JP2005094939A - 長尺物の弛み防止材及びその弛み防止材の取付装置 - Google Patents

長尺物の弛み防止材及びその弛み防止材の取付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 比較的大きな口径の管路に取付けた場合でも、管路内の内部流動物の流れを阻害することなく且つ管路内面に確実に密着させて取付可能な弛み防止材及びその弛み防止材の取付装置を提供する。
【解決手段】 弛み防止材50は、リング状に丸められた帯状部材51と、この帯状部材51の一端側部分に固着され、帯状部材51の他端側部分を周方向にスライド可能に保持するガイド部材52と、このガイド部材52に装着され、ガイド部材52に保持された帯状部材51の他端側部分をガイド部材52にスライド不能に固定するネジ部材53と、帯状部材51の周方向の少なくとも1カ所に設けられた凹状の保持部54を有し、取付装置により帯状部材51が拡径された状態で、ネジ部材53により帯状部材51の両端部がスライド不能に固定されて、管路内に取り付けられるように構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、管路内に敷設される通信ケーブル等の長尺物の弛み防止材及びこの弛み防止材を管路内に取り付ける取付装置に関する。
近年、高速・超高速ネットワーク構築等の目的のために、光ファイバーケーブル等の通信ケーブルを、既設の下水道管やガス導管等の地中配管内に敷設することが行われつつある。このように、地中配管内に通信ケーブルを敷設する方式は、従来から採用されている架設方式と比べて、美観を損なうことがなく、さらには、火災や地震等の災害に対しても強いという長所を有する。
このような通信ケーブルの敷設方法の1つとして、通信ケーブルを長さ方向に相対移動可能に支持するテンションメンバー、又は、通信ケーブル及びテンションメンバーを内部に収納した保護管を下水道管内に引き込み、テンションメンバーの両端部に張力を加えて引き上げることによって、下水の流れを極力妨げることのないように管路内上方(例えば、最上部の壁面)に近接した状態で通信ケーブルを配置する方法がある。ここで、敷設した通信ケーブルが長い場合、テンションメンバーに加えた張力だけでは通信ケーブルに弛みが生じることがあるので、この弛みを防止するための部材が管路内に取り付けられることがある。
この弛み防止材としては、例えば、以下のような構造を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。この弛み防止材は、バネ弾性を有する鋼により形成され半円以上の円弧形状に丸められた帯状部材と、この帯状部材の周方向の1カ所に設けられ通信ケーブル等を管路の長手方向にスライド可能に保持する凹状の保持部とを有する。この弛み防止材を管路内に取り付ける際には、帯状部材を縮径させた状態で、搬入装置により弛み防止材を管路内の所定の取付位置まで搬入してから、帯状部材の縮径状態を解除する。すると、帯状部材の弾性復元力により帯状部材が拡径して管路内面に密着するとともに、凹状の保持部により通信ケーブル等が保持される。ここで、弛み防止材の管路内面との密着性をさらに向上させるために、帯状部材の両端部の外側部分に金属製のスパイクが設けられる場合もある。
特開2002−171627号公報(図4)
ところで、前述の弛み防止材を比較的大径(例えば、内径300mm以上)の管路内に取り付ける場合には、弛み防止材を確実に管路内面に密着させるために、帯状部材には、より大きな弾性復元力が要求される。そのような大きな弾性復元力を得るために、例えば、帯状部材の幅を広くすることが考えられる。しかし、帯状部材の幅を広くすると、搬入装置により一度に管路内へ搬入できる弛み防止材の数が制限されてしまうため、搬入回数が増えてしまい、施工効率が低下する。
また、帯状部材の管路内面に対する密着性を向上させるために、帯状部材の両端部に大きなスパイクを設けることも考えられるが、その場合には、その大きなスパイクにより弛み防止材と管路内面との間の隙間が必然的に大きくなってしまうため、特に、地中配管が下水道管等の場合には、隙間にゴミ等が引っかかりやすくなり、そのゴミ等により管路内の下水等の流れが阻害される虞がある。さらに、管路内で帯状部材の縮径状態を解除したときに、この帯状部材の弾性復元力が大きいと、拡径の際に帯状部材の端部が管路内に衝突して大きな衝撃力が管路内に作用するため、管路内面を破損してしまう虞もある。
本発明の目的は、比較的大きな口径の管路に取付けた場合でも、管路内の内部流動物の流れを阻害することなく且つ管路内面に確実に密着させて取付可能な弛み防止材及びその弛み防止材の取付装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の長尺物の弛み防止材は、管路内に敷設される通信ケーブル又はこの通信ケーブルが挿通される長尺物を管路内上方に配置するための部材であって、リング状に丸められた帯状部材と、この帯状部材の一端側部分に固着され、帯状部材の他端側部分を周方向にスライド可能に保持するガイド部材と、このガイド部材に装着され、ガイド部材に保持された帯状部材の他端側部分をガイド部材にスライド不能に固定する固定部材と、前記帯状部材の周方向の少なくとも1カ所に設けられ且つ径方向内側へ凹んだ凹状の保持部であって、前記長尺物をスライド可能に保持する為の保持部とを有することを特徴とするものである。
この長尺物の弛み防止材は、例えば、下水道管やガス導管などの地中配管の管路内に通信ケーブルを敷設する際に、その通信ケーブル又は通信ケーブルが挿通される保護管等の長尺物の弛みを防止するために管路内に設置されるものである。この弛み防止材を管路内に取り付ける場合には、まず、リング状に丸められた帯状部材を管路の内径よりも小さい径に保持した状態で管路内に搬入した後、管路内において、帯状部材の一端側部分のガイド部材に保持された帯状部材の他端側部分をガイド部材に対して周方向にスライドさせ、帯状部材を拡径させて管路の内面に密着させる。このとき、帯状部材に設けられた凹状の保持部により、通信ケーブル又は保護管を管路内の所定位置(例えば、管路内の上側の位置)において管路内面に密着させて保持する。この状態で、ガイド部材に保持された帯状部材の他端側部分を、固定部材によりガイド部材にスライド不能に固定して、帯状部材が管路内面に密着した状態を保持して、弛み防止材の取付を完了する。
このように、この弛み防止材においては、帯状部材を拡径させて管路内面に密着させてからその両端部をスライド不能に固定することにより、管路内面への密着状態を確実に保持できる。従って、比較的大口径の管路内に取り付ける場合でも、従来の円弧形状の弛み防止材に要求されるような、管路内面への良好な密着性を確保するための大きな弾性復元力は不要であり、帯状部材の幅を小さくすることができ、より多数の弛み防止材を一度に管路内に搬入することができる。また、同様の理由から、通信ケーブル又は保護管を保持するために必要な強度を確保できる範囲内で、帯状部材の厚さをより薄くすることもできる。さらには、帯状部材に管路内面への密着性の確保のための大きなスパイクを設ける必要もないため、管路内の下水等の内部流動物の流れを阻害しにくい。
第2の発明の長尺物の弛み防止材は、前記第1の発明において、前記帯状部材は、バネ弾性を有する鋼で構成されたことを特徴とするものである。従って、座屈しない強度を維持しつつ、帯状部材の厚さをさらに薄くすることができるため、管路内の下水等の流れをより阻害しなくなる。
第3の発明の長尺物の弛み防止材の取付装置は、前記第1の発明の長尺物の弛み防止材を管路内に取り付ける取付装置であって、その外周部に前記弛み防止材が配置される本体ケーシングと、管路内において前記本体ケーシングを上下方向に駆動する上下駆動手段と、前記弛み防止材の帯状部材のうちの前記ガイド部材と反対側の端部を受け止めて保持する受け部材を有し、この受け部材を本体ケーシングの外周に沿って駆動することにより丸められた帯状部材を拡径させる拡径手段と、前記本体ケーシングに設けられ、前記固定部材により帯状部材の前記端部側の部分をガイド部材にスライド不能に固定した固定状態とこの固定状態が解除された固定解除状態とに亙って切換える切換手段とを備えたことを特徴とするものである。
この長尺物の弛み防止材の取付装置は、前述の第1の発明の長尺物の弛み防止材を管路内に取り付ける為のものである。まず、本体ケーシングの外周部に、管路の内径よりも縮径させた状態で複数の弛み防止材を並べて配置してから、この取付装置を管路内に搬入させる。
次に、管路内の所定の取付位置にこの取付装置を停止させてから、上下駆動手段により本体ケーシングを上方へ駆動した後、拡径手段により、前記所定の取付位置に取り付けられる弛み防止材の帯状部材のうちのガイド部材と反対側の端部を、受け部材で受け止めて保持した状態で、この受け部材を本体ケーシングの外周に沿って駆動して帯状部材を拡径させ、弛み防止材を管路内面に密着させる。このとき、帯状部材に設けられた凹状の保持部により、通信ケーブル又は保護管が管路内面に密着した状態で保持される。ここで、通信ケーブル又は保護管は、管路内の内部流動物の流れを阻害しにくい、管路内の上側の位置で保持されるのが好ましい。最後に、本体ケーシングに設けられた切換手段により固定部材を操作して、帯状部材の両端側部分を、スライド可能な固定解除状態から、スライド不能に固定した固定状態に切換えて、弛み防止材が管路内面に密着した状態を保持して取付を完了する。
この取付装置によれば、帯状部材の端部を保持する受け部材を本体ケーシングの外周に沿って駆動することで、弛み防止材を拡径させて管路内面に確実に密着させることができる。さらに、切換手段により固定部材を操作して、帯状部材の両端側部分をスライド不能に固定した固定状態に切換えることで、弛み防止材が管路内面に密着して通信ケーブル又は保護管を保持した状態を維持することができる。
第4の発明の長尺物の弛み防止材の取付装置は、前記第3の発明において、前記上下駆動手段は、管路内を走行可能な複数の車輪と連結され前記本体ケーシングのうちの管路の長手方向両端部に夫々枢支連結された1対のアーム部材と、これら1対のアーム部材を本体ケーシングとの枢支連結部を中心に揺動させて、前記複数の車輪を、管路内を走行する際の走行位置と、前記弛み防止材を管路内に取り付ける際の作業位置とに亙って切換える位置切換機構とを備え、前記位置切換機構は、管路の長手方向に延び且つその両端側部分において前記長手方向に延びて互いに逆ネジとなる1対のネジ穴が夫々形成された螺軸と、この螺軸を回転駆動する回転駆動手段と、前記螺軸の1対のネジ穴に夫々内嵌状に螺合し且つ前記1対のアーム部材に夫々枢支連結された1対のネジ部材とを有することを特徴とするものである。
この上下駆動手段は、位置切換機構により、本体ケーシングのうちの管路の長手方向両端部に夫々枢支連結された一対のアーム部材を、枢支連結部を中心に揺動させることにより、複数の車輪の位置を走行位置と作業位置とに亙って切換えて、本体ケーシングを上下に駆動可能に構成されている。ここで、位置切換機構は、回転駆動手段により螺軸を回転駆動させることにより、この螺軸の1対のネジ穴に内嵌螺合された1対のネジ部材を管路の長手方向に水平に移動させて、これら1対のネジ部材に夫々枢支連結された1対のアーム部材を揺動駆動するように構成されている。
このように、上下駆動手段は、ネジ部材を水平に移動させることによりアーム部材を揺動させて車輪の位置を切換えることができるので、シリンダ等により直接的に上下に駆動するように構成された場合と比べて、上下駆動手段の高さを低く抑えることができ、取付装置を小型化して取付装置を管路内へ搬入しやすくなる。
第5の発明の長尺物の弛み防止材の取付装置は、前記第3又は第4の発明において、前記本体ケーシングの外周部に配置された弛み防止材を管路の長手方向の一方側へ送る送り機構を備え、この送り機構は、本体ケーシングの外周側部分に設けられ、本体ケーシングから外側へ部分的に突出して本体ケーシングの外周部に配置された前記弛み防止材に係合可能な複数の爪部と、これら複数の爪部を保持するとともに本体ケーシングに対して前記長手方向に相対移動可能に設けられた爪部保持部材と、この爪部保持部材を前記長手方向に駆動する爪部駆動手段とを備えたことを特徴とするものである。
本体ケーシングの外周部に複数の弛み防止材が配置されている場合、1つの弛み防止材が管路内に取り付けられた後に、送り機構は、残りの弛み防止材を管路の長手方向に沿って切換手段側へ送ることにより、次に取り付けられる弛み防止材を、本体ケーシングの外周部における取付の為の所定の位置に移動させる。ここで、前記残りの弛み防止材は、本体ケーシングの外周側部分に設けられた複数の爪部に夫々係合している。そして、複数の爪部を保持する爪部保持部材が爪部駆動手段により切換手段側に駆動されたときには、残りの弛み防止材が爪部とともに切換手段側に送られる。従って、複数の弛み防止材を本体ケーシングの外周部に配置して管路内へ一度に搬入した場合でも、管路内の各取付位置に取り付けられる弛み防止材を、送り機構により順々に本体ケーシングにおける取付の為の所定の位置へ送ることができるため、取付作業を連続して行うことができ、弛み防止材の取付作業の効率が向上する。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、下水道管内に敷設される光ファイバーケーブル等の通信ケーブル用弛み防止材に関して、本発明を適用した一例である。
まず、図1に示すように、下水道管の本管1には、マンホール2,3が接続され、さらに、本管1の上端部から、分岐管口6,7において分岐管4,5が分岐し、分岐管4,5は各家庭(図示せず)毎に設置された分岐管桝8,9にまで接続されている。
一般に本管1は道路に沿って深さ数mの位置に敷設されており、本管1の斜め側上部に分岐管口6,7が形成され、分岐管4,5は分岐管口6,7から急角度で上昇した後、地表近くで角度を変え、緩い角度で分岐管桝8,9に接続されている。
この下水道管内には、光ファイバーケーブル等の通信ケーブルが敷設される。通信ケーブルは、例えば、本管1内に敷設される幹通信ケーブル20と、分岐管4,5内に敷設される分岐通信ケーブル21,22からなる。本管1内に敷設される、幹通信ケーブル20と幹テンションメンバー25は、図2(a),(b)に示すように、これらを保護する保護管45内に挿通された状態で、互いにスライド可能に配置されている。また、分岐通信ケーブル21,22は、分岐管用保護管46内に挿通されており、この分岐管用保護管46は、テンションメンバーとしての機能も有している。
尚、テンションメンバー25としては、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラス繊維などの高強度低伸度性繊維よりなる、ロープ、紐、ベルトなどの長尺体や、ステンレスワイヤーなどを使用することができる。そして、分岐管用保護管46としては、分岐通信ケーブル21,22の最小曲げ半径よりも大きな半径でしか曲がらないような、ステンレス製のフレキシブルパイプが好ましい。
そして、例えば、手動ウインチとフック等で構成されたテンション付加機構34により、テンションメンバー25に張力を付加して保護管45及び分岐管用保護管46をつり上げることにより、通信ケーブル20〜22を本管1及び分岐管5,6内に敷設する。
しかし、本管1内に敷設された通信ケーブル20の長さが長い場合には、テンション付加機構34によりテンションメンバー25に付加された張力だけでは、保護管45が弛むのを防止することは難しい。そこで、本管1の管路1a内の上側の位置で保護管45を保持して保護管45が弛むのを防止する複数の弛み防止材50が管路1a内に取り付けられる。
以下、弛み防止材50について説明する。図3、図4に示すように、弛み防止材50は、リング状に丸められた帯状部材51と、この帯状部材51の一端側部分に固着され、帯状部材51の他端側部分を挿通させた状態で周方向にスライド可能に保持するガイド部材52と、このガイド部材52に装着され、ガイド部材52に保持された帯状部材51の他端側部分をガイド部材52にスライド不能に固定するネジ部材53(固定部材)と、帯状部材51の周方向の1カ所に設けられ径方向内側へ凹んだ凹状の部材であって、保護管45を管路1a内で弛まないようにスライド可能に保持する為の保持部54とを備えている。ここで、本実施形態における弛み防止材50は、本管1の管路1aの内径が、例えば、500mm程度の中口径管路である場合に特に適したものであるが、このような中口径管路に限らず、より小口径の管路、あるいは、より大口径の管路に適用することも可能である。
本管の管路1a内に弛み防止材50を取り付ける際には、後述の取付装置60により帯状部材51を強制的に拡径させて管路1a内面に密着させてから、帯状部材51の両端側部分をネジ部材53によりスライド不能に固定することにより管路1a内面に対する弛み防止材50の密着状態を維持できるため、この弛み防止材50には弾性復元力は必要とされない。そのため、帯状部材51の幅をそれほど広くする必要はなく、本管1が前述のような中口径管路である場合には、帯状部材51の幅は、例えば、5cm程度あれば十分である。同様に、帯状部材51の厚さも、保護管45を保持するのに必要な強度を確保できる範囲内で薄くすることができる。さらに、帯状部材51をバネ鋼で構成すれば、硬度が増して座屈しにくくなるので、帯状部材51の厚さをより薄くすることが可能となる。
図3、図4(a),(b)に示すように、この帯状部材51の一端側部分の径方向内側には、断面コの字形のガイド部材52が固着されている。そして、ガイド部材52と帯状部材51の前記一端側部分との間には、帯状部材51のうちのガイド部材52とは反対側の部分が挿通されている。さらに、ガイド部材52の径方向内側部分には、ガイド部材52に保持された帯状部材51をガイド部材52にスライド不能に固定するネジ部材53が装着されている。このネジ部材53が締められた状態では、帯状部材51のガイド部材52に保持された部分がガイド部材52から抜けないように固定される。
帯状部材51のうちのガイド部材52から周方向に少し離間した位置には、断面U字状で帯状部材51よりも板厚の厚い保持部54が、例えば、溶接により帯状部材51に固着されている。そして、この保持部54により保護管45が管路1a内の上方に保持された状態で、帯状部材51が拡径して管路1aの内面に密着したときには、保護管45が弛み防止材50により下方から支持されるため、管路1a内における保護管45の弛みを防止することができる。
次に、前述した弛み防止材50を本管1の管路1a内に取り付ける取付装置60について、図5〜図18を参照して説明する。尚、この取付装置60の説明において、適宜、管路1aの長手方向である図5の左右方向を左右方向と、図5の紙面に垂直な方向を前後方向として説明する。
図5〜図8に示すように、取付装置60は、その外周部に前述した弛み防止材50が配置される本体ケーシング61と、管路1a内において本体ケーシング61を上下方向に駆動する上下駆動機構62(上下駆動手段)と、弛み防止材50の帯状部材51のうちのガイド部材52と反対側の端部を受け止めて保持する受け部材90を有し、この受け部材90を本体ケーシング61の外周に沿って駆動することにより帯状部材51を拡径させる拡径機構63(拡径手段)と、ネジ部材53により帯状部材51の前記端部又はその近傍部をガイド部材52にスライド不能に固定した固定状態とこの固定状態が解除された固定解除状態とに亙って切換える切換機構64(切換手段)と、本体ケーシング61の外周部に配置された弛み防止材50を左方(管路1aの長手方向の一方側)へ送る送り機構65とを備えている。そして、本体ケーシング61に、上下駆動機構62、拡径機構63、切換機構64及び送り機構65が夫々設けられて取付装置60が構成されており、この取付装置60は、複数の車輪73により左右方向に管路1a内を走行可能である。
まず、本体ケーシング61について説明する。図5〜図8に示すように、本体ケーシング61は、金属製(例えば、ステンレス鋼製)のものであり、この本体ケーシング61は、横置円筒形状の胴部材70と、この胴部材70の左右両端部に夫々複数のボルトにより固定された板状の端壁部材71,72とを有する。胴部材70の外周部には、リング状に丸められた弛み防止材50の帯状部材51が配置される。尚、胴部材70の外周部には、複数(例えば、最大7つ)の弛み防止材50を左右方向に並べて装着可能となっている。
次に、上下駆動機構62について説明する。図5〜図8に示すように、上下駆動機構62は、管路1a内を走行可能な複数の車輪73が連結され本体ケーシング61の左右両端部に夫々枢支連結された1対のアーム部材74と、これら1対のアーム部材74を本体ケーシング61との枢支連結部74aを中心に揺動させて、複数の車輪73を、図5に実線で示された管路1a内を走行する際の走行位置と、図5に鎖線で示された弛み防止材50を管路1a内に取り付ける際の作業位置とに亙って切換える位置切換機構75とを備えている。
1対のアーム部材74は、正面視で略逆L字形の形状を有し、これら1対のアーム部材74は、アーム支持部材76,77を介して本体ケーシング61の左右の端壁部材71,72に夫々枢支連結されている。図8に示すように、各アーム部材74の先端部には、前後に長い平板状の車輪保持部材78が連結され、この車輪保持部材78の前後両端部には夫々4つの車輪73が連結されている。
図5に示すように、位置切換機構75は、左右方向に延び且つその左右両端側部分において互いに逆ネジとなる1対のネジ穴80aが夫々形成された螺軸80と、この螺軸80を回転駆動する駆動モータ81(回転駆動手段)と、螺軸80の1対のネジ穴80aに夫々内嵌状に螺合し且つ1対のアーム部材74に夫々枢支連結された1対のネジ部材82とを有する。
螺軸80は、本体ケーシング61の下端部において水平に配設され、さらに、螺軸80は左右両側の端壁部材71,72にベアリングを介して回転自在に支持されている。そして、螺軸80はギヤ部材83,84を介して本体ケーシング61内に配設された駆動モータ81と連結されている。螺軸80の左右両端部には、夫々左右方向に延びるネジ穴80aが形成されており、これら1対のネジ穴80aに1対のネジ部材82の基端部が内嵌状に螺合している。ここで、1対のネジ穴80aは互いに逆ネジになるように形成されているため、駆動モータ81の駆動力により螺軸80が一方向に回転駆動されたときには、1対のネジ穴80aに夫々螺合する1対のネジ部材82は、ともにネジ穴80aから進出する方向あるいはネジ穴80aに退入する方向に移動する。
そして、1対のネジ部材82の先端部には、前述の1対のアーム部材74の基端部(車輪73と反対側の端部)が夫々枢支連結されている。そのため、1対のネジ部材82がともにネジ穴80aに退入する方向に移動したときには、1対のアーム部材74が本体ケーシング61との枢支連結部74aを中心に下方へ揺動駆動され、1対のアーム部材74に連結された車輪73が、図5の実線で示す走行位置から、図5の鎖線で示す作業位置に切り換えられ、本体ケーシング61が管路1a内において上側の位置に移動することになる(図11〜図13参照)。
一方、1対のネジ部材82がともにネジ穴80aから進出する方向に移動したときには、1対のアーム部材74が上方へ揺動駆動され、1対のアーム部材74に連結された車輪73が、図5の鎖線で示す作業位置から、図5の実線で示す走行位置に切り換えられ、本体ケーシング61は管路1a内において下側の位置に移動することになる(図6参照)。
次に、拡径機構63について説明する。図5、図9〜図13に示すように、拡径機構63は、受け部材90と、この受け部材90を本体ケーシング61の外周に沿って駆動する受け部材駆動機構91とを備えている。
図9、図10に示すように、受け部材90は、平面視で略三角形の平板状の本体部92と、この本体部92の右端部から右方へ延びる受け部93とを一体形成したものである。本体部92の左端部は、2本の軸部材94の先端部にボルト95により夫々連結されている。受け部93には、前方及び右方へ開放した切欠部93aが形成されており、この切欠部93aには、弛み防止材50の帯状部材51のうちの、ガイド部材52と反対側の端部が右方から挿入されて受け止められる。
図9〜図13に示すように、受け部材駆動機構91は、受け部材90に連結された2本の軸部材94と、これら軸部材94をスライド可能に保持し且つ本体ケーシング61に回動自在に設けられた保持部材96と、保持部材96を管路1aの周方向に回動駆動する駆動モータ97と、受け部材90を本体ケーシング61に沿って移動させるためのガイド溝98と、受け部材90に連結されガイド溝98に係合する係合部99などで構成されている。
図10に示すように、2本の軸部材94は、受け部材90の本体部92の左端部に夫々連結されている。さらに、これら2本の軸部材94は、保持部材96に形成された2本の挿通孔に夫々挿通され、保持部材96にスライド可能に保持されている。保持部材96は側面視で矩形状に形成され、この保持部材96の略中心部に回動軸100が挿通され、回動軸100と保持部材96との間に介装されたキー部材等により保持部材96が回動軸100と一体的に回転するように構成されている。回動軸100は、その左端側の軸受け部材101内のベアリング102と右端側のベアリング103を介して本体ケーシング61に回転自在に支持されており、さらに、回動軸100の右端部には側面視半円形状のギヤ部材104が一体形成されている。このギヤ部材104は、ギヤ部材105を介して本体ケーシング61内に配設された駆動モータ97に連結されている。従って、駆動モータ97の駆動力は、ギヤ部材105,104を介して回動軸100に伝達され、この回動軸100と一体的に保持部材96が回動するように構成されている。
図6、図11〜図13に示すように、ガイド溝98は、端壁部材71の左面部の後側(図11の左側)部分において、端壁部材71の外周形状に沿って形成されている。係合部99は、受け部材90の本体部92の下側部分に取り付けられており、この係合部99はガイド溝98に係合している。
この拡径機構63においては、駆動モータ97により回動軸100が回転駆動されて、保持部材96が回動軸100とともに回動すると、受け部材90に取り付けられた係合部99がガイド溝98に沿って移動する。このとき、図11〜図13に示すように、軸部材94が保持部材96に対して軸方向にスライドしながら、軸部材94に連結された受け部材90が、弛み防止材50の端部を受け止めて保持した状態で、ガイド溝98にガイドされて本体ケーシング61の外周に沿って移動するため、弛み防止材50が拡径されていき、図13に示すように、弛み防止材50が管路1aの内面に密着することになる。
次に、切換機構64について説明する。この切換機構64は、弛み防止材50のネジ部材53を緊締し、あるいは、その緊締状態を解除することにより、帯状部材51のうちのガイド部材52と反対側の端部をガイド部材52にスライド不能に固定した固定状態と、その固定状態が解除された固定解除状態とに亙って切換えるものである。図8、図9、図14に示すように、切換機構64は、ネジ部材53の頭部に係合可能なドライバー部110と、このドライバー部110を回転駆動する駆動モータ111と、ドライバー部110及び駆動モータ111を上下に駆動するエアシリンダ112とを有する。
ドライバー部110は、本体ケーシング61の胴部材70のうちの左側部分の上端部に形成された開口70aから出没可能に配設されている。このドライバー部110は、駆動モータ111の出力部111aと同軸状に連結されており、駆動モータ111の駆動力が直接ドライバー部110に伝達されるようになっている。駆動モータ111に固定されたベース板113には、エアシリンダ112のロッド(図示略)が連結されており、エアシリンダ112にエアが供給されてロッドが上下に駆動されたときには、駆動モータ111とドライバー部110も一体的に上下に駆動される。ここで、ドライバー部110が上方へ駆動されたときには、ドライバー部110の先端部は開口71aから外側へ突出し、ドライバー部110の先端がネジ部材53の頭部と係合する。そして、駆動モータ111によりドライバー部110を回転駆動することで、ネジ部材53が緊締され、あるいは、その緊締状態が解除される。
次に、送り機構65について説明する。この送り機構65は、前述の拡径機構63及び切換機構64により、弛み防止材50が管路1a内に取り付けられた後に、本体ケーシング61の外周部に配置された残りの弛み防止材50を左方へ送って、ドライバー部110の真上の位置に、次に取り付けられる弛み防止材50を移動させるためのものである。
図5、図7、図15〜図18に示すように、送り機構65は、本体ケーシング61の外周側部分に設けられ、本体ケーシング61の外側へ部分的に突出して本体ケーシング61の外周部に配置された弛み防止材50に係合可能な複数(例えば、7つ)の爪部120と、これら爪部120を保持するとともに本体ケーシング61に対して左右方向に相対移動可能に設けられた爪部保持部材121と、この爪部保持部材121を左右方向に駆動する駆動モータ122(爪部駆動手段)とを備えている。
図7に示すように、本体ケーシング61の外周部において、周方向の略3等分位置には、左右方向に延び且つ断面矩形状の3本の角溝123が夫々形成されている。図15〜図18に示すように、これら3本の角溝123には、角柱形状を有し左右に延びる爪部保持部材121が、夫々本体ケーシング61に対して左右方向に相対移動可能に配設されている。爪部保持部材121には、断面矩形状で左右に延びる保持溝124が形成され、さらに、この保持溝124の上端部には、保持溝124と同様に左右方向に延び且つ保持溝124よりも幅が狭い開口部125が連なって形成されている。
前述の保持溝124内には、複数の爪部120が夫々収納されている。爪部120の右端側部分は、爪部保持部材121に固定されたピン部材126により枢支されている。一方、爪部120の左端側部分と保持溝124の底面部との間にはコイルバネ127が介装されており、このコイルバネ127により、爪部120はピン部材126を中心に図16の時計回りの方向に付勢されている。ところで、図17、図18に示すように、爪部120の左端側部分には、爪部120の上端部の前後の幅が下側の部分よりも小さくなるような、段付状の係合部128が形成されている。そして、爪部120が図16の時計回りの方向に付勢されているために、爪部120の左端側部分は開口部125から外側へ部分的に突出可能に構成されているが、係合部128が、保持溝124と開口部125との間の段付部129と係合するため、爪部120の左端側部分はそれ以上に突出しないように係止される。
ここで、その表面に縮径された状態の弛み防止材50が配置されている爪部120(例えば、図15において、最も右側の爪部120を除く6つの爪部120)は、コイルバネ127の付勢力に抗して保持溝124内に押し込まれている。一方、弛み防止材50が配置されていない爪部120は、コイルバネ127の付勢力により本体ケーシング61から外側に部分的に突出している。
ところで、図7、図8に示すように、3本の爪部保持部材121は、本体ケーシング61の右側に位置する連結板130にボルト131で連結されている。そして、図5に示すように、この連結板130には、内部にネジ穴を有する筒部材132が固定され、この筒部材132は、駆動モータ122の出力部と一体的に回転するネジ部133と螺合している。従って、駆動モータ122の駆動力によりネジ部133が回転すると、筒部材132が左右方向に駆動されるため、連結板130及び3本の爪部保持部材121が左右方向に同時に移動する。
従って、この送り機構65によれば、切換機構64のドライバー部110の真上に位置する弛み防止材50が管路1a内に取り付けられた後に、以下のようにして、次に取り付けられる弛み防止材50をドライバー部110の真上に移動させることが可能になる。即ち、図15、図16に示すように、最も右側に位置する弛み防止材50のすぐ右側の爪部120は、弛み防止材50に面していないために、コイルバネ127の付勢力により外側に部分的に突出して、最も右側に位置する弛み防止材50の右端部に係合した状態である。この状態で、駆動モータ122を一方向に所定角度回転させることにより、連結板130及び3本の爪部保持部材121を爪部120の1つ分の長さだけ左方へ移動させる。すると、最も右側に位置する弛み防止材50が、係合する爪部120により左方へ押し出され、本体ケーシング61の外周部に配置された残りの弛み防止材50が一体となって左方へ移動する。そして、最も左側に位置する弛み防止材50が、ドライバー部110の真上に配置されることになる。
このようにして弛み防止材50を左方へ送った後、駆動モータ122を逆方向に所定角度回転させることにより、連結板130及び3本の爪部保持部材121を右方へ逆に駆動する。このときには、弛み防止材50の下側に面している爪部120が、弛み防止材50によりコイルバネ127の付勢力に抗して保持溝124内に押し込まれているため、爪部120及び爪部保持部材121が弛み防止材50に干渉せず、スムーズに右方へ移動する。そして、爪部120の1つ分の長さだけ右方へ移動したときに、最も右側に位置する弛み防止材50のすぐ右側の爪部120は、弛み防止材50と面していないためにコイルバネ127の付勢力により部分的に突出して、最も右側に位置する弛み防止材50の右端部に係合するため、再度、弛み防止材50を左方へ送ることが可能な状態となる。
次に、弛み防止材50を管路1a内に取り付ける際の、取付装置60の一連の動作について説明する。
まず、本管1の管路1a外において、予め、弛み防止材50の帯状部材51の径を管路1aの内径よりも小さい径に縮径させた状態でガイド部材52に装着されたネジ部材53を締めておく。そして、複数の弛み防止材50を本体ケーシング61の外周部に左右方向に並べて配置する。ここで、最も左側に位置する弛み防止材50の帯状部材51のガイド部材52と反対側の端部を、受け部材90の開口部93a(図10参照)に挿入しておく。
この状態で、取付装置60を管路1a内に搬入して、弛み防止材50を取り付ける所定の取付位置まで走行させる。そして、図5に示すように、上下駆動機構62において、左右1対のアーム部材74を揺動させて、車輪73の位置を走行位置から作業位置に切り換えることにより、本体ケーシング61を上方へ駆動する。
次に、図9、図14に示すように、切換機構64において、エアシリンダ112にエアを供給することにより駆動モータ111及びドライバー部110を上方へ駆動して、ドライバー部110の先端を本体ケーシング61の開口70aから外側へ突出させてネジ部材53の頭部に係合させ、さらに、駆動モータ111によりドライバー部110を回転駆動して、一旦、弛み防止材50のネジ部材53の緊締状態を解除して固定解除状態に切換え、帯状部材51の端部がガイド部材52に対して周方向にスライド可能な状態とする。このとき、帯状部材51はバネ鋼で構成されているため、その弾性復元力により帯状部材51は少し拡径するが、帯状部材51のガイド部材52と反対側の端部は受け部材90により受け止められ、さらに、帯状部材51のガイド部材52側の端部は、ネジ部材53に係合したドライバー部110により管路1aの内面に押しつけられているため、帯状部材51は管路1aの周方向にずれないようになっている。
この状態から、図11〜図13に示すように、拡径機構63により弛み防止材50を拡径させていく。即ち、駆動モータ97の駆動力により保持部材96を管路1aの周方向に回動駆動し、2本の軸部材94を保持部材96に対してスライドさせながら、受け部材90に取り付けられた係合部99を本体ケーシング61のガイド溝98に沿って移動させることにより、帯状部材51の端部を受け止めている受け部材90を本体ケーシング61の外周に沿って駆動する。このとき、前述したように、帯状部材51のガイド部材52側の端部は、ネジ部材53の頭部に係合したドライバー部110により周方向に移動しないように規制されているため、帯状部材51が拡径して、保持部54により保護管45を保持した状態で管路1a内面に密着する。
そして、再び駆動モータ111によりドライバー部110を回転駆動してネジ部材53を緊締させて固定状態に切換え、帯状部材51の両端側部分を周方向にスライド不能に固定して、弛み防止材50が管路1a内面に密着した状態を保持して取付を完了する。その後、切換機構64において、エアシリンダ112により駆動モータ111とドライバー部110を下方へ駆動してドライバー部110を開口70aの上端よりも内側に退入させ、拡径機構63において、駆動モータ97を拡径時とは逆方向に回転して受け部材90を下側の位置まで移動させ、さらに、上下駆動機構62により車輪73を作業位置から走行位置に切換えることにより本体ケーシング61を下方へ駆動する。つまり、取付装置60を管路1a内に搬入して停止させたときの状態に戻す。
ここで、本体ケーシング61の外周部に、他の弛み防止材50が残っている場合には、送り機構65により残りの弛み防止材50を左方へ送り、次に取り付けられる弛み防止材50をドライバー部110の真上の位置に移動させる。即ち、図5、図7、図15〜図17に示すように、送り機構65において、駆動モータ122を一方向に所定角度回転させることにより、3本の爪部保持部材121及び爪部保持部材121に保持された複数の爪部120を左方へ駆動する。このとき、最も右側に位置する弛み防止材50に、そのすぐ右側の爪部120が外側に部分的に突出して係合しているため、爪部120により、残りの弛み防止材50が左方へ押し出され、最も左側に位置する弛み防止材50がドライバー部110の真上の位置に移動して、帯状部材51の端部が受け部材90の切欠部93a内に挿入される。尚、このようにして弛み防止材50を左方へ送った後には、駆動モータ122を逆回転させることにより爪部保持部材121及び複数の爪部120を右方へ駆動して元の位置に戻しておく。
以上説明した弛み防止材50及びその取付装置60によれば、次のような効果が得られる。
この弛み防止材50においては、帯状部材51を拡径させて管路1aの内面に密着させてからその両端部を周方向にスライド不能に固定することにより、帯状部材51の管路1aの内面への密着状態を確実に保持できる。従って、従来の円弧形状の弛み防止材50のように、管路1a内面への密着状態を確実なものとするために幅を広くして大きな弾性復元力を確保する必要がないため、その幅を小さくすることができ、より多数の弛み防止材50を取付装置60により一度に管路1a内に搬入することができる。また、帯状部材51の厚さをより薄くすることもできるし、帯状部材51に密着性確保のためのスパイクを設ける必要もないため、管路1a内の下水の流れを阻害しにくい。
帯状部材51をバネ弾性を有する鋼で構成した場合には、座屈しない強度を維持しつつ、帯状部材51の厚さをより薄くすることができ、管路1a内の下水の流れをより阻害しなくなる。
また、前述した取付装置60によれば、帯状部材51の端部を保持する受け部材90を本体ケーシング61の外周に沿って駆動することで、弛み防止材50を拡径させて管路1a内面に確実に密着させることができる。さらに、切換機構64によりネジ部材53を操作して、帯状部材51の両端側部分をスライド不能に固定した固定状態に切換えることで、弛み防止材50が管路1a内面に密着して保護管45を保持した状態を維持することができる。
上下駆動機構62は、1対のネジ部材82を水平に駆動することによりアーム部材74を上下に揺動させて車輪73の位置を切換えることができるので、シリンダ等により直接的に上下に駆動するように構成された場合と比べて、上下駆動機構62の高さ(即ち、取付装置60の高さ)を低く抑えることができ、取付装置60を小型化して取付装置60を管路1a内へ搬入しやすくなる。
さらに、複数の弛み防止材50を本体ケーシング61に配置して管路1a内へ一度に搬入した場合でも、1つの弛み防止材50を取り付けた後に、送り機構65により次の弛み防止材50をドライバー部110の真上の位置に送ることができるため、弛み防止材50の取付作業の効率が向上する。また、送り機構65の爪部120は、弛み防止材50に面していないときのみ、本体ケーシング61から外側へ部分的に突出しているので、弛み防止材50を左方へ送ってから爪部120を右方へ戻す際には、爪部120が、その爪部120に面している弛み防止材50と干渉せず、スムーズに爪部120を右方へ移動させることができる。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]弛み防止材50において、保持部54を帯状部材51と別部材にする必要は必ずしもなく、保持部54を帯状部材51と一体形成してもよい。この場合には、保持部54を帯状部材51に溶接する必要がないため、製作コスト的に有利である。また、1つの弛み防止材50における保持部54の数は、1つに限らず、周方向に複数の保持部54を配置してもよい。この場合には、管路1a内において、複数本の通信ケーブル又は保護管を1つの弛み防止材で保持することができる。
2]弛み防止材50のガイド部材52は、帯状部材51の端部が挿通された状態で保持する構造に限られない。例えば、前記実施形態のように帯状部材51がバネ鋼で構成されている場合には、帯状部材51のうちのガイド部材52と反対側の端部は、帯状部材51自体の弾性復元力により径方向外側へ押しつけられるため、帯状部材51の幅方向にその両端部がずれないようにガイドするだけの構造でも、帯状部材51の端部を保持することは可能である。
3]取付装置60で一度に搬入可能な弛み防止材50の数は、前記実施形態の7つに限らず、管路1aの内径や弛み防止材50の幅、あるいは、本体ケーシング61のサイズ等、種々の条件に応じて適宜変更可能である。
4]爪部120を保持する爪部保持部材121の数及びその配置位置は、前記実施形態に限られるものではない。例えば、前記実施形態の本管1よりも大径の管路1a内に弛み防止材50を取り付ける場合などに、爪部保持部材121を、本体ケーシング61のうちの保持溝124が形成されていない位置に設けることにより、爪部保持部材121を本体ケーシング61から径方向外側に突出させた状態で装着して、より大径の弛み防止材50を本体ケーシング61の外周部に配置することができるように構成してもよい。
5]テンションメンバー25を省略して、保護管45内に光ファイバーケーブル等の通信ケーブルのみを収納した状態で管路1a内に敷設する場合にも本発明を適用できる。さらには、保護管45を省略して、本管1aあるいは分岐管4,5内に敷設される通信ケーブルを直接弛み防止材50で保持するように構成してもよい。
本発明の実施形態に係る通信ケーブルの敷設構造を示す全体概略図である。 保護管に挿通された通信ケーブル及びテンションメンバーを示す斜視図である。 図2(a)の要部拡大図である。 弛み防止材の斜視図である。 弛み防止材を示す図であり、(b)は弛み防止材の側面図、(c)はガイド部材の断面図である。 取付装置の縦断面図である。 取付装置の左側面図である。 取付装置の右側面図である。 取付装置の平面図である。 本体ケーシング、拡径機構及び切換機構の構成図である。 受け部材及び保持部材の平面図である。 拡径直前の弛み防止材を示す図である。 拡径中の弛み防止材を示す図である。 拡径完了後の弛み防止材を示す図である。 図9の切換機構に関する部分拡大図である。 図7のA−A線断面図である。 図15の要部拡大図である。 図16の平面図である。 図16のB−B線断面図である。
符号の説明
1a 管路
20 通信ケーブル
45 保護管
50 弛み防止材
51 帯状部材
52 ガイド部材
53 ネジ部材
54 保持部
60 取付装置
61 本体ケーシング
62 上下駆動機構
63 拡径機構
64 切換機構
65 送り機構
73 車輪
74 アーム部材
75 位置切換機構
80a ネジ穴
80 螺軸
81 駆動モータ
82 ネジ部材
83,84 ギヤ部材
90 受け部材
97 駆動モータ
110 ドライバー部
111 駆動モータ
120 爪部
121 爪部保持部材
122 駆動モータ

Claims (5)

  1. 管路内に敷設される通信ケーブル又はこの通信ケーブルが挿通される長尺物を管路内上方に配置するための部材であって、
    リング状に丸められた帯状部材と、
    この帯状部材の一端側部分に固着され、帯状部材の他端側部分を周方向にスライド可能に保持するガイド部材と、
    このガイド部材に装着され、ガイド部材に保持された帯状部材の他端側部分をガイド部材にスライド不能に固定する固定部材と、
    前記帯状部材の周方向の少なくとも1カ所に設けられ且つ径方向内側へ凹んだ凹状の保持部であって、前記長尺物をスライド可能に保持する為の保持部と、
    を有することを特徴とする長尺物の弛み防止材。
  2. 前記帯状部材は、バネ弾性を有する鋼で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の長尺物の弛み防止材。
  3. 請求項1の長尺物の弛み防止材を管路内に取り付ける取付装置であって、
    その外周部に前記弛み防止材が配置される本体ケーシングと、
    前記本体ケーシングを上下方向に駆動する上下駆動手段と、
    前記弛み防止材の帯状部材のうちの前記ガイド部材と反対側の端部を受け止めて保持する受け部材を有し、この受け部材を本体ケーシングの外周に沿って駆動することにより帯状部材を拡径させる拡径手段と、
    前記本体ケーシングに設けられ、前記固定部材により帯状部材の前記端部側の部分をガイド部材にスライド不能に固定した固定状態とこの固定状態が解除された固定解除状態とに亙って切換える切換手段と、
    を備えたことを特徴とする長尺物の弛み防止材の取付装置。
  4. 前記上下駆動手段は、
    管路内を走行可能な複数の車輪と連結され前記本体ケーシングのうちの管路の長手方向両端部に夫々枢支連結された1対のアーム部材と、
    これら1対のアーム部材を本体ケーシングとの枢支連結部を中心に揺動させて、前記複数の車輪を、管路内を走行する際の走行位置と、前記弛み防止材を管路内に取り付ける際の作業位置とに亙って切換える位置切換機構とを備え、
    前記位置切換機構は、管路の長手方向に延び且つその両端側部分において前記長手方向に延びて互いに逆ネジとなる1対のネジ穴が夫々形成された螺軸と、この螺軸を回転駆動する回転駆動手段と、前記螺軸の1対のネジ穴に夫々内嵌状に螺合し且つ前記1対のアーム部材に夫々枢支連結された1対のネジ部材とを有することを特徴とする請求項3に記載の長尺物の弛み防止材の取付装置。
  5. 前記本体ケーシングの外周部に配置された弛み防止材を管路の長手方向の一方側へ送る送り機構を備え、
    この送り機構は、本体ケーシングの外周側部分に設けられ、本体ケーシングから外側へ部分的に突出して本体ケーシングの外周部に配置された前記弛み防止材に係合可能な複数の爪部と、これら複数の爪部を保持するとともに本体ケーシングに対して前記長手方向に相対移動可能に設けられた爪部保持部材と、この爪部保持部材を前記長手方向に駆動する爪部駆動手段とを備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の長尺物の弛み防止材の取付装置。
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