JP2005096641A - 車両用のシート構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シートクッションの移動が必要なく、車室内のデッドスペースを有効に利用して、車室後方における荷室に臨むシートを移動させることができ、また、その移動に伴い、荷物の出し入れが楽に行える広い荷室スペースを実現し得る車両用のシート構造を提供する。
【解決手段】 シートバックの背面側に配置され、その下端側でシートクッションの後端部近傍にて車室の床面に対して回動可能に連結される一方、その上端側でシートバックを回動可能に支持するカバー部材を設ける。シートバックを、それ自体がカバー部材に対して回動するとともに、カバー部材がその下端側で車室の床面に対して回動することで、シートクッションの前側にかつ上記シートの前方に配設された他のシートの背面側に起立した姿勢で位置するように移動可能とする。シートバックの移動が完了した状態で、カバー部材を、シートクッションの上面を覆いつつ、荷室の床面とほぼ面一の水平面をなすように構成する。
【選択図】図15
【解決手段】 シートバックの背面側に配置され、その下端側でシートクッションの後端部近傍にて車室の床面に対して回動可能に連結される一方、その上端側でシートバックを回動可能に支持するカバー部材を設ける。シートバックを、それ自体がカバー部材に対して回動するとともに、カバー部材がその下端側で車室の床面に対して回動することで、シートクッションの前側にかつ上記シートの前方に配設された他のシートの背面側に起立した姿勢で位置するように移動可能とする。シートバックの移動が完了した状態で、カバー部材を、シートクッションの上面を覆いつつ、荷室の床面とほぼ面一の水平面をなすように構成する。
【選択図】図15
Description
本発明は、車両用のシート構造に、より詳しくは、車室後方の荷室に臨んで配設された後部シートの移動機構に関する。
近年、車両においては、車室内の限られたスペースを有効に利用するための様々な構造が採用されている。その1つとして、シートクッション及びシートバックを備えたシートを、その一部が荷物等を載置するための広く平坦な水平面を構成するように折り畳み若しくは移動可能とする構造が知られている。
例えば、特開平11−115587号公報(特許文献1)には、シートバックをリンク部材を介してシートクッションの前側に移動させることにより、シートバックの背もたれ面とシートクッションの着座面とでほぼ面一の水平面を構成する構造が開示されている。また、特開2000−272394号公報(特許文献2)には、シートクッションをその前端側近傍に設定された軸まわりに前方へ回動させた上で、シートバックを前倒しすることにより、シートクッションの裏面とシートバックの背面とをほぼ面一とする構造が開示されている。更に、特開平9−142189号公報(特許文献3)には、シートバックをシートクッションの着座面に折り重なるように前倒しした上で、シートクッション及びシートバックを共に該シートクッションの前端側近傍に設定された軸まわりに前方へ回動させることにより、シートクッションの裏面と通常使用時に(つまり乗員が着座できる状態において)シートクッションが設置される床面とを面一とする構造が開示されている。また、更に、特開2000−108744号公報(特許文献4)には、シートバックをシートクッションの着座面に折り重なるように前倒しした上で、シートクッション及びシートバックをリンク部材を介して前方へ平行移動させることで、シートバックの背面と通常使用時にシートクッションが設置される床面とを面一とする構造が開示されている。
例えば、特開平11−115587号公報(特許文献1)には、シートバックをリンク部材を介してシートクッションの前側に移動させることにより、シートバックの背もたれ面とシートクッションの着座面とでほぼ面一の水平面を構成する構造が開示されている。また、特開2000−272394号公報(特許文献2)には、シートクッションをその前端側近傍に設定された軸まわりに前方へ回動させた上で、シートバックを前倒しすることにより、シートクッションの裏面とシートバックの背面とをほぼ面一とする構造が開示されている。更に、特開平9−142189号公報(特許文献3)には、シートバックをシートクッションの着座面に折り重なるように前倒しした上で、シートクッション及びシートバックを共に該シートクッションの前端側近傍に設定された軸まわりに前方へ回動させることにより、シートクッションの裏面と通常使用時に(つまり乗員が着座できる状態において)シートクッションが設置される床面とを面一とする構造が開示されている。また、更に、特開2000−108744号公報(特許文献4)には、シートバックをシートクッションの着座面に折り重なるように前倒しした上で、シートクッション及びシートバックをリンク部材を介して前方へ平行移動させることで、シートバックの背面と通常使用時にシートクッションが設置される床面とを面一とする構造が開示されている。
ところで、シートを折り畳む若しくは移動させる構造としては、(a)乗員の着座又は荷物の載置等で重量が負荷されるシートクッションの十分な強度を確保するために、シートクッションが固定されて動かす必要がなく、(b)シートの折畳み又は移動に際した操作が簡単であり、(c)車室内のデッドスペースを有効利用することができるものが好ましい。また、シートが荷物等を載置するための水平面を構成するように折り畳み若しくは移動可能とする構造は、車室後方における広い荷室スペースを確保するために、荷室に臨んで配設される後部シートに適用することが有用であるが、この場合には、例えば荷室を開閉するテールゲート側から荷物の出し入れを楽に行え且つ車高方向にもより広い荷室とするために、シートにより構成される水平面及び荷室の床面ができるだけ低い位置に構成され、更に、長尺物等を安定して載置できるように、シートにより構成される水平面が荷室の床面とほぼ面一に構成され得ることが好ましい。前述した従来の技術は、これら全ての条件を満足するものではなかった。
本発明は、特に、シートクッションを移動させる必要がなく、車室内のデッドスペースを有効に利用して、後部シートを移動させることができ、また、その移動に伴い、荷物の出し入れが比較的楽に行えかつ車高方向にも広い荷室スペースを実現すべく、シートにより構成される水平面及び荷室の床面を低い位置にかつ互いにほぼ面一に構成することができる車両用のシート構造を提供することを目的としてなされたものである。
また、本発明は、シートの移動に際した操作が簡単である車両用のシート構造を提供することを目的としてなされたものである。
また、本発明は、シートの移動に際した操作が簡単である車両用のシート構造を提供することを目的としてなされたものである。
本発明の請求項1に係る発明は、車室後方の荷室に臨んで配設され、シートクッションとシートバックとが互いに分離されてなるシートを備えた車両用のシート構造において、上記シートバックの背面側に配置され、その下端側で上記シートクッションの後端部近傍にて車室の床面に対して車幅方向に沿った軸まわりに回動可能に連結される一方、その上端側で該シートバックを車幅方向に沿った軸まわりに回動可能に支持するカバー部材が設けられており、上記シートバックは、それ自体がカバー部材に対して回動するとともに、上記カバー部材がその下端側で車室の床面に対して回動することで、上記シートクッションの前側にかつ上記シートの前方に配設された他のシートの背面側に起立した姿勢で位置するように移動可能であり、上記カバー部材は、上記シートバックの移動が完了した状態で、上記シートクッションの上面を覆いつつ、上記荷室の床面とほぼ面一の水平面をなすように保持されることを特徴としたものである。
また、本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記シートバックの側面又は側面近傍には、シートバック本体の上下方向に延びるガイド部材が設けられ、該カバー部材は、上記シートバックを回動可能に支持する上端側で、上記ガイド部材に沿って摺動可能に連結されていることを特徴としたものである。
更に、本発明の請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、上記シートバックは、クッション部材と、上記ガイド部材を備え、該クッション部材を保持するように取り付けられる保持部材とから構成されており、上記カバー部材は、上記シートバックを乗員が着座可能な状態で支持する支持フレームを備えていることを特徴としたものである。
また、更に、本発明の請求項4に係る発明は、請求項1〜3に係る発明のいずれか一において、その一端側で上記車室の床面に回動可能に連結される一方、その他端側で上記シートバックに回動可能に連結され、上記カバー部材とともに該シートバックを支持する支持部材が設けられていることを特徴としたものである。
また、更に、本発明の請求項5に係る発明は、請求項1〜4に係る発明のいずれか一において、その一端側で上記シートバック又は支持部材に回動可能に連結される一方、その他端側で上記カバー部材に回動可能に連結されるリンク部材が設けられており、該リンク部材が、上記シートバック又は支持部材とカバー部材とを連動させることで、上記シートバックがほぼ起立した姿勢で保持されることを特徴としたものである。
本発明の請求項1に係る発明によれば、シートバックを前方へ移動させつつカバー部材を前倒しすることにより、カバー部材のみがシートクッションの上面を覆い、シートバックがシートクッションの前側に位置するように移動可能であるため、シートクッションを可動とせずとも、カバー部材により低い位置に水平面が構成され得る。更に、水平面は荷室の床面とほぼ面一となるため、長尺物等を安定して載置し得る広い荷室を実現することができる。また、シートクッションの前方におけるデッドスペースを有効に利用して、シートバックを収納することができる。
また、本発明の請求項2に係る発明によれば、カバー部材がその上端側でガイド部材に沿って摺動可能であるため、シートクッション前方の車両の床面の高さにかかわらず、シートバックを上記シートクッションの前側にかつシートの前方に配設された他のシートの背面に沿って起立した姿勢で位置させることができる。
更に、本発明の請求項3に係る発明によれば、シートバックを着座可能状態で支持するための支持フレームがカバー部材に設けられるため、シートクッションの前方へ移動させられるシートバックを、ガイド部材を含む保持部材とクッション部材とからなる重量を抑えた構成とすることができ、これにより、シートバックの移動操作に要する労力が小さくて済む。
また、更に、本発明の請求項4に係る発明によれば、乗員の着座する使用状態とシート前方における移動完了状態との間で、シートバックをより安定して保持することができる。
また、更に、本発明の請求項5に係る発明によれば、シートバックの移動に際し、各位置において、カバー部材に対するシートバックの揺動を規制することができ、シートバックをほぼ起立した姿勢をとるように安定して保持しつつ、使用状態と移動完了状態との間で移動させることができる。また、他のシートとの接触や干渉を回避しつつ、シートバックをスムーズに移動させることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の幾つかの実施形態について説明する。以下の実施形態は、共に、車室後方の荷室に臨んで配設される後部シートについて、シートクッションを移動させることなく、比較的簡単な操作でシートバックを移動させるのみで、荷室をなす床面とほぼ面一の面を構成し得る後部シートの移動機構を採用するものである。
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態1に係る車両の後部シートの使用状態(乗員が着座する状態)及び移動完了状態をあらわす側面図である。使用状態にある後部シートを実線であらわし、移動完了状態にある後部シートを仮想線(一点鎖線)であらわす。また、図2の(a)及び(b)は、それぞれ、使用状態及び移動完了状態における車両の後部シートを左側後方からみた斜視図である。符号10で示すシートは、車室後方の荷室11に臨んで配設される後部シート(例えば3列目シート)であり、車室の床面をなすフロアパネル15上の所定位置に固定され、着座面を備えたシートクッション2と、使用状態においてシートクッション2の後端側から起立するように支持され、背もたれ面を備えたシートバック3と、シートバック3の上端面に取り付けられるヘッドレスト4とから構成されている。特に図示しないが、荷室11は、車両後方(図1では右側)に向かって開口し、その開口部はテールゲートによって開閉自在とされている。
図1は、本発明の実施形態1に係る車両の後部シートの使用状態(乗員が着座する状態)及び移動完了状態をあらわす側面図である。使用状態にある後部シートを実線であらわし、移動完了状態にある後部シートを仮想線(一点鎖線)であらわす。また、図2の(a)及び(b)は、それぞれ、使用状態及び移動完了状態における車両の後部シートを左側後方からみた斜視図である。符号10で示すシートは、車室後方の荷室11に臨んで配設される後部シート(例えば3列目シート)であり、車室の床面をなすフロアパネル15上の所定位置に固定され、着座面を備えたシートクッション2と、使用状態においてシートクッション2の後端側から起立するように支持され、背もたれ面を備えたシートバック3と、シートバック3の上端面に取り付けられるヘッドレスト4とから構成されている。特に図示しないが、荷室11は、車両後方(図1では右側)に向かって開口し、その開口部はテールゲートによって開閉自在とされている。
この車両では、シートクッション2が固定されたままで、シートバック3が、車両前方へ移動可能に構成され、移動が完了した状態では、図1からよく分かるように、シートクッション2の前側で、後部シート10の前方に配設されたシート1(例えば2列目シート)の背面に沿って位置するように支持される。また、シートバック3の移動完了状態においては、後部シート10の一部により、フロアパネル15の一部に形成されたスペヤタイヤパン19の上方を覆い荷室11の床面をなすフロアボード12とほぼ面一となる面が構成されるようになっている。
かかるシートバック3の移動及び面の構成を実現する後部シート10の構造について説明する。まず、シートバック3の背面側には、シートバック3を支持する部材として、該シートバック3の背面のほぼ全領域を覆うフラット部7cを備えたシートバックカバー7が取り付けられている。シートバックカバー7は、その下端側で、シートクッション2の後端近傍にてフロアパネル15上に配設されたブラケット14に連結部材8を介して連結され、連結部材8により規定される軸C1まわりに回動可能である。また、シートバックカバー7は、その上端側で、シートバック3に対してスライダ9を介して連結され、これにより、シートバック3は、シートバックカバー7に対して、スライダ9により規定される軸C2まわりに回動可能である。また、スライダ9は、シートバック3の側面に設けられたガイドスリット6aに対して、それに沿って摺動可能に取り付けられている。
なお、特に図示しないが、シートバックカバー7の車両後方への軸C1まわりの回動は、後部シート10の使用状態すなわち乗員が着座可能な状態をなす角度まで許容され、それ以上は規制されるようになっている。
なお、特に図示しないが、シートバックカバー7の車両後方への軸C1まわりの回動は、後部シート10の使用状態すなわち乗員が着座可能な状態をなす角度まで許容され、それ以上は規制されるようになっている。
このように、シートバック3は、ガイドスリット6aに沿って摺動するスライダ9を介してシートバックカバー7に連結され支持される。かかる構成によれば、シートバックカバー7を軸C1まわりに車両前方へ回動させるに伴い、スライダ9をガイドスリット6aに沿って下方へ摺動させるとともに、シートバック3に対してシートバックカバー7を回動させることができる。これにより、シートクッションの前側で前方のシート1の背面に沿って位置するように、シートバック3を移動させることができる。また、シートバック3の移動が完了した状態において、シートバックカバー7は、そのフラット部7cがほぼ水平に且つフロアボード12とほぼ同じ高さになるように支持され得る。
ところで、この実施形態では、互いに同じ高さになったフロアボード12とシートバックカバー7との間には間隙が生じるが、かかる間隙をカバーするために、シートバックカバー7の背面近傍に位置するフロアボード12の側縁部と、シートバックカバー7の背面側下端部とを接続する可撓性部材13が取り付けられている。この可撓性部材13は、後部シート10の使用状態では、パネル12とシートバックカバー7との間で撓み、他方、移動完了状態では、フロアボード12とシートバックカバー7との間で張られ、間隙をカバーする。これにより、間隙に物が落下するなどの支障なく、荷室に荷物を出し入れすることができる。
シートバック3及びシートバックカバー7の構造について更に詳細に説明する。図3は、シートバック3の詳細な構造をあらわす図である。また、図4は、シートバック3及びシートバックカバー7の横断面説明図である。シートバック3は、基本的に、例えばウレタンフォーム等からなるクッション部材5と、クッション部材5を補強すべく保持し、その背面及び側面を覆うようにクッション部材5に対して取り付けられた保持プレート6とを有している。保持プレート6におけるクッション部材5の側面に対応する部位にて、シートバック本体の上下方向に延びるガイドスリット6aが形成されている。また、保持プレート6におけるクッション部材5の背面に対向する面には、ヘッドレスト4の下端側から下方へ延びるヘッドレストフレーム4aを受け入れるガイド部材16が取り付けられている。各ガイド部材16の一端部は、クッション部材5の上端に形成されるヘッドレストフレーム挿入用の孔部(不図示)に連通しており、ヘッドレストフレーム4aがその孔部を介してガイド部材16に差し込まれることにより、ヘッドレスト4がシートバック3に対して取り付けられることとなる。なお、図4に示すように、保持プレート6の背面側には、装飾用の不織布29が貼り付けられている。
更に、シートバック3の背面側にて支持されるシートバックカバー7の上端側には、保持プレート6の各ガイドスリット6aに対向するように前方へ突出する突出片7bが左右両側に設けられている。各突出片7bには、ガイドスリット6aに沿って摺動可能であるスライダ9が取り付けられている。シートバックカバー7は、各スライダ9が、それに対応するガイドスリット6aに沿って摺動可能となるように保持プレート6に対して組み付けられることで、シートバック3に連結される。
図5は、シートバック3及びフロントパネル15から取り外された状態にあるシートバックカバー6の斜視図である。シートバックカバー7は、本体の剛性及び強度を確保するための金属製のパイプフレーム17と、そのパイプフレーム17を覆い略ボード状の本体外形をなす樹脂製のカバー構造体18とから構成されている。また、シートバックカバー7は、後部シート10の移動完了状態において、荷室11の車室前方にて荷室11の床面と面一の面をなすフラット部7cを備えるとともに、その上端側で、シートバック3の側面に対応するように車両前方へ左右から突出する一対の突出片7bを備える一方、その下端側では、フロントパネル15上に固定されたブラケット14に対応するように車両前方へ左右から突出する一対の突出片7aを備えている。下端側及び上端側の突出片7a,7bには、それぞれ、カバー構造体18及びパイプフレーム17を車幅方向に沿って貫通する挿通孔7dが設けられている。シートバックカバー7は、下端側及び上端側で、挿通孔7dに挿通される連結部材8及びスライダ9を介して、それぞれ、ブラケット14及びシートバック3に対して回動可能に連結される。
なお、シートバックカバーとしては、上記の構造を備えたものに限定されることなく、例えばパイプフレーム17とカバー構造体18とが樹脂により一体的に成形されてなるもの若しくはパイプフレーム17が皮革等で包み込まれてなるものも採用可能である。
なお、シートバックカバーとしては、上記の構造を備えたものに限定されることなく、例えばパイプフレーム17とカバー構造体18とが樹脂により一体的に成形されてなるもの若しくはパイプフレーム17が皮革等で包み込まれてなるものも採用可能である。
前述した構成を備えた後部シート10によれば、図1からよく分かるように、シートバックカバー7を前倒しするように軸C1まわりにシートバック3を支持しつつ回動させるに伴い、スライダ9をガイドスリット6aに沿って摺動させつつ、スライダ9により規定される軸C2まわりにシートバック3をシートバックカバー7に対して回動させることで、シートバック3をシートクッション2の前側にかつ前方のシート1の背面に沿って起立した姿勢をとるように移動させることができる。これにより、シートクッション3を可動とせずとも、シートバックカバー7により低い位置に水平面が構成され得る。更に、水平面は荷室の床面15とほぼ面一となるため、長尺物等を安定して載置し得るとともにテールゲート側からの荷物の出し入れが楽に行える広い荷室11を実現することができる。また、シートクッション2の前方におけるデッドスペースを有効に利用して、シートバック3を収納することができる。
更に、シートバック3を着座可能状態で支持するためのパイプフレーム17がシートバックカバー7に組み込まれるため、シートバック3を、クッション部材5とガイドスリット6aを備えた保持プレート6とからなる重量を抑えた構成とすることができ、これにより、後部シート10の移動に際した操作に要する力を小さくすることができる。
更に、シートバック3を着座可能状態で支持するためのパイプフレーム17がシートバックカバー7に組み込まれるため、シートバック3を、クッション部材5とガイドスリット6aを備えた保持プレート6とからなる重量を抑えた構成とすることができ、これにより、後部シート10の移動に際した操作に要する力を小さくすることができる。
続いて、本発明の他の実施形態について説明する。なお、以下では、上記実施形態1と同一の構成については同じ符号を付し、それ以上の説明を省略する。
実施形態2.
図6は、本発明の実施形態2に係る後部シート20の移動機構を概略的に示す側面図である。図中の一点鎖線及び二点鎖線は、前方へ移動していく各位置での後部シートをあらわす仮想線である。また、図7の(a)及び(b)は、それぞれ、使用状態及び移動完了状態にある後部シート20を左側後方からみた斜視図である。この実施形態2では、上記実施形態1と同様の構成に加えて、更に、シートバック3を安定してかつスムーズに移動させるためのリンク部材21が設けられる。
実施形態2.
図6は、本発明の実施形態2に係る後部シート20の移動機構を概略的に示す側面図である。図中の一点鎖線及び二点鎖線は、前方へ移動していく各位置での後部シートをあらわす仮想線である。また、図7の(a)及び(b)は、それぞれ、使用状態及び移動完了状態にある後部シート20を左側後方からみた斜視図である。この実施形態2では、上記実施形態1と同様の構成に加えて、更に、シートバック3を安定してかつスムーズに移動させるためのリンク部材21が設けられる。
リンク部材21は、一端側で、シートバック3の側面、より詳しくは保持プレート6の側面に形成されたガイドスリット6aの下端近傍に連結部材22を介して連結され、その連結部材22により規定される軸C3まわりに回動可能である。また、リンク部材21は、その他端側で、シートバックカバー7の側面に連結部材23を介して連結され、その連結部材23により規定される軸C4まわりに回動可能である。
なお、図7では、車両前方へ向かって左側に設けられたリンク部材21のみが示されているが、右側にも同様のリンク部材が設けられている。また、これに限定されることなく、十分な強度を確保することができれば、左右のいずれか一方側にのみリンク部材を設けるようにしてもよい。
なお、図7では、車両前方へ向かって左側に設けられたリンク部材21のみが示されているが、右側にも同様のリンク部材が設けられている。また、これに限定されることなく、十分な強度を確保することができれば、左右のいずれか一方側にのみリンク部材を設けるようにしてもよい。
シートバック3の側面に対するリンク部材21の連結部分には、シートバック3を車両前方へ付勢する付勢部材としての捩りバネ25が組み込まれている。図8に、捩りバネ25が組み込まれたシートバック3の側面に対するリンク部材21の連結構造を示す。この実施形態2では、シートバック3(図8では不図示)に対してリンク部材21が連結された部位において、捩りバネ25がシートバック内部に納まるように組み込まれている。捩りバネ25は、その一端側(符号25bで示す)で、バネ保持部28により差し込み保持され、また、その他端側(符号25aで示す)で、リンク部材21に対して付勢力を付与すべくリンク部材21と係合させられる。
リンク部材21の下端近傍には、連結部材22を挿通させる孔部21bが形成され、また、孔部21bの上方近傍における縁部には、捩りバネ25の端部25aと係合する係合片21aが設けられている。リンク部材21は、係合片21aと捩りバネ25の端部25aとが係合した状態で、連結部材22(ここではボルト)及びナット27を用いて、シートバック3の側面に連結される。これにより、連結部材22によって規定される軸C3まわりに矢印D1で示す方向へリンク部材21が付勢されることとなる。
後部シート20の使用状態において、捩りバネ25の付勢力によるシートバック3の移動を制止するために、この実施形態2では、保持プレート6とシートバックカバー7との間で互いに係合するラッチ機構が設けられている。図9及び10は、それぞれ、ラッチ機構を備えた保持プレート6及びシートバックカバー7を示す斜視図及び側面図である。保持プレート6には、クッション部材5(図10参照)の側面に対応する面の外側に、ストライカー31が設けられている。他方、シートバックカバー7では、保持プレート6側のストライカー31に対応する側部に、ストライカー31に係合するラッチ32が設けられている。また、シートバックカバー7では、ラッチ32の下側に、ワイヤー(不図示)を介してラッチ解除を行う操作レバー33が設けられている。かかる操作レバー33は、荷室前方及び後方から操作し易い位置に配設されることが好ましい。なお、ラッチ32の解除は、手動式の操作レバー33に限定されることなく、遠隔操作で行えるようにしてもよい。
これらストライカー31及びラッチ32が互いに係合することにより、後部シート10の使用状態、すなわち、シートバックカバー7がシートバック3の背面側でシートバック3と共に起立して位置する状態が保持される。操作レバー33が操作されると、両者の係合が解除(ラッチ解除)され、捩りバネ25の付勢力により、シートバック3は、その下端側が前方へ押し出されるように移動する。これに伴い、シートバックカバー7とシートバック3とを連結するスライダ9が、ガイドスリット6aに沿って下方へ摺動する。そして、シートバックカバー7を前倒しするように回動させると、シートバック3が、シートクッション2の前側にかつ前方のシート1の背面に沿って位置させられ、また、シートバックカバー7が、そのフラット部7cの背面側で、荷室11の床面をなすフロアボード12とほぼ面一の面を構成することとなる。
以上のように、この実施形態2では、シートバック3とシートバックカバー7とをリンク部材21を用いて互いに連動させることにより、シートバック3の移動に際し、各位置において、シートバックカバー7に対するシートバック3の揺動を規制することができ、シートバック3をほぼ起立した姿勢をとるように安定して保持しつつ、使用状態と移動完了状態との間で移動させることができる。また、他のシート(特に前方のシート1)との接触や干渉を回避しつつ、シートバック3をスムーズに移動させることができる。更に、この実施形態2では、捩りバネ25の付勢力により、操作レバー33を操作してラッチ32を解除するだけで、シートバック3の移動がほぼ自動的に行われ、軽微な補助作業のみで荷室を広げることができる。
なお、上記実施形態2では、リンク部材21が連結される部分に捩りバネ25が組み込まれたが、これに限定されることなく、例えば図11の(a)及び(b)に示す後部シート20’のように、シートバックカバー7の側面に対するリンク部材21の連結部分に捩りバネ28を設けるようにしてもよい。この場合には、上記実施形態1における場合と異なり、リンク部材21が、シートバックカバー7の内側(シートバック3に近い側)に位置させられ、また、シートバックカバー7の下端側の突出片7aが、ブラケット14の外側(シートバック3から遠い側)に位置させられる方が望ましい。
実施形態3.
図12は、本発明の実施形態3に係る後部シート40の移動機構を概略的に示す側面図である。また、図13の(a)及び(b)は、それぞれ、上記実施形態3に係る使用状態及び移動完了状態にある後部シート40を左側後方からみた斜視図である。この実施形態3では、上記実施形態1と同様の構成に加えて、更に、シートバック3を安定して保持しつつ移動させるための支持部材41が設けられる。
図12は、本発明の実施形態3に係る後部シート40の移動機構を概略的に示す側面図である。また、図13の(a)及び(b)は、それぞれ、上記実施形態3に係る使用状態及び移動完了状態にある後部シート40を左側後方からみた斜視図である。この実施形態3では、上記実施形態1と同様の構成に加えて、更に、シートバック3を安定して保持しつつ移動させるための支持部材41が設けられる。
支持部材41は、その下端側で、フロアパネル15上に固定されたブラケット44であって、シートバックカバー7が連結されるブラケット14の前側に且つシートクッション2の側部に配置されたブラケット44に連結部材42を介して連結され、その連結部材42により規定され軸C5まわりに回動可能である。また、支持部材41は、その上端側で、保持プレート6の側面におけるガイドスリット6aの下端近傍に連結部材43を介して連結され、これにより、シートバック3は、連結部材43により規定される軸C6まわりに回動可能である。
図12からよく分かるように、支持部材41は、その使用状態において乗員の着座を妨げることなく、ほぼシートクッション2及びシートバック3の側部に沿って延びるように形状付けられている。この実施形態3では、支持部材41として、その途中部で曲折するものが採用されているが、これに限定されることなく、例えば湾曲形状などの他の形状を備えたものが採用されてもよい。
なお、図12及び13では、車両前方へ向かって左側に設けられた支持部材41のみが示されているが、右側にも同様の支持部材が設けられている。また、これに限定されることなく、十分な強度を確保することができれば、左右のいずれか一方側にのみ支持部材を設けるようにしてもよい。
なお、図12及び13では、車両前方へ向かって左側に設けられた支持部材41のみが示されているが、右側にも同様の支持部材が設けられている。また、これに限定されることなく、十分な強度を確保することができれば、左右のいずれか一方側にのみ支持部材を設けるようにしてもよい。
シートクッション側部に設けられたブラケット44に対する支持部材41の連結部分には、シートバック3を前方へ付勢する付勢部材としての捩りバネ45が組み込まれている。図14には、捩りバネ45が組み込まれたブラケット44に対する支持部材41の連結構造を示す。ブラケット44は、シートクッション2の側部に設けられ、それと一体的に形成される構成又は捩りバネ45等の他の構成は、シートクッション2の内部に組み込まれる。ブラケット44の内側面(すなわち外部に露出しない面)には、シートクッション2の内方へ水平に延びるバネ支持部46が形成され、捩りバネ45は、バネ支持部46上の所定位置にて、ブラケット44に形成された連結部材挿通用の孔部44aに対応するように保持される。捩りバネ支持部46の内側端部(シート中央側の端部)には、捩りバネ45の端部45bを保持するための係合片46aが形成されている。捩りバネ45は、その一端側(符号45bで示す)で、係合片46aに係合させられ、また、その他端側(符号45aで示す)で、支持部材41に対して付勢力を付与すべくそれと係合させられる。
支持部材41の下端には、連結部材42を挿通させる孔部41aが形成され、また、孔部41aの上方近傍における縁部には、捩りバネ45の端部45aと係合する係合片41bが設けられている。支持部材41は、捩りバネ45の端部が係合片41bに対して係合させられた状態で、連結部材42としてのボルト及びナット43を用いて、ブラケット44に取り付けられる。これにより、連結部材42によって規定される軸C5まわりに矢印D2で示す方向(すなわちシートバック3が前方へ押し出される方向)へ支持部材41が付勢されることとなる。
なお、特に図示しないが、この実施形態3では、シートの使用状態において、捩りバネの付勢力によるシートバックの移動を制止するために、上記実施形態2における場合と同様のラッチ機構がシートバック3及びシートバックカバー7に設けられている。
なお、特に図示しないが、この実施形態3では、シートの使用状態において、捩りバネの付勢力によるシートバックの移動を制止するために、上記実施形態2における場合と同様のラッチ機構がシートバック3及びシートバックカバー7に設けられている。
ラッチ機構によるラッチが解除されると、ブラケット44に対する支持部材41の連結部分に組み込まれた捩りバネ45の付勢力により、シートバック3が支持部材41を介して前方へ押し出されるように移動する。これに伴い、シートバックカバー7が前倒しするように回動する。そして、シートバックカバー7とシートバック3とを連結するスライダ9が、ガイドスリット6aに沿って下方へ摺動するように、シートバックカバー7を回動させることで、シートバック3を、シートクッション2の前側にかつ前方のシート1の背面に沿って位置するように移動させることができる。また、移動完了状態においては、シートバックカバー7が、そのフラット部7cの背面側で、荷室11の床面をなすフロアボード12とほぼ面一の面を構成することとなる。
以上のように、この実施形態3では、シートバック3が、共にフロアパネル15に連結されたシートバックカバー7及び支持部材41により支持されるため、使用状態と移動完了状態との間で安定して保持されつつ移動させられる。また、この場合には、実施形態1のようにシートバック3がシートバックカバー7のみで支持される場合と比較して、各位置におけるシートバック3の揺動を規制することができ、シートバック3を安定して保持することができる。更に、他のシート(特に前方のシート1)との接触や干渉を回避しつつ、シートバック3をスムーズに移動させることができる。
また、更に、この実施形態3では、捩りバネ45の付勢力により、操作レバーを操作してラッチを解除するだけで、シートバック3の移動がほぼ自動的に行われ、軽微な補助作業のみで荷室を広げることができる。
また、更に、この実施形態3では、捩りバネ45の付勢力により、操作レバーを操作してラッチを解除するだけで、シートバック3の移動がほぼ自動的に行われ、軽微な補助作業のみで荷室を広げることができる。
実施形態4.
図15は、本発明の実施形態4に係る車両の後部シートの移動機構を概略的に示す側面図である。また、図16の(a)及び(b)は、それぞれ、上記実施形態4に係る使用状態及び移動完了状態にある後部シート50を左側後方からみた斜視図である。この実施形態4では、シートバック3を他のシートのシートバック3との接触や干渉を回避しつつ、更に一層スムーズに安定して移動させるために、上記実施形態3と同様の構成に加えて、支持部材41とシートバックカバー7とを連結するリンク部材51が設けられる。
図15は、本発明の実施形態4に係る車両の後部シートの移動機構を概略的に示す側面図である。また、図16の(a)及び(b)は、それぞれ、上記実施形態4に係る使用状態及び移動完了状態にある後部シート50を左側後方からみた斜視図である。この実施形態4では、シートバック3を他のシートのシートバック3との接触や干渉を回避しつつ、更に一層スムーズに安定して移動させるために、上記実施形態3と同様の構成に加えて、支持部材41とシートバックカバー7とを連結するリンク部材51が設けられる。
リンク部材51は、その一端側で、支持部材41の長手方向途中部に連結部材52を介して連結され、支持部材41に対して、その連結部材52により規定される軸C7まわりに回動可能である。また、リンク部材51は、その他端側で、シートバックカバー7の側面における長手方向途中部に連結部材53を介して連結され、シートバックカバー7に対して、その連結部材53により規定される軸C8まわりに回動可能である。
このように、支持部材41とシートバックカバー7とをリンク部材51を用いて互いに連動させることにより、シートバック3の移動に際し、各位置において、シートバック3の揺動を規制することができ、シートバック3をほぼ起立した姿勢をとるように安定して保持しつつ、使用状態と移動完了状態との間で移動させることができる。また、他のシート(特に前方のシート1)との接触や干渉を回避しつつ、シートバック3を一層安定してかつスムーズに移動させることができる。
更に、この実施形態4では、捩りバネ45の付勢力により、操作レバーを操作してラッチを解除するだけで、シートバック3の移動がほぼ自動的に行われ、軽微な補助作業のみで荷室を広げることができる。
更に、この実施形態4では、捩りバネ45の付勢力により、操作レバーを操作してラッチを解除するだけで、シートバック3の移動がほぼ自動的に行われ、軽微な補助作業のみで荷室を広げることができる。
上記実施形態4では、図16からよく分かるように、支持部材41及びリンク部材51が、シートバックカバー7がその下端側で連結されるブラケット14の内側(シートバック3に近い側)に位置させられ、また、シートバックカバー7の下端側の突出片7aが、ブラケット14の外側(シートバック3から遠い側)に位置させられるが、これに限定されることなく、例えば図17の(a)及び(b)に示す後部シート50’のように、支持部材41及びリンク部材51が、シートバックカバー7がその下端側で連結されるブラケット14の外側に位置させられ、また、シートバックカバー7の下端側の突出片7aが、ブラケット14の内側に位置させられてもよい。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
1…前方のシート,2…シートクッション,3…シートバック,4…ヘッドレスト,5…クッション部材,6…保持プレート,6a…ガイドスリット,7…シートバックカバー,7a,7b…突出片,7c…フラット部,8…連結部材,9…スライダ,10,20,20’,40,50,50’…後部シート,11…荷室,12…フロアボード,14…ブラケット,15…フロアパネル,17…パイプフレーム,18…カバー構造体,21,51…リンク部材,22,23…連結部材,25,28,45…捩りバネ,41…支持部材,42,43…連結部材,44…ブラケット。
Claims (5)
- 車室後方の荷室に臨んで配設され、シートクッションとシートバックとが互いに分離されてなるシートを備えた車両用のシート構造において、
上記シートバックの背面側に配置され、その下端側で上記シートクッションの後端部近傍にて車室の床面に対して車幅方向に沿った軸まわりに回動可能に連結される一方、その上端側で該シートバックを車幅方向に沿った軸まわりに回動可能に支持するカバー部材が設けられており、
上記シートバックは、それ自体がカバー部材に対して回動するとともに、上記カバー部材がその下端側で車室の床面に対して回動することで、上記シートクッションの前側にかつ上記シートの前方に配設された他のシートの背面側に起立した姿勢で位置するように移動可能であり、上記カバー部材は、上記シートバックの移動が完了した状態で、上記シートクッションの上面を覆いつつ、上記荷室の床面とほぼ面一の水平面をなすように保持されることを特徴とする車両用のシート構造。 - 上記シートバックの側面又は側面近傍には、シートバック本体の上下方向に延びるガイド部材が設けられ、
上記カバー部材は、上記シートバックを回動可能に支持する上端側で、上記ガイド部材に沿って摺動可能に連結されていることを特徴とする請求項1記載の車両用のシート構造。 - 上記シートバックは、クッション部材と、上記ガイド部材を備え、該クッション部材を保持するように取り付けられる保持部材とから構成されており、
上記カバー部材は、上記シートバックを乗員が着座可能な状態で支持する支持フレームを備えていることを特徴とする請求項2記載の車両用のシート構造。 - その一端側で上記車室の床面に回動可能に連結される一方、その他端側で上記シートバックに回動可能に連結され、上記カバー部材とともに該シートバックを支持する支持部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の車両用のシート構造。
- その一端側で上記シートバック又は支持部材に回動可能に連結される一方、その他端側で上記カバー部材に回動可能に連結されるリンク部材が設けられており、
上記リンク部材が、上記シートバック又は支持部材とカバー部材とを連動させることで、上記シートバックがほぼ起立した姿勢で保持されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載の車両用のシート構造。
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