JP2005089639A - 住居用洗浄剤物品及び洗浄方法 - Google Patents

住居用洗浄剤物品及び洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 床、壁、ガラス面、電気製品、家具等の住居全般に広く使用でき、被洗浄面に洗浄剤を噴霧して拭き取るだけ被洗浄面の汚れを落とすことができ、また、身近にあるティッシュペーパーなどの紙製品に対して洗浄剤を噴霧して拭き惧として使用しても破けずに被洗浄面の汚れを落とすことができ、しかも、ティッシュペーパーへの洗浄剤の染み込みによる手指の濡れがなく快適に清掃できる住居用洗浄剤物品及び洗浄方法を提供する。
【解決手段】 界面活性剤を含有せず、組成物全量に対して、エタノール12〜35質量%を含有する洗浄剤組成物を噴霧容器に充填し、その噴霧において、粒子径90μm以上の粒子が体積分布で65%以下であり、かつ、1回あたりの噴霧量が0.05〜1.2gであることを特徴とする住居用洗浄剤物品。
また、本発明の洗浄方法は、上記構成の住居用洗浄剤物品を用いて、紙製品を拭き具として使用することを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、床、壁、ガラス面、電気製品、家具等の住居全般に広く使用でき、被洗浄面に洗浄剤を噴霧して拭き取るだけで被洗浄面の汚れを落とすことができ、また、身近にあるティッシュペーパーなどの紙製品に対して洗浄剤を噴霧して拭き惧として使用しても破けずに被洗浄面の汚れを落とすことができ、しかも、ティッシュペーパーへの洗浄剤の染み込みによる手指の濡れがなく快適に清掃できる住居用洗浄剤物品及び洗浄方法に関する。
従来より、住居内における洗浄方法は、通常、雑巾や布巾など布製の拭き具と、界面活性剤などにより洗浄力を高めた洗浄剤を併用し汚れを落していた。
洗浄場面としては、定期的に行う大掃除時期が多く、対象の汚れは、蓄積汚れが主である。
これらの場合の洗浄方法は、使用前の準備に手間や時間がかかるものである。毎日頻度よく発生する軽度な汚れ、例えば、ホコリ、手垢、食べこぼしなど汚れの除去に、この方法は適さないものである。
一方、ティッシュペーパーなど紙製品は、家庭で身近に設置されており、拭き具として使用すると使用前の準備に手間や時間がかからず使いやすいものである。
例えば、硬表面に吹きかけて、トイレットペーパー等の紙により手軽に拭き取ることにより汚れの除去ができる界面活性剤及びアルコールを主成分とした液体洗浄剤組成物(例えば、特許文献1参照)が知られている。
しかしながら、上記文献1に記載される液体洗浄剤組成物では、界面活性剤により泡が発生するため拭き取りにくく、更に、液体洗浄剤組成物をティッシュペーパーなどの紙製品上に直接噴霧して拭き具として使用する際、噴霧粒子が粗くなると、粒子が紙表面上で合一するために紙製品の裏側まで洗浄剤が染み出し、洗浄剤で手指濡れて不快となる課題が生じている。
他方、アルコールを主成分とし噴霧粒子径が微細な形態としてトイレ用芳香・消臭剤(例えば、特許文献2参照)が知られている。このトイレ用芳香・消臭剤は、洗浄目的での使用方法を開示するものでないが、これを洗浄剤用として使用した場合にはティッシュペーパーなど薄い拭き具で拭き取りを行っても、1回あたりの噴霧量に規定がないため、噴霧量によっては手指がかなり濡れ不快になるなどの課題が生じるものである。
特開平9−202900号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2003−235949号公報(特許請求の範囲、実施例等)
本発明は、上記従来技術の課題及び現状等に鑑み、これを解消しようとするものであり、床、壁、ガラス面、電気製品、家具等の住居全般に広く使用でき、被洗浄面に洗浄剤を噴霧して拭き取るだけ被洗浄面の汚れを容易に落とすことができ、また、身近にあるティッシュペーパーなどの紙製品に対して洗浄剤を噴霧して拭き惧として使用しても破けずに被洗浄面の汚れを落とすことができ、しかも、ティッシュペーパーへの洗浄剤の染み込みによる手指の濡れがなく快適に清掃できる住居用洗浄剤物品及び洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記従来の課題等を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、特定の溶媒を使用し、更に容器から噴霧される粒子の粒度分布と噴霧量を特定範囲に調整することにより、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)及び(2)に存する。
(1)界面活性剤を含有せず、組成物全量に対して、エタノール12〜35質量%を含有する洗浄剤組成物を噴霧容器に充填し、その噴霧において、粒子径90μm以上の粒子が体積分布で65%以下であり、かつ、1回あたりの噴霧量が0.05〜1.2gであることを特徴とする住居用洗浄剤物品。
(2)上記(1)記載の住居用洗浄剤物品を用いて、紙製品を拭き具として使用することを特徴とする洗浄方法。
本発明によれば、床、壁、ガラス面、電気製品、家具等の住居全般に広く使用でき、毎日の生活場面で生じる汚れを簡単に除去できると共に、界面活性剤を含有しないので、ベタつきにくく、乾きが早いなどの利点を有し、更に、泡がたたないためティッシュペーパーなどの薄い拭き具でも拭きやすい住居用洗浄剤物品が提供される。
また、本発明方法によれば、ティッシュペーパーなどの紙製品でも破けず汚れを落とすことができ、かつ、ティッシュペーパーへの洗浄剤の染み込みによる手指の濡れがなく快適に、かつ、容易に清掃できる洗浄方法が提供される。
以下に、本発明の実施形態を詳しく説明する。
本発明の住居用洗浄剤物品は、界面活性剤を含有せず、組成物全量に対して、エタノール12〜35質量%を含有する洗浄剤組成物を噴霧容器に充填し、その噴霧において、粒子径90μm以上の粒子が体積分布で65%以下であり、かつ、1回あたりの噴霧量が0.05〜1.2gであることを特徴とするものである。
また、本発明の洗浄方法は、上記構成の住居用洗浄剤物品を用いて、紙製品を拭き具として使用することを特徴とするものである。
以下、本発明というときは、上記住居用洗浄剤物品及び洗浄方法の両方を含むものである。
本発明では、洗浄効果及びティッシュペーパーの破れ防止効果を有するエタノールを組成物全量に対して、12〜35質量%含有することが必要である。
本発明に用いるエタノールは、上記含有量の範囲で毎日の生活場面で生じる汚れを除去でき、また、ティッシュペーパーなど紙製品の繊維強度を増加させる効果もあり破れ防止にも有用である。更に液性において、洗浄成分として汎用されている界面活性剤を用いたものよりもベタつきにくく、乾きが早いなどの利点がある。また、泡がたたないためティッシュペーパーなどの薄い拭き具でも拭きやすいものとなる。
用いることができるエタノールの種類は、特に限定されず、合成エタノール、発酵エタノールや含水エタノールなどの何れも用いることができる。また、安息香酸デナトリウム変性やシトラス変性(フレーバー変性)などの変性エタノールも用いることができる。
このエタノールの含有量は、洗浄剤組成物全量に対して、12〜35質量%、好ましくは、15〜25質量%とすることが望ましい。この含有量が12質量%未満では、洗浄力が弱く、更にティッシュペーパーなどの破れ防止に充分効果を有さないこととなる。また、35質量%を超えて含有されても、洗浄力の向上は期待できず、米飯など一部の水溶性炭水化物食材においては逆に洗浄力が低下することとなり、更に、家具に塗布されたワックス成分を白化させてしまう問題もみられる。
本発明では、住居用洗浄剤として床、壁、ガラス面、電気製品、家具等の各汚れに対して、更に洗浄性能の発揮せしめる点から、有機酸、水溶性溶剤、アルカリ剤及び/又は弱酸強塩基性物質などを適宜量含有してもよいものである。
用いることができる有機酸としては、特に限定するものではないが、具体的には、クエン酸、サリチル酸、乳酸、コハク酸、グリコール酸、酒石酸、酢酸、乳酸、グルタミン酸、リンゴ酸、コハク酸、アジピン酸、シス−ヘキサヒドロフタル酸やこれらの塩などの少なくとも1種(各単独又は2種以上、以下同様)を挙げることができる。
用いることができる水溶性溶剤は、洗浄補助剤等として含有するものであり、特に限定するものではないが、具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール(平均分子量200〜3000)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール(平均分子量250〜4000)、グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコ−ルモノメチルエ−テル、ブチレングリコ−ル、エトキシエタノ−ル、トリアルキレングリコールモノブチルエーテルなどの少なくとも1種を挙げることができる。
用いることができるアルカリ剤としては、特に限定するものではないが、具体的には、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、2−アミノ−1−プロパノール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの少なくとも1種を挙げることができ、また、弱酸強塩基性物質としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、リン酸1ナトリウム、リン酸2ナトリウム、リン酸3ナトリウム、リン酸1カリウム、リン酸2カリウム、リン酸3カリウムなどの少なくとも1種を挙げることができる。特に、リン酸1ナトリウム、リン酸2ナトリウム、リン酸3ナトリウム、リン酸1カリウム、リン酸2カリウム、リン酸3カリウムなどは、拭き跡を残さない効果が高い点で、更に好ましい。
更に、本発明の住居用洗浄剤製品には、本発明の効果を損なわない範囲で、任意成分として、上記以外の無機酸及び有機酸並びにこれらの塩からなるpH調整剤、ハイドロトロープ剤、紫外線吸収剤、着色剤、増粘剤、防腐剤、除菌剤、消臭剤、天然物等のエキス、香料等を含有することができる。なお、本発明の洗浄剤組成物の残部は、水(精製水、蒸留水、イオン交換水、純水、超純水、海洋深層水等)で調製される。また、上記の任意成分に用いられる化合物は、通常洗浄剤に使用されるものであればどのようなものでも良く、特に限定されるものではない。
本発明では、上記組成の洗浄剤組成物、すなわち、界面活性剤を含有せず、組成物全量に対して、エタノール12〜35質量%を含有する洗浄剤組成物を噴霧容器に充填し、その噴霧において、粒子径90μm以上の粒子が体積分布で65%以下であり、かつ、1回あたりの噴霧量が0.05〜1.2gとなるように設定されることが必要であり、ティッシュペーパーなどの紙製拭き具にスプレーヤーで洗浄剤組成物を噴霧する。
このスプレーヤーには、トリガー式スプレーやディスペンサー式スプレーなどが用いられれる。
本発明において、噴霧粒子は、粒子径90μm以上の粒子を体積分布で65%以下にすることが必要であり、好ましくは、粒子径90μm以上の粒子を体積分布で0〜50%にすることが望ましい。
この微粒子化でティッシュペーパーなど紙製拭き具の局所的な濡れが軽減され、ティッシュペーパーを介した手指の濡れによる不快感を低減することができる。
なお、本発明で規定する「噴霧粒子径」とは、スプレーヤーから噴霧した直後の粒子の粒径であり、スプレイヤーノズル先端から10cmの位置を通過させた際の測定値からロジン・ラムラー分布関数を用いて算出した粒度分布における90μm以上の累積%を指す。
本発明において、粒子径90μm以上の粒子を体積分布で65%以下となるようにする方法は、旋回流速度を上げるなどスプレーヤーの調節で可能である。具体的には、スプレーヤーノズルの口径やスプレーヤーノズルの厚み(ランド)での調整方法が挙げられる。また、ノズル口径やノズル厚み(ランド)に合わせて、液を取込むスピンエレメント部の流入口数(2〜4個)と流入口角度を適宜選定することにより調整することができる。
また、本発明では、スプレーヤーの1回あたりの噴霧量は、0.05〜1.2gであることが必要であり、好ましくは、0.1〜1.0gとすることが望ましい。
この噴霧量が0.05g未満では、洗浄に必要な量を噴霧するためのスプレー回数が多くなり、使用上の操作が不便となる。一方、噴霧量が1.2gを超えるものでは、量が多すぎて濡れが多くなり、噴霧粒子径の効果を発現しにくくなり、好ましくない。
なお、1回あたりの噴霧量を0.05〜1.2gに調整する方法としては、スプレーヤー内の液溜め部の容量や、トリガーの引き幅を好適に設定することにより行うことができる。また、スプレーヤーの回転体ノズルを可変できるようにして上記噴霧量の範囲に噴霧量を設定することもできる。
本発明の洗浄方法としては、霧状にして液を供給するディスペンサー容器、トリガー付容器に上記組成の洗浄剤組成物を充填し、ティッシュペーパーなど紙製拭き具に洗浄剤を吹きかけ、液で濡れている状態で家具や床、鏡やガラスなどリビングにある対象物面を拭きとって使用することができる。また、洗浄対象物に直接吹きかけ後、ティッシュペーパーなど紙製拭き具で拭き取ることもできる。
このように構成される本発明の住居用洗浄剤物品では、床、壁、ガラス面、電気製品、家具等の住居全般に広く使用でき、毎日の生活場面で生じる汚れを除去できると共に、界面活性剤を含有しないので、ベタつきにくく、乾きが早いなどの利点を有し、更に、泡がたたないため布部材、紙部材、不織布などの拭き具、特に、ティッシュペーパーなどの薄い拭き具でも拭きやすいものとなる。
また、本発明方法では、ティッシュペーパーなどの紙製品でも破けず汚れを落とすことができ、かつ、ティッシュペーパーへの洗浄剤の染み込みによる手指の濡れがなく快適に清掃することができることとなる。
次に、本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明するが本発明は下記実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〜24及び比較例1〜5〕
下記表1〜表3に示す配合組成により洗浄剤組成物を調製した。
なお、使用した香料組成物は、下記表4に示すa〜cの組成を用いた。また、各表1〜4の各組成物の配合単位は、質量%であり、全量は100質量%である。
得られた各洗浄剤組成物について、下記に記載の噴霧容器A〜E(スプレイーヤー種類)に充填し、下記測定方法により噴霧粒子径、噴霧量を測定した。各洗浄剤組成物と噴霧容器A〜Eとの組合わせは下記表1〜表3に記載の組合わせによる。
次に、下記表1〜表3に記載の洗浄剤組成物を充填した各噴霧容器を用いて、下記各評価法により、洗浄力評価(油洗浄力、米飯洗浄力)、紙くずの発生評価、ティッシュペーパーへの液浸透評価を行った。
これらの結果を下記表1〜表3に示す。
(スプレーヤーA〜E)
A:吉野プラスチックス社製PT−200(ノズル口径:φ0.4mm、蓄圧式)
B:東洋製罐社製(ライオン社製 キッチンキレイキレイアルコール除菌スプレーで使用、ノズル口径:φ0.9mm、直圧式)
C:東洋製罐社製(ライオン社製 キッチンキレイキレイアルコール除菌スプレーで使用、ノズル口径:φ0.9mm、直圧式、設定噴霧量をトリガーの引き幅で調整することによりや約0.02gに変更)
D:東洋製罐社製(ライオン社製 キッチンキレイキレイアルコール除菌スプレーで使用、ノズル口径:φ0.9mm、直圧式、設定噴霧量を液溜部の容量で調整することにより約1.5gに変更)
E:吉野プラスチックス社製(ライオン社製 ルックふきとり中性クリーナー使用で使用、ノズル口径:φ0.8mm、直圧式)
(噴霧粒子径の測定方法)
東日コンピュータアプリケーションズ社製 粒度分布測定装置 LDSA−1300Aを用いて、以下の条件で測定した。
使用レンズ:300mm、焦点距離:30cm、噴霧距離:10cm
(噴霧量の測定方法)
スプレーヤーAはライオン社製 エフインナチュラルセットウォーターで使用のボトル(220mL)中に、スプレーヤーB〜Eは、ライオン社製 キッチンキレイキレイアルコール除菌スプレーで使用のボトル(380mL)中に、各洗浄剤組成物を200g充填してスプレーヤーをボトルに取り付け、噴霧操作を1回行い、噴霧前の全体の重量から噴霧後の全体重量を差し引くことにより測定した。
(洗浄力の評価方法)
洗浄力評価は、下記の2通りの方法で行った。
A.油洗浄力の評価方法
25℃、65%RH(相対湿度)の環境において、赤色に着色したトリオレイン30mgを一様に塗布した10cm四方の木製テーブル面上に対し、スプレーヤー1回分量の洗浄剤組成物を均一に噴霧し、1分後4つ折りした1gのティッシュペーパーで2回拭き取り動作を行った後、見た目の汚れの残り具合を以下の評価基準により評価した。
評価基準:
○:きれいに汚れが落ちている
△:わずかに汚れが残っている
×:ほとんど汚れが取れない
B.米飯洗浄力の評価方法
25℃、65%RH(相対湿度)の環境において、ごはん粒をつぶしたもの200mgを一様に塗布して1日放置した10cm四方の木製テーブル面上に対し、スプレーヤー1回分量の洗浄剤組成物を均一に噴霧し、1分後4つ折りした1gのティッシュペーパーで2回拭き取り動作を行った後、見た目の汚れの残り具合を以下の評価基準により評価した。
評価基準:
○:全く汚れが残っていない
△:ごはん粒が塊でついていた部分に一部汚れが残っており、それ以外は残っていない
×:ごはん粒が塊でついていた部分にも汚れが残っており、それ以外にも多く残っている。
(紙くずの発生の評価方法)
25℃、65%RH(相対湿度)の環境において、4つ折りした1gのティッシュペーパーに向かって約10cm離れた距離からスプレーヤー1回分量の洗浄剤組成物を均一に噴霧し、汚れを取り除くように木製食卓上をこすった後、見た目の紙くずの発生を以下の評価基準により評価した。
評価基準:
○:屑が認められない
△:屑がやや認められる
×:屑が認められる
(ティッシュペーパーへの液浸透の評価方法)
25℃、65%RH(相対湿度)の環境において、4つ折りした1gのティッシュペーパーに向かって約10cm離れた距離からスプレーヤー1回分量の洗浄剤組成物を均一に噴霧し、洗浄剤組成物の染み込みによりティッシュペーパーを介して感じる手指の濡れ感を以下の評価基準により評価した。
評価基準:
○:手指がほとんど濡れない
△:手指が少し濡れてやや不快
×:手指がかなり濡れて非常に不快
Figure 2005089639
Figure 2005089639
Figure 2005089639
Figure 2005089639
上記表1〜表4の結果から明らかなように、本発明の範囲となる実施例1〜24は、本発明の範囲外となる比較例1〜5に較べ、油汚れ、米飯汚れに対する洗浄力に優れ、紙くずの発生もなく、ティッシュペーパーへの液浸透性にも優れていることが判明した。
比較例を個別的に見ると、比較例1及び2は、エタノールの含有量が本発明の範囲内に含まれないものであり、比較例3及び4は、1回あたりの噴霧量がそれぞれ0.05g未満、1.2g超過の場合であり、比較例5は、噴霧において、粒子径90μm以上の粒子の体積分布が65%超過の場合であり、これらの場合は、本発明の効果を発揮できないことが判明した。

Claims (2)

  1. 界面活性剤を含有せず、組成物全量に対して、エタノール12〜35質量%を含有する洗浄剤組成物を噴霧容器に充填し、その噴霧において、粒子径90μm以上の粒子が体積分布で65%以下であり、かつ、1回あたりの噴霧量が0.05〜1.2gであることを特徴とする住居用洗浄剤物品。
  2. 請求項1記載の住居用洗浄剤物品を用いて、紙製品を拭き具として使用することを特徴とする洗浄方法。
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