JPH09212620A - 顔画像の製作方法 - Google Patents

顔画像の製作方法

Info

Publication number
JPH09212620A
JPH09212620A JP3895796A JP3895796A JPH09212620A JP H09212620 A JPH09212620 A JP H09212620A JP 3895796 A JP3895796 A JP 3895796A JP 3895796 A JP3895796 A JP 3895796A JP H09212620 A JPH09212620 A JP H09212620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face image
image
original
data
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3895796A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Tachibana
一洋 橘
Kenjiro Yagi
謙次郎 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP3895796A priority Critical patent/JPH09212620A/ja
Publication of JPH09212620A publication Critical patent/JPH09212620A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被写体の目的に応じた表情が容易に得られる
ような顔画像の製作方法を提供する。 【構成】 同一被写体の複数の異なる原顔画像をビット
マップイメージデータとしてメモリに格納し(ステップ
S1)、原顔画像より各々の表情特徴データを検出するよ
うに解析を行い(ステップS2)、平均の表情特徴データ
を持つ基準顔画像を設定し(ステップS3)、目的に最も
近い原顔画像を選択し(ステップS4)、基準顔画像から
選択された原顔画像までの間およびその延長上で被写体
であると許容できる範囲内に表情特徴データ群を直線的
に点在するように推定し、このデータに基づいて複数の
顔画像を合成し(ステップS5)、合成した顔画像群より
最良のものを選択する(ステップS6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、主として被写体
の希望に応じた表情の顔画像が得られる顔画像の製作方
法に関する。この発明によって製作する顔画像は、写真
としてプリントアウトされたり、モニター表示や投影し
たり、磁気ディスク・磁気テープ・光磁気ディスクなど
のメモリにデジタルデータとして取り込まれる。
【0002】
【従来の技術】従来より、肖像写真を撮影する場合、写
真スタジオにおいて適度なライティング等のセットの下
に実施する。
【0003】この場合、十分に熟練した技術を有するカ
メラマンが撮影した場合には、被写体の希望に最もかな
うようなシャッターチャンスをカメラマンが捉えて撮影
するので、被写体が満足するといわれている。しかし、
一般には、カメラマンが指示して被写体にポーズや表情
を作らせ、カメラマンが希望するシャッターチャンスで
撮影することが行われる。そのため、特に、顔の表情に
ついては、被写体の希望を満足するようには撮影されな
いのが現状である。被写体は、大概、自分が好ましいと
思う顔画像を、ビデオ画像に写った動きの中のある一瞬
や、ある時に映った鏡の中の一瞬に見い出し、概念とし
て自分の内面に抱いているものである。したがって、被
写体は、撮影された写真について、もう少し穏やかな表
情に写っておればとか、もう少し引き締まった表情に写
っておればといった感想を持つことが非常に多い。
【0004】これを解決する手段として、写真の修正技
術が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この写真の修
正技術は高度の技術を要するだけでなく、その高度の技
術をもってしても被写体の上記要望事項を満足させるこ
とはできないのである。すなわち、この技術は、撮影
後、写真を焼き付ける際に部分的な色調を変えることに
よって、顔の色艶をよくしたり、皺を除去するというレ
ベルに止まるものであり、顔画像の表情自体を修正する
ことはできなかった。
【0006】したがって、本発明は、上記の問題を解決
し、被写体の目的に応じた表情が容易に得られるような
顔画像の製作方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、同一被写体の複数の異なる原顔画像をビットマップ
イメージデータとしてメモリに格納し、原顔画像より各
々の表情特徴データを検出するように解析を行い、平均
の表情特徴データを持つ基準顔画像を設定し、目的に最
も近い原顔画像を選択し、基準顔画像から選択された原
顔画像までの間およびその延長上で被写体であると許容
できる範囲内に表情特徴データ群を直線的に点在するよ
うに推定し、このデータに基づいて複数の顔画像を合成
し、合成した顔画像群より最良のものを選択するように
構成した。
【0008】また、合成した顔画像群中に満足できる画
像がない場合、上記合成による最良の顔画像を新たに基
準顔画像とし、目的に次に近い原顔画像を選択し、顔画
像の合成を繰り返すように構成した。
【0009】また、顔画像の合成をする際、基準顔画像
を構成する画像要素のうち複数または全部の画像要素を
同期して合成するように構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の顔画像の製作方法を詳しく説明する。図1は本発明の
顔画像の製作方法を説明するためのフローチャート、図
2および図3は本発明における原顔画像の一実施例を示
す図、図4は本発明における基準顔画像の一実施例を示
す図、図5および図6は本発明における顔画像の合成の
原理説明図、図7は本発明で合成した顔画像の一実施例
を示す図である。
【0011】本発明の顔画像の製作方法は、図1に示す
フローチャートに従って以下のように行われる。
【0012】複数の原顔画像を取り込む(ステップS
1):原顔画像は、ほぼ同様の撮影条件で同一被写体の
顔を撮ったものであり、出来るだけ多い方が好ましい。
通常、50枚以上準備する(図2および図3参照)。ま
た、目的に近いものを選んで原顔画像として使用するの
が好ましい。撮影条件としては、たとえば、光源を顔の
正面上部に配置し、背景を単色にすることなどが挙げら
れる。原顔画像の取り込みは、すでに撮影された写真か
らスキャナを用いて読み込み、あるいはビデオカメラや
デジタルカメラ等を用いて被写体を撮影し、ビットマッ
プイメージデータとしてメモリに格納する。
【0013】原顔画像を解析する(ステップS2):ビッ
トマップイメージデータ上で顔を構成する目・鼻・口・
眉・輪郭・肌などのうちいくつかの画像要素について、
その画像領域を、エッジ検出や領域検出などのパターン
認識手法に基づいて認識する。この認識データから、仮
に鼻の頭を基準点としてそれぞれの画像要素の特徴点、
たとえば瞳の中心や眉の両端や唇の両端などの座標値を
測定し、画像要素間の距離や画像要素の相対角度や画像
要素の湾曲度合いを演算する。また、肌の画像領域から
原顔画像毎に色データや艶データの平均値を演算する。
これらの演算結果を、原顔画像の表情特徴データと呼
ぶ。特徴点を求める方法の一例を示したものとして、角
義恭ほか著「表情・年齢変化の可能な3次元顔画像合成
システム」(人工知能学会研究会資料SIG-HICG-9103-2
(1/24))がある。
【0014】基準顔画像を設定する(ステップS3):す
べての原顔画像の表情特徴データの平均値を演算する。
この平均値データを有する画像を基準顔画像とし、モニ
ターなどに表わす(図4参照)。
【0015】目的に最も近い原顔画像を選択する(ステ
ップS4)。:原顔画像の中から被写体が所望の表情に最
も近いものを選び出す(図2参照)。この選択は、モニ
ターに表示された画像を見るなどして被写体等の意思に
したがって行う。
【0016】顔画像の合成を行う(ステップS5)。:基
準顔画像から選択された原顔画像までの間およびその延
長上で被写体であると許容できる範囲内に表情特徴デー
タ群を直線的に点在するように推定の演算を行い(図5
参照)、演算で得られた複数の表情特徴データをビット
マップイメージデータに変換してモニターに表示させ
る。なお、顔画像合成の許容範囲2は、原顔画像1群全
体をおおよそ囲う範囲とする。また、顔画像の合成をす
る際、基準顔画像を構成する目・鼻・口・眉・輪郭・肌
などの画像要素のうち複数または全部の画像要素を同期
して合成する。
【0017】合成した顔画像群より最良のものを選択す
る(ステップS6):この選択は、モニターに表示された
ビットマップ画像を見るなどして被写体等の意思にした
がって行う。
【0018】ステップS6で選択した顔画像に満足するか
しないかを確認する(ステップS7):満足するならば、
これで顔画像の製作処理は完了となる。満足しないなら
ば、図6に示すように、ステップS6で選択した最良の顔
画像5を新たに基準顔画像とし(ステップS8)、目的に
次に近い原顔画像6を選択し(ステップS9)、S5以下の
作業を満足のいく顔画像が得られるまで繰り返す。この
場合、たとえば所望の表情を示すキーワードを用いて修
正の方向を決定し自動的に顔画像を得るよりも、はるか
に満足のいくものが顔画像が得られる。
【0019】以上の処理により得られた顔画像(図7参
照)は、プリンターなどの画像出力装置で出力する。
【0020】
【発明の効果】本発明の顔画像の製作方法は上記のよう
に構成するので、以下の効果を奏する。すなわち、本発
明は、コンピュータにより原顔画像の表情の合成を行う
ことができるようにしたので、十分に熟練した技術を有
するカメラマンでなくても、また高度な修正技能を有し
ていなくても、被写体の希望に応じた表情の顔画像を容
易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顔画像の製作方法を説明するためのフ
ローチャートである。
【図2】本発明における原顔画像の一実施例を示す図で
ある。
【図3】本発明における原顔画像の一実施例を示す図で
ある。
【図4】本発明における基準顔画像の一実施例を示す図
である。
【図5】本発明における顔画像の合成の原理説明図であ
る。
【図6】本発明における顔画像の合成の原理説明図であ
る。
【図7】本発明で得られた顔画像の一実施例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 原顔画像 2 顔画像合成の許容範囲 3 基準顔画像 4 目的に最も近い原顔画像 5 最良の顔画像 6 目的に次に近い原顔画像
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】顔画像の合成を行う(ステップS5)。:
基準顔画像3から選択された目的に最も近い原顔画像4
までの間およびその延長上で被写体であると許容できる
範囲内に表情特徴データ群を直線的に点在するように推
定の演算を行い(図5参照)、演算で得られた複数の表
情特徴データをビットマップイメージデータに変換して
モニターに表示させる。なお、顔画像合成の許容範囲2
は、原顔画像1群全体をおおよそ囲う範囲とする。ま
た、顔画像の合成をする際、基準顔画像を構成する目・
鼻・口・眉・輪郭・肌などの画像要素のうち複数または
全部の画像要素を同期して合成する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一被写体の複数の異なる原顔画像をビ
    ットマップイメージデータとしてメモリに格納し、原顔
    画像より各々の表情特徴データを検出するように解析を
    行い、平均の表情特徴データを持つ基準顔画像を設定
    し、目的に最も近い原顔画像を選択し、基準顔画像から
    選択された原顔画像までの間およびその延長上で被写体
    であると許容できる範囲内に表情特徴データ群を直線的
    に点在するように推定し、このデータに基づいて複数の
    顔画像を合成し、合成した顔画像群より最良のものを選
    択することを特徴とする顔画像の製作方法。
  2. 【請求項2】 合成した顔画像群中に満足できる画像が
    ない場合、上記合成による最良の顔画像を新たに基準顔
    画像とし、目的に次に近い原顔画像を選択し、顔画像の
    合成を繰り返す請求項1記載の顔画像の製作方法。
  3. 【請求項3】 顔画像の合成をする際、基準顔画像を構
    成する画像要素のうち複数または全部の画像要素を同期
    して合成する請求項1または請求項2のいずれかに記載
    の顔画像の製作方法。
JP3895796A 1996-01-31 1996-01-31 顔画像の製作方法 Withdrawn JPH09212620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3895796A JPH09212620A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 顔画像の製作方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3895796A JPH09212620A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 顔画像の製作方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09212620A true JPH09212620A (ja) 1997-08-15

Family

ID=12539674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3895796A Withdrawn JPH09212620A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 顔画像の製作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09212620A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7248300B1 (en) 1999-06-03 2007-07-24 Fujifilm Corporation Camera and method of photographing good image
US7456874B1 (en) 1999-06-04 2008-11-25 Fujifilm Corporation Image selecting apparatus, camera, and method of selecting image
JP2011154717A (ja) * 2011-04-18 2011-08-11 Toshiba Corp 顔画像処理装置
JP2012186821A (ja) * 2012-04-18 2012-09-27 Toshiba Corp 顔画像処理装置、顔画像処理方法、電子スチルカメラ、デジタル画像処理装置およびデジタル画像処理方法
KR101380731B1 (ko) * 2007-05-24 2014-04-02 디지털옵틱스 코포레이션 유럽 리미티드 이미지 처리 방법 및 장치
US9025837B2 (en) 2007-05-24 2015-05-05 Fotonation Limited Image processing method and apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7248300B1 (en) 1999-06-03 2007-07-24 Fujifilm Corporation Camera and method of photographing good image
US7456874B1 (en) 1999-06-04 2008-11-25 Fujifilm Corporation Image selecting apparatus, camera, and method of selecting image
US8102440B2 (en) 1999-06-04 2012-01-24 Fujifilm Corporation Image selecting apparatus, camera, and method of selecting image
KR101380731B1 (ko) * 2007-05-24 2014-04-02 디지털옵틱스 코포레이션 유럽 리미티드 이미지 처리 방법 및 장치
US9025837B2 (en) 2007-05-24 2015-05-05 Fotonation Limited Image processing method and apparatus
JP2011154717A (ja) * 2011-04-18 2011-08-11 Toshiba Corp 顔画像処理装置
JP2012186821A (ja) * 2012-04-18 2012-09-27 Toshiba Corp 顔画像処理装置、顔画像処理方法、電子スチルカメラ、デジタル画像処理装置およびデジタル画像処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7221395B2 (en) Digital camera and method for compositing images
JP4373828B2 (ja) 特定領域検出方法、特定領域検出装置、およびプログラム
US7046924B2 (en) Method and computer program product for determining an area of importance in an image using eye monitoring information
JP4291963B2 (ja) 画像処理方法
JP4218348B2 (ja) 撮影装置
JP2004062565A (ja) 画像処理装置及び方法並びにプログラム記憶媒体
JPH09181913A (ja) カメラシステム
JP2005086516A (ja) 撮像装置、印刷装置、画像処理装置およびプログラム
JP2005176230A (ja) 画像処理装置およびプリントシステム
JP2007193824A (ja) 画像処理方法
JP2001333327A (ja) デジタルカメラおよび画像処理方法
JP2007324965A (ja) デジタルカメラ、撮影制御方法および画像出力システム
JPH11261797A (ja) 画像処理方法
JP2002271638A (ja) ホワイトバランス補正方法及び装置並びに該方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体
JP2003274271A (ja) 画像撮影方法、画像出力方法、およびカメラ
JPH07288826A (ja) フィルム画像再生装置
JPH09212620A (ja) 顔画像の製作方法
JP4104904B2 (ja) 画像処理方法および装置並びにプログラム
JP2001197296A (ja) 画像処理方法および装置
JP4795988B2 (ja) 画像処理方法
JPH04346332A (ja) 露光量決定方法
CN108881731A (zh) 全景拍摄方法、装置和成像设备
US5572633A (en) Key-subject alignment method and printer for 3D printing utilizing a video monitor for exposure
JP2001275031A (ja) 画像処理方法および装置、カメラならびに撮影システム
JP2638693B2 (ja) 特徴画像データの抽出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030401