JP2005095638A - 整髪用ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】イオン発生器と送風装置を備えた整髪ブラシにおいて、長い髪が吸込口からケース内へ吸い込まれるのを防止しながら、イオンを髪や頭皮へ効果的に送給できるようにする。
【解決手段】本体ケース1の内部に、イオン発生器3と送風装置4とを設け、本体ケース1の前壁1aにブラシユニット2とイオンが吹き出る吹出口20を設ける。本体ケース1の背壁1bに吸込口28を設けて、髪を梳るときに吸込口28に髪が被いかぶさるのを防止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、イオンを発生するイオン発生器と、送風装置とを備えている整髪用ブラシに関する。
この種の整髪ブラシは、実開平3−74819号公報に公知である。そこでは、中空の本体ケースの内部にオゾン発生器と送風装置とを配置して、オゾン発生器で生成したオゾンを、送風装置から送給される加圧風に載せてブリッスル側から吹き出すようになっており、ブラッシングしている髪および頭皮をオゾンに晒して殺菌し、あるいは脱臭できる。送風装置は、軸流式のファンとファンを回転駆動するモータとからなり、その吸込口が本体ケースの上端面に開口してある。オゾン発生器に換えて、イオン発生器をケース内部に内蔵した整髪ブラシが公知(特開昭60−160904号公報)であるが、このブラシの場合には、イオン発生器を備えているのみで送風装置は備えていない。
特開昭60−160904号公報
オゾン発生器と送風装置とを備えた上記の整髪ブラシにおいては、中空の本体ケースの上端面に送風装置の吸込口が開口してあるので、ブラシで髪を梳き流す際に、ブラシが髪の内部に沈み込み吸込口を塞ぐおそれがある。また、髪が長い場合には、吸い込まれた髪がファンに巻き込まれる事故を起こしかねない。整髪ブラシは、主ケースと、主ケースに対して着脱されるブラシユニットとで中空ケース状に構成してあるが、ブラシユニットを主ケースから取り外すと、オゾン発生器が露出してしまうので、いたずらを受けやすい不利もある。ケースの内部上方に設けた軸流式のファンで下向きに加圧空気を送給し、この送給方向と直交する向きに開口する吹出口から加圧空気を吹き出すので、空気やオゾンがケース内に滞留しやすく、ファンの送風効率が低いなど、実際の製品とするには多くの課題がある。
この発明の目的は、本体ケースの内部にイオン発生器と送風装置とを備えていて、イオン発生器で生成したイオンを髪や頭皮へ効果的に送給できる整髪用ブラシを提供することにある。この発明の目的は、長い髪を梳る場合にも、髪が送風装置によって吸い込まれるのを確実に防止でき、従って、長い髪の場合にも安全にブラッシングを行える整髪ブラシを提供することにある。この発明の目的は、吸込口、送風装置、吹出口などの配置や構造を最適化して、送風装置による送風効率を向上でき、従ってイオンを髪や頭皮へ効果的に送給できる整髪用ブラシを提供することにある。
この発明の整髪用ブラシは、本体ケース1と、イオンを発生するイオン発生器3と、送風装置4とを備えている。イオン発生器3と対向する本体ケース1の前壁1aに、ブラシユニット2と、送風装置4から送出される加圧風を吹き出す吹出口20とを設ける。本体ケース1の背壁1bに、送風装置4の吸込口28を開口する。
具体的には、本体ケース1のケース内空間のほぼ中央部にイオン発生装置3を配置する。イオン発生装置3の上部に隣接して送風装置4を配置する。
送風装置4は、遠心式のファン35と、ファン35を回転駆動するモーター34とで構成する。
イオン発生器3は、本体ケース1の吸込口28と吹出口20との間の送風経路の途中に配置する。イオン発生器3と本体ケース1の背壁1aとの間に、ファン35から送出された空気流の空気溜り領域Eを設ける。
本体ケース1の背壁1bは外突状の3次元湾曲壁で形成する。ファン35のファンブレード35bの回転外郭面を、本体ケース1の背壁1bの湾曲面に沿わせて湾曲させる。
ファン35の回転直径Dを、モーター34の直径寸法dより大きく設定する。ファン35の一部がモーター34の外面に被さるようにファン35を構成する。
この発明では、イオン発生器3と送風装置4とを備えている整髪ブラシにおいて、本体ケース1の前壁1aにブラシユニット2と吹出口20とを設け、本体ケース1の背壁1bに送風装置4の吸込口28を開口するようにした。つまり整髪ブラシで髪を梳る際に外表面となるケース背面側に、送風装置4の吸込口28を開口するので、長い髪を梳る場合に髪が送風装置4によって吸い込まれるのを確実に防止しながら、イオン発生器3で生成したイオンを送風装置4から送られる空気流に乗せて髪に吹き出し送給できる。
本体ケース1のケース内空間のほぼ中央部にイオン発生装置3を配置し、イオン発生装置3の上部に隣接して送風装置4を配置した整髪ブラシによれば、本体ケース1の内部空間を有効に利用しながら、嵩張りやすいイオン発生器3と送風装置4とをコンパクトにまとめて配置でき、その分だけ本体ケース1の前後厚みを小さくして、整髪ブラシを小型化できる。また、送風装置4をイオン発生器3の上側に隣接配置するのに伴って、送風装置4の吸込口28の位置が必然的にイオン発生器3から遠ざかるので、例えば、吸込口28から細い棒状体を差し込んでイオン発生器3がいたずらされるなど、不測の事故を確実に防止できる。
遠心式のファン35と、モーター34とで構成した送風装置4によれば、ファン35で生起された空気流を本体ケース1の背壁1bで流動案内して、収束された状態の空気流をイオン発生器3の背面側へ送給できる。従って、軸流式のファンを用いる場合に比べて、空気流が本体ケース1の内部で広く分散するのを防止し、空気流の貫通力を向上でき、送風時の通気抵抗を抑止して送風効率を向上できる。また、軸流式のファンを用いる場合に比べて、ファン35と、モーター34とが占める空間量を小さくすることができるので、その分だけ整髪ブラシをコンパクト化できる。
吸込口28と吹出口20との間の送風経路の途中にイオン発生器3を配置し、イオン発生器3と本体ケース1の背壁1aとの間に空気溜り領域Eを設けた整髪ブラシによれば、ファン35で生起した空気流を抵抗無く空気溜り領域Eへ吹き出すことができるので、ファン35とイオン発生器3との間の通気抵抗を最小限化できるうえ、イオン発生器3の背部に充満空間が大きな空気溜り領域Eを設けるので、本体ケース1内における空気流の分流や変向に伴う通気抵抗の発生を抑止して、送風効率を向上できる。
本体ケース1の背壁1bを外突状の3次元湾曲壁で形成し、ファン35のファンブレード35bの回転外郭面を、先の湾曲壁に沿わせて湾曲させるようにした整髪ブラシによれば、ファン35を背壁に接近配置して、整髪ブラシを小型化できるうえ、ファン35で生起した空気流を3次元湾曲壁で滑らかに流動案内できるので、送風効率を向上できる。背壁1bをファン35用の導風壁に利用して、送風装置4の構造の簡素化を実現できる。
ファン35の回転直径Dをモーター34の直径寸法dより大きく設定すると、ファン35の一部、例えばファンベース35aがモーター34の外面に被さる構造を採用して、本体ケース1内における内部部品の集約度合いを向上できる。
図1ないし図11はこの発明に係る整髪ブラシの実施例を示す。図2および図3において、整髪ブラシは、本体ケース1と、本体ケース1の前面上部に着脱可能に装着されるブラシユニット2と、本体ケース1の内部に組み込まれるイオン発生器3、送風装置4、電装品ユニット5、および二次電池(電池)6などで構成してある。本体ケース1の前面には、電源をオン・オフ操作するスイッチノブ7と、ブラシユニット2のロック状態を解除するための解除ボタン8とが設けてある。
図4および図7において、本体ケース1は、中間ケース10と、中間ケース10の枠部15の前後に組み付けられる前ケース11、および後ケース12と、中間ケース10のグリップ14の内部に装填される内ケース13などで構成する。中間ケース10は、細筒状のグリップ14の上端に、楕円リング状の枠部15を一体に成形した透明或いは半透明のプラスチック成形品からなる。上すぼまりテーパー状に形成されるグリップ14の内面には、グリップ14と相似する断面形状の内ケース13が、下開口側から差し込み装填してあり、両者の間には導電性を有する装飾シート16が挟み込んである(図5参照)。装飾シート16は、プラスチックフィルムの片面にアルミニウム等の金属を蒸着して形成してあり、導電性を有する。枠部15の内面にも、プラスチックフィルムの片面にアルミニウム等の金属を蒸着して形成した楕円リング状の装飾シート17が配置してある。これによって、グリップ14や枠部15を透かして装飾された装飾シート16・17をみることができるので、深みのある色合いを表現することができる。また、同一機種で表面装飾の異なる整髪用ブラシを得るに際し、中間ケース10を共用化するできるので、色違いや絵柄、図柄の異なる装飾シート16・17さえ用意しておけば、そのうちの任意の装飾シート16・17を選んでこれを中間ケース10の内面に配するだけで多種多様の表面装飾をもつ整髪用ブラシを簡易にかつ低コストで得ることができる。さらに、特に透明の中間ケース10を採用した場合、塗料が混入していない分リサイクルの面で有利であり環境にもやさしい。また、装飾シート16・17を多孔質或いは繊維質(フェルト)のシート材に装飾を施したものを採用すれば、電池の液漏れの際は同液を吸収し本体ケース1表面側への流出を防ぎ、髪に付着した水滴の本体ケース1内への侵入の際はこの水滴を吸収し本体ケース1内への侵入を可及的に防止できる。グリップ14の前面上部に、先のスイッチノブ7と、解除ボタン8とが組み付けられている。内ケース13は、蓋合わせ状に接合される前内ケース13aと、後内ケース13bとからなり、後内ケース13bの上部には、係合穴18が通設してある(図1参照)。
図6において、前ケース11は、小判形のプラスチック成形品からなり、その板壁の前面上部に長円状の膨出壁を設け、膨出壁の下部に加圧風を吹き出す吹出口20を開口し、膨出壁の上側1箇所、および下側左右の合計3箇所に、ブラシユニット2を掛け止め係合するためのポケット21が突設してある。板壁の上下にはビス座22を設け、下側のビス座22の下方にピン穴を通設している。吹出口20に臨む板壁の裏面には、イオン通路23を区画する断面円形の筒壁24を一体成形で突設し、その周囲2箇所にイオン発生器3を固定するためのねじボス25を設けている。筒壁24の下部周面の2箇所には、新規空気を導入するためのスリット24aが形成してあり、両スリット24aの間の周壁に限って、他の周壁より外方へ張出してある。吹出口20は、いたずら防止用の格子で縦横に区分してある。なお、前ケース11の板壁が本体ケース1の前壁1aとなる。
後ケース12は、本体ケース1の背壁1bを構成する外突状の3次元湾曲壁と、中間ケース10の枠部15に嵌り込む小判形の周壁27とを一体に形成したプラスチック成形品からなる。先の3次元湾曲壁の上部に送風装置4用の吸込口28を開口し、吸込口28を囲む3次元湾曲壁の内面に、3個のねじボス29を突設し、上下2箇所に前ケース11を締結するためのねじボス31を突設している(図8参照)。図8に示すように、周壁27の下部は、後段トランス との接当干渉を避けるために切り欠いてある。吸込口28は上下方向へ長いスリット群で形成する。後ケース12の内面上部に設けた3個のねじボス29に、送風装置4のモーター34を固定する。
図9において、送風装置4は、モーターホルダー33に固定されるモーター34と、モーター34の出力軸34aに固定される遠心式のファン35とからなり、モーターホルダー33の3個の脚片をビス36でねじボス29に締結することにより、後ケース12と一体化してある。ファン35は、モーターホルダー33に被さるドーム状のファンベース35aと、ファンベース35aの外周面に沿って渦巻状に突設した一群のファンブレード35bとを一体に成形したプラスチック成形品からなる。
ファン35の送風効率を上げ、さらに本体ケース1内における内部部品の集約度合いを向上するために、ファンブレード35bを背壁1bに近接する状態で配置し、その回転外郭面を背壁1bの湾曲面に沿わせ、さらにモーター34およびファン35を斜めに傾斜した状態で後ケース1bに固定している。図4に示すように、ファン35の回転直径Dをモーター34の直径寸法dより大きく設定し、ファンベース35aがモーターホルダー33に被さる構造とすることも、本体ケース1内における内部部品の集約度合いを向上することに役立っている。ファン35と対向する背壁1bは、ファン35で生起された加圧空気を案内する導風壁を兼ねている。
図10においてイオン発生器3を含むイオン生成手段は、直流電源(電池6)からの電圧・電流をパルス化する高周波パルス発生回路38と、パルス化された電圧・電流を100Vまで昇圧する前段トランス39と、昇圧後の電圧・電流を低周波パルス電流に変換する低周波パルス発生回路40と、このパルス電圧・電流を4kVの高電圧に昇圧する後段トランス41と、イオン発生器3などで構成してある。高周波パルス発生回路38、前段トランス39、低周波パルス発生回路40は、それぞれ回路基板42に実装されて、電装品ユニット6を構成している。回路基板42には、スイッチノブ7でオンオフ操作されるスライドスイッチが設けてある。イオン発生器3は、後段トランス41と共に前ケース11の内面に固定してある。
図11において、イオン発生器3は、電極ホルダー43と、電極ホルダー43の一側中央部に固定される中央電極44、および中央電極44の周りを囲む対向電極45と、中央電極44と対向電極45との間の空間を絶縁遮断する誘電筒46とで構成する。中央電極44は、放電抵抗が小さなタングステンで針状に形成してある。対向電極45は、銅または鉄製の薄板を素材にして形成したリング状のプレス金具からなる。電極ホルダー43は、耐オゾン性と耐熱性を有し、しかも絶縁性に優れたプラスチック、例えばポリフェニレンサルファイドを素材とする車輪状のプラスチック成形品からなり、その中央のボス部47に先の中央電極44が固定され、ボス部47の外面に対向電極45が固定してある。
誘電筒46は雲母、ガラス、セラミックスなどの高度の絶縁特性を備えた素材で円筒状に形成してあり、ボス部47の前端の凹部に内嵌固定される。中央電極44と対向電極45との間で不整放電が生じるのを防いで、効果的にマイナスイオンを生成するために、誘電筒46は中央電極44の突端より前方へ大きく突出してある。この誘電筒46の突端開口がイオン出口51となる。
電極ホルダー43の周囲のリング部48を前ケース11の筒壁24に外嵌し、その周面2箇所に設けた締結座49をビス50でねじボス25に止め付けることにより、イオン発生器3を前ケース11と一体化できる。この取り付け状態において、中央電極44と対向電極45と誘電筒46との三者は、筒壁24と同心状になっており、誘電筒46の開口端、即ちイオン出口51は吹出口20と正対している。ボス部47とリング部48とは放射状の腕を介して繋がっており、各腕の間がファン35によって生起された圧縮空気(風)のイオン通路23への空気通口(入口)23aとなっている。
上記のように構成したイオン発生器3によれば、後段トランス41で昇圧した高電圧のうち、ダイオードを通過したマイナス電流のみを中央電極44に印加することにより、同中央電極44から対向電極(アース電極)45に向けて電子を放出し、空気中の酸素、微少水滴、塵等をマイナスに帯電させてマイナスイオン化できる。このとき副産物としてオゾンも同時に生成されるが、オゾンの生成を極端に少なくするため、図10におけるダイオードと中央電極44との間に抵抗を設けて電流値を下げてもよい。イオン化に伴って、イオン通路23内においてイオン化されていない酸素、微少水滴、塵の量が徐々に減少し、やがてイオン化されていない酸素、微少水滴、塵が極端に減少し、生成できるマイナスイオンの量が少ないままの飽和状態に陥ってしまうおそれがある。こうした事態を避けるために、筒壁24にスリット24aを設け、筒壁24の周囲空気がスリット24aを介してイオン通路内23へ流入できるようにし、マイナスイオンの量が少ないままの飽和状態で安定するのを確実に防止している。マイナスイオンによって、毛髪の内部深くまで水分を浸透させ、その水分率を高めて毛髪の状態を好適化できる。
図2においてブラシユニット2は、一群のブリッスル52が設けてあるブラシ台53と、ブラシ台53の周縁に前面側から装着されるブラシ枠54などで構成してあり、ブラシ台53のほぼ中央に、吹出口20と対向する主放出口55が開口され、主放出口55の上下に補助放出口56が開口してある。ブリッスル52は、これらの放出口55・56の周りを取り囲むように設けてある。ブラシ台53の内面には、前ケース11のポケット21と係合する3個の爪片57が突設してある(図6参照)。
ブラシユニット2の全体を前ケース11の前面に接合した後、下向きに押し下げ操作することにより先の爪片57がポケット21と係合して、ブラシユニット2を本体ケース1と一体化できる。この接合状態を維持するために、中間ケース10のグリップ14と内ケース13との間に解除ボタン8と、解除ボタン8をロック付勢するばね59を設けている。解除ボタン8の片面には、三日月形の操作部60とピン61とが設けてあり、図1に示すように、このピン61がブラシユニット2の下端内面に設けたロック凹部62と係合することにより、ブラシユニット2が上方移動するのを阻止できる。操作部60をばね59の不勢力に抗して押込むと、ピン61とロック凹部62の係合が解除されるので、ブラシユニット2を本体ケース1から取り外して、水洗い清掃できる。ブラシユニット2を本体ケース1に装着した状態においては、その接合周縁部、即ちブラシ枠54の大部分が中間ケース10の枠部15で受け止められている。従って、ブラシユニット2に落下衝撃が作用しても、衝撃の殆どは枠部15で受け止められ、前ケース11に組み付けたイオン発生器3に伝わることはない。
上記の各部品や各ユニットは、以下の手順で組み立てる。まず、後内ケース13bに電装品ユニット2を組み付け、前内ケース13aを蓋合わせ状に接合する。中間ケース10のグリップ14の内面に装飾シート16を装填し、その内面に内ケース13を差し込み、グリップ14と内ケース13との間に解除ボタン8とばね59を組む。次に、枠部15の内面に沿って装飾シート17を配置し、後ケース12を枠部15内に後側から差し込んで組み付ける。このとき、ケース下側のねじボス31を後内ケース13bの係合穴18に挿通することにより、内ケース13を分離不能に抜止め固定する。この後、前ケース11を枠部15に嵌め込んで前後ケース11・12を接合したうえで、前ケース11の側からビス64をねじボス31にねじ込み、両ケース11・12で枠部15を挟持固定する。このように本体ケース1を組み立てた状態では、送風装置4と、イオン発生器3と、後段トランス41が上下に隣接し、イオン発生器3と背壁1bとの間に、ファン35から送出された空気流を充満させるための空気溜り領域Eが形成されている。最後に、ブラシユニット2を先の要領で本体ケース1に組み、スイッチノブ7をグリップ14に組み付けて整髪ブラシを完成する。
整髪ブラシを使用する際には、スイッチノブ7をオン操作して、モーター34とイオン発生器3を稼動する。モーター34の起動によってファン35が回転駆動され、吸込口28から吸い込んだ空気を加圧して送り出す。このとき、ファン35の周囲の過半上部は、後ケース12の周壁27と吸込口28の周縁壁(背壁1b)とで覆われているため、加圧された空気流は概ね下向きに送出され、イオン発生器3と背壁1bとの間の開放されたケース内空間に充満する。そのため、空気流は電極ホルダー43を通過し、イオン通路23と吹出口20を介して本体ケース1の外へ送出され、さらにブラシユニット2の主放出口55および補助放出口56から放出される。イオン通路23の内部には、イオン発生器3によって生成されたイオン(マイナスイオン)が浮遊している。従って、生成されたイオンの全てはイオン通路23を通過する空気流に運ばれて、空気流と共に主放出口55および補助放出口56から放出され、髪や頭皮に付着する。
多くの場合は、グリップ14を握って髪を梳くが、グリップ14の内面に配置した導電性の装飾シート16を、低周波パルス発生回路40を構成する電気回路のグランド側に接続しておくと、装飾シート16と手とが、絶縁プラスチックであるグリップ14を介して誘電体を構成する。そのため、人体側がプラス極として作用し、ブラシユニット2から放出されたマイナスイオンを髪に対して確実に付着させることができる。枠部15は、落下時における側面衝撃を吸収できるので、前ケース11に直接衝撃が加わるのを防止でき、前ケース11に取り付けられたイオン発生器3への衝撃を可及的に緩和できる。
上記の実施例以外に、本体ケース1は前ケースと後ケースとを蓋合わせ状に接合して構成することができる。イオン発生器3は、マイカ、セラミック等からなる板状の絶縁体(誘電体)の表と裏とに放電電極と誘導電極を配置した沿面放電型の構造や、2個の針状電極を対向配置した電極構造などに変更でき、イオンの発生が可能であればその構造は何ら限定しない。また、本実施例ではマイナスイオンのみを生成するよう回路を構成しているが、プラスイオンとマイナスイオンを同時に生成させるものの、マイナスイオンの方を優勢に発生させる特公平4−16920号に示されるような回路構成とすることもできる。
整髪ブラシ要部の縦断側面図である。 整髪ブラシの正面図である。 整髪ブラシの側面図である。 整髪ブラシの構成部材の分解側面図である。 図2におけるA−A線断面図ある。 イオン発生器と前ケースとの関係を示す分解斜視図である。 整髪ブラシの縦断側面図である。 図3におけるB−B線断面図である。 図7におけるC−C線断面図である。 イオン発生手段を示す説明図である。 図7におけるD−D線断面図である。
符号の説明
1 本体ケース
1a 前壁
1b 背壁
2 ブラシユニット
3 イオン発生器
4 送風装置
20 吹出口
28 吸込口
35 ファン
51 イオン出口

Claims (5)

  1. 本体ケース1と、イオンを発生するイオン発生器3と、送風装置4とを備えている整髪用ブラシであって、
    イオン発生器3と対向する本体ケース1の前壁1aに、ブラシユニット2と、送風装置4から送出される加圧風を吹き出す吹出口20とが設けられており、
    本体ケース1の背壁1bに、送風装置4の吸込口28が開口してあり、
    本体ケース1のケース内空間のほぼ中央部にイオン発生装置3が配置されており、
    イオン発生器3の上部に隣接して送風装置4が配置してある整髪用ブラシ。
  2. 送風装置4が、遠心式のファン35と、ファン35を回転駆動するモーター34とで構成されている請求項1に記載の整髪用ブラシ。
  3. イオン発生器3が、本体ケース1の吸込口28と吹出口20との間の送風経路の途中に配置されており、
    イオン発生器3と本体ケース1の背壁1aとの間に、ファン35から送出された空気流の空気溜り領域Eが設けてある請求項1または2に記載の整髪用ブラシ。
  4. 本体ケース1の背壁1bが外突状の3次元湾曲壁で形成されており、
    ファン35のファンブレード35bの回転外郭面が、本体ケース1の背壁1bの湾曲面に沿わせて湾曲してある請求項2または3に記載の整髪用ブラシ。
  5. ファン35の回転直径Dが、モーター34の直径寸法dより大きく設定されており、
    ファン35の一部がモーター34の外面に被さるように構成してある請求項2、3または4に記載の整髪用ブラシ。
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