JP2005099398A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP2005099398A
JP2005099398A JP2003332684A JP2003332684A JP2005099398A JP 2005099398 A JP2005099398 A JP 2005099398A JP 2003332684 A JP2003332684 A JP 2003332684A JP 2003332684 A JP2003332684 A JP 2003332684A JP 2005099398 A JP2005099398 A JP 2005099398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical fiber
switch
light
shielding plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003332684A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kawada
高弘 川田
Kazuo Suzuki
一男 鈴木
Toshiaki Fukushima
敏明 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2003332684A priority Critical patent/JP2005099398A/ja
Publication of JP2005099398A publication Critical patent/JP2005099398A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

【課題】 光スイッチの長期駆動において反射ミラーによる光挿入損失が少なく、より安定した光信号を得ることができる光スイッチを提供する。
【解決手段】 回転軸と、回転軸に固定される回転体と、回転体に固定され反射面を有する遮蔽板と、一対の光ファイバを光軸を合わせて対向配置した第1、第2の光ファイバ部と、入力を第1の光ファイバ部と第2の光ファイバ部との2系統に分岐する光分岐部と、2系統に分岐された光を合流する光合流部とを備え、第1又は第2の光ファイバ部における一対の光ファイバの間の隙間に遮蔽板を挿脱することにより、入力を光分岐部により2系統に分岐した一方の光を透過光とし、他方の光を遮蔽板の反射板により光路を変更した反射光とし、双方の光を光合流部によって合流して出力し2×2スイッチとして機能することを特徴とする。
【選択図】 図1


Description

本発明は、2×2の光スイッチに関するものであり、特に光通信システム等に使用される、一対の光ファイバを光軸を合わせて配し、その隙間にミラーまたは遮蔽板を出し入れする、光通信システム用の光スイッチに関するものである。
近年、特に光LANなどの光伝送システムにおける光スイッチ装置などに応用するために、高速に、且つ高精度な変位を得ることができるアクチュエータ装置が望まれている。特に、そのアクチュエータ装置を光スイッチに応用するためには、10数ms程度の可動速度、±1μm程度のミラー位置決め精度を有することが必要とされ、様々な方法が提案されている。それら方式の中で、機械式光スイッチは、ファイバやミラー(または遮蔽板)を機械駆動することにより、直接光の伝播方向を変えることができるため、他の方式の光スイッチに比べてスイッチ内部における光損失やクロストークが小さい等の利点を有し、光スイッチに適用できる最も有望な技術として実用化が進んでいる。
その技術分野における従来の技術である、光スイッチ部とアクチュエータ部を有する機械式光スイッチ技術として、ミラー駆動型機械式2×2光スイッチが開示されている(例えば特許文献1参照)。この従来技術に関して、図6を用いて説明する。
光スイッチを構成する光ファイバ部はレンズの光軸対称に一対の光ファイバ101、103を配置した第1のコリメータレンズ組立105と該コリメータレンズの光軸対称に一対の光ファイバ107、109を配置した第2のコリメータレンズ組立111を配置し、その第1及び第2のコリメータレンズ組立105、111を対向させて光軸を一致させる。その際に第1及び第2のコリメータレンズ組立105、111は光ファイバ101と光ファイバ109、光ファイバ103と光ファイバ107とが互いに交差して光学接続するように配置して支持されている。
次に従来技術におけるアクチュエータ装置について説明する。整列ブロック113には、レンズの光軸と平行に設けられた軸孔が設けられており、その軸孔には、反射ミラー軸115が挿入されている。そして、反射ミラー117は、前記光ファイバ101、103から出射される光を正確に反射させる必要があるため、整列ブロック113には光ファイバに対し直交して反射ミラー基準面119を加工し、この反射ミラー基準面119に反射ミラー117を面接触させて直角度を規定している。この構成とすることにより、反射ミラー117の鏡面を前記光ファイバの光軸と直交させた状態で、前記反射ミラー軸115とともに反射ミラー117を回転可能としている。
さらに、この反射ミラー117は、レンズの焦点面においてレンズの光軸に直角とし各光ファイバからの光を反射させる第1の位置と、透過させる第2の位置との間を移動可能としており、その動作を駆動手段であるDCマイクロモーター121により行っている。その具体的な駆動手段は、DCマイクロモーター121のモーター軸に取り付けられたブッシュ123、及び偏心ピン125により前記反射ミラー117を前記反射ミラー軸115を支点として第1の位置から第2の位置を任意に移動可能としている。
また、前記アクチュエータ装置により、前記一対の光ファイバ101、103の隙間に、前記反射ミラー117を精度良く出し入れするために、前記第1の位置、第2の位置を規定する機構が必要となる。その機構は、前記整列ブロック113に所定の形状で形成された切り欠き溝127(例えばV字形状)に、前記偏心ピン125が進入する構成とし、
前記モーター軸が一方に回転して、その切り欠き溝127の端面に該偏心ピン125が当接することで第1の位置が決まり、さらに、他方に回転した際に該偏心ピン125が逆の端面に当接して第2の位置が決まる構成である。
さらに、整列ブロック113内の反射ミラー軸115に近接した位置に永久磁石129を埋没させておき、光ファイバからの光を反射させる第1の位置で、この永久磁石129により磁性体からなる反射ミラー軸115を一方向に付勢することで、微動する反射ミラー軸115を常に同じ位置とする。これにより、光ファイバから出射される光を正確に反射させるとともに、反射ミラー117を目的の位置に移動させた後に、DCモーター121に通電しなくても、永久磁石129の磁気吸引力によりその位置に保持する自己保持状態として、その反射ミラー117の位置を保つことができる。
この様に構成した従来のアクチュエータ装置を、前記光ファイバ部と組み合わせることで、前述の光スイッチにおけるアクチュエータ装置の可動速度と精度を実現し、更に繰り返し再現性がよく、振動衝撃などの外力の影響を受けにくい小型の機械式光スイッチとしていた。
なお、前記反射ミラー117は、ステンレス鋼などの金属製の母材に、金属の両面に硬さMHv1800以上のTi−N被膜処理をし、さらに金(Au)、プラチナ(Pt)などの高反射率被膜をスパッタリングまたは化学メッキなどにより付着させて構成したものである。
特開2001−75026号報(第9〜10頁、第5図)
しかしながら、この構造においても以下に記す課題を有する。
従来の反射ミラーを用いた光スイッチは、光信号の損失を少なくするために、整列ブロック113と反射ミラー117を面接触させて反射ミラー117の直交度を規定し、光ファイバの光軸と常に直交した状態で、光ファイバ部に反射ミラー117を出し入れしていた。光ファイバの光路の変換は光ファイバから光ファイバへ直接透過させる透過モードと、光ファイバから出力された光信号を反射ミラー117により反射させ光ファイバへ入力させる反射モードの2つモードを切換えることで行っている。
ところが、従来の透過モード、または反射モードのどちらか一方のモードにより光信号の光路を変換させる方法は、光スイッチを長期駆動した際の反射ミラーの角度ズレや外部環境の変化に伴う反射ミラー面の歪みや劣化が生じた際に反射モードによる光信号の光路の変換に大きな影響を与え、光の挿入損失の増大の主要因となっている。
反射ミラーの位置・姿勢のズレは機械式光スイッチにおいて避けることができないため、解決すべき課題となっている。
そこで本発明の目的は、上記課題を解決すべく、長期駆動や外部環境の影響をほとんど受けることのない透過モードによる光信号の伝播を利用し、光スイッチの長時間駆動においても反射ミラーによる光挿入損失が少なく、より安定した光信号を得ることができる光スイッチを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、基本的に下記に記載されたような技術構成を採用するものである。
上記課題を解決するため本発明の光スイッチは、入出力に接続される一対の光ファイバを光軸を合わせて対向配置した光ファイバ部と、回転軸と、該回転軸に固定されている回転体と、該回転体に固定され反射面を有する遮蔽板とを備え、対向配置した一対の光ファイバの間の隙間に遮蔽板を挿脱することにより2×2スイッチとして機能する光スイッチにおいて、第1の光ファイバ部と、該第1の光ファイバ部と並列して配置した第2の光ファイバ部と、入力を第1の光ファイバ部と、第2の光ファイバ部との2系統に分岐する光分岐部と、2系統に分岐された光を合流する光合流部とを備え、第1または第2の光ファイバ部における一対の光ファイバの間の隙間に遮蔽板を挿脱することにより、入力を光分岐部により2系統に分岐した一方の光を透過光とし、他方の光を遮蔽板の反射板により光路を変更した反射光とし、双方の光を光合流部によって合流して出力し2×2スイッチとして機能することを特徴とする。
また、第1の光ファイバ部、第2の光ファイバ部は回転軸を挟んでその両側にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
また、第1の光ファイバ部、第2の光ファイバ部は回転軸の片側に配置されていることを特徴とする。
また、第1、2の光ファイバ部に並列して配置した第3、第4の光ファイバ部と、入力を第3の光ファイバ部と、第4の光ファイバ部との2系統に分岐する光分岐部と、2系統に分岐された光を合流する光合流部とを備え、第3または第4の光ファイバ部における一対の光ファイバの間の隙間に遮蔽板を挿脱することにより、二つのスイッチ機能を持たせたことを特徴とする。
以上のように本発明の光スイッチは、回転軸と、回転軸に対し所定の角度で固定された遮蔽板を有する回転体と、光信号を伝播する光ファイバと、光ファイバの光信号を他の光ファイバに変換するための対向配置した一対の光ファイバの間の隙間と、対向配置した一対の光ファイバの間の隙間に反射面を有する遮蔽板を挿脱させる機構を有するアクチュエータ装置において、対向配置した一対の光ファイバの間の隙間を遮蔽板が挿脱を対称的に行うことができる2箇所に設けた構成となっている。以降、第1及び第2の光ファイバ部の対向配置した一対の光ファイバの間の隙間を第1及び第2の光路変換領域とする。この構成によれば、光信号の入力光を2系統に分岐し、常に反射モードと透過モードによって光信号の光路を変換するため、従来の光スイッチのおける反射モードによる光信号の切換えによって発生していた光信号の損失の大きな影響を低減することができる。長時間の光スイッチの駆動において発生する反射ミラー面の位置・姿勢の制度の低下や、外部環境の変化に伴う反射ミラー面の歪みや劣化した際にも、有効な手段であり、安定した光信号を得ることができる。
またさらに、遮蔽板を回転体の両端に設置し、光ファイバー部を回転軸の両側にそれぞれ二つ平行して設置することで1つのアクチュエータ装置を用いて二つのスイッチ機能を持たせることができる。
またさらに、遮蔽板を回転体の一方の端部にのみ設置し、回転体の他方に重心荷重を取り付けることで回転体を短くし、光ファイバ部を回転軸の片側に平行して設置することができるため光スイッチの小型化を図ることができる。
またさらに、ミラー反射型の光スイッチに限らず、プリズム屈折を利用した光スイッチやMEMS式の光スイッチ等においても、本発明を適用することは光信号の挿入損失の軽
減に有効である。
以下、図面を用いて本発明を実施をするための最良な形態における光スイッチの構成例を説明する。図1は、本発明の光スイッチの構成を示した平面図である。
(実施例1)
まず始めに光スイッチの構成を説明する。本発明の光スイッチには、第1の光分岐部30と第2の光合流部33からなる第1の光分岐/合流部41と、第2の光分岐部32と第1の光合流部31からなる第2の光分岐/合流部42と、光信号の伝播を行う第1及び第2の光ファイバ部7、8と、回転軸4や回転体5等からなる光信号の向きを制御するアクチュエータ装置部6と、光信号を伝播する光ファイバ34〜37から構成されている。
次に光スイッチを構成する第1の光分岐/合流部41について説明する。第1の光分岐/合流部41は第1の入力34から伝播する光信号を第1の光ファイバ部7の光ファイバ9と第2の光ファイバ部8の光ファイバ15の2系統に分岐する第1の光分岐部30と、第1の光ファイバ部7の光ファイバ10と第2の光ファイバ部8の光ファイバ14の2系統から伝播する光信号を1系統に合流させる第2の光合流部33からなる。
また光スイッチを構成する第2の光分岐/合流部42について説明する。第2の光分岐/合流部42は第2の入力36から伝播する光信号を第1の光ファイバ部7の光ファイバ12と第2の光ファイバ部8の光ファイバ13の2系統に分岐する第2の光分岐部32と、第1の光ファイバ部7の光ファイバ11と第2の光ファイバ部8の光ファイバ16の2系統から伝播する光信号を1系統に合流させる第1の光合流部31からなる。
さらに光スイッチを構成する第1の光ファイバ部7について説明する。この第1の光ファイバ部7はレンズの光軸対称に一対の光ファイバ9、10を配置した第1のコリメータレンズ組立部17と該コリメータレンズの光軸対称に一対の光ファイバ11、12を配置した第2のコリメータレンズ組立部18を配置し、その第1、及び第2のコリメータレンズ組立部17、18を対向させて光軸を一致させる。その際に第1及び第2のコリメータレンズ組立部17、18は光ファイバ9と光ファイバ12、光ファイバ10と光ファイバ11とが互いに交差して光学接続するように配置して支持されている。第1及び第2のコリメータレンズ組立部17、18の光学接続する空間、即ち第1の光ファイバ部7の対向配置した一対の光ファイバの間の隙間を第1の光路変換領域24とする。
またさらに光スイッチを構成する第2の光ファイバ部8について説明する。この第2の光ファイバ部8はレンズの光軸対称に一対の光ファイバ13、14を配置した第3のコリメータレンズ組立部19と該コリメータレンズの光軸対称に一対の光ファイバ15、16を配置した第4のコリメータレンズ組立部20を配置し、その第3、及び第4のコリメータレンズ組立部19、20を対向させて光軸を一致させる。その際に第3及び第4のコリメータレンズ組立部19、20は光ファイバ13と光ファイバ16、光ファイバ14と光ファイバ15とが互いに交差して光学接続するように配置して支持されている。第3及び第4のコリメータレンズ組立部19、20の光学接続する空間、即ち第2の光ファイバ部8の対向配置した一対の光ファイバの間の隙間を第2の光路変換領域25とする。
次に図2を用いて機械式光スイッチのアクチュエータ装置部について説明する。
アクチュエータ装置部6は任意のサイズの筐体1の所定の位置に配置されており、回転体5は第1の遮蔽板2と第2の遮蔽板3とを備えている。また、回転体5に固定されている回転軸4は筐体1の底面に設けられた回転軸保持部21と軸押えバネ22で挟持される
ことによって回転自在に径方向に支持されている。第1及び第2の遮蔽板2、3は回転体5の径方法の両端に設置されている。第1の遮蔽板2は回転体5が一方に回転した時に図1に示す第1の光路変換領域24を挿脱できる位置に設置し、第2の遮蔽板3は回転体5が他方に回転した時に図1に示す第2の光路変換領域25を挿脱できる位置に設置する。
また、第1の遮蔽板2には第1及び第2のコリメータレンズ組立部17、18からの光信号を反射するための第1の反射ミラー26が両面に設置され、第2の遮蔽板3には第3及び第4の光コリメータレンズ組立部19、20からの光信号を反射するための第2の反射ミラー27が両面に設置されている。
次に図3を用いて第1及び第2の遮蔽板2、3と第1及び第2の光路変換領域24、25の挿脱の関係を説明する。
図3(A)は回転体5の第1の回転位置を示す。図3(A)に示すように第2の遮蔽板3に設置された第2の反射ミラー27が第2の光路変換領域25に挿入している時、第1の遮蔽板2に設置された第1の反射ミラー26は第1の光路変換領域24を脱する第1の回転位置となる。また、図3(B)は回転体5の第2の回転位置を示す。図3(B)に示すように第1の遮蔽板2が第1の光路変換領域24に挿入し第1の光ファイバ部を遮蔽している時、第2の遮蔽板3は第2の光路変換領域25を脱する第2の回転位置となる。第1及び第2の遮蔽板2、3は対称の関係で第1及び第2の光路変換領域24、25を挿脱できるものとする。
次に本発明の光信号の光路の変換方法について説明する。
本発明においての光スイッチで使用する光分岐部と光合流部について図4を用いて説明する。本発明においての光スイッチは入力した光信号を2系統に一度分岐し、透過モードと反射モードによって光信号の処理を行うため、第1の光分岐部30と第2の光分岐部32をそれぞれ設置する必要がある。また、光路を変換したのちに2系統に分岐させた光信号を再び合わせる必要があるため第1の光合流部31と第2の光合流部33をそれぞれ設置する必要がある。
まず、第1の遮蔽板2が第1の光路変換領域24を脱し、第2の遮蔽板3が第2の光路変換領域25に挿入されている第1の回転位置における光信号の光路を図4(A)に示す。
第1の入力34から入力した光信号は第1の光分岐部30を介して2系統に分岐され、光ファイバ9、15に分けられ、第1の光路変換領域24と第2の光路変換領域25に分けられる。第1の光路変換領域24では光ファイバ9からの光信号は光ファイバ11に透過し第1の光合流部31に入力される。一方、第2の光路変換領域25に分けられた光信号は第2の遮蔽板3に設置された反射ミラーにより反射し、光ファイバ15から光ファイバ16に入力され、第1の光合流部31に入力される。第1の光路変換領域24と第2の光路変換領域25からの双方の光信号は第1の光合流部31により合わさり、第1の出力35より出力される。
また、第2の入力36から入力した光信号は第2の光分岐部32を介して2系統に分岐され、光ファイバ12、13に分けられ、第1の光路変換領域24と第2の光路変換領域25に分けられる。第1の光路変換領域24では光ファイバ12からの光信号は光ファイバ10に透過し第2の光合流部33に入力される。一方、第2の光路変換領域25に分けられた光信号は第2の遮蔽板3に設置された反射ミラーにより反射し、光ファイバ13から光ファイバ14に入力され、第2の光合流部33に入力される。第1の光路変換領域2
4と第2の光路変換領域25からの双方の光信号は第2の光合流部33により合わさり、第2の出力37より出力される。
次に第2の遮蔽板3が第2の光路変換領域25を脱し、第1の遮蔽板2が第1の光路変換領域24に挿入されている場合の第2の回転位置における光信号の光路を図4(B)に示す。
第1の入力34から入力した光信号は第1の光分岐部30を介して2系統に分岐され、光ファイバ9、15に分けられ、第1の光路変換領域24と第2の光路変換領域25に分けられる。第1の光路変換領域24では光信号は第1の遮蔽板2に設置された反射ミラーにより反射し、光ファイバ9から光ファイバ10に入力され、第2の光合流部33に入力される。一方、第2の光路変換領域25に分けられた光信号は光ファイバ15から光ファイバ18に透過し第2の光合流部33に入力される。第1の光路変換領域24と第2の光路変換領域25からの双方の光信号は第2の光合流部33により合わさり、第2の出力37より出力される。
また、第2の入力32から入力した光信号は第2の光分岐部30を介して2系統に分岐され、光ファイバ12、17に分けられ、第1の光路変換領域24と第2の光路変換領域25に分けられる。第1の光路変換領域24では光信号は第1の遮蔽板2に設置された反射ミラーにより反射し、光ファイバ12から光ファイバ11に入力され、第1の光合流部31に入力される。一方、第2の光路変換領域25に分けられた光信号は光ファイバ17から光ファイバ16に透過し第1の光合流部31に入力される。第1の光路変換領域24と第2の光路変換領域25からの双方の光信号は第1の光合流部31により合わさり、第1の出力35より出力される。
上記のように図4(A)に示す第1の回転位置の場合、第1の入力34から入力した光信号は第1の出力35により出力され、第2の入力36から入力した光信号は第2の出力37により出力される。また、図4(B)に示す第2の回転位置の場合、第1の入力34から入力した光信号は第2の出力37により出力され、第2の入力36から入力した光信号は第2の出力35により出力される。
以上のように、本実施例によれば、光信号の入力光を2系統に分岐し、常に反射モードと透過モードの両モードによって光信号の光路を変換するため、従来の光スイッチのおける反射モードのみによる光信号の切換えによって発生していた光信号の損失の大きな影響を低減することができる。長時間の光スイッチの駆動において発生する反射ミラー面の位置・姿勢の精度の低下や、外部環境の変化に伴う反射ミラー面の歪みや劣化した際にも、有効な手段であり、安定した光信号を得ることができる。
例として従来の光スイッチと本発明における光スイッチの光信号の損失の違いを示す。光スイッチに設置している反射ミラーにおいて発生する光信号の損失は互いに同じ割合とし、また光信号の損失は反射ミラーによる反射モードのみでの発生とする。また、光分岐部での光信号は50%-50%で2系統に分配されるものとする。
従来の光スイッチの透過モードでの光信号の損失を0%とし、反射モードでの光信号の損失を10%とした時、本発明を適用した光スイッチの光信号の損失は常に5%となる。また、従来の光スイッチの透過モードでの光信号の損失を0%とし、反射モードでの光信号の損失50%とした時、本発明を適用した光スイッチの光信号の損失は常に25%となる。
以上のように反射モードによる光信号の損失が増大した時においても、本発明のように
光信号を2系統に分岐し、透過モードと反射モードにより光路の変換を行うことで光信号の損失の低減することができる。また仮に従来の光スイッチにおいて反射モードによる光信号の損失が100%となってしまった場合においても本発明の光スイッチでは光信号の損失を50%までに押えることができる。
(実施例2)
まず始めに先に述べた実施例1において、さらに第3、第4の光ファイバ部を設置した時の光スイッチの構成について説明する。本発明の光スイッチには光信号の伝播を行う第1及び第2の光ファイバ部7、8と、第1及び第2の光分岐/合流部41、42と、回転軸4や回転体5等からなる光信号の向きを制御するアクチュエータ装置部6と、光信号を伝播する光ファイバから構成され、さらに第1及び第2の光ファイバ部7、8と同様の第3及び第4の光ファイバ部と、第1及び第2の光分岐/合流部41、42と同様の第3及び第4の光分岐/合流部から構成される。
次に図5を用いて本発明における光ファイバ部の設置位置と遮蔽版の挿脱の関係について説明する。
図5には示していないが第1及び第2の光ファイバ部7、8は実施例1と同様に回転体5に設置された第1及び第2の遮蔽板2、3が第1及び第2の光ファイバ部7、8における第1及び第2の光変換領域24、25を挿脱できる位置に設置する。また第3及び第4の光ファイバ部は第1及び第2の光ファイバ部と同様に、回転体5に設置された第1及び第2の遮蔽板2、3が回転した時に第3及び第4の光ファイバ部の対向配置した一対の光ファイバの間の隙間である第3及び第4の光変換領域38、39を挿脱できる位置に設置する。第1及び第4の光路変換領域24、39は第1の遮蔽板2が挿脱を対称に繰り返すことができる回転軸4に対して一方の側とし、また第2及び第3の光路変換領域25、38は第2の遮蔽板3が挿脱を対称に繰り返すことができる回転軸4対して他方の側とする。第1及び第2の光変換領域24、25と第1及び第2の遮蔽板2、3との挿脱の関係は実施例1と同様であり、第3及び第4の光変換領域38、39と第1及び第2の遮蔽板2、3との挿脱の関係も第1及び第2の光変換領域24、25の関係と同様である。
図5(A)に第1の遮蔽板2が第2の光路変換領域39に挿入し、第2の遮蔽板3が第2の光路変換領域25に挿入する第1の回転位置を示す。また、図5(B)に第1の遮蔽板2が第1の光路変換領域24に挿入し、第2の遮蔽板3が第3の光路変換領域38に挿入する第2の回転位置を示す。
図5には示していないが第1及び第2の光分岐/合流部41、42については実施例1と同様に第1及び第2の光ファイバ部7、8に光信号を分岐、又は第1及び第2の光ファイバ7、8からの光信号を合流する。第3及び第4の光分岐/合流部についても第1及び第2の光分岐/合流部41、42と同様に第3及び第4の光ファイバ部に光信号を分岐、又は第3及び第4の光ファイバ部からの光信号を合流する。
第1及び第2の光路変換領域24、25の光信号の光路変更は実施例1で説明した通りに行われ、第3及び第4の光路変換領域38、39の光信号の光路の変換も第1及び第2の光路変換領域と同様の変更となる。
以上のように本実施例によれば、遮蔽板を回転体の両端に設置し、光ファイバ部を回転軸の両側にそれぞれ二つ平行して設置することで1つのアクチュエータ装置を用いて二つのスイッチ機能を持たせることができる。
(実施例3)
次に図6を用いて第1及び第2の光ファイバ部7、8を回転軸4に対し片側に並べて配置したときの光スイッチについて説明する。
本発明の光スイッチの構成は、実施例1と同様に第1及び第2の光分岐/合流部41、42と、光信号の伝播を行う第1及び第2の光ファイバ部7、8と、回転軸4や回転体5等からなる光信号の向きを制御するアクチュエータ装置部6と、光信号を伝播する光ファイバ34〜37から構成されている。
次に回転体5の構成について説明する。第1の遮蔽板2を回転体5の一方の端部に設置する。遮蔽板には第1の反射ミラー26を設置する。回転体5の回転軸4を挟んだ対向側の回転体5の他方の端部には重心荷重40を取り付け、回転体を短くした際にも回転体5の重心を取れる様にする。
次に第1及び第2の光ファイバ部7、8の設置位置について説明する。第1及び第2の光ファイバ部7、8は、第1及び第2の光路変換領域24、25が筐体1の片端に並列するように配置し、第1の遮蔽板2が第1及び第2の光路変換領域24、25を挿脱できる位置とする。第1及び第2の光路変換領域24、25の構成ついては実施例1に記した通りである。
第1及び第2の光路変換領域24、25と第1の遮蔽板2の挿脱の関係は実施例1に記した通りであり、図6(A)に示す第1の回転位置と図6(B)に示す第2の回転位置を有する。また光信号の光路変更方法は実施例1に示した通りである。
以上本実施例によれば、遮蔽板を回転体の一方の端部にのみ設置し、回転体の他方に重心荷重を取り付けることで回転体を短くし、光ファイバ部を回転軸の片側に平行して設置することができるため光スイッチの小型化を図ることができる。
本発明を適用した光スイッチの構成例を説明するための構造平面図である。 本発明を適用した光スイッチのアクチュエータ装置部を説明するための斜視図である。 本発明を適用した光スイッチの遮蔽板と光路変換領域の位置関係を示した模式図である。 本発明を適用した光スイッチの光信号の変換方法を示した模式図である。 本発明を適用した光スイッチの実施例における遮蔽板を回転体の両端に配置し、光ファイバ部を筐体の両端に複数配置した時の模式図である。 本発明を適用した光スイッチの実施例における遮蔽板と光ファイバ部を片端に設置し、小型化した場合の模式図である。 従来のアクチュエータ装置を光スイッチに適用した構成例を説明するための構造平面図である。
符号の説明
1 筐体
2 第1の遮蔽板
3 第2の遮蔽板
4 回転軸
5 回転体
6 アクチュエータ装置部
7 第1の光ファイバ部
8 第2の光ファイバ部
9 〜 16 光ファイバ
17 第1のコリメータレンズ組立部
18 第2のコリメータレンズ組立部
19 第3のコリメータレンズ組立部
20 第4のコリメータレンズ組立部
21 回転軸保持部
22 軸押えバネ
24 第1の光路変換領域
25 第2の光路変換領域
26 第1の反射ミラー
27 第2の反射ミラー
30 第1の光分岐部
31 第1の光合流部
32 第2の光分岐部
33 第2の光合流部
34 第1の入力
35 第1の出力
36 第2の入力
37 第2の出力
38 第3の光路変換領域
39 第4の光路変換領域
40 重心荷重
41 第1の光分岐/合流部
42 第2の光分岐/合流部

Claims (4)

  1. 入出力に接続される一対の光ファイバを光軸を合わせて対向配置した光ファイバ部と、回転軸と、該回転軸に固定されている回転体と、該回転体に固定され反射面を有する遮蔽板とを備え、前記対向配置した一対の光ファイバの間の隙間に前記遮蔽板を挿脱することにより2×2スイッチとして機能する光スイッチにおいて、
    第1の光ファイバ部と、該第1の光ファイバ部と並列して配置した第2の光ファイバ部と、前記入力を第1の光ファイバ部と、第2の光ファイバ部との2系統に分岐する光分岐部と、前記2系統に分岐された光を合流する光合流部とを備え、前記第1または第2の光ファイバ部における一対の光ファイバの間の隙間に前記遮蔽板を挿脱することにより、入力を光分岐部により2系統に分岐した一方の光を透過光とし、他方の光を遮蔽板の反射板により光路を変更した反射光とし、双方の光を光合流部によって合流して出力し2×2スイッチとして機能することを特徴とする光スイッチ。
  2. 前記第1の光ファイバ部、第2の光ファイバ部は前記回転軸を挟んでその両側にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1記載の光スイッチ。
  3. 前記第1の光ファイバ部、第2の光ファイバ部は前記回転軸の片側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の光スイッチ。
  4. 前記第1、2の光ファイバ部に並列して配置した第3、第4の光ファイバ部と、入力を第3の光ファイバ部と、第4の光ファイバ部との2系統に分岐する光分岐部と、前記2系統に分岐された光を合流する光合流部とを備え、前記第3または第4の光ファイバ部における一対の光ファイバの間の隙間に前記遮蔽板を挿脱することにより、二つのスイッチ機能を持たせたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光スイッチ。


JP2003332684A 2003-09-25 2003-09-25 光スイッチ Pending JP2005099398A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003332684A JP2005099398A (ja) 2003-09-25 2003-09-25 光スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003332684A JP2005099398A (ja) 2003-09-25 2003-09-25 光スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005099398A true JP2005099398A (ja) 2005-04-14

Family

ID=34460911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003332684A Pending JP2005099398A (ja) 2003-09-25 2003-09-25 光スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005099398A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wu Micromachining for optical and optoelectronic systems
JP2003528332A (ja) 反射器型1×nスイッチ
EP1083453B1 (en) Reflection mirror type optical fiber switch
JP2004020752A (ja) 光スイッチ
US6606426B2 (en) Piezoelectric and electromagnetic actuators for beam alignment and systems and methods using the same
US20060280421A1 (en) Variable light attenuator
JP3996414B2 (ja) アクチュエータ装置
JP2005099398A (ja) 光スイッチ
JP2002365566A (ja) ノンブロッキング機械式光ファイバマトリクススイッチ
JP2003121764A (ja) 回転型ウェッジプリズムを用いた光スイッチ及び光スイッチモジュール
US6356678B1 (en) Optical deflection switch
JP2005092149A (ja) 光路切換スイッチ
US7233717B2 (en) Reflective optical switch
JP2003090968A (ja) 光スイッチ
JP2001235690A (ja) 光スイッチ
JP3494908B2 (ja) 光スイッチ
JP2007156142A (ja) 光スイッチおよびプロテクトスイッチ
JPH04145409A (ja) 光スイッチ
JP3654426B2 (ja) 波長可変光フィルタ
JP2007017562A (ja) 多チャンネル光スイッチ
JP4161794B2 (ja) 光スイッチ
JPH0291609A (ja) 光スイッチ
JP2003029177A (ja) 光スイッチの製造方法
JP2003241239A (ja) 光スイッチ光学系
JPH03255417A (ja) ロータリ型光切り替え器