JP2005094424A - 原画像と装飾画像との合成 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原画像と装飾画像とが調和する合成済み画像を容易に生成することのできる技術を提供する。
【解決手段】 画像処理装置は、装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた制御情報を取得するための制御情報取得部と、制御情報を利用して、原画像と装飾画像とを合成するための合成部と、を備える。制御情報は、原画像を表す原画像データに対する所定の画像処理の実行指示を示し、合成済み画像内において対象画像が割り付けられる割付領域に関して予め設定されている。合成部は、制御情報に従って、原画像データに対して所定の画像処理を実行して、対象画像を準備する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、原画像と装飾画像とを合成する技術に関する。
近年、デジタルスチルカメラによって取得された原画像を装飾するために、原画像とフレーム画像などの装飾画像とが合成される場合が多い。
特開2003−145880号公報
しかしながら、従来の技術では、合成済み画像を生成するのに手間が掛かるという問題があった。この問題は、原画像と装飾画像とを合成する際に、原画像と装飾画像とを調和させるのに手間が掛かることに起因する。具体的には、原画像と装飾画像とを合成する際に、装飾画像の内容に適した原画像を選択したり、装飾画像の内容に適した処理を原画像に対して実行したりするのに、手間が掛かっていた。
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、原画像と装飾画像とが調和する合成済み画像を容易に生成することのできる技術を提供することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の装置は、原画像内の少なくとも一部の対象画像と、前記対象画像を装飾するための装飾画像と、を合成することによって合成済み画像を生成するための画像処理装置であって、
前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた制御情報であって、前記原画像を表す原画像データに対する所定の画像処理の実行指示を示し、前記合成済み画像内において前記対象画像が割り付けられる割付領域に関して予め設定された前記制御情報を取得するための制御情報取得部と、
前記制御情報を利用して、前記原画像と前記装飾画像とを合成するための合成部と、
を備え、
前記合成部は、前記制御情報に従って、前記原画像データに対して前記所定の画像処理を実行して、前記対象画像を準備することを特徴とする。
第1の装置では、装飾画像データには、原画像データに対する所定の画像処理の実行指示を示す制御情報が関連付けられているため、制御情報に従って、原画像データに対する画像処理を実行することができ、この結果、原画像と装飾画像とが調和する合成済み画像を容易に生成することができる。
上記の装置において、
前記制御情報は、前記原画像データに対する変倍処理の実行指示を含み、
前記合成部は、前記制御情報に従って、前記変倍処理を実行して、前記対象画像を準備するようにしてもよい。
こうすれば、装飾画像に適した倍率の対象画像を含む合成済み画像を容易に生成することができる。
上記の装置において、
前記合成済み画像内には、第1の割付領域と第2の割付領域が設けられており、
前記制御情報は、前記第1の割付領域に関して設定されており、
前記合成部は、前記制御情報に従って、前記第1の割付領域内に割り付けられる第1の対象画像の倍率が前記第2の割付領域内に割り付けられる第2の対象画像の倍率と異なるように、前記変倍処理を実行して前記第1の対象画像を準備するようにしてもよい。
こうすれば、倍率の異なる第1の対象画像と第2の対象画像とを含む合成済み画像を容易に生成することができる。
また、上記の装置において、
前記制御情報は、前記原画像データの内容を解析して前記原画像内の所定の特徴領域を抽出する抽出処理の実行指示を含み、
前記合成部は、前記制御情報に従って、前記抽出処理を実行して、前記対象画像を準備するようにしてもよい。
こうすれば、所定の特徴領域を表す対象画像を含む合成済み画像を容易に生成することができる。
さらに、上記の装置において、
前記制御情報は、前記原画像データに対する色変換処理の実行指示を含み、
前記合成部は、前記制御情報に従って、前記色変換処理を実行して、前記対象画像を準備するようにしてもよい。
こうすれば、色変換処理が実行された象画像を含む合成済み画像を容易に生成することができる。
本発明の第1の方法は、原画像内の少なくとも一部の対象画像と、前記対象画像を装飾するための装飾画像と、を合成することによって合成済み画像を生成するための画像処理方法であって、
(a)前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた制御情報であって、前記原画像を表す原画像データに対する所定の画像処理の実行指示を示し、前記合成済み画像内において前記対象画像が割り付けられる割付領域に関して予め設定された前記制御情報を取得する工程と、
(b)前記制御情報を利用して、前記原画像と前記装飾画像とを合成する工程と、
を備え、
前記工程(b)は、
前記制御情報に従って、前記原画像データに対して前記所定の画像処理を実行して、前記対象画像を準備する工程を含むことを特徴とする。
この方法を用いる場合にも、上記の装置を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、原画像と装飾画像とが調和する合成済み画像を容易に生成することができる。
本発明の第1のプログラムは、コンピュータに、原画像内の少なくとも一部の対象画像と、前記対象画像を装飾するための装飾画像と、を合成させることによって合成済み画像を生成させるためのコンピュータプログラムであって、
前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた制御情報であって、前記原画像を表す原画像データに対する所定の画像処理の実行指示を示し、前記合成済み画像内において前記対象画像が割り付けられる割付領域に関して予め設定された前記制御情報を取得する機能と、
前記制御情報を利用して、前記原画像と前記装飾画像とを合成する機能と、
をコンピュータに実現させ、
前記合成機能は、
前記制御情報に従って、前記原画像データに対して前記所定の画像処理を実行して、前記対象画像を準備する機能を含むことを特徴とする。
このプログラムを用いる場合にも、上記の装置を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、原画像と装飾画像とが調和する合成済み画像を容易に生成することができる。
本発明の第2の装置は、原画像と、前記原画像を装飾するための装飾画像と、を合成することによって合成済み画像を生成するための画像処理装置であって、
前記原画像を表す原画像データに関連付けられた付加情報を取得するための付加情報取得部と、
前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた属性情報であって、前記原画像と前記装飾画像との組み合わせを決定するのに有用な前記属性情報を取得するための属性情報取得部と、
前記付加情報と前記属性情報とを利用して、前記原画像と前記装飾画像とのうちの少なくとも一方の画像のユーザによる選択を支援するための選択支援部と、
ユーザによって選択された前記原画像と前記装飾画像とを合成するための合成部と、
を備えることを特徴とする。
第2の装置では、装飾画像データには、原画像と装飾画像との組み合わせを決定するのに有用な属性情報が関連付けられているため、付加情報と属性情報とを利用することによって、互いに調和する原画像と装飾画像との組み合わせを容易に選択でき、この結果、原画像と装飾画像とが調和する合成済み画像を容易に生成することができる。
上記の装置において、
前記選択支援部は、前記原画像と前記装飾画像とのうちの一方の画像が選択されたときに、他方の画像の選択のために、前記付加情報の内容と前記属性情報の内容とが整合する前記他方の画像の候補を選出するようにしてもよい。
また、上記の装置において、
前記選択支援部は、前記原画像と前記装飾画像とのうちの一方の画像が選択されたときに、他方の画像の選択のために、前記付加情報の内容と前記属性情報の内容とが相反しない前記他方の画像の候補を選出するようにしてもよい。
こうすれば、互いに調和する原画像と装飾画像とを容易に選択することができる。
上記の装置において、
前記合成済み画像内には、複数の前記原画像が割り付けられる複数の割付領域が準備されており、
前記属性情報は、前記複数の割付領域のそれぞれに関して設定されているようにしてもよい。
こうすれば、装飾画像に調和する原画像を割付領域毎に選択することができる。
ここで、前記属性情報は、前記付加情報に含まれる撮影条件情報に対応する情報や、撮影時間情報に対応する情報、撮影場所情報に対応する情報などを含んでいることが好ましい。
本発明の第2の方法は、原画像と、前記原画像を装飾するための装飾画像と、を合成することによって合成済み画像を生成するための画像処理方法であって、
(a)前記原画像を表す原画像データに関連付けられた付加情報を取得する工程と、
(b)前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた属性情報であって、前記原画像と前記装飾画像との組み合わせを決定するのに有用な前記属性情報を取得する工程と、
(c)前記付加情報と前記属性情報とを利用して、前記原画像と前記装飾画像とのうちの少なくとも一方の画像のユーザによる選択を支援する工程と、
(d)ユーザによって選択された前記原画像と前記装飾画像とを合成する工程と、
を備えることを特徴とする。
なお、工程(a)と工程(b)の順序は、任意である。
この方法を用いる場合にも、上記の装置を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、原画像と装飾画像とが調和する合成済み画像を容易に生成することができる。
本発明の第2のプログラムは、コンピュータに、原画像と、前記原画像を装飾するための装飾画像と、を合成させることによって合成済み画像を生成させるためのコンピュータプログラムであって、
前記原画像を表す原画像データに関連付けられた付加情報を取得する機能と、
前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた属性情報であって、前記原画像と前記装飾画像との組み合わせを決定するのに有用な前記属性情報を取得する機能と、
前記付加情報と前記属性情報とを利用して、前記原画像と前記装飾画像とのうちの少なくとも一方の画像のユーザによる選択を支援する機能と、
ユーザによって選択された前記原画像と前記装飾画像とを合成する機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とする。
このプログラムを用いる場合にも、上記の装置を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、原画像と装飾画像とが調和する合成済み画像を容易に生成することができる。
なお、この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および装置(システム)、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.画像処理システムの構成:
A−1.原画像ファイルの内容:
A−2.装飾画像ファイルの内容:
B.画像処理部の処理内容:
B−1.一連の画像合成処理の内容:
B−2.制御情報に基づく処理内容:
B−3.属性情報に基づく処理内容:
A.画像処理システムの構成:
図1は、画像処理システムの一例を示す説明図である。画像処理システム100は、パーソナルコンピュータ200とプリンタ300とを備えている。なお、本実施例では、プリンタ300としてインクジェット方式のプリンタが利用されている。
パーソナルコンピュータ200は、CPU210と、ROMやRAMなどの内部記憶装置220と、外部記憶装置250と、表示部260と、マウスやキーボードなどの操作部270と、を備えている。内部記憶装置220には、画像処理部230および印刷データ生成部240として機能するコンピュータプログラムが格納されている。なお、画像処理部230は、画像処理を実行するためのアプリケーションプログラムであり、印刷データ生成部240は、プリンタ300に供給される印刷データを生成するためのプリンタドライバである。
また、コンピュータ200には、メモリカード制御部280と、インタフェース部(I/F部)290と、が設けられている。メモリカード制御部280は、メモリカードMC内の画像データを読み込む機能を有している。I/F部290は、複数の入出力端子を備えており、外部に設けられた種々の機器との間でデータ通信を行う。例えば、I/F部290は、ケーブルを介してデジタルスチルカメラと接続され、デジタルスチルカメラから与えられた画像データを読み込む。また、I/F部290は、ケーブルを介してプリンタ300と接続され、プリンタ300に印刷データを供給する。
画像処理部230は、メモリカード制御部280やI/F部290によって読み出された画像データを取得して、画像データに対して種々の処理を施すことができる。この際、表示部260には、画像データによって表される画像が表示され、ユーザは、操作部270を操作することによって、表示部260に表示されたユーザインタフェースを介して、画像処理部230に種々の処理を実行させる。
特に、本実施例の画像処理部230は、原画像と、原画像を装飾するためのフレーム画像などの装飾画像と、を合成して、合成済み画像を生成する機能を有している。具体的には、画像処理部230は、付加情報取得部232と、属性情報取得部234と、制御情報取得部235と、選択支援部237と、合成部238と、を備えている。付加情報取得部232は、原画像を表す原画像データに関連付けられた付加情報を取得する。属性情報取得部234と制御情報取得部235とは、それぞれ、装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた属性情報と制御情報とを取得する。本実施例では、原画像データと付加情報とは、1つの原画像ファイルに含まれており、装飾画像データと属性情報と制御情報とは、1つの装飾画像ファイルに含まれている。なお、外部記憶装置250内部の装飾画像ファイル格納領域252には、複数の装飾画像ファイルが予め格納されている。選択支援部は、付加情報と属性情報とを利用して、ユーザによる原画像または装飾画像の選択を支援する。合成部238は、制御情報を利用して、原画像と装飾画像とを合成することができる。この構成により、例えば、フレーム画像の内側に設定された割付領域内に、フレーム画像に調和する原画像を容易に配置することができる。
印刷データ生成部240は、画像処理部230から与えられた合成済み画像データを用いて、印刷データを生成する。そして、プリンタ300は、印刷データに従って、印刷媒体(例えば印刷用紙)上に画像を印刷する。
A−1.原画像ファイルの内容:
図2は、原画像ファイルの内容を示す説明図である。この画像ファイルは、通常、デジタルスチルカメラで生成される。本実施例では、画像ファイルは、Exif形式で保存されている。Exifファイルは、デジタルスチルカメラ用の画像ファイルフォーマット規格(Exif)に従った構造を有しており、その仕様は、日本電子情報技術産業協会(JEITA)によって定められている。図示するように、画像ファイルは、画像データと付加情報とを含んでいる。
付加情報には、画像データが取得される際の撮影情報や、出力装置(プリンタ)に対する画像処理条件を示すパラメータ、サムネイル画像などが含まれる。なお、画像処理条件を示すパラメータとしては、例えば、撮影シーンに対応したコントラストや明るさなどの画質調整パラメータが挙げられる。
撮影情報には、撮影条件情報や、撮影時間情報、撮影場所情報(GPS情報)などが含まれている。また、撮影条件情報には、原画像内の合焦位置や被写体位置などの注目位置情報や、原画像の天地情報、撮影シーン情報、撮影モード情報などが含まれている。ここで、合焦位置とは、原画像を取得する際に、合焦状態が実現された原画像内の位置を意味しており、被写体位置とは、原画像を取得する際に設定された原画像内の被写体の位置を意味している。すなわち、合焦位置や被写体位置は、撮影時に注目された原画像内の注目位置を示す。撮影シーン情報には、ポートレートや、風景、夜景、マクロ(接写)などのシーン情報が含まれている。撮影モード情報には、シャッタ速度や、焦点距離、絞り値、セルフタイマの利用の有無、連続撮影の実行の有無、色変換処理の内容などの情報が含まれている。
なお、図1の付加情報取得部232は、原画像データに関連付けられた付加情報を取得する。
A−2.装飾画像ファイルの内容:
図3は、装飾画像ファイルの内容を示す説明図である。装飾画像ファイルは、装飾画像に関する装飾画像情報と、合成済み画像内において原画像が割り付けられる割付領域に関する割付領域情報と、を含んでいる。
装飾画像情報には、フレーム画像などの装飾画像を表す装飾画像データと、装飾画像が配置(印刷)される対象シート(印刷用紙)のサイズを示す情報と、該対象シートにおける装飾画像の配置を示す情報と、が含まれる。なお、本実施例では、対象シートのサイズは、対象シートを所定の解像度で表現するのに必要な画素数で表されている。ここで、所定の解像度は、印刷済み画像の1インチ当たりに利用される画像データ(RGBデータ)の画素数(pixel/inch )を意味する。例えば、対象シートがL判用紙(127mm×89mm)である場合には、L判用紙を360dpiの解像度で表現するのに必要な画素数は、長辺:1800(=360(dpi)×127(mm)/25.4(mm/inch))画素,短辺:1261(=150(dpi)× 89(mm)/25.4(mm/inch))画素である。
割付領域情報には、割付領域の形状を示す情報と、割付領域のサイズを示す情報と、上記の対象シートにおける割付領域の配置を示す情報と、割付領域内の重要位置を示す情報が含まれる。ここで、重要位置とは、割付領域の形状に応じた割付領域内の特徴位置を意味している。通常、重要位置は、割付領域内の重心位置に設定される。なお、割付領域が複雑な形状を有している場合には、重要位置は、割付領域の重心位置からずれていてもよい。ただし、上記のように、割付領域内の重心位置を重要位置として設定すれば、割付領域内の比較的大きな領域の中央付近に重要位置を容易に設定することができる。なお、対象シート上に複数の割付領域が配置される場合には、各割付領域毎に、割付領域情報が準備される。
また、本実施例では、装飾画像ファイルは、属性情報と制御情報とを含んでいる。属性情報は、各割付領域に割り付けられる原画像を選択するのに有用な情報、換言すれば、原画像と装飾画像との組み合わせを決定するのに有用な情報を含んでいる。具体的には、属性情報には、原画像の撮影条件に対応する情報や、原画像の撮影時間情報に対応する情報、原画像の撮影場所情報に対応する情報などが含まれている。撮影条件に対応する情報には、原画像の天地情報に対応する形状情報(縦長または横長)や、原画像の撮影シーン情報に対応する情報、原画像の撮影モード情報に対応する情報などが含まれている。一方、制御情報は、各割付領域に割り付けられる原画像に対する所定の画像処理の実行指示を示す情報を含んでいる。
なお、図1の属性情報取得部234と制御情報取得部235とは、装飾画像データに関連付けられた属性情報と制御情報とをそれぞれ取得する。
B.画像処理部の処理内容:
B−1.一連の画像合成処理の内容:
図4は、画像処理部230の処理内容を示すフローチャートである。図4では、画像処理部(以下、「画像処理プログラム」とも呼ぶ)230が一連の画像合成処理を実行するときの処理内容が示されている。
ステップS100では、合成対象の原画像と装飾画像とが選択される。具体的には、ユーザが操作部270を操作することによって、画像合成処理の実行開始を指示すると、画像処理部230は、表示部260に、原画像選択フィールドと装飾画像選択フィールドとを表示させる。なお、本実施例では、ユーザからの指示に従って、原画像選択フィールドと装飾画像選択フィールドとのいずれか一方が先行して表示される。
図5は、原画像選択フィールドTPFを示す説明図である。図示するように、表示部260には、画像処理プログラムのウィンドウWDが表示されている。ウィンドウWD内には、原画像選択フィールドTPFが表示されており、該フィールドTPF内には、複数の原画像データによって表される複数の原画像TPが表示されている。ユーザは、原画像選択フィールドTPF内で、任意の原画像を選択することができる。「OK」ボタンB1が選択されると、合成対象の原画像が決定される。
図6は、装飾画像選択フィールドEPFを示す説明図である。図示するように、装飾画像選択フィールドEPF内には、複数の装飾画像データによって表される複数のフレーム画像FPが表示されている。ユーザは、装飾画像選択フィールドEPF内で、任意のフレーム画像を選択することができる。「OK」ボタンB2が選択されると、合成対象のフレーム画像が決定される。
なお、実際には、装飾画像選択フィールドEPFの表示に先行して、ユーザによって、印刷時に利用される印刷用紙のサイズ、すなわち、図3で説明した対象シートのサイズが選択される。そして、装飾画像選択フィールドEPFには、選択された対象シートサイズに適したフレーム画像が表示される。
ステップS100(図4)で合成対象の原画像と装飾画像とが選択されると、画像処理部230は、画像の合成を実行する。ただし、画像の合成の実行に先行して、ステップS200では、装飾画像ファイル内に制御情報が存在するか否かが判断される。制御情報が存在する場合には、ステップS300に進み、存在しない場合には、ステップS400に進む。
ステップS300,S400では、原画像と装飾画像との合成が実行される。特に、ステップS200において、装飾画像ファイル内に制御情報が存在すると判断された場合には、ステップS300において、原画像データに対する所定の画像処理が実行された後に、処理済みの原画像と装飾画像との合成が実行される。
B−2.制御情報に基づく処理内容:
図7は、ステップS300(図4)の具体的な処理内容の第1の例を示すフローチャートである。ステップS300aは、制御情報に変倍処理の実行指示が含まれる場合の処理を示している。なお、ステップS300aの処理は、合成部238によって実行される。
図8は、第1の例(図7)における合成対象の原画像と装飾画像とを示す説明図である。図8(A)は、原画像データによって表される原画像TP1を示しており、図8(B)は、装飾画像データによって表されるフレーム画像FP1を示している。図8(B)に示すように、フレーム画像FP1の内側には、合成済み画像内において原画像が割り付けられる3つの矩形の割付領域LA1a〜LA1cが設けられている。制御情報は、第1の割付領域LA1a内に原画像の全領域を割り付けることを要求しており、第2および第3の割付領域LA1b,LA1c内に同じ原画像のうちの一部の領域を所定の倍率で拡大して割り付けることを要求している。
ステップS310(図7)では、原画像データに関連付けられた付加情報内に注目位置が含まれているか否かが判断される。本実施例では、注目位置として、合焦位置が利用されている。図8(A)では、合焦位置Pfは、原画像TP1内に存在する左から2番目の人物像の顔の中心付近に設定されている。
図8(A)に示すように、付加情報内に注目位置が含まれている場合には、ステップS312において原画像内の注目位置が取得される。そして、ステップS320において、制御情報に従った原画像データに対する変倍処理が実行された後に、ステップS330において、合成済みの画像が生成される。
図9は、第1の例(図7)において生成される合成済み画像を示す説明図である。図示するように、ウィンドウWD内には、図8(A)の原画像TP1と図8(B)のフレーム画像FP1とが合成された合成済み画像CP1が表示されている。第1の割付領域LA1aには、原画像TP1の全領域が割り付けられている。第2および第3の割付領域LA1b,LA1cには、それぞれ、原画像TP1内の一部の領域を示す第1および第2の部分画像が割り付けられている。図示するように、第2の部分画像の拡大率と第3の部分画像の拡大率とは、異なっている。
ステップS312(図7)で注目位置が取得される場合には、第2および第3の割付領域LA1b,LA1cに割り付けられる部分画像は、合成部238によって自動的に決定される。
具体的には、2つの割付領域LA1b,LA1cに対応する割付領域情報内には、それぞれ、重要位置が含まれている。具体的には、図8(B)に示すように、第2および第3の割付領域LA1b,LA1cの重要位置PGb,PGcは、それぞれ、矩形の割付領域LA1b,LA1cの重心位置に設定されている。また、制御情報は、第2の割付領域LA1bに割り付けられる第1の部分画像の第1の拡大率と、第3の割付領域LA1cに割り付けられる第2の部分画像の第2の拡大率と、を含んでいる。合成部238は、まず、第1の割付領域LA1a内に原画像の全領域を割り付けるのに必要な基準倍率を求める。そして、合成部238は、第2の割付領域LA1b内に割り付けられる第1の部分画像を準備する際には、基準倍率に上記の第1の拡大率を乗じて得られた倍率で、原画像データに対する変倍処理を実行する。次に、合成部238は、変倍済みの原画像内の第1の画像領域Wb(図8(A))を抽出(トリミング)して、第1の部分画像を準備する。ここで、第1の画像領域Wbは、合焦位置Pfを重心とする矩形領域であり、第1の画像領域Wbのサイズは、第2の割付領域LA1bのサイズと等しく設定されている。同様に、合成部238は、第3の割付領域LA1c内に割り付けられる第2の部分画像を準備する際には、基準倍率に上記の第2の拡大率を乗じて得られた倍率で、原画像データに対する変倍処理を実行する。次に、合成部238は、変倍済みの原画像内の第2の画像領域Wc(図8(A))を抽出(トリミング)して、第2の部分画像を準備する。ここで、第2の画像領域Wcは、合焦位置Pfを重心とする矩形領域であり、第2の画像領域Wcのサイズは、第3の割付領域LA1cのサイズと等しく設定されている。
このように、第1の例では、装飾画像データに関連付けられた制御情報が示す変倍処理の実行指示に従って、原画像データに対する変倍処理が実行されている。このため、装飾画像に適した倍率の部分画像を含む合成済み画像を容易に生成することができる。また、第1の例では、第2および第3の割付領域LA1b,LA1cには、拡大率が設定されているため、倍率の異なる画像を含む合成済み画像を容易に生成することができる。具体的には、第1の割付領域LA1aには、基準倍率の画像を割り付け、第2および第3の割付領域LA1b,LA1cには、基準倍率と異なる倍率の画像を割り付けることができる。
ところで、第1および第2の部分画像が上記のように選択される場合には、ユーザの所望する合成済み画像が生成されない場合がある。具体的には、第2および第3の割付領域LA1b,LA1c内に現れる画像範囲が、ユーザの所望する画像範囲と異なる場合がある。そこで、本実施例では、第2および第3の割付領域LA1b,LA1c内に現れる画像範囲を変更(調整)することができるように工夫している。
具体的には、図9に示す合成済み画像CP1では、第1の割付領域LA1aには原画像の全領域が表示されており、該原画像上には、2つの指示画像WSb,WScが表示されている。第1の指示画像WSbは、第2の割付領域LA1bに表示される原画像内の第1の画像領域Wb(図8(A))を示しており、第2の指示画像WScは、第3の割付領域LA1cに表示される原画像内の第2の画像領域Wcを示している。また、第2の割付領域LA1bには、第1の画像領域Wbに対応する第1の部分画像が表示されており、該第1の部分画像上には、第3の指示画像WSc’が表示されている。第3の指示画像WSc’は、第3の割付領域LA1cに表示される原画像内の第2の画像領域Wcを示している。ユーザは、操作部270を操作して、指示画像WSb,WSc,WSc’を上下左右に移動させたり、指示画像WSb,WSc,WSc’のサイズを変更したりすることによって、第2および第3の割付領域LA1b,LA1c内に現れる画像範囲を変更(調整)することができる。
図10は、調整された合成済み画像を示す説明図である。図9と図10とを比較して分かるように、図10の合成済み画像CP1’では、第2および第3の割付領域LA1b,LA1c内に現れる画像範囲が変更されている。
なお、本実施例では、第2および第3の割付領域LA1b,LA1c内に現れる画像範囲の変更は、ユーザがウィンドウWD内に準備された「拡大」ボタンBa1と「縮小」ボタンBa2と移動ボタンBa3とを操作することによっても、実行可能である。「拡大」ボタンBa1が選択される場合には、割付領域LA1b,LA1c内に割り付けられる画像範囲が比較的小さく設定され、「縮小」ボタンBa2が選択される場合には、割付領域LA1b,LA1c内に割り付けられる画像範囲が比較的大きく設定される。そして 移動ボタンBa3が選択される場合には、割付領域LA1b,LA1c内に割り付けられる画像範囲が上下左右に変更される。
このように、本実施例では、ユーザは、合成済み画像を確認しながら、第2および第3の割付領域に割り付けられる部分画像の範囲を変更(調整)することができる。このため、ユーザは、所望する合成済み画像を容易に得ることができる。
図9,図10において、ユーザがウィンドウWD内に設けられた「OK」ボタンB3を選択すると、生成された合成済み画像は、外部記憶装置250内部に保存される。
図7のステップS310において、付加情報内に注目位置が含まれていないと判断される場合には、ステップS314において特徴領域の自動抽出を実行するか否かがユーザによって選択される。
ステップS316では、特徴領域の自動抽出が実行される。ここで、特徴領域の自動抽出とは、観察者が注目するであろう領域を原画像から自動的に抽出する技術である。観察者が注目する領域は、例えば、原画像内のエッジを検出することによって、抽出可能である。なお、原画像に人物像が含まれる場合には、通常、観察者によってその顔領域が注目されるため、顔領域が抽出されるようにしてもよい。
一方、特徴領域の自動抽出が実行されない場合には、ステップS318において、ユーザによって特徴領域の指定が行われる。ユーザは、観察者によって注目されるべき領域を任意に指定することができる。
ステップS316,S318において特徴領域が決定されると、ステップS320,S330において、該領域を拡大表示するための変倍処理が実行された後に、合成済み画像が生成される。
なお、本実施例では、第2および第3の割付領域には、互いに異なる拡大率が設定されているが、これに代えて、同じ拡大率が設定されていてもよい。この場合には、原画像内の異なる2つの画像領域を、第2および第3の割付領域に割り付けるようにすればよい。なお、上記の異なる2つの画像領域は、例えば、ユーザによって指定されればよい。
図11は、ステップS300(図4)の具体的な処理内容の第2の例を示すフローチャートである。ステップS300bは、制御情報に顔領域の抽出処理の実行指示が含まれる場合の処理を示している。なお、ステップS300bの処理も、合成部238によって実行される。
図12は、第2の例(図11)における原画像と装飾画像と合成済み画像とを示す説明図である。図12(A)は、原画像データによって表される原画像TP2を示しており、図12(B)は、装飾画像データによって表されるフレーム画像FP2を示している。そして、図12(C)は、原画像とフレーム画像とが合成された合成済み画像CP2を示している。図12(B)に示すフレーム画像FP2の内側には、合成済み画像内において原画像が割り付けられる10個の楕円形の割付領域LA2a〜LA2jが設けられている。制御情報は、中央の割付領域LA2a内に、原画像内に含まれる複数の人物像の顔領域を包含する領域を抽出して割り付けることを要求しており、周辺の割付領域LA2b〜LA2j内に、原画像内に含まれる複数の人物像の顔領域をそれぞれ抽出して割り付けることを要求している。
ステップS362(図11)では、原画像TP2内に含まれる人物像の数が取得される。なお、本実施例では、人物像の数は、ユーザによって設定されるが、人物像の数は、自動計測されてもよい。ステップS364では、人物像の数と一致するように、周辺割付領域の数が変更される。なお、図12(B)に示すフレーム画像FP2内の周辺割付領域の数(9個)は、原画像TP2内の人物像の数(9個)と同じであるため、割付領域の数は変更されない。次に、ステップS366では、原画像内の複数の顔領域が決定される。なお、本実施例では、顔領域は、自動的に決定されるが、ユーザによって指定されてもよい。顔領域は、例えば、原画像内の肌色領域を検出し、検出された肌色領域を予め準備された顔に関する形状情報と比較することによって、自動的に決定可能である。
ステップS366で顔領域が決定されると、ステップS370において、顔領域の抽出処理が実行された後に、ステップS380において、合成済みの画像が生成される。具体的には、合成部238は、原画像内の9個の人物像の顔領域を包含する領域を抽出し、抽出された領域を中央の割付領域LA2aに割り付ける。また、合成部238は、原画像内の9個の人物像の顔領域を個別に抽出し、抽出された9個の顔領域を9個の周辺割付領域LA2b〜LA2jにそれぞれ割り付ける。
このように、第2の例では、装飾画像データに関連付けられた制御情報が示す顔領域の抽出処理の実行指示に従って、原画像データに対する抽出処理が実行されている。このため、顔領域を表す部分画像を含む合成済み画像を容易に生成することができる。
上記のように、第1の例では、制御情報は、原画像データに対する変倍処理の実行指示を含んでおり、第2の例では、制御情報は、原画像データに対する顔領域の抽出処理の実行指示を含んでいるが、制御情報は、他の画像処理の実行指示を含んでいてもよい。
図13は、制御情報を有する他のフレーム画像の一例を示す説明図である。このフレーム画像FP3では、3つの割付領域LA3a〜LA3cが準備されている。制御情報は、第2の割付領域LA3b内に割り付けられる原画像に対してセピア色の色変換処理を実行することを要求しており、第3の割付領域LA3c内に割り付けられる原画像に対して白黒の色変換処理を実行することを要求している。このフレーム画像FP3が利用される場合には、第1ないし第3の割付領域LA3a〜LA3c内に、それぞれ、カラー、セピア、白黒の画像が割り付けられる。
この例では、装飾画像データに関連付けられた制御情報が示す色変換処理の実行指示に従って、原画像データに対する色変換処理が実行されている。このため、色変換処理が実行された画像を含む合成済み画像を容易に生成することができる。
以上説明したように、装飾画像データに所定の画像処理の実行指示を示す制御情報が関連付けられていれば、制御情報に従って、原画像データに対する画像処理を実行することができるため、原画像と装飾画像とが調和する合成済み画像を容易に生成することが可能となる。
B−3.属性情報に基づく処理内容:
図14は、ステップS100(図4)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。
ステップS110では、原画像と装飾画像のうちのいずれが先行して選択されるかがユーザによって決定される。原画像が先行して選択される場合には、ステップS121に進み、装飾画像が先行して選択される場合には、ステップS131に進む。なお、通常、1つの原画像を含む合成済み画像を生成する場合には、原画像が先行して選択され、複数の原画像を含む合成済み画像を生成する場合には、装飾画像が先行して選択される。
ステップS121では、ユーザによって原画像が先行して選択される。具体的には、図5で説明したように、ユーザは、原画像選択フィールドTPF内に表示された複数の原画像の中から任意の原画像を選択する。
ステップS123では、付加情報に応じた装飾画像の候補が選出される。具体的には、付加情報取得部232(図1)は、ステップS121で選択された原画像に関連付けられた付加情報(撮影情報)を取得する。なお、撮影情報には、図2で説明したように、撮影条件情報(天地情報,撮影シーン情報,撮影モード情報)や、撮影時間情報、撮影場所情報などが含まれている。そして、選択支援部237は、取得された撮影情報を利用して、選択された原画像に適した装飾画像の候補を選出する。具体的には、原画像データに関連付けられた撮影情報の内容と、装飾画像データに関連付けられた属性情報の内容と、が整合するように、装飾画像の候補が選出される。なお、装飾画像の候補が選出される際には、属性情報取得部234によって、複数の装飾画像の属性情報が取得される。
ステップS125では、ユーザによって装飾画像が選択される。具体的には、図6で説明したように、ユーザは、装飾画像選択フィールドEPF内に表示された複数の装飾画像の中から任意の装飾画像を選択する。ただし、ステップS125で表示される装飾画像選択フィールドEPF内には、ステップS121で選択された原画像に適した装飾画像の候補群のみが表示されている。
例えば、選択された原画像の撮影情報内の天地情報が横長画像を示す場合には、属性情報内の形状情報が横長画像を示す装飾画像が、候補として選出される。そして、図6に示すように、装飾画像選択フィールドEPF内には、横長の原画像に適した複数の装飾画像の候補が表示される。一方、選択された原画像の撮影情報内の天地情報が縦長画像を示す場合には、属性情報内の形状情報が縦長画像を示す装飾画像が、候補として選出されてる。図15は、縦長の原画像が選択されたときに表示される装飾画像選択フィールドEPFを示す説明図である。図15では、装飾画像選択フィールドEPFには、縦長の原画像に適した複数の装飾画像が表示されている。このようにすれば、ユーザは、原画像の形状に適した装飾画像を容易に選択することができる。また、このようにすれば、無駄なトリミングを実行せずに済むという利点もある。例えば、原画像が縦長画像であり、フレーム画像が横長の割付領域を含む場合には、原画像を割付領域内に割り付ける際に、拡大処理を行う必要が生じ得る。しかしながら、拡大処理の実行時には補間処理が実行されるため、割付領域内に表示される画像の質が劣化する恐れがある。このため、本実施例では、原画像の形状(縦長または横長)に応じて、フレーム画像の候補が選出される。
一方、ステップS131では、ユーザによって装飾画像が先行して選択される。具体的には、図6で説明したように、ユーザは、装飾画像選択フィールドEPF内に表示された複数の装飾画像の中から任意の装飾画像を選択する。
ステップS133では、属性情報に応じた原画像の候補が選出される。具体的には、属性情報取得部234(図1)は、ステップS131で選択された装飾画像に関連付けられた属性情報を取得する。なお、属性情報には、図3で説明したように、撮影条件情報(形状情報,撮影シーン情報,撮影モード情報)や、撮影時間情報、撮影場所情報などが含まれている。そして、選択支援部237は、取得された属性情報を利用して、選択された装飾画像に適した原画像の候補を選出する。具体的には、ステップS123と同様に、撮影情報の内容と属性情報の内容とが整合するように、原画像の候補が選出される。なお、装飾画像の候補が選出される際には、付加情報取得部232によって、複数の原画像の付加情報が取得される。
ステップS135では、ユーザによって原画像が選択される。具体的には、図5で説明したように、ユーザは、原画像選択フィールドTPF内に表示された複数の原画像の中から任意の原画像を選択する。ただし、ステップS135で表示される原画像選択フィールドTPF内には、ステップS131で選択された装飾画像に適した原画像の候補群のみが表示されている。
上記のようにして、合成対象の原画像と装飾画像とが選択されると、ステップS200(図4)に進む。ここでは、装飾画像データに制御情報が関連付けられていないと仮定する。この場合には、ステップS400に進み、ステップS400において、選択された原画像と装飾画像とが合成された合成済み画像が生成される。
図16は、属性情報を有するフレーム画像の第1の例を示す説明図である。このフレーム画像FPAでは、5つの割付領域LAA1〜LAA5が準備されている。属性情報は、各割付領域に割り付けられる原画像の撮影シーン情報が特定の内容を示すことを要求している。具体的には、属性情報は、中央の割付領域LAA1に割り付けられる原画像の撮影シーン情報がポートレートを示すことを要求しており、周囲の4つの割付領域LAA2〜LAA5に割り付けられる原画像の撮影シーン情報が風景を示すことを要求している。
また、本実施例では、属性情報は、周囲の4つの割付領域LAA2〜LAA5に割り付けられる原画像の撮影場所情報が特定の内容を示すことを要求している。具体的には、周囲の4つの割付領域LAA2〜LAA5に割り付けられる原画像の撮影場所情報が中央の割付領域LAA1に割り付けられる原画像の撮影場所情報とほぼ同じであることが、要求されている。
このフレーム画像FPAを利用すれば、中央の割付領域LAA1内にポートレート画像が配置され、周囲の4つの割付領域LAA2〜LAA5内に該ポートレート画像とほぼ同じ場所で撮影された風景画像が配置された合成済み画像を容易に生成することができる。また、このフレーム画像FPAでは、属性情報は、5つの割付領域LAA1〜LAA5に関してそれぞれ設定されているため、フレーム画像FPAに調和する原画像を割付領域毎に選択することができる。
このフレーム画像FPAが利用される場合には、通常、フレーム画像が先行して選択される。フレーム画像FPAが選択されると、原画像選択フィールドTPF内には、ポートレート画像の候補が表示される。そして、ユーザによって1つのポートレート画像が選択されると、次に、原画像選択フィールドTPF内には、風景画像の候補が表示される。そして、4つの風景画像が選択されると、合成済み画像が生成される。
なお、風景画像の候補は、例えば、ポートレート画像が格納されたフォルダと同じフォルダから選出されるようにしてもよい。また、風景画像の候補が発見されない場合(例えば、ユーザによって風景画像が撮影されていない場合)には、I/F部290を介して、コンピュータ200の外部のWebサーバから、風景画像が取得されるようにしてもよい。
図17は、属性情報を有するフレーム画像の第2の例を示す説明図である。このフレーム画像FPBでは、10個の割付領域LAB1〜LAB10が準備されている。属性情報は、各割付領域に割り付けられる原画像の撮影モード情報が連続撮影を示すことを要求している。
このフレーム画像FPBを利用すれば、10個の割付領域LAB1〜LAB10内に連続撮影された一連の画像(例えば、ゴルフのスウィングの連続写真)が配置された合成済み画像を容易に生成することができる。なお、各割付領域LAB1〜LAB10には、撮影された順序で各原画像が割り付けられる。
なお、このフレーム画像FPBの属性情報は、原画像の撮影モード情報が連続撮影を示すことを要求しているが、これに代えて、あるいは、これと共に、原画像の撮影時間情報が比較的短い所定の期間内(例えば1秒)の時間を示すことを要求していてもよい。
このフレーム画像FPBが利用される場合には、通常、フレーム画像が先行して選択されるが、原画像が先行して選択されるようにしてもよい。連続撮影によって生成される一連の複数の原画像は、通常、1つのフォルダ内に保存されている。したがって、1つのフォルダが選択され、かつ、該フォルダ内の複数の原画像の撮影時間情報が所定の期間内(例えば1秒)に撮影されたことを示す場合には、このフレーム画像FPBを候補として選出可能である。
図18は、属性情報を有するフレーム画像の第3の例を示す説明図である。このフレーム画像FPCでは、3つの割付領域LAC1〜LAC3が準備されている。属性情報は、各割付領域に割り付けられる原画像の撮影時間情報が所定の時間間隔を有することを要求している。例えば、第2の割付領域LAC2に割り付けられる原画像の撮影時間情報が、第1の割付領域LAC1に割り付けられる原画像の撮影時間情報よりも、所定の時間だけ後であることが要求されている。なお、所定の時間は、ユーザによって設定可能であり、例えば、1分、1日、1年等に設定される。
このフレーム画像FPCを利用すれば、3つの割付領域LAC1〜LAC3内に所定の時間間隔毎に撮影された原画像が配置された合成済み画像を容易に生成することができる。なお、このフレーム画像FPCは、原画像として、運動会の写真や、旅行の写真、子供の成長記録の写真などを用いる場合に好適である。
このフレーム画像FPCが利用される場合には、通常、フレーム画像が先行して選択されるが、原画像を先行して選択することも可能である。具体的には、先行して選択された複数の原画像が所定の時間間隔毎に撮影されていれば、このフレーム画像FPCを候補として選出可能である。
図19は、属性情報を有するフレーム画像の第4の例を示す説明図である。このフレーム画像FPDでは、9個の割付領域LAD1〜LAD9が準備されている。属性情報は、各割付領域に割り付けられる原画像の撮影時間情報が所定の日時を示すことを要求している。具体的には、第1組の割付領域LAD1〜LAD3に割り付けられる3つの原画像の撮影時間情報は第1の日の特定の3つの時間を示すことが、要求されている。同様に、第2組の割付領域LAD4〜LAD6に割り付けられる3つの原画像の撮影時間情報は第2の日の上記の特定の3つの時間を示し、第3組の割付領域LAD7〜LAD9に割り付けられる3つの原画像の撮影時間情報は第3の日の上記の特定の3つの時間を示すことが、要求されている。なお、各領域の日時は、ユーザによって設定可能である。
このフレーム画像FPDを利用すれば、9個の割付領域LAD1〜LAD9内に所定の日時に撮影された原画像が配置された合成済み画像を容易に生成することができる。なお、このフレーム画像FPDは、原画像として、観察記録の写真などを用いる場合に好適である。
このフレーム画像FPDが利用される場合には、通常、フレーム画像が先行して選択されるが、原画像を先行して選択することも可能である。具体的には、先行して選択された複数の原画像が、異なる日の同じ時間に撮影されていれば、このフレーム画像FPDを候補として選出可能である。
図20は、属性情報を有するフレーム画像の第5の例を示す説明図である。図20(A)に示すフレーム画像FPE1は、昼の時間帯に撮影された原画像を装飾するのに適しており、図20(B)に示すフレーム画像FPE2は、夜の時間帯に撮影された原画像を装飾するのに適している。具体的には、図20(A)に示すフレーム画像FPE1では、1つの割付領域LAE1が準備されており、属性情報は、割付領域LAE1に割り付けられる原画像の撮影時間情報が昼の時間帯(例えば10時〜15時)を示すことを要求している。一方、図20(B)に示すフレーム画像FPE2では、1つの割付領域LAE2が準備されており、属性情報は、割付領域LAE2に割り付けられる原画像の撮影時間情報が夜の時間帯(例えば20時〜24時)を示すことを要求している。
このフレーム画像FPE1,FPE2を利用すれば、各割付領域LAE1,LAE2内に所定の時間帯に撮影された原画像が配置された合成済み画像を容易に生成することができる。また、不自然な原画像とフレーム画像との組み合わせが発生するのを抑制することができる。
なお、図20(A)のフレーム画像FPE1では、属性情報は、さらに、原画像の撮影モード情報が特定の内容を示すことを要求していてもよい。例えば、属性情報は、原画像の撮影モード情報が比較的高いシャッタ速度や所定のホワイトバランスを示すことを、要求していてもよい。なお、ホワイトバランスは、晴天,曇天,白熱灯,蛍光灯,フラッシュなどの撮影時の光源に関係する情報である。
また、図20(B)のフレーム画像FPE2でも、属性情報は、さらに、原画像の撮影モード情報が特定の内容を示すことを要求していてもよい。例えば、属性情報は、原画像の撮影モード情報が比較的低いシャッタ速度や所定のホワイトバランスやフラッシュの利用有りを示すことを、要求していてもよい。さらに、図20(B)のフレーム画像FPE2では、属性情報は、さらに、原画像の撮影シーン情報が夜景を示すことを要求していてもよい。
図21は、属性情報を有するフレーム画像の第6の例を示す説明図である。図21に示すフレーム画像FPFは、東京タワー付近で撮影された原画像を装飾するのに適している。具体的には、このフレーム画像FPFでは、1つの割付領域LAFが準備されており、属性情報は、割付領域LAFに割り付けられる原画像の撮影場所情報が東京タワー付近を示すことを要求している。
このフレーム画像FPFを利用すれば、割付領域内に東京タワー付近で撮影された原画像が配置された合成済み画像を容易に生成することができる。
図22は、属性情報を有するフレーム画像の第7の例を示す説明図である。図22に示すフレーム画像FPGは、セルフタイマを利用して撮影された原画像を装飾するのに適している。具体的には、このフレーム画像FPGでは、1つの割付領域LAGが準備されており、属性情報は、割付領域LAGに割り付けられる原画像の撮影モード情報がセルフタイマの利用有りを示すことを要求している。
なお、フレーム画像FPGには、文字画像領域が含まれており、該領域には、原画像の撮影時間情報に基づく撮影日時が表示されると共に、原画像の撮影場所情報に基づく撮影場所(地名)が表示される。なお、地名は、例えば、コンピュータ200の外部のWebサーバから、撮影場所情報に基づく具体的な地名を取得することによって、表示可能である。また、フレーム画像FPGには、撮影日時における天気が表示されるようにしてもよい。なお、天気は、例えば、コンピュータ200の外部のWebサーバから、撮影時間情報と撮影場所情報とに基づく天気情報を取得することによって、表示可能である。
このフレーム画像FPGを利用すれば、割付領域内にセルフタイマを利用して撮影された原画像が配置された合成済み画像を容易に生成することができる。
図23は、属性情報を有するフレーム画像の第8の例を示す説明図である。図23に示すフレーム画像FPHは、セピア色の原画像を装飾するのに適している。具体的には、このフレーム画像FPHには、1つの割付領域LAHが準備されており、属性情報は、割付領域LAHに割り付けられる原画像の撮影モード情報がセピア色の色変換処理の実行を示すことを要求している。
このフレーム画像FPHを利用すれば、割付領域内にセピア色の原画像が配置された合成済み画像を容易に生成することができる。
なお、このフレーム画像FPHは、セピア色の色変換処理が実行された原画像を装飾するのに適しているが、白黒などの他の色の色変換処理が実行された原画像を装飾するのに適した他のフレーム画像を準備してもよい。
以上説明したように、原画像データに関連付けられた付加情報と、装飾画像データに関連付けられた属性情報と、を利用すれば、互いに調和する原画像と装飾画像との組み合わせを容易に選択できるため、原画像と装飾画像とが調和する合成済み画像を容易に生成することが可能となる。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施例では、原画像と装飾画像とのうちの一方の画像が選択されたときに、原画像データに関連付けられた付加情報の内容と装飾画像データに関連付けられた属性情報の内容とが整合するように、他方の画像の候補が選出されているが、これに代えて、付加情報の内容と属性情報の内容とが相反しないように、他方の画像の候補が選出されるようにしてもよい。例えば、装飾画像の属性情報が、原画像の撮影シーン情報がポートレートを示すことを要求する場合には、特定の撮影シーン情報(例えば風景)を有する原画像を候補の対象から除外し、該特定の撮影シーン情報を有さない原画像の候補を選出すればよい。このようにしても、互いに調和する原画像と装飾画像とを容易に選択することができる。
一般には、原画像と装飾画像とのうちの一方の画像が選択されたときに、付加情報と属性情報とを利用して、他方の画像の候補が選出されればよい。
(2)上記実施例(図14)では、ステップS121で原画像が選択される際には、原画像の付加情報は利用されていないが、これに代えて、利用されるようにしてもよい。具体的には、画像処理部は、複数の原画像の付加情報を予め取得し、付加情報の内容毎に複数の原画像を予め区分する。そして、ユーザは、区分済みの原画像群(例えば、ポートレート画像群)の中から任意の原画像を選択する。こうすれば、原画像を先行して選択する場合に、所望の原画像を比較的容易に選択することができる。
また、上記実施例(図14)では、ステップS131で装飾画像が選択される際には、装飾画像の属性情報は利用されていないが、これに代えて、利用されるようにしてもよい。具体的には、画像処理部は、複数の装飾画像の属性情報を予め取得し、属性情報の内容毎に複数の装飾画像を予め区分する。そして、ユーザは、区分済みの装飾画像群(例えば、ポートレート画像に適したフレーム画像群)の中から任意の装飾画像を選択する。こうすれば、装飾画像を先行して選択する場合に、所望の装飾画像を比較的容易に選択することができる。
さらに、上記実施例では、原画像と装飾画像とのうちの一方の画像が選択された後に、他方の画像の候補が選出されているが、これに代えて、原画像および装飾画像の選択に先行して、双方の画像の候補が選出されるようにしてもよい。具体的には、画像処理部は、複数の原画像の付加情報を予め取得して付加情報の内容毎に複数の原画像を予め区分すると共に、複数の装飾画像の属性情報を予め取得して属性情報の内容毎に複数の装飾画像を予め区分する。そして、ユーザは、区分済みの原画像群(例えばポートレート画像群)の中から任意の原画像を選択すると共に、区分済みの装飾画像群(例えば、ポートレート画像に適したフレーム画像群)の中から任意の装飾画像を選択する。
一般には、画像処理部は、付加情報と属性情報とを利用して、原画像と装飾画像とのうちの少なくとも一方の画像のユーザによる選択を支援するための選択支援部を備えていればよい。
(3)上記実施例では、装飾画像として、対象シートの縁部を囲むように配置されるフレーム画像が利用されているが、装飾画像としては種々の形状およびサイズの画像を利用することができる。例えば、装飾画像としては、対象シート内の一箇所に独立して配置される文字画像やパターン画像が利用されてもよい。
(4)上記実施例では、画像データと付加情報とは、1つの画像ファイル内に包含されているが、これに代えて、個別に保存されるようにしてもよい。この場合にも、画像データと付加情報との対応関係を示す対応関係データを作成することによって、画像データと付加情報とを関連付けることができる。
上記実施例では、装飾画像データと属性情報とは、1つの装飾画像ファイル内に包含されているが、これに代えて、個別に保存されるようにしてもよい。この場合にも、装飾画像データと属性情報との対応関係を示す対応関係データを作成することによって、装飾画像データと属性情報とを関連付けることができる。同様に、上記実施例では、装飾画像データと制御情報とは、1つの装飾画像ファイル内に包含されているが、これに代えて、個別に保存されるようにしてもよい。この場合にも、装飾画像データと制御情報との対応関係を示す対応関係データを作成することによって、装飾画像データと制御情報とを関連付けることができる。
(5)上記実施例では、パーソナルコンピュータ200が画像処理部230および印刷データ生成部240の機能を有しているが、画像処理部230および印刷データ生成部240の機能は、表示部を有するデジタルスチルカメラに設けられていてもよいし、表示部を有するプリンタに設けられていてもよい。
画像処理システムの一例を示す説明図である。 原画像ファイルの内容を示す説明図である。 装飾画像ファイルの内容を示す説明図である。 画像処理部230の処理内容を示すフローチャートである。 原画像選択フィールドTPFを示す説明図である。 装飾画像選択フィールドEPFを示す説明図である。 ステップS300(図4)の具体的な処理内容の第1の例を示すフローチャートである。 第1の例(図7)における合成対象の原画像と装飾画像とを示す説明図である。 第1の例(図7)において生成される合成済み画像を示す説明図である。 調整された合成済み画像を示す説明図である。 ステップS300(図4)の具体的な処理内容の第2の例を示すフローチャートである。 第2の例(図11)における原画像と装飾画像と合成済み画像とを示す説明図である。 制御情報を有する他のフレーム画像の一例を示す説明図である。 ステップS100(図4)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。 縦長の原画像が選択されたときに表示される装飾画像選択フィールドEPFを示す説明図である。 属性情報を有するフレーム画像の第1の例を示す説明図である。 属性情報を有するフレーム画像の第2の例を示す説明図である。 属性情報を有するフレーム画像の第3の例を示す説明図である。 属性情報を有するフレーム画像の第4の例を示す説明図である。 属性情報を有するフレーム画像の第5の例を示す説明図である。 属性情報を有するフレーム画像の第6の例を示す説明図である。 属性情報を有するフレーム画像の第7の例を示す説明図である。 属性情報を有するフレーム画像の第8の例を示す説明図である。
符号の説明
100…画像処理システム
200…コンピュータ
200…パーソナルコンピュータ
210…CPU
220…内部記憶装置
230…画像処理部
232…付加情報取得部
234…属性情報取得部
235…制御情報取得部
237…選択支援部
238…合成部
240…印刷データ生成部
250…外部記憶装置
252…装飾画像ファイル格納領域
260…表示部
270…操作部
280…メモリカード制御部
290…I/F部
300…プリンタ
MC…メモリカード

Claims (18)

  1. 原画像内の少なくとも一部の対象画像と、前記対象画像を装飾するための装飾画像と、を合成することによって合成済み画像を生成するための画像処理装置であって、
    前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた制御情報であって、前記原画像を表す原画像データに対する所定の画像処理の実行指示を示し、前記合成済み画像内において前記対象画像が割り付けられる割付領域に関して予め設定された前記制御情報を取得するための制御情報取得部と、
    前記制御情報を利用して、前記原画像と前記装飾画像とを合成するための合成部と、
    を備え、
    前記合成部は、前記制御情報に従って、前記原画像データに対して前記所定の画像処理を実行して、前記対象画像を準備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記制御情報は、前記原画像データに対する変倍処理の実行指示を含み、
    前記合成部は、前記制御情報に従って、前記変倍処理を実行して、前記対象画像を準備する、画像処理装置。
  3. 請求項2記載の画像処理装置であって、
    前記合成済み画像内には、第1の割付領域と第2の割付領域が設けられており、
    前記制御情報は、前記第1の割付領域に関して設定されており、
    前記合成部は、前記制御情報に従って、前記第1の割付領域内に割り付けられる第1の対象画像の倍率が前記第2の割付領域内に割り付けられる第2の対象画像の倍率と異なるように、前記変倍処理を実行して前記第1の対象画像を準備する、画像処理装置。
  4. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記制御情報は、前記原画像データの内容を解析して前記原画像内の所定の特徴領域を抽出する抽出処理の実行指示を含み、
    前記合成部は、前記制御情報に従って、前記抽出処理を実行して、前記対象画像を準備する、画像処理装置。
  5. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記制御情報は、前記原画像データに対する色変換処理の実行指示を含み、
    前記合成部は、前記制御情報に従って、前記色変換処理を実行して、前記対象画像を準備する、画像処理装置。
  6. 原画像内の少なくとも一部の対象画像と、前記対象画像を装飾するための装飾画像と、を合成することによって合成済み画像を生成するための画像処理方法であって、
    (a)前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた制御情報であって、前記原画像を表す原画像データに対する所定の画像処理の実行指示を示し、前記合成済み画像内において前記対象画像が割り付けられる割付領域に関して予め設定された前記制御情報を取得する工程と、
    (b)前記制御情報を利用して、前記原画像と前記装飾画像とを合成する工程と、
    を備え、
    前記工程(b)は、
    前記制御情報に従って、前記原画像データに対して前記所定の画像処理を実行して、前記対象画像を準備する工程を含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータに、原画像内の少なくとも一部の対象画像と、前記対象画像を装飾するための装飾画像と、を合成させることによって合成済み画像を生成させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた制御情報であって、前記原画像を表す原画像データに対する所定の画像処理の実行指示を示し、前記合成済み画像内において前記対象画像が割り付けられる割付領域に関して予め設定された前記制御情報を取得する機能と、
    前記制御情報を利用して、前記原画像と前記装飾画像とを合成する機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記合成機能は、
    前記制御情報に従って、前記原画像データに対して前記所定の画像処理を実行して、前記対象画像を準備する機能を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項7記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 原画像と、前記原画像を装飾するための装飾画像と、を合成することによって合成済み画像を生成するための画像処理装置であって、
    前記原画像を表す原画像データに関連付けられた付加情報を取得するための付加情報取得部と、
    前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた属性情報であって、前記原画像と前記装飾画像との組み合わせを決定するのに有用な前記属性情報を取得するための属性情報取得部と、
    前記付加情報と前記属性情報とを利用して、前記原画像と前記装飾画像とのうちの少なくとも一方の画像のユーザによる選択を支援するための選択支援部と、
    ユーザによって選択された前記原画像と前記装飾画像とを合成するための合成部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項9記載の画像処理装置であって、
    前記選択支援部は、前記原画像と前記装飾画像とのうちの一方の画像が選択されたときに、他方の画像の選択のために、前記付加情報の内容と前記属性情報の内容とが整合する前記他方の画像の候補を選出する、画像処理装置。
  11. 請求項9記載の画像処理装置であって、
    前記選択支援部は、前記原画像と前記装飾画像とのうちの一方の画像が選択されたときに、他方の画像の選択のために、前記付加情報の内容と前記属性情報の内容とが相反しない前記他方の画像の候補を選出する、画像処理装置。
  12. 請求項9ないし11のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記合成済み画像内には、複数の前記原画像が割り付けられる複数の割付領域が準備されており、
    前記属性情報は、前記複数の割付領域のそれぞれに関して設定されている、画像処理装置。
  13. 請求項9ないし12のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記属性情報は、前記付加情報に含まれる撮影条件情報に対応する情報を含む、画像処理装置。
  14. 請求項9ないし13のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記属性情報は、前記付加情報に含まれる撮影時間情報に対応する情報を含む、画像処理装置。
  15. 請求項9ないし14のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記属性情報は、前記付加情報に含まれる撮影場所情報に対応する情報を含む、画像処理装置。
  16. 原画像と、前記原画像を装飾するための装飾画像と、を合成することによって合成済み画像を生成するための画像処理方法であって、
    (a)前記原画像を表す原画像データに関連付けられた付加情報を取得する工程と、
    (b)前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた属性情報であって、前記原画像と前記装飾画像との組み合わせを決定するのに有用な前記属性情報を取得する工程と、
    (c)前記付加情報と前記属性情報とを利用して、前記原画像と前記装飾画像とのうちの少なくとも一方の画像のユーザによる選択を支援する工程と、
    (d)ユーザによって選択された前記原画像と前記装飾画像とを合成する工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  17. コンピュータに、原画像と、前記原画像を装飾するための装飾画像と、を合成させることによって合成済み画像を生成させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記原画像を表す原画像データに関連付けられた付加情報を取得する機能と、
    前記装飾画像を表す装飾画像データに関連付けられた属性情報であって、前記原画像と前記装飾画像との組み合わせを決定するのに有用な前記属性情報を取得する機能と、
    前記付加情報と前記属性情報とを利用して、前記原画像と前記装飾画像とのうちの少なくとも一方の画像のユーザによる選択を支援する機能と、
    ユーザによって選択された前記原画像と前記装飾画像とを合成する機能と、
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  18. 請求項17記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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