JP2003134623A - ケーブル分岐具とケーブル支持バンド及びケーブル敷設装置並びにケーブル敷設方法 - Google Patents

ケーブル分岐具とケーブル支持バンド及びケーブル敷設装置並びにケーブル敷設方法

Info

Publication number
JP2003134623A
JP2003134623A JP2001329843A JP2001329843A JP2003134623A JP 2003134623 A JP2003134623 A JP 2003134623A JP 2001329843 A JP2001329843 A JP 2001329843A JP 2001329843 A JP2001329843 A JP 2001329843A JP 2003134623 A JP2003134623 A JP 2003134623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
branch
sewer
branching
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001329843A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Nakaura
政章 中浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOGO KAIHATSU KOJI KK
Original Assignee
SOGO KAIHATSU KOJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SOGO KAIHATSU KOJI KK filed Critical SOGO KAIHATSU KOJI KK
Priority to JP2001329843A priority Critical patent/JP2003134623A/ja
Publication of JP2003134623A publication Critical patent/JP2003134623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Sewage (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】下水道の本管側からケーブルを引き込んで枝管
側に安定的に敷設できるケーブル敷設方法等の提供。 【解決手段】下水道本管101内の幹線ケーブル105
入りの本鞘管106に沿わせて、別途敷設される枝線と
してのケーブル93入りの可撓鞘管91,92に対し、
固定用バンド107を介しての敷設時に下水道本管10
1への下水道枝管11の接続管端116側にてケーブル
分岐具11を介在させる工程と、分岐ガイド筒部22か
ら引き出した軟質鞘管94入りのケーブル93を可撓鞘
管91,92に添着する工程と、下水道枝管111の開
放管端114側から送り込まれた掛止具96により撓曲
部93aの側を掛止・引張して開放管端114の側へと
ケーブル93を引き込む工程と、引込み後のケーブル9
3をケーブル敷設装置により設置されるケーブル支持バ
ンドを介して下水道枝管111内に敷設する工程とを経
ることにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーケー
ブルを含む複数本の通信用のケーブル中から必要なケー
ブルを個別に引き出して下水道枝管内に敷設する際に好
適なケーブル分岐具とケーブル支持バンド及びケーブル
敷設装置並びにケーブル敷設方法に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】近時、光ファイバーケーブルを含む通信
用のケーブルは、特開平8−103012号公報に開示
されているように、下水道本管と該下水道本管に接続さ
れている下水道枝管とを利用して例えば各家屋などのよ
うな個別利用者に対して敷設できるようになってきてい
る。
【0003】この場合、上記公報によれば、下水道本管
にケーブル幹線を通した後、施設車を走行させて該施設
車が備えるドリルで天井側にドリル孔を穿け、ホルダー
が備えるフック状のケーブル保持具にケーブル幹線を捕
捉させた上で前記ドリル孔に前記ホルダーを打ち込むこ
とにより、該ホルダーがまず固定されることになる。
【0004】次いで、各家庭の汚水溜桝からケーブル枝
線を下水道枝管から下水道本管へとそれぞれ通してマン
ホールの一方に集めてケーブル幹線と接続させた後、作
業車を走行させて、該作業車が備えるフックを介してケ
ーブル枝線を捕捉し、前記ホルダーが備える別のケーブ
ル保持具に引っ掛けることにケーブルが敷設されること
になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
手法による場合には、下水道枝管側から下水道本管内へ
とケーブル枝線を送り込む必要があり、作業的に煩雑で
あるばかりでなく、その際における下水道枝管内のケー
ブル枝線も不安定な状態にあるといったような不都合が
あった。
【0006】本発明は、従来手法にみられた上記課題に
鑑み、下水道本管側から下水道枝管側へと枝線としての
ケーブルを容易に引き込むことができるばかりでなく、
該ケーブルを下水道枝管内に安定した状態のもとで敷設
することができるケーブル分岐具とケーブル支持バンド
及びケーブル敷設装置並びにケーブル敷設方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成すべくなされたものであり、そのうちの第1の発明
(ケーブル分岐具)は、ケーブル導入側の一方の可撓鞘
管の接続端部が接続される一側接続部を一端部に、ケー
ブル導出側の他方の可撓鞘管の接続端部が接続される他
側接続部を他端部に備えてなる分岐具本体は、その内部
に設けた中空部を介して前記一側接続部と他側接続部と
が連通されて挿通路を形成し、かつ、該挿通路の長さ方
向と交差する方向に前記中空部を外部と連通させるべく
突設された分岐ガイド筒部を介して前記挿通路内を前記
一側接続部から他側接続部方向へと向かう前記ケーブル
の引き出しを自在に形成したことに構成上の特徴があ
る。
【0008】第1の発明において前記分岐具本体におけ
る一側接続部と他側接続部とを含む前記挿通路と、前記
分岐ガイド筒部における分岐路との相互の対面合致が自
在に二つ割りにされた一側分岐具と他側分岐具とで形成
することができる。また、前記分岐ガイド筒部は、分岐
具本体の前記他側接続部側へと斜行させるのが好まし
く、さらに、その引き出し時に前記ケーブルを案内する
ための湾曲ガイド面をその分岐路内に設けておくのが望
ましい。
【0009】さらにまた、分岐具本体の前記一側接続部
と他側接続部とにおける前記可撓鞘管との連結口部と、
前記分岐ガイド部におけるケーブルの引出し口部とのそ
れぞれにはシーリング部を付与しておくのが望ましい。
【0010】また、第2の発明(ケーブル支持バンド)
は、下水道本管に接続される下水道枝管の内周長より長
尺なバンド本体と、該バンド本体の一端部に付設されて
他端部の側を摺接させた際に該他端部と可変長のもとで
掛合されるスライド止着具とを備え、前記バンド本体
は、その長さ方向と直交する方向に沿ってケーブルを下
支えする1以上の弾性変形自在な凹部を有して前記下水
道枝管の内周壁面への密着を自在に形成したことに構成
上の特徴がある。
【0011】さらに、第3の発明(ケーブル敷設装置)
は、下水道枝管内での移動が可能な位置固定台と、該位
置固定台の先端側との間に少なくとも左右方向への揺動
が自在な継ぎ手部を介在させて連結される敷設作業台と
で構成され、前記位置移動台には、外部から該位置移動
台へと至る一側流路を介して供給される流体の圧力の程
度に応じて、移動方向での少なくとも左右に位置する下
水道枝管の内周壁面への当接を自在に進退する支腕部を
具備させ、前記敷設作業台には、外部から前記位置移動
台と前記継ぎ手部とを経て敷設作業台へと至る他側流路
を介して供給される流体の圧力の程度に応じて、進行方
向での少なくとも左右に位置する下水道枝管の内周壁面
側への押圧を自在に進退して、その凹部にケーブルを載
置させた請求項6に記載のケーブル支持バンドを内側か
ら支持しながらその拡径を自在とした作業腕部を具備さ
せたことに構成上の特徴がある。
【0012】一方、第4の発明(ケーブル敷設方法)
は、下水道本管内の流路方向での一方の側から他方の側
へと向かうけて敷設される幹線ケーブルが導入される本
鞘管に沿わせて、別途敷設される所要本数の枝線として
のケーブルが導入される分岐用の可撓鞘管に対し、固定
用バンドを介しての敷設時に前記下水道本管への下水道
枝管の接続管端が位置する引込み部位に対応させながら
前記ケーブル分岐具を個々の前記引込み部位が必要とす
るケーブルの別に介在させる工程と、該ケーブル分岐具
の前記分岐ガイド筒部を介して引き出した所要本数のケ
ーブルをその撓曲部を残して前記可撓鞘管の長さ方向で
の所要箇所に離脱自在に添着する工程と、前記下水道枝
管の開放管端側から前記ケーブル分岐具方向に向けて送
り込まれた掛止具により前記撓曲部の側を掛止・引張す
ることにより下水道枝管の前記接続管端から前記開放管
端の側へと前記ケーブルを引き込む工程と、前記下水道
枝管内に位置する引込み後の前記ケーブルを前記ケーブ
ル敷設装置を用いて設置される前記ケーブル支持バンド
を介して前記下水道枝管内に敷設する工程とからなるこ
とに構成上の特徴がある。
【0013】第4の発明においてケーブル分岐具の前記
分岐ガイド筒部を介して引き出される所要本数のケーブ
ルは、前記分岐ガイド筒部に連結させた軟質鞘管内を挿
通させ、該軟質鞘管を介して前記可撓鞘管に添着するこ
ともできる。また、前記可撓鞘管入りの前記ケーブル
は、中心に位置させた前記本鞘管入りの前記幹線ケーブ
ルに対し、その敷設方向での左側及び/又は右側に前記
固定用バンドを介して一体的に並列させるのが好まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、第1の発明(ケーブル分
岐具)の一例につきその一部を切り欠いて示す側面図で
あり、ケーブル分岐具11の全体は、ステンレス材や適
宜の合成樹脂材を用いて円筒や角筒などの筒状となった
分岐具本体12と、該分岐具本体12の長さ方向と交差
する方向に一体的に突設された同じくステンレス材や適
宜の合成樹脂材を用いて円筒や角筒などの筒状となった
分岐ガイド筒部22とで形成されている。
【0015】この場合、分岐具本体12は、ケーブル9
3の導入側に位置する一方の可撓鞘管91の接続端部9
1aが接続される一側接続部13をその一端部に、ケー
ブル93の導出側に位置する他方の可撓鞘管92の接続
端部92aが接続される他側接続部16をその他端部に
備えて形成されている。
【0016】しかも、分岐具本体12は、その内部に設
けた中空部19を介して一側接続部13と他側接続部1
6とが連通された挿通路20を形成している。
【0017】また、分岐具本体12の挿通路20と交差
する方向には、中空部19を外部と連通させる挿通路2
0よりは小径な分岐路24を備えた分岐ガイド筒部22
が突設されており、該分岐路23を介することにより挿
通路20内を一側接続部13から他側接続部16方向へ
と向かうケーブル93の引出しが自在となって形成され
ている。
【0018】これを図示例を参酌しながらさらに詳しく
説明すれば、分岐具本体12の一側接続部13は、コル
ゲート管などからなる一方の可撓鞘管91の接続端部9
1aとの螺合が自在な雌ねじ溝15を、他側接続部16
は、同じくコルゲート管などからなる他方の可撓鞘管9
2の接続端部92aとの螺合が自在な雌ねじ溝18を、
それぞれの内周面14,17に刻入することにより形成
されている。
【0019】また、分岐ガイド筒部22は、挿通路20
の長さ方向に対し例えば略60度の傾斜角度のもとで他
側接続部16側に適宜長さを付与して斜行させた状態で
突設されている。
【0020】図2は、第1の発明(ケーブル分岐具)の
他例につきその一部を切り欠いて示す側面図であり、ケ
ーブル分岐具11の全体は、分岐具本体12における一
側接続部13と他側接続部16とを含む挿通路20と、
分岐ガイド筒部22における分岐路24との相互の対面
合致が自在に二つ割りにされた一側分岐具11aと他側
分岐具11bとで形成されている。つまり、分岐具本体
12と分岐ガイド筒部22とからなるケーブル分岐具1
1は、一側本体部12aと一側筒部22aとの側と、他
側本体部12bと他側筒部22bとの側とに二分割でき
るようになっている。
【0021】このため、一側分岐具11aと他側分岐具
11bとは、双方を対面合致させた際にその内部に図1
に示すと同様な構造からなる挿通路20と分岐路24と
が形成されることになるので、重複を避けるため図1と
同一の部位に同一の符号を付すことによりその詳細説明
は省略する。なお、一側分岐具11aと他側分岐具11
bとは、ケーブル93を挿通路20側に配設したり、分
岐路24側から引き出したりした後、相互を対面合致さ
せた上で例えば一側分岐具11aの側に設けた螺孔21
に対し他側分岐具11bの側からねじ材28螺着するこ
とにより、ケーブル分岐具11として一体的に組み合わ
せることができる。
【0022】しかも、上記構造からなるケーブル分岐具
11は、その引き出し時にケーブル93を折曲させるこ
となく緩やかな曲面を描いて案内するための湾曲ガイド
面25をその分岐路24におけるケーブル93との当接
面に設けて形成されている。
【0023】さらに、分岐具本体12の一側接続部13
と他側接続部16とにおける可撓鞘管91,92との連
結口部16a,16bと、分岐ガイド筒部22における
ケーブル93の引出し口部23とのそれぞれには、シー
リング部31,33,35が付与されて形成されてい
る。
【0024】このうち、分岐具本体12の一側接続部1
3と他側接続部16とに形成されるシーリング部31,
33は、例えば図1に示すように弾性パッキン32,3
4を可撓鞘管91,92との連結口部13a,16aと
の間にそれぞれ介在させることに形成することができる
ほか、その螺合部に適宜のシーリング材を充填して形成
したり、適宜の連結具を介して形成することもできる。
【0025】また、分岐ガイド筒部22におけるケーブ
ル93の引出し口部23側に形成されるシーリング部3
5は、分岐用のケーブル93がそのままの状態で引き出
される場合と、分岐ガイド筒部22の引出し口部23に
連結させた例えばスパイラル状の弾性金属線材を内蔵さ
せた樹脂チューブ材などにより形成される軟質鞘管94
内を挿通させて引き出される場合とでその具体的な構成
素材を異にしている。
【0026】このうち、図3は、分岐ガイド筒部22の
引出し口部23に連結させた軟質鞘管94内を挿通させ
てケーブル93を引き出す場合におけるシーリング部3
5の構造を示す要部拡大縦断面図である。
【0027】同図によれば、シーリング部35は、フラ
ンジ部37を介して仕切られた一側部36aと他側部3
6bとに雄ねじ部38,39を有し、その長さ方向に通
孔40を設けてなる介装連結材36と、該介装連結材3
6の一側部36aの雄ねじ部38を引出し口部23の内
周面23aに刻入された雌ねじ部26に螺着する際に介
在させる弾性パッキン42と、他側部36b側の通孔4
0内にその頂部43aを残して挿入される弾性保持筒材
43と、該弾性保持筒材43を挿入した状態で他側部3
6bの雄ねじ部39に螺着されるナット材45とで構成
されている。
【0028】この場合、弾性保持筒材43は、図4
(a)に詳しく示されているように他側部36b側に位
置する通孔40の部位に形成されている先細り孔部41
に合致して定置される周面形状を有して形成されてお
り、その挿入孔44を介して軟質鞘管94をケーブル9
3共々挿入できるようになっている。
【0029】また、ナット材45は、軟質鞘管94の導
出が自在な口径の通孔47を頂面46に有した略袋ナッ
ト状となって、その螺着時に弾性保持筒材43の頂部4
3aへの圧接が可能に形成されている。
【0030】さらに、分岐ガイド筒部22の引出し口部
23からケーブル93を直接引き出す際のシーリング部
35は、図3に示す構造と基本的には同一であるが、弾
性保持筒材43が図4(b)に示されるようにケーブル
93の外径に対応する口径のもとで挿入孔44が形成さ
れている。また、ナット材45の頂面46に形成される
通孔47もケーブル93の外径に対応する口径が付与さ
れて形成されることになる。
【0031】図5は、第2の発明(ケーブル支持バン
ド)の一例につき、軟質鞘管94入りのケーブル93を
下水道枝管111に敷設した状態を示す縦断面図であ
り、ケーブル支持バンド51は、例えば図8に示されて
いる下水道本管101に接続される下水道枝管111の
内周長より長尺な板状ステンレスなどのような可撓性に
富む板状素材からなるバンド本体52と、該バンド本体
52の一端部52aに付設されて他端部52bの側を摺
接させた際に該他端部52bと一定間隔の可変長のもと
で掛合されるスライド止着具53とを備えて形成されて
いる。なお、ケーブル支持バンド51は、作業に先立ち
図5に示されているようにスライド止着具53を介して
略円環形状を呈する状態のもとで準備されることにな
る。また、このように略円環形状を呈する状態となって
いるケーブル支持バンド51は、その内側から押し開く
ように外力を与えることにより、他端部52bの側の複
数箇所に一定間隔で設けられている図示しない個々の凹
部がスライド止着具53が備える図示しない突起部と順
に掛合・離脱を繰り返しながら拡径できるようになって
いる。
【0032】しかも、バンド本体52は、その長さ方向
と直交する方向に沿ってケーブル93自体又は軟質鞘管
94入りのケーブル93を下支えする弾性変形自在な凹
部54を有して下水道枝管111の内周壁面112への
密着が自在となって形成されている。
【0033】図6は、第2の発明(ケーブル支持バン
ド)の他例を図5と同様にして示す縦断面図であり、こ
の場合、バンド本体52には、引き込まれたケーブル9
3自体又は軟質鞘管94入りのケーブル93の本数に応
じて計3カ所に凹部54が形成されており、その他の構
造は図5と同じである。なお、この場合における凹部5
4は、引き込まれたケーブル93自体又は軟質鞘管94
入りのケーブル93の本数に応じて二カ所に設けてもよ
く、さらにはその本数により4カ所以上に設けておくこ
ともできる。また、複数カ所に凹部54を設ける場合に
は、図示例のようにサイズを異ならせたり、同一サイズ
とすることもできる。
【0034】一方、図7は、第3の発明(ケーブル敷設
装置)の一例につき、ケーブル支持バンド51を保持し
て下水道枝管の管路内に送り込まれた状態を平面側から
示す説明図である。
【0035】同図によれば、ケーブル敷設装置61は、
外部からの人力操作による下水道枝管111の管路11
3内での移動(滑動走行と車輪走行とを含む)が自在な
位置固定台62と、該位置固定台62の先端側との間に
少なくとも左右方向への揺動が自在な継ぎ手部82を介
在させて連結される敷設作業台72とで構成されてい
る。
【0036】このうち、位置固定台62は、外部から該
位置固定台62側へと至る一側流路65aを介して供給
される気体や液体からなる流体の圧力の程度に応じて、
移動方向での左右に位置する下水道枝管111の内周壁
面112への当接を自在に進退する一対の支腕部67,
69と、下水道枝管111の内周壁面112における底
面方向と天井面方向とへの各別となった当接を自在に進
退する図示しない支腕部とを備えて形成されている。
【0037】この場合、一対の位置決め支腕部67,6
9を含むすべての支腕部の進退制御は、例えば流体とし
て空気を用いたエアシリンダ構造のもとで行われ、図示
しない内周壁面112における底面側に位置する支腕部
はスキーのような滑動機能をも併有する。
【0038】具体的には、例えば図10に示されている
ように各家庭などにおける下水道枝管111の開放管端
114側が位置する汚水溜桝115から送り込まれた一
側給気管64を介して位置固定台62に配管されている
一側送気管65へと空気が供給されるようになってい
る。
【0039】この場合、一側送気管65は、左側に位置
する位置決め支腕部67と連結されている各エアシリン
ダ部66への同期された給気制御と、右側に位置する位
置決め支腕部69と連結されている各エアシリンダ部6
8への同期された給気制御と、図示しないその他の支腕
部と連結されているエアシリンダ部への給気制御とがで
きるように配管されている。
【0040】また、一対の支腕部67,69を含むすべ
ての支腕部は、位置固定台62が前後方向に移動する際
に内周壁面112との衝接を回避させるため、それぞれ
の前端側に位置するガイド部67a,69aと後端側に
位置するガイド部67b,69bとのほか、図示しない
支腕部も同様に内側へとやや湾曲させて形成されてい
る。
【0041】一方、敷設作業台72は、外部から位置固
定台62と継ぎ手部82とを経て基台部73側へと至る
他側流路75aを介して供給される流体の圧力の程度に
応じて、進行方向での左右に位置する下水道枝管111
の内周壁面112側への押圧と、下水道枝管111の内
周壁面112における底面方向と天井面方向とへの押圧
とを自在に進退して、その凹部54にケーブル93又は
軟質鞘管94入りのケーブル93を載置させたケーブル
支持バンド51を内側から支持しながらその拡径を自在
とした一対の作業腕部77,79と図示しないその他の
作業腕部とを基台部73に備えて形成されている。
【0042】この場合も位置固定台62の側と同様に、
一対の作業腕部77,79を含むすべての作業腕部の進
退制御は、例えば流体として空気を用いたエアシリンダ
構造のもとで行われる。
【0043】具体的には、既に述べたように各家庭など
における下水道枝管111の開放管端114側が位置す
る汚水溜桝115から送り込まれた他側給気管74を介
して位置固定台62と継ぎ手82と基台部73へと配管
されている一側送気管75へと空気が供給されるように
なっている。
【0044】この場合、他側送気管75は、左側に位置
する作業腕部77と1カ所で連結されているエアシリン
ダ部76への同期された給気制御と、右側に位置する作
業腕部79と1カ所で連結されているエアシリンダ部7
8への同期された給気制御と、図示しないその他の作業
腕部と連結されているエアシリンダ部への給気制御とが
できるように配管されている。
【0045】しかも、基台部73は、敷設作業台72が
前後方向に移動する際に内周壁面112との衝接を回避
させるため、少なくとも前端と後端とのそれぞれに内側
へとやや湾曲させたガイド部81が各別に敷設されてい
る。
【0046】また、位置固定台62と敷設作業台72と
を連結している継ぎ手部82は、位置固定台62の側に
配設されているソケット部70と敷設作業台72の側に
配設されているソケット部80とに対し、各別に左右方
向への揺動を自在に密に組み合わされる一対の円柱部8
4,85を支杆部83の両端に備えて形成されている。
【0047】この場合、位置固定台62と継ぎ手82と
基台部73との間に形成される他側流路75aは、ソケ
ット部70,80のそれぞれの略中心位置には図示しな
い通孔が、一対の円柱部84,85には前記通孔の位置
と対面合致する位置での左右方向に設けた図示しない長
穴と、これら長穴相互を連通させるべく支杆部83に設
けた図示しない通孔とで形成されることになる。
【0048】なお、ケーブル敷設装置61は、図示しな
いテレビカメラを備え、外部に設置されているモニタに
写る映像を目視しながら作業者の人力操作により強制移
動ができるようにして形成することができるほか、図7
に示されているように位置固定台62の側に車輪63を
付設しておき、モニタに写る映像を目視しながら作業者
が外部から遠隔操縦できるようにして形成することもで
きる。
【0049】次に、第4の発明(ケーブル敷設方法)に
つき、第1の発明に係るケーブル分岐具11と、第2の
発明に係るケーブル支持バンド51と、第3の発明に係
るケーブル敷設装置61との作用と併せて以下に説明す
る。
【0050】すなわち、第4の発明に係るケーブル敷設
方法は、ケーブル93が挿通される可撓鞘管91,92
相互間にケーブル分岐具11を介在させる工程と、引き
出されたケーブル93を可撓鞘管91,92の長さ方向
での所要箇所に離脱自在に添着する工程と、添着された
ケーブル93を下水道枝管111の接続管端116から
開放管端114の側へとケーブルを引き込む工程と、引
込み後のケーブル93を下水道枝管111内に敷設する
工程とを経ることにより行われる。
【0051】このうち、ケーブル93が挿通される可撓
鞘管91,92相互間にケーブル分岐具11を介在させ
る工程は、下水道本管101内の流路方向での一方の側
から他方の側、例えば図8に示されるように上流側から
下流側へと向けて敷設される幹線ケーブル105が導入
される本鞘管106に沿わせて、別途敷設される所要本
数、例えば3本の枝線としてのケーブル93が導入され
る分岐用の可撓鞘管91,92に対し、固定用バンド1
07を介しての敷設時に下水道本管101への下水道枝
管111の接続管端116が位置する引込み部位117
に対応させながら第1の発明に係るケーブル分岐具11
を個々の引込み部位117に位置するケーブル93が挿
通された可撓鞘管91,92相互間に介在させることに
より行われる。
【0052】具体的には、例えば図1に示されるように
3本のケーブル93の導入側に位置する一方の可撓鞘管
91の接続端部91aを分岐具本体12の一側接続部1
3に弾性パッキン32を介在させて螺着し、他方の可撓
鞘管92の接続端部92aを分岐具本体12の他側接続
部16に弾性パッキン34を介在させて螺着することに
より行われる。
【0053】また、ケーブル93を可撓鞘管91,92
に添着する工程は、ケーブル分岐具11の分岐ガイド筒
部22を介して引き出した所要本数のケーブル93をそ
の撓曲部93aを残して可撓鞘管91,92の長さ方向
での複数箇所に比較的脆弱な紐材で仮止めするなど、適
宜の止着材材95を用い次のマンホール方向に向けて離
脱自在に添着することにより行われる。
【0054】図8は、図2に示すケーブル分岐具11を
用いた場合を例にその添着状態を示す説明図であり、分
岐用の3本のケーブル93のうち、1本のケーブル93
を分岐ガイド筒部22を介して引き出すに際し、ケーブ
ル分岐具11が一側本体部12aと一側筒部22aとの
側と、他側本体部12bと他側筒部22bとの側とに二
分割されているので、その引き出し作業もより容易に行
うことができる。
【0055】また、図1と図2とのいずれのケーブル分
岐具11を用いる場合であっても、ケーブル93は、分
岐ガイド筒部22からそのままの状態で引き出すことも
できるが、図1と図3と図8とに示されているように軟
質鞘管94の管端部94aをシーリング部35内に保持
させた状態のもとで軟質鞘管94共々引き出すのが好ま
しい。なお、この工程は、隣り合うマンホール相互間に
位置する道路区間に面して建っている家屋との関係で行
われるものであり、したがって、可撓鞘管91,92内
に導入されるケーブル93の本数も引込みが必要な家屋
数との関係で決定されることになる。
【0056】さらに、添着後のケーブル93を下水道枝
管111内へと引き込む工程は、下水道枝管111の開
放管端114側から図8に示すようにケーブル分岐具1
1方向に向けて送り込まれた掛止具96により撓曲部9
3aの側を掛止・引張して、図9に示すように止着材9
5を破断させながら下水道枝管111の接続管端116
から開放管端114の側へとケーブル93を例えばロー
プ97を介して引き込むことにより行われる。この場
合、撓曲部93a側にあらかじめ図示しない掛止用リン
グを付設しておき、該掛止用リングにフック状の掛止具
96を掛止させて引き込むこともできる。
【0057】さらにまた、引込み後のケーブル93を下
水道枝管111内に敷設する工程は、下水道枝管111
内に位置する引込み後のケーブル93を第3の発明に係
る図7に示すケーブル敷設装置61を用いて設置される
第2の発明に係る図5に示すケーブル支持バンド51を
介して下水道枝管111内に敷設することにより行われ
る。
【0058】これを図示例を参酌しながらより詳しく説
明すれば、掛止具96を介して軟質鞘管95入りのケー
ブル93を下水道枝管111の開放管端114を経由し
て図10に示すように汚水溜桝115から引き出した後
は、外に待機させてあるケーブル敷設装置61が備える
一対の作業腕部79を含むすべての作業腕部を介して下
水道枝管111の内径よりは小さい外径で略円環形状を
呈しているケーブル支持ベルト51をその内側から押圧
することにより垂直方向に保持させる。この場合、ケー
ブル支持ベルト51は、その凹部54が頂部に位置する
ように一対の作業腕部79ヲ含むすべての作業腕部に保
持されることになる。また、引き込まれるケーブル93
が複数本である場合には、図6に示すようにその本数に
応じた凹部54を備えるケーブル支持ベルト51が用い
られることになる。
【0059】しかる後、ケーブル敷設装置61は、敷設
作業台72の側を下水道枝管111の開放管端114側
に向けた状態で汚水溜桝115内に搬入され、既に引き
出されている軟質鞘管94入りのケーブル93をケーブ
ル支持ベルト51の凹部54に載置させた状態で下面側
の図示しない支腕部を介してその移動を開始する。
【0060】一対の支腕部67,69のそれぞれのガイ
ド部67a,69a,67b,69bと図示しない支腕
部のガイド部と、敷設作業台72の側のそれぞれのガイ
ド部81と、継ぎ手部82の揺動機能とに支援されなが
ら下水道枝管111の管路113内を円滑に移動するケ
ーブル敷設装置61は、作業者によりモニタで確認され
た所定位置に停止させられ、一対の支腕部67,69と
上下両面に配設されている支腕部とのすべてを下水道枝
管111の内周壁面112側へと進出させて各別に当接
させ、下水道枝管111内での位置を固定する。なお、
ケーブル敷設装置61が車輪63を備える自走タイプの
のものであれば、該車輪63と一対の支腕部67,69
と上面側に配設されている支腕部とで下水道枝管111
内での位置が固定されることになる。
【0061】しかる後、軟質鞘管94入りのケーブル9
3をその凹部54に載置させたケーブル支持ベルト51
は、一対の作業腕部77,79を含むすべての作業腕部
をさらに進出させることによりスライド止着具53を介
して拡径され、やがて下水道枝管111の内周壁面11
2に密着するに至る。
【0062】このとき、ケーブル支持ベルト51は、必
ずしもスライド止着具53が完全な掛合状態を得ること
ができなくても、弾性変形が自在な凹部54の存在によ
り内周壁面112への好ましい密着状態を確保しながら
下水道枝管111内に軟質鞘管94入りのケーブル93
を敷設することができる。
【0063】ケーブル敷設装置61を用いて行われるこ
のようなケーブル93の敷設作業は、例えば下水道枝管
111の奥端に位置する接続管端116の近傍側から開
放管端114へと至る所要箇所に対しケーブル支持ベル
ト51を繰り返し密着させることにより個別に行われ、
そのすべてを終えた後にケーブル敷設装置61を汚水溜
桝115内から撤去してケーブル93の敷設作業を終了
する。
【0064】なお、本発明方法において可撓鞘管91,
92入りのケーブル93は、図10に示されているよう
に中心に位置させた本鞘管106入りの幹線ケーブル1
05に対し、その敷設方向での左右両側に固定用バンド
107を介して一体的に並列させることにより、道路の
両側に建っている各家屋に対しケーブル93を各別に敷
設することができる。また、道路の片側にしか家屋が建
っていない場合には、本鞘管106入りの幹線ケーブル
105の対応する側に可撓鞘管91,92入りのケーブ
ル93を配置すれば足りる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように本発明のうち、第1の
発明(ケーブル分岐具)によれば、ケーブルの導入側に
位置する一方の可撓鞘管の接続端部を分岐具本体の一側
接続部に螺着し、他方の可撓鞘管の接続端部を他側接続
部に螺着し、必要な本数のケーブルのみを分岐ガイド筒
部から円滑に引き出すことができるので、ケーブルの分
岐作業を円滑に遂行することができる。
【0066】この場合、分岐ガイド筒部を分岐具本体の
他側接続部側へと斜行させてあれば、ケーブルを折曲さ
せることなく安定的に引き出すことができる。また、分
岐ガイド筒部の分岐路中のケーブル当接部位に湾曲ガイ
ド面が設けられている場合には、さらに安定的にケーブ
ルを引き出すことができる。
【0067】特にケーブル分岐具自体が二つ割りできる
ように形成されている場合には、二分割した状態のもと
でケーブルの挿通作業と分岐作業とを行うことができる
ので、作業性の向上を実現することができる。
【0068】また、第2の発明(ケーブル支持バンド)
によれば、バンド本体に凹部が形成されているので、該
凹部を介してケーブルの側を安定的に載置することがで
きるほか、弾性変形も自在となっているので、必ずしも
スライド止着具の側に完全な掛合状態が確保できなくて
も弾性変形力により相手部材に好ましい密着状態のもと
で位置固定させることができる。また、複数個の凹部を
備えている場合には、複数本のケーブルにもよく対応さ
せることができる。
【0069】さらに、第3の発明(ケーブル敷設装置)
によれば、分岐後のケーブルを載置したケーブル支持バ
ンドを保持させて下水道枝管の管路内に送り込み、拡径
させながらケーブル支持バンドをケーブル共々内周壁面
を介して安定的に配置することができる。
【0070】さらにまた、第4の発明(ケーブル敷設方
法)によれば、ケーブルが挿通された可撓鞘管相互間に
ケーブル分岐具を介在させる工程と、引き出されたケー
ブルを可撓鞘管に離脱自在に添着する工程と、添着され
たケーブルを下水道枝管の接続管端から開放管端の側へ
と引き込む工程と、引込み後のケーブルを下水道枝管内
に敷設する工程とを経ることにより行うことができるの
で、既設の下水道枝管内を利用して安定的に、かつ、安
価に個々の家庭等の必要箇所にケーブルを敷設すること
ができる。
【0071】この場合、分岐ガイド筒部を介して引き出
されるケーブルは、分岐ガイド筒部に連結させた軟質鞘
管内を挿通させ、該軟質鞘管を介して前記可撓鞘管に添
着するならば、ケーブル自体の損傷を効果的に回避させ
ることができる。また、可撓鞘管入りのケーブルは、中
心に位置させた本鞘管入りの幹線ケーブルに対し、その
敷設方向での左側及び/又は右側に前記固定用バンドを
介して一体的に並列させるならば、道路の両側に建って
いる家屋の具体的な状況により弾力的に対応させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明(ケーブル分岐具)の一例につきそ
の一部を切り欠いて示す側面図。
【図2】第1の発明(ケーブル分岐具)の他例につきそ
の一部を切り欠いて示す側面図。
【図3】第1の発明における分岐ガイド筒部のシーリン
グ部の構造例を示す要部拡大縦断面図。
【図4】第1の発明における弾性保持筒材の構造例を
(a)と(b)とにパターン分けして示す拡大縦断面
図。
【図5】第2の発明(ケーブル支持バンド)の一例につ
き、軟質鞘管入りのケーブルを下水道枝管に敷設した状
態で示す縦断面図。
【図6】第2の発明(ケーブル支持バンド)の他例につ
き、軟質鞘管入りのケーブルを下水道枝管に敷設した状
態で示す縦断面図。
【図7】第3の発明(ケーブル敷設装置)の一例につ
き、ケーブル支持バンドを保持して下水道枝管の管路内
に送り込まれた状態を平面側から示す説明図。
【図8】第4の発明(ケーブル敷設方法)の一例につ
き、可撓鞘管に添着した後にケーブルを下水道枝管内へ
と引き込もうとする際の状態を示す説明図。
【図9】第4の発明(ケーブル敷設方法)の一例につ
き、可撓鞘管に添着されたケーブルが下水道枝管内に引
き込まれた後の状態を示す説明図。
【図10】第4の発明(ケーブル敷設方法)の好適例に
つき、それぞれのケーブルの引込みを終えて敷設した後
の状態を示す説明図。
【符号の説明】
11 ケーブル分岐具 11a 一側分岐具 11b 他側分岐具 12 分岐具本体 12a 一側本体部 12b 他側本体部 13 一側接続部 13a 連結口部 14 内周面 15 雌ねじ部 16 他側接続部 16a 連結口部 17 内周面 18 雌ねじ部 19 中空部 20 挿通路 21 螺孔 22 分岐ガイド筒部 22a 一側ガイド筒部 22b 他側ガイド筒部 23 引出し口部 23a 内周面 24 分岐路 25 湾曲ガイド面 26 雌ねじ部 28 ねじ材 31,33 シーリング部 32,34 弾性パッキン 35 シーリング部 36 介装連結材 36a 一側部 36b 他側部 37 フランジ部 38,39 雌ねじ部 40 通孔 41 先細り部 42 弾性パッキン 43 弾性保持筒部 43a 頂部 44 挿入孔 45 ナット材 46 頂面 47 通孔 51 ケーブル支持バンド 51a 一端部 51b 他端部 52 バンド本体部 53 スライド止着具 54 凹部 61 ケーブル敷設装置 62 位置固定台 63 車輪 64 一側給気管 65 一側送気管 65a 一側流路 66,68 エアシリンダ部 67,69 支腕部 67a,69a,67b,69b ガイド部 70 ソケット部 72 敷設作業台 73 基台部 74 他側給気管 75 他側送気管 75a 他側流路 76,78 エアシリンダ部 77,79 作業腕部 80 ソケット部 81 ガイド部 82 継ぎ手部 83 支杆部 84,85 円柱部 91,92 可撓鞘管 91a,92a 93 ケーブル 93a 撓曲部 94 軟質鞘管 94a 管端部 95 止着材 96 掛止具 101 下水道本管 102 内周壁面 105 幹線ケーブル 106 本鞘管 107 固定用バンド 111 下水道枝管 112 内周壁面 113 管路 114 開放管端 115 汚水溜桝 116 接続管端 117 引込み部位

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル導入側の一方の可撓鞘管の接続端
    部が接続される一側接続部を一端部に、ケーブル導出側
    の他方の可撓鞘管の接続端部が接続される他側接続部を
    他端部に備えてなる分岐具本体は、その内部に設けた中
    空部を介して前記一側接続部と他側接続部とが連通され
    て挿通路を形成し、かつ、該挿通路の長さ方向と交差す
    る方向に前記中空部を外部と連通させるべく突設された
    分岐ガイド筒部を介して前記挿通路内を前記一側接続部
    から他側接続部方向へと向かう前記ケーブルの引き出し
    を自在に形成したことを特徴とするケーブル分岐具。
  2. 【請求項2】前記分岐具本体における一側接続部と他側
    接続部とを含む前記挿通路と、前記分岐ガイド筒部にお
    ける分岐路との相互の対面合致が自在に二つ割りにされ
    た一側分岐具と他側分岐具とからなる請求項1に記載の
    ケーブル分岐具。
  3. 【請求項3】前記分岐ガイド筒部は、分岐具本体の前記
    他側接続部側へと斜行させた請求項1又は2に記載のケ
    ーブル分岐具。
  4. 【請求項4】前記分岐ガイド筒部は、その引き出し時に
    前記ケーブルを案内するための湾曲ガイド面をその分岐
    路内に有する請求項1ないし3のいずれかに記載のケー
    ブル分岐具。
  5. 【請求項5】分岐具本体の前記一側接続部と他側接続部
    とにおける前記可撓鞘管との連結口部と、前記分岐ガイ
    ド筒部におけるケーブルの引出し口部とのそれぞれにシ
    ーリング部を付与した請求項1ないし4のいずれかに記
    載のケーブル分岐具。
  6. 【請求項6】下水道本管に接続される下水道枝管の内周
    長より長尺なバンド本体と、該バンド本体の一端部に付
    設されて他端部の側を摺接させた際に該他端部と可変長
    のもとで掛合されるスライド止着具とを備え、前記バン
    ド本体は、その長さ方向と直交する方向に沿ってケーブ
    ルを下支えする1以上の弾性変形自在な凹部を有して前
    記下水道枝管の内周壁面への密着を自在に形成したこと
    を特徴とするケーブル支持バンド。
  7. 【請求項7】下水道枝管内での移動が可能な位置固定台
    と、該位置固定台の先端側との間に少なくとも左右方向
    への揺動が自在な継ぎ手部を介在させて連結される敷設
    作業台とで構成され、 前記位置移動台には、外部から該位置移動台へと至る一
    側流路を介して供給される流体の圧力の程度に応じて、
    移動方向での少なくとも左右に位置する下水道枝管の内
    周壁面への当接を自在に進退する支腕部を具備させ、 前記敷設作業台には、外部から前記位置移動台と前記継
    ぎ手部とを経て敷設作業台へと至る他側流路を介して供
    給される流体の圧力の程度に応じて、進行方向での少な
    くとも左右に位置する下水道枝管の内周壁面側への押圧
    を自在に進退して、その凹部にケーブルを載置させた請
    求項6に記載のケーブル支持バンドを内側から支持しな
    がらその拡径を自在とした作業腕部を具備させたことを
    特徴とするケーブル敷設装置。
  8. 【請求項8】下水道本管内の流路方向での一方の側から
    他方の側へと向かうけて敷設される幹線ケーブルが導入
    される本鞘管に沿わせて、別途敷設される所要本数の枝
    線としてのケーブルが導入される分岐用の可撓鞘管に対
    し、固定用バンドを介しての敷設時に前記下水道本管へ
    の下水道枝管の接続管端が位置する引込み部位に対応さ
    せながら請求項1ないし5のいずれかに記載のケーブル
    分岐具を個々の前記引込み部位が必要とするケーブルの
    別に介在させる工程と、 該ケーブル分岐具の前記分岐ガイド筒部を介して引き出
    した所要本数のケーブルをその撓曲部を残して前記可撓
    鞘管の長さ方向での所要箇所に離脱自在に添着する工程
    と、 前記下水道枝管の開放管端側から前記ケーブル分岐具方
    向に向けて送り込まれた掛止具により前記撓曲部の側を
    掛止・引張することにより下水道枝管の前記接続管端か
    ら前記開放管端の側へと前記ケーブルを引き込む工程
    と、 前記下水道枝管内に位置する引込み後の前記ケーブルを
    請求項7に記載のケーブル敷設装置を用いて設置される
    請求項6に記載のケーブル支持バンドを介して前記下水
    道枝管内に敷設する工程と、からなることを特徴とする
    ケーブルの敷設方法。
  9. 【請求項9】ケーブル分岐具の前記分岐ガイド筒部を介
    して引き出される所要本数のケーブルは、前記分岐ガイ
    ド筒部に連結させた軟質鞘管内を挿通させ、該軟質鞘管
    にを介して前記可撓鞘管に添着する請求項8に記載のケ
    ーブルの敷設方法。
  10. 【請求項10】前記可撓鞘管入りの前記ケーブルは、中
    心に位置させた前記本鞘管入りの前記幹線ケーブルに対
    し、その敷設方向での左側及び/又は右側に前記固定用
    バンドを介して一体的に並列させる請求項8又は9に記
    載のケーブルの敷設方法。
JP2001329843A 2001-10-26 2001-10-26 ケーブル分岐具とケーブル支持バンド及びケーブル敷設装置並びにケーブル敷設方法 Pending JP2003134623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001329843A JP2003134623A (ja) 2001-10-26 2001-10-26 ケーブル分岐具とケーブル支持バンド及びケーブル敷設装置並びにケーブル敷設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001329843A JP2003134623A (ja) 2001-10-26 2001-10-26 ケーブル分岐具とケーブル支持バンド及びケーブル敷設装置並びにケーブル敷設方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004249509A Division JP3968096B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 ケーブル敷設方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003134623A true JP2003134623A (ja) 2003-05-09

Family

ID=19145667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001329843A Pending JP2003134623A (ja) 2001-10-26 2001-10-26 ケーブル分岐具とケーブル支持バンド及びケーブル敷設装置並びにケーブル敷設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003134623A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005029661A1 (ja) * 2003-09-18 2005-03-31 Sanki Engineering Co., Ltd. 長尺物の弛み防止材、その弛み防止材の取付装置およびその取付方法
EP2064790A2 (en) * 2006-07-20 2009-06-03 i3 Group Limited Laying network cables in sewers
CN107959268A (zh) * 2017-12-21 2018-04-24 重庆锐正科技有限公司 智能化建筑物线缆桥架
CN107994511A (zh) * 2017-12-21 2018-05-04 重庆锐正科技有限公司 智能化建筑物线缆桥架安装方法
JP2021162159A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 Jfeスチール株式会社 配管敷設方法および配管敷設構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005029661A1 (ja) * 2003-09-18 2005-03-31 Sanki Engineering Co., Ltd. 長尺物の弛み防止材、その弛み防止材の取付装置およびその取付方法
EP2064790A2 (en) * 2006-07-20 2009-06-03 i3 Group Limited Laying network cables in sewers
AU2007274866B2 (en) * 2006-07-20 2010-11-11 Fibre Optic Solutions Limited Laying network cables in sewers
CN107959268A (zh) * 2017-12-21 2018-04-24 重庆锐正科技有限公司 智能化建筑物线缆桥架
CN107994511A (zh) * 2017-12-21 2018-05-04 重庆锐正科技有限公司 智能化建筑物线缆桥架安装方法
CN107959268B (zh) * 2017-12-21 2019-02-19 重庆锐正科技有限公司 智能化建筑物线缆桥架
JP2021162159A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 Jfeスチール株式会社 配管敷設方法および配管敷設構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6708717B1 (en) Flushing system for air conditioning drainage pipes
US5360291A (en) Method for laying cable or hose in channel and channel therefor
US6745413B2 (en) Hydrotherapy jet system having fluid line quick connector adapted for multiple sizes of jet fixture bodies and other plumbing fittings
AU5275790A (en) Improvements relating to flexible tubular structures, methods of manufacturing same and pipes and pipe linings formed from said flexible tubular structures
JP2003199225A (ja) アクセス不可能な空洞内に管状要素を固定するための装置
JP2003134623A (ja) ケーブル分岐具とケーブル支持バンド及びケーブル敷設装置並びにケーブル敷設方法
US10274106B2 (en) Pullhead device and method of use
JP3968096B2 (ja) ケーブル敷設方法
HU221095B1 (en) Method of installing pipes
JP3471926B2 (ja) 浴槽接続金具用連結工具
CN211315392U (zh) 一种双通道管中管及采用该管中管的供水设备
JP3708043B2 (ja) 下水道本管補修方法
JP2015031335A (ja) 管内作業装置
KR101249848B1 (ko) 전력주름관 연결 융착시공방법과 그를 위한 연결관 및 융착장치
KR100454159B1 (ko) 하수관로의 내부 촬영방법 및 그 장치
JP4469102B2 (ja) 分岐通信ケーブル敷設用管内作業装置及び分岐通信ケーブル敷設方法
JPH09324449A (ja) 鞘管接続用ボックスの設置構造及びそのためのボックス並びにチューブ
KR20080054025A (ko) 관로의 케이블 설치부재 및 이를 이용한 케이블 설치공법
JP4991364B2 (ja) 管路のケーブル牽引ロープ挿通用先導具
JP2005127347A (ja) 管の接続用具及び接続方法
JP2007232123A (ja) 牽引治具およびそれを用いたインサーション工法
JPS6334407Y2 (ja)
SU616007A1 (ru) Устройство дл установки труб в отверсти трубных решеток
JPH0467709A (ja) 管路内配管方法
JP2002325322A (ja) 既設管路への光ファイバ架設装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040630

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041104