった反射ケースが不要である。その結果、この液晶表示装置においては従来と比較して部品点数を削減することができ、少ない部品で軽量化された液晶表示装置が実現される。但し、実施例においては、金属フレームはその底部が開口された形状とされており、実施例1の場合のように金属フレームの内底面において光を反射させることができないため反射シート21を設けることが好ましい。
また、反射ケースが不要となることにより液晶表示装置の外周部において反射ケースが占めていた領域がなくなるため、液晶表示装置の狭額縁化、すなわち小型化が可能である。さらに、上述した部品数の減少に伴って液晶表示装置を組み立てる際の組み付け工数も削減されるため、低コストで上述した利点を有する液晶表示装置を実現することができる。
したがって、この液晶表示装置によれば、軽量化、小型化された液晶表示装置を安価に提供することが可能であるという効果を奏する。
以上のような本実施例にかかる液晶表示装置を作製するには、まず液晶パネル1と該液晶パネル1を照明するバックライトユニット3とを金属フレーム25の内面と略同等の大きさ、形状に成形し、該液晶パネル1とバックライトユニット3とを貼り合わせる。液晶パネル1とバックライトユニット3との貼り合わせは液晶パネル1の表面の外周縁部に遮光両面テープ13を貼り付け、該遮光両面テープ13により該液晶パネル1にバックライトユニット3を貼り付けることにより行う。
次に、金属フレーム25の内面に反射処理加工を施し、該金属フレーム25に先の工程で貼り合わせた液晶パネル1とバックライトユニット3とを収納して固定する。金属フレーム25の内面の反射処理加工は、例えば金属フレーム25の内面に対する反射率の高い塗料の塗布や、白色のPETフィルムを金属フレーム25の内面に貼り付けるラミネート加工により行うことができる。また、金属フレーム25の内面に鏡面加工を施しても良い。
液晶パネル1とバックライトユニット3との金属フレーム25への固定は、例えば液晶パネル1と金属フレーム25の上面とを粘着剤等で接着することにより行うことができる。以上の工程を実施することにより、上述した利点を有する本実施例にかかる液晶表示装置を作製することができる。
実施例3においては、上面及び底面が開口された枠状の金属フレームを用いた場合について説明する。図5は、本発明の実施例3にかかる液晶表示装置を説明する分解斜視図である。また、図6は、同液晶表示装置の要部断面図である。図5及び図6においては理解の容易のため、上記と同じ部材については同じ符号を付す。
本実施例にかかる液晶表示装置は、図5に示すように、駆動用ICチップ等を実装したフレキシブルプリント基板が接続された液晶パネル1と、液晶パネル1を照明する照明装置であるバックライトユニット3と、反射シート21と、内面に反射処理加工が施されこれらの構成部材を覆って収納する収容部である金属フレーム41とを備えて構成されている。
液晶パネル1とバックライトユニット3とは、その対向面の外周縁部において遮光両面テープ13により固定されている。ここで、遮光両面テープ13は、バックライトユニット3と液晶パネル1とを固定するとともにバックライトユニット3の外縁部においてバックライトユニット3からの光を遮光して液晶パネル1の照明領域を規制する機能を兼ねている。また、液晶パネル1及びバックライトユニット3における外形寸法は、該液晶パネル1及びバックライトユニット3が金属フレーム25に収納された際に対応する該金属フレーム25の内側面の内径寸法と略等しくされている。すなわち、液晶パネル1及びバックライトユニット3は金属フレーム25の内側面と略同等の大きさ、形状とされており、これにより液晶パネル1及びバックライトユニット3は液晶パネル1の面内方向において金属フレーム25の内側面により支持される。
この液晶表示装置も実施例1の場合と同様にバックライト方式としてサイドエッジライト方式を採用しており、バックライトユニット3は拡散シートやプリズムシート等の複数の光学シートが積層された光学シート層9と、光源(図5では省略)からの光を導く導光体11とを備えて構成されている。また、光源としては、発光ダイオード(LED)などの発光体を用いることができる。
金属フレーム41は上面及び底面が開口された枠状の形状とされている。このような形状とすることにより、上述した実施例1や実施例2の場合よりも更に液晶表示装置の軽量化を図ることができる。金属フレーム41は、例えばステンレスやチタン(Ti)、アルミニウム(Al)などにより構成される。このような材料を用いることにより、軽量且つ十分な強度のフレームを構成することができる。フレームを金属材料により構成することにより電気的ノイズ対策の効果を得ることもできる。また、強度の強い金属製のフレームを用いることにより、フレームの厚みを薄くした場合においてもその内側面において液晶パネル1及びバックライトユニット3を確実に支持することができる。
また、液晶表示装置は、図5に示すように金属フレーム41の側面に設けられた取り付け部43の取り付け孔と製品側基板に設けられた突出部45とが嵌合することにより製品側基板7に固定可能とされている。
そして本実施例にかかる液晶表示装置においても、上述した実施例1の金属フレーム5と同様に金属フレーム41の内面に反射処理が施されている。ここで金属フレーム41の内面とは、液晶パネル1及びバックライトユニット3等の構成部材を収納する側の面である。金属フレーム41の内面に対する反射処理は、上記と同様に反射率の高い材料の塗装やラミネート加工により行うことができる。金属フレーム41の内面に塗装を行う場合には、塗料として例えばスペリオ(商品名、日本ペイント株式会社製)のアクリルウレタン塗料(2液反応型)を用いることができる。また、ラミネート加工に用いるフィルムとしては、例えば白色のPETフィルムを用いることができ、該フィルムを金属フレーム41の内面に貼り付けることにより反射処理を施すことができる。しかしながら、上記の塗料、フィルムの材料や色等についてはこれらに限定されるものではなく、製品の仕様、要求等により適宜選択、変更可能である。また、金属フレーム41の内面に鏡面加工を施すことにより金属フレーム41の内面に対する反射処理を施すことも可能である。なお、金属フレーム41の内面の反射処理は上記の手法に限定されるものではなく、種々の手法を用いることが可能である。
このように金属フレーム41の内面に反射処理が施されることにより、バックライトユニット3からの光を金属フレーム41の内面で反射させることにより有効に活用して液晶パネル1を照明することができる。すなわち、この液晶表示装置においては反射処理された金属フレーム41の内面が従来の反射ケースの機能を兼ねている。
したがって、このような構成とすることにより、本実施例にかかる液晶表示装置においては従来の液晶表示装置において該液晶表示装置内で光を反射させるために必要であった反射ケースが不要である。その結果、この液晶表示装置においては従来と比較して部品点数を削減することができ、少ない部品で軽量化された液晶表示装置が実現される。但し、本実施例においては、金属フレーム41はその底部が開口された形状とされており、実施例1の場合のように金属フレームの内底面において光を反射させることができないため反射シート21を設けることが好ましい。
また、反射ケースが不要となることにより液晶表示装置の外周部において反射ケースが占めていた領域がなくなるため、液晶表示装置の狭額縁化、すなわち小型化が可能である。さらに、上述した部品数の減少に伴って液晶表示装置を組み立てる際の組み付け工数も削減されるため、低コストで上述した利点を有する液晶表示装置を実現することができる。
したがって、この液晶表示装置によれば、軽量化、小型化された液晶表示装置を安価に提供することが可能であるという効果を奏する。
以上のような本実施例にかかる液晶表示装置を作製するには、まず液晶パネル1と該液晶パネル1を照明するバックライトユニット3とを金属フレーム25の内面と略同等の大きさ、形状に成形し、該液晶パネル1とバックライトユニット3とを貼り合わせる。液晶パネル1とバックライトユニット3との貼り合わせは液晶パネル1の表面の外周縁部に遮光両面テープ13を貼り付け、該遮光両面テープ13により該液晶パネル1にバックライトユニット3を貼り付けることにより行う。
次に、金属フレーム41の内面に反射処理加工を施し、該金属フレーム41に先の工程で貼り合わせた液晶パネル1とバックライトユニット3とを収納して固定する。金属フレーム41の内面の反射処理加工は、例えば金属フレーム41の内面に対する反射率の高い塗料の塗布や、白色のPETフィルムを金属フレーム41の内面に貼り付けるラミネート加工により行うことができる。また、金属フレーム41の内面に鏡面加工を施しても良い。以上の工程を実施することにより、上述した利点を有する本実施例にかかる液晶表示装置を作製することができる。
上記各実施形態によれば、金属フレームの内面に反射処理を施すことにより、バックライト用の反射部材が形成される。これにより、従来の反射ケースや反射フィルムを用いた液晶表示装置と比較して、経済的に、軽量化、薄型化、狭額縁化すなわち小型化が実現されるという効果を奏する。
なお、上記においては、バックライトの方式としてサイドエッジライト方式を採用した液晶表示装置を例に本発明を説明したが、本発明これに限定されることなく、バックライトの方式として直下型ライト方式を採用した液晶表示装置にも適用可能である。
図7−1、図7−2及び図7−3は、それぞれ、本発明にかかる液晶表示装置を搭載する電子機器の例である。図7−1は、携帯電話の例を示す斜視図である。100は携帯電話本体を示し、そのうち101は本発明にかかる液晶表示装置を適用した液晶表示部である。図7−2は腕時計型電子機器の例を示す斜視図である。110は時計本体を示し、111が本発明にかかる液晶表示装置を適用した液晶表示部である。また、図7−3はワープロ、パソコン等の携帯型情報処理装置の例を示す斜視図である。図中120は情報処理装置を示し、122はキーボード等の入力部、124は情報処理装置本体、126は本発明にかかる液晶表示装置を適用した液晶表示部である。
これらの電子機器に本発明にかかる電気光学装置を使用すれば、簡略な構成を有し、より小型化、軽量化された高品質な電子機器を安価に実現することができる。なお、電子機器は、電気光学装置を搭載可能であれば、これらに限らない。
以上のように、本発明にかかる電気光学装置及びその製造方法は、ディスプレイを備えた電子機器に有用であり、特に、携帯電話等の携帯電子機器に適している。
液晶表示装置の分解斜視図である。 液晶表示装置の要部断面図である。 液晶表示装置の分解斜視図である。 液晶表示装置の要部断面図である。 液晶表示装置の分解斜視図である。 液晶表示装置の要部断面図である。 携帯電話の例を示す斜視図である。 腕時計型電子機器の例を示す斜視図である。 携帯型情報処理装置の例を示す斜視図である。 従来の液晶表示装置の分解斜視図である。 従来の液晶表示装置の要部断面図である。
符号の説明
1 液晶パネル、3 バックライトユニット、5 金属フレーム、7 製品側基板、9 光学シート層、11 導光体、13 遮光両面テープ、15 両面テープ、17 取り付け部、21 反射シート、23 両面テープ、25 金属フレーム、27 開口部、29 取り付け部、31 突出部、41 金属フレーム、43 取り付け部、45 突出部

Claims (8)

  1. 表示パネルと、
    前記表示パネルを収納する収容部と、
    を有し、
    前記収容部は内面に反射部が設けられていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記表示パネルを照明する照明装置とをさらに有し、
    前記表示パネルと前記照明装置とが前記収容部に収納されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記収容部の内面には、白色のフィルムが貼着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記反射部は鏡面であることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  5. 前記収容部は金属によって形成されたフレーム形状であることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  6. 表示パネルと該表示パネルを収納する収容部とを有する電気光学装置の製造方法であって、
    前記収容部の内面に反射処理加工を施す工程と、
    前記表示パネルを、前記内面に反射処理加工が施された収容部に収納する工程と、
    を含むことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  7. 前記反射処理加工がラミネート加工によって行われることを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置の製造方法。
  8. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。
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