JP2005098961A - 検出容器、検出容器用梱包容器および検出容器の梱包構造 - Google Patents

検出容器、検出容器用梱包容器および検出容器の梱包構造 Download PDF

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Abstract

【課題】試料や試薬が汚染されるのを防止することが可能な検出容器を提供する。
【解決手段】この検出容器(検出セル)1は、開口部12と、光が照射される光照射部11とを有するとともに、内部に試料が収容されるセル部13を含むセル部材10と、セル部材10に連結され、セル部材10の開口部12を密閉する密閉部31を有する蓋部30を含む蓋部材20と、密閉部31が開口部12を密閉した状態を保持するフック部32およびフック係合孔14とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出容器、検出容器用梱包容器および検出容器の梱包構造に関し、特に、内部に試料が収容される容器本体を含む検出容器、検出容器用梱包容器および検出容器の梱包構造に関する。
従来、内部に核酸などの試料が収容される検出容器が知られている(たとえば、特許文献1および特許文献2参照)。上記特許文献1には、開口部を密閉した状態にするシール部材(蓋)を有する核酸を増幅するための反応チューブ(検出容器)が開示されている。そして、この特許文献1では、反応チューブの内部から増幅された試料の一部を吸引して、上部が開口した蓋のないウェルでインキュベーションし、上部が開口した蓋のない検出セルにその試料を分注して核酸の検出が行われる。
また、上記特許文献2には、別体で設けられた蓋を有する反応容器(検出容器)が開示されている。そして、この特許文献2では、蓋取り外し装置により、反応容器とは別体で設けられた蓋を反応容器に対して開閉しながら核酸の増幅および検出が行われる。
WO95/11083号公報 特許第3051649号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された反応チューブでは、核酸を増幅させた後に反応チューブを分析装置から除去する際などに、外力が加わると、シール部材が開く可能性がある。この場合には、反応チューブの内部から増幅された試料が外部に飛散して、他の試料や試薬が汚染されてしまう可能性があるという問題点がある。また、特許文献1に開示された技術では、核酸を検出するためには、反応チューブの内部から増幅された試料を吸引して、ウェルに移動し、さらに、ウェルから検出セルに試料を移す必要があるため、これによっても、他の試料や試薬が汚染されてしまう可能性があるという問題点がある。
また、上記特許文献2に開示された装置では、反応容器と蓋とが別体であるため、蓋取り外し装置によって反応容器の蓋を取り外して持ち上げる際に、蓋が他の容器上に落下する可能性がある。この場合、汚染された蓋により他の容器内の試料や試薬が汚染されるという問題点がある。また、蓋が落下しない場合にも、取り外し装置により持ち上げられた蓋に付着した液滴が他の容器内に落下することにより、他の容器内の試料や試薬が汚染される場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、試料や試薬が汚染されるのを防止することが可能な検出容器、検出容器用梱包容器および検出容器の梱包構造を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による検出容器は、開口部と、光が照射される光照射部とを有するとともに、内部に試料が収容される容器本体と、容器本体に連結され、容器本体の開口部を密閉する密閉部を有する蓋部材と、密閉部が開口部を密閉した状態を保持する密閉保持部とを備えている。
この第1の局面による検出容器では、上記のように、容器本体に蓋部材を連結することによって、蓋部材が他の検出容器上に落下することがないので、蓋部材の落下に起因して他の検出容器内の試料が汚染されるという不都合も生じない。また、密閉部が開口部を密閉した状態を保持する密閉保持部を設けることによって、検出容器の蓋部材が閉められた状態を保持することができるので、蓋部材が外力により開くのを防止することができる。これにより、蓋部材が開くことに起因する容器本体内の試料による他の試料や試薬の汚染を防止することができる。また、容器本体に、光が照射される光照射部を設けることによって、容器本体の光照射部内の試料に外部から光を照射することにより、核酸などの試料の検出を行うことができる。
上記第1の局面による検出容器において、好ましくは、密閉保持部は、容器本体に設けられたフック係合部と、蓋部材に設けられ、フック係合部に係合可能なフック部とを含む。このように構成すれば、フック係合部とフック部とを係合させることにより、容易に、検出容器の蓋部材が閉められた状態を保持することができる。
この場合、フック係合部とフック部とは、密閉部が容器本体の開口部を密閉した状態で、係合するように構成されている。このように構成すれば、密閉部により容器本体の開口部が密閉された状態を確実に保持することができる。
上記第1の局面による検出容器において、好ましくは、光照射部は、容器本体の下部に形成されているとともに、光を透過する透明な光入射壁と、光入射壁と所定の間隔を隔てて対向するように配置された光を透過する透明な光出射壁とを含み、開口部は、容器本体の上部に形成され、光照射部の横断面積よりも大きい横断面積を有する。このように構成すれば、光照射部の横断面積よりも大きい横断面積を有する開口部により、横断面積が小さい開口部に比べて、試料の注入が容易になる。また、横断面積の小さい光照射部により、微量の試料の場合にも、試料の測定に必要な液面高さを得ることができる。これにより、微量の試料の場合にも、光の照射により試料の測定を行うことができる。
この場合、開口部は、円形状の開口部を含むのが好ましい。このように構成すれば、開口部を矩形形状などにする場合に比べて、密閉部による密閉をより容易に行うことができる。
上記第1の局面による検出容器において、好ましくは、容器本体は、第1開口部と、光が照射される第1光照射部とを有するとともに、内部に試料が収容される第1容器本体部と、第2開口部と、光が照射される第2光照射部とを有するとともに、内部に試料が収容される第2容器本体部とを含み、蓋部材は、第1容器本体部の第1開口部を密閉する第1密閉部と、第2容器本体部の第2開口部を密閉する第2密閉部とを含む。このように構成すれば、2つの第1容器本体部および第2容器本体部を用いて、2つの試料の検出を並行して行うことができるので、検出の迅速化を図ることができる。
この場合、蓋部材は、第1密閉部と第2密閉部との間に形成され、伸縮可能な位置修正部を含む。このように構成すれば、位置修正部により、第1開口部および第2開口部に対する第1密閉部および第2密閉部の位置がずれていた場合にも、容易に、第1密閉部および第2密閉部の位置を適正な位置に修正することができるので、第1開口部および第2開口部に対して第1密閉部および第2密閉部による密閉を確実に行うことができる。
上記第1の局面による検出容器において、好ましくは、蓋部材は、つまみ部を含む。このように構成すれば、使用者は検出終了後につまみ部を把持して検出容器を容易に廃棄することができる。
上記第1の局面による検出容器において、好ましくは、試料は、標的核酸を含むことが疑われる試料であり、容器本体の内部で標的核酸の増幅が行われる。このように構成すれば、光照射部に光を照射することにより増幅された標的核酸を容易に検出することができる。
上記第1の局面による検出容器において、好ましくは、蓋部材は、容器本体を取り付けるための容器本体取付孔を有する容器本体取付部と、密閉部を含む蓋部と、蓋部と容器本体取付部とを連結する連結部とを含む。このように構成すれば、蓋部材の容器本体取付部の容器本体取付孔に容器本体を取り付けることにより、容易に、蓋部材と容器本体とを連結することができる。
この場合、容器本体は、蓋部材係合孔を含み、蓋部材の容器本体取付部は、容器本体が容器本体取付部の容器本体取付孔に取り付けられた際に、容器本体の蓋部材係合孔に係合する容器本体係合片をさらに含む。このように構成すれば、容器本体の蓋部材係合孔と蓋部材の容器本体取付部の容器本体係合片との係合により、蓋部材の容器本体取付孔に容器本体を取り付けた状態を保持することができるので、蓋部材の容器本体取付孔から容器本体が外れるのを防止することができる。
この発明の第2の局面による検出容器用梱包容器は、開口部および光が照射される光照射部を有するとともに、内部に試料が収容され、かつ、第1連結部により互いに連結される一対の容器本体と、一対の容器本体に連結され、容器本体の開口部を密閉する密閉部を有するとともに、第2連結部により互いに連結される一対の蓋部材と、密閉部が開口部を密閉した状態を保持する密閉保持部とを含む検出容器を収納するための梱包容器であって、検出容器の一対の容器本体を収納するための凹部と、凹部に囲まれるように形成され、一対の容器本体の第1連結部と一対の蓋部材の第2連結部の第1連結部側の一部とを支持する凸形状の支持部とを備えている。そして、支持部は、光照射部が梱包容器の凹部の内面に接触しないように、かつ、支持した状態で一対の蓋部材の第2連結部の第1連結部とは反対側の部分に上方向から押圧力を加えることにより検出容器を傾斜させて取り出すことが可能なように、検出容器を支持する。
この第2の局面による検出容器用梱包容器では、上記のように、一対の容器本体を収納するための凹部と、一対の容器本体の第1連結部と一対の蓋部材の第2連結部の第1連結部側の一部とを支持する凸形状の支持部とを設けるとともに、その支持部を、光照射部が梱包容器の凹部の内面に接触しないように、かつ、支持した状態で一対の蓋部材の第2連結部の第1連結部とは反対側の部分に上方向から押圧力を加えることにより検出容器を傾斜させて取り出すことが可能なように検出容器を支持するように構成することによって、検出容器の容器本体の光照射部が梱包容器の内面に接触して傷が付くのを防止することができるとともに、使用者が容易に検出容器を梱包容器から取り出すことができる。
この発明の第3の局面による検出容器の梱包構造は、開口部および光が照射される光照射部を有するとともに、内部に試料が収容され、かつ、第1連結部により互いに連結される一対の容器本体と、一対の容器本体に連結され、容器本体の開口部を密閉する密閉部を有するとともに、第2連結部により互いに連結される一対の蓋部材と、密閉部が開口部を密閉した状態を保持する密閉保持部とを含む検出容器と、検出容器の一対の容器本体を収納するための凹部と、凹部に囲まれるように形成され、一対の容器本体の第1連結部と一対の蓋部材の第2連結部の第1連結部側の一部とを支持する凸形状の支持部とを含む梱包容器とを備えている。そして、梱包容器の支持部は、一対の容器本体の光照射部が梱包容器の凹部の内面に接触しないように、かつ、支持した状態で一対の蓋部材の第2連結部の第1連結部とは反対側の部分に上方向から押圧力を加えることにより検出容器を傾斜させて取り出すことが可能なように、検出容器を支持する。
この第3の局面による検出容器の梱包構造では、上記のように、梱包容器に、一対の容器本体を収納するための凹部と、一対の容器本体の第1連結部と一対の蓋部材の第2連結部の第1連結部側の一部とを支持する凸形状の支持部とを設けるとともに、その支持部を、一対の容器本体の光照射部が梱包容器の凹部の内面に接触しないように、かつ、支持した状態で一対の蓋部材の第2連結部の第1連結部とは反対側の部分に上方向から押圧力を加えることにより検出容器を傾斜させて取り出すことが可能なように検出容器を支持するように構成することによって、検出容器の容器本体の光照射部が梱包容器の内面に接触して傷が付くのを防止することができるとともに、使用者が容易に検出容器を梱包容器から取り出すことができる。
この発明の第4の局面による検出容器用梱包容器は、光が照射される光照射部を有するとともに、内部に試料を収容する複数の容器本体を有するセル部材と、複数の容器本体を密閉する複数の密閉部を有する蓋部材と、セル部材と蓋部材とを連結する連結部材とを含む検出容器を収納するための検出容器用梱包容器であって、容器本体を収納するための第1凹部と、蓋部材および連結部材の少なくとも一方を支持する第1支持部と、光照射部が凹部の内面に接触しないようにセル部材を支持する第2支持部とを備えている。
この第4の局面による検出容器用梱包容器では、上記のように、光照射部が凹部の内面に接触しないようにセル部材を支持する第2支持部を設けることによって、光照射部が検出容器用梱包容器の凹部の内面に接触して傷が付くのを防止することができる。
上記第4の局面による検出容器用梱包容器において、好ましくは、蓋部材および連結部材の少なくとも一方を支持したままセル部材を上昇可能とするための第2凹部をさらに備えている。このように構成すれば、使用者が容易に検出容器を検出容器用梱包容器から取り出すことができる。
この発明の第5の局面による検出容器の梱包構造は、光が照射される光照射部を有するとともに、内部に試料を収容する複数の容器本体を有するセル部材と、複数の容器本体を密閉する複数の密閉部を有する蓋部材と、セル部材と蓋部材とを連結する連結部材とを含む検出容器と、容器本体を収納するための第1凹部と、蓋部材および連結部材の少なくとも一方を支持する第1支持部と、光照射部が凹部の内面に接触しないようにセル部材を支持する第2支持部とを含む検出容器用梱包容器とを備えている。
この第5の局面による検出容器の梱包構造では、上記のように、検出容器用梱包容器に光照射部が凹部の内面に接触しないようにセル部材を支持する第2支持部を設けることによって、光照射部が検出容器用梱包容器の凹部の内面に接触して傷が付くのを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による検出セル(検出容器)の蓋が開いた状態を示した斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態による検出セルの蓋が閉じた状態を図1の矢印A方向から見た斜視図である。図3〜図12は、図1に示した検出セルの構成部分の詳細を示した図である。なお、第1実施形態では、本発明の検出容器の一例として、遺伝子増幅検出装置に用いる使い捨て用検出セルについて説明する。すなわち、第1実施形態による検出セルは、その検出セル内に癌由来の標的遺伝子(mRNA)を注入して、LAMP(Loop−mediated Isothermal Amplification、 栄研化学)法を用いて増幅し、増幅に伴い発生する溶液の濁りを測定することにより標的遺伝子(標的核酸)の検出を行う遺伝子増幅検出装置に用いられる。なお、LAMP法の詳細は、米国特許第6410278号公報に開示されている。
第1実施形態による検出セル1は、図1に示すように、セル部材10と、蓋部材20との2つの部材を一体的に組み合わせることにより構成されている。なお、セル部材10は、本発明の「容器本体」の一例である。セル部材10は、光が透過可能な耐熱性の透明樹脂(たとえば、ポリメチルペンテン(TPX)などの結晶性のオレフィン系熱可塑性樹脂)からなり、蓋部材20は、耐熱性の樹脂(たとえば、高密度ポリエチレン)からなる。なお、検出セル1は、検出セル1の製造工程で付着する可能性のある人間の唾液などの分解酵素が遺伝子の増幅に悪影響を及ぼさないように、出荷前に箱詰めした状態で電子線照射が施されている。ポリメチルペンテンは、電子線照射によって変色せず、耐薬品性、耐熱性が高い材料であるので、セル部材10として好都合である。
ここで、第1実施形態では、検出セル1を構成するセル部材10には、図1および図3に示すように、2つのセル部13と、2つのフック係合孔14と、2つの蓋部材係合孔15と、2つの位置決め用凹部16とが一体的に形成されている。なお、セル部13は、本発明の「容器本体」、「第1容器本体部」および「第2容器本体部」の一例であり、フック係合孔14は、本発明の「フック係合部」の一例である。また、セル部13は、下部に位置する矩形形状の光照射部11と、上部に位置する円形状の開口部12とを含んでいる。光照射部11は、試料が注入されるとともに、検出時に光が照射される部分であり、図5に示すような矩形断面形状を有する。また、円形状の開口部12は、図4に示すように、矩形形状の光照射部11の横断面積よりも大きい横断面積を有する。
光照射部11には、図5に示すように、実質的に平坦な内面を有する光入射壁111と、光入射壁111に対して約3mm以上約4mm以下の間隔を隔てて平行に対向するように配置された実質的に平坦な内面を有する光出射壁112とからなる一対の光透過壁が設けられている。このように、光入射壁111と光出射壁112との間隔を約3mm以上に設定することにより、光照射によって試料の濁度の変化などを容易に検出することが可能になる。また、光入射壁111と光出射壁112との間隔を約4mm以下に設定することにより、検出に必要な試料の量を少なくすることが可能になる。また、光入射壁111および光出射壁112は、共に、約0.5mm以下の厚みを有する。このように、光入射壁111および光出射壁112を約0.5mm以下の小さい厚みで形成することにより、試料に熱を効率よく伝達することが可能になる。
また、光照射部11には、光入射壁111および光出射壁112を連結するように、約1.5mm以上約3mm以下の間隔を隔てて対向配置された一対の実質的に平坦な内面を有する側壁113および114が設けられている。このように、一対の側壁113および114間の間隔を約1.5mm以上に設定することにより、検出時に、一対の側壁113および114間に位置する光入射壁111および光出射壁112に光を容易に照射することが可能になる。また、一対の側壁113および114間の間隔を約3mm以下に設定することにより、検出に必要な試料の量を少なくすることが可能になる。また、側壁113および114は、共に、約0.5mm以下の厚みを有する。このように、側壁113および114を約0.5mm以下の小さい厚みで形成することにより、試料に熱を効率よく伝達することが可能になる。これらの光入射壁111、光出射壁112、一対の側壁113および114により、図5に示すような実質的に矩形状(長方形状)の内面形状を有する光照射部11が構成されている。
また、側壁113および114は、それぞれ、光入射壁111の表面に対して突出する突出部113aおよび114aと、光出射壁112の表面に対して突出する突出部113bおよび114bとを含んでいる。これらの突出部113a、113b、114aおよび114bは、図示しない検出装置に、セル部13をセットする際に、光入射壁111および光出射壁112の表面に傷が付くのを防止する機能を有する。ただし、突出部113a、113b、114aおよび114bの光入射壁111および光出射壁112に対する突出量を大きくすると、光入射壁111および光出射壁112と検出装置の加温部(図示せず)との距離が大きくなるため、加温効率が低下する。したがって、加温効率の低下を抑制するためには、突出部113a、113b、114aおよび114bの突出量をできるだけ小さくするのが好ましい。具体的には、突出部113a、113b、114aおよび114bの光入射壁111および光出射壁112に対する突出量は、約0.2mm〜約0.3mm以下に設定するのが好ましい。
また、図5に示す断面において、光照射部11の内面の4つの隅部115は、約0.5mm以下(好ましくは、約0.1mm以上約0.3mm以下)の曲率半径を有する実質的に円弧状の曲面形状を有する。このように、隅部115の内面を実質的に円弧状の曲面形状に形成することにより、試料などの攪拌時に、隅部115に気泡が付きにくいとともに、流れ状態が良好になるので、撹拌効率を向上させることが可能になる。また、隅部115の内面の曲率半径を約0.5mm以下と小さくすることによって、隅部115の内面を円弧状の曲面形状にすることに起因する光入射壁111および光出射壁112の面積の減少を極力抑制することが可能になる。また、隅部115の内面を約0.1mm以上約0.3mm以下の範囲の曲率半径を有するように構成すれば、撹拌効率を向上させながら、光透過壁の面積の減少を極力抑制することが可能になる。
また、図6に示すように、突出部113a、113b、114aおよび114bの最下部には、面取り部113cおよび114cが設けられている。この面取り部113cおよび114cにより、図示しない検出装置にセル部13をセットする際に、セル部13のセットを円滑に行うことが可能になる。
また、図4に示す横断面において、セル部材10の光照射部11の底面部116は、実質的に円弧状の曲面形状に形成されている。これにより、試料が微量で液量が少ない場合にも光照射による検出が可能な液面高さを得ることが可能になる。
また、図3および図7に示すように、セル部材10のフック係合孔14には、後述する蓋部材20のフック部32のフック係合孔14への挿入を容易にするための傾斜部14aと、フック部32の先端部が係合する係合部14bとが設けられている。また、図3および図8に示すように、セル部材10の蓋部材係合孔15には、後述する蓋部材20のセル部材係合片42の先端部が係合する係合部15aが設けられている。
また、検出セル1を構成する蓋部材20は、図9に示すように、蓋部30と、セル部材取付部40と、蓋部30とセル部材取付部40とを連結するための連結部50とから構成されている。蓋部30には、2つの密閉部31と、2つのフック部32と、つまみ部33と、位置修正部34とが一体的に形成されている。また、セル部材取付部40には、2つのセル部材取付孔41と、2つのセル部材係合片42と、2つの位置決め用凸部43と、2つの検出装置取付部44とが一体的に形成されている。なお、セル部材取付部40は、本発明の「容器本体取付部」の一例であり、セル部材取付孔41は、本発明の「容器本体取付孔」の一例である。また、セル部材係合片42は、本発明の「容器本体係合片」の一例である。
蓋部30の密閉部31は、セル部材10(図1参照)の2つの開口部12に対応する位置に設けられている。この密閉部31は、図10に示すように、2つのセル部13の開口部12(図4参照)を密閉可能な形状に形成されている。また、2つのフック部32は、図9に示すように、密閉部31を閉めた状態で、セル部材10(図1参照)の2つのフック係合孔14に係合可能なように配置されている。つまみ部33は、蓋部30の端面中央部に設けられている。このつまみ部33は、検出終了後に図2に示す状態の検出セル1を廃棄する際に、使用者が検出セル1を把持しやすいように設けられている。また、位置修正部34は、蓋部30の2つの密閉部31間に、伸縮可能に設けられている。この位置修正部34は、2つの開口部12に対する2つの密閉部31の位置を修正する機能を有する。
また、図9に示すように、セル部材取付部40のセル部材取付孔41には、セル部材10(図1参照)の2つのセル部13が挿入される。また、2つのセル部材係合片42は、図9に示すように、セル部材取付部40の中央部に、所定の間隔を隔てて対向するように設けられており、図11に示すような先端部が先細りした断面形状を有する。このセル部材係合片42は、セル部材10の2つの蓋部材係合孔15の係合部15a(図8参照)に係合する。また、セル部材取付部40の2つの位置決め用凸部43は、図9に示すように、セル部材取付部40の両端部に配置されており、セル部材10の2つの位置決め用凹部16(図3参照)に嵌め込まれる。また、セル部材取付部40の2つの検出装置取付部44は、図9に示すように、セル部材取付部40の裏面に設けられており、検出セル1を図示しない検出装置に取り付けるために設けられている。この検出装置取付部44は、図11に示すように、中央で分割されるとともに、側面に突起部44aを有する。
また、連結部50は、図12に示すように、2つの厚肉部50aと、2つの厚肉部50a間に位置する薄肉部50bとによって構成されている。そして、薄肉部50bは、密閉部31を閉める際に曲がる方向(図12の矢印D方向)に、屈曲しやすいように、凹状に湾曲した形状を有する。
図1に示した検出セル1を組み立てる際には、蓋部材20のセル部材取付部40の2つのセル部材取付孔41(図9参照)に、セル部材10の2つのセル部13(図3参照)を挿入するとともに、セル部材取付部40のセル部材係合片42(図9参照)を、セル部材10の蓋部材係合孔15の係合部15a(図8参照)に係合させる。また、セル部材取付部40の2つの位置決め用凸部43(図9参照)に、セル部材10の2つの位置決め用凹部16(図3参照)を嵌め込む。これにより、検出セル1が一体的に組み立てられる。
なお、図1に示す密閉部31が開いた状態から、図2に示すように、密閉部31を閉めた状態にすると、蓋部30の2つのフック部32がそれぞれ対応のセル部材10のフック係合孔14に係合する。これにより、密閉部31が閉じられた状態(密閉状態)で保持される。
図13〜図15は、第1実施形態の検出セルによる遺伝子検出動作を説明するための概略図である。次に、図13〜図15を参照して、第1実施形態による検出セル1の遺伝子検出動作について説明する。第1実施形態による検出セル1では、上記したように、検出セル1内に癌由来の標的遺伝子(mRNA)が注入されて、LAMP法を用いて増幅され、増幅に伴い発生する溶液の濁りを測定することにより標的遺伝子(標的核酸)の検出が行われる。なお、第1実施形態による検出セル1の遺伝子検出動作に用いる検出装置201は、図13に示すように、反応部(増幅部)210と、蓋閉め機構部220と、検出セル1内の液濁度を検出する濁度検出部230とを含んでいる。反応部210には、光を検出セルに照射するための光照射溝211が設けられている。蓋閉め機構部220は、図示しない駆動機構により回転される軸221と、軸221に取り付けられ、軸221の回転に伴って回動する蓋密閉用アーム222とを含んでいる。また、濁度検出部230は、基板231aに取り付けられたLED光源部230aと、基板231bに取り付けられたフォトダイオード受光部230bとから構成されている。
検出セル1を用いた具体的な遺伝子検出動作としては、まず、検出セル1のセル部13を検出装置201の反応部210にセットするとともに、検出セル1の蓋部30を蓋閉め機構部220の蓋密閉用アーム222上に載置する。そして、検出セル1のセル部13の光照射部11内に、標的遺伝子を含むことが疑われる試料および試薬を注入した後、検出セル1の蓋閉めを行う。図13には、セル部13内への試料および試薬の注入が行われた直後の蓋部30が開いた状態が示されている。この状態から、図示しない駆動機構によって回転される軸221に取り付けられた蓋密閉用アーム222が、軸221を支点として、図13の矢印の方向に回動される。これにより、蓋密閉用アーム222上に載置された蓋部30の密閉部31は、セル部13の開口部12側に回動されて、図14に示すように、セル部13の開口部12に対して蓋部30の密閉部31が閉められる。なお、密閉部31が一度閉められると、蓋部30のフック部32とセル部材10のフック係合孔14とが係合されることにより、密閉部31が閉められた状態(密閉状態)が保持されるので、密閉部31が再び開くのが防止される。この後、軸221が反対方向に回転されて、軸221に取り付けられた蓋密閉用アーム222は、図15に示すように、初期位置に戻る。このようにして、蓋閉めが行われる。
上記した蓋閉めが完了した後、セル部13の光照射部11内の液温を、加温部(図示せず)により約20℃から約65℃に加温することによって、LAMP(遺伝子増幅)反応により標的遺伝子(mRNA)を増幅する。そして、増幅に伴い生成される増幅生成物による白濁を濁度検出部230を用いて比濁法により検出する。具体的な検出方法としては、図15に示すように、LED光源部230aから約1mmの直径を有する光を、矢印B方向(図1および図15参照)に、反応部210の光照射溝211を介して、増幅反応時のセル部13の光照射部11の光入射壁111に照射する。そして、光照射部11の光出射壁112から出射される光を、フォトダイオード受光部230bにより受光する。これにより、増幅反応時のセル部13の光照射部11内の液濁度を測定する。そして、この測定データから試料中の標的遺伝子(mRNA)のコピー数が急増するまでの時間である増幅立ち上がり時間を、濁度の変化に基づいて検出する。そして、予め作成された検量線に基づいて、増幅立ち上がり時間から標的遺伝子の濃度が算出される。なお、検量線は、横軸に増幅立ち上がり時間、縦軸に標的遺伝子濃度をとった曲線であり、一般に、増幅立ち上がり時間が短いほど、標的遺伝子濃度が高くなる。このようにして、遺伝子(核酸)検出動作が行われる。なお、遺伝子検出動作が終了した後、使用者は、検出セル1のつまみ部33を把持して検出セル1を廃棄する。
第1実施形態では、上記のように、セル部材10と蓋部材20とを一体的に組み立てることにより検出セル1を構成することによって、セル部材10と蓋部材20とが一体的に連結された構造になるので、蓋部材20の蓋部30が他の検出セル1上に落下することがない。これにより、蓋部材20の落下に起因して他の検出セル1内の試料が汚染されるという不都合も生じない。
また、第1実施形態では、フック部32およびフック係合孔14を設けることによって、フック部32とフック係合孔14とを係合させることにより、容易に、検出セル1の蓋部30が閉められた状態を保持することができるので、外力により蓋部30が開くのを防止することができる。これにより、蓋部30が開くことに起因するセル部13内の試料による他の試料や試薬の汚染を防止することができる。また、フック部32とフック係合孔14とは、蓋部30の密閉部31がセル部13の開口部12を密閉した状態で、係合するように構成されているので、セル部13の開口部12が密閉部31により密閉された状態を保持することができる。
また、第1実施形態では、セル部13に、光が照射される光照射部11を設けることによって、セル部13の光照射部11内の試料に外部から光を照射することにより、標的遺伝子の検出を行うことができる。
また、第1実施形態では、開口部12の横断面積を光照射部11の横断面積よりも大きくすることによって、開口部12の横断面積が小さい場合に比べて、開口部12への試料の注入を容易に行うことができる。また、横断面積の小さい光照射部11により、微量の試料の場合にも、試料の測定に必要な液面高さを得ることができるので、微量の試料の場合にも光の照射により試料の測定を行うことができる。また、開口部12を円形状にすることによって、開口部12を矩形形状などにする場合に比べて、蓋部30の密閉部31による密閉をより容易に行うことができる。
また、第1実施形態では、セル部材10に、2つのセル部13を設けるとともに、蓋部30に2つの密閉部31を設けることによって、2つの試料の検出を並行して行うことができるので、検出の迅速化を図ることができる。
また、第1実施形態では、2つの密閉部31の間に、伸縮可能な位置修正部34を設けることによって、2つの開口部12に対する2つの密閉部31の位置がずれていた場合にも、容易に、2つの密閉部31の位置を適正な位置に修正することができるので、2つの開口部12に対して密閉部31による密閉を確実に行うことができる。
また、第1実施形態では、蓋部材20の蓋部30に、つまみ部33を設けることによって、使用者は、検出終了後につまみ部33を把持して検出セル1を容易に廃棄することができる。
(第2実施形態)
図16〜図19は、本発明の第2実施形態による検出セル用梱包容器の構造を説明するための図であり、図20〜図24は、本発明の第2実施形態による検出セル用梱包容器に検出セルを収納した状態を説明するための図である。また、図25および図26は、図20に示した本発明の第2実施形態による検出セル用梱包容器から検出セルを取り出す動作を説明するための図である。なお、本発明の第2実施形態による検出セル用梱包容器に収納される検出セルは、上記第1実施形態で説明した検出セル(図1〜図12参照)と同様である。まず、図16〜図19および図24〜図26を参照して、本発明の第2実施形態による検出セル用梱包容器700の構造について説明する。
第2実施形態による検出セル用梱包容器700は、図16〜図18に示すように、検出セル1を収納するための凹部710と、凹部710に囲まれるように形成された凸形状の第1支持部720と、第1支持部720に連続して形成された凸形状の第2支持部730と、凹部710の開口部分から外側に延びるように形成された縁部740とを含んでいる。なお、検出セル用梱包容器700は、本発明の「検出容器用梱包容器」の一例であり、第1支持部720および第2支持部730は、本発明の「支持部」の一例である。この検出セル用梱包容器700は、光をある程度透過する半透明な樹脂(たとえば、ポリプロピレン)からなり、外部から検出セル1が収納されていることを視認することができるように構成されている。また、検出セル1を取り出した後、複数個の検出セル用梱包容器700を互いに重ね合わせて破棄することができるように、検出セル用梱包容器700の凹部710の内側面は、上から下に向かって内側に傾斜した形状に形成されている。
凹部710の第1支持部720より矢印G側の部分を第1凹部710bと呼び、矢印E側の部分を第2凹部710cと呼ぶ。第1凹部710bは、セル部13を収納する。第2凹部710cは、第1支持部720が蓋部材20の一部を支持したままセル部13を上昇可能とするための空間である。第1凹部710bの横断面積は、セル部13の横断面積より大きい。第1凹部710bの底面から第2支持部730の上面までの長さは、セル部13の底面から開口部12までの長さよりも大きい。従って、光照射部11は第1凹部710bに収納された状態で第1凹部710bの内面に接触しない。なお、以下の説明において「第2支持部730がセル部材10を支持する」には、第2支持部730が蓋部材20を介してセル部材10を支持する場合も、第2支持部730が蓋部材20を介さずにセル部材10を支持する場合も含むものとする。
検出セル用梱包容器700の凹部710の所定の位置には、後述する検出セル1の取出動作の際に、検出セル1のつまみ部33が入り込むための溝部711が形成されている(図25および図26参照)。また、第1支持部720の上部には、検出セル1を収納する際の位置決めとなる位置決め用凸部721が形成されている。また、図16〜図18に示すように、第2支持部730のG方向の端部は、凹部710の側面に接続されている。この第2支持部730のF方向の幅は、第1支持部720のF方向の幅よりも小さい。また、縁部740は、図16の矢印Eの方向に向かって上方に傾斜した形状を有する。この縁部740には、図16〜図19に示すように、凹部710を取り囲むように溶着部741が形成されている。この溶着部741は、図24に示すように、内部に検出セル1が収納された検出セル用梱包容器700をポリプロピレンなどからなるシート750により密閉する際の熱処理時に、溶解および凝固することによってシート750と検出セル用梱包容器700の縁部740とを接合させるために設けられている。また、縁部740の所定の部分には、図16および図17に示すように、斜辺部742が形成されている。この斜辺部742は、使用者が、シート750(図24参照)により密閉された検出セル用梱包容器700を開封する際に、シート750の端部750aを把持して開封しやすくするために設けられている。
次に、図20〜図26を参照して、本発明の第2実施形態による検出セル用梱包容器700における検出セル1の梱包構造について説明する。まず、図20〜図23に示すように、検出セル1は、検出セル用梱包容器700内に、水平に収納されている。この検出セル1のセル部材10の2つのセル部13は、セル側連結部10aにより連結されており、検出セル1の蓋部30の2つの密閉部31は、蓋側連結部30aにより連結されている。なお、セル側連結部10aは、本発明の「第1連結部」の一例であり、蓋側連結部30aは、本発明の「第2連結部」の一例である。検出セル1が検出セル用梱包容器700内に収納された状態では、検出セル1のセル側連結部10aは、検出セル用梱包容器700の第2支持部730により支持されているとともに、検出セル1の蓋側連結部30aのセル側連結部10a側の部分は、第1支持部720により支持されている。また、図20および図21に示すように、検出セル1を検出セル用梱包容器700内に収納した状態では、第1支持部720の位置決め用凸部721は、検出セル1のセル側連結部10a、蓋側連結部30aおよび2つの連結部50によって囲まれる部分に入り込む。この位置決め用凸部721が、検出セル1のセル側連結部10aに当接することにより、検出セル1のE方向(図20参照)の移動が規制される。これにより、検出セル1のつまみ部33および2つのフック部32は、検出セル用梱包容器700の凹部710の内面に接触しない状態で、検出セル用梱包容器700内に収納されている。
また、検出セル1のセル部材10のG方向(図20参照)の端部に位置する外側面が検出セル用梱包容器700の凹部710の内側面に当接することにより、検出セル1のG方向の移動が規制される。また、検出セル1のセル部材10のF方向(図20参照)の両端に位置する外側面が検出セル用梱包容器700の凹部710の内側面に当接することにより、検出セル1のF方向の移動が規制される。また、上記したE方向、F方向およびG方向の移動の規制によって、検出セル1のセル部13の光照射部11は、図21〜図23に示すように、凹部710の内面に接触しない状態で、検出セル用梱包容器700内に収納されている。
次に、図20、図23、図25および図26を参照して、検出セル1の取出動作について説明する。この第2実施形態では、検出セル1は、シート750(図24参照)により密閉された検出セル用梱包容器700内に収納された状態で出荷される。このため、使用者は、検出セル1を使用する際に、検出セル1を検出セル用梱包容器700から取り出す必要がある。
この検出セル1の取出動作の際には、まず、使用者は、両手に手袋をした状態で、一方の手で検出セル用梱包容器700を保持するとともに、他方の手を用いて検出セル用梱包容器700を密閉しているシート750(図24参照)の端部750aを把持して開封する。そして、一方の手の検出セル用梱包容器700を保持していない指で検出セル1のつまみ部33を上方向から下方向(図20および図23の矢印Iの方向)に押圧する。これにより、図25および図26に示すように、第1支持部720に当接した蓋部30の蓋側連結部30aの裏面を支点にして、すなわち、第1支持部720が蓋部30を支持したままの状態で検出セル1のセル部材10側が上方向(図23、図25および図26の矢印Jの方向)に回動される。図25および図26に示した状態では、蓋部30の一部が第2凹部710cに入り込み、検出セル1のつまみ部33の所定の部分が第1支持部720の側面720aに当接するとともに、検出セル1の2つのフック部32が凹部710の側面710a(図26参照)に当接している。また、図25および図26に示した状態では、検出セル1が検出セル用梱包容器700に対して傾斜した状態になるとともに、検出セル1のセル部材10が凹部710の開口部分から上方の外側に突出した状態になる。なお、この検出セル1が回動する過程において、検出セル1のセル部13の光照射部11は、図23および図25に示すように、凹部710の内面に接触することはない。そして、検出セル1が傾斜した状態から、使用者は、検出セル用梱包容器700を保持していない他方の手で、検出セル1の上方に突出したセル部材10の長手方向の両側側面を挟むように把持して、検出セル1を検出セル用梱包容器700から取り出す。そして、取り出した検出セル1を、図13に示した第1実施形態の遺伝子検出動作に用いる検出装置201の反応部(増幅部)210にセットする。
第2実施形態では、上記のように、検出セル用梱包容器700を、検出セル1を収納するための凹部710と、セル部材10のセル側連結部10aを支持する凸形状の第2支持部730と、蓋部30の蓋側連結部30aのセル側連結部10a側の一部を支持する凸形状の第1支持部720とから構成するとともに、その第1支持部720および第2支持部730を、検出セル1のセル部13の光照射部11が検出セル用梱包容器700の凹部710の内面に接触しないように、検出セル1を支持するように構成することによって、検出セル1のセル部13が検出セル用梱包容器700の内面に接触して傷が付くのを防止することができる。
また、第2実施形態では、検出セル1を支持した状態で検出セル1のつまみ部33に上方向から押圧力を加えることにより検出セル1を傾斜させて取り出すことが可能なように、第1支持部720および第2支持部730を構成することによって、使用者が容易に検出セル用梱包容器700から検出セル1を取り出すことができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1実施形態では、セル部材10と蓋部材20との2つの部材を一体的に組み合わせることによって蓋が一体的に連結された検出セル1を構成する例を示したが、本発明はこれに限らず、蓋が一体的に連結された検出セルを1つの部材により形成してもよい。
また、上記第1実施形態では、セル部13の開口部12を円形状にした例を示したが、本発明はこれに限らず、セル部13の開口部12を矩形状などの円形状以外の形状にしてもよい。
また、上記第1実施形態では、蓋部の密閉状態を保持するための密閉状態保持部の一例として、フック部およびフック係合孔を示したが、本発明はこれに限らず、フック部およびフック係合孔以外の密閉状態保持部を用いてもよい。
また、上記第1実施形態では、本発明の検出セル(検出容器)を、標的遺伝子をLAMP法により増幅させるための検出セルに適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、標的遺伝子をポリメラーゼ連鎖反応法(PCR法)やリガーゼ連鎖反応法(LCR法)により増幅させる検出容器に適用してもよい。また、本発明の検出セルを、遺伝子増幅以外の検出セルに適用してもよい。
また、上記第2実施形態では、検出セルのつまみ部を上方向から押圧することにより検出セルを検出セル用梱包容器から取り出す場合について説明したが、本発明はこれに限らず、つまみ部を有しない検出セルの場合には、検出セルの蓋側連結部のセル側連結部とは反対側の部分を上方向から押圧することにより検出セルを検出セル用梱包容器から取り出すようにしてもよい。
なお、上記第2実施形態では、第1凹部710bと第2凹部710cとが連続している場合について説明したが、本発明はこれに限らず、第1支持部720などによって第1凹部710bと第2凹部710cとが分離していてもよい。
また、上記第2実施形態では、第1支持部720が蓋部30の一部を支持している場合について説明したが、本発明はこれに限らず、第1支持部720が連結部50を支持するようにしてもよい。
また、上記第2実施形態では、第2支持部730がセル側連結部10aを支持する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、セル部材10の2つのセル部13より外側の部分を支持するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態による検出セル(検出容器)の蓋が開いた状態を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態による検出セルの蓋が閉じた状態を図1の矢印A方向から見た斜視図である。 図1に示した検出セルを構成するセル部材を示した斜視図である。 図3に示したセル部材の100−100線に沿った断面図である。 図3に示したセル部材の200−200線に沿った断面図である。 図3に示したセル部材をB方向から見た部分拡大図である。 図3に示したセル部材の300−300線に沿った断面図である。 図3に示したセル部材の400−400線に沿った断面図である。 図1に示した検出セルを構成する蓋部材を示した斜視図である。 図9に示した蓋部材の500−500線に沿った断面図である。 図9に示した蓋部材の600−600線に沿った断面図である。 図9に示した蓋部材の連結部を矢印C方向から見た側面図である。 図1に示した検出セルの検出動作を説明するための概略図である。 図1に示した検出セルの検出動作を説明するための概略図である。 図1に示した検出セルの検出動作を説明するための概略図である。 本発明の第2実施形態による検出セル用梱包容器を示した斜視図である。 図16に示した検出セル用梱包容器の平面図である。 図17に示した検出セル用梱包容器の800−800線に沿った断面図である。 図17に示した検出セル用梱包容器の810−810線に沿った部分断面図である。 図16に示した本発明の第2実施形態による検出セル用梱包容器に検出セルを収納した状態を示した斜視図である。 図20に示した検出セルを収納した検出セル用梱包容器の平面図である。 図20に示した検出セルを収納した検出セル用梱包容器を矢印H方向から見た正面図である。 図21に示した検出セルを収納した検出セル用梱包容器の820−820線に沿った断面図である。 図20に示した検出セルを収納した検出セル用梱包容器をシートで密閉した状態を示した斜視図である。 図20に示した本発明の第2実施形態による検出セル用梱包容器から検出セルを取り出す動作を説明するための図である。 図20に示した本発明の第2実施形態による検出セル用梱包容器から検出セルを取り出す動作を説明するための図である。
符号の説明
1 検出セル(検出容器)
10 セル部材(容器本体)
10a セル側連結部(第1連結部)
11 光照射部
12 開口部
13 セル部(容器本体、第1容器本体部、第2容器本体部)
14 フック係合孔(フック係合部)
15 蓋部材係合孔
20 蓋部材
30 蓋部
30a 蓋側連結部(第2連結部)
31 密閉部
32 フック部
33 つまみ部
40 セル部材取付部(容器本体取付部)
41 セル部材取付孔(容器本体取付孔)
42 セル部材係合片(容器本体係合片)
111 光入射壁
112 光出射壁
113、114 側壁
113a、113b、114a、114b 突出部
700 検出セル用梱包容器(検出容器用梱包容器)
710 凹部
710b 第1凹部
710c 第2凹部
720 第1支持部(支持部)
730 第2支持部(支持部)

Claims (16)

  1. 開口部と、光が照射される光照射部とを有するとともに、内部に試料が収容される容器本体と、
    前記容器本体に連結され、前記容器本体の開口部を密閉する密閉部を有する蓋部材と、
    前記密閉部が前記開口部を密閉した状態を保持する密閉保持部とを備えた、検出容器。
  2. 前記密閉保持部は、前記容器本体に設けられたフック係合部と、前記蓋部材に設けられ、前記フック係合部に係合可能なフック部とを含む、請求項1に記載の検出容器。
  3. 前記フック係合部と前記フック部とは、前記密閉部が前記容器本体の開口部を密閉した状態で、係合するように構成されている、請求項2に記載の検出容器。
  4. 前記光照射部は、前記容器本体の下部に形成されているとともに、光を透過する透明な光入射壁と、前記光入射壁と所定の間隔を隔てて対向するように配置された光を透過する透明な光出射壁とを含み、
    前記開口部は、前記容器本体の上部に形成され、前記光照射部の横断面積よりも大きい横断面積を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出容器。
  5. 前記開口部は、円形状の開口部を含む、請求項4に記載の検出容器。
  6. 前記容器本体は、
    第1開口部と、光が照射される第1光照射部とを有するとともに、内部に試料が収容される第1容器本体部と、
    第2開口部と、光が照射される第2光照射部とを有するとともに、内部に試料が収容される第2容器本体部とを含み、
    前記蓋部材は、
    前記第1容器本体部の第1開口部を密閉する第1密閉部と、
    前記第2容器本体部の第2開口部を密閉する第2密閉部とを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の検出容器。
  7. 前記蓋部材は、前記第1密閉部と前記第2密閉部との間に形成され、伸縮可能な位置修正部を含む、請求項6に記載の検出容器。
  8. 前記蓋部材は、つまみ部を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の検出容器。
  9. 前記試料は、標的核酸を含むことが疑われる試料であり、前記容器本体の内部で前記標的核酸の増幅が行われる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の検出容器。
  10. 前記蓋部材は、
    前記容器本体を取り付けるための容器本体取付孔を有する容器本体取付部と、
    前記密閉部を含む蓋部と、
    前記蓋部と前記容器本体取付部とを連結する連結部とを含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の検出容器。
  11. 前記容器本体は、蓋部材係合孔を含み、
    前記蓋部材の容器本体取付部は、前記容器本体が前記容器本体取付部の容器本体取付孔に取り付けられた際に、前記容器本体の蓋部材係合孔に係合する容器本体係合片をさらに含む、請求項10に記載の検出容器。
  12. 開口部および光が照射される光照射部を有するとともに、内部に試料が収容され、かつ、第1連結部により互いに連結される一対の容器本体と、前記一対の容器本体に連結され、前記容器本体の開口部を密閉する密閉部を有するとともに、第2連結部により互いに連結される一対の蓋部材と、前記密閉部が前記開口部を密閉した状態を保持する密閉保持部とを含む検出容器を収納するための検出容器用梱包容器であって、
    前記検出容器の一対の容器本体を収納するための凹部と、
    前記凹部に囲まれるように形成され、前記一対の容器本体の第1連結部と前記一対の蓋部材の第2連結部の前記第1連結部側の一部とを支持する凸形状の支持部とを備え、
    前記支持部は、前記光照射部が前記梱包容器の凹部の内面に接触しないように、かつ、支持した状態で前記一対の蓋部材の第2連結部の前記第1連結部とは反対側の部分に上方向から押圧力を加えることにより前記検出容器を傾斜させて取り出すことが可能なように、前記検出容器を支持する、検出容器用梱包容器。
  13. 開口部および光が照射される光照射部を有するとともに、内部に試料が収容され、かつ、第1連結部により互いに連結される一対の容器本体と、前記一対の容器本体に連結され、前記容器本体の開口部を密閉する密閉部を有するとともに、第2連結部により互いに連結される一対の蓋部材と、前記密閉部が前記開口部を密閉した状態を保持する密閉保持部とを含む検出容器と、
    前記検出容器の一対の容器本体を収納するための凹部と、前記凹部に囲まれるように形成され、前記一対の容器本体の第1連結部と前記一対の蓋部材の第2連結部の前記第1連結部側の一部とを支持する凸形状の支持部とを含む梱包容器とを備え、
    前記梱包容器の支持部は、前記一対の容器本体の光照射部が前記梱包容器の凹部の内面に接触しないように、かつ、支持した状態で前記一対の蓋部材の第2連結部の前記第1連結部とは反対側の部分に上方向から押圧力を加えることにより前記検出容器を傾斜させて取り出すことが可能なように、前記検出容器を支持する、検出容器の梱包構造。
  14. 光が照射される光照射部を有するとともに、内部に試料を収容する複数の容器本体を有するセル部材と、前記複数の容器本体を密閉する複数の密閉部を有する蓋部材と、前記セル部材と前記蓋部材とを連結する連結部材とを含む検出容器を収納するための検出容器用梱包容器であって、
    前記容器本体を収納するための第1凹部と、
    前記蓋部材および前記連結部材の少なくとも一方を支持する第1支持部と、
    前記光照射部が前記凹部の内面に接触しないように前記セル部材を支持する第2支持部とを備える、検出容器用梱包容器。
  15. 前記蓋部材および前記連結部材の少なくとも一方を支持したまま前記セル部材を上昇可能とするための第2凹部をさらに備える、請求項14に記載の検出容器用梱包容器。
  16. 光が照射される光照射部を有するとともに、内部に試料を収容する複数の容器本体を有するセル部材と、前記複数の容器本体を密閉する複数の密閉部を有する蓋部材と、前記セル部材と前記蓋部材とを連結する連結部材とを含む検出容器と、
    前記容器本体を収納するための第1凹部と、前記蓋部材および前記連結部材の少なくとも一方を支持する第1支持部と、前記光照射部が前記凹部の内面に接触しないように前記セル部材を支持する第2支持部とを含む検出容器用梱包容器とを備える、検出容器の梱包構造。
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