JP2005098616A - 送風装置及び送風方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 横流送風機を用いて,屋内駐車場内の空気の汚れの状態に応じた効率的な換気を行う。
【課題を解決するための手段】
【解決手段】 屋内駐車場2の天井部2aに,2台の上部横流送風機12と下部横流送風機13とが上下方向に並べて配置される。上部横流送風機12,13のそれぞれの吹出し口14,15は,吹き出された気流が吹出し直後に互いに合流するように,それぞれ俯角方向と仰角方向に向けて形成される。例えば車両Eの出入りが多く,上層部に多量の排気ガスが滞留しているときには,吹出し口14,15から同じ風量の気流が吹き出され,天井部2aに沿った風速の大きな合成気流が形成される。この合成気流により,上層部の多量の排気ガスが排気される。車両Eの出入りが少ないときには,吹出し口15側の風量を零にして,俯角方向に向いた吹出し口14からの気流によって,駐車場内全体が換気される。
【選択図】 図2

Description

本発明は,建物内で送風するための送風装置及び送風方法に関する。
屋内駐車場,工場,倉庫などの建物内では,汚れた空気が滞留し易いため,換気が必要になる。特に屋内駐車場では,車両から多量の排気ガスが排出されるので,換気を十分に行う必要がある。このような建物内の換気には,従来より,誘引風量を多く確保できるノズル式又は,吹出し口が水平方向に長く全体として大きな風量を確保できる横流送風機(クロスフローファン)が用いられている。
例えば,屋内駐車場内の換気の場合,駐車場内の所定位置に,複数の横流送風機を配置し,当該各横流送風機を作動させて,駐車場内において所定の方向に流れる帯状気流を形成することによって行われていた(例えば,特許文献1参照)。
しかしながら,前記屋内駐車場の換気に用いられる横流送風機は,構造上大きな風速を得ることができない。このため,従来の屋内駐車場では,例えば駐車場内の車両の出入りが多く,多量の排気ガスが駐車場内に滞留したようなときにも,その滞留した排気ガスに向けて十分に強い風を送り,当該排気ガスを十分に押し流して排出することができなかった。
また,多数の横流送風機の設置が必要な屋内駐車場では,通常,風向を変更する機能を持たない横流送風機が用いられている。これは,風向を変えるには,横流送風機に,別途吹出方向変更機構などの付属部材を取り付けることが必要であり,この場合,横流送風機の構造や制御が複雑化し,横流送風機自体のコストやランニングコストが増大するためである。この結果,従来の屋内駐車場では,例えば駐車場内の車両の出入りが少ない通常の状態のときに,風向を駐車場内の全体に向け,車両の出入りが多くなったときには,高濃度になった排気ガスを集中的且つ効果的に排出するように風向を変更することができなかった。
このように,従来の屋内駐車場内の換気では,駐車場内の空気の汚れの状態に応じた換気を行うことができなかった。かかる空気の状態に応じた換気を行うためには,より多くの横流送風機をより多くの場所に設置することが考えられるが,これは,屋内駐車場全体のエネルギ消費量が増加し,ランニングコストも増加するため,効率的ではない。
特許2923256号公報
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,屋内駐車場などの建物内の空気の状態に応じた効率的な送風を行うことのできる送風装置と送風方法を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するために,本発明によれば,建物内において上下方向に並べて配置された2台の横流送風機を備え,前記2台の横流送風機のうちの上側の横流送風機は,俯角方向に向けられた吹出し口を有し,下側の横流送風機は,仰角方向に向けられた吹出し口を有し,前記2台の横流送風機は,それぞれの吹出し口から吹き出された気流が合流するように配置されていることを特徴とする送風装置が提供される。
本発明によれば,例えば図1に示すように上下2段に配置された2台の横流送風機A,Bが俯角方向,仰角方向にそれぞれ向けられた吹出し口C,Dを有し,当該吹出し口C,Dから吹き出された気流が吹出し直後に合流する。これにより,2つの気流が重ねられて,各横流送風機A,Bからの単独の気流よりも強い合成気流,つまり大きな風速の気流が形成される。例えば横流送風機A,Bからの気流の速度が等しくVで,各吹出し口C,Dの角度が45°のとき,合成気流の風速Vは,式(1)より,およそ
Figure 2005098616
となり,各横流送風機A,Bからの気流の風速Vのほぼ21/2倍になる。この結果,従来よりも強く到達距離の長い気流を形成することができるので,必要に応じて建物内の換気を強めることができる。また,片方の横流送風機A,Bの気流の風量を変えることによって,合成気流の風向と風速を自由に変えることができるので,建物内の所定の領域を狙った換気を行うことができる。したがって,横流送風機を至る所に多数配置しなくとも,既存の横流送風機を用いて,建物内の空気の汚れの状況に応じた効率的な換気を行うことができる。
前記吹出し口の向けられた前記俯角方向と仰角方向は,双方とも30°〜50°の範囲内の方向であってもよい。また,前記送風装置は,前記2台の横流送風機のうちの少なくともいずれか一方の吹出し口から吹き出される気流の風量を調整することによって,前記合流により形成された合成気流の少なくとも風向又は風速のいずれか一方を制御する制御部をさらに備えていてもよい。この制御部によって,合成気流の風向や風速を厳密に制御して,例えば建物内の換気を空気の汚れの状態に応じてより効率的に行うことができる。
前記2台の横流送風機は,建物の天井部に取り付けられており,前記制御部は,前記下側の横流送風機からの気流の風量のみを調整することによって,前記合成気流の風向と風速を制御するようにしてもよい。かかる場合,例えば下側の横流送風機からの気流の風量を上側の横流送風機からの気流の風量に合わせて,合成気流の方向を天井部に沿った水平方向に向けることができる。また,下側の横流送風機からの気流の風量を減少させて,合成気流の方向を天井部から床方向に向けた斜め方向或いは下方向に変更することができる。この場合,建物内の所望の方向への送風を下側の横流送風機の風量の調整のみで制御できるので,かかる制御をより簡単に行うことができる。
前記送風装置は,建物内の空気の汚れの状態を検出するためのセンサをさらに備え,前記制御部は,前記センサの検出結果に基づいて前記気流の風量を調整してもよい。かかる場合,建物内の空気の状態に応じた換気をより正確に行うことができる。なお,センサには,空気の汚れを直接検出するもののみならず,空気の汚れの指標となるものを検出し空気の汚れを間接的に検出するものも含まれる。
本発明によれば,建物内において2台の横流送風機を上下方向に並べて配置し,前記2台の横流送風機からそれぞれ吹き出された気流を合流させて,合成気流を形成し,前記2台の横流送風機のうちの少なくともいずれか一方から吹き出される気流の風量を調整して,前記合成気流の少なくとも風向又は風速のいずれか一方を変更することを特徴とする送風方法が提供される。
本発明によれば,2台の横流送風機から吹き出された気流から形成された合成気流により,建物内に,従来より強く到達距離の長い気流を形成できる。また,片方の横流送風機の風量を調整して,合成気流の風向や風速を自由に変えることができる。この結果,建物内の空気の汚れの状況に応じて適宜気流の風速や風向を変更し,例えば建物内の換気を効率的に行うことができる。
前記2台の横流送風機のうちの上側の横流送風機からは,所定の俯角方向に向けられた気流が吹き出され,下側の横流送風機からは,所定の仰角方向に向けられた気流が吹き出され,前記合成気流の風向は,前記俯角方向と仰角方向とで規定される狭角の範囲内で変更されるようにしてもよい。また,前記狭角は,60°〜100°であってもよく,前記俯角方向の俯角と前記仰角方向の仰角は,同じ角度であってもよい。
前記2台の横流送風機は,建物の天井部に取り付けられており,前記2台の横流送風機のうちの下側の横流送風機からの気流の風量のみを調整することによって,前記合成気流の風向と風速を変更するようにしてもよい。かかる場合,下側の横流送風機からの風量のみを調整によって合成気流全体の風向や風速の変えることができるので,合成気流の風向や風速の変更をより簡単に行うことができる。
前記下側の横流送風機からの気流の風量を連続的に増減することによって,前記合成気流の風向を連続的に変更するようにしてもよい。この場合,例えば送風方向を徐々に変えながら建物全体に偏り無く気流を供給し,建物全体の換気を好適に行うことができる。また,建物内の空気の汚れの状態を検出するためのセンサの検出結果に基づいて,前記合成気流の少なくとも風向又は風速のいずれか一方の変更を行うようにしてもよい。かかる場合,センサの検出結果に基づいて合成気流の風向や風速の変更が行われるので,建物内の換気をより正確に行うことができる。
本発明によれば,建物内の空気の状況に応じた効率的な換気を行うことができるので,建物の換気設備の省エネルギ化,低コスト化が図られる。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図2は,本実施の形態にかかる送風装置1が建物としての屋内駐車場2内に設置された様子を示す説明図である。送風装置1は,例えば屋内駐車場2内の車両Eが通る車路に沿って設けられている。
送風装置1は,例えば空気が吹き出される本体部10と,本体部10の駆動や動作を制御する制御部11とを備えている。本体部10は,例えば同一性能を有する2台の横流送風機12,13により構成されている。横流送風機12,13は,例えば図3に示すように全体が細長の略直方体形状を有し,上下方向に並べて配置されている。上側に位置する上部横流送風機12は,図2に示すように屋内駐車場2の天井部2aに取り付けられ,下側に位置する下部横流送風機13は,上部横流送風機12の下面に取り付けられている。
上部横流送風機12の吹出し口14と下部横流送風機13の吹出し口15は,各横流送風機12,13における屋内駐車場2の排気口X側の側面に形成されている。吹出し口14,15は,図3に示すように横流送風機12,13の長手方向に沿ったスリット状に平行に形成されている。上部横流送風機12の吹出し口14は,図2に示すように例えば40°の俯角方向に向けられており,下部横流送風機13の吹出し口15は,例えば吹出し口14と同じ角度の40°の仰角方向に向けられている。このように,吹出し口14,15は,それぞれから吹き出された気流が吹き出し直後に互いに合流するように形成されている。
制御部11は,例えば上部横流送風機12と下部横流送風機13の動停止を制御できる。また,制御部11は,上部横流送風機12と下部横流送風機13の送風するための動力を制御して,各吹出し口14,15から吹き出される気流の風量を調整できる。これによって,制御部11は,各吹出し口14,15からの風量を調整して,吹出し直後に合流した合成気流の風向と風速を制御できる。
次に,上述の送風装置1が設置された屋内駐車場2内の換気方法について説明する。屋内駐車場2内において,例えば車両Eの出入りが少なく,屋内駐車場2内の全体の排気ガスの濃度が低いときには,比重量の大きい排気ガスは,床部2b上付近に滞留しやすい。それ故,このとき,例えば図4に示すように下部横流送風機13からの風量を零,つまり下部横流送風機13の稼働を停止させ,上部横流送風機12のみを稼働させる。この結果,上部横流送風機12のみから,斜め40°の俯角方向に向いた気流Fが吹き出され,屋内駐車場2内には,例えば上部横流送風機12から屋内駐車場2の床部2b方向に向かって流れ,床部2b上を通って,全体として緩やかに排気口X側に流れる気流が形成される。この気流により,床部2b付近に滞留した排気ガスが攪拌,稀釈されながら排気口Xから排気されて,屋内駐車場2内が換気される。
屋内駐車場2内において,例えば車両Eの出入りが多く,屋内駐車場2内の全体に高濃度の排気ガスが滞留しているときには,例えば図5に示すように上部横流送風機12と下部横流送風機13との双方を同時期に稼働させる。このとき,各吹出し口14,15から,例えば同じ風量の気流F,Gを吹き出させる。この結果,各気流F,Gは,吹き出し直後に合流し,水平方向に流れる合成気流Hが形成される。このときの合成気流Hの風速は,各気流F,Gの風速Vに対し,21/2V程度にまでなり,約21/2倍に増大する。この合成気流Hによって,屋内駐車場2の上層部に強い気流が形成され,屋内駐車場2内の全体に排気口X側へ向かう空気の流れが効率的に形成される。そしてこの屋内駐車場2内全体の空気の流れによって,屋内駐車場2内に滞留する多量の排気ガスが排気口X側に押し流されて排気される。
以上の実施の形態によれば,上部横流送風機12と下部横流送風機13を上下2段に配置し,各吹出し口14,15をそれぞれ俯角方向と仰角方向に向けたので,例えば車両Eの出入りが多く,屋内駐車場2内に多量の排気ガスが滞留する場合には,各横流送風機12,13からの気流F,Gによって,天井部2aに沿って流れる風速の大きな合成気流Hを形成することができる。この結果,屋内駐車場2内の多量の排気ガスを効率的に排気できる。また,車両Eの出入りが少ない場合には,下部横流送風機13の稼働を停止させて,上部横流送風機12のみを稼働させて,斜め下方向へ送風を行うことができる。それ故,例えば屋内駐車場2内の床部2a付近の換気を効率的に行うことができる。このように,刻々と変化する屋内駐車場2内の空気の状態に適応した適切な換気を行うことができる。また,多量の排気ガスが滞留した場合に限り,下部横流送風機13を稼働させればよいので,その分エネルギ消費量やランニングコストを低減することができ,換気を効率的に行うことができる。
また,送風装置1により形成される気流の風向や風速の変更を下部横流送風機13の動作の制御のみで行うことができるので,かかる気流の制御を簡単に行うことができる。なお,下部横流送風機13の制御は,制御部11におけるタイマーを用いた制御であってもよく,プログラムによる制御であってもよい。
上記実施の形態において,図6に示すように屋内駐車場2内に車両Eの出入りの数を検出するセンサ20を設置し,当該センサ20の検出結果に基づいて,横流送風機12,13からの気流の風量を調整してもよい。例えばセンサ20には,ループコイル方式,超音波方式,赤外線方式などのものが用いられる。かかる場合,例えばセンサ20の検出結果は,制御部11に出力され,制御部11は,当該出力データに基づいて横流送風機12,13を制御してもよい。例えば車両Eの出入りの数が多くなった時には,直ちに下部横流送風機13からの気流の風量と上部横流送風機12からの気流の風量とを同じにし,上述したように屋内駐車場2の上層部に強い合成気流Hを形成する。そして,車両Eの出入りの数が少なくなった時には,下部横流送風機13を停止させ,上部横流送風機12からの斜め下方向の気流Fに変更する。こうすることによって,屋内駐車場2内の状況に応じて迅速に気流の風向,風速を変更することができる。なお,前記センサ20には,ループコイル方式,超音波方式,赤外線方式のものが用いられる。なお,前記センサ20は,車両Eの出入りの数を検出するものに限られず,例えば屋内駐車場2内の排気ガスの所定成分の濃度を検出するものであってもよい。
上記実施の形態では,車両Eの出入りの多いときと少ないときに分けて,送風装置1により送風される気流の方向を水平方向と斜め40°の下方向の二方向に変更していたが,例えば上部横流送風機12からの気流の風量を一定に維持し,下部横流送風機13からの風量を連続的に増減して,図7に示すように合成気流Hの風向を水平方向から斜め40°の下方向までの範囲で連続的に変えるようにしてもよい。かかる場合,例えば下部横流送風機13の回転駆動系にインバータを取り付け,制御部11によるインバータ制御により下部横流送風機13の回転数を変えて,風量を連続的に増減させてもよい。こうすることによって,屋内駐車場2内の攪拌,稀釈が促進され,屋内駐車場2内の換気が効率的に行われる。なお,この風向の連続的な変更は,常時行われてもよいし,車両Eの出入りの状況や排気ガスの濃度の状況に応じて行われてもよい。
前記実施の形態では,送風装置1の本体部10が天井部2aに取り付けられていたが,例えば図8に示すように本体部10を天井部2aと床部2bとの中間付近の高さに配置し,上部横流送風機12と下部横流送風機13の双方からの気流の風量を調整して,それらの気流からなる合成気流Hの風向を水平方向から±40°の範囲内で変更してもよい。かかる場合,合成気流Hの風向を広角の範囲で自在に変更することができ,屋内駐車場2の全体の換気や局所的な換気を好適に行うことができる。なお,送風装置1を床部2b付近に取り付けて上部横流送風機12からの気流の風量のみを調整して,合成気流Hの風向を水平方向から斜め40°の上方向の範囲内で変更してもよい。
以上,本発明の実施の形態の一例について説明したが,本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。例えば,以上の実施の形態で記載した上部横流送風機12と下部横流送風機13では,吹出し口14,15がそれぞれ40°の俯角方向或いは仰角方向に向けて形成されていたが,他の鋭角の角度,好ましくは30°〜50°の範囲内の角度に向けて形成されていてもよい。また,吹出し口14の俯角方向と吹出し口15の仰角方向は,同じ角度であってもよいし,異なる角度であってもよい。角度が異なる場合には,各吹出し口14,15の俯角方向と仰角方向とで規定される狭角が,60°〜100°の範囲内であるとよい。さらに,上記送風装置1は,屋内駐車場2内の車路に沿って設置されていたが,車両Eが駐車される各車室に設置されていてもよく,車路と車室の両方に設置されていてもよい。また,以上の実施の形態では,本発明を屋内駐車場2内の換気設備に適用していたが,本発明は,他の建物,例えば工場,倉庫などの換気設備にも適用できる。
本発明は,閉鎖された建物内の換気を効率的に行う際に有用である。
本発明にかかる送風装置が備えている2台の横流送風機の構成を示した説明図である。 本実施の形態における屋内駐車場の様子を示した説明図である。 上部横流送風機と下部横流送風機を備えた送風装置の本体部の構成の概略を示す斜視図である。 車両の出入りの数が少ない場合の屋内駐車場内の気流の流れの様子の一例を示した説明図である。 車両の出入りの数が多い場合の屋内駐車場内の気流の流れの様子の一例を示した説明図である。 センサを取り付けた屋内駐車場の様子を示した説明図である。 風向を連続的に変える場合の屋内駐車場内の様子を示した説明図である。 本体部を天井部と床部の中間位置に設置した場合の屋内駐車場内の様子を示した説明図である。
符号の説明
1 送風装置
2 屋内駐車場
2a 天井部
11 制御部
12 上部横流送風機
13 下部横流送風機
14,15 吹出し口
E 車両

Claims (12)

  1. 建物内において上下方向に並べて配置された2台の横流送風機を備え,
    前記2台の横流送風機のうちの上側の横流送風機は,俯角方向に向けられた吹出し口を有し,下側の横流送風機は,仰角方向に向けられた吹出し口を有し,
    前記2台の横流送風機は,それぞれの吹出し口から吹き出された気流が合流するように配置されていることを特徴とする,送風装置。
  2. 前記吹出し口の向けられた前記俯角方向と仰角方向は,双方とも30°〜50°の範囲内の方向であることを特徴とする,請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記2台の横流送風機のうちの少なくともいずれか一方の吹出し口から吹き出される気流の風量を調整することによって,前記合流により形成された合成気流の少なくとも風向又は風速のいずれか一方を制御する制御部をさらに備えたことを特徴とする,請求項1又は2のいずれかに記載の送風装置。
  4. 前記2台の横流送風機は,建物の天井部に取り付けられており,
    前記制御部は,前記下側の横流送風機からの気流の風量のみを調整することによって,前記合成気流の風向と風速を制御することを特徴とする,請求項3に記載の送風装置。
  5. 建物内の空気の汚れの状態を検出するためのセンサをさらに備え,
    前記制御部は,前記センサの検出結果に基づいて前記気流の風量を調整することを特徴とする,請求項3又は4のいずれかに記載の送風装置。
  6. 建物内において2台の横流送風機を上下方向に並べて配置し,
    前記2台の横流送風機からそれぞれ吹き出された気流を合流させて,合成気流を形成し,
    前記2台の横流送風機のうちの少なくともいずれか一方から吹き出される気流の風量を調整して,前記合成気流の少なくとも風向又は風速のいずれか一方を変更することを特徴とする,送風方法。
  7. 前記2台の横流送風機のうちの上側の横流送風機からは,所定の俯角方向に向けられた気流が吹き出され,下側の横流送風機からは,所定の仰角方向に向けられた気流が吹き出され,
    前記合成気流の風向は,前記俯角方向と仰角方向とで規定される狭角の範囲内で変更されることを特徴とする,請求項6に記載の送風方法。
  8. 前記狭角は,60°〜100°であることを特徴とする,請求項7に記載の送風方法。
  9. 前記俯角方向の俯角と前記仰角方向の仰角は,同じ角度であることを特徴とする,請求項7又は8のいずれかに記載の送風方法。
  10. 前記2台の横流送風機は,建物の天井部に取り付けられており,
    前記2台の横流送風機のうちの下側の横流送風機からの気流の風量のみを調整することによって,前記合成気流の風向と風速を変更することを特徴とする,請求項6,7,8又は9のいずれかに記載の送風方法。
  11. 前記下側の横流送風機からの気流の風量を連続的に増減することによって,前記合成気流の風向を連続的に変更することを特徴とする,請求項10に記載の送風方法。
  12. 建物内の空気の汚れの状態を検出するためのセンサの検出結果に基づいて,前記合成気流の少なくとも風向又は風速のいずれか一方の変更を行うことを特徴とする,請求項6,7,8,9,10又は11のいずれかに記載の送風方法。
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