JP2005097241A - フラーレノ酸ハライドの製造法 - Google Patents

フラーレノ酸ハライドの製造法 Download PDF

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Abstract

【課題】 医薬又は電子材料の製造中間体として有用なフラーレノ酸ハライドの効率的な製造法の提供。
【解決手段】 エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒を含む混合溶媒(好ましくは、ジクロロメタンと1,4―ジオキサンの混合溶媒)を用いて処理したフラーレノ酢酸クロリド等のフラーレノ酸とハロゲン化剤を、前記混合溶媒中で反応させるフラーレノ酸ハライドの製造法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、フラーレノ酸ハライド、フラーレノ酸エステル又はその誘導体、フラーレノ酸アミド又はその誘導体の製造法に関するものである。
フラーレンの特徴に注目して、種々の誘導体が製造され、研究されており、フラーレノ酸誘導体もその一つである(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)。特にフラーレノ酸ハライドは、その反応性の高さからフラーレノ酸誘導体製造の重要な反応中間体として知られている。
しかし、現在知られているフラーレノ酸誘導体の製造法は、副反応の問題や反応に用いる物質の製造が難しいという問題がある。
Yihan Wang, Jingrong Cao, David I. Schuster and Stephen R. Wilson Tetrahedron Letters, 36(38), 6843-6846, 1995 Lyle Isaacs and Francois Diederichi Helv. Chim. Acta 76, 2454-2464, 1993
非特許文献1や非特許文献2には、〔60〕フラーレノ酢酸の製造法として、〔60〕フラーレンとジメチルスルホニウム,t-ブトキシカルボニルメチリドを反応させた後、p-トルエンスルホン酸一水和物で処理する方法が開示されているが、得られた〔60〕フラーレノ酢酸は不純物を多く含んでおり、これを用いて得られるフラーレノ酢酸ハライドも不純物を多く含んでいる。
本発明は、有用なフラーレノ酸誘導体の製造中間体であるフラーレノ酸ハライドを、高い収率でかつ高い純度で得ることができる製造法、及びフラーレノ酸エステル又はその誘導体、フラーレノ酸アミド又はその誘導体を提供することを課題とする。
本発明は、課題の解決手段として、エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒を含む混合溶媒を用いて処理したフラーレノ酸とハロゲン化剤を、前記混合溶媒中で反応させることを特徴とするフラーレノ酸ハライドの製造法を提供する。
本発明において「処理」とは、フラーレノ酸とエーテル系溶媒とハロゲン系溶媒との混合溶媒を接触させ、フラーレノ酸中の不純物を取り除き、フラーレノ酸の純度を高めることを意味する。
本発明の製造法においては、課題を解決する上で、エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒を含む混合溶媒を用いて処理したフラーレノ酸とハロゲン化剤を混合溶媒中で反応させた後、反応生成物を溶解できる溶媒で反応生成物を抽出処理することが好ましい。
更に本発明は、他の課題の解決手段として、上記の製造法により得られたフラーレノ酸ハライドと、ヒドロキシ基を有する化合物を反応させることを特徴とするフラーレノ酸エステル又はその誘導体の製造法を提供する。
更に本発明は、他の課題の解決手段として、上記の製造法により得られたフラーレノ酸ハライドと、第1級又は第2級アミンを反応させることを特徴とするフラーレノ酸アミド又はその誘導体の製造法を提供する。
更に本発明は、他の課題の解決手段として、上記の製造法により得られたフラーレノ酸ハライドと金属アジドを反応させ、フラーレノ酸アジドを得る工程、フラーレノ酸アジドとアルコールから、クルチウス転位によりフラーレノメチルアミンのカルバミン酸エステルを得る工程、及びフラーレノ酸のカルバミン酸エステルの脱保護反応工程を有するα−フラーレノアミンを主成分として含む混合物の製造法を提供する。
本発明によれば、医薬又は電子材料として有用なフラーレノ酸エステル又はその誘導体やフラーレノ酸アミド又はその誘導体の製造中間体であるフラーレノ酸ハライドを、高い収率でかつ高い純度で得ることができる。
本発明のフラーレノ酸ハライドの製造法は、エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒との混合溶媒を用いて処理したフラーレノ酸とハロゲン化剤を、エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒との混合溶媒中で反応させる方法であれば、具体的な反応方法は特に制限されるものではない。
出発原料となるエーテル系溶媒とハロゲン系溶媒との混合溶媒を用いて処理したフラーレノ酸(以下「混合溶媒処理フラーレノ酸」という)は、上記した非特許文献1や非特許文献2開示されている公知の方法で製造されたフラーレノ酸(以下「未処理のフラーレノ酸」という)を、エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒との混合溶媒により処理したものである。
フラーレノ酸は特に限定されないが、フラーレノ酸の中でも〔60〕フラーレノ酸が好ましく、更には〔60〕フラーレノ酢酸が好ましい。
処理方法は特に制限されず、未処理のフラーレノ酸を前記混合溶媒に溶解させることにより、不溶物と分離する方法等を適用できる。混合溶媒の使用量は、未処理のフラーレノ酸の質量に対して、約50〜1000倍量である。
混合溶媒は、エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒を含むものである。混合溶媒は、エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒の組み合わせのみからなるものが望ましいが、反応を阻害しない範囲内で他の溶媒が含まれていてもよい。
エーテル系溶媒としては、テトラヒドロフラン、1,4―ジオキサン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等が挙げられ、ハロゲン系溶媒としてはジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素が挙げられる。これらの中でも1,4―ジオキサンとジクロロメタンとの混合溶媒を用いることが好ましい。
エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒との混合比は、フラーレノ酸を溶解できる範囲であれば特に限定されないが、エーテル系溶媒:ハロゲン系溶媒=5:1〜1:5、更にはエーテル系溶媒:ハロゲン系溶媒=3:1〜1:3、特にエーテル系溶媒:ハロゲン系溶媒=1:1の混合比が好ましい。
混合溶媒処理フラーレノ酸とハロゲン化剤の反応方法は、反応容器内において、不活性ガス雰囲気中、混合溶媒処理フラーレノ酸を上記したエーテル系溶媒とハロゲン系溶媒との混合溶媒に溶解させた後、ハロゲン化剤を添加する(好ましくは滴下する)方法が特に好ましいが、これに限定されるものでなく、フラーレノ酸、ハロゲン化剤及び前記混合溶媒を同時に反応容器に入れて反応させる方法等を適用してもよい。
ハロゲン化剤としては、塩化チオニル、オキシ塩化リン、五塩化リン、塩化オキサリル、三塩化リン、三臭化リン、臭化オキサリル等が挙げられ、これらの中でも塩化チオニルが好ましい。
フラーレノ酸とハロゲン化剤の反応条件は特に制限されるものではないが、約2〜10時間、加熱還流しながら行うことが好ましい。
反応終了後、周知の濾過法等の分離法を適用して反応生成物を分離し、必要に応じて、反応生成物の質量に対して、約10〜50倍量の前記混合溶媒で溶解精製することができる。
その後、反応生成物に対して、反応生成物を溶解できる溶媒を添加して、反応生成物を溶解させることにより、不溶物を除去する抽出精製処理を適用することが好ましい。反応生成物を溶解できる溶媒としては、二硫化炭素、ベンゼン、トルエン、キシレン、1,2-ジクロロベンゼン等が挙げられる。
本発明の製造法で得られるフラーレノ酸ハライドは、酸クロリド及び酸ブロミドが好ましく、酸クロリドが更に好ましく、フラーレノ酢酸クロリドが特に好ましい。
上記の製造法で得られたフラーレノ酸ハライド(好ましくは〔60〕フラーレノ酸ハライド)と、ヒドロキシ基を有する化合物を反応させることにより、フラーレノ酸エステル又はその誘導体を製造することができる。
ヒドロキシ基を有する化合物としては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、2−メチル−2−プロパノール、オクタノール等の炭素数1〜20の脂肪族アルコール、フェノール、メトキシフェノール、ニトロフェノール等のフェノール又はその誘導体、コレステロール等のステロール、ゲラニオール等のテルペンアルコール、糖等が挙げられる。
フラーレノ酸ハライドとヒドロキシ基を有する化合物の反応は、不活性ガス雰囲気中、フラーレノ酸を有機溶媒に溶解させた後、ヒドロキシ基を有する化合物を添加し反応させる方法が好ましい。反応条件は特に制限されるものではないが、約−20〜100℃で、約1〜24時間反応させることが好ましい。
反応後、周知の分離、濃縮、乾燥、精製等の処理を適宜選択して適用することで、フラーレノ酸エステル又はその誘導体を得ることができる。
更に上記の製造法で得られたフラーレノ酸ハライド(好ましくは〔60〕フラーレノ酸ハライド)と、第1級又は第2級アミンを反応させることにより、フラーレノ酸アミド又はその誘導体を製造することができる。
第1級又は第2級アミンとしては、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン、オクチルアミン、ベンジルアミン、アニリン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジオクチルアミン、ベンジルメチルアミン、オクチルメチルアミン、N−メチルアニリン、アミノステロール、テルペンアミン、アミノ糖等が挙げられる。
フラーレノ酸ハライドと第1級又は第2級アミンの反応は、不活性ガス雰囲気中、フラーレノ酸を有機溶媒に溶解させた後、第1級又は第2級アミンを添加し反応させる方法が好ましい。反応条件は特に制限されるものではないが、約−20〜100℃で、約1〜24時間反応させることが好ましい。
反応後、周知の分離、濃縮、乾燥、精製等の処理を適宜選択して適用することで、フラーレノ酸アミド又はその誘導体を得ることができる。
更に上記の製造法で得られたフラーレノ酸ハライド(好ましくは〔60〕フラーレノ酸ハライド)を用い、下記反応式で表される反応工程を経ることにより、α−フラーレノアミンを主成分として含む混合物を製造することができる。
Figure 2005097241
〔式中、Mは金属を示し、ROHはアルコールを示す。〕
第1工程にて、フラーレノ酸ハライドと金属アジドを反応させ、フラーレノ酸アジドを得る。
金属アジドとしては、トリブチルスズアジド、トリメチルシリルアミド、ナトリウムアジド等を用いることができる。
反応は、溶媒として塩化メチレン、クロロホルム、THF、ジオキサン、ベンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼン、トルエン、キシレン等を用い、約0〜100℃で、約3〜24時間行う。
第2工程にて、フラーレノ酸アジドとアルコールから、クルチウス転位によりフラーレノ酸のカルバミン酸エステルを得る。
アルコールとしては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、2−メチル−2−プロパノール、2−(トリメチルシリル)エタノール、フルオレンメタノール等を用いることができる。
反応は、溶媒としてベンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼン、トルエン、キシレン等を用い、還流温度で、約100〜160時間行う。
第3工程にて、フラーレノ酸のカルバミン酸エステルの脱保護反応することで、α−フラーレノアミンを主成分として含む混合物を得る。
脱保護反応は、フラーレノ酸のカルバミン酸エステルを、ベンジルアルコール、9−フルオレンメタノール、tert−ブチルアルコール等のアルコールに溶解させ、約3〜24時間、加熱還流する。
第3工程の反応後、周知の分離、濃縮、乾燥、精製等の処理を適宜選択して適用することができる。
得られた混合物中にα−フラーレノアミンが含まれていることは、更にアシル化反応を行ったとき、α−フラーレノアミンに対応するアミドが生成することで確認できる。
本発明の製造法により得られるフラーレノ酸ハライドは、医薬又は電子材料の製造中間体として有用である。
また本発明の製造法により得られるフラーレノ酸エステル又はその誘導体、フラーレノ酸アミド又はその誘導体、及びアα−フラーレノアミンは、医薬又は電子材料として有用である。
本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1〔フラーレノ酢酸クロリドの製造〕
(i)ジメチルスルホニウム,2−(1,1−ジメチルエトキシ)−2−オキソエチリドの製造
減圧下ヒートガンでよく加熱した後に、アルゴン置換した100mlの2口フラスコに、ブロモ酢酸ターシャリーブチルエステル10.64g(0.055mmol)、アセトン16ml及びジメチルスルフィド5.4g(0.087mmol)を順に加えた。
室温で5時間攪拌した後、生じた白色沈殿を濾過し、濾液より溶媒を減圧留去することによりスルフォニウム ブロマイド12.2g(0.047mol、収率85%)を得た。続いて、100mlのナスフラスコに、得られたスルフォニウム ブロマイド12.2g(0.047mol)及びクロロホルム30mlを加え、0℃に冷却した。ここに飽和炭酸カリウム水溶液6g、続いて12.5M水酸化ナトリウム水溶液3.8mlをゆっくりと滴下し、0℃にて15分攪拌後、室温にて10分攪拌した。
生じた白色沈殿を濾別し、濾液をジクロロメタン20mlで3回抽出し、集めた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去することで、目的のスルホニウムイリド3.5g(0.020mol、収率42%)を得た。
(ii)フラーレノ酢酸ターシャリーブチルエステルの製造
減圧下ヒートガンでよく加熱した500mlの2口フラスコに、(60)フラーレン300mg(0.42mmol)をトルエン300mlに溶解させ、室温にて1時間攪拌した後、(i)で得られたスルホニウムイリド59mg(0.34mmol)をトルエン5mlに溶解させ、ゆっくり滴下した。
室温にて18時間攪拌した後、反応溶液を濃縮し得られる粗生成物を薄層クロマトグラフィー(ワコーゲルB−5F、ヘキサン:トルエン=2:1)により精製することで目的物を267mg(0.32mmol、収率76%)得た。
1H-NMR(CDCl3: CS2=1:1)δ 1.69 (s, 9H), 4.66 (s, 1H)
(iii)フラーレノ酢酸(式(1))の製造
300mlのナスフラスコに、上記(ii)で得られた化合物163mg(0.195mmol)及びp-トルエンスルホン酸一水和物67mg(0.39mmol)をトルエン120mlに溶解させ、8時間加熱還流した。その後、反応溶液をゆっくりと室温まで冷まし、続いて0℃に冷却した。
生じた沈殿物を濾過し、トルエン及び水で洗浄し、得られた赤褐色固体をジクロロメタンと1,4―ジオキサン混合溶媒で溶解させることで得られた黒色溶液を濃縮し、目的物を147mg(0.189mol、収率97%)得た。
1H-NMR(CDCl3:d-DMSO=1:1)δ 5.18 (s, 1H)
IR (KBr) 3420 (-OH), 1700 (-C=O), 520 (C60)
Figure 2005097241
(iv)フラーレノ酢酸クロリド(式(2))の製造
減圧下ヒートガンでよく加熱した100mlの2口フラスコをアルゴンで置換した後、上記(iii)で得られた化合物50mg(0.064mmol)をジクロロメタン20ml及び1,4―ジオキサン20mlの混合溶媒に溶解させた。しばらく室温で攪拌した後、塩化チオニル5ml(68.5mmol)をゆっくり滴下した。
反応溶液を5時間加熱還流した後、ゆっくりと室温まで冷まし、続いて0℃に冷却した。生じた沈殿物を濾過し、ジクロロメタンと1,4―ジオキサンの混合溶媒で洗浄し、得られた黒色固体に二硫化炭素を加え、濾過により不溶物を取り除いた。
その後、減圧下で濾液から溶媒を留去することで、目的物51mg(0.064mmol,収率100%,純度100%)を得た。この化合物は、アルゴン雰囲気下、室温で3日間安定に保存することができた。
1H-NMR(CDCl3:CS2=1:1)δ 5.23 (s, 1H)
IR (KBr) 1780 (-C=O), 520 (C60)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 795.7863 (M), 797.7861 (M+2)
Figure 2005097241
実施例2〔フラーレノ酢酸メチルエステル(式(3))の製造〕
減圧下ヒートガンでよく加熱した50mlの2口フラスコをアルゴンで置換した後、実施例1で得られた化合物15mg(0.0188mmol)をブロモベンゼン15mlに溶解させた。続いてメタノール0.4ml(ブロモベンゼンの0.4M溶液、0.15mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン2.4mg(0.0197mmol)を加えた。
室温にて3時間反応させた後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(ワコーゲルB−5F、二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製することで目的物を14.3mg(0.018mmol、収率96%)得た。
1H-NMR(CDCl3)δ 4.05 (s, 3H), σ 4.76 (s, 1H)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 792.73 (M)
Figure 2005097241
実施例3〔フラーレノ酢酸エチルエステル(式(4))の製造〕
減圧下ヒートガンでよく加熱した50mlの2口フラスコをアルゴンで置換した後、実施例1で得られた化合物15mg(0.0188mmol)をブロモベンゼン 15mlに溶解させた。続いてエタノール(ブロモベンゼンの0.4M溶液、0.15mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン2.4mg(0.0197mmol)を加えた。
室温にて3時間反応させた後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(ワコーゲルB−5F、二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製することで目的物を14.1mg(0.0175mmol、収率93%)得た。
1H-NMR(CDCl3)δ 1.51-1.54 (t, 3H), 4.48-4.51( q, 2H), 4.74 (s, 1H)
IR (KBr) 1740 (-C=O), 520 (C60)
Figure 2005097241
実施例4〔フラーレノ酢酸2−プロパノールエステル(式(5))の製造〕
減圧下ヒートガンでよく加熱した50mlの2口フラスコをアルゴンで置換した後、実施例1で得られた化合物15mg(0.0188mmol)をブロモベンゼン15mlに溶解させた。続いて2−プロパノール0.36ml(ブロモベンゼンの0.4M溶液、0.144mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン94.5μL(ブロモベンゼンの0.4M溶液、0.0378mmol)を加えた。
室温にて6時間反応させた後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(ワコーゲルB−5F、二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製することで目的物を11.1mg(0.0135mmol、収率75%)得た。
1H-NMR(CDCl3)δ 1.505(d, 6H),4.71(s,1H),5.32-5.36(m,1H)
Figure 2005097241
実施例5〔フラーレノ酢酸p-メトキシフェニルエステル(式(6))の製造〕
減圧下ヒートガンでよく加熱した50mlの2口フラスコをアルゴンで置換した後、実施例1で得られた化合物14mg(0.0176mmol)をブロモベンゼン14mlに溶解させた。続いてp-メトキシフェノール17mg(0.14mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン4.5mg(0.037mmol)を加えた。
室温にて3時間反応させた後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(ワコーゲルB−5F、二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製することで目的物を14.0mg(0.0158mmol、収率90%)得た。
1H-NMR(CDCl3)δ 3.85 (s, 3H), 4.99 (s, 1H), 6.98-7.01 (d, 2H), 7.31-7.32 (d, 2H)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 883.8192 (M), 884.8192 (M+1), 885.8208(M+2)
Figure 2005097241
実施例6〔フラーレノ酢酸p-ニトロフェニルエステル(式(7))の製造〕
減圧下ヒートガンでよく加熱した50mlの2口フラスコをアルゴンで置換した後、実施例1で得られた化合物8.3mg(0.010mmol)をブロモベンゼン10mlに溶解させた。続いてp-ニトロフェノール12mg(0.083mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン2.7mg(0.022mmol)を加えた。
室温にて12時間反応させた後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー、二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製することで目的物を6.6mg(0.0073mmol、収率73%)得た。
1H-NMR(CDCl3)δ 5.02 (s, 1H), 7.60-7.63 (d, 2H), 8.38-8.41 (d, 2H)
Figure 2005097241
実施例7〔フラーレノ酢酸糖エステルの製造〕
減圧下ヒートガンでよく加熱した50mlの2口フラスコをアルゴンで置換した後、実施例1で得られた化合物19mg(0.023mmol)をブロモベンゼン20mlに溶解させた。続いて式(8)で示される糖86mg(0.19mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン6.2mg(0.051mmol)を加えた。
室温にて12時間反応させた後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(ワコーゲルB−5F、二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製することでフラーレノ酢酸糖エステルを18.5mg(0.015mmol、収率66%)得た。
1H-NMR (CDCl3) 1.563 (s, 3H), 3.38(s, 2H), 3.44-3.55 (m, 3H), 3.59-3.74 (m, 3H), 3.97-4.09 (m, 2H), 4.55-5.07 (m, 9H), 7.36-7.37 (m, 16H)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 1247.51 (M), 1248.51 (M+1)
Figure 2005097241
実施例8〔フラーレノ酢酸ゲラニオールエステルの製造〕
減圧下ヒートガンでよく加熱した50mlの2口フラスコをアルゴンで置換した後、実施例1で得られた化合物10mg(0.0125mmol)をブロモベンゼン10mlに溶解させた。続いて式(9)で示されるゲラニオール15.4mg(0.10mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン3.2mg(0.026mmol)を加えた。
室温にて12時間反応させた後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(ワコーゲルB−5F、二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製することでフラーレノ酢酸ゲラニオールエステル6mg(0.0066mmol、収率53%)得た。
1H-NMR (CDCl3) 1.154-1.371(m, 8H), 1.541-1.843(m, 10H), 4.797(s, 1H), 4.973-4.997(d, 2H)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 915.0344(M+1)
Figure 2005097241
実施例9〔フラーレノ酢酸コレステロールエステルの製造〕
減圧下ヒートガンでよく加熱した50mlの2口フラスコをアルゴンで置換した後、実施例1で得られた化合物11mg(0.0138mmol)をブロモベンゼン14mlに溶解させた。続いて式(10)で示されるコレステロール43mg(0.11mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン3.7mg(0.03mmol)を加えた。
室温にて12時間反応させた後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(ワコーゲルB−5F、二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製することでフラーレノ酢酸コレステロールエステルを12mg(0.0100mmol、収率76%)得た。
1H-NMR (CDCl3) 0.704-2.173 (m, 126H), 4.768 (s, 1H), 4.96 5(m, 1H), 5.496 (t, 1H)
IR (KBr) 3436 (-C=O), 2863-2944 (alkyl), 1738 (-C=O), 1157-1186 (-O-C), 526 (C60)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 1147 (M)
Figure 2005097241
実施例10〔フラーレン酢酸イソプロピルアミドの製造〕
減圧下ヒートガンでよく加熱した30 ml−2口ナスをアルゴンで置換した後、[60]フラーレノ酢酸クロリド(22 mg、0.0276 mmol)を二硫化炭素 15 mlに溶解させた。続いてジイソプロピルアミン(2 ml, 15mmol)を加えた後、反応溶液を3時間攪拌した。反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(トルエン:ヘキサン=1:1)により精製し、標題化合物を19.0 mg(0.0220 mmol、80%)得た。
実施例11
減圧下ヒートガンでよく加熱した30 ml−2口ナスをアルゴンで置換した後、[60]フラーレノ酢酸クロリド(20 mg、0.025 mmol)をブロモベンゼン 15 mlに溶解させた。反応溶液を0℃に保ち、トリ−n−ブチルスタニルアジド(25 mg、0.075 mmol)をゆっくり加えた後、反応溶液を室温まで昇温した。30分間攪拌したのち、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(二硫化炭素)により精製し、下記式の化合物16.8 mg(0.021 mmol、84%)を得た。
1H-NMR(CDCl3:CS2=1:1)δ4.71 (s, 1H)
IR(KBr) 2142 (-N3), 1714 (C=O), 526 (C60)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 776.11(nitren)
Figure 2005097241
実施例12
減圧下ヒートガンでよく加熱した50 ml−1口ナスをアルゴンで置換した後、〔60〕フラーレノ酢酸アジド(14.3 mg、0.0178 mmol)をオルトキシレン15 mlに溶解させた。続いて、2−(トリメチルシリル)エタノール(11 mg、0.089 mmol)を加え、6時間加熱還流した後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製し、下記式の化合物13.8 mg(0.015 mmol、88%)を得た。
1H-NMR(CDCl3)δ 0.105 (s, 9H), 1.138 (m, 2H), 4.392 (m, 2H), 5.63 (m, 1H), 6.0 (m, 1H)
Figure 2005097241
実施例13
減圧下ヒートガンでよく加熱した50 ml−1口ナスをアルゴンで置換した後、〔60〕フラーレノ酢酸アジド(14.2 mg、0.0178 mmol)をオルトキシレン15 mlに溶解させた。続いて、ベンジルアルコール(9.6 mg、0.0891 mmol)を加え、6時間加熱還流した後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製し、下記式の化合物10.1 mg(0.0114 mmol、64%)を得た。
1H-NMR(CDCl3)δ 5.33 (m, 2H), 5.66 (m, 1H), 6.08 (m, 1H), 7.46-7.39 (m, 5H)
Figure 2005097241
実施例14
減圧下ヒートガンでよく加熱した50 ml−1口ナスをアルゴンで置換した後、〔60〕フラーレノ酢酸アジド(18 mg、0.0224 mmol)をオルトキシレン 19 mlに溶解させた。続いて、9−フルオレンメタノール(22 mg、0.124 mmol)を加え、6時間加熱還流した後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製し、下記式の化合物12.5 mg(0.0128 mmol、57%)を得た。
1H-NMR(CDCl3) δ 4.33 (m, 1H), 4.66 (m, 2H), 5.59 (m, 1H), 6.01 (m, 1H), 7.31-7.39 (m, 5H), 7.64-7.73 (m, 4H)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 972.0697 (M+1)
Figure 2005097241
実施例15
減圧下ヒートガンでよく加熱した100 ml−1口ナスをアルゴンで置換した後、〔60〕フラーレノ酢酸アジド(23 mg、0.029 mmol)をオルトキシレン 48 mlに溶解させた。続いて、ターシャリーブチルアルコール24 mlを加え、6時間加熱還流した後、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(二硫化炭素:ジクロロメタン=2:1)により精製し、下記式の化合物19.4 mg(0.023 mmol、79%)を得た。
1H-NMR (CDCl3:CS2) 1.578 (s, 9H), 5.614 (m, 1H), 5.803 (m, 1H)
IR (KBr) 3415 (-NH), 2971 (t-Bu), 1707 (-C=O), 1365 (t-Bu), 520 (C60)
Figure 2005097241
実施例16
減圧下ヒートガンでよく加熱した50 ml−2口ナスをアルゴンで置換した後、〔60〕フラーレノ酢酸のカルバミン酸エステル(25.5 mg、0.0285 mmmol)をTHF 26 mlに溶解させ、反応溶液を−78 ℃に保った。そこに、ヘキサメチルジシラザンリチウム(0.57 ml、0.1 M in THF、 0.0571mmol)をゆっくり滴下した。
滴下した後、ベンゾイルクロリド(1.1 ml、 0.1 M in THF、 0.114 mmol)をゆっくり滴下し、0 ℃にて2時間、室温にて5時間反応させた後、メタノールで反応を停止させ、反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を薄層クロマトグラフィー(二硫化炭素:ジクロロメタン=4:1)により精製し、下記式の化合物12.5 mg(0.0125 mmol、44%)、〔60〕フラーレノ酢酸のカルバミン酸エステル8.8 mg(0.0098 mmol、35%)、[60]フラーレン3.5 mg(0.0049 mmol、17%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) 0.025 (s, 9H), 0.951-1.011 (t, 2H), 4.332-4.391 (t, 2H), 5.715 (s, 1H), 7.262-7.593 (t + d, 3H), 7.901-7.928 (d, 2H)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 998.1951(M+1)
Figure 2005097241
実施例17
減圧下ヒートガンでよく加熱した50 ml−2 口ナスをアルゴンで置換した後、カルバミン酸エステル(36 mg、0.0424 mmol)をオルトキシレン40 mlに溶解させ、トリフルオロメタンスルホン酸(0.85 ml、0.1 M in o-Xylene、0.0848 mmol)をゆっくり加えた後、2時間攪拌した。生じた沈殿物をメンブレンフィルターにより濾過し、トルエン100 ml、ヘキサン 20 mlで洗浄し、得られる赤褐色固体を乾燥させることで、下記式の化合物(Tf=CF3SO2)37.3 mg(0.0415 mmol、crude 98%)を得た。
IR (KBr) 3450, 1608, 1520, 642(-NH3+), 2947, 2919, 1428, 1261, 1179, 1033(-O-SO2CF3), 524(C60)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 750.0195(M), 751.0199(M+1), 752.0283(M+2)
Figure 2005097241
実施例18
減圧下ヒートガンでよく加熱した50 ml−2 口ナスをアルゴンで置換した後、アンモニウム塩(10 mg、0.0111 mmol)をトルエン20 mlに溶解させた。続いて、ベンゾイルクロリド(0.56 ml、0.1 M in Toluene、0.0556 mmol)を加え、0 ℃に保った。そこに、ピリジン(0.3 ml、0.1 M in Toluene、0.0333 mmol)をゆっくり滴下した後、反応溶液を室温まで昇温し、20時間攪拌した。反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を二硫化炭素:ジクロロメタン= 3:1で精製することで、下記式の化合物4.0 mg(0.0047 mmol、42%)を得た。
1H-NMR (CDCl3:CS2=1:1) 5.957-5.971 (d, 1H), 7.563-7.637 (m, 4H), 7.990-8.013 (d, 2H)
IR (KBr) 3420 (-NH), 2851-2960 (-C6H5), 1644 (-C=O), 705 (-NHCO), 526 (C60)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 854.0306 (M+1), 855.0246(M+2)
Figure 2005097241
実施例19
減圧下ヒートガンでよく加熱した50 ml−2 口ナスをアルゴンで置換した後、アンモニウム塩(10 mg、0.0111mmol)をトルエン20 mlに溶解させた。続いて、ヒドロシンナモイルクロリド(0.56 ml、 0.1 M in Toluene、0.0556 mmol)を加え、0 ℃に保った。そこに、ピリジン(0.17 ml、0.2 M in Toluene、0.0333 mmol)をゆっくり滴下した後、反応溶液を室温まで昇温し、20時間攪拌した。反応溶液を濃縮し、得られた粗生成物を二硫化炭素:ジクロロメタン= 1:1で精製することで、下記式の化合物6.2 mg(0.007 mmol、63%)を得た。
1H-NMR (CDCl3:CS2=1:1) 2.795-2.843 (t, 2H), 3.112-3.162 (t, 2H), 5.720-5.730 (d, 1H), 6.519 (m, 1H), 7.252-7.288 (m, 5H)
IR (KBr) 3409 (-NH), 2920, 1656 (-C=O), 1523 (-NHCO), 525 (C60)
MALDI-TOF-MASS (dithranol) 881.8703 (M), 882.8708 (M+1), 883.8728 (M+2)
Figure 2005097241

Claims (7)

  1. エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒を含む混合溶媒を用いて処理したフラーレノ酸とハロゲン化剤を、前記混合溶媒中で反応させることを特徴とするフラーレノ酸ハライドの製造法。
  2. 請求項1の製造法において、エーテル系溶媒とハロゲン系溶媒を含む混合溶媒を用いて処理したフラーレノ酸とハロゲン化剤を混合溶媒中で反応させた後、反応生成物を溶解できる溶媒で反応生成物を抽出処理することを特徴とするフラーレノ酸ハライドの製造法。
  3. 前記混合溶媒がジクロロメタンと1,4―ジオキサンの混合溶媒である請求項1又は2記載のフラーレノ酸ハライドの製造法。
  4. 前記フラーレノ酸ハライドがフラーレノ酢酸クロリドである請求項1〜3のいずれかに記載のフラーレノ酸ハライドの製造法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の製造法により得られたフラーレノ酸ハライドと、ヒドロキシ基を有する化合物を反応させることを特徴とするフラーレノ酸エステル又はその誘導体の製造法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の製造法により得られたフラーレノ酸ハライドと、第1級又は第2級アミンを反応させることを特徴とするフラーレノ酸アミド又はその誘導体の製造法。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載の製造法により得られたフラーレノ酸ハライドと金属アジドを反応させ、フラーレノ酸アジドを得る工程、フラーレノ酸アジドとアルコールから、クルチウス転位によりフラーレノメチルアミンのカルバミン酸エステルを得る工程、及びフラーレノ酸のカルバミン酸エステルの脱保護反応工程を有するα−フラーレノアミンを主成分として含む混合物の製造法。
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