JP2005092317A - 文書処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】背景を印刷しない場合でも、元々の文書が意図していたデザインを保持しつつ、インクやトナーの節約、印刷速度の向上、にじみ防止、乾燥性の向上、用紙うねりの防止などが可能な文書処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】文字、図形、画像などからなる文書を印刷する文書処理装置において、印刷モード選択手段100により、背景を印刷する第1の印刷モードが選択された場合には、文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色を用いて印刷処理を行い、背景を印刷しない第2の印刷モードが選択された場合には、文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色との間のコントラストを検出するコントラスト検出手段101により得られたコントラストの強さが、印刷用紙と印刷された文字あるいは図形の少なくとも一方との間でも保たれるよう、文字あるいは図形の少なくとも一方の色を補正する色補正手段102を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、文書を印刷可能な文書処理装置に関する。
近年、印刷データの多様化、印刷装置の高性能化により、印刷文書として様々な形態が考えられるようになってきた。その中でも、インターネットの普及によりホームページの印刷需要が高まっている。
ホームページは従来のテキスト主体の文書と比較して、画像の添付や文字や背景への豊富な色使いなどデザイン性の高い文書と言える。また、これらの文書をそのデザインを生かしつつ印刷するための印刷装置としてはカラープリンタが適している。
しかし、ホームページのデザインをそのまま、特に背景を印刷することは、インクやトナーの消費を増大させたり、全体の印刷速度を低下させるなどの問題があるのも事実である。さらに液体インクを使用するインクジェットプリンタなどでは、用紙の吸水能力を超えてしまい、にじみ、乾燥性の悪化、用紙のうねりなどの問題を発生する場合もある。そのため、使用者は必要に応じて背景を印刷するかどうかを選択している。また、これまで提案された先行技術においても、例えば(特許文献1)では背景を取り除く旨の記述があるが、その目的及び手段は明記されていない。
特開2000−330908号公報(第2頁)
このように従来は、背景を印刷しないことで、インクやトナーの節約、印刷速度の向上、にじみ防止、乾燥性の向上、用紙のうねり防止などが可能であった。
しかし、単に背景を印刷しないだけでは、文書作成者の意図と反する印刷結果になる場合も多い。例えば、図10(a)に示すような背景が黒のホームページデザインはよく見られるが、この場合に背景を削除するだけだと、(b)のように元々白色だった文字に対してはなにも印刷されないことになってしまう。このような場合、一般的なブラウザの印刷機能では、文字を白から他の色(例えば黒)に置き換えて、文字を印刷できるようにしている。このとき、(c)のように元々の文字の濃淡を無視して全て黒にしてしまうブラウザもあれば、(d)のように一定濃度以下の文字についてのみ印刷濃度を高く補正しているブラウザもある。しかし、いずれの結果においても、元々のホームページの記述の(a)の意図とは異なってしまっていることは明らかである。すなわち文書作成者は通常、強調したい文字に対して背景とコントラストの高い色を指定するものであり、(a)において強調したい文字は「A」ではなく「E」であるのに対し、(b)、(d)では「A」が強調され「E」が見えないもしくは目立たなくなり、(c)では全ての文字が強調されてしまっている。
本発明では、背景を印刷しない場合でも、元々の文書が意図していたデザインを保持しつつ、インクやトナーの節約、印刷速度の向上、にじみ防止、乾燥性の向上、用紙うねりの防止などが可能な文書処理装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の文書処理装置では、背景と文字、図形、画像などからなる文書を印刷可能な文書処理装置において、文書で指定された背景の色と文字あるい
は図形の色との間のコントラストを検出するコントラスト検出手段と、背景を印刷する第1の印刷モードと、背景を印刷しない第2の印刷モードと、第1の印刷モードと第2の印刷モードのいずれかを選択可能な印刷モード選択手段と、色を補正する色補正手段とを備え、印刷モード選択手段により第1の印刷モードが選択された場合には、文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色を用いて印刷処理を行い、印刷モード選択手段により第2の印刷モードが選択された場合には、コントラスト検出手段により得られたコントラストの強さが、印刷用紙と印刷された文字あるいは図形の少なくとも一方との間でも保たれるよう、前記色補正手段により文字あるいは図形の少なくとも一方の色を補正することを特徴とする。
上記の構成により、背景を印刷しない場合でも、元々の文書が意図していたデザインを保持しつつ、インクやトナーの節約、印刷速度の向上、にじみ防止、乾燥性の向上、用紙うねりの防止などが可能な文書処理装置を実現することができる。
以上のように、本発明では、文書で指定された背景の色とオブジェクトの色との間のコントラストを検出し、背景を印刷しない場合でもコントラストの強さが保たれるよう、オブジェクトの色を補正することで、元々の文書が意図していたデザインを維持しつつ、インクやトナーの節約、印刷速度の向上、にじみ防止、乾燥性の向上、用紙うねりの防止などが可能な文書処理装置を実現することができる。
また、背景を印刷しない場合にオブジェクトを色補正した結果、極端に薄くなってしまう場合には、印刷濃度を高めに補正することで可読性を向上させることが可能な文書処理装置を実現することができる。
また、背景を印刷しない場合でも、リンク先を示す文字に対しては例外的に色補正を行なわないことで、文字の色が持つ意味合いを保存することが可能な文書処理装置を実現することができる。
本発明の請求項1記載の発明は、背景と文字、図形、画像などからなる文書を印刷可能な文書処理装置において、文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色との間のコントラストを検出するコントラスト検出手段と、背景を印刷する第1の印刷モードと、背景を印刷しない第2の印刷モードと、第1の印刷モードと第2の印刷モードのいずれかを選択可能な印刷モード選択手段と、色を補正する色補正手段とを備え、印刷モード選択手段により第1の印刷モードが選択された場合には、文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色を用いて印刷処理を行い、印刷モード選択手段により第2の印刷モードが選択された場合には、コントラスト検出手段により得られたコントラストの強さが、印刷用紙と印刷された文字あるいは図形の少なくとも一方との間でも保たれるよう、前記色補正手段により文字あるいは図形の少なくとも一方の色を補正することを特徴とし、背景を印刷しない場合でも、元々の文書が意図していたデザインを保持しつつ、インクやトナーの節約、印刷速度の向上、にじみ防止、乾燥性の向上、用紙うねりの防止などが可能な文書処理方法及び文書処理装置を実現することができる。
請求項2記載の発明は、前記コントラスト検出手段は、文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色のそれぞれの明暗の差を検出することを特徴とする請求項1記載の文書処理装置としたものであり、背景を印刷しない場合でも、元々の文書が意図していたデザインを保持しつつ、インクやトナーの節約、印刷速度の向上、にじみ防止、乾燥性の向上、用紙うねりの防止などが可能な文書処理方法及び文書処理装置を実現することができる。
請求項3記載の発明は、前記コントラスト検出手段は、文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色のRGB値の間の差を検出することを特徴とする請求項1記載の文書処理装置としたものであり、背景を印刷しない場合でも、元々の文書が意図していたデザインを保持しつつ、インクやトナーの節約、印刷速度の向上、にじみ防止、乾燥性の向上、用紙うねりの防止などが可能な文書処理方法及び文書処理装置を実現することができる。
請求項4記載の発明は、色補正手段として、白レベルと文字あるいは図形との間のコントラストの強さが一定値以下にならないよう、文字あるいは図形の少なくとも一方の色情報の補正を行なうことにより、背景を印刷しない場合でも、元々の文書が意図していたデザインを保持しつつ、極端に印刷濃度が低い文字の濃度を補正することで可読性を向上させることができる。
請求項5記載の発明は、文書はリンク情報を含めることができる文書であり、リンク先を示す文字に対しては補正を行なわないことにより、ホームページなどで特に指定しない限り予約色を割り当てられるリンク先を示す文字については、補正の対象外として元々の色のまま印刷することでリンクであることを明示することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について説明する。
図1に本発明の実施の形態における文書処理装置のブロック図を示す。
図1で、100は背景を印刷するかしないかを選択する印刷モード選択手段、101は背景の色情報と文字あるいは図形(以降オブジェクトと呼ぶ)の色情報との間のコントラストを検出するコントラスト検出手段、102はコントラスト検出手段101の出力よりオブジェクトの色を補正する色補正手段、103は背景を印刷データとしてメモリ上へ展開する背景ラスタライズ手段、104はオブジェクトを印刷データとしてメモリ上へ展開するオブジェクトラスタライズ手段である。
印刷モード選択手段100により背景印刷を行なうよう選択された場合は、背景ラスタライズ部103は文書中に記述された背景色情報をそのままラスタライズし、オブジェクトラスタライズ部104は文書中に記述されたオブジェクト色情報をそのままラスタライズする。また、背景印刷を行なわないよう選択された場合は、背景ラスタライズ部103は処理を実行せず、オブジェクトラスタライズ部104はオブジェクトの色情報として色補正手段102から出力された色情報をラスタライズする。
図2に、本発明の実施の形態における動作フローチャートを示す。まず、印刷モード選択手段100により背景を印刷するモードかどうか判定する(STEP200)。もし、印刷モード選択手段100により背景を印刷するモードと判断されれば、背景ラスタライズ部103により背景を記述色でラスタライズし(STEP201)、オブジェクトラスタライズ部104によりオブジェクトを記述色でラスタライズする(STEP202)。
印刷モード選択手段100により背景を印刷しないモードと判断されれば、コントラスト検出手段により文書で記述された背景色とオブジェクト色との間のコントラストを検出し(STEP203)、色補正手段102によりコントラスト情報に基づきオブジェクト色を補正し(STEP204)、オブジェクトラスタライズ部104によりオブジェクトを補正色でラスタライズする(STEP205)。
このようにすることで、背景色を印刷しないモードでも、文書に記述されていたのと同様のコントラストの強さで、用紙とのコントラストが得られるので、文書の作成者の意図通りに文字の強弱を表現することが可能である。
(実施の形態2)
図3に本発明の実施の形態における文書処理装置のブロック図を示す。
図3で300は背景を印刷するかしないかを選択する印刷モード選択手段、301は文書中に記述された背景のRGB値(R0,G0,B0)から輝度値Y0を検出する背景色輝度検出手段、302は文書中に記述されたオブジェクトのRGB値(R1,G1,B1)から輝度、色度値(Y1,Cb1,Cr1)へ変換するRGB−YCbCr色変換手段、303は背景色輝度検出手段301の出力Y0とRGB−YCbCr色変換手段302の出力の輝度成分Y1との差の絶対値ΔYを求める輝度差検出手段、304は輝度差検出手段303の出力ΔYをもとにオブジェクトの輝度値を白地に対してΔYだけ異なる輝度値Y1’に補正する輝度補正手段、305は輝度補正手段304の出力Y1’及びRGB−YCbCr色変換手段302の出力の色度成分Cb1,Cr1からRGB値(R1’,G1’,B1’)へ変換するためのYCbCr−RGB色変換手段、306は背景を印刷データとしてメモリ上へ展開する背景ラスタライズ手段、307はオブジェクトを印刷データとしてメモリ上へ展開するオブジェクトラスタライズ手段である。
印刷モード選択手段300により背景印刷を行なうよう選択された場合、背景ラスタライズ部306は文書中に記述された背景色(R0,G0,B0)をそのままラスタライズし、オブジェクトラスタライズ部307は文書中に記述されたオブジェクト色(R1,G1,B1)をそのままラスタライズする。
また、背景印刷を行なわないよう選択された場合は、背景ラスタライズ部306はラスタライズ処理を実行せず、オブジェクトラスタライズ部307はオブジェクトの色情報としてYCbCr−RGB色変換手段305から出力された色情報(R1’,G1’,B1’)をラスタライズする。
図4に本発明の実施の形態における動作フローチャートを示す。
まず、印刷モード選択手段300により背景を印刷するモードかどうか判定する(STEP400)。もし、印刷モード選択手段300により背景を印刷するモードと判断されれば、背景ラスタライズ部306により背景を記述色でラスタライズし(STEP401)、オブジェクトラスタライズ手段307によりオブジェクトを記述色でラスタライズする(STEP402)。
印刷モード選択手段300により背景を印刷しないモードと判断されれば、背景色輝度検出手段301により文書で記述された背景色より輝度成分Y0を求め(STEP403)、RGB−YCbCr色変換手段302によりオブジェクト色をRGB−YCbCr変換し(Y1,Cb1,Cr1)を求める(STEP404)。
次に、輝度差検出手段303により、それぞれの輝度成分Y0とY1の差ΔYをコントラスト情報として計算する(STEP405)。
輝度補正手段304により、背景を印刷しないので用紙の白地とΔYだけの輝度差となるY1’を計算する(STEP406)。
STEP406で求めたY1’とSTEP404で求めたCb1、Cr1からYCbC
r−RGB変換手段305によりYCbCr−RGB変換を行い(R1’,G1’,B1’)を求める(STEP407)。
オブジェクトラスタライズ手段307により、オブジェクトを補正色(R1’,G1’,B1’)でラスタライズする(STEP408)。
このようにすることで、背景色を印刷しないモードでも、文書に記述されていたのと同様のコントラストの強さで、用紙とのコントラストが得られるので、文書の作成者の意図通りに文字の強弱を表現することが可能である。
ここで、RGBからYCbCrへの変換は次の変換式で知られている。
Y=0.299×R+0.587×G+0.114×B
Cb=−0.169×R−0.331×G+0.500×B
Cr=0.500×R−0.419×G−0.081×B
YCbCrからRGBへの変換は上式を変形して、
R=Y+1.402×Cr
G=Y−0.344×Cb−0.714×Cr
B=Y+1.772×Cb
である。ただしRGBを一般的な8bitのデジタル信号として、
0≦R,G,B≦255
である。
例として、背景、オブジェクトがともに無彩色の場合を説明する。背景が黒でオブジェクトを黒から白へ変化させるとする。背景の色を(R0,G0,B0)=(0,0,0)とすると、背景の輝度値Y0はY0=0である。
オブジェクトの輝度値をY1、ΔYを、背景を印刷するモードの背景とオブジェクト間のコントラストとすると、
ΔY=|Y0−Y1|
である。Y1’を背景を印刷しないモードでも用紙とオブジェクト間のコントラストが保たれるようにするために補正されたオブジェクトの輝度値とすると、一般に用紙は白、すなわち輝度値255なので、
Y1’=255−ΔY
となる。このY1’とCb1、Cr1を用いYCbCr−RGB色変換を行い(R1’,G1’,B1’)を得る。このとき0≦R1’,G1’,B1’≦255となった値は0または255にクリッピングする。
検証のため、(R1’,G1’,B1’)を、RGB−YCbCr変換し(Y1’’,Cb1’,Cr1’)を求め、白地との輝度差ΔY’を以下の式で求める。
ΔY’=255−Y1”
以上の計算結果を図11に示す。
次に、背景とオブジェクトが有彩色で同系統の色の場合の例であり、背景を青、オブジェクトを青色系統の濃淡とした図を図12に示す。例として背景を青(R,G,B)=(0,0,255)、オブジェクトを青系統の濃淡とする。この場合の背景の輝度値はY0=29.2である。
同様に背景とオブジェクトが有彩色の場合で系統が異なる場合の例であり、背景を青、
オブジェクトを赤系統の濃淡とした図を図13に示す。例として背景を青(R,G,B)=(0,0,255)、オブジェクトを赤系統の濃淡とする。この場合の背景の輝度値はY0=29.2である。
図11から背景及びオブジェクトが無彩色の場合、背景を印刷したときのコントラストΔYと、背景を印刷しないときのコントラストΔY’が一致していることがわかる。また、図12及び図13より、有彩色の場合でも背景を印刷した場合のコントラストΔYと、背景を印刷しない場合のコントラストΔY’増減の傾向が同じで、(R1,G1,B1)と(R1’,G1’,B1’)は色の系統も同じであることがわかる。
このように本発明の実施の形態2に係る文書処理装置の特色は、背景を印刷しない場合でも色の系統を保ったままコントラストの補正が可能なことである。また元々輝度が高かったオブジェクトは、黒成分が増えることで白地に対するコントラストが高くなるという特徴がある。
(実施の形態3)
図5に本発明の実施の形態における文書処理装置のブロック図を示す。
図5で500は背景を印刷するかしないかを選択する印刷モード選択手段、501は文書中に記述された背景のRGB値(R0,G0,B0)と文書中に記述されたオブジェクトのRGB値(R1,G1,B1)の差(ΔR,ΔG,ΔB)を求めるRGB差検出手段、502はRGB差検出手段501の出力(ΔR,ΔG,ΔB)をもとにオブジェクトのRGB値を白地に対してΔR、ΔG、ΔBだけ異なるRGB値(R1’,G1’,B1’)に補正する色補正手段、503は背景を印刷データとしてメモリ上へ展開する背景ラスタライズ手段、504はオブジェクトを印刷データとしてメモリ上へ展開するオブジェクトラスタライズ手段である。
印刷モード選択手段500により背景印刷を行なうよう選択された場合、背景ラスタライズ部503は文書中に記述された背景色(R0,G0,B0)をそのままラスタライズし、オブジェクトラスタライズ手段504は文書中に記述されたオブジェクト色(R1,G1,B1)をそのままラスタライズする。また、背景印刷を行なわな いよう選択された場合は、背景ラスタライズ部503は処理を実行せず、オブジェクトラスタライズ手段504はオブジェクトの色情報として色補正手段502から出力された色情報(R1’,G1’,B1’)をラスタライズする。
図6に本発明の実施の形態における動作フローチャートを示す。
まず、印刷モード選択手段500により背景を印刷するモードかどうか判定する(STEP600)。もし、印刷モード選択手段500により背景を印刷するモードと判断されれば、背景ラスタライズ部503により背景を記述色でラスタライズし(STEP601)、オブジェクトラスタライズ手段504によりオブジェクトを記述色でラスタライズする(STEP602)。
印刷モード選択手段500により、背景を印刷しないモードと判断されれば、RGB差検出手段501により、文書で記述された背景色とオブジェクトのRGB値の差(ΔR,ΔG,ΔB)をコントラスト情報として計算する(STEP603)。
色補正手段502により、背景を印刷しないので用紙の白地(255,255,255)とΔR、ΔG、ΔBだけのRGB差となる(R1’,G1’,B1’)を計算し(STEP604)、オブジェクトラスタライズ手段504によりオブジェクトを補正色(R1
’,G1’,B1’)でラスタライズする(STEP605)。
このようにすることで、背景色を印刷しないモードでも、文書に記述されていたのと同様のコントラストの強さで、用紙とのコントラストが得られるので、文書の作成者の意図通りに文字の強弱を表現することが可能である。
例として背景、オブジェクトがともに無彩色の場合を説明する。背景が黒(R0,G0,B0)=(0,0,0)でオブジェクト(R1,G1,B1)を黒から白へ変化させるとする。背景とオブジェクトのRGB値の差は、
ΔR = |R0−R1|
ΔG = |G0−G1|
ΔB = |B0−B1|
である。背景を印刷しないとした場合に、白地(255,255,255)に対して(ΔR,ΔG,ΔB)だけ異なる(R1’,G1’,B1’)=(255−ΔR,255−ΔG,255−ΔB)を求める。
以上の計算結果を図14に示す。
次に、背景とオブジェクトが有彩色で同系統の色の場合の例であり、背景を青、オブジェクトを青系統の濃淡とした図を図15に示す。例として背景を青(R,G,B)=(0,0,255)、オブジェクトを青系統の濃淡とする。
同様に背景とオブジェクトが有彩色の場合で系統が異なる場合の例でり、背景を青、オブジェクトを赤系統の濃淡とした図を図16に示す。例として背景を青(R,G,B)=(0,0,255)、オブジェクトを赤系統の濃淡とする。
図14から背景及びオブジェクトが無彩色の場合、背景を印刷したときのコントラストと、背景を印刷しないときのコントラストが一致していることがわかる。また図15から、背景とオブジェクトが同系統色の場合には、色の系統を保ったままオブジェクトの濃淡のコントラストが一致していることがわかる。しかし図16の背景とオブジェクトが系統が異なる色の場合には、オブジェクトの色の系統が変わってしまっている。
だが、印刷用紙とのコントラストを保ち見やすくするという目的は達成できている。このように本発明の実施の形態3に係る文書処理装置では、元々のオブジェクトと色の系統が異なってしまう場合があるものの、黒成分が増えないコントラストの補正が可能である。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、これまで実施の形態1から3で説明してきたようなオブジェクトの色補正を行なった結果のオブジェクト色が薄すぎる場合に印刷結果が判読できなくなることがあることの改善に関するものである。
特にドットの密度で濃淡を表現する印刷装置では、極端に薄い文字などではドットがまばらになり判読しづらくなるため、オブジェクトの色補正時に用紙の白地とオブジェクトの間のコントラストが一定値以下にならないように色補正を行なうものである。
本発明の実施の形態4の文書処理装置を図7に基づいて説明する。図7は、本発明の実施の形態における動作フローチャートである。
図7に示すように、例えば図2の実施の形態1の動作フローチャートの途中(STEP
204とSTEP205の間)にSTEP700の処理を挿入すればよい。
STEP204で得られたオブジェクトの補正色がコントラスト低すぎである場合は、コントラストが高くなるように、色補正手段により補正を加える。この補正の仕方は特に方法にこだわらない。また補正前の輝度値が最高レベルの255の場合には補正を行なわないようにしてもよい。このような補正を行なうことで、極端に薄くなってしまう文字等のオブジェクトの印刷濃度を上げることができ可読性を向上させることが可能である。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5の文書処理装置では、背景を印刷しないモードでも、リンク先を示す文字に対しては例外的に補正処理を行なわないものである。これはホームページでしばしば見られるが、リンク先を示す文字は特に指定しない限り予約色(例えば青)で表わされることが一般的である。このため使用者は青文字を見るだけでリンク先があることを察知することができる。
また青文字は白地に対しても十分高いコントラストを持っており、補正を行なわなくても可読性は高いので問題はない。このように背景を印刷しない場合でもオブジェクトの色補正を行なわないで、青文字の持つ意味を保存した方が良い場合もある。
図8の本発明の実施の形態における動作フローチャートに示すように、例えば図2の実施の形態1の文書処理装置の動作フローチャートの途中(STEP200とSTEP203の間)にSTEP800の処理を挿入すればよい。
背景を印刷しないモードのときに、対象となっているオブジェクトがリンク文字で青色ならばSTEP202へ進み記述色(この場合青)でラスタライズし、そうでなければSTEP203へ進み、オブジェクトの色補正を行なう。このようにすることで青文字の持つリンク文字であるという意味を保存することが可能である。
以上、本発明の実施の形態の文書処理装置について、これまでは文書で記述された色に対して、実施の形態の例について説明してきたが、前処理としてなんらかの色変換処理や色補正処理を行なった後の色情報に対して実施してもなんらかまわない。また、文書処理装置としては、コンピュータ装置と印刷装置の組み合わせでもかまわないし、文書処理機能を備えた印刷装置でもかまわない。
図9に本発明を実施した印刷装置における印刷結果の例を示す図を示す。例は背景、オブジェクトともに無彩色の場合である。
図9で(a)は背景を印刷するモードで、(b)は本発明の実施の形態1〜3の文書処理装置で印刷を実施した「背景を印刷しないモード」の結果、(c)は本発明の実施の形態4の文書処理装置で印刷を実施した「背景を印刷しないモード」の結果である。
図6から明らかなように本発明の実施の形態1から4の文書処理装置により印刷を実施することで、背景を印刷しないモードを選択しても、背景を印刷するモードと同様に、強調すべき文字は強調され、強調すべきでない文字は強調されていないことがわかる。
文書を印刷可能な文書処理装置として有用であり、特に、インターネットなどのホームページを印刷する際に、元々のホームページが意図していたデザインを保持しつつ、インクやトナーの節約、印刷速度の向上、にじみ防止、乾燥性の向上、用紙うねりを防止する
のに適している。
本発明の実施の形態における文書処理装置のブロック図 本発明の実施の形態における動作フローチャート 本発明の実施の形態における文書処理装置のブロック図 本発明の実施の形態における動作フローチャート 本発明の実施の形態における文書処理装置のブロック図 本発明の実施の形態における動作フローチャート 本発明の実施の形態における動作フローチャート 本発明の実施の形態における動作フローチャート 本発明を実施した印刷装置における印刷結果の例を示す図 従来の印刷装置における印刷結果の例を示す図 白地との輝度差ΔY’を求めた表を示す図 背景とオブジェクトが有彩色で同系統の色の場合の例であり、背景を青、オブジェクトを青色系統の濃淡とした図 背景とオブジェクトが有彩色の場合で系統が異なる場合の例であり、背景を青、オブジェクトを赤系統の濃淡とした図 背景を印刷しないとした場合に、白地に対して(ΔR,ΔG,ΔB)だけ異なる(R1’,G1’,B1’)を求めた図 背景とオブジェクトが有彩色で同系統の色の場合の例であり、背景を青、オブジェクトを青系統の濃淡とした図 背景とオブジェクトが有彩色の場合で系統が異なる場合の例でり、背景を青、オブジェクトを赤系統の濃淡とした図
符号の説明
100 印刷モード選択手段
101 コントラスト検出手段
102 色補正手段
103 背景ラスタライズ手段
104 オブジェクトラスタライズ手段
300 印刷モード選択手段
301 背景色輝度検出手段
302 RGB−YCbCr色変換手段
303 輝度差検出手段
304 輝度補正手段
305 YCbCr−RGB色変換手段
306 背景ラスタライズ手段
307 オブジェクトラスタライズ手段
500 印刷モード選択手段
501 RGB差検出手段
502 色補正手段
503 背景ラスタライズ手段
504 オブジェクトラスタライズ手段

Claims (5)

  1. 背景と文字、図形、画像などからなる文書を印刷する文書処理装置において、前記文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色との間のコントラストを検出するコントラスト検出手段と、背景を印刷する第1の印刷モードおよび背景を印刷しない第2の印刷モードのいずれかを選択する印刷モード選択手段と、色を補正する色補正手段とを備え、前記印刷モード選択手段により前記第1の印刷モードが選択された場合には、前記文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色を用いて印刷処理を行い、前記印刷モード選択手段により前記第2の印刷モードが選択された場合には、前記コントラスト検出手段により得られたコントラストの強さが、印刷用紙と印刷された文字あるいは図形の少なくとも一方との間でも保たれるよう、前記色補正手段により文字あるいは図形の少なくとも一方の色を補正することを特徴とする文書処理装置。
  2. 前記コントラスト検出手段は、文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色のそれぞれの明暗の差を検出することを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  3. 前記コントラスト検出手段は、文書で指定された背景の色と文字あるいは図形の色のそれぞれのRGB成分の差を検出することを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  4. 前記色補正手段は、白レベルと文字あるいは図形の色との間のコントラストの強さが一定値以下にならないよう、文字あるいは図形の少なくとも一方の色の補正を行なうことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  5. 前記色補正手段は、文書はリンク情報を含めることができる文書であり、リンク先を示す文字に対しては補正を行なわないことを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の文書処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008135006A (ja) * 2006-09-28 2008-06-12 Konica Minolta Systems Lab Inc トナー節約印刷のための背景色の変換

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