JP2005093553A - 低格子不整合系における量子ドットの形成方法および量子ドット半導体素子 - Google Patents

低格子不整合系における量子ドットの形成方法および量子ドット半導体素子 Download PDF

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Abstract

【課題】 III−V族量子ドットを、この格子定数と低格子不整合率の格子定数であるIII−V族化合物半導体上に形成する。
【解決手段】 III―V族量子ドットの格子定数に対して3%以下の格子不整合率の格子定数であるIII―V族化合物半導体上に、III―V族量子ドットを構成するV族元素の分子線を桁数にして10-7Torrの条件において照射することによって、III―V族量子ドットを成長させて形成する。III―V族量子ドットが、InおよびAsを主たる構成元素とするInAs系量子ドットであり、III―V族化合物半導体が、Sbおよび、Al、Gaの少なくともいずれか一方の元素を主たる構成元素とするAlGaSb系化合物半導体とし、AlGaSb系化合物半導体上に、温度条件が約500℃、As分子線を3.0×10-7〜7.0×10-7Torrで照射することによって、InAs系量子ドットを成長させて形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、低格子不整合系における量子ドットの形成方法および量子ドット半導体素子に関する。とくに、量子ドットがIII−V族量子ドットであって、この格子定数と低格子不整合率の格子定数であるIII−V族化合物半導体上に、III−V族量子ドットを形成する方法である。
低閾値量子ドットレーザなどの高性能の光電子デバイスを実現するために、SK成長モードなどの自己形成現象(自己組織化)を利用することによって量子ドットを形成する方法が現在研究されている。
このようなSK成長モードなどの自己形成現象(自己組織化)を利用する場合には、形成する量子ドットの格子定数と、量子ドットが形成される化合物半導体基板の格子定数とにおいて、比較的大きい格子不整合率を有することが要求される。例えば、従来一般的に行われているような、GaAs基板にInAs量子ドットを形成する場合、その両者の格子不整合率は約7.2%である。そして、この場合のフォトルミネッセンス(PL)発光の強度は、波長が約1.0μm付近でピークを有するものとなっていた。
SK成長モードなどの自己形成現象(自己組織化)は、比較的大きい格子不整合に基づく圧縮歪を緩和するべく量子ドットが形成されるものと理解されるところ、従来においては、格子不整合率がある程度大きくなければ量子ドットを形成することが困難であった。
一方、このように比較的大きい格子不整合率に基づくSK成長モードなどの自己形成現象(自己組織化)を利用して形成された量子ドットでは、そのPL発光強度のピークが比較的小さい波長へシフトするものとなっていた。具体的には量子ドットの種類によるので一概には言えないが、上記例のようにGaAs基板/InAs量子ドットでは約1.0μm付近にピークを有するものとなっていた。これは、量子ドット内のエネルギーバンドが、比較的大きい格子不整合率を有する基板からの圧縮歪による影響を受けるからと考えられる。
しかしながら、このような比較的小さい波長でピークを有するようでは、高速度光通信に用いられる光ファイバにレーザ光を送る発光装置として用いることが困難である。なぜなら、例えばシングルモード光ファイバでは、1.3μm付近で波長分散が零になるように設計されており、その他光ファイバで利用可能となるためには、1.3μmや1.55μm付近でピークを有することが好ましいからである。さらには、比較的大きい格子不整合率に基づく圧縮歪によって、量子ドットの多層化が困難であった。
そして、上記のような困難の克服を、できるだけ一般的な化合物半導体の材料、即ち比較的安価で入手しやすくポピュラーな化合物半導体や元素材料で実現することが望まれる。そこで、量子ドット、それを形成する基板がともにIII−V族の化合物とする。
勿論、量子ドットを形成するからには、できるだけ量子ドットの面密度が大きくなるのが好ましい。
そこで本発明は、量子ドットがIII−V族量子ドットであって、この格子定数と低格子不整合率の格子定数であるIII−V族化合物半導体上に、III−V族量子ドットを形成する方法を提供することを課題とする。
本発明は上記課題の解決を図るため、次の手段を用いる。
即ち、III―V族量子ドットの格子定数に対して3%以下の格子不整合率の格子定数であるIII―V族化合物半導体上に、III―V族量子ドットを構成するV族元素の分子線を桁数にして10-7Torrの条件において照射することによって、III―V族量子ドットを成長させて形成することを特徴とする低格子不整合系における量子ドットの形成方法とするのである。
とくに、III―V族量子ドットを、InおよびAsを主たる構成元素とするInAs系量子ドットとし、III―V族化合物半導体を、Sbおよび、Al、Gaの少なくともいずれか一方の元素を主たる構成元素とするAlGaSb系化合物半導体とするものでもよい。
そしてとくに、AlGaSb系化合物半導体上に、温度条件が約500℃、As分子線を3.0×10-7〜7.0×10-7Torrの条件において照射することによって、InAs系量子ドットを成長させて形成するものでもよい。
また、GaAs基板上に、AlAs層をエピタキシャル成長させて形成し、次いで、AlAs層上に、AlSb層をエピタキシャル成長させて形成し、さらに、AlSb層上に、Sb分子線および、Al分子線、Ga分子線の少なくともいずれか一方の分子線を照射することによってエピタキシャル成長して形成されたAlGaSb系層が、上記AlGaSb系化合物半導体とすることでもよい。
さらには、GaAs基板上に、GaAsバッファ層をエピタキシャル成長させて形成し、さらにGaAsバッファ層上に、AlAs層をエピタキシャル成長させて形成するようにしてもよい。
InAs系量子ドットが形成されたAlGaSb系化合物半導体表面を、AlGaSb系化合物で被覆するものでもよい。
さらに、被覆したAlGaSb系化合物の表面に、InAs系量子ドットを成長させて形成することを繰り返すことで、InAs系量子ドットを多層化して形成するようにしてもよい。
また、被覆したAlGaSb系化合物の表面に、AlSbバリア層をエピタキシャル成長させて形成し、AlSb層の表面にInAs系量子ドットを成長させて形成することを繰り返すようにしてもよい。
上記の低格子不整合系における形成方法によって形成されたIII−V族量子ドットを用いた量子ドット半導体素子は、通信波長帯の発光装置として利用することが可能である。とくに、汎用基板上に形成されたAlGaSb系層上に形成されるInAs系量子ドットの場合に、通信用光ファイバの発光半導体素子として有用となる。
上記のように被覆したAlGaSb系化合物の表面に、AlSb層をエピタキシャル成長させて形成し、AlSb層上に、GaSb層をエピタキシャル成長させて形成してなる量子ドット半導体素子は、光通信にとって良好な発光波長を有するものとなる。
本発明によれば、量子ドットがIII−V族量子ドットであって、この格子定数と低格子不整合率の格子定数であるIII−V族化合物半導体上に、III−V族量子ドットを高面密度に形成することができる。とくに、AlGaSb系化合物の表面に、これと低格子不整合率の格子定数のInAs系量子ドットを高面密度に形成でき、さらに、光通信用として有効な波長の発光が得られるので、本発明の量子ドット半導体素子は、光通信用発光装置として利用できるようになる。
第1図ないし第2図を基に、本発明の実施形態を詳述する。なお、本発明は、以下の説明に限定されるものではなく適宜設計変更可能である。また、下記に記載する実施形態が必ず最良であるとは限らない。なぜなら、化合物半導体の種類やその結晶面のミラー指数、量子ドットとなる化合物を構成する元素の種類、化合物半導体と量子ドットのそれぞれの格子定数の相違の程度などによって、温度条件や元素の照射時間等を適宜変更するのが好ましいからである。
まず、本発明の低格子不整合系における量子ドットの形成方法は、必ずしもMBE法のみによってしかなしえないものではなく、各種の化学気相成長法(例えばMOCVD法)によってもなしうるものである。しかしながら、化合物半導体上で量子ドットを結晶成長させるには、薄膜の1分子層レベルの成長が精密に制御可能なMBE法によることが好ましい。
チャンバー(1)内に化合物半導体である基板(2)を設置する(図1参照)。基板(2)の形状に特別の限定はないが、平坦なおよそ平面状であることが好適である。
基板(2)の化合物半導体は、格別の限定は無いもののIII−V族化合物半導体とするのが好ましい。より具体的には、ガリウム砒素(GaAs)、インジウム燐(InP)、窒化ガリウム(GaN)などが挙げられる。ここでは、基板(2)を、GaAs半導体とする。GaAs基板は、比較的入手容易な安価な半導体基板だからである。
また、本発明において形成する量子ドットは、III−V族量子ドットであり、それを構成する構成元素に格別の限定は無く、例えばIII族元素であればガリウム(Ga)、インジウム(In)、アルミニウム(Al)などから選ばれる1つ以上の元素であり、V族元素であれば燐(P)、砒素(As)、アンチモン(Sb)などから選ばれる1つ以上の元素である。つまり、III−V族量子ドットは、InAs、InGaSb、InAsSb、AlGaSb、InAlSbなどである。ここではとくにInAs系量子ドットとする。そして、InAs系量子ドットを形成する化合物半導体は、ここではとくにAlGaSb系化合物半導体とする。
ところで、InAs系量子ドットとは、InおよびAsを主たる構成元素とする量子ドットのことであり、AlGaSb系化合物半導体とは、Sbおよび、Al、Gaの中から少なくともいずれか一方の元素を主たる構成元素とする化合物半導体のことをいう。InAs系量子ドットの具体例としては、上記のInAs、InAsSbなどである。また、AlGaSb系化合物半導体の具体例としては、AlGaSb、InAlGaSb、AlGaAsSbなどである。
InAs系量子ドットとAlGaSb系化合物半導体との格子不整合率は、InAs系量子ドットとAlGaSb系化合物半導体それぞれを構成する元素の組成比にもよるが、InAs系量子ドットがInAsの場合の格子定数と、AlGaSb系化合物半導体がAlGaSbの場合の格子定数との不整合率は、わずか約1.3%である。SK成長モードの本質が、量子ドット/化合物半導体系の格子不整合に基づく圧縮歪の緩和にあると考えられるところ、格子定数の不整合率が例えばほぼ同じような場合は格別、本発明の形成方法の効果は、量子ドット/化合物半導体系の格子不整合率が3%以下、より詳細には、0.8%〜3%のものに対して顕著である。
AlGaSb化合物半導体の格子定数に対して約3%以内の低不整合率の格子定数を有するInAs系量子ドットであるためには、例えばInAsSbの場合にSbの組成比を大きくとることができない。同様に、例えばInGaAsの場合に、Gaの組成比を大きくとることができない。つまり、In、As以外の構成元素を置換できる割合は制限される。従って例えば、上記例では、InAs0.5Sb0.5やIn0.8Ga0.2Asとなる。
GaAs半導体は、閃亜鉛鉱型結晶構造であり、結晶面はミラー指数{100}とする。なお、その他の化合物半導体の基板でも、同様のミラー指数の結晶面でなければならないことはなく適宜変更可能である。
チャンバー(1)内は、高真空状態を保つようにする。このことによって、余計な不純物が基板上に混入する可能性が少なくなる。
そして、基板(2)を、所定温度にまで加温する。本実施形態例では、GaAs半導体である基板(2)をおよそ580℃まで加温する。
チャンバー(1)には、複数の元素を加熱蒸発可能な坩堝(図示しない)と、蒸発した元素を分子線として射出可能な分子線照射装置が備えられている。本実施形態例では、分子線照射装置は、Ga分子線照射装置(10)、As分子線照射装置(11)、Al分子線照射装置(12)、Sb分子線照射装置(13)、In分子線照射装置(14)を備える。
基板(2)が所定温度にまで加温され安定した温度状態になったところで、この基板(2)に対して、Ga分子線照射装置(10)とAs分子線照射装置(11)によってGa分子線とAs分子線を照射する。このことによって、基板(2)上に、GaAsバッファ層(3)をエピタキシャル成長させて形成する。Ga分子線とAs分子線の照射量は、1秒間あたりGaAsの1分子層をエピタキシャル成長させることが可能な程度とする。そして、GaAsバッファ層(3)を厚さがおよそ200nm(ナノメートル)になるまでエピタキシャル成長させて形成する。
GaAsバッファ層(3)は、基板(2)表面を平坦化する目的で行うものである。基板(2)の表面が平坦でないと、良好に後述のAlAs層を形成させることができないからである。従って、基板(2)の表面が、AlAs層を形成するのに良好な程度に平坦であれば、Ga分子線とAs分子線を照射してGaAsバッファ層を形成する工程は必要ではない。なお、平坦とはいっても、通常化合物半導体には格子欠陥が生成するので、原子の大きさ単位での完全な平坦を意味するものではなく、AlAs層を形成するに適した程度の平坦を意味するにとどまる。また、Ga分子線とAs分子線の照射量や、エピタキシャル成長させて形成するGaAsバッファ層(3)の厚さは適宜変更可能である。
GaAsバッファ層(3)をエピタキシャル成長して形成した後、このGaAsバッファ層(3)が形成された基板(2)の温度を所定温度まで低下させる。この所定温度は、本実施形態例ではAlAs層を形成するに適した温度にするのが良く、およそ480℃とする。勿論、GaAsバッファ層(3)またはGaAs層の上に形成する層の種類によって、この温度は適宜変更可能である。
このように基板(2)の温度を低下させている過程においては、As分子線を基板(2)に、とくにGaAsバッファ層(3)に照射し続けるのが良い。GaAs化合物はおよそ450℃以上で結晶の分解が始まるため、基板(2)、とくにGaAsバッファ層(3)の表面から、分解したAsが抜けてしまうことを防止するのである。無論、例えば基板がGaNの場合には、N分子線を照射するようにすれば良い。
続いて、基板(2)の温度が安定したら、As抜け防止のためのAs分子線の照射を続けたまま、Ga分子線の照射を停止して、Al分子線照射装置(12)によってAl分子線を照射する。このことによって、GaAsバッファ層(3)上に、AlAs層(4)をエピタキシャル成長させて形成する。Al分子線とAs分子線の照射量は、1秒間あたりAlAsの0.3分子層をエピタキシャル成長させることが可能な程度とする。そして、AlAs層(4)を厚さがおよそ5nmになるまでエピタキシャル成長させて形成する。Al分子線とAs分子線の照射量や、エピタキシャル成長させて形成するAlAs層(4)の厚さは適宜変更可能である。
続いて、およそ同じ温度状態にて、As分子線を停止し、Sb分子線照射装置(13)によってSb分子線を照射する。この際、Sb分子線の照射が安定してから、Al分子線とSb分子線を照射するのがよい。このことによって、AlAs層(4)上に、AlSb層(5)をエピタキシャル成長させて形成する。Al分子線とSb分子線の照射量は、1秒間あたりAlSbの0.35分子層をエピタキシャル成長させることが可能な程度とする。そして、AlSb層(5)を厚さがおよそ200nmになるまでエピタキシャル成長させて形成する。Al分子線とSb分子線の照射量や、エピタキシャル成長させて形成するAlSb層(5)の厚さは適宜変更可能である。
そして続く過程では、基板の温度を上昇させて約500℃とする。そして、Al分子線、Sb分子線による照射に加えて、Ga分子線の照射を行う。このことによって、AlSb層(5)上に、AlGaSb層(6)をエピタキシャル成長させて形成する。
このとき、前過程のAl分子線の照射強度をそのままにするのではなく、適宜調節することによって、形成されるAlGaSb層(6)におけるAlGaSbの組成比を調節することができる。逆に言えば、所望の組成比のAlGaSbを形成できるように、Al分子線、Ga分子線の照射強度を調節すればよい。なお、調節によっては照射強度0、即ち分子線を照射しないとすることであってもよいが、少なくともAl分子線、Ga分子線のいずれか1つは照射するようにする。さらに、分子線の強度を調整している間も、Sb分子線は照射し続ける。これは高温によってAlSb層表面が熱分解してSbが抜けてしまうことを防止するためである。このようして形成されるAlGaSbを、その組成比を意識してAlxGa1-xSb(組成比xは、0≦x≦1)と表現することにする。Al分子線、Ga分子線、Sb分子線の照射量は、1秒間あたりAlGaSbの0.2分子層をエピタキシャル成長させることが可能な程度とする。図2では、AlxGa1-xSb層(6)を厚さがおよそ200nmになるまでエピタキシャル成長させて形成した場合を示す(図では、組成比x=0である。)。Al分子線、Ga分子線、Sb分子線の照射量や、エピタキシャル成長させて形成するAlxGa1-xSb層(6)の厚さは適宜変更可能である。例えば図3には、AlxGa1-xSb層(6)の厚さが50nmの場合を示す。
以上のように、GaAs基板(2)ないしGaAsバッファ層(3)の上(直上表面という意味ではない。)に、AlxGa1-xSb層を形成するのであるが、GaAs基板(2)の直上に、AlxGa1-xSb層を形成しないのには次のような理由がある。それは、GaAs基板(2)ないしGaAsバッファ層(3)の直上表面に、AlxGa1-xSb層を形成しようとすると、界面での混晶がうまくいかず、そのため界面における結晶化のコントロールが困難になるからである。そこで、順次III族、V族元素を切り換えて、できるだけ混晶の元素を合わせるようにして各層を形成し、最終的に所望のAlxGa1-xSb層を得るようにするのである。
これをより詳しく説明する。
最終的に得たいのは、AlxGa1-xSb層である。ここでIII族元素はAlとGaで、V族元素はSbである。この各族元素の一方を同じにして格子整合のとれる化合物として、AlSbがある。そこでAlxGa1-xSb層を、AlSb層上に形成するようにする。次に、AlSb層では、III族元素はAlであり、V族元素はSbである。そこで、次はIII族元素を同じにして、V族元素を切り換える。つまり、AlSbと混晶の元素組成が近くて、V族元素を切り換えた化合物として、AlAsがある。よってAlSb層を、AlAs層の上に形成するようにする。そして、このAlAsはGaAsに格子整合をとることができるので、AlAs層は、GaAs基板ないしGaAsバッファ層の上に形成できる。このように、GaAs基板を始めとして、順次III族またはV族の一方を切り換えながら所望のAlxGa1-xSb層を形成するのである。
以上のようにしてAlxGa1-xSb層が形成できたら、この上にInAs系量子ドットを形成することになる。ここでは、InAs量子ドットの形成を例に説明する。
各層の形成された基板(2)の温度は、AlxGa1-xSb層(6)を形成するときのままで約500℃とする。AlxGa1-xSb層の形成において照射していたAl分子線、Ga分子線、Sb分子線から、In分子線照射装置(14)によるIn分子線、As分子線に切り換えるのであるが、As分子線の照射量は、約5.5×10-7Torrとする。この照射量は、例えば上記のようなGaAsバッファ層(3)を結晶成長させる際に一般的に使用されるAs分子線の照射量(およそ1.0×10-5Torr)よりも遙かに少ないものである。そしてIn分子線、As分子線の照射量は、1秒間あたりInAsの0.1分子層をエピタキシャル成長させることが可能な程度とする。照射時間は、InAsが2分子層から4分子層程度成長する程度が好ましい。
このようにして、AlxGa1-xSb層(6)の表面に、高い面密度でInAs量子ドット(7)が形成される。InAs系量子ドットが、上記例の如くInAsSbやInGaAsなどである場合には、適宜Sb分子線やGa分子線を照射すれば良い(以上の工程は図2参照。但し、図2では組成比x=0である。)。
さらに、このようにして形成されたInAs系量子ドットを被覆するようにしてもよい(図3参照)。被覆する物質は、とくに限定がないものの、InAs系量子ドットの格子定数に比較的近い格子定数を有する化合物、例えばAlGaSb系化合物がよい。なぜなら、被覆化合物の格子定数がInAs系量子ドットの格子定数に比較的近い場合には、圧縮歪によるストレスが小さくなるので、InAs量子ドットの発光波長が長波長側へシフトするからである。InAs系量子ドットがInAs量子ドットの場合には、AlxGa1-xSbの格子定数はInAsに格子定数が近いので、AlxGa1-xSb化合物半導体で被覆するのがよい。
被覆する方法は、上記GaAsバッファ層(3)などの各層をエピタキシャル成長させて形成するのと同様の方法に依ればよい。
また、InAs系量子ドットを形成し、次いで上記の如くAlGaSb系化合物で被覆し、この被覆化合物上にさらにInAs系量子ドットを上記の方法で形成し、さらにこれを上記の如く被覆し、またさらにこの被覆化合物の表面にInAs系量子ドットを形成することを繰り返すことによって、InAs系量子ドットの形成を多層化するものでもよい(図3参照。図3では3層の繰り返しの場合を示す。)。
あるいは、InAs系量子ドットを形成し、次いで上記の如くAlGaSb系化合物で被覆し、この被覆化合物の表面に、AlSbバリア層(8)をエピタキシャル成長させて形成し、このAlSbバリア層(8)の表面にInAs系量子ドットを上記の方法で形成し、さらにこれを上記の如くAlGaSb系化合物で被覆し、この被覆化合物の表面に、AlSbバリア層(8)をエピタキシャル成長させて形成し、またさらにこのAlSbバリア層(8)の表面にInAs系量子ドットを形成することを繰り返すことによって、InAs系量子ドットの形成を多層化するものでもよい(図4参照。図4では3層の繰り返しの場合を示す。)。なお、この場合には、InAs系量子ドットは、AlSbバリア層(8)とAlxGa1-xSb層(6)によって挟み込まれるようになる。従って、最初に形成するInAs系量子ドットは、AlSb層(5)上に形成されることになる。
図4では、最初に形成するInAs系量子ドットは、AlSbバリア層(8)上に形成される如く示されているが、化合物として観察するときAlSb層(5)とAlSbバリア層(8)とは何ら変わるものではない。図4に、最初に形成するInAs系量子ドットをAlSbバリア層(8)上に形成するが如く示したのは、InAs系量子ドットが、AlSbバリア層(8)とAlxGa1-xSb層(6)によって挟み込まれるようして繰り返して多層化される様子を協調する便宜のためである。因みに、図4では、AlSbバリア層(8)の厚さが約14nm、AlxGa1-xSb層(6)の厚さが約6nmと示されているが、これは一般に、多層化された量子ドットに挟まれる中間層の厚さの和、ここではAlSbバリア層(8)とAlxGa1-xSb層(6)の厚さの和が20nm程度で発光効率が良くなることが知られていることに基づくものである。勿論、上記例のように6nmと14nmのようにするのではなく、8nmと12nmのようにしてもよいし、必ず中間層の厚さ和が20nmになるように限定されるものでもない。
上記のように被覆されることによって作成された量子ドット半導体素子は、発光装置や光通信デバイス用の半導体材料として用いることが可能になる。より具体的な例としては、図3、4に示すように、基板(2)をn−GaAs半導体とし、InAs系量子ドットを多層化して形成し(勿論、単層でもよい。)、その上をAlGaSb系化合物で被覆して、さらにその上にAlSb層(5)を形成し、さらにその上にGaSb層(9)を形成するようにする。最上層のGaSb層(9)は、量子ドット半導体素子の酸化を防止するために形成する。また、各層は適宜ドープすることでp型、n型半導体として極性をもたせるもので良い。そして、基板(2)の底部とGaSb層の表面に電極(図示しない)を取り付けて電圧を加えることを可能にするのである。このようにすることによって、InAs系量子ドットが形成された部位を活性層とした、レーザーダイオードや面発光レーザ装置、または光受信装置などとして利用可能になる。
InAs系量子ドットの形成後は、適宜各種分子線を照射しながら、基板(2)[より正確には、例えば、「InAs系量子ドットが形成された基板」や「多層化して作成された量子ドット半導体素子」というべきものである。]の温度を室温まで低下させ、チャンバー(1)内の気圧を大気圧に戻してチャンバー外へ取り出せばよい。
具体的には、基板(2)[あるいは、バッファ層]の上にInAs系量子ドットを形成しただけで取り出す場合には、As分子線を照射してAs雰囲気を保った状態で、基板(2)の温度を室温まで低下させ、チャンバー(1)内の気圧を大気圧に戻してチャンバー外へ取り出せばよい。また、InAs系量子ドットを化合物で被覆して作成した量子ドット半導体素子を取り出す場合には、被覆した化合物が例えばGaSbであればSb分子線を照射しながら、基板(2)の温度を室温まで低下させ、チャンバー(1)内の気圧を大気圧に戻してチャンバー外へ取り出せばよい。要は、高温状態において化合物の分解が進行することを防止するために、適宜各種の分子線を照射すればよいのである。
上記形成方法によってAlxGa1-xSb層の表面に4分子層形成されたInAs量子ドットのAFMによる観察・撮像によれば、高面密度の量子ドット構造が確認された。そして、平均高さ、直径、およびそれらの量子ドットの面密度も、それぞれ5.8nm、45.2nm、2.18×1010/cm2と見積もられた。これらの数値は、従来技術によって(001)結晶面のGaAs基板上に形成したInAs量子ドットのそれらに匹敵するものである。これは、格子不整合率の小さい量子ドット/化合物半導体系内で高面密度に量子ドットを形成できたことを意味する。具体的には、圧縮歪の影響の少ないInAs量子ドットを、GaAs(001)基板上に作られるAlGaSb層表面に高い面密度で形成できたことが確認された。
図5には図3に示す構造のように、AlxGa1-xSb層に挟み込まれて多層化形成された4分子層のInAs量子ドットのPLのスペクトルを示す。GaAs表面に形成されるInAs量子ドットは、一般的に約1μm(1.24eV)でPL強度のピークを示すが、本発明の形成方法によって、AlxGa1-xSb層に挟み込まれるように多層化されたInAs量子ドットからは、前者に比較して長波長領域でPL強度のピークを得ることができた。
これらのPLのスペクトルには、低い光電子エネルギーと高い光電子エネルギーの2つのピークがある(図6参照)。図7に、PL強度のピークを示す光電子エネルギーと、AlxGa1-xSbの組成比xとの関係を示す。AlxGa1-xSb層の組成比xが増大するにつれて低いピーク(ピークA)と高いピーク(ピークB)との両方が増大するのがわかる。これは、およそ1.3μmから1.7μmまでの長波長の発光が、AlxGa1-xSb層の組成比xの変化によって制御できることを示すものである。この結果はAlxGa1-xSb層に挟み込まれるようにして形成されたInAs量子ドット、正確にはInAs量子ドットがこのように形成されてなる量子ドット半導体素子が、光ファイバー通信網用の量子ドットデバイスを実現させることに有効であることを示す。
また、図4に示すような構造のようにAlSbバリア層を形成することによって、PL強度を強めることができることを確認している。AlSbバリア層は、InAs量子ドットの周囲のAlxGa1-xSb被覆層内の正孔のポテンシャル障壁として働くと考えられる。したがって、AlSbポテンシャル障壁が正孔をAlxGa1-xSb被覆層内に閉じ込めるので、InAs量子ドット内の電子とAlxGa1-xSb被覆層内の正孔との間の再結合率が増加されることが期待される。
図8にAlSbバリア層が有る場合と無い場合とのInAs量子ドットのPLスペクトルを示す。図8では、組成比がx=0.5であるAl0.5Ga0.5Sbの場合を示す。AlSb層を形成しない場合のInAs量子ドットのPLスペクトルは、図3に示す、Al0.5Ga0.5Sb層に挟み込まれるようにして形成されたInAs量子ドットのPLスペクトルに類似する。AlSbバリア層を形成することによって、PL強度が劇的に強くなることが明らかに理解できる。加えて、AlSbバリア層を形成した場合のInAs量子ドットのPLスペクトルでは2つのピークも同じように観察される。
また、AlSbバリア層を形成した場合には、PLスペクトルの半値幅(FWHM)が、AlSbバリア層を形成しない場合と比較して約2倍大きいことが、そしてAlSbバリア層を形成することによって、PL強度のピークを示すときの、光電子エネルギーは高エネルギー側へわずかに移動することがわかる。これらの現象はAlxGa1-xSb層内の正孔の量子閉じ込めに原因すると見られる。
AlxGa1-xSb層に挟み込まれて形成されるInAs量子ドットは光ファイバー通信網で利用される長波長(約1.3および1.55μm)の発光をする。また、PL強度のピークを示す時の発光波長は、AlxGa1-xSb層の組成比xを変えることによって調節可能である。AlSbバリア層を形成してInAs量子ドットを挟み込む場合には、PL強度が著しく向上する。したがって、本発明は、とくに光通信分野における量子ドットデバイスやデバイス製造に不可欠な量子ドット形成技術として有用である。
本発明の方法を実施するMBE装置の概略図 GaAs基板に、GaAsバッファ層、AlAs層、AlSb層、GaSb層(AlxGa1-xSbの組成比x=0の場合)を順次形成し、GaSb層の表面にInAs量子ドットを形成された場合の様子を示した概略断面図 AlxGa1-xSb層表面にInAs量子ドットを形成し多層化した場合の様子を示した概略断面図(図は3層の場合であって、最上層をGaSb層で被覆している。) AlSb層(AlSbバリア層)表面にInAs量子ドットを形成し、これをAlxGa1-xSb(組成比x=0.5)で被覆して多層化(図は3層)した場合の様子を示した概略断面図 AlxGa1-xSbの組成比xが0.3、0.5、0.7の各場合における、PL強度と光電子エネルギーとの関係を示す表 図5に示すPL強度の2つのピークと、AlxGa1-xSbの組成比xとの関係を示す表 AlxGa1-xSb(組成比x=0.5)の場合において、PLスペクトルの2つのピークを示す表 AlSbバリア層を形成した場合としない場合の、AlxGa1-xSb(組成比x=0.5)におけるPL強度と光電子エネルギーとの関係を示す表
符号の説明
1 チャンバー
2 GaAs基板
3 GaAsバッファ層
4 AlAs層
5 AlSb層
6 AlxGa1-xSb層
7 InAs量子ドット
8 AlSbバリア層

Claims (11)

  1. III―V族量子ドットの格子定数に対して3%以下の格子不整合率の格子定数であるIII―V族化合物半導体上に、III―V族量子ドットを構成するV族元素の分子線を桁数にして10-7Torrの条件において照射することによって、III―V族量子ドットを成長させて形成することを特徴とする低格子不整合系における量子ドットの形成方法。
  2. III―V族量子ドットが、InおよびAsを主たる構成元素とするInAs系量子ドットであり、III―V族化合物半導体が、Sbおよび、Al、Gaの少なくともいずれか一方の元素を主たる構成元素とするAlGaSb系化合物半導体である、請求項1に記載の低格子不整合系における量子ドットの形成方法。
  3. AlGaSb系化合物半導体上に、温度条件が約500℃、As分子線を3.0×10-7〜7.0×10-7Torrで照射することによって、InAs系量子ドットを成長させて形成する、請求項2に記載の低格子不整合系における量子ドットの形成方法。
  4. GaAs基板上に、AlAs層をエピタキシャル成長させて形成し、次いで、AlAs層上に、AlSb層をエピタキシャル成長させて形成し、さらに、AlSb層上に、Sb分子線および、Al分子線、Ga分子線の少なくともいずれか一方の分子線を照射することによってエピタキシャル成長して形成されたAlGaSb系層が、上記AlGaSb系化合物半導体である、請求項3に記載の低格子不整合系における量子ドットの形成方法。
  5. GaAs基板上に、GaAsバッファ層をエピタキシャル成長させて形成し、さらにGaAsバッファ層上に、AlAs層をエピタキシャル成長させて形成する、請求項3または4に記載の低格子不整合系における量子ドットの形成方法。
  6. InAs系量子ドットが形成されたAlGaSb系化合物半導体表面を、AlGaSb系化合物で被覆する、請求項3または5に記載の低格子不整合系における量子ドットの形成方法。
  7. 被覆したAlGaSb系化合物の表面に、InAs系量子ドットを成長させて形成することを繰り返すことで、InAs系量子ドットを多層化して形成する請求項6に記載の低格子不整合系における量子ドットの形成方法。
  8. 被覆したAlGaSb系化合物の表面に、AlSbバリア層をエピタキシャル成長させて形成し、AlSb層の表面にInAs系量子ドットを成長させて形成することを繰り返すことで、InAs系量子ドットを多層化して形成する請求項6に記載の低格子不整合系における量子ドットの形成方法。
  9. 請求項1から8いずれかに記載の低格子不整合系における形成方法によって形成されたIII−V族量子ドットを用いた量子ドット半導体素子。
  10. 汎用基板上に形成されたAlGaSb系層上にInAs系量子ドットが形成された請求項9に記載の量子ドット半導体素子。
  11. 請求項6から8いずれかに記載の形成方法によって被覆したAlGaSb系化合物の表面に、AlSb層をエピタキシャル成長させて形成し、AlSb層上に、GaSb層をエピタキシャル成長させて形成してなる量子ドット半導体素子。
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