JP2005096086A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポリゴンミラーの偏向面を特定しつつポリゴンミラーの面倒れに対する主走査方向の補正を行うことで画質の劣化を抑制した画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 画像形成装置は,斜入射光学系を備えている。また,SOSセンサ51と,SOSセンサ51に対して斜めに配置されている面倒れセンサ52とを備えている。このSOSセンサ51と面倒れセンサ52との出力時間差をサンプリングする。これにより,偏向面ごとの面倒れ量が検知される。そして,その時間差を基に主走査方向の補正値のデータテーブルを参照する。また,SOS信号のカウント値からポリゴンミラーの偏向面を特定する。そして,参照した補正値を基に使用中の偏向面に適した画像データ信号を作成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は,1つまたは複数の光ビームにより像担持体上に画像を形成する画像形成装置に関する。さらに詳細には,複数の偏向面を有するプリントヘッドにて光走査する画像形成装置に関するものである。
従来から,画像形成装置のプリントヘッドでは,複数の偏向面を有するポリゴンミラーを利用して感光体ドラム上にレーザビームを走査することにより静電潜像を形成している。この画像形成装置には,レーザビームの数に応じてポリゴンミラーを設けるタイプのものの他,1つのポリゴンミラーに対して複数のレーザビームを斜入射させるタイプのものがある。レーザビームの走査開始タイミングは,走査開始信号(以下,「SOS信号」とする)によって定められる。このSOS信号は,走査領域の始端近傍に配置された走査開始タイミング検出センサ(以下,「SOSセンサ」とする)がレーザビームを受光するタイミングを基に出力される。
前記したポリゴンミラーでは,偏向面に面倒れが生じることがある。そして,斜入射光学系を備える画像形成装置では,この面倒れによって副走査方向および主走査方向にずれが発生し,それにより画質が劣化するという問題がある。一般的に,副走査方向のずれは,ポリゴンミラーと走査面との間にシリンダレンズ等を設けることで補正している。一方,主走査方向の位置ずれに着目したものとしては,例えば特許文献1や特許文献2に開示されている画像形成装置がある。特許文献1の画像形成装置では,走査開始側にSOSセンサ,走査終了側に走査終了タイミング検出センサ(以下,「EOSセンサ」とする)をそれぞれ設け,各センサにてそれぞれ受光タイミングを検知している。そして,それらの受光タイミングの時間差により変調周波数の調節を行うことで,主走査方向の全体倍率(以下,「主走査全体倍率」とする)の補正を行っている。また,特許文献2の画像形成装置でも,SOSセンサおよびEOSセンサを設けている。そして,それらの受光タイミングの時間差にて印字を開始する位置(以下,「主走査印字開始位置」とする)の補正を行っている。
特開2002−122799号公報 特開2002−131667号公報
しかしながら,前記した従来の画像形成装置には次のような問題があった。すなわち,ポリゴンミラーの偏向面の面倒れは面ごとに生じる。従来の画像形成装置では,ポリゴンミラーの偏向面を特定して使用していないため,主走査全体倍率や主走査印字開始位置の補正を高精度に行うことができていない。例えば,6つの偏向面(第1面〜第6面)を有するポリゴンミラーでは,それぞれの面で面倒れ量が異なる。図10は,そのようなポリゴンミラーを有するとともに4本のレーザビームを射出することができる画像形成装置について,第1ビームの第1面を基準として各レーザビームの各偏向面にどの程度のずれが発生しているかを示した表である。この表によっても,主走査印字開始位置および主走査全体倍率のずれ量が偏向面ごとに異なることがわかる。そのため,従来の画像形成装置にて補正を行ったとしても,図11に示すように主走査方向にわずかながらのずれが生じてしまう。
本発明は,前記した従来の画像形成装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ポリゴンミラーの偏向面を特定しつつポリゴンミラーの面倒れに対する主走査方向の補正を行うことで画質の劣化を抑制した画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,光ビームを主走査方向に走査させて画像を形成する画像形成装置であって,複数の偏向面を有し,斜入射した光ビームを偏向して主走査方向に走査する光ビーム偏向手段と,光ビーム偏向手段にて偏向された光ビームを印字開始前に受光し,光ビームの走査方向と交差するように配置された第1ラインセンサと,光ビーム偏向手段にて偏向された光ビームを印字開始前に受光し,光ビームの走査方向と交差するとともに第1ラインセンサに対して斜めに配置された第2ラインセンサと,第1ラインセンサの受光タイミングと第2ラインセンサの受光タイミングとの時間差をサンプリングする時間差サンプリング手段と,光ビーム偏向手段の偏向面のうち,どの面を使用しているかを特定する偏向面特定手段と,時間差サンプリング手段にて求めた時間差と偏向面特定手段にて特定した偏向面とを基に,偏向面ごとに発光素子の発光タイミングを調整する調整手段とを有するものである。
本発明の画像形成装置では,第1ラインセンサと,第1ラインセンサに対して斜めに配置された第2ラインセンサとを有している。このことから,光ビームがこれらのセンサに入射する位置の違いにより,第1ラインセンサの受光タイミングと第2ラインセンサの受光タイミングとの時間差に違いが生じる。この時間差により各偏向面の面倒れを検知することができる。さらには,この時間差の大きさによって,面倒れ量を認識することができる。一方,偏向面特定手段では,カウンタ等により複数の偏向面のうち,どの面を使用しているかを特定している。そして,調節手段にて,偏向面およびその偏向面の面倒れ量に応じて発光素子の発光タイミングを調整している。これにより,斜入射光学系に特有の主走査方向のずれが補正される。
また,本発明の画像形成装置の時間差サンプリング手段は,印字開始前に時間差をサンプリングすることとするとよりよい。これにより,印字開始前には発光素子の発光タイミングを調整するための補正値を取得することができる。従って,印字開始当初から画質の劣化を抑制することができる。
また,本発明の画像形成装置の調節手段は,主走査方向の印字の開始位置を調整することとするとよりよい。これにより,偏向面ごとに,主走査方向の印字の開始位置,すなわち主走査印字開始位置の位置ずれを抑制することができる。
また,本発明の画像形成装置の調節手段は,主走査方向の全体倍率を調整することとするとよりよい。これにより,偏向面ごとに,主走査方向の画像領域の走査幅,すなわち主走査全体倍率の調節を行うことができる。
また,本発明の画像形成装置は,光ビーム偏向手段に対して光ビームを斜入射させる複数の発光素子を有し,調節手段は,各発光素子に応じて発光タイミングを調整することとするとよりよい。これにより,偏向面と発光素子とをともに特定して発光タイミングを調整することができる。よって,斜入射光学系に特有の主走査方向のずれを補正することができ,画質の劣化の抑制を図ることができる。
本発明によれば,使用中の偏向面を特定し,その偏向面の面倒れ量を認識している。そして,それらに応じて発光素子の発光タイミングを調整することで,偏向面の面倒れに対する主走査方向の補正を行っている。従って,ポリゴンミラーの偏向面を特定しつつポリゴンミラーの面倒れに対する主走査方向の補正を行うことで画質の劣化を抑制した画像形成装置が提供されている。
以下,本発明に係る画像形成装置を具体化した実施の形態について図面に基づいて説明する。本形態は,タンデム型のカラープリンタに本発明を適用したものである。
本形態のカラープリンタ100は,レーザビームをポリゴンミラーの各偏向面に対して斜入射させる,いわゆる斜入射光学系を備えたものである。具体的には,図1の構成図に示すように,レーザ装置1K,1C,1M,1Yと,ポリゴンミラー2と,fθレンズ3と,シリンダレンズ4K,4C,4M,4Yと,PDアレイ5と,感光体ドラム6K,6C,6M,6Yとを備えている。カラープリンタ100は,複数のレーザビームをポリゴンミラー2に射出し,各感光体ドラムへの書き込みをまとめて行うことができるものである。
次に,画像形成時の動作について,図2の構成図を基に説明する。まず,画像データ信号に従ってレーザ装置1KのLDが点滅する。レーザ装置1Kから射出されたレーザビームLKは,ポリゴンミラー2に照射される。そして,照射されたレーザビームLKは,ポリゴンミラー2の偏向面にて感光体ドラム6Kに向けて偏向される。偏向されたレーザビームLKは,fθレンズ3およびシリンダレンズ4Kを介して感光体ドラム6Kの感光層に照射される。
また,感光体ドラム6Kは,レーザビームLKの走査に同期して回転駆動される。これにより,K色の画像データに対応した露光が行われ,静電潜像が感光体ドラム6Kの感光層に形成される。そして,この静電潜像上にトナーを付着させることでトナー像が形成される。そして,各色のトナー像が転写用紙に転写されることでカラー画像が形成される。
また,ポリゴンミラー2により偏向されたレーザビームLKは,感光体ドラム6Kに照射される前に,PDアレイ5に照射される。ここで,PDアレイ5について図3を基に詳説する。PDアレイ5は,図3の上図に示すようにSOSセンサ51と面倒れセンサ52とを備えている。SOSセンサ51は,レーザビームLKの走査方向に対して垂直となるように配置されている。一方,面倒れセンサ52は,SOSセンサ52に対して45度傾けて配置されている。なお,本形態の傾きは45度であるがこれに限るものではない。すなわち,SOSセンサ51に対して斜めに配置されていればよい。
このPDアレイ5への入射光(レーザビームLK)は,fθレンズ3にて主走査方向に集光されている。しかしながらこの入射光は,図2に示したようにシリンダレンズ4Kを通過していない。そのため,副走査方向の調節は行われず,ポリゴンミラー2の面倒れの影響が副走査方向に現れる。そこで,SOSセンサ51の受光タイミングと面倒れセンサ52の受光タイミングとの時間差を求める。この時間差により,各偏向面の面倒れ量を算出することができる。具体的には,図3の下図に示すように第1面にて偏向されたレーザビームと第2面にて偏向されたレーザビームとでは,面倒れの影響によりSOSセンサ51に対する照射位置が異なる。そして,面倒れセンサ52がSOSセンサ51に対して斜めに配置されているため,第1面目の出力時間差t1と第2面目の出力時間差t2とに違いが生じる。これにより,偏向面ごとに面倒れ量を検知することができる。
次に,ポリゴンミラー2の面倒れについて説明する。本形態のポリゴンミラー2は6つの偏向面(第1面〜第6面)を有しており,それぞれの偏向面に異なった傾き(γ)が生じている。図4および図5は,レーザビームLKの反射角度(θ)を求めるために必要なポリゴンミラー2の回転角度(α),斜入射角度(β)および偏向面の傾き(γ)を示す図である。図4中の反射角度(θ)は,一見すると回転角度(α)と同じに見える。しかしながら,レーザビームが斜入射することおよび偏向面に面倒れが生じていることにより僅かに違いが生じている。以下,これらの関係を次の式(1)に示す。
θ=tan-1(cos(β−2×sinα×γ)×tanα/cosβ) (1)
本形態のカラープリンタ100では,回転角度(α),斜入射角度(β)および面倒れによる傾き(γ)を図6に示すような値とすると,反射角度(θ)は同図中に示すような値となる。図6中のLK,LC,LM,LYは,それぞれレーザ装置1K,1C,1M,1Yから射出されるレーザビームのことである。SOIは,画像の書き始めの位置のことである。EOIは,画像の書き終わりの位置のことである。COIは,SOIからEOIまでの中央の位置のことである。
本形態の画像形成装置では,ポリゴンミラー2の偏向面に対して各レーザビームを斜入射させている。この斜入射光学系を有する画像形成装置では,偏向面の面倒れよりレーザビームが偏向面に到達するタイミングにばらつきが生じる。そのため,副走査方向のずれに加え,主走査方向にもずれが発生することになる。このうち副走査方向のずれはポリゴンミラー2と各感光体ドラムとの間に設けられたシリンダレンズ4K,4C,4M,4Yにより補正される。一方,斜入射光学系に特有の主走査方向の補正については,以下の面倒れ補正処理が行われる。
ポリゴンミラー2の面倒れ補正処理について説明する。カラープリンタ100は,図7に示すようにCPU7と,各レーザ装置に対応したASIC8K,8C,8M,6Yとを有している。CPU7には,PDアレイ5が接続されている。そして,SOSセンサ51からの出力信号をカウントすることにより,ポリゴンミラー2の偏向面のうちどの面を使用しているかを特定することができる。さらに,CPU7は,レーザ装置ごとおよびポリゴンミラー2の偏向面ごとに,主走査印字開始位置および主走査全体倍率の各補正値を設定するものである。ASIC8Kは,PLL発振回路81Kと,同期部82Kと,カウント部83Kと,画像データ生成部84Kと,同期部85Kとを有している。そして,ASIC8Kは,CPU7にて設定された主走査印字開始位置および主走査全体倍率の補正値を基に面倒れ補正処理を行い,画像データ信号を出力するものである。なお,他色のASICについても同様の構成である。
ASIC8Kは,次のような動作を行う。まず,PLL発振回路81Kにて,CPU7に設定された主走査全体倍率の補正値を基に発振周波数を設定する。そして,その発振周波数に従ったクロック信号を出力する。同期部82Kでは,そのクロック信号とSOSセンサ51の出力信号とを同期させた変調周波数を設定する。そして,その変調周波数に従ったクロック信号を出力する。カウント部83Kでは,SOSセンサ51の出力信号を基準にクロックをカウントし,主走査印字開始位置の補正値となったときに画像データの出力を指示する。画像データ作成部84Kでは,その指示に従って画像データ信号を作成する。同期部85Kでは,同期部82Kからのクロック信号(変調周波数)と画像データ作成部84Kからの画像データ信号とを同期させた画像データ信号を出力する。そして,ASIC8Kから出力された画像データ信号に従って,レーザ装置1KのLDが発光する。これにより,感光体ドラム6K上に静電潜像が形成される。
次に,ポリゴンミラー2の面倒れ補正処理を含む画像形成処理について,図8のフローチャートを基に説明する。まず,ポリゴンミラー2を回転駆動する(S1)。次に,レーザ装置1を発光することでレーザビームLKを射出する(S2)。次に,SOSセンサ51から出力されるSOS信号をカウントする(S3)。次に,すでに印字中であるか否かを判断する(S4)。印字中の場合(S4:YES)には,S5からS7までの処理をバイパスする。印字中でない場合(S4:NO)には,SOSセンサ51と面倒れセンサ52との出力時間差をサンプリングする(S5)。本形態では,ポリゴンミラー2の10回転分の出力時間差を測定する。すなわち,6面×10回転分の出力時間差をサンプリングする。
次に,サンプリング結果により偏向面ごとに出力時間差の平均値を算出する(S6)。そして,その平均値を基にROMに記憶されている主走査印字開始位置および主走査全体倍率のデータテーブルを参照し,主走査印字開始位置および主走査全体倍率の補正値を抽出する(S7)。このデータテーブルは,レーザ装置ごとに設けられており,出力時間差,すなわち面倒れ量に応じた主走査印字開始位置および主走査全体倍率の補正値が記憶されているものである。そして,抽出した補正値をレーザ装置ごとおよび偏向面ごとにRAMに保管する。すなわち,レーザ装置(4台)×ポリゴンミラー(6面)×補正値(2個)=48個のデータが保管される。データ保管後,印字開始を指示する。
次に,SOS信号のカウント値からポリゴンミラー2の偏向面を特定する(S8)。そして,特定した偏向面についての補正値をRAMから取得する。そして,それらの補正値を基に画像データ信号を作成し,その画像データ信号に従ってレーザ装置1KのLD駆動部が発光することで感光体ドラム6K上に静電潜像が形成される(S9)。これにより,図9に示すように主走査印字開始位置および主走査倍率が整えられた画像が出力される。次に,印字が終了したか否かを判断する(S10)。印字終了でない場合(S10:NO)には,S2以降の処理を繰り返す。印字終了の場合(S10:YES)には,画像形成処理を終了する。
以上詳細に説明したように本形態のカラープリンタ100では,偏向後のレーザビームLKを受光するPDアレイ5を設けることとしている。PDアレイ5は,SOSセンサ51と,そのセンサに対して斜めに配置された面倒れセンサ52とを有することとしている。このPDアレイ5には,シリンダレンズ4Kを通過していないレーザビームが照射される。そのため,ポリゴンミラー2の面倒れが副走査方向に現れることとなる。そして,SOSセンサ51の受光タイミングと面倒れセンサ52の受光タイミングとの時間差により,ポリゴンミラー2の偏向面ごとの面倒れ量を検知することができている。そして,あらかじめ面倒れ量に応じた補正値が記憶されているデータテーブルの中から,その面倒れ量(時間差)に適した補正値を読み出すこととしている。さらには,SOS信号のカウント値から使用中の偏向面を特定することとしている。これらにより,ポリゴンミラー2の偏向面ごとに適当な補正値を抽出し,その補正値に従ってレーザ装置1Kを発光させている。従って,ポリゴンミラーの偏向面のうちどの面を使用しているかを特定しつつポリゴンミラーの面倒れに対する主走査方向の補正を行うことで画質の劣化を抑制した画像形成装置が実現されている。
また,本形態のカラープリンタ100は,4台のレーザ装置を備えることとしている。そして,レーザ装置ごとに補正値のデータテーブルを有することとしている。これにより,複数のレーザビームにより画像を形成する場合であっても,各レーザ装置および各偏向面に適した補正を行うことができている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,実施の形態ではカラープリンタに本発明を適用しているがこれに限るものではない。すなわち,複写機,スキャナ,FAXあるいはワードプロセッサ等であっても電子写真方式の画像形成装置であれば適用可能である。また,複数の光ビームにより画像を形成する画像形成装置であれば本発明を適用することができる。従って,カラーに限らず,モノクロ画像専用のものであってもよい。また,タンデム方式に限らず,例えば4サイクル方式であってもよい。
なお,上述した本発明の実施形態には,特許請求の範囲に記載した発明以外にも,以下の付記に示すような発明が含まれる。
[付記1] 光ビームを主走査方向に走査させて画像を形成する画像形成装置において,
複数の偏向面を有し,斜入射した光ビームを偏向して主走査方向に走査する光ビーム偏向手段と,
前記光ビーム偏向手段にて偏向された光ビームを印字開始前に受光し,光ビームの走査方向と交差するように配置された第1ラインセンサと,
前記光ビーム偏向手段にて偏向された光ビームを印字開始前に受光し,光ビームの走査方向と交差するとともに前記第1ラインセンサに対して斜めに配置された第2ラインセンサと,
前記第1ラインセンサの受光タイミングと前記第2ラインセンサの受光タイミングとの時間差をサンプリングする時間差サンプリング手段と,
前記光ビーム偏向手段の偏向面のうち,どの面を使用しているかを特定する偏向面特定手段と,
前記時間差サンプリング手段にて求めた時間差と前記偏向面特定手段にて特定した偏向面とを基に,偏向面ごとに発光素子の発光タイミングを調整する調整手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
[付記2] 付記1に記載する画像形成装置において,
光ビームの副走査方向のずれを補正する補正レンズを有し,
前記第1ラインセンサおよび前記第2ラインセンサは,前記補正レンズを通過していないレーザビームを受光することを特徴とする画像形成装置。
[付記3] 付記1または付記2に記載する画像形成装置において,
前記第1ラインセンサの受光タイミングと前記第2ラインセンサの受光タイミングとの時間差に対応する補正値を記憶する補正値記憶手段を有し,
前記調節手段は,偏向面ごとに前記補正値記憶手段から補正値を抽出し,その補正値を基に発光素子の発光タイミングを求めることを特徴とする画像形成装置。
実施の形態に係る画像形成装置のプリントヘッドに関する機器構成を示す図である。 実施の形態に係るK色のプリントヘッドに関する機器構成を示す図である。 実施の形態に係るPDアレイに関する機器構成および出力タイミングを示す図である。 実施の形態に係るポリゴンミラーを上面から見た図である。 実施の形態に係るポリゴンミラーを側面から見た図である。 実施の形態に係るポリゴンミラーのレーザ装置ごとの反射角度を示す表である。 面倒れ補正処理を行うための制御基板の構成を示すブロック図である。 ポリゴンミラーの面倒れ補正処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態に係るポリゴンミラーにて面倒れ補正後に走査した場合の画像領域を示す図である。 ポリゴンミラーの偏向面ごとおよびレーザ装置ごとの主走査印字開始位置のずれ量および主走査全体倍率のずれ量を示す表である。 ポリゴンミラーの偏向面の特定なしに走査した場合の画像領域を示す図である。
符号の説明
1K レーザ装置
2 ポリゴンミラー(光ビーム偏向手段)
3 fθレンズ
4K シリンダレンズ
5 PDアレイ
6K 感光体ドラム
7 CPU(時間差サンプリング手段,偏向面特定手段)
8K ASIC(調整手段)
51 SOSセンサ(第1ラインセンサ)
52 面倒れセンサ(第2ラインセンサ)

Claims (5)

  1. 光ビームを主走査方向に走査させて画像を形成する画像形成装置において,
    複数の偏向面を有し,斜入射した光ビームを偏向して主走査方向に走査する光ビーム偏向手段と,
    前記光ビーム偏向手段にて偏向された光ビームを印字開始前に受光し,光ビームの走査方向と交差するように配置された第1ラインセンサと,
    前記光ビーム偏向手段にて偏向された光ビームを印字開始前に受光し,光ビームの走査方向と交差するとともに前記第1ラインセンサに対して斜めに配置された第2ラインセンサと,
    前記第1ラインセンサの受光タイミングと前記第2ラインセンサの受光タイミングとの時間差をサンプリングする時間差サンプリング手段と,
    前記光ビーム偏向手段の偏向面のうち,どの面を使用しているかを特定する偏向面特定手段と,
    前記時間差サンプリング手段にて求めた時間差と前記偏向面特定手段にて特定した偏向面とを基に,偏向面ごとに発光素子の発光タイミングを調整する調整手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記時間差サンプリング手段は,印字開始前に時間差をサンプリングすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記調節手段は,主走査方向の印字の開始位置を調整することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記調節手段は,主走査方向の画像領域の走査幅を調整することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記光ビーム偏向手段に対して光ビームを斜入射させる複数の発光素子を有し,
    前記調節手段は,各発光素子に応じて発光タイミングを調整することを特徴とする画像形成装置。
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