JP2005092961A - 光ディスク装置と光ディスク回転規制方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【目的】 偏重心量が大きい光ディスクに対する偏重心量検出時に光ディスクを高速回転速度で回転させないようにする。
【構成】 CPU6は、光ディスク1を予め設定した低速回転速度で回転させて偏重心量検出部4によって光ディスク1の偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の光ディスク1の回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて偏重心量検出部4によって光ディスク1の偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の光ディスク1の回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する。
【選択図】 図1
【構成】 CPU6は、光ディスク1を予め設定した低速回転速度で回転させて偏重心量検出部4によって光ディスク1の偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の光ディスク1の回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて偏重心量検出部4によって光ディスク1の偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の光ディスク1の回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、CD−ROMディスク,CD−Rディスク,CD−RWディスク,DVD−ROMディスク,DVD−Rディスク,DVD+Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+RWディスク等の記録媒体に対する情報の記録又は再生を行う光ディスク装置と、その光ディスク装置における光ディスク回転規制方法と、プログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体とに関する。
光ディスクのレーベル面のインクの塗布が不均一であったり、使用者がレーベル面にシール等の異物を貼付する可能性がある。このような場合、光ディスクの回転中心と重心の位置が異なるために偏重心量が大きくなる。
再生速度(光ディスクの回転速度)が32倍以上のCD−ROMドライブなどの高回転速度の光ディスク装置(光ディスクドライブ装置)で偏重心量が大きい偏重心ディスクを最高速度で再生すると、振動,騒音の原因となり、光ディスク装置内で光ディスクが外れ、光ディスクが破損破壊したりする恐れがある。
従来、光ディスクを再生する機構部の振動量を検出し、その振動量が定められた量を越えないように光ディスクの回転数を制御する光ディスク装置(例えば、特許文献1参照)があった。
特開2000−105965
再生速度(光ディスクの回転速度)が32倍以上のCD−ROMドライブなどの高回転速度の光ディスク装置(光ディスクドライブ装置)で偏重心量が大きい偏重心ディスクを最高速度で再生すると、振動,騒音の原因となり、光ディスク装置内で光ディスクが外れ、光ディスクが破損破壊したりする恐れがある。
従来、光ディスクを再生する機構部の振動量を検出し、その振動量が定められた量を越えないように光ディスクの回転数を制御する光ディスク装置(例えば、特許文献1参照)があった。
しかしながら、光ディスクの偏重心量を検出する場合、光ディスクを高回転速度(高速回転速度)で回転させてしまうと、著しく偏重心量が大きい光ディスクの場合、偏重心量検出時に振動,騒音が発生してしまうという問題があった。
特に2.0g・cmなど著しく偏重心量が大きい光ディスクの場合に検出に失敗し、最高回転速度で回転すれば、光ディスクがクランプから外れて損傷してしまうことがある。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、偏重心量が大きい光ディスクに対する偏重心量検出時に光ディスクを高速回転速度で回転させないようにすることを目的とする。
特に2.0g・cmなど著しく偏重心量が大きい光ディスクの場合に検出に失敗し、最高回転速度で回転すれば、光ディスクがクランプから外れて損傷してしまうことがある。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、偏重心量が大きい光ディスクに対する偏重心量検出時に光ディスクを高速回転速度で回転させないようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次の(1)〜(6)の光ディスク装置を提供する。
(1)光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク装置において、上記光ディスクの回転時の偏重心量を検出する偏重心量検出手段と、上記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて上記偏重心量検出手段によって上記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の上記光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて上記偏重心量検出手段によって上記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の上記光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手段を設けた光ディスク装置。
(1)光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク装置において、上記光ディスクの回転時の偏重心量を検出する偏重心量検出手段と、上記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて上記偏重心量検出手段によって上記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の上記光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて上記偏重心量検出手段によって上記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の上記光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手段を設けた光ディスク装置。
(2)上記(1)の光ディスク装置において、上記偏重心量検出手段が、上記光ディスクを低速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときとで検出方法を変更する手段を有する光ディスク装置。
(3)光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク装置において、予め光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値を記憶する振幅値記憶手段と、上記光ディスクの回転時に上記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手段と、そのトラックエラー信号検出手段によって検出したトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手段と、上記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が上記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記検出した振幅値が上記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が上記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手段と、上記成分信号抽出手段によって上記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとで抽出方法を変更する手段を設けた光ディスク装置。
(4)光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク装置において、予め光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値を記憶する振幅値記憶手段と、上記光ディスクの回転時に上記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手段と、そのトラックエラー信号検出手段によって検出したトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手段と、上記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が上記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記検出した振幅値が上記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が上記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手段と、上記成分信号抽出手段によって上記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとでサーボ特性を変更する手段を設けた光ディスク装置。
(5)光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク装置において、予め光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値を記憶する振幅値記憶手段と、上記光ディスクの回転時に上記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手段と、そのトラックエラー信号検出手段によって検出したトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手段と、上記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が上記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記検出した振幅値が上記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が上記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手段と、上記成分信号抽出手段によって上記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとで抽出方法及びサーボ特性を変更する手段を設けた光ディスク装置。
(6)光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに対して情報の記録又は再生を行う光ディスク装置であって、上記光ディスクの回転を制御する回転制御手段と、上記光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出手段と、上記回転制御手段によって所定の回転速度で上記光ディスクを回転させながら上記偏重心量検出手段によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値未満の場合、上記回転制御手段によって上記所定の回転速度よりも速い回転速度で上記光ディスクを回転させて上記偏重心量検出手段によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値以上の場合、上記光ディスクの回転速度を規制する回転速度規制手段を有する光ディスク装置。
また、次の(7)の光ディスク回転規制方法も提供する。
(7)光ディスクの回転を制御する回転制御工程と、上記光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出工程と、上記回転制御工程によって所定の回転速度で上記光ディスクを回転させながら上記偏重心量検出工程によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値未満の場合、上記回転制御工程によって上記所定の回転速度よりも速い回転速度で上記光ディスクを回転させて上記偏重心量検出工程によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値以上の場合、上記光ディスクの回転速度を規制する回転速度規制工程とからなることを特徴とする光ディスク回転規制方法。
(7)光ディスクの回転を制御する回転制御工程と、上記光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出工程と、上記回転制御工程によって所定の回転速度で上記光ディスクを回転させながら上記偏重心量検出工程によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値未満の場合、上記回転制御工程によって上記所定の回転速度よりも速い回転速度で上記光ディスクを回転させて上記偏重心量検出工程によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値以上の場合、上記光ディスクの回転速度を規制する回転速度規制工程とからなることを特徴とする光ディスク回転規制方法。
さらに、次の(8)〜(14)のプログラムも提供する。
(8)コンピュータに、光ディスクの回転時の偏重心量を検出する偏重心量検出手順と、上記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて上記偏重心量検出手順によって上記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の上記光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて上記偏重心量検出手順によって上記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の上記光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手順とを実行させるためのプログラム。
(8)コンピュータに、光ディスクの回転時の偏重心量を検出する偏重心量検出手順と、上記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて上記偏重心量検出手順によって上記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の上記光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて上記偏重心量検出手順によって上記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の上記光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手順とを実行させるためのプログラム。
(9)上記(8)のプログラムにおいて、上記偏重心量検出手順が、上記光ディスクを低速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときとで検出方法を変更する手順を有するプログラム。
(10)コンピュータに、光ディスクの回転時に上記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手順と、そのトラックエラー信号検出手順によって検出したトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手順と、上記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手順と、上記成分信号抽出手順によって上記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとで抽出方法を変更する手順とを実行させるためのプログラム。
(11)コンピュータに、光ディスクの回転時に上記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手順と、そのトラックエラー信号検出手順によって検出したトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手順と、上記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手順と、上記成分信号抽出手順によって上記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとでサーボ特性を変更する手順とを実行させるためのプログラム。
(12)コンピュータに、光ディスクの回転時に上記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手順と、そのトラックエラー信号検出手順によって検出したトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手順と、上記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が予め記憶した光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、上記検出した振幅値が予め記憶した光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて上記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、そのトラックエラー信号から上記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値が予め記憶した光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の上記光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手順と、上記成分信号抽出手順によって上記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとで抽出方法及びサーボ特性を変更する手順とを実行させるためのプログラム。
(13)コンピュータに、光ディスクの回転を制御する回転制御手順と、上記光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出手順と、上記回転制御手順によって所定の回転速度で上記光ディスクを回転させながら上記偏重心量検出手順によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値未満の場合、上記回転制御手順によって上記所定の回転速度よりも速い回転速度で上記光ディスクを回転させて上記偏重心量検出手順によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値以上の場合、上記光ディスクの回転速度を規制する回転速度規制手順とを実行させるためのプログラム。
さらにまた、次の(14)のコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供する。
(14)上記(8)乃至(13)のいずれかのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(14)上記(8)乃至(13)のいずれかのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
この発明による光ディスク装置と光ディスク回転規制方法は、偏重心量が大きい光ディスクに対する偏重心量検出時に光ディスクを高速回転速度で回転させないようにすることができる。また、この発明によるプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに偏重心量が大きい光ディスクに対する偏重心量検出時に光ディスクを高速回転速度で回転させないようにする機能を実現させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態である光ディスクドライブ装置の構成を示すブロック図である。
この光ディスクドライブ装置は、光ディスク1をスピンドルモータ2に設けられたターンテーブル2aに載置して固定する。
光ディスク1の記録又は再生を行う場合、CPU6の制御によってスピンドルモータ制御部5がスピンドルモータ2を所定の回転速度で回転させ、その回転動作によって光ディスク1を回転させ、光ピックアップ3の光源(公知なので図示を省略)から光ディスク1へ光(例えば、レーザダイオードのレーザ光)を照射して情報の記録又は再生を行う。
図1は、この発明の一実施形態である光ディスクドライブ装置の構成を示すブロック図である。
この光ディスクドライブ装置は、光ディスク1をスピンドルモータ2に設けられたターンテーブル2aに載置して固定する。
光ディスク1の記録又は再生を行う場合、CPU6の制御によってスピンドルモータ制御部5がスピンドルモータ2を所定の回転速度で回転させ、その回転動作によって光ディスク1を回転させ、光ピックアップ3の光源(公知なので図示を省略)から光ディスク1へ光(例えば、レーザダイオードのレーザ光)を照射して情報の記録又は再生を行う。
光ピックアップ3は、図示を省略した光ピックアップ駆動部によって光ディスク1の半径方向に移動させることができ、光ディスク1の情報記録領域の全域に渡って記録又は再生を行うことが可能である。
さらに、CPU6の制御によって偏重心量検出部4が光ディスク1に対する再生前又は記録前に光ディスク1の偏重心量を検出する。
そして、CPU6はマイクロコンピュータであり、RAM8を作業領域としてROM7に格納されたプログラム(各種の制御プログラム)を実行することにより、この光ディスクドライブ装置の全体の制御を司り、この発明に係る光ディスクの回転規制の処理を実行する。
さらに、CPU6の制御によって偏重心量検出部4が光ディスク1に対する再生前又は記録前に光ディスク1の偏重心量を検出する。
そして、CPU6はマイクロコンピュータであり、RAM8を作業領域としてROM7に格納されたプログラム(各種の制御プログラム)を実行することにより、この光ディスクドライブ装置の全体の制御を司り、この発明に係る光ディスクの回転規制の処理を実行する。
通常の光ディスクドライブ装置は、最高速度より減速した速度で再生を行うことができるようになっており、再生中に品質の悪化やエラーが発生した場合、再生速度を減速して再生が中止してしまわないようにしている。
光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出機能の無い光ディスクドライブ装置の場合、まず最高回転速度で再生し、エラーなど問題が発生した時点で減速を行うか再生を中止する。しかし、偏重心の大きい(偏重心量が多い)光ディスクを再生した場合も最高回転速度で再生しようとするので振動や騒音が発生してしまう。
これは使用者にとっては不快なものであるし、例えば偏重心量が2.0g・cmといった著しく大きい光ディスクであれば、振動や騒音を発生した後、光ディスクがターンテーブルから外れ、光ディスクの損傷や破壊が起きてしまう。
光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出機能の無い光ディスクドライブ装置の場合、まず最高回転速度で再生し、エラーなど問題が発生した時点で減速を行うか再生を中止する。しかし、偏重心の大きい(偏重心量が多い)光ディスクを再生した場合も最高回転速度で再生しようとするので振動や騒音が発生してしまう。
これは使用者にとっては不快なものであるし、例えば偏重心量が2.0g・cmといった著しく大きい光ディスクであれば、振動や騒音を発生した後、光ディスクがターンテーブルから外れ、光ディスクの損傷や破壊が起きてしまう。
そういった事態を防ぐために、光ディスクの再生前又は記録前に光ディスクの偏重心量を検出し、その偏重心量に基づいて光ディスクの回転速度を規制すると良い。
光ディスクの偏重心量検出を行うには、光ディスクを回転させる必要があり、回転させたときの振動レベルによって回転速度規制対象となる偏重心量であるか否かを判別する。ここで、光ディスクの回転速度が高いほど偏重心による振動レベルの差は大きくなり、偏重心量が規格量以上か否かの判別が容易になる。
したがって、偏重心量検出の回転速度は、例えば8倍速程度の回転速度が必要である。
例えば、最高回転速度で回転させても振動,騒音が許容できる偏重心量を0.3g・cmとすると、1.0g・cm程度以下の偏重心量であれば偏重心量検出のために一時的に8倍速で回転させても問題はない。
光ディスクの偏重心量検出を行うには、光ディスクを回転させる必要があり、回転させたときの振動レベルによって回転速度規制対象となる偏重心量であるか否かを判別する。ここで、光ディスクの回転速度が高いほど偏重心による振動レベルの差は大きくなり、偏重心量が規格量以上か否かの判別が容易になる。
したがって、偏重心量検出の回転速度は、例えば8倍速程度の回転速度が必要である。
例えば、最高回転速度で回転させても振動,騒音が許容できる偏重心量を0.3g・cmとすると、1.0g・cm程度以下の偏重心量であれば偏重心量検出のために一時的に8倍速で回転させても問題はない。
しかし、2.0g・cm以上の偏重心量があるような光ディスクの場合、一時的とはいえ8倍速で回転させると、光ディスクを損傷させる恐れがあるので、4倍速といった低速でしか回転させることができない。
そこで、この実施形態の光ディスクドライブ装置では、光ディスク1を回転させて偏重心量検出部4によって偏重心量を検出し、CPU6がその検出結果に基づいて振動や騒音が許容できるレベルとなる許容再生速度よりも速い速度で回転させないように、スピンドルモータ制御部5によってスピンドルモータ2の回転速度を制御する。
そこで、この実施形態の光ディスクドライブ装置では、光ディスク1を回転させて偏重心量検出部4によって偏重心量を検出し、CPU6がその検出結果に基づいて振動や騒音が許容できるレベルとなる許容再生速度よりも速い速度で回転させないように、スピンドルモータ制御部5によってスピンドルモータ2の回転速度を制御する。
すなわち、上記CPU6はこの発明に係る上記コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された上記プログラムを読み出してROM7にCPU6が実行可能に格納し、CPU6がそのプログラムを実行することによってこの発明に係る光ディスク回転規制方法の処理を実行し、上記偏重心量検出部4がこの発明に係る偏重心量検出手段,トラックエラー信号検出手段,成分信号抽出手段の機能を果たし、上記CPU6,ROM7,RAM8がこの発明に係る再生速度規制手段,振幅値記憶手段の機能を果たし、上記偏重心量検出部4とCPU6がこの発明に係る上記抽出方法と上記サーボ特性を変更する手段の機能を果たす。
図2は、図1に示す光ディスクドライブ装置における光ディスク回転規制処理を示すフローチャート図である。
例えば、2.0g・cm以上あるような著しく大きな偏重心量を持った光ディスク1を判別するために、CPU6は、ステップ(図中「S」で示す)1で光ディスクを予め設定した低速回転速度(例えば、4倍速程度)で回転させて偏重心量検出部によって光ディスクの偏重心量を検出させ、ステップ2でその偏重心量が予め設定された規格量以上か否かを判断し、規格量以上の偏重心量であれば、ステップ3で以後の光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、この処理を終了する。
例えば、2.0g・cm以上あるような著しく大きな偏重心量を持った光ディスク1を判別するために、CPU6は、ステップ(図中「S」で示す)1で光ディスクを予め設定した低速回転速度(例えば、4倍速程度)で回転させて偏重心量検出部によって光ディスクの偏重心量を検出させ、ステップ2でその偏重心量が予め設定された規格量以上か否かを判断し、規格量以上の偏重心量であれば、ステップ3で以後の光ディスクの回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制し、この処理を終了する。
一方、ステップ2の判断で偏重心量検出部によって検出した偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量でなければ、ステップ4で上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度(例えば、8倍速程度)で回転させて偏重心量検出部によって光ディスクの偏重心量を検出させ、ステップ5でその偏重心量が予め設定された規格量以上か否かを判断し、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量でなければ、この処理を終了し、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば、ステップ6で以後の光ディスクの回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制し、この処理を終了する。
このようにして、仮に偏重心量が著しく大きい光ディスクを再生しようとしても、偏重心量検出においても低速でしか回転せず、その後の再生においても速度制限がかかるため、高速回転による光ディスクの損傷を防ぐことができる。
また、偏重心量が著しく大きい光ディスクを偏重心量検出する場合、まず低速回転速度での偏重心量検出で速度規制するので、高速回転速度による偏重心量検出で不快な振動,騒音を発生させることがない。
また、偏重心量が著しく大きい光ディスクを偏重心量検出する場合、まず低速回転速度での偏重心量検出で速度規制するので、高速回転速度による偏重心量検出で不快な振動,騒音を発生させることがない。
次に、著しく大きい偏重心量の光ディスクを低速回転速度で回転させて偏重心量を検出しようとした場合、偏重心量の大きさによってはうまく検出できない恐れがある。
そこで、予め上記偏重心量検出部4に光ディスクを低速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときの偏重心量検出手段と光ディスクを高速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときの偏重心量検出手段とを設け、CPU6の切り換え制御によって偏重心量検出部4の偏重心量検出方法を変更すると良い。その検出方法には、レンズ位置信号の変動を評価する方法や、トラックエラー信号の変動を評価する方法などがある。
このようにして、低速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときとで各々に適した検出方法を選択することにより、偏重心量検出の安定化が図れ、精度の高い偏重心量検出を行うことができる。
そこで、予め上記偏重心量検出部4に光ディスクを低速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときの偏重心量検出手段と光ディスクを高速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときの偏重心量検出手段とを設け、CPU6の切り換え制御によって偏重心量検出部4の偏重心量検出方法を変更すると良い。その検出方法には、レンズ位置信号の変動を評価する方法や、トラックエラー信号の変動を評価する方法などがある。
このようにして、低速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときとで各々に適した検出方法を選択することにより、偏重心量検出の安定化が図れ、精度の高い偏重心量検出を行うことができる。
次に、特に偏重心量検出にトラックエラー信号の変動の大きさを用いて、そのトラックエラー信号の変動量がある閾値以上であれば再生速度の制限対象とする光ディスクドライブ装置にした場合、偏重心成分を抽出するためにトラックエラー信号にフィルタをかける必要があり、その時、偏重心量検出時の回転速度によっては偏重心成分の抽出がうまくいかずに適切な偏重心量検出が行えない恐れがある。
偏重心量の大きい光ディスクを再生した場合、その光ディスクに照射した光の反射光から得られるトラックエラー信号は周期的に振動する。その時の振動の振幅値は偏重心量に比例している。
そこで、予め最高回転速度で回転したときに許容できない振動レベルとなる偏重心量を持った光ディスクを再生した時のトラックエラー信号の振幅値を実験で求め、その振幅値を閾値としてCPU6のROM又はRAMに記憶し、光ディスクの偏重心量検出時の振幅値が上記閾値以上であれば、許容できない偏重心量を持っていると判断することができ、光ディスクの回転速度の規制対象とすることができる。
そこで、予め最高回転速度で回転したときに許容できない振動レベルとなる偏重心量を持った光ディスクを再生した時のトラックエラー信号の振幅値を実験で求め、その振幅値を閾値としてCPU6のROM又はRAMに記憶し、光ディスクの偏重心量検出時の振幅値が上記閾値以上であれば、許容できない偏重心量を持っていると判断することができ、光ディスクの回転速度の規制対象とすることができる。
ところが、偏重心量を持った光ディスクを回転させた場合、トラックエラー信号はノイズ等が合成されたり複雑に振動したりするため、単純にトラックエラー信号の振幅値を測定しただけでは正しい検出ができない場合がある。
そのため、トラックエラー信号から偏重心成分を抽出するためにバンドパスフィルタ等のフィルタを通して抽出する。
そして、フィルタ通過後の信号の振幅値から、上記閾値に対する偏重心量の大小を判別する。
そのため、トラックエラー信号から偏重心成分を抽出するためにバンドパスフィルタ等のフィルタを通して抽出する。
そして、フィルタ通過後の信号の振幅値から、上記閾値に対する偏重心量の大小を判別する。
まず、CPU6のROM又はRAMに予め光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値を記憶する。
次に、CPU6は、光ディスク1を予め設定した低速回転速度で回転させて偏重心量検出部(トラックエラー信号検出手段)4によって光ディスク1に照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から光ディスク1の偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上のときは以後の光ディスク1の回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制する。
次に、CPU6は、光ディスク1を予め設定した低速回転速度で回転させて偏重心量検出部(トラックエラー信号検出手段)4によって光ディスク1に照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から光ディスク1の偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上のときは以後の光ディスク1の回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制する。
一方、CPU6は、検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて偏重心量検出部4によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から光ディスク1の偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上のときは以後の光ディスク1の回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する。
また、CPU6の制御によって偏重心量検出部4は光ディスク1を低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとで抽出方法を変更する。
このようにして、偏重心量検出時の光ディスクの回転速度に応じて適切なフィルタ特性のフィルタを選択するので、偏重心量をより高精度で検出することができる。
このようにして、偏重心量検出時の光ディスクの回転速度に応じて適切なフィルタ特性のフィルタを選択するので、偏重心量をより高精度で検出することができる。
次に、検出したい偏重心量によってはフィルタを変更してもうまく検出できないこともある。つまり、偏重心量の大小に関わらず、トラックエラー信号の振幅値に差異が現れないことがある。そこで、判別が十分に可能なほど、測定値に差異が現れるように、例えばサーボゲインを変えるなどトラックサーボ特性を変えることで、解消される。また、トラックサーボ特性も回転速度によって適切なものが変わるので、回転速度によって各々適切なサーボ特性を選択するとよい。さらに、トラックサーボ特性は、通常の記録再生時に適切であるとは限らないので、偏重心量検出時に一時的にトラックサーボ特性を変更するとよい。
まず、CPU6のROM又はRAMに予め光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値を記憶する。
次に、CPU6は、光ディスク1を予め設定した低速回転速度で回転させて偏重心量検出部(トラックエラー信号検出手段)4によって光ディスク1に照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から光ディスク1の偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上のときは以後の光ディスク1の回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制する。
次に、CPU6は、光ディスク1を予め設定した低速回転速度で回転させて偏重心量検出部(トラックエラー信号検出手段)4によって光ディスク1に照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から光ディスク1の偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上のときは以後の光ディスク1の回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制する。
一方、CPU6は、検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて偏重心量検出部4によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から光ディスク1の偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上のときは以後の光ディスク1の回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する。
また、CPU6の制御によって偏重心量検出部4は光ディスク1を低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとでサーボ特性を変更する。
このようにして、検出したい偏重心量に適したサーボ特性に変更するので、光ディスクの偏重心量検出の精度を高めることができる。
このようにして、検出したい偏重心量に適したサーボ特性に変更するので、光ディスクの偏重心量検出の精度を高めることができる。
次に、上記抽出方法とサーボ特性の変更を組み合わせてもよい。
まず、CPU6のROM又はRAMに予め光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値を記憶する。
次に、CPU6は、光ディスク1を予め設定した低速回転速度で回転させて偏重心量検出部(トラックエラー信号検出手段)4によって光ディスク1に照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から光ディスク1の偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上のときは以後の光ディスク1の回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制する。
まず、CPU6のROM又はRAMに予め光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値を記憶する。
次に、CPU6は、光ディスク1を予め設定した低速回転速度で回転させて偏重心量検出部(トラックエラー信号検出手段)4によって光ディスク1に照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から光ディスク1の偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上のときは以後の光ディスク1の回転速度を上記低速回転速度以上にならないように規制する。
一方、CPU6は、検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上でなければ、上記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて偏重心量検出部4によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から光ディスク1の偏重心量に対応する成分信号を抽出し、その抽出した成分信号から振幅値を検出し、その検出した振幅値がCPU6に記憶された振幅値以上のときは以後の光ディスク1の回転速度を上記高速回転速度以上にならないように規制する。
また、CPU6の制御によって偏重心量検出部4は光ディスク1を低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとで抽出方法とサーボ特性を変更する。
このようにして、トラックサーボ特性を各々の偏重心量検出に合わせて変更し、その時のトラックエラー信号にフィルタをかけ、そのフィルタ通過後の信号で偏重心量の判別を行うことにより、検出したい偏重心量に適したフィルタ特性及びサーボ特性に変更するので、より精度の高い偏重心量検出が可能になる。
このようにして、トラックサーボ特性を各々の偏重心量検出に合わせて変更し、その時のトラックエラー信号にフィルタをかけ、そのフィルタ通過後の信号で偏重心量の判別を行うことにより、検出したい偏重心量に適したフィルタ特性及びサーボ特性に変更するので、より精度の高い偏重心量検出が可能になる。
次に、光ディスクの偏重心量の大きさはトラックエラー信号(TE信号)やレンズポジション信号(LP信号)に重畳される特定の成分信号をバンドパスフィルタ又はハイパスフィルタによって抽出し、その振幅値を測定することによって間接的に検出することができる。これは、偏重心量による回転変動の成分(振動等に基づく成分)がこれらの信号に重畳されるためである。
なお、偏重心量によってトラックエラー信号やレンズポジション信号に重畳される成分信号はTE信号やLP信号に比べて高い周波数成分を持つため、フィルタによって分離することができる。
そこで、上記光ディスクドライブ装置において、TE信号やLP信号に重畳した偏重心量分の成分信号を分離して測定することにより、その測定・検出値を偏重心量(偏重心値)とする場合の光ディスク回転規制処理について説明する。
なお、偏重心量によってトラックエラー信号やレンズポジション信号に重畳される成分信号はTE信号やLP信号に比べて高い周波数成分を持つため、フィルタによって分離することができる。
そこで、上記光ディスクドライブ装置において、TE信号やLP信号に重畳した偏重心量分の成分信号を分離して測定することにより、その測定・検出値を偏重心量(偏重心値)とする場合の光ディスク回転規制処理について説明する。
なお、偏重心量はTE信号やLP信号から求めるものに限らず、例えば、偏重心量による回転変動分の振動を検出する加速度センサや圧電センサ等で直接測定する装置を設け、その装置によって測定しても構わない。また、トラックエラー信号に基づくショック信号のパルス数を計数することによって偏重心量を求める装置を用いてもよい。さらに、スピンドルモータの回転制御信号から偏重心量を測定する装置を用いてもよい。さらにまた、トラック横切りパルス数の比較結果に応じて偏重心量を検出する装置を用いてもよい。
すなわち、偏重心ディスクの回転変動を測定したり、又は偏重心ディスクを回転させたことによって生じる振動を測定すること等によってその偏重心量を検出する。
すなわち、偏重心ディスクの回転変動を測定したり、又は偏重心ディスクを回転させたことによって生じる振動を測定すること等によってその偏重心量を検出する。
図3は、図1に示した偏重心量検出部4の内部構成例を示すブロック図である。
この偏重心量検出部4は、CPU6からの指示によってスイッチSW1を切換えることにより、トラックエラー信号(TE信号)を使って偏重心量を検出するか、レンズポジション(レンズ位置)信号(LP信号)を使って偏重心量を検出するかを変更する。可変アンプ10はCPU6からの指示によってTE信号又はLP信号の増幅率を可変する。
また、CPU6からの指示によってスイッチSW2を切換えることにより、第1フィルタ11を使って偏重心量を検出するか、第2フィルタ12を使って偏重心量を検出するかを変更する。ここで、第2フィルタ12のカットオフ周波数は第1フィルタ11のよりも高い。
この偏重心量検出部4は、CPU6からの指示によってスイッチSW1を切換えることにより、トラックエラー信号(TE信号)を使って偏重心量を検出するか、レンズポジション(レンズ位置)信号(LP信号)を使って偏重心量を検出するかを変更する。可変アンプ10はCPU6からの指示によってTE信号又はLP信号の増幅率を可変する。
また、CPU6からの指示によってスイッチSW2を切換えることにより、第1フィルタ11を使って偏重心量を検出するか、第2フィルタ12を使って偏重心量を検出するかを変更する。ここで、第2フィルタ12のカットオフ周波数は第1フィルタ11のよりも高い。
すなわち、光ディスク1を低速回転速度で回転させるときには第1フィルタ11を使用して偏重心量を検出し、高速回転速度で回転させるときには第2フィルタ12に変更し、その第2フィルタ12を使用して偏重心量を検出する。
なお、上記第1フィルタ11と第2フィルタ12はバンドパスフィルタ又はハイパスフィルタとする。
ここで、偏重心量検出部4に入力されるTE信号又はLP信号は、公知技術で取得可能であるので、ここではその詳細な説明は省略する。
なお、上記第1フィルタ11と第2フィルタ12はバンドパスフィルタ又はハイパスフィルタとする。
ここで、偏重心量検出部4に入力されるTE信号又はLP信号は、公知技術で取得可能であるので、ここではその詳細な説明は省略する。
図4は、図1に示した偏重心量検出部4の他の内部構成例を示すブロック図である。
この偏重心量検出部4は、CPU6からの指示によってスイッチSW3を切換えることにより、TE信号を使って偏重心量を検出するか、LP信号を使って偏重心量を検出するかを変更する。可変アンプ10はCPU6からの指示によってTE信号又はLP信号の増幅率を可変する。
また、CPU6からのカットオフ周波数又は通過帯域を可変する指示によって可変フィルタ13はカットオフ周波数又は通過帯域を変化させる。例えば、光ディスク1を高速回転速度で回転させる場合は、カットオフ周波数又は通過帯域を高くする。
この偏重心量検出部4は、CPU6からの指示によってスイッチSW3を切換えることにより、TE信号を使って偏重心量を検出するか、LP信号を使って偏重心量を検出するかを変更する。可変アンプ10はCPU6からの指示によってTE信号又はLP信号の増幅率を可変する。
また、CPU6からのカットオフ周波数又は通過帯域を可変する指示によって可変フィルタ13はカットオフ周波数又は通過帯域を変化させる。例えば、光ディスク1を高速回転速度で回転させる場合は、カットオフ周波数又は通過帯域を高くする。
次に、図1に示す光ディスクドライブ装置における他の光ディスク回転規制処理について説明する。
図5乃至図7は、図1に示す光ディスクドライブ装置における他の光ディスク回転規制処理を示すフローチャート図である。
以下、各ステップ(図中「S」で示す)毎にその処理を説明する。
ステップ11:光ディスクが光ディスクドライブ装置に挿入されるとCPU6は光ディスクドライブ装置の初期化等、公知のマウント処理を行う。
図5乃至図7は、図1に示す光ディスクドライブ装置における他の光ディスク回転規制処理を示すフローチャート図である。
以下、各ステップ(図中「S」で示す)毎にその処理を説明する。
ステップ11:光ディスクが光ディスクドライブ装置に挿入されるとCPU6は光ディスクドライブ装置の初期化等、公知のマウント処理を行う。
ステップ12:ステップ11のマウント処理が終了すると、CPU6はスピンドルモータ制御部5に指示を出し、スピンドルモータ2をCD系に対する4倍速で回転させることにより光ディスク1を回転させる。なお、1倍速とは、CD系の光ディスクの場合、0.15MB/sの速さでデータを転送する回転速度であり、DVD系の光ディスクの場合、1.35MB/sでデータを転送する回転速度である。また、この実施形態では低速回転速度としてCD系に対する4倍速としているが、それに限らず、後述のステップ17で設定する回転速度よりも遅い適当な回転速度を設定すればよい。
ステップ13:CPU6は可変アンプ10の増幅率を設定する。この場合、LP信号を用いて偏重心量の測定を行うのに適した増幅率(基準の増幅率)に設定しておく。
また、このとき、CPU6は図3に示した偏重心量検出部4を使用する場合はSW1を、図4に示した偏重心量検出部4を使用する場合はSW3をそれぞれLP信号側になるように切り換えるように指示する。
ステップ14:図3に示した偏重心量検出部4を使用する場合、CPU6はSW2を第1フィルタ11につながるように切り換え指示する。一方、図4に示した偏重心量検出部4を使用する場合、CPU6は可変フィルタ13のカットオフ周波数又は通過帯域を回転速度(本例ではCD系の4倍速)に対応した周波数に設定する。
また、このとき、CPU6は図3に示した偏重心量検出部4を使用する場合はSW1を、図4に示した偏重心量検出部4を使用する場合はSW3をそれぞれLP信号側になるように切り換えるように指示する。
ステップ14:図3に示した偏重心量検出部4を使用する場合、CPU6はSW2を第1フィルタ11につながるように切り換え指示する。一方、図4に示した偏重心量検出部4を使用する場合、CPU6は可変フィルタ13のカットオフ周波数又は通過帯域を回転速度(本例ではCD系の4倍速)に対応した周波数に設定する。
ステップ15:CPU6はLP信号を用いた偏重心量(すなわち、LP信号から分離抽出した偏重心成分の振幅値の最大値又は平均値)を検出し、測定を行う。
ステップ16:CPU6は測定した偏重心量(最大値又は平均値)が適切な値の範囲に入っているか否か判断する。
ステップ17:ステップ16の判断で測定した偏重心量が適切な値の範囲に入っていない場合(適切な偏重心値が測定できない場合)、CPU6は可変アンプ10の利得(増幅率)を下げる。増幅率を低下させることにより、偏重心成分が抽出し易くなる。増幅率の下げ幅は予め設定されている。可変アンプ10の増幅率を下げた状態で、ステップ15と同様に偏重心量の測定を行う。
ステップ16:CPU6は測定した偏重心量(最大値又は平均値)が適切な値の範囲に入っているか否か判断する。
ステップ17:ステップ16の判断で測定した偏重心量が適切な値の範囲に入っていない場合(適切な偏重心値が測定できない場合)、CPU6は可変アンプ10の利得(増幅率)を下げる。増幅率を低下させることにより、偏重心成分が抽出し易くなる。増幅率の下げ幅は予め設定されている。可変アンプ10の増幅率を下げた状態で、ステップ15と同様に偏重心量の測定を行う。
ステップ18:CPU6はステップ16と同様に測定した偏重心量が適切な値の範囲に入っているか否かを判断する。
ステップ19:ステップ18の判断で測定した偏重心量が適切な値の範囲に入っていない場合(適切な偏重心値が測定できない場合)、CPU6は可変アンプ10の増幅率を設定し直す。この場合、TE信号を用いて偏重心量の測定を行うのに適した増幅率(基準の増幅率)に設定しておく。また、このとき、CPU6は偏重心量検出部4のSW1はTE信号側になるように設定する。
ステップ19:ステップ18の判断で測定した偏重心量が適切な値の範囲に入っていない場合(適切な偏重心値が測定できない場合)、CPU6は可変アンプ10の増幅率を設定し直す。この場合、TE信号を用いて偏重心量の測定を行うのに適した増幅率(基準の増幅率)に設定しておく。また、このとき、CPU6は偏重心量検出部4のSW1はTE信号側になるように設定する。
ステップ20:CPU6はTE信号を用いた偏重心量(すなわち、TE信号から分離抽出した偏重心成分の振幅値の最大値又は平均値)を検出し、測定を行う。
ステップ21:CPU6は測定した偏重心量(最大値又は平均値)が適切な値の範囲に入っているか否かを判断する。
ステップ22:ステップ21の判断で測定した偏重心量が適切な値の範囲に入っていない場合(適切な偏重心値が測定できない場合)、CPU6は可変アンプ10の利得(増幅率)を下げる。増幅率を低下させることにより、偏重心成分が抽出し易くなる。増幅率の下げ幅は予め設定されている。可変アンプ10の増幅率を下げた状態で、ステップ20と同様に偏重心量の測定を行う。
ステップ21:CPU6は測定した偏重心量(最大値又は平均値)が適切な値の範囲に入っているか否かを判断する。
ステップ22:ステップ21の判断で測定した偏重心量が適切な値の範囲に入っていない場合(適切な偏重心値が測定できない場合)、CPU6は可変アンプ10の利得(増幅率)を下げる。増幅率を低下させることにより、偏重心成分が抽出し易くなる。増幅率の下げ幅は予め設定されている。可変アンプ10の増幅率を下げた状態で、ステップ20と同様に偏重心量の測定を行う。
ステップ23:CPU6は、ステップ21と同様に測定した偏重心量が適切な値の範囲に入っているか否かを判断する。
ステップ24:ステップ23の判断で測定した偏重心量が適切な値の範囲に入っていない場合(適切な偏重心値が測定できない場合)、CPU6は回転速度の規制を行う。すなわち、CPU6は、この光ディスク1を使用する間、スピンドルモータ2の回転がある回転速度よりも大きくなることが無いようにスピンドルモータ制御部5を制御する。また、CPU6は光ディスク1の偏重心量がかなり大きいと判断して、光ディスクドライブ装置が回転できる最低の回転速度で回転させるようにしてもよい。
ステップ24:ステップ23の判断で測定した偏重心量が適切な値の範囲に入っていない場合(適切な偏重心値が測定できない場合)、CPU6は回転速度の規制を行う。すなわち、CPU6は、この光ディスク1を使用する間、スピンドルモータ2の回転がある回転速度よりも大きくなることが無いようにスピンドルモータ制御部5を制御する。また、CPU6は光ディスク1の偏重心量がかなり大きいと判断して、光ディスクドライブ装置が回転できる最低の回転速度で回転させるようにしてもよい。
ステップ25:ステップ16,18,21,23の判断で、測定した偏重心量が適切な値の範囲内にあると判断された場合(適切な偏重心値が測定できた場合)、CPU6はその偏重心量が所定値(所定の規格に基づく値)以上か否かを判断する。CPU6は、この所定値をLP信号から偏重心量を検出するか、TE信号から偏重心量を検出するかによって変える。また、CPU6は可変アンプ10の増幅率によってこの所定値を変えるようにしてもよい。
ステップ26:ステップ25の判断で偏重心量が所定値未満の場合、図3に示した偏重心量検出部4を使用するとき、CPU6は第2フィルタ12を使用するようにSW2を切換える。一方、図4に示した偏重心量検出部4を使用する場合、CPU6は可変フィルタ13のカットオフ周波数又は通過帯域を高速の回転速度(本例ではCD系の8倍速)に対応した周波数に設定する。
ステップ26:ステップ25の判断で偏重心量が所定値未満の場合、図3に示した偏重心量検出部4を使用するとき、CPU6は第2フィルタ12を使用するようにSW2を切換える。一方、図4に示した偏重心量検出部4を使用する場合、CPU6は可変フィルタ13のカットオフ周波数又は通過帯域を高速の回転速度(本例ではCD系の8倍速)に対応した周波数に設定する。
ステップ27:CPU6はスピンドルモータ制御部5を制御し、スピンドルモータ2を今までの回転速度よりも高速で回転させる(例えばCD系に対する8倍速)。
ステップ28:ステップ15と同様にしてCPU6は、その偏重心量が所定値(所定の規格に基づく値)以上か否かを判断する。CPU6は、この所定値をLP信号から偏重心量を検出するか、TE信号から偏重心量を検出するかによって変える。また、CPU6は可変アンプ10の増幅率によってこの所定値を変えるようにしてもよい。また、ステップ25の判断における所定値と同じ値とすることもできる。
ステップ28:ステップ15と同様にしてCPU6は、その偏重心量が所定値(所定の規格に基づく値)以上か否かを判断する。CPU6は、この所定値をLP信号から偏重心量を検出するか、TE信号から偏重心量を検出するかによって変える。また、CPU6は可変アンプ10の増幅率によってこの所定値を変えるようにしてもよい。また、ステップ25の判断における所定値と同じ値とすることもできる。
ステップ29:ステップ28の判断で偏重心量が所定値以上となる場合(すなわち、偏重心がある程度大きい場合)、CPU6は回転速度を規制する。この場合、この光ディスク1を使用する間は、ある速度以上でスピンドルモータ2を回転させないようにCPU6はスピンドルモータ制御部5を制御する。このとき回転できる最大の回転速度は、ステップ12で設定した回転速度としてもよいし、ステップ27で設定した回転速度とステップ12で設定した回転速度の間の速度で回転させてもよい。さらに、ステップ27とステップ12で設定した回転速度の間の速度は偏重心量に応じて設定するようにしてもよい。
ステップ30:ステップ25で偏重心量が所定値以上となる場合(すなわち、偏重心がある程度大きい場合)、CPU6は回転速度を規制する。この場合、この光ディスク1を使用する間は、ある速度以上でスピンドルモータ2を回転させないようにCPU6はスピンドルモータ制御部5を制御する。
このとき回転できる最大の回転速度は、ステップ12で設定した回転速度としてもよいし、ステップ27で設定した回転速度とステップ12で設定した回転速度の間の速度で回転させてもよい。さらに、ステップ27とステップ12で設定した回転速度の間の速度は偏重心量に応じて設定するようにしてもよい。またさらに、ステップ29で設定する最大回転速度よりは遅い回転速度とするように設定してもよい。
また、ステップ28で偏重心量が所定値未満の場合、偏重心が殆ど無い光ディスクと判断されることから回転速度の規制は行わず、他の記録または再生の条件に応じて最大の回転速度で光ディスクを回転させることができる。
なお、ステップ12,13,14の処理の順番は設計の変更により入れ替えても良い。また、ステップ26,27の処理の順番も入れ替えてもよい。
このとき回転できる最大の回転速度は、ステップ12で設定した回転速度としてもよいし、ステップ27で設定した回転速度とステップ12で設定した回転速度の間の速度で回転させてもよい。さらに、ステップ27とステップ12で設定した回転速度の間の速度は偏重心量に応じて設定するようにしてもよい。またさらに、ステップ29で設定する最大回転速度よりは遅い回転速度とするように設定してもよい。
また、ステップ28で偏重心量が所定値未満の場合、偏重心が殆ど無い光ディスクと判断されることから回転速度の規制は行わず、他の記録または再生の条件に応じて最大の回転速度で光ディスクを回転させることができる。
なお、ステップ12,13,14の処理の順番は設計の変更により入れ替えても良い。また、ステップ26,27の処理の順番も入れ替えてもよい。
また、この実施形態では、LP信号またはTE信号により偏重心値を検出する構成としたが、本発明はこれに限られるものではない。
すなわち、偏重心量または偏重心値は、上述のように加速度センサ等の振動センサを用いて検出してもよいし、ショック信号のパルス数の計数値により検出してもよい。さらにはスピンドルモータの回転制御信号に基づいて検出するものであってもよい。
要は偏重心ディスクの回転変動を測定することによりその偏重心を検出したり、又は、偏重心ディスクを回転させたことによって生じる振動を測定することによりその偏重心を検出するもの等であればよい。
すなわち、偏重心量または偏重心値は、上述のように加速度センサ等の振動センサを用いて検出してもよいし、ショック信号のパルス数の計数値により検出してもよい。さらにはスピンドルモータの回転制御信号に基づいて検出するものであってもよい。
要は偏重心ディスクの回転変動を測定することによりその偏重心を検出したり、又は、偏重心ディスクを回転させたことによって生じる振動を測定することによりその偏重心を検出するもの等であればよい。
この発明による光ディスク装置と光ディスク回転規制方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、デスクトップパソコン,ノートブックパソコン等のパーソナルコンピュータにおいても適用することができる。
1:光ディスク 2:スピンドルモータ 2a:ターンテーブル 3:光ピックアップ 4:偏重心量検出部 5:スピンドルモータ制御部 6:CPU 7:ROM 8:RAM 10:可変アンプ 11:第1フィルタ 12:第2フィルタ 13:可変フィルタ
Claims (14)
- 光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク装置において、
前記光ディスクの回転時の偏重心量を検出する偏重心量検出手段と、前記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて前記偏重心量検出手段によって前記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の前記光ディスクの回転速度を前記低速回転速度以上にならないように規制し、前記偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量でなければ、前記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて前記偏重心量検出手段によって前記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の前記光ディスクの回転速度を前記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手段とを設けたことを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1記載の光ディスク装置において、前記偏重心量検出手段は、前記光ディスクを低速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときとで検出方法を変更する手段を有することを特徴とする光ディスク装置。
- 光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク装置において、
予め光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値を記憶する振幅値記憶手段と、前記光ディスクの回転時に前記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手段と、該トラックエラー信号検出手段によって検出したトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手段と、前記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が前記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記低速回転速度以上にならないように規制し、前記検出した振幅値が前記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上でなければ、前記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が前記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手段と、前記成分信号抽出手段によって前記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとで抽出方法を変更する手段とを設けたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク装置において、
予め光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値を記憶する振幅値記憶手段と、前記光ディスクの回転時に前記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手段と、該トラックエラー信号検出手段によって検出したトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手段と、前記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が前記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記低速回転速度以上にならないように規制し、前記検出した振幅値が前記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上でなければ、前記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が前記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手段と、前記成分信号抽出手段によって前記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとでサーボ特性を変更する手段とを設けたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク装置において、
予め光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値を記憶する振幅値記憶手段と、前記光ディスクの回転時に前記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手段と、該トラックエラー信号検出手段によって検出したトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手段と、前記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が前記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記低速回転速度以上にならないように規制し、前記検出した振幅値が前記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上でなければ、前記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手段によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が前記振幅値記憶手段に記憶された振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手段と、前記成分信号抽出手段によって前記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとで抽出方法及びサーボ特性を変更する手段とを設けたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクに光を照射することによって前記光ディスクに対して情報の記録又は再生を行う光ディスク装置であって、
前記光ディスクの回転を制御する回転制御手段と、前記光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出手段と、前記回転制御手段によって所定の回転速度で前記光ディスクを回転させながら前記偏重心量検出手段によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値未満の場合、前記回転制御手段によって前記所定の回転速度よりも速い回転速度で前記光ディスクを回転させて前記偏重心量検出手段によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値以上の場合、前記光ディスクの回転速度を規制する回転速度規制手段とを有することを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクの回転を制御する回転制御工程と、前記光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出工程と、前記回転制御工程によって所定の回転速度で前記光ディスクを回転させながら前記偏重心量検出工程によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値未満の場合、前記回転制御工程によって前記所定の回転速度よりも速い回転速度で前記光ディスクを回転させて前記偏重心量検出工程によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値以上の場合、前記光ディスクの回転速度を規制する回転速度規制工程とからなることを特徴とする光ディスク回転規制方法。
- コンピュータに、光ディスクの回転時の偏重心量を検出する偏重心量検出手順と、前記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて前記偏重心量検出手順によって前記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の前記光ディスクの回転速度を前記低速回転速度以上にならないように規制し、前記偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量でなければ、前記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて前記偏重心量検出手順によって前記光ディスクの偏重心量を検出させ、その偏重心量が予め設定された規格量以上の偏重心量であれば以後の前記光ディスクの回転速度を前記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手順とを実行させるためのプログラム。
- 前記偏重心量検出手順は、前記光ディスクを低速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させて偏重心量を検出するときとで検出方法を変更する手順を有する請求項8記載のプログラム。
- コンピュータに、光ディスクの回転時に前記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手順と、該トラックエラー信号検出手順によって検出したトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手順と、前記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記低速回転速度以上にならないように規制し、前記検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上でなければ、前記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手順と、前記成分信号抽出手順によって前記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとで抽出方法を変更する手順とを実行させるためのプログラム。
- コンピュータに、光ディスクの回転時に前記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手順と、該トラックエラー信号検出手順によって検出したトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手順と、前記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記低速回転速度以上にならないように規制し、前記検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上でなければ、前記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が予め記憶された光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手順と、前記成分信号抽出手順によって前記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとでサーボ特性を変更する手順とを実行させるためのプログラム。
- コンピュータに、光ディスクの回転時に前記光ディスクに照射した光の反射光に基づくトラックエラー信号を検出するトラックエラー信号検出手順と、該トラックエラー信号検出手順によって検出したトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出する成分信号抽出手順と、前記光ディスクを予め設定した低速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が予め記憶した光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記低速回転速度以上にならないように規制し、前記検出した振幅値が予め記憶した光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上でなければ、前記低速回転速度よりも高い速度の予め設定した高速回転速度で回転させて前記トラックエラー信号検出手順によってトラックエラー信号を検出させ、そのトラックエラー信号から前記光ディスクの偏重心量に対応する成分信号を抽出し、該抽出した成分信号から振幅値を検出し、該検出した振幅値が予め記憶した光ディスクが許容できない振動レベルとなる偏重心量に対応するトラックエラー信号の振幅値以上のときは以後の前記光ディスクの回転速度を前記高速回転速度以上にならないように規制する再生速度規制手順と、前記成分信号抽出手順によって前記光ディスクを低速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときと高速回転速度で回転させたときに検出されたトラックエラー信号から偏重心量を検出するときとで抽出方法及びサーボ特性を変更する手順とを実行させるためのプログラム。
- コンピュータに、光ディスクの回転を制御する回転制御手順と、前記光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出手順と、前記回転制御手順によって所定の回転速度で前記光ディスクを回転させながら前記偏重心量検出手順によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値未満の場合、前記回転制御手順によって前記所定の回転速度よりも速い回転速度で前記光ディスクを回転させて前記偏重心量検出手順によって偏重心量の検出を行い、その検出された偏重心量が所定値以上の場合、前記光ディスクの回転速度を規制する回転速度規制手順とを実行させるためのプログラム。
- 請求項8乃至13のいずれか一項に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2003323336A JP2005092961A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 光ディスク装置と光ディスク回転規制方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003323336A JP2005092961A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 光ディスク装置と光ディスク回転規制方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005092961A true JP2005092961A (ja) | 2005-04-07 |
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JP2003323336A Pending JP2005092961A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 光ディスク装置と光ディスク回転規制方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008090938A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Hitachi-Lg Data Storage Inc | 光ディスク装置とそのディスク回転速度制御方法 |
-
2003
- 2003-09-16 JP JP2003323336A patent/JP2005092961A/ja active Pending
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JP2008090938A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Hitachi-Lg Data Storage Inc | 光ディスク装置とそのディスク回転速度制御方法 |
US7760599B2 (en) | 2006-10-02 | 2010-07-20 | Hitachi-Lg Data Storage, Inc. | Optical disk apparatus and disk rotation speed control method thereof |
JP4512198B2 (ja) * | 2006-10-02 | 2010-07-28 | 株式会社日立エルジーデータストレージ | 光ディスク装置とそのディスク回転速度制御方法 |
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