JP2005094746A - 画像検索方法、画像データ仕分け方法、画像生成装置、画像出力装置、画像処理システム及び記録媒体 - Google Patents

画像検索方法、画像データ仕分け方法、画像生成装置、画像出力装置、画像処理システム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像を選択することができる画像生成装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラにより画像を撮像するとき(S120)、画像データに関連付けて音声データを入力しメモリに記憶させる(S130)。そして、検索する音声データを入力すると(S140)、検索する音声データを基に画像ファイルが検索される(S150)。その後、検索した音声データにリンクする画像ファイルが表示される(S160)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを検索することができる画像検索方法、画像データ仕分け方法、画像生成装置、画像出力装置、画像処理システム及び記録媒体に関する。
画像生成装置によって生成された画像データは、ユーザの要望に応じて画像出力装置から出力されている。画像出力装置としては、例えば、CRT、LCD、プリンタ、プロジェクタ、テレビ受像器などが知られており、画像生成装置としては、例えば、デジタルスチルカメラ(DSC)やディジタルビデオカメラ(DVC)等が知られている(例えば、特許文献1参照。)。デジタルスチルカメラにより被写体が撮像されると、撮像された画像は画像データとされて例えばメモリカードに格納される。そして、メモリカードに格納された画像データを、プリンタ或いはテレビ画面等の画像出力装置に直接出力することが可能となっている。デジタルスチルカメラから画像出力装置に画像データを送信する際は、デジタルスチルカメラに備えられている液晶ディスプレイに画像を表示し、ユーザがその画像の確認を行うのが一般的である。
特開2000−209467号公報
ところが、近年、デジタルカメラに使用されるメモリカードの容量は増大する傾向にあるため、メモリカードに格納される画像データの枚数が大量となっており、ユーザはメモリカードに格納された画像を画像出力装置に出力させる際に所望の画像を選択することが困難となっている。なぜなら、ユーザは、メモリカードに格納された画像を選択する際、前記液晶ディスプレイに画像を順次表示させて所望の画像を検索するが、枚数が多いため1枚づつ確認するのは時間と手間がかかる。また、液晶モニタに複数枚の画像を表示させれば画像を検索する時間を短縮することはできるが、画像1枚毎の表示画面が小さくなるため選択の確実性が低下すると共に作業が困難となる。
本発明の目的は、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを検索することができる画像検索方法、画像データ仕分け方法、画像生成装置、画像出力装置、画像処理システム及び記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の画像検索方法は、画像データを検索する画像検索方法において、検索情報を用いて、前記画像データを識別するための識別情報を検索する検索ステップと、前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する通知ステップとを備えた。
本発明の画像検索方法によれば、検索ステップにおいて検索情報を使って画像データの識別情報が検索される。そして、通知ステップにおいてその検索結果に対応する画像データが通知される。このように、画像データは識別情報毎に分類されて通知されるため、ユーザは効率よく画像データを知ることができる。従って、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを検索することができる。
上記画像検索方法において、さらに、前記識別情報を前記画像データに関連付ける識別情報関連付けステップを有する。
この画像検索方法によれば、識別情報関連付けステップにおいて画像データに対してその画像データに関する識別情報が付加される。このように、画像データは識別情報毎に分類されて通知されるため、ユーザは効率よく画像データを検索することができる。従って、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像を検索することができる。
上記画像検索方法において、さらに、前記画像データが出力に適した画質であるか否かを判定する判定ステップを有し、前記通知ステップにおいて、前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データと共に前記判定ステップの判定結果を通知する。
この画像検索方法によれば、判定ステップにおいて画像データが出力に適した画像であるかどうかが判定され、その結果が通知ステップにおいて通知される。このため、ユーザは画像データが出力に適した画像であるかどうかをあわせて知ることができる。
上記画像検索方法において、さらに、前記通知された画像データの中から所定の処理を行う画像データをユーザに選択させる画像データ選択ステップを備える。
これによれば、通知ステップにおいて検索結果に対応する画像データが通知されると、画像データ選択ステップにおいてユーザは通知された画像データの中から所望の画像データを選択することができる。従って、ユーザは効率よく大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像を選択することができる。
上記画像検索方法において、音声によって前記検索情報を入力する検索情報入力ステップを更に有し、前記検索ステップは、前記検索情報に基づいて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索する。
これによれば、検索情報入力ステップにおいて、検索情報が音声によって入力されると、検索ステップは、音声による検索情報に基づいて、画像データを識別するための識別情報を検索する。従って、音声で検索でき、その検索が容易となる。
上記画像検索方法において、ユーザによる操作を受け付ける操作部によって前記検索情報を入力する検索情報入力ステップを更に有し、前記検索ステップは、前記検索情報に基づいて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索する。
これによれば、検索情報入力ステップにおいて、操作部を操作して検索情報が入力されると、検索ステップは、操作部による検索情報に基づいて、画像データを識別するための識別情報を検索する。従って、操作部を操作しても画像データを検索できる。
上記画像検索方法において、さらに、前記画像データを画像出力装置に送信する送信ステップを有する。
これによれば、送信ステップにおいて画像データが画像出力装置に送信される。
上記画像検索方法において、前記通知ステップは、前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを表示する。
これによれば、通知ステップは、検索した検索情報に対応する識別情報を含む画像データを画面に表示する。従って、画面に表示されることによって検索した画像データがユーザに通知される。
上記画像検索方法において、前記通知ステップは前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データと共に前記検索ステップで用いられた前記検索情報を表示する。
これによれば、通知ステップは、検索結果の画像データと共にその検索情報もあわせて画面に表示する。従って、ユーザは検索情報が何であるかを確実に認知した上で検索した
画像データを知ることができる。
上記画像検索方法において、前記判定ステップで不適と判定された画像データの画質を補正する補正ステップを更に有する。
これによれば、補正ステップにおいて、画質が不適と判定ステップで判定された画像データはその画質が補正される。従って、画質が不適と判定された画像データを画質が良と判定される画像データに補正させることが可能になることから、画像データを無駄にすることが抑えられる。
上記画像検索方法において、前記画像データの出力は、前記画像データの印刷である。
これによれば、画像データの画像は印刷される。
本発明の記録媒体は、上記画像検索方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータによって読み取り可能なプログラムを記憶した。
本発明の記録媒体によれば、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを検索することがコンピュータによって実現できる。
本発明の画像生成装置は、画像データを生成する画像生成装置において、識別情報を有する画像データを生成する画像生成部と、検索情報を用いて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索する検索部と、前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する通知部とを備えた。
本発明の画像生成装置によれば、検索部において検索情報を使って、画像生成部が生成した画像データの識別情報が検索される。そして、通知部においてその検索結果に対応する画像データが通知される。このように、画像データは識別情報毎に分類されて通知されるため、ユーザは効率よく画像データを知ることができる。従って、画像生成装置において、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを検索することができる。
本発明の画像出力装置は、画像データを出力する画像出力装置において、検索情報を用いて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索する検索部と、前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する通知部と、前記画像データを出力する出力部とを備えた。
本発明の画像出力装置によれば、検索部において検索情報を使って、画像データの識別情報が検索される。そして、通知部においてその検索結果に対応する画像データが通知される。また、出力部においてその画像データが出力される。従って、画像出力装置において、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを出力することができる。
本発明の画像処理システムは、画像生成装置と、画像出力装置と、識別情報を有する画像データを生成する画像生成部と、前記画像データを前記画像出力装置に送信する送信部と、検索情報を用いて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索する検索部と、前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する通知部と、前記画像データを前記画像出力装置と前記画像出力装置との間で送受信する送受信部と、前記画像データを出力する出力部とを備えた。
本発明の画像処理システムによれば、画像生成装置及び画像出力装置において、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを出力することができる。
本発明の画像検索方法は、画像データを生成する画像検索方法において、画像データに関する検索情報を入力する検索情報入力ステップと、前記画像データの対象の種類を識別
するために前記画像データを解析する解析ステップと、前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する通知ステップとを備えた。
本発明の画像検索方法によれば、検索情報入力ステップにより入力された検索情報が入力され、解析ステップにより画像データが該画像データの対象の種類を識別するために解析される。そして、通知ステップにおいて、検索情報に対応する対象の種類を含む画像データが通知される。従って、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを検索することができる。
上記画像検索方法において、さらに、前記画像データを生成したときに、該画像データに関連付けて画像生成履歴情報を生成する生成ステップを有し、前記解析ステップにおいて、前記画像生成履歴情報を解析する。
これによれば、生成ステップは、画像データを生成したときに、該画像データに関連付けて画像生成履歴情報を生成する。そして、その画像生成履歴情報が解析ステップにおいて解析される。従って、画像データを生成したときに生成された画像生成履歴情報を検索対象として所望の画像データを検索することができる。
上記画像検索方法において、さらに、前記画像データが出力に適した画質であるか否かを判定する判定ステップを有し、前記通知ステップにおいて、前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データと共に前記判定ステップの判定結果を通知する。
これによれば、判定ステップにおいて、画像データが出力に適した画質であるか否かが判定される。そして、通知ステップにおいて、その判定結果と検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する。従って、画像データが出力に適した画像であるかどうかを知ることができる。
上記画像検索方法において、さらに、前記画像データを画像出力装置に送信する送信ステップを有する。
これによれば、送信ステップによって画像データを画像出力装置に送信させることができる。
上記画像検索方法において、さらに、前記通知ステップにより通知された画像データの中から所定の処理を行う画像データをユーザに選択させる画像データ選択ステップを備えた。
これによれば、画像データ選択ステップにおいてユーザは通知された画像データの中から所定の処理を行う画像データを選択することができる。従って、ユーザは効率よく大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを選択することができる。
上記画像検索方法において、前記通知ステップは、前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを表示する。
これによれば、通知ステップにおいて、検索情報に対応する対象の種類を含む画像データが画面に表示されユーザに通知される。
上記画像検索方法において、前記通知ステップは、前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データと共に前記検索ステップで用いられた前記検索情報を表示する。
これによれば、通知ステップは、検索情報に対応する対象の種類を含む画像データと共にその検索情報もあわせて画面に表示する。従って、ユーザは検索情報が何であるかを確実に認知した上で検索した画像データを確認することができる。
上記画像検索方法において、前記判定ステップで不適と判定された画像データの画質を補正する補正ステップを更に有する。
これによれば、補正ステップにおいて、画質が不適と判定ステップで判定された画像データはその画質が補正される。従って、画質が不適と判定された画像データを画質が良と判定される画像データに補正させることが可能になることから、画像データを無駄にすることが抑えられる。
上記画像検索方法において、前記画像データの出力は、前記画像データの印刷である。
これによれば、画像データの画像は印刷される。
上記画像検索方法において、さらに、前記解析ステップで前記画像データの対象の種類を識別した後に、該対象の種類に基づく識別情報を前記画像データに関連付ける識別情報関連付けステップと、検索情報を用いて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索する検索ステップと、前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する通知ステップとを有する。
これによれば、解析ステップで前記画像データの対象の種類を識別した後に、識別情報関連付けステップにおいて該対象の種類に基づく識別情報を画像データに関連付ける。検索ステップは検索情報を使って画像データを識別するための識別情報を検索し、通知ステップは検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する。
上記画像検索方法において、前記画像生成履歴情報は、該画像生成履歴情報が関連付けられた画像データが生成されたときの画像生成条件に関する情報である。
これによれば、画像データは、画像データが生成されたときの画像生成条件に関する情報が画像生成履歴情報として関連付けられる。
本発明に記録媒体は、上記画像検索方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータによって読み取り可能なプログラムを記憶した。
本発明の記録媒体によれば、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを検索することがコンピュータによって実現できる。
本発明の画像生成装置は、画像データを生成する画像生成装置において、画像データを生成する画像生成部と、前記画像データに関する検索情報を入力する検索情報入力部と、前記画像データの対象の種類を識別するために前記画像データを解析する解析部と、前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する通知部とを備えた。
本発明の画像生成装置によれば、画像生成部で生成された画像データについて、検索情報入力部が画像データに関する検索情報を入力する。解析部は、画像データの対象の種類を識別するために画像データを解析する。そして、通知部において検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する。このように、検索情報に対応する対象の種類を含む画像データが通知されるため、ユーザは効率よく画像データを知ることができる。従って、画像生成装置において、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを検索することができる。
本発明の画像出力装置は、画像データを出力する画像出力装置において、前記画像データに関する検索情報を入力する検索情報入力部と、前記画像データの対象の種類を識別するために前記画像データを解析する解析部と、前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する通知部と、前記画像データを出力する出力部とを備えた。
本発明の画像出力装置によれば、検索情報入力部は、画像データに関する検索情報を入
力する。解析部は、画像データの対象の種類を識別するために画像データを解析する。通知部は、検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する。出力部は画像データを出力する。従って、画像出力装置において、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを出力することができる。
本発明の画像処理システムは、画像生成装置と、画像出力装置と、画像データを生成する画像生成部と、前記画像データに関する検索情報を入力する検索情報入力部と、前記画像を前記画像出力装置に送信する送信部と、前記画像データの対象の種類を識別するために前記画像データを解析する解析部と、前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する通知部と、前記画像データを出力する出力部とを備えた。
本発明の画像処理システムによれば、画像生成装置及び画像出力装置において、大量に記憶された画像データの中から、容易に所望の画像データを出力することができる。
本発明の画像データ仕分け方法は、画像データに含まれる所定の情報に基づいて画像データを検索するか否かを判断するステップと、画像データの分類に関する項目を表示するステップと、前記分類に関する項目を選択するステップと、前記画像に含まれる所定の情報を解析するステップと、前記ステップによる解析結果に基づいて、前記選択ステップで選択された前記分類に関する項目に関連する候補を表示するステップと、表示された前記候補から所定の候補を選択するステップと、選択された候補に含まれる画像データをリストアップするステップを有する。
本発明の画像データ仕分け方法によれば、より細かな検索が簡単かつ効率よく行うことができる。
本発明の画像データ仕分け方法は、画像データに含まれる所定の情報に基づいて、所定の分類に関する項目に関連する候補を表示するステップと、表示された前記候補から所定の候補を選択するステップと、選択された候補に含まれる画像データ郡をリストアップするステップとを有する。
本発明の画像データ仕分け方法によれば、より細かな検索が簡単かつ効率よく行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を、図1〜図16を用いて説明する。
図2は、画像処理システムの概略図である。図2における左側に示された画像生成装置としてのデジタルスチルカメラ1は、同図における右上側に示された画像出力装置としての表示装置90、または、同図における右下側に示された画像出力装置としてのインクジェット式プリンタ201(以下、単にプリンタという)と例えばIEEE1394規格に準拠したケーブル等により接続されている。デジタルスチルカメラ1は、画像解析機能、検索機能、判定機能、通知機能及び選択機能を有しており、ユーザが画像の表示又は印刷などの出力を必要とする画像データを表示装置90あるいはプリンタ201に送信する。なお、表示装置90はデータ受信可能な無線通信ポート又は画像入力端子等を有する例えば液晶表示装置やテレビなどが挙げられる。
図3はデジタルスチルカメラ1を示し、図3(a)は正面図、図3(b)は背面図、そして図3(c)は側面図をそれぞれ示す。
図3(a)に示すように、デジタルスチルカメラ1の本体2の正面中央には、被写体を撮像するためのフォーカスレンズ3aを有する筒体3が装備されている。筒体3は、電源が入っていない場合には、本体2の内部に収容されておりレンズカバー(図示せず)によって保護されている。電源を入れるとレンズカバーが自動的に開放されて、本体2内部か
らフォーカスレンズ3aを有する筒体3が突出する。また、本体2の正面右上側にはファインダー4が備えられている。そして、ファインダー4の下方には、検索キー入力手段及び音声入力手段としてのマイク17が設けられている。また、本体2の正面左側の上部にシャッターボタン5が備えられている。本体2の正面左上側には、自動焦点合わせセンサ6が備えられている。
図3(b)に示すように、本体2の背面右上側には機能選択スイッチ7が備えられている。機能選択スイッチ7は、オートモード、マニュアルモード、連写モードその他様々な機能モードが選択可能となっている。本体2の背面左側には表示画面12が備えられている。表示画面12には、撮像した画像や各種設定メニュー画面が表示される。また、撮像モード時は、表示画面12にフォーカスレンズ3aを介して撮像中の被写体を表示することが可能である。したがって、ファインダー4をわざわざ覗き込んで、被写体を撮像する面倒が軽減される。本体2の背面右寄りには電源ボタン8、選択/決定ボタン9、戻りボタン10、及び方向ボタン11が備えられている。選択/決定ボタン9は、画像選択や、画像表示選択、印刷モード選択等のメニューの選択及びメニューの決定や、そのメニュー中での画像の決定を行う。戻りボタン10は、選択/決定ボタン9で選択したメニューや、画像の選択をキャンセルして一つ前の状態に戻す。方向ボタン11は、表示画面12に表示された画像選択画面、つまり複数の画像の中から画像を選択するときや各種設定メニューを選択するときに使用される。まず、選択/決定ボタン9を押下することで、画像データあるいは各種設定メニューが表示画面12に表示される。次に方向ボタン11を操作することで、例えば選択された画像あるいは設定モードが発色する仕組みになっており、所望の画像データあるいは設定モードが選択されている時に、選択/決定ボタン9を押下する。この操作により所望の画像データあるいは設定モードが選択され、表示画面12に表示される。
図3(c)に示すように、本体2の一方の側面には、メモリスロット13、オーディオ用出力端子(A/V出力端子)14、PC/プリンタ接続用端子(デジタル端子)15、電源プラグ用端子(DCIN端子)16が備えられている。本実施形態では、プリンタ201とデジタルスチルカメラ1とをIEEE1394対応の通信ケーブルで通信可能に接続している。
図4にデジタルスチルカメラ1の電気構成ブロック図を示す。
デジタルスチルカメラ1は、制御回路20とその内部にあるCPU21、ROM22、RAM23と、操作部24、フラッシュ25、画像処理回路26、外部インターフェイス27、液晶ディスプレイ28、光学回路29、画像取得回路30及びメモリとしてのメモリカード31を備えている。
操作部24は、デジタルスチルカメラ1の本体2背面に備えられた各種ボタン5及び7〜11(図3(b)参照)であり、これが操作されるとその操作を電気的な信号に変換し、その電気信号を制御回路20に出力する。
検索情報入力部を構成する音声入力部32はデジタルスチルカメラ1の本体2正面に設けられたマイク17(図3(a)参照)である。マイク17に音声が入力されると、音声入力部32はその音声を電気信号に変換して制御回路20に出力する。制御回路20はこの電気信号を音声データ、例えばPCMデータ(通常は、WAVフォーマット)に変換してメモリカード31に出力し、メモリカード31はそれを後述する検索キー65として記憶する。
画像生成部、検索部、解析部、通知部を構成する制御回路20は、デジタルスチルカメラ1のフラッシュ25、画像処理回路26、外部インターフェイス27、液晶ディスプレ
イ28、光学回路29及び画像取得回路30を統括的に制御する。制御回路20内に備えられた記録媒体としてのROM22には、プログラム及び各種データが記憶されている。RAM23には画像データや画像取得生成履歴データ等が一時的に記憶される。
CPU21は、ROM22やRAM23の制御の他に、デジタルスチルカメラ1全体の回路の制御を行っている。フラッシュ25は予備光源であり、検索情報入力部を構成する操作部24の操作により、強制発光、光学回路29と連携した自動発光、または発光禁止などの選択されたモードに応じて制御される。
画像処理回路26は、デジタルスチルカメラ1内の画像データのデジタル画像処理を行い、所定の画像ファイル形式に変換する。送受信部としての外部インターフェイス27は、デジタルスチルカメラ1とプリンタ50等の画像出力装置とを接続し両者間の通信を司る。外部インターフェイス27は例えばIEEE1394規格に準拠しており、IEEE1394対応の通信ケーブルを介して通信を行う。なお、本実施形態では、PC/プリンタ接続用端子15及び外部インターフェイス27により、画像データを画像出力装置(プリンタ201)に送信するための送信部が構成されている。
液晶ディスプレイ(LCD)28は、デジタルスチルカメラ1内にある画像データあるいは後述する画像検索結果や画像判定結果を画像とともに表示する。画像表示は、制御回路20内のRAM23に一時保存されている画像データや、メモリカード31に保存されている画像データに基づく画像を、単数(以下シングルと称す)若しくは複数(以下マルチと称す)で表示する。光学回路29は、フォーカスレンズ3a(筒体3)及び自動焦点合わせセンサ6等を制御する。画像取得回路30は、光学回路29を制御し、撮像された画像をデータとして取得する。メモリカード31は、取得した画像データファイル(画像ファイル)を格納する。
図5は、画像ファイル60のデータ構造を示す。画像ファイル60は、画像生成履歴情報61と画像データ62と検索キー65とを備えている。撮像された画像はすべて画像ファイル60とされてメモリカード31に記憶される。
画像生成履歴情報61は、デジタルスチルカメラ1で画像データを生成した時、即ち撮像時の画像取得条件に関する情報からなる。画像生成履歴情報61は、撮影日時、カメラ名、絞り値、露出時間、シャッタースピード、レンズ焦点距離、フラッシュ、被写体領域、露出調整モード、撮影モード、ホワイトバランス及びガンマ値等を含む。
画像データ62は、さらにサムネイル画像データ63及び本画像データ64を有している。サムネイル画像とは、本画像よりも画素データ等を間引きした画像データファイルであり、画像解像度は低いが表示速度が本画像よりも速いという利点がある。サムネイル画像は、その利点から複数の画像を一つの表示画面12に迅速に表示させることができる。したがって、複数の画像を一画面に表示するマルチ画像表示には、サムネイル画像データ63を用いる。さらに表示画面に1枚の画像を表示したいシングル画像表示の場合には、その選択した画像が高解像度で表示されるように本画像データ64を用いる。
検索キー65は、上記の画像データ62に関連付けて記憶されている。検索キー65は、撮像した画像を識別するための識別情報であり、ユーザによりマイク17に入力された「人物」や「風景」などの音声を基に生成されている。
画像ファイル60の生成は、例えば以下のように行われる。先ず、デジタルスチルカメラ1の機能選択スイッチ7が撮像モードにセットされる。次に、ユーザにより撮像画面が決定されシャッターボタン5が押下されて画像が撮像される。このとき、撮像時のデータ
として画像生成履歴情報61が生成される。また、撮像された画像は、画像取得回路30から取得されて制御回路20に送られて、制御回路20から画像処理回路26に送られる。そして、画像処理回路26にて画像は本画像データ64に変換され、更に本画像データ64はサムネイル画像データ63に加工される。そして、本画像データ64とサムネイル画像データ63とを含む画像データ62は、上記の画像生成履歴情報61と共にメモリカード31に記憶される。
その後、ユーザによりマイク17に音声が入力されて、選択/決定ボタン9が押下されると、音声を基に前記検索キー65が生成されてメモリカード31に記憶される。こうして、画像生成履歴情報61と画像データ62と検索キー65とを有する画像ファイル60が生成される。なお、画像データ62に検索キー65を付与するときは画像の撮像時に限定されず、撮像した画像を表示画面12に再生する際に行ってもよい。その場合、機能選択スイッチ7を再生モードにセットして、撮像した画像を表示画面12に表示させながらマイク17に音声を入力して選択/決定ボタン9を押下する。すると、マイク17に入力した音声は音声データに変換されて、表示画面12に表示させた画像(画像データ62)に関連する検索キー65として記憶される。また、このように画像の再生時に音声入力を行うことにより検索キー65の書き換えを行うことが可能である。このため、画像の撮像時に検索キー65を誤って入力した場合に、画像を再生させて検索キー65をし直すことができる。
上述したように、撮像された画像はすべて画像ファイル60とされてメモリカード31に記憶される。そして、メモリカード31に記憶された複数の画像ファイル60の中から、特定の検索キー65に対応する画像のみを抽出して表示画面12に表示させることできる。このとき、CPU21は、メモリカード31に記憶された複数の画像ファイル60の中から前記検索キー65を有する画像ファイル60を検索し、その画像ファイル60が有する画像データ62を表示させる。
検索キー65に対応する画像を表示画面12に表示させる作業は以下のように行われる。先ず、デジタルスチルカメラ1の機能選択スイッチ7が画像検索モードにセットされる。そして、マイク17にユーザにより所望の画像に関連する音声が入力される。その音声は、図4に示す音声入力部32により電気信号に変換されて制御回路20に出力され、制御回路20にて音声データ(検索データ)に変換される。そして、CPU21は、その音声データに略一致する検索キー65を検索し、検索された検索キー65に対応する画像データ62をメモリカード31から読み出して表示画面12に画像を表示する。
図1は、デジタルスチルカメラ1による撮像時に撮像した画像に検索キー65を付与する処理と、メモリカード31に記憶された複数の画像ファイル60の中から特定の検索キー65に対応する画像のみを検索し(画像検索処理)、検索結果を表示画面12に表示する処理内容を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理用のプログラムデータはROM22に記憶されている。また、ROM22には、画像表示の際に画像に対応付けて検索キー65のテキストTXを表示する画面テンプレートのデータ、この画面テンプレートに検索結果の表示として組み込むために用意された文字情報、例えば「人物」、「風景」等のテキストデータが記憶されている。
また、ユーザは画像を表示させる際にシングル表示かマルチ表示か選択することができる。シングル表示が選択されている場合は、図6(a)に示すように、CPU21はメモリカード31から画像データ62の本画像データ64を読出すと共にROM22に記憶されているテンプレートを読出し、テンプレートを用いて画像Gと検索キー65のテキストTX(例えば「人物」)とを対応する位置関係に割付ける。マルチ表示が選択されている場合は、図6(b)に示すように、CPU21はメモリカード31から画像データ62の
サムネイル画像データ63を読出すと共にROM22に記憶されているテンプレートを読出し、テンプレートを用いて画像Gと検索キー65のテキストTX(例えば「人物」)とを対応する位置関係に割付ける。
なお、デフォルト設定では画像はシングルで表示される。画像をマルチ画像で確認したい場合は、選択/決定ボタン9を押下する。すると、液晶ディスプレイ28上に画像表示切替モードが表示される。方向ボタン11で画像をシングルであるかマルチであるかを選択し、選択/決定ボタン9で決定する。画像表示がシングルモードである場合は、方向ボタン11を押下することにより、表示される画像が一枚ずつ切替わる。一方、画像表示がマルチモードである場合は、方向ボタン11で液晶ディスプレイ28内に表示されている画像を選択し、表示されている最初の画像もしくは最後の画像より次に進ませることができる方向に方向ボタン11を操作すると、次のマルチ画像が表示される。
一方、図7は図1に示す処理により画像の検索を行った後に、更に画像が印刷に適した画質であるかどうかを画像解析して判定し(画像解析処理)、判定結果をグループ化して表示画面12に表示する処理内容を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理用のプログラムデータはROM22に記憶されている。また、ROM22には、画像表示の際に画像に対応付けて解析結果を表示する画面テンプレートのデータ、この画面テンプレートに解析結果の表示として組み込むために用意された文字情報、例えば「OK」、「NG」等のテキストデータが記憶されている。
本実施形態では、図1に示す処理によりメモリカード31に記憶された画像ファイル60の中から所望の検索キー65に対応する画像ファイル60を検索した後、その画像ファイル60に含まれる画像データ62(本画像データ64)の画像解析を行う。画像解析処理では、画像のピンぼけ、単一色及び手振れであるかどうかを解析する。そして、その画像解析の結果から印刷に適した画質であるかどうかを判定した判定結果を、判定結果毎にグループ化して表示画面12に表示する。このように、本実施形態では、ユーザに所望の画像と共に、所望の画像の画質の印刷の適否とが通知される。
判定結果を表示するとき、シングル表示が選択されている場合は、図8(a)に示すように、例えば画像が印刷に適した画像であれば表示画面12には画像Gが表示されると共に、画面下側に印刷に適する画質である旨を示す例えば「OK」という判定結果のテキストTXが表示される。もちろん、例えば画像がピンぼけ、単一色あるいは手振れに該当するものであるなら、表示画面12には画像Gが表示されるとともに、画面下側に印刷に適さない画質である旨を示す例えば「NG」という判定結果のテキストTXが表示される。もちろん、判定表示は「NG」に替え、画像解析から判定された「ピンぼけ」、「単一色」あるいは「手振れ」などの判定内容を文字情報で表示させるものでもよい。その場合は、印刷に適さない画像の中でもどのように適さないのかを判定する。
マルチ表示が選択されている場合は、図8(b)に示すように、印刷に適する複数の画像Gがグループ化して表示されると共に、その下側に印刷に適する画像である旨を示す例えば「OK」という判定結果のテキストTXが表示される。もちろん、例えば表示画面12に印刷に適さない複数の画像がグループ化して表示される場合は、その下側に印刷に適さない画質である旨を示す例えば「NG」という判定結果のテキストTXが表示される。また、シングル表示の場合と同様に、判定表示は「NG」に替え、画像解析から判定された「ピンぼけ」、「単一色」あるいは「手振れ」などの判定内容を文字情報で表示させるものでもよい。
上述したように表示された画像の検索結果及び判定結果を参照し、ユーザはその画像を印刷するかどうかを決定することができる。なお、プリンタ201に複数の画像を印刷さ
せるべく送信操作したときにもその送信に先立ちこのフローチャートと同様の処理が行われ、印刷に適さない画質である画像データ62を含むと判定された場合は、ユーザに印刷してよいか表示画面12に判定情報を示して警告をする。
判定結果を表示する画面においては、さらに印刷するか否かをボタン操作で指示することをユーザに促すテキストを表示する。例えば「印刷を実行しますか?」が表示される。ユーザは、印刷実行する場合は選択/決定ボタン9を押下し、印刷実行しない場合は戻りボタン10を押下する。
その後、印刷を実行する。即ち、選択された画像データをプリンタ201に送信する。この結果、プリンタ201は、この画像データを受信すると、この画像データに所定処理を施して印刷データに変換するとともに、この印刷データに基づき印刷機構を駆動制御することにより、デジタルスチルカメラ1から受信した画像データに基づく画像を用紙に印刷する。
ところで、本実施形態のデジタルスチルカメラ1は、プリンタ201にインデックス印刷を指令するときにその印刷の対象とされている複数の画像ファイル60に対し検索キー65の検索を行い、その検索結果を画像に対応付けて印刷させる機能を備えている。このインデックス印刷は、図1に示すフローチャートの処理の後に行ってもよいし、図7に示すフローチャートの処理の後に行ってもよい。
インデックス印刷を指定して送信操作したときは、図1に示すフローチャートの処理が実行され、その検索結果は画像データ62とともにプリンタ201に送信される。このとき、レイアウト情報も一緒に送信されるようにしており、プリンタ201は、図9(a)に示すように、用紙Pにはインデックス印刷のレイアウトに検索キー65により抽出した複数の画像Gを割り付けて印刷すると共に、その検索キー65に対応する画像Gの先頭の上側に例えば「人物」という検索キー65のテキストTXを印刷する。もちろん、検索キー65の表示は「人物」に替え、画像の撮像時にマイク17に入力された音声なら何であってもよく、例えば日付や行事(「運動会」など)等であってもよい。
また、図9(b)のように画像検索結果のテキストデータのみを打ち出すことも可能である。モードを切り替えることで、同図のように用紙Pに検索結果の分類GPと書誌的情報Kのみを出力することができる。画像を分類GP毎に配列して一覧表形式とし、画像ファイル60の画像生成履歴情報61(図5参照)の情報を読み込んで書誌的情報Kを作成し、これらのデータをプリンタ201に送信する。図9(a)のインデックス印刷に比べて印刷の処理が簡便化され、結果を迅速に知りたいときにこの機能を使用する。書誌的情報Kの中には写真番号PNがあるので、指定した検索キー65に対応する画像はその写真番号からすぐに知ることができる。
同様に、図7に示すフローチャートの処理の後にインデックス印刷を行うことができる。この場合、インデックス印刷を指定して送信操作すると、図7に示すフローチャートの処理が実行され、その判定情報データは画像データとともにプリンタ201に送信される。このとき、レイアウト情報も一緒に送信されるようにしており、プリンタ201は、図10(a)に示すように、用紙Pにはインデックス印刷のレイアウトに複数の画像Gを割り付けて印刷するとともに各画像Gに対応付けるようにその先頭位置に例えば「NG」という判定情報のテキストTXを印刷する。もちろん、判定表示は「NG」に替え、画像解析から判定された「ピンぼけ」、「単一色」あるいは「手振れ」などの判定内容を文字情報で表示させるものでもよい。
また、図10(b)のように画像判定結果のテキストデータのみを打ち出すことも可能
である。モードを切り替えることで、同図のように用紙Pに判定結果の分類GPと書誌的情報Kのみを出力することができる。画像を分類GP毎に配列して一覧表形式とし、画像ファイル60の画像生成履歴情報61(図5参照)の情報を読み込んで書誌的情報Kを作成し、これらのデータをプリンタ201に送信する。図10(a)のインデックス印刷に比べて印刷の処理が簡便化され、結果を迅速に知りたいときにこの機能を使用する。書誌的情報Kの中には写真番号PNがあるので、印刷に適さない画像はその写真番号からすぐに知ることができる。
デジタルスチルカメラ1の液晶ディスプレイ28の表示画面12においても、画像の検索結果や画像解析の判定結果は確認が可能であるが、全画像を一旦インデックス印刷してみて、画像の確認、印刷に適さない画像の有無、又はどの画像が印刷に適さないのかを確認したい場合には、一旦プリントアウトする。デジタルスチルカメラ1でかなりの枚数の画像を確認したい場合などにおいては、液晶ディスプレイ28を長時間使用しなければならず、デジタルスチルカメラ1のバッテリーをかなり消費してしまう。このような場合、一旦プリントアウトさせることにより、画像の確認及びバッテリーの節約ができる。
デジタルスチルカメラ1から画像データをプリンタ201に送信して画像を印刷させる際、画像データの送信に先だってユーザにより画像が選択される。ユーザによる画像の選択は、検索キー65に対応する画像が検索され、更に検索された画像が印刷に適した画質かどうか判定されて、検索結果及び判定結果がユーザに通知されて行われる。
先ず、選択/決定ボタン9を押下すると液晶ディスプレイ28に各種コマンドが表示される。表示された各コマンドの中から画像検索コマンドを方向ボタン11で選択して選択/決定ボタン9を押下する。その後、マイク17に所望の画像を識別するための識別情報として音声を入力する。すると、入力した音声に対応する画像が検索されて表示画面12に表示される。更に、選択/決定ボタン9を押下して液晶ディスプレイ28に各種コマンドを表示させ、表示された各コマンドの中から画像解析コマンドを方向ボタン11で選択して選択/決定ボタン9を押下する。すると、上記の画像検索により検索された画像の解析処理が行われて画像が印刷に適した画像かどうか判定されて、その判定結果が表示画面12に表示される。ユーザは、表示画面12に表示された画像の中から、画像を印刷するデータとして選択することができる。
デジタルスチルカメラ1内でこの操作選択の流れを説明すると、まず画像検索モードとされると、入力された音声が電気信号に変換されて音声入力部32から制御回路20に出力される。そして、制御回路20にてこの電気信号が音声データ(検索データ)に変換されて、この音声データに略一致する検索キー65を有する画像ファイル60の画像データ62がメモリカード31から読み出されて制御回路20内のRAM23に一時保存される。次に画像データ62はRAM23から液晶ディスプレイ28に送信され画像が表示される。
次に画像解析モードが選択されると、上述したようにRAM23に一時保存された画像データ62の本画像データ64の画像解析処理が行われ、画質が印刷に適した画像かどうか判定されて、その判定結果がRAM23に一時保存される。次に画像データ62はRAM23から液晶ディスプレイ28に送信され画像が表示される。
そして、シングル画像表示の場合は印刷させたい画像が表示されたら、印刷を実行させるべく選択/決定ボタン9を押下する。マルチ画像表示の場合は方向ボタン11で、印刷させたい画像を選択し、選択/決定ボタン9を押下する。すると、選択された画像データがプリンタ201に送信され、印刷操作が行われる。
以下、CPU21がプログラムを実行することで行われる処理を、図1及び図7に従って説明する。
まず、図1に示すフローチャートの説明をする。
ステップ(以下、単にSとする。)S110では、デジタルスチルカメラ1が撮像する状態にあるか、即ち、デジタルスチルカメラ1において機能選択スイッチ7が撮像モードとなっているかどうかを判断する。撮像モードとなっていれば、デジタルスチルカメラ1は撮像する状態にあるためS120に進み、そうでなければS140に進む。
S120では画像が撮像される。撮像された画像は、画像処理回路26により画像データ62に変換されてメモリカード31に記憶される。詳述すると、本画像データ64から解像度の低いサムネイル画像データ63が生成され、本画像データ64とサムネイル画像データ63とを備えて画像データ62が生成される。また、画像の撮像時には撮像時のデータ情報を有する画像生成履歴情報61が生成されている(生成ステップ)。つまり、画像の撮像時に、本画像データ64とサムネイル画像データ63とを有する画像データ62、及び画像データ62に関連付けられた画像生成履歴情報61がメモリカード31に記憶される。
次に、S130にて音声データが入力される。このとき、ユーザにより入力された音声は制御回路20にて音声データ、即ち検索キー(識別情報)65に変換される。そして、音声データ(検索キー65)はS120においてメモリカード31に記憶された本画像データ62に関連付けて記憶される(識別情報関連付けステップ)。こうして、1回の撮像毎に、画像生成履歴情報61と画像データ62と検索キー65とを有する画像ファイル60が生成される(図5参照)。
その後、再びS110にて撮像するかどうかを判断する。S110からS130までの流れは、S110にて撮像しないと判断するまで繰り返される。即ち、機能選択スイッチ7が撮像モードである限りは繰り返される。S110にて撮像しないと判断すれば、S140に進み、画像に所定の作業(印刷など)を行うための画像の選択がユーザにより行われる。
まず、S140にてユーザにより検索する画像に対応する音声が入力される(検索情報入力ステップ)。このとき、マイク17に入力された音声は、制御回路20により音声データに変換される。
そして、S150にて音声データを検索データ(検索情報)として、メモリカード31に記憶された複数の画像ファイル60の中から検索データと略一致するWAVファイル(検索キー65)が検索され、WAVファイル(検索キー65)にリンクする画像ファイル60が制御回路20のRAM23に一時保存される(検索ステップ)。
その後、S160にてRAM23に保存された画像ファイル60の画像データ62が表示画面12に表示される(通知ステップ)。このとき、表示画面12に画像をシングル表示(本画像データ64を表示)してもマルチ表示(サムネイル画像データ63を表示)してもよい。
上述した処理により、メモリカード31に記憶された膨大な数量の画像ファイル60の中から所望の検索キー65に対応する画像のみを表示画面12に表示させることができる。
次に、図7に示すフローチャートの説明をする。
S210では、すべての画像ファイルが解析されたかを判断する。即ち、RAM23に一時保存されている図1に示す処理において検索された画像データがすべて解析されたかを判断する。すべての画像データが解析されていなければS220に進み、解析されていればS260に進む。
S220では画像解析処理を行う。具体的には、CPU21は、RAM23に記憶されている画像データ62の本画像データ64を取り出して、その取得した本画像データ64に対し画像処理を施して画質の程度を解析する(判定ステップ)。この画像解析処理では、ピンぼけ、単一色、手振れなどの画質を判断できる解析内容となっている。なお、画像解析の方法の詳細については後述する。
S230では、S220で判定した画像をグループ化する。このとき、画像は図1に示す処理により検索キー65毎に分類された上で、更に判定結果毎に分類される。
その後、S240にて判定結果をグループ化して表示画面12に表示する(通知ステップ)。CPU21は、印刷に適すると判定した判定結果の画像を、ROM22内に記憶されているテンプレートを読出し、検索キー65に対応するテキストTX(例えば「OK」)と共に表示する。
次に、画像解析処理について説明する。この画像解析処理は、図7のフローチャートにおけるS220の処理に相当し、CPU21が実行する。画像解析処理には、シャープネス特性に基づく画像解析方法、明るさ特性に基づく画像解析方法、手振れ特性に基づく画像解析方法がある。以下、これらの画像解析方法を順番に説明する。
図11〜図16を用いて、シャープネス特性に基づく画像解析方法の説明を行う。
図11は、出力対象判定処理を説明する説明図である。図11(a)に示す画像101は、中央に人物が写り、背景に木が写っている画像である。図11(b)に示す画像102は、被写体が同図(a)と同じであるが、被写体の輪郭が不明確になっている。このような輪郭が不明確な画像データは、画像データ生成時にピントがずれた場合や、手振れが起こった場合に生成される可能性が高い。本実施例の画像判定処理においては、CPU21は画像101のような被写体の輪郭がはっきりしたシャープな画像を出力範囲として選択し、画像102のような被写体の輪郭が不明確なシャープでない画像を出力対象から除外する。このような判定を実行するためにCPU21は画像データを解析し、画質パラメータ値としての画像のシャープネスに関する特性を示す値を、エッジ量(後述する)を用いて決定し、この特性値に基づいて判定を行う。
画像のシャープネスに関する特性値として、画像内の各画素位置におけるエッジ量の平均値を用いることができる。エッジ量は、その画素位置における輝度値の変化の大きさを示すパラメータである。ある画素位置におけるエッジ量としては、その画素位置の近傍における各画素の輝度値の差分を用いることができる。このような差分の計算方法としては、様々な計算方法を用いることができ、例えばPrewittオペレータを用いることができる。
図12に示すように、複数の画素がX軸方向と、それと直行するY軸方向とに沿って配置され、さらに、P(i,j)が、X軸に沿ってi番目、Y軸に沿ってj番目の画素の輝度値を表すとする。この場合、Prewittオペレータによる、画素位置(i,j)におけるエッジ量E(i,j)の演算式は、以下に示す演算式で表される。
Δfx={P(i+i,j+1)−P(i−1,j+1)}
+{P(i+i,j )−P(i−1,j )}
+{P(i+i,j−1)−P(i−1,j−1)}
Δfy={P(i−i,j−1)−P(i−1,j+1)}
+{P(i ,j−1)−P(i ,j+1)}
+{P(i+i,j−1)−P(i+1,j+1)}
E(i,j)=√(Δfx2+Δfy2
画像データが、輝度値をパラメータとして含まない色空間で表現されている場合、例えば、RGB色空間を用いて表現されている場合には、輝度値をパラメータとして含む色空間、例えばHSL色空間やYCbCr色空間等に変換することによって、各画素位置における輝度値を取得することができる。
図11(c)は、この実施例の出力対象判定処理を示している。この実施形態では、上述の演算式を用いて得られる平均エッジ量Eaveが所定のしきい値以上であるか否かを判断する(S1010)。平均エッジ量Eaveが所定のしきい値以上の画像データが出力対象として選択される(S1020)。平均エッジ量Eaveがしきい値未満の画像データは出力対象から除外される(S1030)。輪郭のはっきりしたシャープな画像においては、エッジ量の大きい画素が多くなる傾向がある。一方、輪郭の不明確な画像においては、エッジ量の小さい画素が多くなる傾向がある。即ち、シャープな画像においては、平均エッジ量Eaveが大きくなり、不明確な画像では平均エッジ量Eaveが小さくなる傾向がある。よって、平均エッジ量Eaveがしきい値以上の画像を出力対象として選択することで、不明確な画像を出力対象から除くことができる。このような所定のしきい値としては、画像の出力結果の感応評価に基づいて決めた値を用いることができる。例えば、輝度値の取りうる範囲が「0〜255」である場合に「20」を所定のしきい値としても良い。なお、この実施例では、画像生成履歴情報61を利用しておらず、本画像データ64のみを解析することによって画質パラメータ値(この例では平均エッジ量)を決定している。
図13は、平均エッジ量の計算に用いる重みWの分布を説明する説明図である。図13(b)は、図13(a)の画像IMG中の直線B−B上の重みWの分布を(X方向の重み分布)を示す説明図であり、図13(c)は、図13(a)の画像IMG中の直線C−C上の重み分布(Y方向の重み分布)を示す説明図である。この例では、図13の示すように、画像IMGの中心に近い画素ほど重みが大きくなるような重みWの分布を用いてエッジ量の重み付き平均値を計算し、この重み付き平均値を用いて出力対象判定処理を実行している。
図14は、別の出力対象判定処理を説明する説明図である。図14(a)に示す画像103と図14(b)に示す画像104との2つの画像は、人物を写した画像であり、中央に人物が写り、背景に木が写っている。また、画像中の十字マークは、これらの画像の中心を意味している。画像104では、中央に写った人物の輪郭が不明確に写り、背景の木がシャープに写っている。画像104のような画像データは、例えば画像データ生成時に、ピントが人物ではなく背景に合ってしまった場合に生成される。
画像103と画像104のそれぞれの下には、図14(b)に示された、重みWのX方向の分布が記されている。なお、Y方向の分布は図示を省略している。このような重みWを用いて得られる重み付き平均エッジ量は、画像103のように、画像の中央に位置する被写体がシャープな画像では大きくなり、画像104のように、画像の中央に位置する被写体の輪郭が不明確な画像では小さくなる。
図14(c)は、この例の出力対象判定処理を示している。この例では、重み付き平均エッジ量EWaveが所定のしきい値以上であるか否かを判断する(S1110)。重み付き平均エッジ量EWaveが所定のしきい値以上の画像データが出力対象として選択される(S1120)。重み付き平均エッジ量EWaveがしきい値未満の画像データは出
力対象から除外される(S1130)。画像データを生成する場合には、所望の被写体を画像中心に配置する場合が多い。そのため、この例では、画像中心に近い被写体がシャープに写った画像データ、例えば、所望の被写体にピントの合った画像データを出力対象として選択し、画像中心に近い被写体がぼやけて写った画像データ、例えば、ピントのずれた画像データを出力対象から除くことができる。
上記のように、重み分布を画像全体の中心に分布させるのではなく、被写体中心に持たせてエッジ量を計算する方法も考えられる。例えば、画像103あるいは画像104での被写体を人物にセットすると、人物を中心に重み分布を持たせる領域を決定し、その領域内の中心に重み分布を持たせる方法である。
さらに、上記被写体中心の重み分布で計算した平均エッジ量と、画像全体の平均エッジ量を比較することにより、画像選択判断を行う方法も考えられる。即ち、画像全体の平均エッジ量をしきい値として、被写体中心の平均エッジ量と比較することにより、画像の選択を行う。
図15は、画像の明るさ特性に基づく出力対象判定処理を説明する説明図である。図15(a)〜(c)に示した3つの画像105〜画像107は、人物を写した画像である。これら3つの画像は、互いにその明るさが異なる。画像105は明るさが高である画像を示している。画像106は明るさが適正である画像を、画像107は明るさが低である画像を示している。明るさが高である画像105においては、各画素における輝度値が高くなる傾向があるため、その平均輝度値が大きくなる。明るさが低である画像107においては、各画素における平均輝度値が低くなる傾向があるため、その平均輝度値は小さくなる。画像データを生成する際には、画像生成装置が受ける光量が適正量となるように露出が調整される。露出が適正値からずれた場合、例えば,適正値よりも大きくなった場合には、画像生成装置が受ける光量が適正量よりも多くない、画像105のような明るい画像データが生成される。一方、露出が適正値よりも小さくなった場合には、画像生成装置が受ける光量が適正量よりも少なくなり、画像107のような暗い画像データが生成される。
図15(d)は、この例の出力対象判定処理を示している。この例では、平均輝度値Baveが、画像の明るさに関する特性値として用いられる。平均輝度値Baveが所定の適正範囲(この例では、下限値Bth1以上で上限値Bth2未満)にあるか否かを判断する(S1210)。平均輝度値Baveが適正範囲にある画像データが出力対象として選択される(S1220)。平均輝度値Baveが適正範囲外にある画像データは出力対象から除かれる(S1230)。こうすることで、明るすぎる画像データや暗すぎる画像データ、例えば、画像生成時において露出が適正に設定されなかった画像データを出力対象から除くことができる。このような適正範囲としては、画像出力結果の感応評価に基づいて決めた範囲を用いることができる。例えば輝度値の取りうる範囲が「0〜255」である場合に、「50以上200未満」を所定の適正範囲としても良い。なお、この例では、画像生成履歴情報を利用してはおらず、画像データのみを解析することによって画質パラメータ値(この例では平均輝度値)を決定している。
平均輝度値としては、上述の各実施例における重み付き平均エッジ量の計算と同様に、より適正な明るさにしたい領域の重みが大きい重み分布を用いて計算する、重み付き平均輝度値を用いることもできる。こうすることで、所望の領域の明るさをより重視した判定を実行することもできる。なお、画像生成履歴情報に含まれる被写体位置情報の両方を解析することによって画質パラメータ値(この例では平均輝度値)を決定することになる。
輝度値をパラメータとして画像の選択判断する方法として、次のようなことも考えられ
る。
輝度値が最大値若しくは最小値のものをクリッピング画素という。明るさが高である画像においては、各画素の輝度値が高くなるため、輝度値がその取り得る範囲の最大値である画素の割合が大きくなる傾向がある。一方、明るさが低である画像においては、各画素の輝度値が小さくなるため、輝度値がその取り得る範囲の最小値である画素の割合が大きくなる傾向がある。即ち、画像データ生成時における露出が適正値よりも大きい場合には輝度値が最大値であるクリッピング画素が多い画像データが生成されやすく、小さい場合には輝度値が最小値であるクリッピング画素が多い画像データが生成されやすい。
全体の画素数に対するクリッピング画素数の割合を、明るさに関する特性値ととすると、クリッピング画素割合が所定のしきい値以下の画像データが出力対象として選択され、そうでないものは除外される。こうすることで、明るすぎる画像データや暗すぎる画像データを出力範囲から除くことができる。
しきい値としては、画像の出力結果の感応評価に基づいて決めた値を用いることができる。例えば、全画素数の10%をしきい値として判断してもよい。なお、輝度値が最大値であるクリッピング画素の割合と、輝度値が最小値であるクリッピング画素の割合とは、それぞれ別に評価してもよく、さらに、それぞれの割合の大きさを判断するためのしきい値を、それぞれ異なる値としてもよい。こうすることで、輝度値が最大値である画素が画質に与える影響と、輝度値が最小値である画素が画質に与える影響との違いを考慮した出力対象判定処理を実行することができる。また、クリッピング画素の割合の代わりに、クリッピング画素の数を画像の明るさに関する特性値として用いてもよい。こうすることで、画像の大きさによらない出力対象判定処理を行うことができる。
図16は手振れ特性に基づく画像解析を説明する説明図である。図16(a)、(b)に示す2つの画像108と画像109は、人物を写した画像である。これら2つの画像の差異は、画像108は画像生成時に画像生成装置が光を受けた時間が比較的短く、画像109は光を受けた時間が比較的長い点である。また、画像108においては、人物がシャープに写っており、一方、画像109においては、人物が不明確に写っている。画像生成装置が光を受けている最中に画像生成装置の向きが変わると、画像内における被写体の位置が変わってしまうため、得られる画像が不明確な画像となってしまう。このような不明確な画像は、画像生成装置が光を受けた時間が長いほど生じやすい。そのため、光を受けた時間が長いほど、画像109のような手振れによる不明確な画像が生成されやすくなる。
図16(c)は、この例の出力判定処理を示している。この例では、画像生成装置が光を受けた時間Etが手振れに関する特性値として用いられる。光を受けた時間Ethは、画像生成履歴情報40で含んでいる露出情報、または、シャッタースピードの情報パラメータ値を用いて取得することができる。光を受けた時間Ethが所定のしきい値以下であるか否かを判断する(S1310)。光を受けた時間Ethが所定のしきい値以下の画像データは、出力対象として選択される(S1320)。光を受けた時間Ethが所定のしきい値より大きい画像データは出力対象から除外される(S1330)。光を受けた時間Ethが長いほど、手振れによる不明確な画像が生成されやすくなる。よって、光を受けた時間Ethが所定のしきい値より大きい画像データを出力対象から除くことによって、手振れによって不明確な画像を出力することを抑制することができる。このような所定のしきい値としては、画像の出力結果の感応評価に基づいて決めた値を用いることができる。例えば、1/15秒を所定のしきい値としても良い。なお、この実施例では、画像データを使用しておらず、画像生成履歴情報のみを解析することによって画質パラメータ値(この例では光を受けた時間)を決定している。
以上のように構成されるデジタルスチルカメラ1から画像を印刷するときは次のように行われる。ユーザは、まず、デジタルスチルカメラ1の機能選択スイッチ7を操作し、画像検索モードにセットする。
次に電源ボタン8を押下する。そして、ユーザは所望の画像に対応する検索キーを音声にてマイク17に入力する。すると、液晶ディスプレイ28の表示画面12に検索キー65に該当する画像が検索キー65の文字と共に表示される。次に、方向ボタン11を操作すると、方向ボタン11の操作に合わせて表示画面12中の画像が切り替わる。その画像を確認しながら、所望の画像を選択する(画像データ選択ステップ)。選択する画像が表示されたら、選択/決定ボタン9を押下する。すると、選択された画像がRAM23に一時保存される。このように、ユーザは、所望の検索キー65に対応する画像の中から画像を選択することができる。
更に、選択した画像が印刷に適した画像か否かの判定を行うことができる。その場合、機能選択スイッチ7を画像解析モードに設定する。すると、ユーザにより検索キー65に対応する画像の中から選択された画像の解析が実行され、解析結果がグループ化して表示される。印刷に適した画像が表示されているときは、ユーザは方向ボタン11を操作して方向ボタン11の操作に合わせて表示画面12中の画像を切替る。そして、その画像を確認しながら、印刷したい画像を表示させて、印刷したい画像が表示されたら、選択/決定ボタン9を押下する(送信ステップ)。液晶ディスプレイ28には、例えば図8(a)のように画像及び画像判定結果が表示される。すると、その画像の印刷が実行される。
なお、表示装置90に画像を表示させるときも、送信操作そのものは同じで、この場合も、送信に先立ち画像検索及び画像判定が実行され、出力(表示)に適さない画像がある判定がなされたときに、表示画面12に画像と共に判定情報を表示させることでユーザに警告(確認)をする。この場合、多量の画像データを表示装置90に送信するのに時間を要するが、表示の必要のない無駄な画像データを送信しなくて済むので、送信時間を短縮できるうえ、画質の適した所望の画像のみを表示装置90に表示させることができる。
また、印刷に適さない画像の中でも、ユーザが印刷するか否かの判断を行い、選択した画像を印刷したい場合は、画像解析結果をグループ化して表示させる。そして、方向ボタン11を操作して方向ボタン11の操作に合わせて表示画面12中の画像を切替え、その画像を確認しながら、印刷したい画像が表示されたら、選択/決定ボタン9を押下する。すると、その画像の印刷が実行される。
以下、第1の実施形態の効果を記載する。
(1)本実施形態では、マイク17に音声入力して、撮像した画像に関連付けて検索キー65を付与する。そして、画像を選択する際に音声を入力して、その音声に対応する画像のみをデジタルスチルカメラ1に備えられている小さなモニタ(液晶ディスプレイ28)に表示させて所望の画像を選択することができる。このように、画像を選択する際に、大きな容量を有するメモリカード31に記憶された画像のうち、選択しようとする画像に関係のある画像のみを表示させて選択することができるため、効率よく所望の画像を選択することができる。
(2)ユーザは検索キー65に対応する画像の中から所望の画像を選択し、その画像のみを印刷実行することができる。このため、無駄な印刷を行わずに済むことにより、紙の消費を抑制でき、かつ印刷に要する時間を低減できる。
(3)マルチ画像表示や複数画像印刷(例えばインデックス印刷)時には、検索キー65に対応して抽出された画像は画像解析され、その画質が判定されて表示画面12に表示
される。このため、ユーザは検索キー65に対応する画像の中から、画像解析の判定結果を参照した上で画像を選択することができるため、所望の画像の選択を効率よく短時間で行うことができる。
(4)本実施形態では、検索キー65に対応して抽出された画像データ62(本画像データ64)を、更に画像解析することによって印刷に適した画像かどうかの判定を行っている。このように、画像データ62の分類を多段階にわたって行うことで、ユーザによる画像の選択を容易なものとすることができる。
(第2の実施形態)
次に第2実施形態を、図17及び図18を用いて説明する。なお、第2実施形態においての構成は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、第1実施形態と異なりデジタルスチルカメラ1による撮像時には検索キー65の入力が行われない。第2実施形態では、画像データ62の画像解析を行うことにより検索対象の画像を検索する。
まず、ユーザにより、画像ファイル60において、画像生成履歴情報61を解析するのか、画像データ62を解析するのかが選択される。これは、選択/決定ボタン9を押下して表示画面12に選択メニュー画面を表示させ、方向ボタン11により操作選択し、選択/決定ボタン9を押下することにより選択される。
そして、画像生成履歴情報61を解析すると選択された場合には、メモリカード31に記憶されている画像生成履歴情報61を構成する撮像日時等の情報が検索対象として入力される。検索対象は、例えば、検索対象入力手段としてのマイク17に音声を入力することで行うことができる。
また、画像データ62を解析すると選択された場合には、画像データ62を分類する検索対象が入力される。画像データ62を解析するためのプログラムは予めROM22に記憶されており、CPU21はこのプログラムに従って画像データ62を解析して入力された検索対象を検索する。この場合、例えば「人物」や「風景」などが検索対象として入力される。例えば検索対象が「人物」の場合は、目を認識することより被写体を人物と認識できるようにプログラムが組まれROM22に記憶されている。また、色や形状を識別するためのプログラムを組むことにより、種々の検索対象を検索することが可能である。なお、画像の解析は、画像データ62を構成するサムネイル画像データ63を解析しても本画像データ64を解析してもよい。
デジタルスチルカメラ1は次のように使用される。デジタルスチルカメラ1の機能選択スイッチ7が撮像モードにセットされて、ユーザにより被写体が撮像され画像毎に画像ファイル60が生成されメモリカード31に記憶されている。
まず、電源ボタン8を押下する。次にカメラの機能選択スイッチ7を操作し、画像検索モードに設定する。そして、選択/決定ボタン9を押下すると、画像生成履歴情報61の解析を行うのか画像データ62の解析を行うのかを選択する画面が液晶ディスプレイ28に表示される。ユーザは方向ボタン11及び選択/決定ボタン9を操作してどちらかを選択する。
そして、画像生成履歴情報61を解析するように選択された場合は、ユーザは撮像日時等を検索対象として入力する。すると、検索対象に該当する画像生成履歴情報61が検索されて、検索結果に対応する画像が液晶ディスプレイ28に表示される。このように、画
像ファイル60の画像生成履歴情報61に記憶された条件により画像を検索することができる。なお、一旦検索対象に該当する画像ファイル60を検索した後、各画像ファイル60に検索対象を検索キー65として付与することが可能である。そうすると、次回の画像検索のときは、検索キー65を検索することで画像ファイル60を検索することができ画像解析処理をする必要がない。その後、検索結果の画像の中から、ユーザは所望の画像を選択することが可能である。その場合、画像を表示画面12に表示させながら画像データ選択手段としての選択/決定ボタン9を押下して選択することができる。
一方、画像データ62を解析するように選択された場合は、ユーザは画像の被写体を識別するための識別情報を検索対象として入力する。そして、画像データ62が解析されて、検索対象に該当する被写体を有する画像データ62が検索されて、検索結果に対応する画像が液晶ディスプレイ28に表示される。このとき、予めROM22に記憶されたプログラムに従って画像データ62の解析が行われる。このように、撮像された被写体の解析により画像データ62を検索することができる。なお、一旦検索対象に該当する画像ファイル60を検索した後、各画像ファイル60に検索対象を検索キー65として付与することが可能である。そうすると、次回の画像検索のときは、検索キー65を検索することで画像ファイル60を検索することができ画像解析処理をする必要がない。その後、検索結果の画像の中から、ユーザは所望の画像を選択することが可能である。その場合、画像を表示画面12に表示させながら画像データ選択手段としての選択/決定ボタン9を押下して選択することができる。
図17は、本例の画像生成履歴情報61を解析する場合の画像検索処理を示すフローチャートである。
まずS310では、検索する検索対象のデータを入力する(検索情報入力ステップ)。即ち、図5に示す画像ファイル60において、画像生成履歴情報61に記憶されている撮像時の情報、例えば、撮像日時、カメラ名、焦点距離、絞り値、シャッタースピード、露出補正値、ホワイトバランス等の情報を入力する。
S320では、CPU21は、メモリカード31に記憶されている全ての画像ファイル60が解析されたかどうか判断する。全ての画像ファイル60が解析されていなければS330に進み、解析されていればS340に進む。
S330では、画像ファイル60を構成する画像生成履歴情報61をCPU21が解析する(解析ステップ)。具体的には、CPU21は、メモリカード31から画像ファイル60の画像生成履歴情報61を読み出して解析し、検索対象に該当する情報を含むものを検索する。このとき、画像ファイル60を構成する画像生成履歴情報61の解析のみが行われ、画像データ62の解析は行われない。S330における画像生成履歴情報61の解析は、メモリカード31に記憶された全ての画像ファイル60が解析されるまで行われる。
S340では、S330にて解析された画像生成履歴情報61の検索データに該当する情報を有する画像データ62が検索される。S350では、CPU21は、S340にて検索された検索結果に対応する画像を液晶ディスプレイ28の表示画面12に表示させる(通知ステップ)。ここで、本フローチャートは終了する。
図18は、本例の画像データ62を解析する場合の画像検索処理を示すフローチャートである。
まずS410では、メモリカード31に記憶された画像ファイル60が全て解析されたかどうかCPU21が判断する。全ての画像ファイル60が解析されていなければS420に進み、全ての画像ファイル60が解析されていればS430に進む。
S420にて画像ファイル60を構成する画像データ62をCPU21が解析する(解析ステップ)。なお、画像データ62を構成するサムネイル画像データ63と本画像データ64のどちらが解析されてもよい。S420における画像データ62の解析は、メモリカード31に記憶された全ての画像データ62が解析されるまで行われる。CPU21は画像データ62を解析しその解析結果により入力された検索対象の検索を行う。このとき、画像データ62は、ROM22に記憶されたプログラムに従って解析されて、画像の被写体が人物であるか、又は風景であるかなどが判定される。この検索対象の判定は、例えば、図14(a)に示すように画像中央の十字マークを基準に、十字マークを中心としてエッジ量がどのように現れるかによって判定される。即ち、表示画面の中でエッジがどのように現れているかによって、ある程度被写体を認知することができるように構成されている。
S430では、S420にて解析された画像データ62が検索対象毎にグループ化されてRAM23に一時保存される。なお、検索対象は予めユーザにより設定されている。そして、S440にて、画像データ62が検索対象毎に分類されて表示画面12に表示される(通知ステップ)。こうして本フローチャートの処理は終了する。
以下、第2実施形態の効果を記載する。
(1)検索対象のデータを入力し、メモリカード31に記憶された画像の中から、画像生成履歴情報61を解析して検索対象を検索することができる。即ち、メモリカード31に記憶された画像ファイル60の画像生成履歴情報61のみを解析して検索対象のデータに該当するものを検索し、検索対象に対応する画像を液晶ディスプレイ28に表示させることができる。このように、画像データ62の解析処理を行う必要がなく、画像生成履歴情報61のみの解析で画像を検索することができ、解析処理が簡易に行われる。また、検索データに該当する画像を表示させた上で画像の選択を行うことができ、メモリカード31に大量の画像データが記憶されていても、所定の条件の画像データの中から画像を選択することができる。
(2)メモリカード31に記憶された画像の中から、画像データ62を解析して検索対象を検索することができる。即ち、メモリカード31に記憶された画像ファイル60の画像データ62を解析して、予めROM22に記憶されたプログラムに従い画像データ62の被写体を解析する。そして、その解析結果により、画像データ62を検索対象項目毎にグループ化して液晶ディスプレイ28に表示させることができる。このため、画像の撮像時に検索キー65の入力を行うことなく画像データ62を分類することができる。そして、ユーザはその上で所望の画像を選択することができる。
(3)画像ファイル60の画像生成履歴情報61又は画像データ62を解析して、検索対象に該当する画像を検索し、検索された画像ファイル60にそのときの検索対象を検索キー65として付与するようにした。このため、画像の撮像時には画像ファイル60に検索キー65が入力されていなくても、一回画像解析することで検索キー65を付与することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3実施形態を図19〜図22を用いて説明する。
まず、プリンタ201の構成について説明する。なお、本実施形態において第1及び第2実施形態と同様の構成であるものには、同一の符号を付してその説明を省略する。
図21に本実施形態で使用するプリンタ201の斜視図を示す。図21において、プリンタ201は、インクジェット式プリンタであって、その本体202の背面側には自動給
紙装置203が装備され、自動給紙装置203は、シートフィーダ204及びロール紙支持部205を備えている。シートフィーダ204には、単票紙(図示せず)がセットされ、本体202内部に給紙される。また、ロール紙支持部205には、ロール紙P1がセットされ、本体202内部に給紙される。本体202の中央には、カバー206が設けられ、そのカバー206内には印刷手段として印刷機構が配設され、その印刷機構の作動により印刷された印刷媒体としての用紙P(単票紙又はロール紙)が前側下部の排紙口207から排出される。また、本体202の上面右側には、操作パネル208が設けられている。操作パネル208は操作部209及び表示画面210を備えている。本体202の右上側には表示装置211が設けられている。また、本体の202の前面右側下部にはスロット212が設けられ、このスロット212にメモリカード31を挿着することにより、メモリカード31から読み込んだ画像データ62に基づく画像を印刷できるようになっている。例えばデジタルスチルカメラ1で撮影した画像データ62が記憶されたメモリカード31をスロット212に挿し込んで画像を印刷する。なお、メモリカード31には、撮像された画像毎に、図5に示すように画像生成履歴情報61と画像データ62と検索キー65とを有する画像ファイル60が記憶されている。
図22にプリンタ201の電気構成ブロック図を示す。
プリンタ201には、検索部、解析部、通知部、出力部を構成するCPU231と、CPU231にバス232を介して接続されたROM233、RAM234、フラッシュメモリ(EEPROM)235、ASIC236とが搭載されている。ROM233にはCPU231により実行される制御プログラム、表示画面210にメニュー画面を表示するためのメニュー表示用データ等が記憶されている。
ここで、制御プログラムには、画像データ62を解析して操作パネル208から入力指定された検索対象を検索するプログラムが含まれる。また、制御プログラムには、図11〜図16に示した画像解析処理及び判定処理のためのプログラムが含まれる。また、このプリンタ201は、インデックス印刷時に画像に対応する位置に検索結果や判定結果を印刷する機能も備え、デジタルスチルカメラ1側に検索結果や判定結果を印刷させるデータを作成する機能がなくても、図9(a),(b)や図10(a),(b)に示す印刷を行うことができる。そのための画像テンプレート及び判定結果のテキストデータ(「人物」、「風景」や、「OK」、「NG」等)をフラッシュメモリ235に記憶している。
RAM234には、メモリカード31から読み込まれた画像データ62が印刷データに変換される印刷処理過程で生成される各種データが記憶される。さらにRAM234にはメモリカード31から読み出された画像データ62が一時記憶される。
CPU231は操作パネル208を制御するユーザインターフェース(UI)基板237と接続され、ROM233の制御プログラムを実行することでUI基板237を介して表示画面210の表示制御を行う。またCPU231は各種操作スイッチ、即ち電源スイッチSW1、印刷開始スイッチSW2、中止スイッチSW3、上スイッチSW4、下スイッチSW5、戻りスイッチSW6及び決定スイッチSW7等から入力する操作信号に基づく各種処理(印刷条件設定処理、印刷処理等)を実行する。例えば表示画面210のメニュー画面で各種操作スイッチSW4〜SW7を操作してメニュー項目やその下位項目を選択し確定することで、レイアウト、印刷枚数などの各種印刷条件を設定する。例えばプリセットされた複数枚の印刷画像は順番に表示装置211の画面211aにプレビュー表示させることができ、プレビュー画面で印刷画像を確認した後、印刷開始スイッチSW2が押されると、その設定された印刷条件情報に基づく印刷処理が実行される。また、表示画面210のメニュー画面で各種操作スイッチSW4〜SW7を操作して、画像を識別するための識別情報として、検索キー65に対応する検索データを入力することができる。上記ROM233に記憶されたプログラムに従って、この操作パネル208から入力された
検索キー65がメモリカード31の画像ファイル60の中から検索される。
ASIC236はCPU231からの制御信号および印刷データに基づき印刷制御を実行するもので、本例では画像処理部238と印刷制御部239とを備えている。画像処理部238は、メモリカード31の画像データ62を印刷処理する際、メモリカード31から読み込んだ画像データ62に対しRGBデータからCMYKデータへの変換処理を実行する。
一方、印刷制御部239は、プリンタ201がホストコンピュータ(PC)から受信した印刷データ、または画像処理部238によって画像データ62から変換された印刷データに基づき、キャリッジ制御およびヘッド制御(インク吐出制御)を実行する。印刷制御部239は、インクジェット式プリンタにおいてメカ機構(印刷機構)を駆動制御する処理回路であって、そのメカ機構を構成する記録ヘッド(例えば圧電式ヘッド)241、キャリッジモータ242、紙送りモータ243、ロール紙駆動モータ244等と電気的に接続されている。
プリンタ201は表示装置211の表示制御を司るモニタ制御部240を備え、モニタ制御部240は入力側がバス232に、出力側が表示装置211に接続されている。また、バス232にはインターフェイス(I/F)245を介して読取装置246が接続されている。
以上説明したように、プリンタ201において、スロット212にメモリカード31を挿着することで、メモリカード31に記憶された画像データを読み込むと共にその読み込んだ画像データ62に基づく画像を印刷することができる。その際、ユーザは、操作パネル208を操作することで所望の画像を検索するための検索データを入力指定し、その検索データに対応する画像のみを表示させた上で画像を選択してから印刷することができる。
次に、上記のプリンタ201とデジタルスチルカメラ1とを備えて構成される画像処理システムにおいて行われる画像処理について図19を参照して説明する。本例では、画像処理により画像が印刷に適した画像かどうか判断する場合について説明する。
第3実施形態においては、デジタルスチルカメラ1側には画像データ保存機能、画像表示機能及び画像選択機能が備えられている。一方、プリンタ201側には画像検索機能、画像解析機能及び印刷実行機能が備えられている。
まず、S510では、デジタルスチルカメラ1のCPU21は、メモリカード31内の画像データ62を読出し、RAM23に一時保存する。そして、そのデータを外部インターフェイス27を介してプリンタ201に送信する。
S510にてデジタルスチルカメラ1からプリンタ201に画像データ62が送信された後、プリンタ201側にてS520で画像データ62の画像解析をするかどうか判断する。なお、このとき画像解析されその画質を判定されるのは、画像データ62を構成する本画像データ64である。解析するのであれば、S530に進み、解析しないのであればS610まで進む。
S530では、デジタルスチルカメラ1から送信された画像データ62のすべてが解析されたかどうか判断する。すべての画像データ62を解析していればS550に進む。すべての画像データ62が解析されていなければ、S540に進み画像データ62が印刷に適さない画像かどうか判定する。このときの画像の判定結果は、RAM234に一時保存
される。その後、再びS530にてすべての画像データ62を解析したかどうか判断する。すべての画像データ62が解析されるまで、S530とS540が繰り返される。このS540における判定は、上記第1実施形態のS220における判定(図7参照)と同様に行われる。
そして、すべての画像データ62が解析され判定された後、S550にて解析した画像をグループ化する。このとき、CPU231により、画像は印刷に適した画像と適さない画像とに分類される。この処理は、ROM233に記憶されたプログラムに従って行われる。
その後、S560にてプリンタ201からデジタルスチルカメラ1に、判定結果毎に分類された画像データ62が送信される。この画像データ62がデジタルスチルカメラ1で受信されて、S570にて解析結果が表示される。S570では、送信されてきた画像データ62を液晶ディスプレイ28に表示する。そしてS580に進み、画像データ62がグループ化されて表示された状態で、ユーザにより画像を印刷するかどうか選択される。S580にて「印刷実行」が選択されていなければ、S600に進みその画像データ62は消去される。また、「印刷実行」が選択されていれば、S590に進み、その画像データ62について印刷実行指令がプリンタ201に送信される。ここで、デジタルスチルカメラ1側のフローチャートの処理は終了する。
そして、デジタルスチルカメラ1からの印刷実行指令により、S610にて印刷実行される。これにより、ユーザにより選択された画像が印刷実行される。ここで、プリンタ201側のフローチャートの処理が終了する。
以上説明したように、デジタルスチルカメラ1から画像データをプリンタ201に送信すると、プリンタ201は、その画像データを受信する。次に、その画像データ62を解析してその画質を判定し、判定情報データをデジタルスチルカメラ1に送信する。デジタルスチルカメラ1は、プリンタ201からの情報を受信する。そして、プリンタ201側で判定した結果を、デジタルスチルカメラ1の液晶ディスプレイ28に解析結果とともに表示する。解析結果を確認した上でユーザにより画像が選択されて、選択された画像の印刷実行指令をデジタルスチルカメラ1からプリンタ201に送信する。プリンタ201は印刷実行指令を受信し、その受信した情報に従ってプリントアウトする。
このように、デジタルスチルカメラ1側及びプリンタ201側に、画像解析、画像検索、画像選択、画像判定及び画像出力の機能を分担させることが可能となる。
上記のように構成された画像処理システムは次のように使用される。
デジタルスチルカメラ1の機能選択スイッチ7を画像確認モードにセットし、電源ボタン8を押下する。次に選択/決定ボタン9を押下し、画像送信を選択し決定する。すると、画像データ62はプリンタ201側に送信される。送信された画像データ62は、プリンタ201側で自動的に解析される。そして、送信された全ての画像データ62の解析が終了すると、画像データ62は判定結果毎にグルーピングされて、判定結果データとしてデジタルスチルカメラ1側に送信される。判定結果データが受信されると、液晶ディスプレイ28に判定結果とともに画像が表示される。その結果を基に、ユーザは印刷実行を行う画像を選択し、その画像データ62をプリンタに印刷実行指令として送信する。プリンタ201はその指令を受け取り印刷実行を行う。こうして所望の画像を印刷することができる。
以下、第3実施形態の効果を記載する。
(1)デジタルスチルカメラ1に画像解析及び画像判定の機能がなくても、プリンタ20
1側にその機能が備えてあり、プリンタ201側で画像処理を行い、画像解析による判定結果毎に分類した画像データ62を、デジタルスチルカメラ1側に通知することができる。このため、ユーザはデジタルスチルカメラ1側で画像を印刷するかどうかの選択をすることができる。
(2)画像処理手段がデジタルスチルカメラ1とプリンタ201とに分散されている場合でも、両装置間に通信可能に接続することにより、一連の画像処理を一つの装置に集約しなくても行うことができる。よって、1つの装置に多機能を集約する構成に比べ、例えばデジタルスチルカメラ1又はプリンタ201のコストを安価に抑えることができる。
(3)本実地形態の画像処理システムにおいては、印刷の前に画像解析を行うか否かを選択することができるようにした。画像解析処理は負荷が大きいため、必要のないときは画像解析しないようにすることで、印刷処理を早く行うことができる。
実施の形態は上記に限定されず以下のように変更することができる。
○上記第1実施形態では、メモリカード31に記憶された画像ファイル60の中から検索キー65に対応する画像を検索した後、更に画像データ62(本画像データ64)が印刷に適した画像であるかどうかを判定するようにしたが、画像ファイル60の分類の方法はこれに何ら限定されない。即ち、画像ファイル60の検索をどのように行ってもよく、検索キー65に対応する画像ファイル60を検索した後、画像生成履歴情報61に記憶された情報により画像ファイル60を検索してもよい。ユーザの画像の選択時の目的により、画像の検索の方法を選択すればよい。
○上記第1実施形態では、検索キー65に対応する音声をマイク17に入力し、その音声を基に検索データを生成するものとしたが、検索キー65を検索するための検索データを入力する方法はこれに何ら限定されない。例えば、表示画面12を入力操作部とし、表示画面12を操作して画面上で検索キーを入力するようにしてもよい。
○上記第1実施形態では、検索キー65に対応する画像を検索し、更に、検索された画像の画質を判定して判定結果毎に分類して表示画面12に表示させるものとしたが、画像が印刷に適した画像か否かの判定結果を画像毎に表示するのみで分類しないようにしてもよい。つまり、判定結果の表示は、検索キー65に対応して表示された画面において、各画像Gの下方にそれぞれ表示されるものとしてもよい。
○上記第1実施形態では、画像が印刷に適した画像であるかどうかの判定を行い、その判定結果として印刷に適した画像も適していない画像もユーザに通知するようにしたが、どちらか一方のみを表示するようにしてもよい。即ち、印刷に適さない画像は選択対象外とし印刷に適した画像のみを表示画面12に表示させるようにしてもよい。又は、印刷に適さない画像のみを表示画面12に表示させ、その中から印刷する画像を選択するようにしてもよい。
○上記第2実施形態においては、デジタルスチルカメラ1による画像の撮像時に検索キー65の入力が行われず、画像検索時に検索対象の識別情報を入力して画像を解析しその識別情報に該当する画像を検索するようにした。しかし、第2実施形態においても、画像の撮像時に画像に関連付けて検索キー65を入力して、画像ファイルを解析することで検索キー65に該当する画像を検索するように構成してもよい。
○上記第3実施形態では、画像ファイル60の画像データ62が解析されることにより画像が判定され分類されるようにしたが、このときの画像データ62の分類はどのように行ってもよい。「人物」や「風景」等の分類に代えて、更に詳細に分類するようにしてもよい。その場合、ROM233にそのためのプログラムを記憶させておけばよい。
○上記第2実施形態では、画像データや、該画像データの画像生成履歴情報を解析する
ことによって、画像データを分類している。しかし、画像データと関連付けられた音声データを解析し、その解析結果に基づいて画像データを検索してもよい。
例えば、図23に示す表示画面12上に表示された選択画面12aでは、画像データと関連付けられた音声データ(例えばユーザによって入力されたデータ)に基づいて、画像データを検索するか否かを決められる構成になっている(選択項目)。また、例えば、図24に示す選択画面12bように、季節、場所、催しのいずれかを選択するようになっている(分類項目)。そして、場所が選択された場合は、画像データと関連付けられた音声データを解析し、場所の候補(例えば、ニューヨーク、ロサンゼルス等)を選択画面上にリストアップする。この場所の候補は、例えば、場所に対応する音声データの詳細を示す情報であり、場所に関する具体的な地名などである。
リストアップされた場所の候補から、表示、印刷したい場所を選択すると対象の画像データ群が一覧表示される。このあとさらに、季節や催しによって、画像データに関連付けられた音声データを検索し、リストアップされた画像データ又は情報群をさらに絞り込むようにしてもよい。従って、より細かな検索が簡単かつ効率よく行うことができる。
場所、催しが選択された場合も、季節の場合と同様に、対象の画像群を一覧表示することができる。また、常時音声データに基づいて画像データを検索する場合は、音声データに基づいて画像データを検索するか否かの決定を省略するようにしてもよい。また、常時選択する選択項目が設定されている場合は、選択する項目の決定処理を省略して、即座に表示、印刷指示を受けた画像群が一覧表示される構成にしてもよい。
○上記第1及び第3の実施形態において、図7のS220及び図19のステップ540
の判定ステップで、画像データが、例えば印刷(又は表示)に適さない画質と判断された場合、この画像データを周知の補正手法(例えば、レベル補正、トーンカーブ、色相、彩度など)を用いて補正する補正ステップを設けてもよい。例えば、画像データが印刷(又は表示)に適さない画質と判断された場合に、画像データの画質を自動的に補正してもよいし、印刷(又は表示)に適さない画質と判断された画像データを補正するか否かユーザに問い合わせてもよい。また、このとき、補正後の画像データを再度が画像解析して印刷(又は表示)に適した画質の画像データに補正されたか否かを判断するようにしてもよい。
従って、この場合、画質が印刷に適さない画像データでも、補正処理をすることによって印刷を可能にすることができる。また、補正した後の画像データを、再度画像解析して印刷に適しているか否かの判断をして印刷に適している画像データのみ印刷することができるようにしたので、取得した画像データを無駄にすることがなくなる。
○上記第2の実施形態で画像生成装置としてのカメラ1が行った処理を、第3に実施形態で説明した画像出力装置としてのプリンタ201で実行できるようにしてもよい。
第1の実施形態における画像検索処理のフローチャート。 画像処理システムの模式図。 デジタルスチルカメラを示す、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図。 デジタルスチルカメラの電気構成ブロック図。 画像データのデータ構造図。 画像検索結果の表示の一例を示すデジタルスチルカメラの表示画面の、(a)はシングル表示の説明図、(b)はマルチ表示の説明図。 画像解析処理のフローチャート。 画像検索結果の表示の一例を示すデジタルスチルカメラの、(a)はシングル表示の説明図、(b)はマルチ表示の説明図。 画像検索結果をインデックス印刷するときの、(a)は画像データを使用する場合の説明図、(b)はテキストデータを使用する場合の説明図。 画像解析結果をインデックス印刷するときの、(a)は画像データを使用する場合の説明図、(b)はテキストデータを使用する場合の説明図。 シャープネス特性に基づく画像解析方法を説明する(a)及び(b)は表示画面の一例の説明図、(c)は判定方法の説明図。 エッジ量の算出方法の説明図。 エッジ量に重み分布を説明する(a)は平面図、(b)及び(c)は(a)の側面図。 出力対象判定処理を説明する(a)及び(b)は説明図、(c)は判定方法の説明図。 画像の明るさ特性に基づく画像解析方法を説明する(a)〜(c)は説明図、(d)は判定方法の説明図。 画像の手ぶれ特性に基づく画像解析方法を説明する(a)及び(b)は説明図、(c)は判定方法の説明図。 第2実施形態における処理のフローチャート。 第2実施形態における処理のフローチャート。 第3実施形態の画像処理システムにおける画像処理のフローチャート。 画像処理システムを示す模式図。 プリンタの斜視図。 プリンタの電気構成ブロック図。 その他の検索方法を説明するための説明図。 その他の検索方法を説明するための説明図。
符号の説明
1…画像生成装置としてのデジタルスチルカメラ、2…本体、5…シャッターボタン、7…入力操作部を構成する機能選択スイッチ、8…電源ボタン、9…画像データ選択手段,検索キー入力手段,操作入力手段及び検索対象入力手段を構成する選択/決定ボタン、10…戻りボタン、11…入力操作部を構成する方向ボタン、12…通知手段及び画面としての表示画面、15…送信部を構成するPC/プリンタ接続用端子、17…検索キー入力手段及び音声入力手段としてのマイク、20…画像生成部、検索部、解析部、通知部を構成する制御回路、21…CPU、22…記録媒体を構成するROM、23…RAM、24…選択手段を構成する操作部、26…画像生成手段としての画像処理回路、27…送受信部を構成する外部インターフェイス、28…表示手段としての液晶ディスプレイ、29…撮像手段を構成する光学回路、30…撮像手段を構成する画像取得回路、31…メモリ媒体としてのメモリカード、61…画像生成履歴情報、62…画像データ、63…サムネイル画像データ、64…本画像データ、65…識別情報としての検索キー、90…画像出力装置としての表示装置、201…画像出力装置としてのプリンタ、P…用紙、209…識別情報指定手段及び選択手段を構成する操作部、210…通知手段を構成する表示画面、212…スロット、246…読取装置、231…検索部、解析部、通知部、出力部を構成するCPU、233…ROM、234…RAM、235…フラッシュメモリ、236…制御部を構成するASIC、238…画像処理部、239…印刷制御部、241…インターフェイス、241…印刷手段を構成する記録ヘッド、242…印刷手段を構成するキャリッジモータ、243…印刷手段を構成する紙送りモータ、244…印刷手段を構成するロール紙駆動モータ、G…画像、TX…検索結果,判定結果のテキスト。

Claims (32)

  1. 画像データを検索する画像検索方法において、
    検索情報を用いて、前記画像データを識別するための識別情報を検索する検索ステップと、
    前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する通知ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像検索方法。
  2. 請求項1に記載の画像検索方法において、
    さらに、前記識別情報を前記画像データに関連付ける識別情報関連付けステップを有することを特徴とする画像検索方法。
  3. 請求項1に記載の画像検索方法において、
    さらに、前記画像データが出力に適した画質であるか否かを判定する判定ステップを有し、
    前記通知ステップにおいて、前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データと共に前記判定ステップの判定結果を通知することを特徴とする画像検索方法。
  4. 請求項1に記載の画像検索方法において、
    さらに、前記通知された画像データの中から所定の処理を行う画像データをユーザに選択させる画像データ選択ステップを備えたことを特徴とする画像検索方法。
  5. 請求項1に記載の画像検索方法において、
    音声によって前記検索情報を入力する検索情報入力ステップを更に有し、
    前記検索ステップは、前記検索情報に基づいて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索することを特徴とする画像検索方法。
  6. 請求項1に記載の画像検索方法において、
    ユーザによる操作を受け付ける操作部によって前記検索情報を入力する検索情報入力ステップを更に有し、
    前記検索ステップは、前記検索情報に基づいて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索することを特徴とする画像検索方法。
  7. 請求項1に記載の画像検索方法において、
    さらに、前記画像データを画像出力装置に送信する送信ステップを有することを特徴とする画像検索方法。
  8. 請求項1に記載の画像検索方法において、
    前記通知ステップは、前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを表示することを特徴とする画像検索方法。
  9. 請求項8に記載の画像検索方法において、
    前記通知ステップは前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データと共に前記検索ステップで用いられた前記検索情報を表示することを特徴とする画像検索方法。
  10. 請求項3に記載の画像検索方法において、
    前記判定ステップで不適と判定された画像データの画質を補正する補正ステップを更に有することを特徴とする画像検索方法。
  11. 請求項3に記載の画像検索方法において、
    前記画像データの出力は、前記画像データの印刷であることを特徴とする画像検索方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか1に記載の画像検索方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータによって読み取り可能なプログラムを記憶した記録媒体。
  13. 画像データを生成する画像生成装置において、
    識別情報を有する画像データを生成する画像生成部と、
    検索情報を用いて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索する検索部と、
    前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する通知部と、
    を備えたことを特徴とする画像生成装置。
  14. 画像データを出力する画像出力装置において、
    検索情報を用いて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索する検索部と、
    前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する通知部と、
    前記画像データを出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とする画像出力装置。
  15. 画像生成装置と、
    画像出力装置と、
    識別情報を有する画像データを生成する画像生成部と、
    前記画像データを前記画像出力装置に送信する送信部と、
    検索情報を用いて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索する検索部と、
    前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する通知部と、
    前記画像データを前記画像出力装置と前記画像出力装置との間で送受信する送受信部と、
    前記画像データを出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とする画像処理システム。
  16. 画像データを生成する画像検索方法において、
    画像データに関する検索情報を入力する検索情報入力ステップと、
    前記画像データの対象の種類を識別するために前記画像データを解析する解析ステップと、
    前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する通知ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像検索方法。
  17. 請求項16に記載の画像検索方法において、
    さらに、前記画像データを生成したときに、該画像データに関連付けて画像生成履歴情報を生成する生成ステップを有し、
    前記解析ステップにおいて、前記画像生成履歴情報を解析することを特徴とする画像検索方法。
  18. 請求項16に記載の画像検索方法において、
    さらに、前記画像データが出力に適した画質であるか否かを判定する判定ステップを有し、
    前記通知ステップにおいて、前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データと共に前記判定ステップの判定結果を通知することを特徴とする画像検索方法。
  19. 請求項16に記載の画像検索方法において、
    さらに、前記画像データを画像出力装置に送信する送信ステップを有することを特徴とする画像検索方法。
  20. 請求項16に記載の画像検索方法において、
    さらに、前記通知ステップにより通知された画像データの中から所定の処理を行う画像データをユーザに選択させる画像データ選択ステップを備えたことを特徴とする画像検索方法。
  21. 請求項16に記載の画像検索方法において、
    前記通知ステップは、前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを表示することを特徴とする画像検索方法。
  22. 請求項16に記載の画像検索方法において、
    前記通知ステップは、前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データと共に前記解析ステップで用いられた前記検索情報を表示することを特徴とする画像検索方法。
  23. 請求項18に記載の画像検索方法において、
    前記判定ステップで不適と判定された画像データの画質を補正する補正ステップを更に有することを特徴とする画像検索方法。
  24. 請求項18に記載の画像検索方法において、
    前記画像データの出力は、前記画像データの印刷であることを特徴とする画像検索方法。
  25. 請求項22に記載の画像検索方法において、
    さらに、前記解析ステップで前記画像データの対象の種類を識別した後に、該対象の種類に基づく識別情報を前記画像データに関連付ける識別情報関連付けステップと、
    検索情報を用いて、前記画像データを識別するための前記識別情報を検索する検索ステップと、
    前記検索情報に対応する識別情報を含む画像データを通知する通知ステップと、
    を有することを特徴とする画像検索方法。
  26. 請求項17に記載の画像検索方法において、
    前記画像生成履歴情報は、該画像生成履歴情報が関連付けられた画像データが生成されたときの画像生成条件に関する情報であることを特徴とする画像検索方法。
  27. 請求項16〜26に記載の画像検索方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータによって読み取り可能なプログラムを記憶した記録媒体。
  28. 画像データを生成する画像生成装置において、
    画像データを生成する画像生成部と、
    前記画像データに関する検索情報を入力する検索情報入力部と、
    前記画像データの対象の種類を識別するために前記画像データを解析する解析部と、
    前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する通知部と、
    を備えたことを特徴とする画像生成装置。
  29. 画像データを出力する画像出力装置において、
    前記画像データに関する検索情報を入力する検索情報入力部と、
    前記画像データの対象の種類を識別するために前記画像データを解析する解析部と、
    前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する通知部と、
    前記画像データを出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とする画像出力装置。
  30. 画像処理システムは、
    画像生成装置と、
    画像出力装置と、
    画像データを生成する画像生成部と、
    前記画像データに関する検索情報を入力する検索情報入力部と、
    前記画像を前記画像出力装置に送信する送信部と、
    前記画像データの対象の種類を識別するために前記画像データを解析する解析部と、
    前記検索情報に対応する対象の種類を含む画像データを通知する通知部と、
    前記画像データを出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とする画像処理システム。
  31. 画像データ仕分け方法において、
    画像データに含まれる所定の情報に基づいて画像データを検索するか否かを判断するステップと、
    画像データの分類に関する項目を表示するステップと、
    前記分類に関する項目を選択するステップと、
    前記画像に含まれる所定の情報を解析するステップと、
    前記ステップによる解析結果に基づいて、前記ステップで選択された前記分類に関する項目に関連する候補を表示するステップと、
    表示された前記候補から所定の候補を選択するステップと、
    選択された候補に含まれる画像データをリストアップするステップと、
    を有することを特徴とする画像データ仕分け方法。
  32. 画像データ仕分け方法において、
    画像データに含まれる所定の情報に基づいて、所定の分類に関する項目に関連する候補を表示するステップと、
    表示された前記候補から所定の候補を選択するステップと、
    選択された候補に含まれる画像データ群をリストアップするステップと、
    を有することを特徴とする画像データ仕分け方法。
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