JP2005091846A - 楽譜表示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 楽譜表示上で歌詞の文字列が重なる場合でも、ユーザは特別な操作をすることなく、歌詞を読むことができる。
【解決手段】 楽譜表示装置は、音符データと歌詞データとを読み出す読み出し手段と、前記読み出した音符データを楽譜表示上重ならないように表示する表示手段と、前記表示手段により表示される前記音符データに合わせて前記歌詞データを表示する場合に、前記歌詞データの文字列が重なる位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出された位置に表示される歌詞データの文字列をスクロール表示するスクロール手段とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、楽譜表示装置に関し、より詳しくは、歌詞情報付の自動演奏データを楽譜表示する楽譜表示装置に関する。
従来、MIDIデータ等の自動演奏データに基づき、見栄えのよい楽譜表示を行うことのできる装置が知られている。このような装置では、例えば、自動演奏データから楽譜表示データを生成する際に、各小節内でタイミングの異なるイベントに対応する音符同士の表示が重ならないように、各小節の表示幅及び各音符の時間的位置(各音符の間隔)の割付を制御することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、自動演奏データには、対応する楽曲の歌詞を表すイベントデータ(歌詞情報)が含まれているものがある。歌詞情報も音符情報と同様に、タイミング情報を有しており、音符情報に基づいて表示される楽譜に合わせて表示される。
特開平11−327427号公報
従来の装置では、音符表示については、異なるタイミングの音符が楽譜表示上重ならないように小節幅及び音符間隔が調整されるが、音符の重なりのみを除去する目的であるため、歌詞情報の重なりについては考慮されていない。このような場合、表示画面上で音符間隔の狭い箇所では、歌詞情報の各文字列が重なって表示されることがある。
本発明の一観点によれば、楽譜表示装置は、音符データと歌詞データとを読み出す読み出し手段と、前記読み出した音符データを楽譜表示上重ならないように表示する表示手段と、前記表示手段により表示される前記音符データに合わせて前記歌詞データを表示する場合に、前記歌詞データの文字列が重なる位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出された位置に表示される歌詞データの文字列をスクロール表示するスクロール手段とを有する。
本発明によれば、楽譜表示上で歌詞の文字列が重なる場合でも、ユーザは特別な操作をすることなく、歌詞を読むことができる。
また、本発明によれば、楽譜表示上の音符の配列に影響を与えることなく、ユーザは、全ての歌詞の文字列を読むことができる。
図1は、本発明の実施例による楽譜表示装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
楽譜表示装置1のバス2には、RAM3、ROM4、CPU5、外部記憶装置7、検出回路8、表示回路10、音源回路12、効果回路13、MIDIインターフェイス16、通信インターフェイス17が接続される。
ユーザは、検出回路8に接続される複数のパネル操作子9を用いて、各種設定をすることができる。パネル操作子9は、例えば、ロータリーエンコーダ、スイッチ、マウス、文字入力用キーボード、ジョイスティック、ジョグシャトル等、ユーザの入力に応じた信号を出力できるものならどのようなものでもよい。
また、パネル操作子9は、マウス等の他の操作子を用いて操作するディスプレイ11上に表示されるソフトスイッチ等でもよい。
表示回路10は、ディスプレイ11に接続され、各種情報をディスプレイ11に表示することができる。
外部記憶装置7は、外部記憶装置用のインターフェイスを含み、そのインターフェイスを介してバス2に接続される。外部記憶装置7は、例えばフロッピ(登録商標)ディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、光磁気ディスク(MO)ドライブ、CD−ROM(コンパクトディスク−リードオンリィメモリ)ドライブ、DVD(DigitalVersatile Disc)ドライブ、半導体メモリ等である。
外部記憶装置7には、各種パラメータ、各種データ、及び本実施例を実現するためのプログラム及び自動演奏データ等を記憶することができる。なお、本実施例では、外部記憶装置7に、歌詞データを含む自動演奏データが予め記憶されているものとする。
RAM3は、フラグ、レジスタ又はバッファ、各種パラメータ等を記憶するCPU5のワーキングエリアを有する。ROM4には、各種パラメータ及び制御プログラム、又は本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。CPU5は、ROM4又は、外部記憶装置7に記憶されている制御プログラム等に従い、演算又は制御を行う。
タイマ6は、CPU5に接続されており、基本クロック信号、割り込み処理タイミング等をCPU5に供給する。
音源回路12は、外部記憶装置7等に記録された演奏情報MD、演奏操作子15又はMIDIインターフェイス16に接続されたMIDI機器18等から供給されるMIDI信号等の演奏信号に応じて楽音信号を生成し、効果回路13を介して、サウンドシステム14に供給する。
音源回路12の方式は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO+VCF+VCAのアナログシンセサイザ方式、アナログシミュレーション方式等、どのような方式であってもよい。また、専用のハードウェアを用いて音源回路12を構成してもよいし、DSP+マイクロプログラムを用いて音源回路12を構成してもよいし、CPU+ソフトウェアのプログラムで音源回路12を構成してもよい。また、これらの組合せでもよい。さらに、1つの回路を時分割で使用して複数の発音チャンネルを形成してもよいし、1つの発音チャンネルを1つの回路で形成してもよい。
効果回路13は、音源回路12から供給されるデジタル形式の楽音信号に各種効果を与える。サウンドシステム14は、D/A変換器及びスピーカを含み、供給されるデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、発音する。
演奏操作子15は、検出回路8に接続され、ユーザの演奏動作に従い、演奏信号を供給する。本実施例では、演奏操作子15として、演奏用の鍵盤が用いられている。演奏操作子15は、少なくとも、MIDI信号等の演奏信号を出力可能な操作子であればどのようなものでもよい。
MIDIインターフェイス(MIDI I/F)16は、電子楽器、その他の楽器、音響機器、コンピュータ等に接続できるものであり、少なくともMIDI信号を送受信できるものである。MIDIインターフェイス16は、専用のMIDIインターフェイスに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェイスを用いて構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。
MIDI機器18は、MIDIインターフェイス16に接続される音響機器、楽器等である。MIDI機器18の形態は鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。また、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するものであってもよい。ユーザは、このMIDI機器18を演奏(操作)することにより演奏信号の入力を行うこともできる。
また、MIDI機器18は、演奏情報以外の各種データ及び各種設定を入力するための操作子としても用いることが出来る。
通信インターフェイス17は、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク19に接続可能であり、該通信ネットワーク19を介して、サーバコンピュータ20と接続し、HDD等外部記憶装置7、又はRAM4等内に、サーバコンピュータ20から制御プログラムや本実施例を実現するためのプログラム、演奏情報等をダウンロードすることができる。
なお、通信インターフェイス17及び通信ネットワーク19は、有線のものに限らず無線でもよい。また双方を備えていてもよい。
図2は、本実施例による音符表示データNDD及び歌詞表示データLDDを表す概念図である。
図2(A)は、音符表示データNDDを示す概念図である。音符表示データNDDは、例えば、外部記憶装置7等に予め記憶されているMIDIデータ等の自動演奏データから、楽譜表示用に自動的に生成されるものである。元になる自動演奏データは、少なくとも、発音すべきそれぞれの音(音符)の発音タイミング、音高、及び音長(ゲートタイム)を含む音符情報及び歌詞情報からなっている。
なお、音符情報は1パート(1トラック)で構成されていてもよいし、複数パート(複数トラック)から構成されていてもよい。また、歌詞情報は表示される音符情報と同じトラックに入っていてもよいし、別のトラックに入っていてもよい。さらに、本実施例では、歌詞情報と音符情報はそれぞれ別のイベントとして扱うこととするが、例えば、音符情報の中に対応する歌詞情報を持つような形式でもよい。また、各歌詞イベントは1文字分又は複数文字分を表す。歌詞はひらがな、カタカナ、漢字、数字、アルファベット、又はその他の文字で記録される。
なお、歌詞情報はタイミング情報を持っていれば、音符情報と別ファイルでもよい。歌詞情報と音符情報が別イベントの場合、それぞれのタイミング情報で位置を対応付ける。
音符表示データNDDは、自動演奏データに含まれる発音タイミング、音高、及び音長を参照して生成され、例えば、タイミングTD1、音高PD、音符種類NT、フォントサイズFS1、時間的表示位置DP1等を含んで構成される。
タイミングTD1は、自動演奏データの発音タイミングに対応する。音高PDは、自動演奏データの音高に対応し、例えば、1〜127までの数値で表される。音高PDは、例えば、五線譜上の縦方向(音高を表す方向)の表示位置(座標)を決定するために用いられる。音符種類NTは、自動演奏データの音長に基づき決定され、例えば、全音符、二分音符、四分音符、八分音符等の音符の種類を表し、それぞれの音符種類は、楽譜上に表示されるビットマップに対応している。フォントサイズFS1は、音符種類NTで指定されるビットマップの楽譜表示上のサイズを指定するパラメータである。
時間的表示位置DP1は、例えば、五線譜上の横方向(音長を表す方向)の表示位置(座標)を表す。ここで、音符表示データNDDの各音符の時間的表示位置DP1は、それぞれの音符の表示が重ならないように調整されている。なお、音符の表示を重ならないようにする手法についての詳細は、例えば、特開平11−327427号公報の発明の実施の形態の項を参照する。
なお、フォントサイズFS1は、例えば、デフォルトとして音符表示データNDDのヘッダ情報等に所定の値を設定しておき、各タイミングTD1ごとの設定を省略することもできる。
図2(B)は、歌詞表示データLDDを表す概念図である。歌詞表示データLDDは、音符表示データNDDに対応して、同一の自動演奏データから生成される。
歌詞表示データLDDは、自動演奏データに含まれる歌詞情報(タイミング、テキストデータを含む)を参照して生成され、例えば、タイミングTD2、歌詞LD、フォント種類FT、フォントサイズFS2、時間的表示位置DP2等を含んで構成される。
タイミングTD2は、歌詞データの文字列の表示タイミングを表し、時間的表示位置DP2を決定するために用いられる。歌詞LDは、自動演奏データに含まれる歌詞情報のタイミングTD2に表示されるべき文字列をテキストデータで表したものである。フォント種類FTは、歌詞LDを楽譜表示画面に表示する際のテキストのフォント種類を規定する情報であり、フォントサイズFS2は、該表示する際のフォントサイズを規定する情報である。なお、フォント種類FTとフォントサイズFS2は、例えば、デフォルトとして歌詞表示データLDDのヘッダ情報等に所定の値を設定しておき、各タイミングTD2における設定を省略することもできる。
時間的表示位置DP2は、例えば、各歌詞LDの楽譜表示上の横方向(音長を表す方向)の表示位置(座標)を表す。ここで、歌詞表示データLDDの各歌詞LDの時間的表示位置DP2は、音符表示データNDDの各音符の時間的表示位置DP1とは異なり、それぞれの音符の表示が重ならないように調整されてはいない。これは、本実施例では、音符表示を優先しているためである。そこで、後述するように、歌詞データについては、スクロール表示を行い、全ての歌詞を表示できるようにする。
図3は、本実施例による楽譜表示処理を表すフローチャートである。また、図4は、楽譜表示処理により表示される表示画面の例を表す。以下、図4に示す表示画面を参照して、図3の楽譜表示処理を説明する。
ステップSA1で、楽譜表示処理を開始し、ステップSA2でユーザ設定を行う。ここでのユーザ設定は、例えば、楽譜表示をする演奏データの選択、スクロール表示範囲(位置)SDRの設定、スクロールモードの設定、初期画面に表示する曲の範囲(画面表示範囲)DRの設定等である。
スクロール表示範囲(位置)SDRとは、歌詞データの文字列をスクロール表示する際の始点と終点を表す範囲であり、小節、拍、音符単位で設定される。例えば、1小節をスクロール表示範囲として設定した場合は、1小節内の歌詞データの文字列をスクロール表示する。なお、本実施例によるスクロール表示とは、歌詞データの文字列を上下左右のいずれかの方向に移動させることにより、スクロール表示範囲内の歌詞データの全てを順次指定箇所に表示させることである。また、本明細書では、上下左右に移動して表示させる手法以外にも、歌詞データを一部ずつ表示して全ての歌詞データを順次表示することができるものであればスクロール表示と呼ぶ。
本実施例では、スクロールモードとして、2つのモードを用意している。第1のモード(再生時スクロールモード)は、再生位置RPが、スクロール表示範囲SDRにある場合(若しくは、再生対象範囲RTR内にスクロール表示範囲SDRが有る場合)に、当該スクロール表示範囲内の歌詞データの文字列をスクロール表示するモードである。第2のモード(常時スクロールモード)は、画面表示範囲DR内のスクロール表示範囲SDRを現在の再生位置に関係なく全てスクロール表示するモードである。
また、再生位置RPは、現在の再生位置を表し、再生が進むとともに、移動する。再生対象範囲RTRは、ユーザが任意に設定できる、再生対象とする演奏データ中の一定の範囲である。なお、本実施例では、演奏データを発音するための再生以外の、例えば、編集作業のために選択された場合等も再生対象範囲RTRとして、設定されているものとする。つまり、実際に再生(発音)されていなくても、選択されることによって、当該被選択部分のスクロール表示範囲SDR内の歌詞列をスクロール表示することができる。
ステップSA3では、例えば、外部記憶装置7(図1)等に記憶されている演奏データ(音符データ)を読み出し、同タイミングの音符同士が重ならないように音符表示データNDD(図2)を生成する。生成した音符表示データNDDは、例えば、図1のRAM3内に設けられる再生バッファに一時的に保存される。
ステップSA4では、現在の画面表示範囲DR内の音符をステップSA3で生成した音符表示データNDDに基づき、ディスプレイ11上の楽譜表示画面110に表示する。
ステップSA5では、現在の画面表示範囲DR内の歌詞データを演奏データから読み出し、該歌詞データのタイミングに合う音符表示データNDDを検出し、検出した音符表示データNDDの時間的表示位置DP1を参照して、歌詞表示データLDDを生成し、該歌詞表示データLDDに基づき歌詞文字列をディスプレイ11上の楽譜表示画面110に表示する。
このステップSA5の時点で、楽譜表示画面110は、図4(A)に示す状態になる。すなわち、画面表示範囲DR内の音符列が、異なるタイミングの音符が重ならないように配置され、それぞれの音符の下に、当該音符と同じタイミングに表示されるべき歌詞列が表示される。ここで、歌詞列は、音符列の表示に従い表示されるので、文字列の重なり等は考慮されておらず、重なって表示される部分がある。
ステップSA6では、現在設定されている(ステップSA2で設定した)スクロールモードが再生時スクロールモードか否かを判断する。再生時スクロールモードである場合は、YESの矢印で示すステップSA7に進む。常時スクロールモードである場合は、NOの矢印で示すステップSA13に進む。
ステップSA7では、画面表示範囲DR内の再生対象位置RP(若しくは再生対象範囲RTR)を検出する。その後、ステップSA8では、ステップSA7での、検出結果に基づき、画面表示範囲DR内に再生対象位置RP(又は再生対象範囲RTR)があるか否かを判断する。再生対象位置RP(又は再生対象範囲RTR)が画面表示範囲DR内に有る場合は、YESの矢印で示すステップSA9に進む。再生対象位置RP(又は再生対象範囲RTR)が画面表示範囲DR内に無い場合は、NOの矢印で示すステップSA16に進む。
ステップSA9では、再生対象位置RPを含む(又は再生対象範囲RTR内の)スクロール表示範囲SDR内の歌詞表示データLDDに含まれる時間的表示位置DP2を参照して、該歌詞表示データLDD中に歌詞表示(歌詞列)が重なって表示されるデータがあるか否かを判断する。歌詞列が重なるデータが有る場合、例えば、図4(A)のスクロール表示範囲SDR1の3拍目のように、歌詞列が重なり全ての文字が表示できない場合は、YESの矢印で示すステップSA10に進む。歌詞列の重なりが無い場合は、NOの矢印で示すステップSA7に戻る。
ステップSA10では、再生対象位置RPがスクロール表示範囲SDR1内にあるか否か、又は再生対象範囲内にスクロール表示範囲SDR1があるか否かを判断する。再生対象位置RPがスクロール表示範囲SDR1内にある(再生対象範囲内にスクロール表示範囲SDR1がある)場合は、YESの矢印で示すステップSA11に進む。再生対象位置RPがスクロール表示範囲SDR1内にない(再生対象範囲内にスクロール表示範囲SDR1がない)場合はNOの矢印で示すステップSA12に進む。
ステップSA11では、再生対象位置RPを含む(又は再生対象範囲RTR内の)スクロール表示範囲SDR内の歌詞表示データLDDをスクロール表示範囲SDR1内で折り返すように順次スクロール表示する。その後、ステップSA10に戻る。すなわち、スクロール表示範囲SDR1の再生が始まってから終わるまでの間、該スクロール表示範囲SDR1の歌詞列をスクロール表示する。この時の画面表示は、図4(B)に示すようになる。
ステップSA12では、現在のスクロール表示範囲SDR1の再生が終了したので(又は、再生対象範囲RTRがスクロール表示範囲SDR1外に移動したので)、現在スクロール表示中のスクロール表示範囲SDRのスクロール表示を停止する。その後、ステップSA7に戻る。
以上の、ステップSA7からステップSA12までの処理に従うと、例えば、スクロール表示範囲SDR1の再生中は、該スクロール表示範囲SDR1の歌詞列をスクロール表示し、該スクロール表示範囲SDR1の再生が終了すると、スクロール表示範囲SDR2内に再生対象位置RPが移動し、該スクロール表示範囲SDR2の歌詞列をスクロール表示する。
ステップSA13では、画面表示範囲DR内の各スクロール範囲SDRについて、歌詞表示データLDDに含まれる時間的表示位置DP2を参照して、該歌詞表示データLDD中に歌詞表示(歌詞列)が重なって表示されるデータがある場合に、当該スクロール表示範囲SDR内の歌詞表示データLDDをスクロール表示範囲SDR内で折り返すように順次スクロール表示する。例えば、図4(C)に示す例では、画面表示範囲DR内に含まれるスクロール範囲SDR1及びSDR2について、各スクロール範囲SDR内で、歌詞列がスクロール表示される。
ステップSA14では、画面表示範囲DRの切り替え指示の有無を検出する。ここで、切り替え指示とは、例えば、演奏データの再生の進展に伴う画面の更新指示(再生対象位置の画面表示範囲外への移動)や、ユーザによる画面の切り替え指示等を含む。切り替え指示を検出した場合は、YESの矢印で示すステップSA15に進み、全てのスクロール表示を停止する。切り替え指示を検出しない場合は、NOの矢印で示すように、このステップSA14を繰り返す。
ステップSA16では、次に表示すべき音符データ(未表示の音符表示データ)がステップSA3で生成した音符表示データ中にあるか否かを検出する。表示すべき音符データが有る場合は、YESの矢印で示すステップSA17に進み、画面表示範囲DRを更新し、ステップSA4に戻る。表示すべき音符データがない場合、すなわち、演奏データの楽譜表示が終了した場合は、NOの矢印で示すステップSA18に進み、この楽譜表示処理を終了する。
以上、本発明の実施例によれば、楽譜の音符表示にあわせた歌詞の文字列が重なってしまう場合でも、当該文字列の重なる部分を自動的にスクロール表示することができるので、全ての文字列を表示することができる。
また、文字列をスクロールさせる際に、ユーザは、現在再生中又は編集処理中の部分の歌詞文字列のみをスクロール表示させることができる。さらに、ユーザは、モードの選択により、画面に表示されている歌詞文字列を再生位置等に関係なくスクロール表示させることができる。
なお、本実施例によれば、異なるタイミングの音符が重ならないように調整された音符表示には変更を加えず、歌詞文字列を該音符表示にあわせて配置し、重なって表示される歌詞文字列をスクロールさせるため、楽譜表示を見やすい状態に保つことが出来る。
なお、本実施例において、「歌詞表示が重なる」とあるが、これは、歌詞の文字列同士が重なる場合のみならず、例えば、拍の区切りや小節線などと重なる(所定区間内に歌詞が入りきらない)状態も含まれる。
なお、楽譜が拡大表示されるなどして歌詞がきれいに表示されるようになった場合、その時点でスクロール表示対象から外すようにしてもよい。また、表示されている楽譜自体スクロールしていてもよい。その場合、該当する歌詞と楽譜はそれぞれ独立にスクロールさせてもよい。
また、スクロールの回数や速度はユーザ設定できてもよい。また、楽譜の表示幅や再生テンポなどから自動的に決定されてもよい。
なお、実施例では、モード判別のステップを入れたが、いずれかのモードに固定してもよい。
なお、本実施例の楽譜表示装置1は、電子楽器の形態に限らず、カラオケ装置や、ゲーム装置、携帯電話等の携帯型通信端末、自動演奏ピアノに適用してもよい。携帯型通信端末に適用した場合、端末のみで所定の機能が完結している場合に限らず、機能の一部をサーバ側に持たせ、端末とサーバとからなるシステム全体として所定の機能を実現するようにしてもよい。
また、電子楽器の形態を取った場合、その形態は実施例で説明したような鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。また、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するものであってもよい。
また、本実施例は、本実施例に対応するコンピュータプログラム等をインストールした汎用のコンピュータ等によって、実施させるようにしてもよい。
その場合には、本実施例に対応するコンピュータプログラム等を、CD−ROMやフロッピーディスク等の、コンピュータが読み込むことが出来る記憶媒体に記憶させた状態で、ユーザに提供してもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組合せ等が可能なことは当業者に自明であろう。
本発明の実施例による楽譜表示装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施例による音符表示データNDD及び歌詞表示データLDDを表す概念図である。 本実施例による楽譜表示処理を表すフローチャートである。 楽譜表示処理により表示される表示画面の例を表す。
符号の説明
1…楽譜表示装置、2…バス、3…RAM、4…ROM、5…CPU、6…タイマ、7…外部記憶装置、8…検出回路、9…パネル操作子、10…表示回路、11…ディスプレイ、12…音源回路、13…効果回路、14…サウンドシステム、15…演奏操作子、16…MIDI I/F、17…通信I/F、18…MIDI機器、19…通信ネットワーク、20…サーバコンピュータ、110…楽譜表示画面

Claims (3)

  1. 音符データと歌詞データとを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出した音符データを楽譜表示上重ならないように表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示される前記音符データに合わせて前記歌詞データを表示する場合に、前記歌詞データの文字列が重なる位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された位置に表示される歌詞データの文字列をスクロール表示するスクロール手段と
    を有する楽譜表示装置。
  2. さらに、前記検出された位置が、制御対象となったことを検出する制御対象検出手段を有し、
    前記スクロール手段は、前記検出した位置が制御対象として検出された場合に、該検出した位置に表示される歌詞データの文字列をスクロール表示する請求項1記載の楽譜表示装置。
  3. 音符データと歌詞データとを読み出す読み出し手順と、
    前記読み出した音符データを楽譜表示上重ならないように表示する表示手順と、
    前記表示手順により表示される前記音符データに合わせて前記歌詞データを表示する場合に、前記歌詞データの文字列が重なる位置を検出する位置検出手順と、
    前記位置検出手順により検出された位置に表示される歌詞データの文字列をスクロール表示するスクロール手順と
    を有する楽譜表示プログラム。
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