JP2001326846A - 画像撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

画像撮像装置及びその制御方法

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JP2001326846A
JP2001326846A JP2000143218A JP2000143218A JP2001326846A JP 2001326846 A JP2001326846 A JP 2001326846A JP 2000143218 A JP2000143218 A JP 2000143218A JP 2000143218 A JP2000143218 A JP 2000143218A JP 2001326846 A JP2001326846 A JP 2001326846A
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JP2000143218A
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English (en)
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Yoshiaki Yamazaki
善朗 山崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望のレイアウトでの画像の合成を容易に実
現する。 【解決手段】 複数の画像を合成する際のレイアウトを
表すレイアウト情報をコード化してバーコードとしてシ
ート材に記録しておき、該バーコードをデジタルカメラ
によって撮像することで前記レイアウト情報をデジタル
カメラに入力する。画像合成に際しては、複数種のレイ
アウトから所望のレイアウトを選択させ(198,200)、選
択されたレイアウトを表示している状態で該レイアウト
上の処理対象の合成領域を選択させ(202,204)、合成す
べき画像を選択又は撮像させ(206〜212)、必要に応じて
トリミングを行い(214〜222)、画像を表示することを、
各処理領域について各々行う。そして合成画像を表す画
像データを生成する(232)か、合成画像を作成するため
の指示情報を生成する(236)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像撮像装置及びそ
の制御方法に係り、特に、光学像を撮像して画像情報に
変換する撮像手段を備えたデジタルスチルカメラやデジ
タルビデオカメラ等の画像撮像装置、及び該画像撮像装
置にレイアウト情報を入力し、画像の合成又は画像の合
成を行うための処理を行わせる画像撮像装置の制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、急速に普及してきているデジタル
スチルカメラは、CCD等の撮像素子を備え、該撮像素
子によって光学像を撮影し、撮影によって得られたアナ
ログの画像信号をデジタルの画像データに変換した後に
スマートメディア等の情報記憶媒体(メモリカード)に
記憶する構成であり、ユーザが、撮影によって得られた
画像データをラボに送って写真プリントの作成を依頼す
ることで高画質の写真プリントを得たり、前記画像デー
タが表す画像をユーザが所持しているプリンタにより紙
等に簡易的に記録することも可能とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、デジタ
ルの画像データを用いて画像を記録する方式では、従来
のように写真フィルムに一旦記録した画像を面露光によ
り印画紙に記録する方式と比較し、デジタルの画像デー
タを利用して、例えば複数の画像を任意のレイアウトで
合成した合成画像や、撮影画像を任意の文字やイラスト
等を合成した合成画像を作成する等の画像合成処理を容
易に実現することができる。
【0004】しかし、上記の画像合成処理は、ユーザか
ら写真プリント作成の依頼を受けたラボで行われること
が多いが、写真プリントの作成依頼時に、実行すべき画
像合成処理の内容をラボに詳細に伝えることは煩雑な作
業であり、ユーザが意図した合成画像が得られるように
合成画像の作成を依頼するために、ユーザに多大な負担
を強いるという問題があった。
【0005】上記問題を解決するために、例えば実行す
べき画像合成処理の内容をユーザが指定するためのスイ
ッチや操作ボタンをデジタルスチルカメラに設け、合成
画像のレイアウトや合成すべき画像の指定等の画像合成
処理の内容を、デジタルスチルカメラ上でユーザが細か
く設定可能とし、設定した内容を画像データと共にメモ
リカードを介してラボに伝達する形態が考えられる。し
かしながら、特に汎用のデジタルスチルカメラは年々小
型軽量化が進み、実行すべき画像合成処理の内容を細か
く設定可能とするためにデジタルスチルカメラ本体に多
数のスイッチや操作ボタンを設けることは困難となりつ
つある。
【0006】また、例えば複数の画像を合成する際のレ
イアウト等を表す情報をメモリカードに記憶しておき、
レイアウト情報が記憶されたメモリカードをデジタルス
チルカメラにセットすることで前記レイアウト情報をデ
ジタルスチルカメラに入力し、該入力したレイアウト情
報を用いてデジタルスチルカメラ上で画像合成を行うよ
うにすることも考えられる。しかし、メモリカードは高
価であるので、デジタルスチルカメラ上で画像の合成を
行うために、レイアウト情報が記憶されたメモリカード
をユーザが用意することは、ユーザに多大な経済的負担
を強いることになる。
【0007】デジタルスチルカメラの中には、パーソナ
ルコンピュータ等と接続している状態で、特定の情報を
パーソナルコンピュータ等を介してデジタルスチルカメ
ラに設定可能なものも見受けられるが、この機能はデジ
タルスチルカメラがパーソナルコンピュータ等と接続さ
れていない状態では利用できないという欠点があると共
に、パーソナルコンピュータ等を所持していないユーザ
は上記機能を利用することすらできない。
【0008】また、最近では撮像部を備えた携帯型情報
端末も市場に出回っており、携帯電話にも撮像部を設け
ることが考えられているが、このような撮像部を備えた
機器や、デジタルビデオカメラ等の画像撮像装置につい
ても、上述のように撮像によって得られた画像データを
用いて合成画像の作成を依頼することは煩雑な作業であ
った。
【0009】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、所望のレイアウトでの画像の合成を容易に実現でき
る画像撮像装置及び画像撮像装置の制御方法を得ること
が目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る画像撮像装置は、光学像を
撮像して画像情報に変換する撮像手段と、画像を合成す
る際のレイアウトを規定するレイアウト情報を表示して
いる媒体を含む光学像が前記撮像手段によって撮像され
た場合に、該撮像によって得られた画像情報に基づいて
前記レイアウト情報を認識する認識手段と、前記認識手
段によって認識された前記レイアウト情報を記憶する記
憶手段と、前記レイアウト情報が規定するレイアウトに
従って合成すべき画像が指定又は前記合成すべき画像の
画像情報が入力されると、前記レイアウトに従って前記
合成すべき画像を合成した合成画像を表す合成画像情報
を生成するか、又は前記合成画像情報を生成させるため
の指示情報を生成する生成手段と、を含んで構成されて
いる。
【0011】請求項1記載の画像撮像装置は、光学像を
撮像して画像情報に変換する撮像手段を備えている。こ
の画像撮像装置としては、例えばデジタルスチルカメ
ラ、デジタルビデオカメラ、撮像部を備えた携帯型情報
端末、撮像部を備えた携帯電話等を適用することができ
る。また、請求項1記載の発明は、画像を合成する際の
レイアウトを規定するレイアウト情報を表示している媒
体を含む光学像が撮像された場合に、撮像によって得ら
れた画像情報に基づいてレイアウト情報を認識する認識
手段を備えており、認識手段によって認識されたレイア
ウト情報は記憶手段に記憶される。
【0012】これにより、画像撮像装置に入力すべきレ
イアウト情報を媒体に表示し、該媒体を画像撮像装置に
よって撮像すれば、前記レイアウト情報が認識手段によ
って認識されて記憶手段に記憶されることで画像撮像装
置に入力されることになる。このように、画像撮像装置
の撮像部を利用してレイアウト情報の入力を行うので、
レイアウト情報を入力するために多数のスイッチや操作
ボタンを設ける必要はなく、画像撮像装置の構成が複雑
化することを回避することができると共に、メモリカー
ド等の高価な情報記憶媒体をユーザが用意する必要もな
くなる。
【0013】なお、レイアウト情報は、請求項2に記載
したように、コード化されて視認可能な形態で媒体に表
示されていることが好ましい。上記の形態としては、2
次元バーコードを適用することができるが、1次元バー
コード等の他の形態であっても良い。レイアウト情報を
コード化し視認可能な形態で媒体に表示させることによ
り、レイアウト情報を高密度に媒体に表示することがで
きる(特に2次元バーコードを用いればレイアウト情報
をより高密度に表示できるので好ましい)と共に、情報
量が多い場合にもレイアウト情報の認識率が低下するこ
とを回避することができる。
【0014】また、本発明に係るレイアウト情報は、コ
ード化して視認可能な形態で媒体に表示させることに限
られるものではなく、図形等として媒体に表示されてい
てもよい。また、前記媒体は特定の情報を固定的に表示
する表示媒体(例えば紙等のシート状の記録材料や看板
等)であってもよいし、表示する情報を任意に変更可能
な表示媒体(例えばCRTやLCD等のディスプレイ)
であってもよい。
【0015】そして、請求項1記載の発明に係る生成手
段は、レイアウト情報が規定するレイアウトに従って合
成すべき画像が指定又は前記合成すべき画像の画像情報
が入力されると、前記レイアウトに従って前記合成すべ
き画像を合成した合成画像を表す合成画像情報を生成す
るか、又は前記合成画像情報を生成させるための指示情
報を生成する。この指示情報は、例えばラボ等において
合成画像の作成をする際に用いることができ、この指示
情報を用いることで、前記レイアウト情報が規定するレ
イアウトで画像を合成した合成画像を容易に作成するこ
とができる。
【0016】これにより、所望のレイアウトで画像の合
成を行わせたい場合には、所望のレイアウトを規定する
レイアウト情報が表示されている媒体を撮像することに
より、該レイアウト情報が規定するレイアウトに従っ
て、所望のレイアウトで画像が合成された合成画像を表
す合成画像情報の生成、又は前記合成画像を表す合成画
像情報を生成させるための指示情報の生成が行われるこ
とになる。従って、請求項1記載の発明によれば、所望
のレイアウトでの画像の合成を容易に実現することがで
きる。
【0017】なお、本発明において、画像の合成に用い
ることをユーザが所望する可能性のあるレイアウトは複
数種存在していることを考慮すると、請求項3に記載し
たように、互いに異なるレイアウトを規定する複数種の
レイアウト情報が記憶手段に記憶されている状態で、画
像の合成に使用すべきレイアウト情報を選択するための
第1選択手段を設けることが好ましい。
【0018】これにより、互いに異なるレイアウト情報
を表示している媒体を予め各々撮像しておくか、互いに
異なるレイアウト情報を各々表示している単一の媒体を
予め撮像しておくことで、複数種のレイアウト情報を記
憶手段に予め記憶しておき、前記合成画像情報又は前記
指示情報の生成を行わせる際に、所望のレイアウトを規
定するレイアウト情報を選択することが可能となる。従
って、前記合成画像情報又は前記指示情報の生成を行わ
せる度に、所望のレイアウトを規定するレイアウト情報
を表示している媒体を撮像する等の態様と比較して、所
望のレイアウトでの画像の合成をより容易に行うことが
できる。
【0019】また、上記のように記憶手段に複数種のレ
イアウト情報を記憶させる場合には、請求項4に記載し
たように、本発明に係るレイアウト情報に、レイアウト
情報が規定するレイアウトの名称を表す名称情報を付加
しておき、第1選択手段は、名称情報に基づき、選択可
能なレイアウトの名称を画像撮像装置の表示部(例えば
LCD等)に表示することが好ましい。これにより、レ
イアウト情報の選択において、各レイアウト情報が規定
するレイアウトの内容を、表示部に表示されたレイアウ
トの名称を参照することで容易に判断することができ、
所望のレイアウトの選択を容易に行うことができる。
【0020】また画像の合成は、例えば予め文字、イラ
スト及び画像の少なくとも1つが記録された台紙を表す
情報に対し、前記台紙上の所定位置(合成領域)に単一
の画像が埋め込まれるように合成することによって行わ
れる場合もあるが、レイアウト情報が規定するレイアウ
ト上に画像を合成可能な合成領域が複数設けられている
場合には、請求項5に記載したように、レイアウト情報
が規定するレイアウト上に設けられた複数の合成領域の
うち、処理対象の合成領域を選択するための第2選択手
段を設けることが望ましい。
【0021】レイアウト情報が規定するレイアウト上に
画像を合成可能な合成領域が複数設けられている場合、
合成すべき画像の指定又は合成すべき画像の画像情報の
入力は個々の合成領域を単位として行われることにな
る。ここで各合成領域に対する処理の順序は固定的に定
めておいてもよいが、前述の第2選択手段を設ければ、
複数の合成領域の各々に対し、合成すべき画像の指定又
は合成すべき画像の画像情報の入力をユーザが所望する
順序で行うことが可能となり、合成画像情報又は指示情
報の生成を行わせる際の操作性を向上させることができ
る。
【0022】また、上記の第2選択手段を設けた場合、
請求項6に記載したように、レイアウト情報が規定する
レイアウトを、該レイアウト上に設けられている複数の
合成領域の配置が目視で確認できるように画像撮像装置
の表示部に表示することが好ましい。これにより、画像
撮像装置の表示部を目視することで、レイアウト上の複
数の合成領域の配置をユーザが視覚的に容易に認識する
ことができ、処理対象の合成領域の選択をユーザが容易
に行うことが可能となる。
【0023】なお、本発明では、合成すべき画像が指定
されるか、又は合成すべき画像の画像情報が入力される
ことで、合成すべき画像が決定されるが、合成すべき画
像の画像情報の入力は、例えば請求項7に記載したよう
に、画像の合成が指示された後に撮像手段によって光学
像が撮像されることによって行われ、前記撮像によって
得られた画像情報が入力されるようにすることができ
る。この場合、ユーザが画像の合成を指示した後に、合
成すべき光学像を本発明に係る画像撮像装置を用いて撮
像すれば、前記撮像によって得られた画像情報が合成画
像情報又は指示情報の生成に用いられることになる。
【0024】また、合成すべき画像の指定は、例えば請
求項8に記載したように、撮像手段によって光学像が撮
像されることによって記憶手段に画像情報が記憶されて
いる複数の画像の中から指定するための第1指定手段を
設けておき、該第1指定手段を介して指定することで行
うことができる。この場合、記憶手段に記憶されている
複数の画像の画像情報のうち、指定された画像の画像情
報が記憶手段から取り出されて合成画像情報又は指示情
報の生成に用いられることになる。
【0025】なお、第1指定手段は、合成すべき画像と
して指定可能な画像を画像撮像装置の表示部に表示する
ことが好ましい。これにより、画像撮像装置の表示部を
目視することで、合成すべき画像として指定可能な画像
をユーザが容易に認識することができる。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
明において、記憶手段に画像情報が記憶されている特定
の画像のうちの一部の領域を、合成する画像として指定
するための第2指定手段を更に備え、生成手段は、第2
指定手段を介して指定された領域の位置、形状及び大き
さに基づき、前記領域のみが合成画像として合成される
ように合成画像情報又は指示情報を生成することを特徴
としている。
【0027】請求項9記載の発明によれば、ユーザが画
像を部分的に合成したい場合に、第2の指定手段を介し
て合成したい領域を指定すれば、指定した領域のみが合
成されるように合成画像情報又は指示情報が生成される
ことになる。これにより、画像の一部領域のみを合成す
ることを容易に実現することができる。
【0028】請求項10記載の発明に係る画像撮像装置
の制御方法は、光学像を撮像して画像情報に変換する撮
像手段を備えた画像撮像装置により、画像を合成する際
のレイアウトを規定するレイアウト情報を表示している
媒体を撮像し、前記撮像によって得られた画像情報に基
づいて前記レイアウト情報を認識させ、該レイアウト情
報を記憶手段に記憶させることで、前記画像撮像装置に
前記レイアウト情報を入力し、前記レイアウト情報が規
定するレイアウトに従って合成すべき画像を指定するか
又は前記合成すべき画像の画像情報を入力させることに
より、前記レイアウトに従って前記合成すべき画像を合
成した合成画像を表す合成画像情報を生成させるか、又
は前記合成画像情報を生成させるための指示情報を生成
させるので、請求項1記載の発明と同様に、所望のレイ
アウトでの画像の合成を容易に実現することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。図1には、本発明に係
る画像撮像装置の制御方法を適用可能なデジタルスチル
カメラ10が示されている。なお、このデジタルスチル
カメラ10は、本発明に係る画像撮像装置に対応してい
る。
【0030】図1に示すように、デジタルスチルカメラ
10の本体12は略箱型で、正面から見て左側に、本体
12の把持を容易とするための突起(把持部)が形成さ
れた形状とされている。図1(A)に示すように、本体
12の正面側中央にはレンズ14が取付けられており、
本体12のレンズ14上方には、ユーザが撮影範囲等を
目視で確認するための光学ファインダ16、低照度での
撮影等の場合に補助光を発するためのストロボ18が取
付けられている。
【0031】また図1(B)に示すように、本体12の
背面の下方側には、反射型表示デバイス又は透過型表示
デバイス(例えばLCD)から成るカラーディスプレイ
26(モノクロのディスプレイでもよい)が取付けられ
ており、ディスプレイ26の上方側には、メニュースイ
ッチ28、実行/画面切替スイッチ30、及び操作スイ
ッチ32が各々取付けられている。
【0032】図2にはデジタルスチルカメラ10の電気
系の構成が示されている。レンズ14は、詳しくはオー
トフォーカス(AF)機構を備えたズームレンズ(焦点
距離可変レンズ)であり、レンズ14のAF機構及びズ
ーム機構は駆動回路36によって駆動される。なおズー
ムレンズに代えて、AF機構のみを備えた焦点距離固定
レンズをレンズ14として用いてもよい。
【0033】本体12内部のレンズ14の焦点位置に相
当する位置には、エリアCCDセンサ等で構成される撮
像デバイス38が配置されており、被写体を反射してレ
ンズ14に入射された光は撮像デバイス38の受光面に
結像される。撮像デバイス38は、駆動回路36が内蔵
しているタイミング発生回路(図示省略)によって発生
されたタイミング信号に同期したタイミングで駆動さ
れ、画像信号(受光面上にマトリクス状に配列された多
数個の光電変換セルの各々における受光量を表す信号)
を出力する。
【0034】レンズ14と撮像デバイス38との間には
シャッタ/絞り40が配置されている。シャッタ及び絞
りは駆動回路36によって駆動される。シャッタは撮像
デバイス38から画像信号が出力されるときに、撮像デ
バイス38の受光面に光が入射することでスミアが発生
することを防止するためのものであり、撮像デバイス3
8の構成によっては省略可能である。また絞りは、絞り
量を連続的に変更可能な単一の絞りで構成してもよい
し、絞り量が異なる複数の絞りを切替える構成であって
もよい。駆動回路36にはストロボ18も接続されてい
る。ストロボ18は、低照度であることが検出された場
合や、ユーザによって発光が指示された場合に、駆動回
路36によって発光される。
【0035】撮像デバイス38の信号出力端には、アナ
ログ信号処理部42、A/D変換器44、デジタル信号
処理部46、メモリ48が順に接続されている。アナロ
グ信号処理部42は、撮像デバイス38から出力された
画像信号を増幅すると共に、増幅した画像信号に対して
ホワイトバランス等の補正を行う。アナログ信号処理部
42から出力された画像信号は、A/D変換器44によ
ってデジタルの画像データに変換されてデジタル信号処
理部46へ入力される。デジタル信号処理部46では、
入力された画像データに対して色補正・γ補正・Y/C
変換等の各種処理を行う。デジタル信号処理部46から
出力された画像データは、RAM等で構成されたメモリ
48に一時記憶される。
【0036】なお、メモリ48に記憶される画像データ
は本発明に係る画像情報に対応しており、レンズ14、
撮像デバイス38、アナログ信号処理部42、A/D変
換器44及びデジタル信号処理部46は本発明に係る撮
像手段に対応している。
【0037】駆動回路36、アナログ信号処理部42、
A/D変換器44、デジタル信号処理部46、メモリ4
8及び圧縮伸張部50(後述)はバス52に接続されて
おり、このバス52には、CPU54及び記憶内容を書
替可能な不揮発性メモリ(例えばEEPROM又はバッ
クアップ電源に接続されたRAM)58が接続されてい
ると共に、電源スイッチ20・メニュースイッチ28・
実行/画面切替スイッチ30・操作スイッチ32等のス
イッチ類(図2では「操作スイッチ」と表記)、シャッ
ターボタン22が操作されることでオンオフされるシャ
ッタースイッチ56が各々接続されている。なお図示は
省略するが、CPU54はROM、RAM、入出力ポー
ト等の周辺回路を含んで構成されている。また、不揮発
性メモリ58は本発明の記憶手段に対応している。
【0038】また、メモリ48にはディスプレイ26及
び圧縮伸張部50が各々接続されている。ディスプレイ
26に画像を表示する場合、CPU54は、メモリ48
に一時記憶されている画像データをディスプレイ26へ
転送する。これにより、メモリ48に一時記憶されてい
る画像データが表す画像がディスプレイ26に表示され
る。また、シャッターボタン22が操作されてシャッタ
ースイッチ56がオンされた等により、スロット24に
装填されたメモリカードへの画像データの格納が指示さ
れた場合、CPU54はメモリ48に一時記憶されてい
る画像データを読み出して圧縮伸張部50へ転送する。
これにより、画像データは圧縮伸張部50で圧縮された
後にメモリカードに格納される。なお、撮影モード等に
よっては画像データが圧縮されることなくメモリカード
に格納される場合もある。
【0039】また、スロット24に装填されたメモリカ
ードに格納されている画像データが表す画像の再生(表
示)が指示された場合には、メモリカードから画像デー
タが読み出され、読み出された画像データが圧縮されて
格納されていた場合には、該被圧縮画像データが圧縮伸
張部50で伸張(解凍)された後にメモリ48に一時記
憶される。そして、メモリ48に一時記憶された画像デ
ータを用いてディスプレイ26への画像の表示(再生)
が行われる。
【0040】次に本実施形態の作用として、デジタルス
チルカメラ10の電源が投入されている間にCPU54
で実行される処理について、図3のフローチャートを参
照して説明する。ステップ100では処理モードとして
何れのモードが選択されているかを判定し、現在の処理
モードに応じて処理を分岐する。本実施形態に係るデジ
タルスチルカメラ10には、処理モードとして、被写体
の撮影を行う際に選択される撮影モード、撮影した画像
をディスプレイ26に表示する際に選択される画像再生
モード、及びデジタルスチルカメラ10に情報を入力す
る場合に選択される情報入力モードが設けられている。
【0041】処理モードとして撮影モードが選択された
場合にはステップ104へ移行し、被写体の撮影に用い
る撮像条件として現在設定されている撮像条件を取り込
む。この撮像条件は、一例としてストロボ(発光する/
発光しない/自動)、AEモード(絞り優先/シャッタ
ースピード優先)、ハイライト部撮像条件(飽和させて
撮影/飽和させないで撮影)、オートホワイトバランス
(オン/オフ)等の各種パラメータを含んで構成されて
いる(各パラメータに付した括弧の中には各パラメータ
毎の選択肢を示す)。
【0042】ステップ106では、撮像デバイス38を
作動させることで撮像を行わせ、該撮像によってアナロ
グ信号処理部42、A/D変換器44、デジタル信号処
理部46を経由してメモリ48に記憶された画像データ
に基づいて、撮像デバイス38によって撮像された光学
像にバーコードに相当する被写体が含まれているか否か
を解析する。そしてステップ108では、ステップ10
6の解析の結果に基づいて、撮像された光学像にバーコ
ードに相当する被写体が含まれているか否か判定する。
【0043】本実施形態に係る情報入力モードにおける
デジタルスチルカメラ10への情報の入力は、入力すべ
き情報の種類によっては、該情報を表す2次元バーコー
ドが記録された媒体を撮像することによって成される。
従って、撮像された光学像にバーコードに相当する被写
体が含まれていた場合、ユーザが処理モードを誤って選
択している可能性があるので、前記判定が否定された場
合にはステップ112へ移行するが、前記判定が肯定さ
れた場合には、ステップ110において、例えば情報入
力モードへ遷移するか否かをユーザに確認するメッセー
ジをディスプレイ26に表示してユーザの意思を確認す
る等により、情報入力モードへ遷移するか否かを判定す
る。
【0044】ユーザによって情報入力モードへの遷移が
指示されなかった場合には、ステップ110の判定が否
定されてステップ112へ移行し、シャッターボタン2
2が操作されることでシャッタースイッチ56がオンさ
れたか否か判定する。判定が否定された場合にはステッ
プ104に戻り、上述したステップ104〜112を繰
り返す。また、情報入力モードへの遷移が指示された場
合にはステップ110の判定が肯定され、ステップ10
2へ移行して情報入力処理(後述)を行う。
【0045】これにより、ユーザがデジタルスチルカメ
ラ10に情報を入力するための動作を行ったにも拘わら
ず、処理モードとして撮影モードを誤って選択していた
ことでデジタルスチルカメラ10への情報の入力に失敗
してしまうことを回避することができる。なお、撮像さ
れた光学像にバーコードに相当する被写体が含まれてい
るか否かの解析・判定は処理に時間がかかる可能性があ
るので、この解析・判定を行うか否かを予めユーザが選
択可能とし、解析・判定を行うことをユーザが選択しな
かった場合には、撮影モードで撮像された光学像にバー
コードに相当する被写体が含まれていたとしても無視す
るようにしてもよい。
【0046】シャッターボタン22が操作されることで
シャッタースイッチ56がオンされると、ステップ11
2の判定が肯定されてステップ114へ移行し、撮像デ
バイス38による撮像によってメモリ48に記憶された
画像データを取り込み、該画像データに基づいて自動的
に露出を決定するAE処理を行う。次のステップ116
では、AE処理の結果に基づき、ステップ104で取り
込んだ撮像条件も考慮してシャッタースピード(撮像デ
バイス38における電荷蓄積時間)及び絞りにおける絞
り量を決定し、駆動回路36を介して撮像デバイス38
の電子シャッタ機構の作動タイミングを制御すると共に
絞りを駆動する。
【0047】なお、ステップ104における撮像条件の
取り込みは、前述のようにステップ112の判定が否定
されている間は繰り返し行われるので、デジタルスチル
カメラ10の電源が投入されて撮影モードが選択されて
からシャッタースイッチ56がオンされる迄の間に撮像
条件が変更された場合には、変更後の撮像条件に従って
画像の撮影が行われる。
【0048】次のステップ118では、合焦位置(フォ
ーカス状態におけるレンズ位置)を探索するAF処理を
行う。そしてステップ120では、ステップ118で検
知された合焦位置におけるレンズ位置に基づき、フォー
カス状態(合焦状態)となるようにレンズ14のAF機
構のステッピングモータを駆動し、フォーカス状態で撮
像デバイス38によって被写体(光学像)を撮像する。
【0049】上記の撮像によって得られた画像データは
メモリ48に一時的に記憶され、次のステップ122で
メモリカードに格納される。ステップ122の処理を行
うとステップ100に戻り、現在の処理モードが再度判
定される。
【0050】次に情報入力モードにおける処理について
説明する。デジタルスチルカメラ10に情報を入力する
ために、処理モードとして、ユーザにより情報入力モー
ドが選択された場合には、ステップ100からステップ
102へ移行し、情報入力処理を行う。この情報入力処
理について、図4のフローチャートを参照して説明す
る。なお、情報入力処理は本発明の認識手段に対応して
いる。
【0051】ステップ150では、撮像デバイス38を
作動させることで撮像を行わせ、該撮像によってメモリ
48に記憶された画像データに基づいて、撮像デバイス
38によって撮像された光学像にバーコードに相当する
被写体が含まれているか否かを解析する。そしてステッ
プ152では、ステップ150の解析の結果に基づい
て、撮像された光学像にバーコードに相当する被写体が
含まれているか否か判定する。
【0052】ところで、デジタルスチルカメラ10に所
望の情報を入力する場合、ユーザは、所望の情報が記録
(表示)されている媒体を、情報を入力すべきデジタル
スチルカメラ10によって撮像する。本実施形態では、
デジタルスチルカメラ10に入力可能な情報が、撮像条
件を規定する情報、画像データの加工に関する情報、及
び画像データに関連付けるべき(付加すべき)情報の3
種類に大別される。
【0053】本実施形態において、撮像条件を規定する
情報は、デジタルスチルカメラ10の単一の撮像条件に
対応する情報を一単位とし、複数種の撮像条件に対応し
て複数種の情報が用意されている。撮像条件を規定する
情報は、コード化され、視認可能な2次元バーコード
(スタック式でもマトリクス式でも良い)として紙等の
シート材に記録される。撮像条件を規定する情報を2次
元バーコードとしてシート材に記録することは、例えば
デジタルスチルカメラ10の製造メーカ等により行わ
れ、撮像条件を規定する情報は、単一の撮像条件に対応
する情報を単位として、或いは複数種の撮像条件に対応
する情報を纏めた状態で、2次元バーコードとしてシー
ト材に記録され、該シート材がユーザに供給される。こ
のシート材の供給は、例えば登録したユーザに郵送する
ことで行ってもよいし、雑誌等の書籍に掲載することで
行ってもよい。
【0054】なお、2次元バーコードとして記録される
情報(コード化情報)は、例として図6(A)に示すよ
うに、情報本体(この場合は撮像条件を規定する情報)
に、情報本体の種類を表すヘッダ情報が付加された後
に、例として図6(B)に示すような2次元バーコード
としてシート材に記録される。このヘッダ情報は、2次
元バーコードから得られたコード化情報に含まれる情報
本体の種類を検知する際に用いられる。前記撮像条件を
規定する情報をデジタルスチルカメラ10に入力したい
場合、ユーザは、撮像条件を規定する情報を表す2次元
バーコードが記録されているシート材のうち、前記2次
元バーコードが記録されている部分をデジタルスチルカ
メラ10によって撮像する。
【0055】また、本実施形態において、画像データの
加工に関する情報は、画像処理の処理条件を規定する情
報と、レイアウト情報に分けられる。画像処理の処理条
件を規定する情報は、単一の処理条件に対応する情報を
一単位とし、複数種の処理条件に対応して複数種の情報
が用意されている。処理条件を構成するパラメータは、
例えば「彩度」「シャープネス」「赤目補正」「セット
アップレベル」「色変換テーブル」「階調設定」等があ
る。
【0056】なお、「彩度」は3×3マトリクスの係数
を制御して画像の彩度をコントロールする彩度制御処理
において彩度をどのようにコントロールするかを規定す
るパラメータ、「シャープネス」は粒状を抑制しながら
シャープネスを強調するハイパーシャープネス処理にお
いてシャープネスをどの程度強調するかを規定するパラ
メータ、「赤目補正」は人物の目に相当する領域の色調
不良(所謂赤目)を補正する赤目補正処理を行うか否か
を規定するパラメータ、「セットアップレベル」は濃度
・色補正処理においてγ補正も行うか、濃度及び色バラ
ンスの補正のみ行うかを規定するパラメータ、「色変換
テーブル」は濃度・色補正処理の色バランスの補正にお
いて複数用意された色変換テーブルのうち何れのテーブ
ルを用いるかを規定するパラメータ、「階調設定」は階
調変換処理において画像を軟調に仕上げるか硬調に仕上
げるかを規定するパラメータである。
【0057】上記の画像処理の処理条件を規定する情報
についても、コード化されると共に前述のヘッダ情報が
付加され、視認可能な2次元バーコードとして紙等のシ
ート材に記録される。画像処理の処理条件を規定する情
報を2次元バーコードとしてシート材に記録すること
も、例えばデジタルスチルカメラ10の製造メーカ等に
より行われ、画像処理の処理条件を規定する情報は、単
一の処理条件に対応する情報を単位として、或いは複数
種の処理条件に対応する情報を纏めた状態で、2次元バ
ーコードとしてシート材に記録され、該シート材がユー
ザに供給される。画像処理の処理条件を規定する情報を
デジタルスチルカメラ10に入力したい場合、ユーザ
は、画像処理の処理条件を規定する情報を表す2次元バ
ーコードが記録されている供給されたシート材のうち、
前記2次元バーコードが記録されている部分をデジタル
スチルカメラ10によって撮像する。
【0058】またレイアウト情報は、画像データが表す
画像を他の画像と合成する際のレイアウト(各画像をど
のように配置するか)を規定する情報であり、単一のレ
イアウトを規定する情報を一単位とし、複数種のレイア
ウトに対応して複数種のレイアウト情報が用意されてい
る。個々のレイアウト情報は、例として図7(A)〜
(E)に示すようなレイアウトを表している。
【0059】なお図7(A)〜(E)において、「画像
1」〜「画像7」の何れかの符号が各々付された矩形状
領域は、それぞれ画像が合成可能な合成領域を表してい
る。単一のレイアウトを規定するレイアウト情報は、対
応するレイアウト上の合成領域の数、個々の合成領域の
位置及びサイズ等のレイアウトを規定する情報と、該レ
イアウトの名称を表す名称情報と、を含んで構成されて
いる。このように、本実施形態に係るレイアウト情報は
請求項4に記載のレイアウト情報に対応している。ま
た、レイアウト情報が規定するレイアウトは、非合成領
域が着色されていたり、或いは合成領域外に背景画像が
付加されたレイアウトであっても良く、この場合、非合
成領域の色を指定する情報や背景画像を表す情報もレイ
アウト情報に付加される。
【0060】本実施形態では、レイアウト情報について
も、コード化されると共に前述のヘッダ情報が付加さ
れ、視認可能な2次元バーコードとして紙等のシート材
に記録される。レイアウト情報を2次元バーコードとし
てシート材に記録することも、例えばデジタルスチルカ
メラ10の製造メーカ等により行われ、レイアウト情報
は、単一のレイアウトを規定する情報を単位として、或
いは複数種のレイアウトを規定する情報を纏めた状態
で、2次元バーコードとしてシート材に記録され、該シ
ート材がユーザに供給される。所望のレイアウトを表す
レイアウト情報をデジタルスチルカメラ10に入力した
い場合、ユーザは、前記レイアウト情報を表す2次元バ
ーコードが記録されている供給されたシート材のうち、
前記2次元バーコードが記録されている部分をデジタル
スチルカメラ10によって撮像する。
【0061】また本実施形態では、レイアウト情報が規
定するレイアウト上の合成領域に、デジタルスチルカメ
ラ10を用いてユーザが任意の被写体を撮像することで
得られた画像以外に、例として図8(A)に示すよう
に、文字画像やイラスト画像等の任意の画像を合成可能
とされている。文字画像によって表示される文字情報と
しては、例えば画像を分類するための単語(例えば個々
の画像のタイトルや個々の画像に付加するキーワード
等)や画像の内容を説明する文章(例えばイベントやテ
ーマパーク、観光地を撮影した画像における個々の場所
の説明文等)等が挙げられる。また、イラスト画像によ
って表示されるイラストとしては、例えばイベントやテ
ーマパーク、観光地を撮影した画像における撮影場所周
辺の地図等が挙げられる。
【0062】上記のような文字画像やイラスト画像をデ
ジタルスチルカメラ10に入力して画像と合成したい場
合、ユーザは、一例として図8(B)に示すように、予
めタイトル、キーワード、メモ、イラストの記入欄が設
けられた一定のフォーマットの入力シートを用い、デジ
タルスチルカメラ10に入力すべき情報(タイトル、キ
ーワード、メモ等の文字や、イラスト等)を対応する記
入欄に手書きで記入し、記入を終えた入力シートをデジ
タルスチルカメラ10によって撮像する。なお、互いに
フォーマットの異なる複数種の入力シートが存在してい
る場合には、入力シートのフォーマット(各記入欄の位
置や大きさ)を表すバーコードを入力シートに付加して
おき、該バーコードをデジタルスチルカメラ10によっ
て認識させるようにしてもよい。
【0063】なお、文字画像の入力は、上記のように手
書きで記入したものを撮像することで行うことに限定さ
れるものではなく、例えばタイトルやキーワード等のよ
うに画像を分類するための文字情報を表す文字画像につ
いては、汎用的なタイトルやキーワード等を、コード化
すると共に前述のヘッダ情報を付加し、視認可能な2次
元バーコードとして紙等のシート材に記録しておき、必
要に応じてこのシート材をデジタルスチルカメラ10に
よって撮像することで行うことも可能である。この場
合、バーコードとしてデジタルスチルカメラ10に入力
された文字情報は、デジタルスチルカメラ10により前
記文字情報が表す文字を表示する文字画像に変換され
る。
【0064】また、例えばイベントやテーマパーク、観
光地の説明文等の文字情報を表す文字画像の入力につい
ては、前記説明文をコード化すると共に前述のヘッダ情
報を付加し、視認可能な2次元バーコードとして看板等
に記録して現地に設置しておき、必要に応じてこの看板
をデジタルスチルカメラ10によって撮像することで行
うことも可能である。この場合も、入力された文字情報
は、デジタルスチルカメラ10により前記文字情報が表
す文字を表示する文字画像に変換される。
【0065】更に、イラスト画像の入力についても、手
書きで記入したものを撮像することで行うことに代え
て、予め紙等の媒体に記録されたイラストをデジタルス
チルカメラ10によって撮像することで行うことも可能
である。
【0066】なお、デジタルスチルカメラ10に入力し
たい情報を表すバーコードが記録された媒体は、例えば
パーソナルコンピュータ等を使用して前記バーコードが
掲載された所定のホームページにユーザがアクセスし、
前記ページをダウンロードした後に印刷することによっ
て取得することも可能である。また、パーソナルコンピ
ュータ等のディスプレイに前記所定のホームページが表
示されている状態で、該ディスプレイをデジタルスチル
カメラ10によって撮像することで前記情報をデジタル
スチルカメラ10に入力するようにしてもよい。
【0067】上述したように、デジタルスチルカメラ1
0に各種の情報を入力するための撮像では、撮像する光
学像にバーコードに相当する被写体が含まれている場合
と、前記バーコードに相当する被写体が含まれていない
場合がある。このため、前述のステップ152におい
て、撮像された光学像にバーコードに相当する被写体が
含まれていると判断した場合にはステップ156へ移行
し、撮像によってメモリ48に記憶された画像データが
表す画像中のバーコードに相当する領域の外縁を認識
し、予め用意された互いに縦横比が異なる複数種の撮像
フレームの中からバーコードに相当する領域の形状に対
応する撮像フレームを選択する。
【0068】なお、撮像フレームはユーザによって選択
させるようにしてもよい。すなわち、撮像によってメモ
リ48に記憶された画像データが表す画像をディスプレ
イ26に表示し、特定の撮像フレームの撮像範囲を表す
図形を前記画像に重ねて表示すると共に、前記表示して
いる図形を、ユーザからの指示に応じて別の撮像フレー
ムの撮像範囲が表す図形に切替え、ユーザが選択した図
形に対応する撮像フレームを選択するようにしてもよ
い。
【0069】また、ディスプレイ26に画像を表示して
いる状態で、ユーザが適正と判断した撮像範囲の角部の
位置をディスプレイ26の表示面上でユーザによって指
定させ、指定された位置に基づいて適正と判断された撮
像範囲を認識し、認識した撮像範囲に近似した撮像範囲
を有する撮像フレームを選択するようにしてもよい。
【0070】また、次のステップ158では、バーコー
ド撮像用として予め定められて不揮発性メモリ58の所
定の記憶領域に固定的に記憶されているバーコード撮像
用の撮像条件を取り込んだ後にステップ160へ移行す
る。なお、バーコード撮像用の撮像条件としては、シー
ト材に記録されている2次元バーコードが表す情報の認
識率が最大又は最大に近い値となる撮像条件を用いるこ
とが好ましく、例えば「ストロボ」が「発光する」で
「AEモード」が「絞り優先」の撮像条件を用いること
ができる。
【0071】一方、ステップ152において、撮像され
た光学像にバーコードに相当する被写体が含まれていな
いと判断した場合にはステップ154へ移行し、手書き
文字や手書きイラスト等の撮像用として予め設定されて
不揮発性メモリ58の所定の記憶領域に固定的に記憶さ
れている標準的な撮像条件を取り込んだ後にステップ1
60へ移行する。
【0072】ステップ160ではシャッターボタン22
が操作されることでシャッタースイッチ56がオンされ
たか否か判定する。判定が否定された場合にはステップ
150に戻り、ステップ150〜160を繰り返す。
【0073】シャッターボタン22が操作されることで
シャッタースイッチ56がオンされると、ステップ16
0の判定が肯定されてステップ162へ移行し、画像撮
影処理(図3のフローチャートのステップ114〜12
0と同様の処理)を行う。この画像撮影処理は、撮像す
る光学像にバーコードに相当する被写体が含まれている
場合には、ステップ158で取り込んだバーコード撮像
用の撮像条件に従って行われるので、バーコードが撮像
された場合にもバーコードが表す情報を高い認識率で認
識することができる。
【0074】次のステップ164では、ステップ162
の画像撮影処理によって撮像された光学像にバーコード
に相当する被写体が含まれているか否かを改めて判定す
る。ステップ164の判定が否定された場合には、デジ
タルスチルカメラ10に入力すべき情報が2次元バーコ
ードで表された情報でないと判断できるので、ステップ
166において、前述の画像撮影処理によってメモリ4
8に記憶された画像データに基づき、該画像データが表
す画像のうち、デジタルスチルカメラ10に入力すべき
文字やイラストが記録されている文字領域やイラスト領
域を認識し、認識した文字領域やイラスト領域に基づい
て、画像データから文字領域の情報(文字画像)やイラ
スト領域の情報(イラスト画像)を抽出する。
【0075】不揮発性メモリ58の記憶領域は、デジタ
ルスチルカメラ10に入力された情報を記憶するための
記憶領域が、前記情報の種類毎に各々設けられており、
次のステップ168では、ステップ166で抽出した情
報の種類を検知し、不揮発性メモリ58の記憶領域のう
ち前記検知した種類に対応する記憶領域に記憶し、情報
入力処理を終了する。
【0076】一方、ステップ164の判定が肯定された
場合には、デジタルスチルカメラ10に入力される情報
が2次元バーコードで表された情報であると判断できる
ので、ステップ170へ移行し、画像撮影処理によって
メモリ48に記憶された画像データに基づき、該画像デ
ータが表す画像のうち2次元バーコードが記録されてい
るバーコード領域を認識し、画像データから前記認識し
たバーコード領域の情報を抽出する。
【0077】次のステップ172では、抽出したバーコ
ード領域の情報を解析し、該領域に記録されている2次
元バーコードを、該2次元バーコードが表すコード化情
報に変換する。ステップ174では、2次元バーコード
から得られたコード化情報に矛盾があるか否か判定す
る。本実施形態では、コード化情報の情報本体の種類を
表すヘッダ情報がコード化情報に付加されており、情報
本体の種類は撮像条件を規定する情報、画像処理の処理
条件を規定する情報及びレイアウト情報の何れかである
ので、2次元バーコードから得られたコード化情報に付
加されているヘッダ情報の内容に矛盾がある(例えば情
報本体の種類を表すコードがヘッダ情報に設定されてい
ない)、或いはコード化情報の情報本体の種類が上記3
種類の情報の何れとも異なっている等の場合には、ステ
ップ174の判定が肯定されてステップ176へ移行
し、例えばユーザの注意を喚起する警告音を発したりデ
ィスプレイ26にメッセージを表示する等により、バー
コードの認識に失敗したことをユーザに報知する。
【0078】これにより、ユーザは特定の情報を表す2
次元バーコードが記録された媒体を撮像したものの、前
記特定の情報がデジタルスチルカメラ10に正常に入力
されなかったことを認識することができ、情報が正しく
認識されるように、例えばデジタルスチルカメラ10の
位置や向きを変えて撮像したり、照明条件を変えて撮像
する等の対策を講ずることができる。
【0079】一方、ステップ174の判定が否定された
場合にはステップ178へ移行し、例えば前述の警告音
とは異なる電子音を発したりディスプレイ26にメッセ
ージを表示する等により、バーコードの認識に成功した
ことをユーザに報知する。これにより、ユーザは特定の
情報を表す2次元バーコードが記録された媒体を撮像し
たことで、前記特定の情報がデジタルスチルカメラ10
に正常に入力されたことを認識することができる。
【0080】次のステップ180では、2次元バーコー
ドから得られたコード化情報に付加されているヘッダ情
報を参照することで、コード情報に含まれる情報本体の
種類を検知し、不揮発性メモリ58の記憶領域のうち前
記検知した種類に対応する記憶領域に情報本体を記憶
し、情報入力処理を終了する。上記の処理により、パー
ソナルコンピュータ等の情報処理装置を所持していない
ユーザであっても、デジタルスチルカメラ10に種々の
情報を入力して記憶させることができる。
【0081】情報入力処理を終了すると、図3のフロー
チャートのステップ100に戻り、現在の処理モードが
再度判定される。なお、上述した情報入力処理によって
デジタルスチルカメラ10に入力される各種の情報は、
何れも複数の情報の中から特定の情報を選択して使用す
ることが一般的であるので、上記の情報入力処理は各種
の情報について各々複数回実施され、例えばレイアウト
情報については、例えば図7(A)から(E)に示すよ
うな各種のレイアウトを規定するレイアウト情報が、デ
ジタルスチルカメラ10の不揮発性メモリ58の対応す
る記憶領域に各々記憶される。
【0082】次に画像再生モードにおける処理について
説明する。処理モードとして画像再生モードが選択され
た場合にはステップ100からステップ126へ移行
し、ディスプレイ26に表示すべき画像の画像データを
メモリカードから取り込んでメモリ48に記憶させる。
【0083】ステップ128では、メモリ48に記憶さ
せた画像データの画素密度をディスプレイ26の画素数
に応じて変換し(画像データが表す画像の縦横の画素数
がディスプレイ26の縦横の画素数に一致するように変
換する)、メモリ48上に予め設けられた表示用画像デ
ータ記憶領域(ビットマップメモリ)に画素密度変換後
の画像データを展開し、表示用画像データ記憶領域に記
憶されている画像データをディスプレイ26に転送す
る。これにより、メモリ48に記憶されている画像デー
タが表す画像がディスプレイ26に表示される。なお、
このディスプレイ26への画像の表示において、例えば
複数の画像をマトリクス状に配置して表示するようにし
ても良いことは言うまでもない。
【0084】次のステップ130では、ディスプレイ2
6に表示すべき画像の切り替えが指示されたか否か判定
する。ステップ130の判定が否定された場合にはステ
ップ132へ移行し、画像再生モードの終了が指示され
たか否か判定する。ステップ132の判定も否定された
場合にはステップ138に戻り、表示すべき画像の切り
替え又は画像再生モードの終了が指示される迄ステップ
130,132を繰り返す。
【0085】例えば操作スイッチ32が操作される等に
より、表示すべき画像の切り替えが指示された場合に
は、ステップ130の判定が肯定されてステップ126
に戻り、ステップ126以降の処理が繰り返されること
で、ディスプレイ26に表示する画像が切り替わる。ま
た、画像再生モードの終了が指示されると、ステップ1
32の判定が肯定されてステップ100に戻り、現在の
処理モードが再度判定される。
【0086】次に、ユーザがメニュースイッチ28をオ
ンすることで割り込みがかかって起動される割り込み処
理について、図5のフローチャートを参照して説明す
る。
【0087】ステップ190では、メニュースイッチ2
8がオンされたときに表示すべき所定の項目を一覧表示
する。このとき表示される項目は、ユーザの指示に応じ
て実行可能な処理の名称を表しており、本実施形態で
は、メニュースイッチ28がオンされたときに一般的な
デジタルスチルカメラ10で表示される項目に加えて、
「撮像条件」「処理条件」「画像合成」の各項目も併せ
てディスプレイ26に表示される。
【0088】ステップ192では、ディスプレイ26に
一覧表示した項目のうち何れかの項目がユーザによって
選択されたか否か判定し、判定が肯定される迄待機す
る。なお、デジタルスチルカメラ10の本体12の背面
に設けられている操作スイッチ32は、略矩形状のボタ
ンの上下左右各方向の端部に対応して各々スイッチが設
けられており、ボタンの端部が押圧されることで対応す
るスイッチがオンする構成となっている。
【0089】割り込み処理では、操作スイッチ32はユ
ーザが情報を選択するために用いられ、一覧表示された
項目から特定の項目をユーザが選択することは、例えば
操作スイッチ32のうちの上側スイッチ又は下側スイッ
チをオンしてカーソルを移動させ、前記特定の項目にカ
ーソルが合った状態で実行/画面切替スイッチ30をオ
ンする等によって行うことができる。
【0090】ユーザによって何れかの項目が選択される
と、ステップ192の判定が肯定されてステップ194
へ移行し、ユーザによって選択された項目が「画像合
成」か否かを判定する。ユーザによって選択された項目
が「画像合成」以外の項目であった場合には、ステップ
194の判定が否定されてステップ196へ移行し、ユ
ーザによって選択された項目に対応する処理を行う。
【0091】例えば選択された項目が「撮像条件」であ
れば、不揮発性メモリ58に記憶されている撮像条件を
規定する情報の中からユーザによって特定の撮像条件を
規定する情報を選択させ、ユーザによって選択された情
報が規定する撮像条件をデジタルスチルカメラ10に設
定する処理を行う。また、例えば選択された項目が「処
理条件」であれば、不揮発性メモリ58に記憶されてい
る処理条件を規定する情報の中からユーザによって特定
の処理条件を規定する情報を選択させ、特定の画像デー
タに対し、ユーザによって選択された情報が規定する処
理条件で各種の画像処理(例えば彩度制御処理、ハイパ
ーシャープネス処理、濃度・色補正処理、階調変換処理
等)を行う。そしてステップ196の処理が完了すると
割り込み処理を終了する。
【0092】一方、被写体の撮影によって画像データを
取得した特定の画像を、所望のフォーマットに従って他
の画像を合成した合成画像を得たい等の場合、ユーザ
は、特定の画像を他の画像と合成する画像合成処理を行
わせるために、まずメニュースイッチ28をオンして所
定の項目をディスプレイ26に一覧表示させ、次に一覧
表示された項目の中から「画像合成」を選択する。これ
により、ステップ194の判定が肯定されてステップ1
98へ移行し、ステップ198以降で画像合成処理が行
われる。
【0093】すなわち、ステップ198では不揮発性メ
モリ58の記憶領域のうちレイアウト情報が記憶されて
いる記憶領域を参照し、該記憶領域に記憶されている全
てのレイアウト情報に含まれる名称情報を取り込み、一
例として図9(A)に示すように、取り込んだ名称情報
が表す各種レイアウトの名称をディスプレイ26に一覧
表示する。次のステップ200では、一覧表示している
レイアウトの名称の中からユーザによって特定の名称が
選択されたか否か判定し、判定が肯定される迄待機す
る。
【0094】ユーザは一覧表示されたレイアウトの名称
を参照することで、個々のレイアウトの内容を容易に認
識することができ、画像の合成に用いる所望のレイアウ
トを容易に選択することができる。なお、ユーザによる
所望のレイアウトの選択は、例えば操作スイッチ32の
うちの上側スイッチ又は下側スイッチをオンしてカーソ
ルを移動させ、所望のレイアウトに対応する名称にカー
ソルが合った状態で実行/画面切替スイッチ30をオン
する等によって行うことができる。このように、ステッ
プ198,200は操作スイッチ32及び実行/画面切
替スイッチ30と共に請求項3及び請求項4に記載の第
1選択手段に対応している。
【0095】ユーザによって特定の名称が選択される
と、ステップ200の判定が肯定されてステップ202
へ移行する。なお、所望のレイアウトがユーザによって
誤りなく選択されるようにするために、例えばユーザに
よって特定の名称が仮選択され、仮選択された名称に対
応するレイアウトの表示が指示された場合に、対応する
レイアウトをディスプレイ26に表示し、ディスプレイ
26に表示したレイアウトを目視で確認したユーザによ
って該レイアウトが本選択された場合に、ステップ20
0の判定が肯定されるようにしてもよい。
【0096】ステップ202では、選択された名称に対
応するレイアウト情報を不揮発性メモリ58から取り込
み、一例として図9(B)に示すように、取り込んだレ
イアウト情報が規定するレイアウトをディスプレイ26
に表示すると共に、表示したレイアウト上に設けられて
いる複数の合成領域のうち処理対象の合成領域(合成す
べき画像の選択を行う合成領域)の選択をユーザに要請
するメッセージをディスプレイ26に表示する。そして
ステップ204では、処理対象の合成領域が選択された
か否か判定し、判定が肯定される迄待機する。
【0097】なお、ユーザによる処理対象の合成領域の
選択についても、例えば操作スイッチ32の特定のスイ
ッチを繰り返しオンすることで、処理対象の合成領域と
して仮選択されている合成領域を表す図形(例えば図9
(B)において太線で示されている矩形状の枠)を、レ
イアウト上に設けられている複数の合成領域の何れかに
順に対応させ、前記図形が処理対象とすべき合成領域に
対応した状態で実行/画面切替スイッチ30をオンする
等によって行うことができる。このように、ステップ2
02,204は操作スイッチ32及び実行/画面切替ス
イッチ30と共に請求項5及び請求項6に記載の第2選
択手段に対応している。
【0098】処理対象の合成領域として特定の合成領域
が選択されると、ステップ204の判定が肯定されてス
テップ206へ移行し、処理対象の合成領域に合成する
画像として、これから被写体を撮像することで得られる
画像を用いるか、既にメモリカード又は不揮発性メモリ
58に画像データが記憶されている画像を用いるかをユ
ーザに選択させるメッセージをディスプレイ26に表示
し、ユーザによる選択結果に応じて処理を分岐する。
【0099】処理対象の合成領域に合成する画像とし
て、これから被写体を撮像することで得られる画像を用
いることが選択された場合には、ステップ206からス
テップ208へ移行し、画像撮像処理(図3のフローチ
ャートのステップ104〜120と同様の処理:但しス
テップ106〜ステップ110は除く)を行った後にス
テップ214へ移行する。この場合、ユーザがシャッタ
ーボタン22を操作することで撮像が行われ、該撮像に
よって得られた画像データが、合成領域に合成する画像
の画像データとしてメモリ48に記憶される。このよう
に、ステップ208は請求項7記載の発明に対応してい
る。
【0100】一方、処理対象の合成領域に合成する画像
として、既に画像データが記憶されている画像を用いる
ことが選択された場合には、ステップ206からステッ
プ210へ移行し、選択された合成領域に合成可能な画
像の画像データをメモリカード又は不揮発性メモリ58
から取り込み、一例として図9(C)に示すようにディ
スプレイ26に一覧表示すると共に、処理対象の合成領
域に合成する画像の選択をユーザに要請するメッセージ
をディスプレイ26に表示する。
【0101】次のステップ212では、処理対象の合成
領域に合成する画像が選択されたか否か判定し、判定が
肯定される迄待機する。なお、ユーザによる合成する画
像の選択についても、例えば操作スイッチ32の特定の
スイッチを繰り返しオンすることで、合成する画像とし
て仮選択されている画像を表す図形(例えば図9(C)
において太線で示されている矩形状の枠)を、ディスプ
レイ26に表示している各画像の何れかに順に対応さ
せ、前記図形が所望の画像に対応した状態で実行/画面
切替スイッチ30をオンする等によって行うことができ
る。このように、ステップ210,212は操作スイッ
チ32及び実行/画面切替スイッチ30と共に請求項8
に記載の第1指定手段に対応している。
【0102】上記のようにして、合成する画像がユーザ
によって選択されるとステップ212の判定が肯定さ
れ、選択された画像の画像データをメモリカード又は不
揮発性メモリ58からメモリ48に取り込んだ後にステ
ップ214へ移行する。
【0103】なお、レイアウト情報が規定するレイアウ
ト上に設けられている合成領域には様々な画像を合成可
能であるので、上記のように、合成可能な画像を単に一
覧表示することに代えて、処理対象の合成領域に合成可
能な画像の種類名(例えばユーザ画像(ユーザが任意の
被写体を撮像することで得られた画像)、文字画像、イ
ラスト画像等)を一覧表示し、ユーザによって選択され
た種類名に対応する画像を一覧表示するようにしてもよ
い。また、上記のように画像又は画像の種類名を一覧表
示することに代えてディスプレイ26に単一の画像を表
示すると共に、ディスプレイ26に表示する画像をユー
ザの指示に応じて切替えるようにしてもよいし、一覧表
示するか個別に表示するかを選択可能としてもよい。
【0104】ステップ214では、メモリ48に記憶さ
れている画像データに基づいて、合成する画像をディス
プレイ26に表示すると共に、表示している画像に対し
てトリミングを行うか否かの選択をユーザに要請するメ
ッセージをディスプレイ26に表示し、ユーザによる選
択結果に基づきトリミングを行うか否かを判定する。ユ
ーザはディスプレイ26に表示された画像を参照し、表
示された画像の全画面を画像合成に用いたい場合にはト
リミングを行わないことを選択し、表示された画像中の
一部領域のみを画像合成に用いたい場合にはトリミング
を行うことを選択する。
【0105】トリミングを行わないことが選択された場
合にはステップ214の判定が否定されてステップ22
4へ移行するが、トリミングを行うことが選択された場
合にはステップ214の判定が肯定されてステップ21
6へ移行し、トリミングする領域の外縁を表すトリミン
グ枠(例として図9(D)ではトリミング枠を破線で示
す)を、ディスプレイ26に表示している画像に重ねて
表示する。
【0106】なお、図7(A)〜(E)に示されている
各レイアウト上の各合成領域を参照しても明らかなよう
に、各合成領域のアスペクト比は一定ではない。このた
め、本実施形態では、処理対象の合成領域と同一アスペ
クト比のトリミング枠を表示する(例として図9(D)
では、図9(B)に示すレイアウト上の「画像C」と表
記された合成領域と同一アスペクト比のトリミング枠が
表示されている)。このトリミング枠は、次に説明する
ように、ユーザからの指示に応じて位置及び全体的なサ
イズを変更可能とされているものの、位置やサイズが変
更されてもアスペクト比は変化しないように表示され
る。
【0107】次のステップ218では、ユーザが操作ス
イッチ32及び実行/画面切替スイッチ30を操作する
ことにより、トリミング枠の位置又は全体的なサイズの
変更が指示されたか否か判定する。なお、トリミング枠
の位置の変更は、一例としてトリミング枠の直線部をド
ラッグ・アンド・ドロップすることで指示することがで
き、トリミング枠の全体的なサイズの変更は、例えばト
リミング枠の角部をドラッグ・アンド・ドロップするこ
とで指示することができる。ステップ218の判定が否
定された場合にはステップ222へ移行するが、判定が
肯定された場合にはステップ220において、ユーザか
らの指示に応じてトリミング枠の位置及びサイズの少な
くとも一方を変更した後にステップ222へ移行する。
【0108】ステップ222では、ユーザがトリミング
枠の位置及びサイズが適正であるとの判断結果を入力し
たか否かを判定することで、トリミング領域が確定した
か否か判定する。判定が否定された場合にはステップ2
18に戻ってステップ218〜ステップ222を繰り返
し、トリミング領域が確定する迄の間はユーザからの指
示に応じてトリミング枠の位置及びサイズの少なくとも
一方を変更することを繰り返す。なお、ステップ216
〜ステップ222は操作スイッチ32及び実行/画面切
替スイッチ30と共に請求項9に記載の第2指定手段に
対応している。
【0109】トリミング領域が確定すると、ステップ2
22の判定が肯定されてステップ224へ移行し、処理
対象の合成領域に合成する画像を特定するための合成条
件情報をメモリ48等に記憶する。この合成条件情報
は、トリミングを行わない場合には処理対象の合成領域
に合成する画像を特定する情報のみで構成され、トリミ
ングを行う場合にはトリミング領域の位置及びサイズを
表す情報も含んで構成されるので、ステップ224は請
求項9に記載の生成手段に対応している。
【0110】そしてステップ226では、例として図9
(E)に示すように、処理対象の合成領域に対応するデ
ィスプレイ26の表示面上の所定領域に対応する画像
(トリミングが指示された場合にはトリミング領域内の
画像)を表示する。これによりユーザは、上述した一連
の指示を行うことで生成される合成画像を目視によって
容易に確認することができる。
【0111】次のステップ228では、ユーザによって
選択されたレイアウト上の全ての合成領域に対し、合成
する画像が選択されたか否か判定する。判定が否定され
た場合にはステップ204に戻り、ステップ204以降
を繰り返す。これにより、例として図9(F)及び
(G)に示すように、各合成領域に合成する画像が順次
選択され、選択結果に応じてディスプレイ26に表示さ
れている画像が順次切り替わることになる。
【0112】全ての合成領域に対して合成する画像の選
択が完了し、ユーザが所望する合成画像が完成した状態
でディスプレイ26に表示されると、ステップ228の
判定が肯定されてステップ230へ移行し、画像合成を
行うか(合成画像を表す画像データを生成するか)否か
の選択をユーザに要請するメッセージをディスプレイ2
6に表示し、ユーザによって入力された選択結果に基づ
いて、画像合成を行うか否かを判定する。
【0113】例えばディスプレイ26に表示されている
合成画像をユーザが所持しているプリンタによって印刷
したい等の場合、ユーザは画像合成の実行を選択する。
これにより、ステップ230の判定が肯定されてステッ
プ232へ移行し、ユーザによって選択されたレイアウ
ト情報、各合成領域毎の合成条件情報(先のステップ2
24で記憶した情報)に基づいて、合成すべき複数の画
像データを単一の画像データとして合成することで、デ
ィスプレイ26に表示している合成画像をより高い解像
度で表す合成画像データを生成する。
【0114】そして次のステップ234では、生成した
合成画像データをメモリカードに記憶させて割り込み処
理(画像合成処理)を終了する。この合成画像データを
用いることにより、例えばユーザが所持しているプリン
タによって前記合成画像データが表す画像を印刷する等
の処理が可能となる。これにより、ユーザが所望するレ
イアウトで、ユーザが所望する画像が合成された合成画
像を、極めて簡易な操作で得ることができる。
【0115】一方、例えばディスプレイ26に表示され
ている合成画像を高画質の写真プリントとして作成する
ことをラボに依頼したい等の場合、ユーザは画像合成を
実行することに代えて、前記合成画像の作成を指示する
ための指示情報の作成を選択する。この場合、ステップ
230の判定が否定されてステップ236へ移行し、デ
ィスプレイ26に表示している合成画像の作成を指示す
るための画像合成指示情報を生成する。この画像合成指
示情報は、ユーザによって選択されたレイアウト情報、
各合成領域毎の合成条件情報、及び各合成領域に合成す
る画像を表す画像データ等の情報を含んで構成されてい
る。
【0116】そしてステップ238では、生成した画像
合成指示情報をメモリカードに記憶させて割り込み処理
(画像合成処理)を終了する。この場合、ユーザから写
真プリント作成の依頼を受けたラボでは、ユーザから送
られた画像合成指示情報に基づき、先に説明したステッ
プ232と同等の処理を行って合成画像を作成すること
ができる。
【0117】このように、合成画像をどのように作成す
べきかを規定する画像合成指示情報を生成することによ
り、所望の合成画像を得るために合成条件等を詳細に伝
える等の煩雑な作業をユーザ自身が行う必要がなくな
り、ユーザが所望する合成画像の写真プリントが得られ
るように写真プリントの作成を依頼するためのユーザの
負担を軽減することができる。また、ステップ232の
ように合成画像データを生成する処理はCPU54に比
較的大きな負荷が加わるが、このような処理をデジタル
スチルカメラ10で行うことを回避することも可能とな
る。なお、上述した画像合成処理におけるステップ22
4,230,232〜238は本発明に係る生成手段に
対応している。
【0118】なお、上記では画像合成処理が開始されて
特定のレイアウトが選択されると、該レイアウト上の全
ての合成領域に対して合成する画像を選択させること
で、合成画像を完成させる処理を説明したが、これに限
定されるものではなく、一部の合成領域に合成する画像
が選択されていない状態で画像合成処理を一旦終了する
ことも可能とし、合成する画像が未選択の合成領域に合
成する画像を取得した、或いは前記合成する画像を撮像
する際に、前記一部の合成領域に合成する画像が選択さ
れていない未完成の合成画像を呼び出して画像合成処理
を再開することも可能としてもよい。
【0119】前記未完成の合成画像の呼び出し及び画像
合成処理の再開は、例えばレイアウトの一覧表示の際
に、未完成の合成画像があれば選択肢として併せて表示
するように構成し、表示された未完成の合成画像を選択
することで行ってもよいし、画像表示モードにおいて前
記未完成の画像をディスプレイ26に表示させ、この状
態で画像合成処理を起動することで行うようにすること
も可能である。
【0120】また、上記ではトリミング領域を指定する
ためのトリミング枠のアスペクト比を処理対象の合成領
域のアスペクト比に一致させていたが、これに限定され
るものではなく、合成領域と無関係にトリミング枠のア
スペクト比を変更可能とし、画像合成時にトリミング枠
のアスペクト比が処理対象の合成領域のアスペクト比と
が相違していた場合には、該アスペクト比の相違によっ
て生ずる合成領域内の空白をそのまま残すようにしても
よい。
【0121】また、上記では画像合成に使用するレイア
ウトを先に選択させておき、該レイアウト上に設けられ
ている合成領域に合成する画像を後で選択させる例を説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、レ
イアウトの選択と画像の選択の何れを先に行ってもよ
い。
【0122】更に、上記では本発明に係る画像撮像装置
としてデジタルスチルカメラ10を例に説明したが、こ
れに限定されるものではなく、デジタルビデオカメラ等
のように光学像を撮像して画像情報に変換する機能を備
えた装置であれば、本発明を適用可能であることは言う
までもない。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、画像を合成する際のレイアウトを規定するレイアウ
ト情報を表示している媒体を含む光学像が撮像手段によ
って撮像された場合に、撮像によって得られた画像情報
に基づいてレイアウト情報を認識し、レイアウト情報が
規定するレイアウトに従って合成すべき画像が指定又は
合成すべき画像の画像情報が入力されると、前記画像を
合成した合成画像を表す合成画像情報を生成するか、又
は前記合成画像情報を生成させるための指示情報を生成
するようにしたので、所望のレイアウトでの画像の合成
を容易に実現できる、という優れた効果を有する。
【0124】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、レイアウト情報がコード化されて視認可能
な形態で媒体に表示されているので、上記効果に加え、
レイアウト情報をより高密度に表示できる、という効果
を有する。
【0125】請求項3記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、記憶手段に記憶されている複数種のレイアウト
情報から、画像の合成に使用すべきレイアウト情報を選
択するための第1選択手段を設けたので、上記効果に加
え、所望のレイアウトでの画像の合成をより容易に行う
ことができる、という効果を有する。
【0126】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、レイアウトの名称を表す名称情報をレイア
ウト情報に付加しておき、該名称情報に基づき、選択可
能なレイアウトの名称を画像撮像装置の表示部に表示す
るので、上記効果に加え、所望のレイアウトの選択を容
易に行うことができる、という効果を有する。
【0127】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、レイアウト情報が規定するレイアウト上に
設けられた画像を合成可能な複数の合成領域のうち、処
理対象の合成領域を選択するための第2選択手段を設け
たので、上記効果に加え、合成画像情報又は指示情報の
生成を行わせる際の操作性を向上させることができる、
という効果を有する。
【0128】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、レイアウト上に設けられている複数の合成
領域の配置が目視で確認できるように画像撮像装置の表
示部にレイアウトを表示するので、上記効果に加え、処
理対象の合成領域の選択をユーザが容易に行うことが可
能となる、という効果を有する。
【0129】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
明において、合成する画像として画像の一部領域を指定
するための第2指定手段を設け、第2指定手段を介して
指定された領域のみが合成画像として合成されるように
合成画像情報又は指示情報を生成するので、上記効果に
加え、画像の一部領域のみを合成することを容易に実現
することができる、という効果を有する。
【0130】請求項10記載の発明は、画像を合成する
際のレイアウトを規定するレイアウト情報を表示してい
る媒体を画像撮像装置により撮像し、撮像によって得ら
れた画像情報に基づいてレイアウト情報を認識させ、該
レイアウト情報を記憶手段に記憶させることでレイアウ
ト情報を入力し、合成すべき画像を指定するか又は合成
すべき画像の画像情報を入力させることにより、前記レ
イアウトに従って画像を合成した合成画像を表す合成画
像情報を生成させるか、又は合成画像情報を生成させる
ための指示情報を生成させるので、所望のレイアウトで
の画像の合成を容易に実現することができる、という優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るデジタルスチルカメラの、
(A)は正面側から見た斜視図、(B)は背面側から見
た斜視図である。
【図2】 図1に示したデジタルスチルカメラの電気系
の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 本実施形態に係るデジタルスチルカメラで実
行される処理のメインルーチンの内容を示すフローチャ
ートである。
【図4】 情報入力処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【図5】 割り込み処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【図6】 (A)はバーコードとして記録されるコード
化情報の構成を示す概念図、(B)は2次元バーコード
の一例を示すイメージ図である。
【図7】 (A)〜(E)はレイアウト情報が規定する
レイアウトの一例を各々示すイメージ図である。
【図8】 (A)はレイアウト情報によって規定される
レイアウトの一例、(B)は任意の情報を入力するため
の入力シートのフォーマットの一例を示すイメージ図で
ある。
【図9】 (A)〜(G)は画像合成処理の処理過程で
ディスプレイに表示される画像の一例を各々示すイメー
ジ図である。
【符号の説明】
10 デジタルスチルカメラ 26 ディスプレイ 32 操作スイッチ 38 撮像デバイス 48 メモリ 54 CPU 58 不揮発性メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/262 H04N 5/262 // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 5B057 AA20 BA02 BA24 BA26 CA12 CA16 CA18 CB12 CB16 CC03 CE08 CE09 CH12 5C022 AA13 AB68 AC02 AC03 AC12 AC32 AC42 AC52 AC54 AC74 5C023 AA02 AA04 AA06 AA14 AA16 AA18 AA31 AA37 BA12 BA13 CA03 CA05 DA04 EA03 5C076 AA16 AA17 BA03 BA04 CA02 5E501 AA30 AC15 AC34 BA05 CA04 CB03 EB15 EB16 EB18 FA14 FB03 FB46

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学像を撮像して画像情報に変換する撮
    像手段と、 画像を合成する際のレイアウトを規定するレイアウト情
    報を表示している媒体を含む光学像が前記撮像手段によ
    って撮像された場合に、該撮像によって得られた画像情
    報に基づいて前記レイアウト情報を認識する認識手段
    と、 前記認識手段によって認識された前記レイアウト情報を
    記憶する記憶手段と、 前記レイアウト情報が規定するレイアウトに従って合成
    すべき画像が指定又は前記合成すべき画像の画像情報が
    入力されると、前記レイアウトに従って前記合成すべき
    画像を合成した合成画像を表す合成画像情報を生成する
    か、又は前記合成画像情報を生成させるための指示情報
    を生成する生成手段と、 を含む画像撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記レイアウト情報はコード化されて視
    認可能な形態で前記媒体に表示されていることを特徴と
    する請求項1記載の画像撮像装置。
  3. 【請求項3】 互いに異なるレイアウトを規定する複数
    種のレイアウト情報が前記記憶手段に記憶されている状
    態で、画像の合成に使用すべきレイアウト情報を選択す
    るための第1選択手段を更に備えたことを特徴とする請
    求項1記載の画像撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記レイアウト情報には、レイアウト情
    報が規定するレイアウトの名称を表す名称情報が付加さ
    れており、前記第1選択手段は、前記名称情報に基づ
    き、選択可能なレイアウトの名称を前記画像撮像装置の
    表示部に表示することを特徴とする請求項3記載の画像
    撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記レイアウト情報が規定するレイアウ
    ト上には画像を合成可能な合成領域が複数設けられてお
    り、 前記複数の合成領域のうち、処理対象の合成領域を選択
    するための第2選択手段を更に備えたことを特徴とする
    請求項1記載の画像撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記第2選択手段は、前記レイアウト情
    報が規定するレイアウトを、該レイアウト上に設けられ
    ている前記複数の合成領域の配置が目視で確認できるよ
    うに前記画像撮像装置の表示部に表示することを特徴と
    する請求項5記載の画像撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記レイアウト情報が規定するレイアウ
    トに従って合成すべき画像の画像情報の入力は、画像の
    合成が指示された後に前記撮像手段によって光学像が撮
    像されることによって行われ、前記撮像によって得られ
    た画像情報が入力されることを特徴とする請求項1記載
    の画像撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記レイアウト情報が規定するレイアウ
    トに従って合成すべき画像を、前記撮像手段によって光
    学像が撮像されることによって前記記憶手段に画像情報
    が記憶されている複数の画像の中から指定するための第
    1指定手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載
    の画像撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段に画像情報が記憶されてい
    る特定の画像のうちの一部の領域を、合成する画像とし
    て指定するための第2指定手段を更に備え、 前記生成手段は、前記第2指定手段を介して指定された
    領域の位置、形状及び大きさに基づき、前記領域のみが
    前記合成画像として合成されるように前記合成画像情報
    又は前記指示情報を生成することを特徴とする請求項1
    記載の画像撮像装置。
  10. 【請求項10】 光学像を撮像して画像情報に変換する
    撮像手段を備えた画像撮像装置により、画像を合成する
    際のレイアウトを規定するレイアウト情報を表示してい
    る媒体を撮像し、 前記撮像によって得られた画像情報に基づいて前記レイ
    アウト情報を認識させ、該レイアウト情報を記憶手段に
    記憶させることで、前記画像撮像装置に前記レイアウト
    情報を入力し、 前記レイアウト情報が規定するレイアウトに従って合成
    すべき画像を指定するか又は前記合成すべき画像の画像
    情報を入力させることにより、前記レイアウトに従って
    前記合成すべき画像を合成した合成画像を表す合成画像
    情報を生成させるか、又は前記合成画像情報を生成させ
    るための指示情報を生成させる画像撮像装置の制御方
    法。
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