JP2005096044A - ボールエンドミル - Google Patents

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JP2005096044A JP2003334717A JP2003334717A JP2005096044A JP 2005096044 A JP2005096044 A JP 2005096044A JP 2003334717 A JP2003334717 A JP 2003334717A JP 2003334717 A JP2003334717 A JP 2003334717A JP 2005096044 A JP2005096044 A JP 2005096044A
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Satoshi Iizuka
敏 飯塚
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Abstract

【課題】ボールエンドミルにおいて、外周切れ刃の外周逃げ面とボール切れ刃のボール逃げ面のつなぎ目付近に段差がなく、ボールエンドミルの加工精度を悪化させることがなく、ボールエンドミルで仕上げ加工を行った後に最終仕上げを行うたの手作業による磨き工程を必要としない、ボールエンドミルを提供。
【解決手段】外周切れ刃6のの外周逃げ面1を先に加工した後で、そのままそれぞれ図示しない、同一の砥石で、同一のNC加工プログラム内のボール逃げ面加工プログラムで連続してボール切れ刃4のボール逃げ面2を加工することにより、外周逃げ面1とボール逃げ面2との間に段差をなくした。
【選択図】図1

Description

本発明は、金型等の分野において精密加工を行うボールエンドミルの改良に関する。
従来のボールエンドミルとしては、例えば特許文献1に記載するような、超硬合金製ボールエンドミルがあり、このものは、切れ刃をボール部のみに形成し、かつ切れ刃をボール部と本体の境界部までとしたものが開示されている。
特開平11−58119号公報 請求項1
特許文献1を含む従来のボールエンドミルは、外周切れ刃の外周逃げ面を先に加工た後で、ボール切れ刃のボール逃げ面を別工程で加工していたため、図5のボール部15の斜視図に示すように、外周逃げ面21とボール逃げ面22とのつなぎ目に8μm程度の段差が生じ、ボールエンドミル20の加工精度が悪化を招いていた。このため、ボールエンドミルで仕上げ加工を行った後に、最終仕上げを行うため、手作業による磨き工程が必要となった。即ち、従来のボールエンドミルでは、通常の製作方法では、砥石の動き方に限界があり、外周逃げ面とボール逃げ面とのつなぎ目付近の精度を向上させようとすると、ボール部の0°(始端)及び180°(終端)のつなぎ目付近に凹みである段差が生じ、逆にボール逃げ面加工で砥石が外周逃げ面への食い込みを抑制しようとすると凸である段差が生じるので、球面R有効範囲0°から180°が確保されておらず、一般的には、球面R有効範囲は0°から160°乃至175°程度であった。
本発明の課題は、ボールエンドミルにおいて、外周切れ刃の外周逃げ面とボール切れ刃のボール逃げ面のつなぎ目付近に段差がなく、ボールエンドミルの加工精度を悪化させることがなく、ボールエンドミルで仕上げ加工を行った後に最終仕上げを行うたの手作業による磨き工程を必要としない、あるいは手作業による磨き量を低減させるボールエンドミルを提供することにある。
このため本発明は、先端にボール逃げ面を有するボール切れ刃が形成された略半球状のボール部と、前記ボール切れ刃に続き外周逃げ面を有する外周切れ刃が形成され他端にシャンクを有する本体とからなるボールエンドミルにおいて、前記外周逃げ面と前記ボール逃げ面との間に段差をなくしたことを特徴とするボールエンドミルを提供することにより上記課題を解決した。
かかる構成により、本発明は外周切れ刃の外周逃げ面とボール切れ刃のボール逃げ面のつなぎ目付近に段差がなく、ボールエンドミルの加工精度を悪化させることがなく、ボールエンドミルで仕上げ加工を行った後に最終仕上げを行うたの手作業による磨き工程を必要としない、あるいは手作業による磨き量を低減させるボールエンドミルを提供するものとなった。
好ましくは、前記外周切れ刃の外周逃げ面を先に加工した後で、そのまま同一の砥石で、同一のNC加工プログラム内のボール逃げ面加工プログラムで連続して前記ボール切れ刃のボール逃げ面を加工することにより、前記外周逃げ面と前記ボール逃げ面との間に段差をなくすることができる。
より好ましくは、ボールエンドミルは超硬合金又は高速度鋼製で、かつ前記ボール切れ刃に、遷移金属と第3b、4b族元素の炭化物、窒化物、酸化物及び硼化物からなる硬質膜を1 層または2 層以上で0.5 〜5 μm被覆することがよい。
さらに好ましくは、前期略半球状のボール切れ刃のボール中心との距離の公差が±3μm以内であることにより、ボールエンドミルで仕上げ加工を行った後に最終仕上げを行うたの手作業による磨き工程を必要としないボールエンドミルを提供するものとなった。
本発明を実施するための最良の形態の一例を図1を参照して説明する。図1(a)は本発明を実施するための最良の形態の一例である直径6mm、刃長9mm、全長10mmの超硬合金製ボールエンドミル10(高速度鋼製ボールエンドミルでもよい)の側面図を示し、(b)は(a)のボール部5の拡大斜視図である。本発明の硬合金製ボールエンドミル10は、先端3にボール逃げ面2を有するボール切れ刃4が形成された略半球状のボール部5と、ボール切れ刃4に続き外周逃げ面1を有する外周切れ刃6が形成され他端にシャンク8を有する本体11とからなる。超硬合金製ボールエンドミル10の外周逃げ面1とボール逃げ面2との間に段差をなくしたものである。かつ、刃先先端3から溝長部7にかけて窒化チタンアルミ系硬質膜(周期律表第4a、5a、6a族遷移金属と第3b、4b族元素の炭化物、窒化物、酸化物及び硼化物からなる硬質膜でもよい)を1層または2層以上で0.5 〜5 μm被覆処理した。ボール切れ刃4、4はそれぞれすくい面12を有する。本発明を実施するための最良の形態の超硬合金製ボールエンドミル10は、外周逃げ面1とボール逃げ面2との間を連続面とし、段差をなくしたので、ボールエンドミルの加工精度を悪化させることがなく、ボールエンドミルで仕上げ加工を行った後に最終仕上げを行うたの手作業による磨き工程を必要としない、あるいは手作業による磨き量を低減させるボールエンドミルを提供するものとなった。
図2は図1の超硬合金製ボールエンドミル10を、図1(a)の側面図でみて、ボール切れ刃4の輪郭線をそれぞれ、下端位置を0°、軸線高さ位置を90°、上端位置を180°として、下端から上端まで測定した測定値を示すグラフで、公差領域は説明の便宜上大きく拡大して示す。略半球状のボール切れ刃4のボール中心0との距離は0°から180°の全域にわたり、公差が±3μm以内であることにより、ボールエンドミルで仕上げ加工を行った後に最終仕上げを行うたの手作業による磨き工程を必要としない、あるいは手作業による磨き量を低減させるボールエンドミルを提供するものとなった。
図1の本発明を実施するための最良の形態の超硬合金製ボールエンドミル10は、外周切れ刃6のの外周逃げ面1を先に加工した後で、そのままそれぞれ図示しない、同一の砥石で、同一のNC加工プログラム内のボール逃げ面加工プログラムで連続してボール切れ刃4のボール逃げ面2を加工することにより、外周逃げ面1とボール逃げ面2との間に段差をなくすることができた。
図3に図1の超硬合金製ボールエンドミルと、同寸法の従来の超硬合金製ボールエンドミルを使用して、外周逃げ面1とボール逃げ面2とのつなぎ目付近における加工精度の比較テストを行った。被削材 NAK55(40 HRC)を切削速度245m/min、軸方向の切り込み0.15mm、ピックフイード0.15mm、で、図4に示すように、5°の斜面13を、走行線14を0°として、走行線14に沿って外周逃げ面1とボール逃げ面2とのつなぎ目付近をピックフイードさせて、走査線加工を行った。図5(a)は走査線加工後の斜面13を測定した側面でみた加工精度の比較を示す。従来品は約8μmの削り残しを発生させたが、本発明品は削り残しを発生させず理想形状を示した。(b)(a)の部分を拡大して示す。
本発明を実施するための最良の形態の一例である(a)は本発明を実施するための最良の形態の一例である直径6mm、刃長9mm、全長10mmの超硬合金製ボールエンドミル10(高速度鋼製ボールエンドミルでもよい)の側面図を示し、(b)は(a)のボール部5の拡大斜視図である。 図1の超硬合金製ボールエンドミル10を、図1(a)でみて側面で、ボール切れ刃4の輪郭線をそれぞれ、下端位置を0°、軸線高さ位置を90°、上端位置を180°として、下端から上端まで測定した測定値を示すグラフである。 図1の超硬合金製ボールエンドミルと、同寸法の従来の超硬合金製ボールエンドミルを使用して、外周逃げ面1とボール逃げ面2とのつなぎ目付近における加工精度の比較テスト装置の斜視図。 (a)は走査線加工後の斜面13を測定した側面でみた加工精度の比較を示す。(b)は(a)の部分を拡大して示す。 従来の超硬合金製ボールエンドミルのボール部15の拡大斜視図である。
符号の説明
1 外周逃げ面
2 ボール逃げ面
3 先端
4 ボール切れ刃
5 略半球状のボール部
6 外周切れ刃
7 溝長部
8 シャンク
10 超硬合金製ボールエンドミル
11 本体

Claims (4)

  1. 先端にボール逃げ面を有するボール切れ刃が形成された略半球状のボール部と、前記ボール切れ刃に続き外周逃げ面を有する外周切れ刃が形成され他端にシャンクを有する本体とからなるボールエンドミルにおいて、前記外周逃げ面と前記ボール逃げ面との間に段差をなくしたことを特徴とするボールエンドミル。
  2. 前記外周切れ刃の外周逃げ面を先に加工した後で、そのまま同一の砥石で、同一のNC加工プログラム内のボール逃げ面加工プログラムで連続して前記ボール切れ刃のボール逃げ面を加工することにより、前記外周逃げ面と前記ボール逃げ面との間に段差をなくしたことを特徴とする請求項1記載のボールエンドミル。
  3. 前記ボールエンドミルは超硬合金又は高速度鋼製で、かつ前記ボール切れ刃に、遷移金属と第3b、4b族元素の炭化物、窒化物、酸化物及び硼化物からなる硬質膜を1 層または2 層以上で0.5 〜5 μm被覆したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のボールエンドミル。
  4. 前記略半球状のボール切れ刃のボール中心との距離の公差が±3μm以内であることを特徴とする請求項3記載のボールエンドミル。
JP2003334717A 2003-09-26 2003-09-26 ボールエンドミル Pending JP2005096044A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018199198A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 三菱日立ツール株式会社 ボールエンドミル

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