JP2005089470A - 2段階式マスカラ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウォッシャブルマスカラとウォータープルーフマスカラ両方の長所を活かせるマスカラ塗布方法、マスカラ製品並びにそのパッケージを提供する。
【解決手段】ウォッシャブルマスカラ組成物を塗布した後に、ウォータープルーフマスカラ組成物を塗布する。好適には、マスカラ組成物は、レシチン、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、繊維等を含み、更に、水溶性か水分散性の第1の粘着性皮膜形成剤と、オイルに可溶性の第2の粘着性皮膜形成剤とを含有しうる。
【選択図】図1

Description

マスカラは、通常、2種類の、ワックスベースの組成物として調製される。石鹸と水により除去することが可能なウォッシャブルマスカラは、通常、クリームのような水中ワックスのエマルションの形態並びにゲルで提供される。除去にオイルの使用が必要となるウォータープルーフマスカラは、通常、有機溶媒中ワックスの分散体の形態で提供される。
マスカラの各種類はそれぞれの長所と短所を有する。ウォッシャブルマスカラは、塗布するとボリュームアップ効果がある、つまり睫毛を濃くすることができる。しかし、こすった時などににじみ易い。加えて、耐水性がない。一方、ウォータープルーフマスカラは比較的耐水性に優れ、取れたりにじんだりすることが少ない。しかし、ウォッシャブルマスカラと異なり、石鹸と水では容易に除去することができない。鉱物油等の有機物ベースのクレンジング剤の使用が必要となる。
これらの特性の1以上を改良することを目的として、或いは塗布の容易さ、均一性、快適さ、及び持ちの良さといった他の特性の向上を目的として、睫毛及び眉毛に塗布される化粧品が多数開発されてきた。例えば、複数のワックスの混合物が、皮膜硬度及び睫毛への付着性などの特性を組み合わせるために使用されてきた。例として特許文献1を参照のこと。特許文献2には、マスカラ組成物における特殊なポリオレフィンの使用が開示されている。特許文献3は、膜形成ポリウレタンを含有する、ワックスを含まないマスカラ組成物を目的としている。特許文献4は、水(分散相)がオイル中において乳化されている(連続相)油中水(W/O)エマルションの形態のウォータープルーフマスカラを開示している。オイルは、好ましくは直鎖状又は分枝状のC10−C14飽和炭化水素、さらに好ましくは直鎖状又は分枝状のC11−C13飽和炭化水素、さらに好ましくはイソドデカン等の分枝状のC12飽和炭化水素である。当然、これら炭化水素の混合物を使用してもよく、これら炭化水素の商業的な「技術的」等級により提供されることが多い。エマルションは、固形粒子、好ましくは顔料の粒子、及び、好ましくは2以上の異なる種類の界面活性剤を含み、界面活性剤の1種が3〜4.5の親水性・親油性バランス(HLB)を有する「油性界面活性剤」であり、別の1種類が5.5−7.5のHLBを有する「水性界面活性剤」である。
国際公開第95/15741号 米国特許第6464967号 米国特許第6375941号 米国特許第5879668号
本発明の第一の態様は、a)ウォッシャブルマスカラ組成物を睫毛に塗布し;ついでb)ウォータープルーフマスカラ組成物を睫毛に塗布することを含む、睫毛へのマスカラ塗布方法に関する。本物の睫毛及び付け睫毛を含む、本発明の方法に従って処理された睫毛は、従来のウォータープルーフマスカラ及びウォッシャブルマスカラをそれぞれ単独で使用する場合と比較して、睫毛の濃さが増大し、耐水性及び耐にじみ性が向上する上、除去が容易である。
本発明の第2の態様は、a)ウォッシャブルマスカラ組成物を収容する第1リザーバと、b)ウォータープルーフマスカラ組成物を収容する第2リザーバと、c)それぞれのマスカラ組成物を塗布するための第1及び第2塗布部材を有する少なくとも一の塗布具を供える睫毛へのマスカラ塗布製品又はシステムを提供する。
本発明の第3の態様は、a)ウォッシャブルマスカラ組成物を収容する第1リザーバと、b)ウォータープルーフマスカラ組成物を収容する第2リザーバと、c)それぞれのマスカラ組成物を塗布するための第1及び第2塗布部材を有する少なくとも一の塗布具を備える、睫毛へのマスカラ塗布システムを収容するパッケージを提供する。
ウォッシャブルマスカラは、石鹸と水の使用により簡単に除去することができる。ウォータープルーフマスカラは容易に除去することができず、鉱物油等のオイルの使用を必要とする。ウォッシャブルマスカラ、又は水性マスカラは、通常、水中ワックスエマルション(時にクリームマスカラと呼ばれる)、又はゲルの形態で提供される一方、ウォータープルーフマスカラは、通常、有機溶媒中に一又は複数のワックスを含む脂肪相が分散したディスパージョン(水を欠く場合はしばしば無水マスカラと呼ばれる)、又は油中水エマルション(例えば特許文献4参照)の形態で提供される。ウォッシャブルマスカラとウォータープルーフマスカラは類似の成分を多数含んでもよく(例えば、ワックス及び皮膜形成ポリマー)、両者の主な違いは、成分、特に水の相対量である。通常、ウォッシャブルマスカラの水含有量は、マスカラ組成物の重量の約20〜約80重量%、好ましくは約30〜60重量%である。これに対して、ウォータープルーフマスカラの水含有量は、通常、マスカラ組成物の重量の約0〜約60重量%、好ましくは約0〜約35重量%である。どちらの種類のマスカラにも、一又は複数の水混和性溶媒が含まれてよい。例としては、1〜5の炭素原子を含む低級モノアルコール、C−Cケトン及びC−Cアルデヒドが挙げられる。好ましい水混和性溶媒はエタノールである。水混和性溶媒の含有量は、通常、マスカラ組成物の全重量に対し、約0.1〜約15重量%、好ましくは約1〜約8重量%である。
ウォッシャブルマスカラとウォータープルーフマスカラは通常異なる粘度を持つ。組成物を素早く且つ容易に塗布できるかという観点、並びに睫毛の全長に亘って均一な塗布ができるかという観点から、粘度は重要である。通常、ウォッシャブルマスカラの粘度は、約10〜約60パスカル秒(Pa・s)、好ましくは約20〜約40Pa・sの範囲である一方、ウォータープルーフマスカラの粘度は、約10〜約70Pa・s、好ましくは約10〜約40Pa・sの範囲である。粘度は、剪断速度200s−1で10分間ローターを回転させた後に(その後に粘度及びローター回転速度の安定化が観察される)、25℃で測定される。
粘度は増粘剤を添加することにより調整できる。代表的な例として、セルロース系増粘剤、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース等、水溶性のセルロース系増粘剤が挙げられる。これら増粘剤の中でも、特定の例として、Amerchol社により「セロサイズ(Cellosize)QP4400H」という名称で販売されているガム、グアーガム、特に、Unipectine社より「ビドガム(Vidogum)GH175」という名称で販売されているものと、Meyhall社により「ジャガー(Jaguar)C」という名称で販売されているもの、Meyhall社により「ジャガー(Jaguar)C−13−S」という名称で販売されている第4級化グアーガム、C−Cヒドロキシアルキル基、例えばヒドロシキメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル及びヒドロキシブチル基を有する非イオン性グアーガムが挙げられる。このようなグアーガムは、特に、Meyhall社により「ジャガー(Jaguar)HP8」、「ジャガー(Jaguar)HP60」、「ジャガー(Jaguar)HP120」及び「ジャガー(Jaguar)HP105」といった名称で、又はAqualon社により「ガラクタソール(Galactasol)40H4FD2」という名称で販売されている。増粘剤の他の例は、キサンタンガム、キャロブガム、スクレログルカンガム、ジェランガム、ラムサン(rhamsan)ガム及びカラヤガム、アルギナート、マルトデキストリン、例えばデンプンとその誘導体等の多糖類樹脂、ヒアルロン酸とその塩、クレー、特にモンモリロナイト、ヘクトライト及びラポナイト、架橋ポリアクリル酸、例えばGoodrich社の製品である「カルボポール(Carbopol)」、Hispano Quimica社又はGuardian社が「ヒスパゲル(Hispagel)」又は「ルブラゲル(Lubragel)」という名称で販売しているポリグリセリル(メタ)アクリレートポリマー、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルアルコール、架橋アクリルアミドポリマー及びコポリマー、例えばHoechst社が「PAS5161」又は「ボゼポール(Bozepol)C」の名称で販売しているもの、SEPPIC社が「セピゲル(Sepigel)305」の名称で販売しているもの、Allied Colloid社が「サルケア(Salcare)SC95」の名称で販売している架橋メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドホモポリマー、並びに会合性(associative)ポリマー、特に会合性ポリウレタンを含む。
本発明に使用するのに適したマスカラは、典型的には、組成物が上に規定した粘度を示すのに有効な量の増粘剤を含む。増粘剤の含有量は、例えば、組成物の全重量の0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の範囲とできる。
本発明のマスカラには、動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワックス及び合成ワックス等、様々なワックスが含まれてよい。動物性のワックスの例には、蜜蝋、ラノリンワックス、及びイボタ(Chinese insect)蝋が含まれる。植物性ワックスの例には、コメ蝋、カルナウバ蝋、カンデリラ蝋及びオーリークリー(Ouricurry)ワックス、コルク繊維ワックス、サトウキビワックス、木蝋、スマック(sumach)蝋及び綿蝋が含まれる。鉱物性ワックスの例には、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス及びオゾケライトが含まれる。合成ワックスの例には、ポリオレフィンワックス、例えばポリエチレンワックス、フィッシャー−トロプシュ合成法により得られるワックス、蝋質コポリマー及びそれらのエステル、並びにシリコンワックスが含まれる。
或いは、動物性又は植物性の硬化油を使用してもよい。それらの例として、C−C32の直鎖状又は非直鎖状の脂肪鎖からなる油脂の接触水素化により得られる硬化油及び硬化ホホバワックス、硬化ひまわり油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、硬化ラノリン及び硬化パーム油が挙げられる。ワックスは50℃より低い温度において固形であり剛性があることが好ましい。
一般に、ウォッシャブルマスカラのワックス含有量はマスカラ組成物の約0〜約50重量%、好ましくは約10〜約45重量%である。ウォータープルーフマスカラ組成物のワックス含有量は、通常、マスカラ組成物の約0〜約40重量%、好ましくは約5〜約35重量%である。
ある実施態様では、ウォッシャブルマスカラ組成物及びウォータープルーフマスカラ組成物の一方又は両方が繊維を含む。本発明において有用な繊維は、天然繊維及び合成繊維から選択することができる。天然繊維には、綿、絹、ウール、及びその他のケラチン繊維が含まれるが、これらに限定されない。合成繊維には、ポリエスエル、レーヨン、ナイロン及びその他のポリアミド繊維が含まれるが、これらに限定されない。
本発明に有用なさらに別の繊維は、EP1172078に記載のものを含む。この文献に開示された繊維は弾性繊維(elastofibers)タイプのものを含む。これらの繊維は極めて伸張性の化学繊維であり、牽引力が中断するとすぐに元の形状に戻る。代表的な例として、セグメント化ポリウレタンを85重量%以上含み、重合度の大きい繊維であるエラスタン(略称:EL又はスパンデックス(Spandex)(登録商標))、並びに、2以上のジエンを重合し、場合によっては1以上のビニルモノマーを添加することにより得られる、ポリイソプレン又は高重合体を含有する弾性ジエン(elastodien)ファイバー(略称:ED)が含まれる。天然ゴム由来のゴム状繊維(略称:LA)も第2の群に含まれる。多くの場合、弾性ジエンは加硫処理される。ポリアミドとポリウレタン両方からなる繊維も弾性特性を備えている。
繊維は、例えば、ウォッシャブル組成物、ウォータープルーフ組成物、又は両方の組成物に含まれていてよく、且つそれらは同一でも異なっていてもよい。繊維は、通常、組成物の全重量の約0.1〜約20重量%の範囲の量で含有される。ある実施態様では、繊維の含有量は、組成物の全重量の約0.2〜約10重量%である。一般に、繊維は約0.5〜約4.0mm、例えば約1.5〜約2.5mmの平均長を持つ。
本発明による組成物は、加えて、水相中に分散した粒子の形態、及び/又は可溶化しうる皮膜形成ポリマーを含んでもよい。皮膜形成ポリマーは、ケラチン誘導体、例えばケラチン加水分解物及びスルホンケラチン(sulphonic keratins);キチン又はキトサンのアニオン性、カチオン性、両性又は非イオン性誘導体;セルロース誘導体、例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びセルロースの第4級化誘導体;アクリルポリマー又はコポリマー、例えばポリアクリレート又はポリメタクリレート;ポリビニルピロリドン(PVP)及びビニルコポリマー、例えばメチルビニルエーテル−無水マレイン酸コポリマー、又は酢酸ビニル−クロトン酸コポリマー;官能基SOM(ここで、Mは水素原子、アンモニウムイオンNH 又は金属イオン、例えばNa、Li、K、Mg2+、Ca2+、Cu2+、Fe2+、又はFe3+イオンを表す)を担持するモノマーを含んでなるポリエステルポリマー及び/又は水分散性アニオン性ポリエステルアミドから選択することができる。ポリマーの特定の例が米国特許第3734874号、同第4233196号、同第4304901号に開示されている。ポリウレタンポリマー、特にアニオン性、カチオン性、非イオン性又は両性ポリウレタン、アクリルポリウレタン、ポリビニルピロリドンポリウレタン、ポリエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウレタン、ポリウレア、ポリウレア/ポリウレタン、及びその混合物;及び必要に応じて修飾された天然由来のポリマー、例えばアラビアゴム、グアーガム、キサンタン誘導体、カラヤガム;アルギネート及びカラギーネート(carragheenates);グリコアミノグリカン、ヒアルロン酸とその誘導体;シェラック、サンダラックガム、ダンマル、エレミ及びコーパルも有用である。皮膜形成ポリマーは、マスカラ組成物中に、マスカラ組成物の全重量の約0.1〜約20重量%の範囲で含まれてよい。
好ましい皮膜形成剤は、水に可溶性か又は分散性である第1の粘着性皮膜形成剤と、オイルに可溶性である第2の粘着性皮膜形成剤の組み合わせ物を含む。本発明において、「水に可溶性か又は分散性である」という表現は、問題の物質が沈殿又は凝固しないことを意味し、例えば飽和限界点まで溶解することを意味する。「オイルに可溶性である」という表現は、「オイル混和性」を意味する。換言すれば、物質がオイルに可溶性でなければ、非混和性であり、油相に明確な層を形成し、これは、物質が油相に相容性でないか可溶性でないことを示す。本発明において、「粘着性」とは、ねばねばしている、又は接触したものに付着すると定義される。粘着性の皮膜形成剤を組み合わせると、少なくとも一部の実施態様においては、繊維が睫毛に付着可能となるか、最適な耐水性が実現されるか、フレーキングを最小限に抑えることができるか、の内からの一つ又は複数が可能となる。
水可溶性又は分散性の少なくとも一の粘着性皮膜形成剤の例は、ポリビニルアルコール(例えばAir Products社のAIRVOLシリーズ);ポリ酢酸ビニル(例えばH.B.Fuller Co.が販売するFULATEX(R));酢酸フタル酸セルロース水性ディスパージョン(例えばFMC Corp.が販売するAQUACOAT CPD);アクリルコポリマー、例えばKobo Productsが販売するDAITOSOL5080AD、ビニルピロリドン/アクリレート/メタクリル酸ラウリルコポリマー(例えばISPが販売するSTYLEZE2000)、アクリレート/C1−2スクシナート/ヒドロキシアクリレートコポリマー(例えばISPが販売するALLIANZ LT−120)、PVP/DMAPAアクリレートコポリマー(例えばISPが販売するSTYLEZE CC−10)、及び架橋水中ポリ(アクリル酸2−エチルヘキシル)(例えばAPIが販売するGEL−TAC100シリーズ)を含む。
一実施態様では、水に可溶性か又は分散性である少なくとも一の粘着性皮膜形成剤は、アクリルコポリマー又はポリ酢酸ビニルから選択される。水に可溶性か又は分散性である少なくとも一の粘着性皮膜形成剤は、マスカラ組成物中に、通常、マスカラ組成物の全重量の約0.1〜約20重量%の範囲の量の乾物として含まれる。実施形態によっては、水に可溶性か又は分散性である少なくとも一の粘着性皮膜形成剤は、組成物の全重量の約1〜15%の量で含まれる。また別の実施形態では、水に可溶性か又は分散性である少なくとも一の粘着性皮膜形成剤は、組成物の全重量の約1〜約10重量%の量で含まれる。
オイルに可溶性である少なくとも一の粘着性皮膜形成剤は、好ましくは水添ポリイソブテン、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン架橋ポリマー(例えばInolexがLEXOREZ100の名称で販売しているもの)、ポリエチレン、及びポリビニルラウレートから選択される。ある実施態様では、少なくとも一の油溶性粘着性皮膜形成剤は、水添ポリイソブテンから選択される。水添ポリイソブテンは、例えば、Collaborative Laboratories(ニューヨーク州East Setauket)からPOLYSYNLANEという名称で販売されている。他の実施態様では、本発明に使用される水添ポリイソブテンの重量平均分子量は1500より大きい。別の実施態様では、水添ポリイソブテンの重量平均分子量は2000より大きく、また別の実施態様では3000より大きい。オイルに可溶性の少なくとも一の粘着性皮膜形成剤は、通常、例えば組成物の全重量に対して約0.5%〜約30%の範囲で含有される。幾つかの実施態様では、オイルに可溶性の少なくとも一の粘着性皮膜形成剤は、組成物中に、組成物の全重量に対して約1%〜約20%の量で含有される。別の実施態様では、オイルに可溶性の少なくとも一の粘着性皮膜形成剤は、組成物中に、組成物の全重量に対して約1%〜約15%の量で含有されうる。
本発明のマスカラ組成物は、乳化界面活性剤を含んでもよい。界面活性剤は両性、アニオン性又は非イオン性の界面活性剤から選択可能である。界面活性剤の特性及び(乳化)作用の定義について、例えば、Encyclopedia of Chemical Technology, KIRK-OTHMER, 22巻, 333-432頁, 3版, 1979, Wileyを、アニオン性及び非イオン性界面活性剤に関しては同刊行物の特に347〜377頁を参照されたい。本発明のマスカラ組成物に有用な界面活性剤の例は、非イオン性界面活性剤として、脂肪酸、脂肪アルコール、ポリエトキシル化脂肪アルコール又はポリグリセリル化脂肪アルコール、例えばポリエトキシル化ステアリルアルコール又はセチルステアリルアルコール、スクロースと脂肪酸のエステル、及びグルコースアルキルエステル、特にポリオキシエチレン化C−Cアルキルグルコース脂肪エステルを、アニオン化界面活性剤として、それらのアルカリ金属塩、アミン、アンモニアで中和させたC16−C30脂肪酸を含む。両性界面活性剤の例としては、ベタイン、スルタイン(sultaines)、ヒドロキシスルタイン(hydroxysultaines)、アルキルアンフォジアセテート(amphodiacetates)、アルキルアンフォジプロピオネート(amphodipropionates)、及びイミダゾリン、又はそれらの塩が挙げられる。アミノ酸やタンパク質等と形成されるもののような他の脂肪酸縮合物も適している。特定の例として、ココアンフォジプロピオネート(cocamphodipropionate)、例えば、無塩形態でRhone−Poulencから販売されているMiranol C2M−SF(ココアンフォジプロピオン酸二ナトリウム)、及びCrodaから販売されているCrosultaine C−50(コカミドプロピルヒドロキシスルタイン(cocamidopropyl hydroxysultaine))が含まれる。
ウォッシャブルマスカラにおいて、界面活性剤は、水中油エマルションが得られるように選択する。好ましい例としてトリエタノールアミン及びステアリン酸が挙げられる。ウォータープルーフマスカラにおいては、顔料の分散を促進するために界面活性剤を使用することが多い。好ましい例にはレシチンが含まれる。レシチンはリン脂質、つまりリン酸のエステルに結合した脂肪酸のジグリセリドの混合物である。好ましくは、レシチンは、リン酸のコリンエステルに結合したステアリン酸、パルミチン酸、及びオレイン酸のジグリセリドである。レシチンは、通常、純粋なホスファチジルコリンか、又は、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、その他リン脂質、及びその他様々な化合物、例えば脂肪酸、トリグリセリド、ステロール、炭水化物、及び糖脂質を含むリン脂質の粗混合物として定義される。例えば米国特許第6015574号及び米国特許第6221389号を参照のこと。レシチンはウォッシャブルマスカラにも含まれていてもよい。界面活性剤は、通常、マスカラ組成物の全重量に対して約2〜約30重量%、好ましくは約5〜約15重量%の量で含有される。
本発明の組成物は、また、化粧品に常套的に含まれる成分、例えば可塑剤、癒合剤、フィラー、顔料又は染料等の色素、保存料、オイル、保湿剤及び抗紫外線剤などの化粧品用剤、ビタミン、微量元素、柔軟剤、金属イオン封鎖剤、香料、オイル、シリコーン、プロテイン、セラミド、結合剤、及び塩基性化剤又は酸性化剤で化粧品分野で一般的に用いられ得るものを含んでよい。
フィラーについては、睫毛を濃くするメークアップ効果を得るのにシリカが特に有用である。コメデンプンなどのデンプン、タルク、及びポリテトラフルオロエチレンは水性媒体に高い適合性を有し、滑らかで艶のあるメークアップの皮膜を得ることを可能にする。フィラーは、通常、マスカラ組成物の約0.1〜約6重量%の量でマスカラ組成物に含有される。
上述の教唆に加えて、特定のウォッシャブルマスカラ組成物及びウォータープルーフマスカラ組成物の例は従来技術に多い。例えば、ウォータープルーフマスカラの例については米国特許第6264933号を、ウォッシャブルマスカラの例については米国特許第5985258号を参照されたい。
本発明の方法は、単に、睫毛にウォッシャブルマスカラを塗布し、続いてウォータープルーフマスカラを塗布することによって実施される。ウォータープルーフマスカラは、ウォッシャブルマスカラの塗布後直ちに塗布してよいが、通常は約30秒〜約10分の時間をおいてから塗布する。
図1ないし図3に示されるように、本発明のマスカラ組成物は、それぞれがマスカラ組成物の1つを収容する2つのリザーバと、各組成物を睫毛に塗布するための塗布具を備えたマスカラ製品又はシステムとして提供できる。このマスカラ製品又はシステムは、利便性のために様々な形態にパッケージ化することができる。図1に最もよく示されているように、このような好ましいパッケージの一例はブリスターパック10である。ブリスターパック10にはリザーバ14及び16が収容されており、ブリスターパックは厚紙の支持基材12に半透明のプラスチック材(図示せず)を取り付けてなる。基材の形状は通常矩形である。消費者が直接製品を取り扱うことを防ぐのに適していればどのような形状も考慮可能であり、本発明の範囲に含まれる。例えば、米国特許第6378727号を参照されたい。
各リザーバ14及び16は、ブリスターパック10の内部に、好ましくは横に並べて配置される。各リザーバはそれぞれ対応する塗布具部18及び20を含む。塗布具部については後述する。
リザーバには通常リキッド除去(又は塗布具)システムを収容する開口部15、17が設けられている。図2に示すように、塗布具18、20は、通常、第一端にブラシ等の塗布部材26、28が、第二端に把持部材30、32が装着されたロッド22、24を備え、把持部材30、32は、使用者が塗布具を操作するための手段であると同時に、リザーバを好適には液密的に閉止するための蓋部(例えば把持部材自体がリザーバを閉止するように構成されている)として機能する。
塗布部材26、28は、好ましくは金属製コアなどの撚り芯38、40の廻りに放射状に配設された剛毛34、36を備える。ブラシは様々な形状にすることが可能で、切欠き部を有していてもよい。マスカラブラシは、例えば、仏国特許出願公開第2607373号及び欧州特許出願公開第611170号、欧州特許出願公開第811336号、欧州特許出願公開第811337号、欧州特許出願公開第842620号に開示されている。
2つの塗布部材26と28は、同一でも異なっていてもよい。実施態様によっては、それらは異なる。例えば、ウォッシャブルマスカラの塗布は、比較的豊かで柔らかいブラシ34を用いると容易である。このようなブラシの例は、米国特許第4887622号に開示されている。その開示されているブラシは、鉄線をねじることにより形成され、放射状の剛毛を規則的にらせん状の列の形で保持する中心芯部を備えており、剛毛の直径が約0.10〜約0.25mmであり、一巻き当たりの剛毛の数が約10〜約40であることを特徴とする。
ウォータープルーフマスカラを塗布するための塗布部材28の好ましい例は、米国特許第4993440号に開示されている。同特許に開示されたブラシは中央に細長い芯部を有し、芯部の周囲には実質的に放射状に且つ規則的に分布された剛毛が植設されている。ブラシの少なくとも一部の各剛毛36は、表面に実質的に基部から先端までに亘る少なくとも一の毛管状の流路(図示せず)を有している。好ましくは、ブラシの全剛毛が毛管状の流路を有する。ブラシに均一に充填され、マスカラが睫毛に均一に行き渡る。さらに、本発明のシステム及びパッケージは、マスカラ組成物の使用についての指示又は説明等の情報(例えば印刷された情報)を含んでいてもよい。
マスカラシステムの別の実施態様を図3A及び3Bに示す。図3Aでは、リザーバ14と16が、例えばそれらの底面同士又は側面同士を何らかの方法で固定することにより、互いに一体とされている。図3Bに示す別の変形実施態様では塗布具50は1つのみで、該塗布具が単一の把持部材18’と把持部材からそれぞれ反対方向に伸びる2つの基部22、24を有し、各基部の遠端部に塗布部材26、28が備えられている。把持部材は各リザーバを好ましくは漏れを生じないように閉じるように構成された蓋部を含む。
次の非限定的実施例を参照して本発明をさらに詳述する。特に断らない限り、全ての割合及びパーセンテージは重量基準とする。
実施例1:ウォッシャブルマスカラ
以下のマスカラ組成物はレシチン、両性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤(LAN)の組み合わせを用いて調製した。
相 CTFA名 %
A 水 35.830
PVP−K−30(PVP/VA
コポリマー、GAF/BASF) 1.000
ブチレングリコール 2.000
ヒドロキシエチルセルロース 0.350
メチルパラベン 0.250
EDTA二ナトリウム 0.200
トリエタノールアミン 1.500
シメチコン(Mirasil SM、
Rhodia Chimie) 0.100
KAMA KM 13(多糖類樹脂、
KAMA International) 0.950
黒酸化鉄 8.000
ポリメチルメタクリル酸
イソプロピルチタントリイソステアレート 2.000
ナイロン12(Orgasol
2002D、Atochem) 2.000

B 蜜蝋 4.700
ステアリン酸グリセリル 4.000
パラフィン 2.700
カルナウバ 3.400
ステアリン酸 3.000
ブチルパラベン 0.100
PVPエイコセンコポリマー
(GANEX V220、ISP) 1.500
合成ワックス(PERFORMA V103、
New Phase) 1.000
2−オレアミド−1,3−オクタデカンジオール
(セラミド) 0.020

C シクロペンタシロキサン
(DC245、Dow Corning) 2.000
シクロペンタシロキサン/Dimethiconol
(DC 2−9071、Dow Corning) 3.000
シリカ 1.000
ポリエチレン(MICROPOLY 524、
Presperse) 2.000

D レシチン(ALCOLEC F100)(L) 0.100,
ココアンフォジプロピオン酸二ナトリウム
(MIRANOL)(A) 0.400,
Isoceteth−20
(ARLASOLVE 200)(N) 及び0.500で
合計1.000
水 4.100

E PPG−17/IPDI/DMPA/コポリマー 10.000
(AVALURE UR450、BF Goodrich)

F ジアゾジニル尿素 0.300
水 1.000

G パンテノール 0.500
水 0.500

H ビタミンE酢酸エステル 0.100

100.000
ウォッシャブルマスカラを調製するため、PVP/VAを水に添加し、ホモジナイザーを用いて分散させ、60℃に加熱した。予め混合されたブチレングリコールとヒドロキシエチルセルロースを分散液に添加した。これを分散させる際に、メチルパラベン、ETDA二ナトリウム、トリエタノールアミン、シメチコン、及び多糖類樹脂をそれぞれ添加した。均一に分散させた後、酸化鉄を加えた。ポリメチルメタクリル酸イソプロピルチタントリイソステアレートとナイロン−12を順次添加し、混合物を攪拌してよく分散させた。分散液を85℃〜90℃に加熱した。B相成分を別個に混合した後、85℃〜95℃に加熱した。ホモジナイザーを使用して、B相をA相に添加した後、15分間乳化させた。乳化終了後、混合物をスイープミキサーに移し、60℃まで空冷した。予め混合したC相をゆっくりと添加した。均一となった時点で予め混合して作ったD相を55℃でゆっくりと加えた。
D相を調製するため、ココアンフォジプロピオン酸二ナトリウム、イソセテス(isoceteth)−20及びシメチコンを70〜75℃に加熱した。均一になった後、プロペラミキサーを用いて高速で混合しながらレシチンを添加し、分散させた。70℃〜75℃で水を添加しながら温度を70〜75℃に保ち、均一となるまで混合した(約10分を要した)。メチルパラベン、プロピルパラベン及びEDTA二ナトリウムを加え、分散させた後、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマーを、固まらないようにゆっくりと添加した。これらの成分を温度を70℃〜75℃に保ちながら約2時間混合し、ついで45℃まで冷却した。
均一となった後、E相を45℃で凝集しないようにゆっくりと添加し、その後均一となるまで混合した。予め混合したF、G及びH相を40℃で添加した後、30℃〜32℃に冷却した。
実施例2:ウォータープルーフマスカラ
CTFA名 %
A 石油蒸留物(Shellsol OMS、Shell) 47.030
酸化鉄 6.500
レシチン(Alcolec BS、
American Lecithin) 0.100
メチルパラベン 0.400

B クオタニウム−18 Hectorite 6.250

C コメデンプン(Remy DRI、Remy) 1.000

D イソパラフィン(Isopar E、
Exxonmobil Chem.) 10.500

E プロピレンカーボネート 0.950

F パラフィン 2.300
カルナウバ 4.700
蜜蝋 4.900
合成蜜蝋(Cylochem 326A、
Goldschmidt(Degussa)) 3.400
アリルステアレート/VAコポリマー
(Mexomere PQ、Chimex) 2.500
ポリビニルラウレート
(Mexomere PP、Chimex) 1.300
シリカ(Spheron P1500、
Catalyst&Chemicals) 1.000
2−オレアミド−1、3−オクタデカンジオール
(セラミド) 0.020

G プロピレンカーボネート 1.100

H KAMA KM 13(多糖類樹脂、
KAMA International) 1.000
ビタミンE酢酸エステル 0.050

I レシチン(ALCOLEC F100)(L) 0.050
ココアンフォジプロピオン酸二ナトリウム
(MIRANOL)(A) 0.200
Isoceteth−20
(ARLASOLVE200)(N) 0.250
シメチコン(Mirasil SM、
Rhodia Chimie) 0.010
メチルパラベン 0.001
プロピルパラベン 0.001
EDTA二ナトリウム 0.001
オクチルアクリルアミド/アクリレート/
ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー
(AMPHOMER LV−71) 0.060
ジアゾジニル尿素 0.003
ビタミンE酢酸エステル 0.005
水 3.419

J パンテノール 0.500
水 0.500

100.000
ウォータープルーフマスカラを調製するため、A相の成分をまとめて加え、室温で分散するまで均質化した。B相の成分を加え、一様になるまで均質化し、その後C相を添加して分散するまで均質化した。均一に分散した段階で、D及びE相の成分を添加した(この時点でバッチの重量は非常に大きくなっている)。得られた分散液を65℃〜70℃に加熱した。F相を準備し、90℃〜95℃に加熱した後、分散液に添加し、ついでG相を加えた。均質化を30分間続け、その間温度を65℃〜70℃に維持した。H相を準備し、分散液に加え、一様になるまで均質化した。予め調製したI相を添加し;スウィープミキサーを用いて分散液を45℃に冷却し;あらかじめ混合しておいたJ相を添加した後、30℃〜32℃に冷却した。
ココアンフォジプロピオン酸二ナトリウム、イソセテス(isoceteth)−20及びシメチコンを70℃〜75℃に加熱することによりI相を準備した。均一となった時点で、プロペラミキサーを用いて高速で混合しながらレシチンを加え、分散させた。70℃〜75℃で水を加えながら温度を70℃〜75℃に保ち、均一となるまで混合した(約10分間を要した)。メチルパラベン、プロピルパラベン及びEDTA二ナトリウムを添加し、分散後オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマーを、固まらないようにゆっくりと添加した。温度を70℃〜75℃に保ちながらこれらの成分を約2時間混合した後、45℃に冷却した。
実施例3:性能の評価
回答者6人の(片目/両目の)睫毛に対し、実施例1に記載のウォッシャブルマスカラを塗布した後、実施例2に記載のウォータープルーフマスカラを塗布するパネル実験を実施した。全体的な持ちの良さ(時間で判定)とにじみ(smudging/smearing)、塗布の容易さ、塗膜形成(build-up)の速さ、睫毛の長さ、睫毛の濃さ、カールの量、スパイクの量、フレーキング(剥離)の量、塗布の均一性(即ち睫毛上のダマ又は塊の量)、柔軟性、外観上の湿気(又は乾燥不足)、乾燥に要する時間、快適さ、全体的外観及び除去の容易性を含め、多くの塗布特性を評価した。図4に示す結果は、塗布直後に行った評価に基づいたものである。図5に示す結果は、塗布4時間後に行った評価に基づいたものである。これらの結果により、本発明のマスカラシステムが全ての特性について非常に良いと判定されたことが分かる。
実施例4:繊維含有ウォッシャブルマスカラ
以下のマスカラ組成物は、レシチン、両性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤(LAN)の組み合わせからなる。
相 CTFA名 %
A 水 34.830
PVP−K−30(PVP/VA
コポリマー、GAF/BASF) 1.000
ブチレングリコール 2.000
ヒドロキシエチルセルロース 0.350
メチルパラベン 0.250
EDTA二ナトリウム 0.200
トリエタノールアミン 1.500
シメチコン(Mirasil SM、
Rhodia Chimie) 0.100
KAMA KM 13(多糖類樹脂、
KAMA International) 0.950
黒酸化鉄 8.000
ポリメチルメタクリル酸
イソプロピルチタントリイソステアレート 2.000
ナイロン−12(Orgasol
2002D、Atochem) 2.000

B レーヨン(Rayon Flock Rcise
N0003 M04) 0.500
Poly Toluylene Co Trimellic
Amide Imide(Kermel) 0.500

C 蜜蝋 4.700
グリセリルステアリン酸 4.000
パラフィン 2.700
カルナウバ蝋 3.400
ステアリン酸 3.000
ブチルパラベン 0.100
PVPエイコセンコポリマー
(GANEX V220、ISP) 1.500
合成ワックス(PERFORMA V103 ポリマー、
New Phase) 1.000
2−オレアミド−1,3−オクタデカンジオール
(セラミド) 0.020

D シクロペンタシロキサン
(DC245、Dow Corning) 2.000
シクロペンタシロキサン/ジメチコノール
(DC 2−9071、Dow Corning) 3.000
シリカ 1.000
ポリエチレン(MICROPOLY 524、
Presperse) 2.000

E レシチン(ALCOLEC F100)(L) 0.100
ココアンフォジプロピオン酸二ナトリウム
(MIRANOL)(A) 0.400
イソセテス−20
(ARLASOLVE 200)(N) 0.500
シメチコン(Mirasil SM、
Rhodia Chimie) 0.020
メチルパラベン 0.002
プロピルパラベン 0.002
EDTA二ナトリウム 0.002
オクチルアクリルアミド/アクリレート/
ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー
(AMPHOMER LV−71) 0.120
ジアゾジニル尿素 0.006
ビタミンE酢酸エステル 0.010
水 3.838

F PPG−17/IPDI/DMPA/コポリマー 10.000
(AVALURE UR450、BF Goodrich)

G ジアゾジニル尿素 0.300
水 1.000

H パンテノール 0.500
水 0.500

I ビタミンE酢酸エステル 0.100

100.000
ウォッシャブルマスカラを調製するため、PVP/VAを水に添加し、ホモジナイザーを用いて分散させ、60℃に加熱した。予め混合されたブチレングリコールとヒドロキシエチルセルロースを分散液に添加した。これを分散させた後、メチルパラベン、ニナトリウムEDTA、トリエタノールアミン、シメチコン、及び多糖類樹脂をそれぞれ添加した。均一に分散させた後、酸化鉄を加えた。ポリメチルメタクリル酸イソプロピルチタントリイソステアトとナイロン−12を順次添加し、混合物を攪拌してよく分散させた。得られた分散液をパドルミキサーに移した。B相の繊維を加え、15分間混合した。A及びB相を85℃〜90℃に加熱した。C相の成分を別個に混合し、85℃〜95℃に加熱した。C相をA及びB相に添加した後、15分間乳化させた。乳化終了後、混合物をスウィープミキサーに移し、60℃まで空冷した。予め混合したD相をゆっくりと添加した。均一となった時点で予め混合して作ったE相を55℃でゆっくりと加えた。均一となった時点で、F相を45℃でゆっくりと加え、均一となるまで混合した。予め混合したG、H及びI相を40℃で加え、得られた混合物を30℃〜32℃に冷却した。
実施例5:繊維含有ウォータープルーフマスカラ
CTFA名 %
A 石油蒸留物(Shellsol OMS、Shell) 46.830
酸化鉄 6.500
レシチン(Alcolec BS、
American Lecithin) 0.100
メチルパラベン 0.400

B クオタニウム−18 Hectorite 6.250

C コメデンプン(Remy DRI、Remy) 1.000

D イソパラフィン(Isopar E、
Exxonmobil Chem.) 10.500

E プロピレンカーボネート 0.950

F レーヨン(Rayon Flock Rcise
N0003 M04) 0.100
Poly Toluylene Co Trimellic
Amide Imide(Kermel) 0.100

G パラフィン 2.300
カルナウバ 4.700
蜜蝋 4.900
合成蜜蝋(Cylochem 326A、
Goldschmidt(Degussa)) 3.400
アリルステアレート/VAコポリマー
(Mexomere PQ、Chimex) 2.500
ポリビニルラウレート
(Mexomere PP、Chimex) 1.300
シリカ(Spheron P1500、
Catalyst&Chemicals) 1.000
2−オレアミド−1、3−オクタデカンジオール
(セラミド) 0.020

H プロピレンカーボネート 1.100

I KAMA KM 13(多糖類樹脂、
KAMA International) 1.000
ビタミンE酢酸エステル 0.050

J レシチン(ALCOLEC F100)(L) 0.050
ココアンフォジプロピオン酸二ナトリウム
(MIRANOL)(A) 0.200
イソセテス−20
(ARLASOLVE200)(N) 0.250
シメチコン(Mirasil SM、
Rhodia Chimie) 0.010
メチルパラベン 0.001
プロピルパラベン 0.001
EDTA二ナトリウム 0.001
オクチルアクリルアミド/アクリレート/
ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー 0.060
ジアゾジニル尿素 0.003
ビタミンE酢酸エステル 0.005
水 3.419

K パンテノール 0.500
水 0.500

100.000
ウォータープルーフマスカラを調製するため、A相の成分をまとめて加え、室温で分散するまで均質化した。B相の成分を加え、一様になるまで均質化し、その後C相を添加して分散するまで均質化した。均一に分散した段階で、D及びE相の成分を添加した(この時点でバッチの重量は非常に大きくなっている)。得られた分散液をパドルミキサーに移し、65℃〜70℃に加熱した。F相を分散液に加えた後、15分間混合した。G相の成分を90℃〜95℃に加熱した後で分散液に添加し、ついでH相を加えた。均質化を30分間続け、その間温度を65℃〜70℃に維持した。I相を準備し、分散液に加え、一様になるまで均質化した。予め作成したJ相を添加し;スウィープミキサーを用いて分散液を45℃に冷却し;予め混合しておいたK相を添加した後、30℃〜32℃に冷却した。
本明細書で引用した全ての文献は、本発明が関連する技術分野の当業者の技術レベルを示すものである。これらの各文献は、それぞれ個々の文献が特にかつ別個に出典明示により取り込まれるかのように、同一程度に出典明示によりここに取り込まれる。
本明細書において特定の実施態様を参照しながら本発明について説明したが、それらの実施態様は単に本発明の理念及び用途を例示しているに過ぎないことを理解されたい。従って、請求の範囲に規定する本発明の精神及び範囲から逸脱しない限りは、これら例示的実施態様には多数の変更が可能であり、その他の構成を考案することが可能である。
睫毛にマスカラを塗布するためのシステムを含む本発明に係るパッケージの一実施態様の概略図である。 図1のシステムの分解概略図であり、塗布具の詳細を示す。 図3A及び3Bは睫毛にマスカラを塗布するためのシステムの別の実施態様の概略図である。 本発明のシステムの一実施態様を睫毛に塗布した直後に複数の特性を評価した結果を示すグラフである。 本発明のシステムの一実施態様を睫毛に塗布してから4時間後に複数の特性を評価した結果を示すグラフである。
符号の説明
10 ブリスターパック
12 パッケージ
14、16 リザーバ
15、17 開口部
18、20 塗布具
26、28 塗布部材
30、32 把持部材
34、36 剛毛
38、40 芯部
50 塗布具

Claims (41)

  1. a)ウォッシャブルマスカラ組成物を睫毛に塗布し、その後
    b)ウォータープルーフマスカラ組成物を睫毛に塗布する
    ことを含んでなる、睫毛へのマスカラ塗布方法。
  2. 睫毛が本物の睫毛である、請求項1に記載の方法。
  3. 睫毛が付け睫毛である、請求項1に記載の方法。
  4. ウォッシャブルマスカラ組成物及びウォータープルーフマスカラ組成物の一方又は両方が、レシチン、両性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤を含有する、請求項1に記載の方法。
  5. ウォッシャブルマスカラ組成物及びウォータープルーフマスカラ組成物の一方又は両方が繊維を含む、請求項1に記載の方法。
  6. ウォッシャブルマスカラ組成物が繊維を含む、請求項5に記載の方法。
  7. ウォータープルーフマスカラ組成物が繊維を含む、請求項5に記載の方法。
  8. ウォッシャブルマスカラ組成物及びウォータープルーフマスカラ組成物の両方が繊維を含み、各組成物中の繊維が同一であるか又は異なる、請求項5に記載の方法。
  9. 繊維が天然繊維を含む、請求項5に記載の方法。
  10. 天然繊維が綿、絹、又はウール繊維を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 繊維が合成繊維を含む、請求項9に記載の方法。
  12. 合成繊維が弾性繊維を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 合成繊維がポリエステル繊維を含む、請求項11に記載の方法。
  14. 合成繊維がポリアミド繊維を含む、請求項11に記載の方法。
  15. 合成繊維がレーヨン繊維を含む、請求項11に記載の方法。
  16. 合成繊維がナイロン繊維を含む、請求項11に記載の方法。
  17. 繊維が約0.5mm〜約4mmの平均長を有する、請求項5に記載の方法。
  18. 繊維が約1.5mm〜約2.5mmの平均長を有する、請求項17に記載の方法。
  19. 繊維を含むマスカラ組成物が、水に可溶性か又は分散性である第1の粘着性皮膜形成剤と、オイルに可溶性である第2の粘着性皮膜形成剤とを含有する、請求項5に記載の方法。
  20. 第1の粘着性皮膜形成剤が、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ビニルピロリドン/アクリレート/メタクリル酸ラウリルコポリマー、アクリレート/C1−2スクシネート/ヒドロキシアクリレートコポリマー、PVP/DMAPAアクリレートコポリマー、酢酸フタル酸セルロース水性分散液、又は架橋ポリ(アクリル酸2−エチルヘキシル)を含む、請求項19に記載の方法。
  21. 第2の粘着性皮膜形成剤が、水添イソブテン、アジピン酸/ジエチレングリコール/グリセリン架橋ポリマー、ポリエチレン又はポリビニルラウレートを含む、請求項19に記載の方法。
  22. 第2の粘着性皮膜形成剤が水添イソブテンを含む、請求項21に記載の方法。
  23. a)ウォッシャブルマスカラ組成物を収容する第1リザーバと、
    b)ウォータープルーフマスカラ組成物を収容する第2リザーバと、
    c)各マスカラ組成物を塗布するための第1及び第2塗布部材を有する少なくとも一の塗布具と、
    を具備するマスカラ製品又はシステム。
  24. 前記第1及び第2リザーバが一体である、請求項23に記載のマスカラ製品。
  25. 2つの塗布具を具備し、第1の塗布具が前記第1の塗布部材を、第2の塗布具が前記第2の塗布部材を有する、請求項23に記載のマスカラ製品。
  26. 使用者による取り扱いのため、及び前記リザーバを閉じるための把持部材を有する1つの塗布具を備える、請求項23に記載のマスカラ製品。
  27. 第1及び第2塗布部材がブラシである、請求項23に記載のマスカラ製品。
  28. 第1塗布部材と第2塗布部材が異なっている、請求項23に記載のマスカラ製品。
  29. ウォッシャブルマスカラ組成物及びウォータープルーフマスカラ組成物を使用するための説明をさらに含む、請求項23に記載のマスカラ製品。
  30. ウォッシャブルマスカラ及びウォータープルーフマスカラの一方又は両方が、レシチン、両性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を含有する、請求項23に記載のマスカラ製品。
  31. ウォッシャブルマスカラ及びウォータープルーフマスカラの一方又は両方が、繊維を含有する、請求項23に記載のマスカラ製品。
  32. a)ウォッシャブルマスカラ組成物を収容する第1リザーバと、
    b)ウォータープルーフマスカラ組成物を収容する第2リザーバと、
    c)各マスカラ組成物を塗布するための第1及び第2塗布部材を備えた少なくとも一の塗布具と
    を具備するマスカラ製品又はシステムを含むパッケージ。
  33. ブリスターパックの形態である、請求項32に記載のパッケージ。
  34. 前記第1及び第2リザーバが一体となっている、請求項32に記載のパッケージ。
  35. 2つの塗布具を備え、第1の塗布具が前記第1の塗布部材を、第2の塗布具が前記第2の塗布部材を有する、請求項32に記載のパッケージ。
  36. 取り扱いのため、及び前記リザーバを閉じるための把持部材を有する1つの塗布具を備えた、請求項32に記載のパッケージ。
  37. 第1及び第2塗布部材はブラシである、請求項32に記載のパッケージ。
  38. 第1塗布部材と第2塗布部材が異なっている、請求項32に記載のパッケージ。
  39. 前記ウォッシャブルマスカラ組成物及びウォータープルーフマスカラ組成物を使用するための説明をさらに含む、請求項32に記載のパッケージ。
  40. ウォッシャブルマスカラ及びウォータープルーフマスカラの一方又は両方が、レシチン、両性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を含む、請求項32に記載のパッケージ。
  41. ウォッシャブルマスカラ組成物及びウォータープルーフマスカラ組成物の一方又は両方が繊維を含む、請求項32に記載のパッケージ。
JP2004273181A 2003-09-19 2004-09-21 2段階式マスカラ Pending JP2005089470A (ja)

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