JP2005089037A - バッテリフォークリフト - Google Patents

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Abstract

【課題】 油圧シリンダへ作動油を供給する油圧回路の配管長さを短縮し、又、車体に収納される制御装置を効率よく冷却できるようにする。
【解決手段】 機器室10に、縦置きで配される走行用モータ23と、作動油を貯溜するオイルタンク26と、該オイルタンク26から作動油を吸入し、加圧して吐出するポンプ27と、該ポンプ27を駆動する、縦置きで配される荷役用モータ28と、オイルタンク26及びポンプ27と、荷役装置3に備えられる油圧シリンダとの間で作動油の給排を制御するコントロールバルブ29とが備えられ、走行用モータ23と荷役用モータ28とが左右に並べて配置されると共に、該両モータ23,28と、バッテリ室8と機器室10とを前後に仕切る前後仕切部材9と、の間にコントロールバルブ29が配置される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、油圧シリンダにて作動する荷役装置を備えるバッテリフォークリフトに関する。
従来、バッテリフォークリフトとしては、例えば後掲する特許文献1ないし特許文献3に示すように、車体の前部に油圧シリンダにて作動する荷役装置が支持されると共に、車体にバッテリを収容するバッテリ室と、運転台とが前後に並べて設けられ、更に、車体の運転台と同じ側に設けられた機器室に、走行装置や油圧装置など各種機器が収納が配置されたものがある。この種のバッテリフォークリフトでは、バッテリ室の上方に制御装置を収容する制御室が設けられ、この制御室に上方へ突出して荷役装置を操作するための操作レバーを備える操作装置が設けられる。
尚、フォークリフトにおいて、荷役装置を操作する操作装置は操作レバーに限らず、例えば下記特許文献4に記載されているように、座席の横にスイッチなどの操作部と表示部とからなる操作装置が設けられることもある。
特開平9−124291号公報 特開平8−81192号公報 特開2003−54889号公報 実開昭57−8146号公報
ところで、荷役装置の油圧シリンダに作動油を給排するために、車体にはコントロールバルブやポンプが搭載されるが、これらコントロールバルブとポンプとが大きく離れていると、これらを接続する配管長さが長くなり、配管損失が大きくなるという問題がある。そこで、上記特許文献3に記載されているように、機器室にポンプとコントロールバルブとを配置すると、ポンプとコントロールバルブとの間の配管長さを短くし配管損失を小さくすることができるが、上記特許文献3に記載の技術ではオイルタンクを車体フレームの前部に設けているため、全体としての配管長さはさほど短縮されないという問題が残されている。
又、バッテリ室の上方で車体の前部にコントロールバルブと制御装置とを並べて設置すると、制御装置を効率良く冷却するために外部から導かれる空気がコントロールバルブにより妨げられないようにする必要があるが、しかし、例えば上記特許文献4に記載されているように、空気の流れの向きが途中で大きく変わると損失が生じるため、例えば左右方向に直線的に通気路を設けることが好ましい。そこで、上記特許文献3に記載されているように、コントロールバルブと制御装置と別々に配置すると、車体を左右方向に横切るように通気路を設けることが可能であるが、こうすると通気路の長さが非常に長くなりこれによって損失が生じるので、より高効率で冷却を行うには不向きである。更に、上記特許文献3に記載されているように、制御装置の直上に操作装置を設けると、操作装置が、制御装置の発熱の影響を受けやすいという問題もある。
そこで本発明は、バッテリフォークリフトにおいて、従来よりも一層配管長さを短縮することを第1の目的とし、又、制御装置がより効果的に冷却されるようにすることを第2の目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、走行可能な車体の前方に油圧シリンダにて作動する荷役装置が支持されると共に、車体の前部にバッテリを収容するバッテリ室が設けられ、該バッテリ室と前後仕切部材を隔てて車体の後部に各種機器を収容する機器室が設けられるバッテリフォークリフトにおいて、上記機器室に、縦置きで配される走行用モータと、作動油を貯溜するオイルタンクと、該オイルタンクから作動油を吸入し、加圧して吐出するポンプと、該ポンプを駆動する、縦置きで配される荷役用モータと、上記オイルタンク及び上記ポンプと、上記油圧シリンダとの間で作動油の給排を制御するコントロールバルブとが備えられ、上記走行用モータと上記荷役用モータとが左右に並べて配置されると共に、該両モータと上記前後仕切部材との間に上記コントロールバルブが配置される構成としている。
上記の構成に加え、走行用モータに制動をかけるブレーキシステムとして、車体に設けられるブレーキペダルの操作量を検出装置により検出し、その検出結果に応じて検出装置と電気的に接続された電動ブレーキ装置にて走行用モータに制動をかける、いわゆるブレーキバイワイヤ方式のブレーキシステムを採用すると、ブレーキペダルとブレーキ装置との間に、これらを連動させる配管などの機械的連動機構を設ける必要がないので、機器室に利用可能なスペースを確保することができ、コントロールバルブなどを設置し易くして本発明を容易に実施することができるようにすることができる。又、走行用モータによって駆動される車輪が操舵輪を兼ねており、この操舵輪を水平旋回させて操舵する操舵装置が機器室に設けられる場合には、ステアリングシステムとして、車体に設けられる操舵ハンドルの操作量を検出装置により検出し、その検出結果に応じて検出装置と電気的に接続された電動アクチュエータ(例えば操舵用モータ)を備える操舵装置により操舵輪を操舵する、いわゆるステアバイワイヤ方式のステアリングシステムを採用すると、操舵ハンドルと操舵装置との間に、これらを連動させるリンクなどの機械的連動機構を設ける必要がないので、上記と同様に、機器室に利用可能なスペースを確保することができ、本発明を容易に実施することができるようにすることができる。
このような本発明によれば、機器室にコントロールバルブが配置され、コントロールバルブがポンプやオイルタンクの近傍に位置するので、これらの間の配管長さを短くでき、配管損失を減少させることができる。又、コントロールバルブが、左右に並べて配置される走行用モータ及び荷役用モータと、前後仕切部材との間に配されることにより、コントロールバルブを無理なく機器室に収納することができる。尚、本発明におけるモータを縦置きで配するとは、モータの回転軸の向きが鉛直又は略鉛直となるようモータを配置するということである。
さて、本発明において、オイルタンクを、その上部が荷役用モータと前後仕切部材との間で立設されると共に、その下部が荷役用モータの下方にまで延設されるように構成すると、荷役用モータと前後に並ぶように配されるオイルタンクの上部を、前後及び左右に幅狭に形成しても、オイルタンクの下部にて必要とされるオイルタンクの容量を確保できるので、作動油の量を減らすことなく、荷役用モータとオイルタンクとをより接近させて配置することができる。
又、本発明において、バッテリ室と上下仕切部材を隔てて該バッテリ室の上方に制御装置を収納する制御室が設けられると共に、該制御室を含め車体の上部を覆うカバーが設けられており、制御室が、車体の左右いずれか一方に偏倚して設けられ、カバーが、該制御室を覆う部分を他の部分よりも上方へ隆起させて形成される構成とすることができる。
これによれば、カバーにて制御装置を保護することができる上、機器室にコントロールバルブが配置されることにより制御室の制御装置を冷却する際にコントロールバルブが冷却の妨げとなることがないので、より適切に制御装置の冷却を行うことができる。又、カバーの隆起部分にて区画される制御室は、車体の左右幅に比べ左右方向に小さく形成されるので、制御室を左右に横切るよう通風を行い制御装置を冷却する場合に、通風路の長さを格段に短くすることができ、流路抵抗を小さくして冷却効率を高めることができる。尚、制御室が、左右いずれか一方に偏倚して設けられることから、車体の、バッテリ室の上方で制御室が設けられている側とは反対側がフリースペースとなるので、この部分を制御装置の冷却などに支障を来たさない範囲で有効に利用することができる。
本発明においては、制御室の上部から該制御室が偏倚している側とは反対側へ向けて、コントロールバルブと電気的に接続された操作具を備える操作装置が延設される構成とすることができ、このように構成すれば、制御室に設けられる制御装置が発熱し、その熱が上方へ伝わるとしても、制御装置の直上に操作装置が位置していないことから、操作装置に及ぶ影響をほとんど無くすことができる。尚、操作装置にはコントロールバルブを操作する操作具の他にも、スイッチやレバーなどを設けてもよく、又、走行速度やバッテリ残量など当該フォークリフトの稼動状況を表示する表示装置を設けても構わない。
又、本発明においては、制御装置に該制御装置の冷却をなすヒートシンクが設けられる一方、上記操作装置よりも下方で、上記カバーの上記制御室を覆う部分の左右両側面に、上記制御室と外部とを連通させる貫通孔がそれぞれ形成され、上記ヒートシンクと上記両貫通孔との間に、通気用のダクトが設けられる構成とすることができ、このように構成すれば、貫通孔を通して外部から制御室へ導入される空気を確実にヒートシンクへと導き、又、ヒートシンクにて熱を帯びた空気を確実に貫通孔を通して外部へ放出させることができるので、効果的にヒートシンク、延いては制御装置を冷却することができる。
以上に説明したように、本発明によれば、オイルタンク、ポンプ、及びコントロールバルブを機器室に無理なく配置でき、これらを接続する油圧配管の配管長さをすこぶる短くすることができる。又、コントロールバルブと制御装置とが別々に配置されることにより、コントロールバルブに妨げられることなく、効率的に制御装置を冷却することができるようになる。
図1に示すように、本実施の形態に係るリーチ型バッテリフォークリフトは、車体フレーム1の前端から前方に向けて左右のリーチレッグ2が突設されており、これらリーチレッグ2に沿って前後方向へ移動可能に荷役装置3が支持されている。荷役装置3には、昇降用のリフトシリンダ4、及び図示しないフォークの傾動用のティルトシリンダ並びにフォークの左右移動用のサイドシフトシリンダが設けられ、又、荷役装置3と車体フレーム1とにわたっては荷役装置3の前後移動用のリーチシリンダが設けられており、これらのシリンダに車体側から作動油が給排されて、昇降、傾動、左右移動、及び前後移動がなされる。更に、各リーチレッグ2の前端部には、それぞれロード輪5が支持されると共に、車体フレーム1の後部の左右方向略中央にはドライブ輪6が支持されており、これらロード輪5及びドライブ輪6にて当該フォークリフトは走行する。
図2と図3とに示すように、車体フレーム1の前部の下方位置には、当該フォークリフトの駆動源としてのバッテリ7が収納されるバッテリ室8が設けられ、仕切板9を隔てて車体フレーム1の右後部には、後述する各種機器が収納される機器室10が設けられ、又、車体フレーム1の後部には、運転者が搭乗するための運転台が設けられている。バッテリ室8は、前方に向けて開口されており、その後方が仕切板9にて区画され、その上方が仕切板11にて区画され、その下方が車体フレーム1の底部をなすボトムプレート12にて区画され、その左右両側方がそれぞれ車体フレーム1の外郭をなす左サイドプレート13及び右サイドプレート14にて区画されている。機器室10は、その前方が仕切板9にて区画され、その下方がボトムプレート12にて区画され、その右側方が右サイドプレート14にて区画されている。更に、機器室10の左側方、後方、及び上方を覆うように開閉式のボンネット15が設けられ、ボンネット15上に車体左側に向けて座席16が設けられる。
図1ないし図3に示すように、運転台は、ボンネット15上に設けられる座席16と、この座席16に着座した運転者の足が置かれるフロア17と、座席16への乗降に用いられるステップ18とを備え、車体フレーム1の座席16と対向する位置には、回転可能に支持されるノブ付のホイールと、このホイールの回転を検出するセンサとを備える操舵ハンドル19が設けられ、又、操舵ハンドル19の下方のフロア17には、踏み込み量を検出するセンサが付設されたアクセルペダル20及びブレーキペダル21が設けられている。
機器室10の下方には、図2と図3とに示すように、車体フレーム1の左右方向略中央の位置にドライブ輪6が設けられているが、このドライブ輪6は、複数のギヤからなる駆動機構22に水平軸心周りに回転可能に支持され、又、駆動機構22の上部には、後述する制御装置30にて制御される走行用モータ23が縦置きで接続されている。そして、アクセルペダル20が踏み込まれると、後述する操作パネル35に設けられたディレクショナルスイッチにより選択された方向へ走行するよう走行用モータ23が回転制御され、その回転が駆動機構22を介してドライブ輪6へ伝達されるようになっている。又、図2に示すように、駆動機構22は、操舵機構24を介して縦軸心周りに水平旋回可能に車体フレーム1に支持されており、駆動機構22が旋回することでドライブ輪6もこれと一体となって旋回し、その向きが変えられる。すなわち、ドライブ輪6は、操舵輪を兼ねたものとされている。更に、走行用モータ23の上部には、ブレーキペダル21に設けられたセンサと後述する制御装置30を介して電気的に接続された電磁ブレーキ25が配置され、ブレーキペダル21が踏み込まれると、この電磁ブレーキ25により走行用モータ23に制動をかけるようにしている。尚、図示はしないが、操舵機構24には、この操舵機構24を作動させる操舵用モータが接続されており、この操舵用モータは、操舵ハンドル19に設けられたセンサと制御装置30を介して電気的に接続され、操舵ハンドル19のホイールの回転操作に応じて回転し、操舵機構24を作動させる。
又、図2と図3とに示すように、機器室10には、作動油を貯留するオイルタンク26と、このオイルタンク26から作動油を吸引し、所定の圧力で吐出するポンプ27と、このポンプ27を駆動する荷役用モータ28と、荷役装置3に設けられた油圧シリンダへの作動油の給排を制御するコントロールバルブ29が配置される。荷役用モータ28は、走行用モータ23の右側に、走行用モータ23と並べて縦置きで配置され、この荷役用モータ28の下部にポンプ27が接続されている。コントロールバルブ29は、後述する制御装置30にて制御される電磁弁からなり、左右に並べて配置された走行用モータ23及び荷役用モータ28と、仕切板9との間に配され、左右方向について両モータ23,28の中間よりも幾分右寄り、つまり荷役用モータ28寄りの位置で仕切板9に取り付けられている。オイルタンク26は、仕切板9及び右サイドプレート14に接近させて配置されており、その上部が荷役用モータ28と仕切板9との間で立設されると共に、その下部が荷役用モータ28の下方、つまりポンプ27の下方位置に延設された形状となっている。尚、オイルタンク26をこのような形状とすることで、オイルタンク26の上部を、前後及び左右に幅狭に形成しても、オイルタンク26の下部にて必要とされるオイルタンク26の容量を確保できるので、作動油の量を減らすことなく、荷役用モータ28とオイルタンク26とをより接近させて配置することができる。
図5に示すように、バッテリ室8の上方の車体右寄りの位置には、制御装置30が収納される制御室31が設けられており、この制御室31を含め車体フレーム1の上部を覆うようにトップカバー32が設けられている。トップカバー32の制御室31を覆う部分は、制御装置30よりも幾分高く形成されており、これに連なる制御室31の左側で車体フレームを覆う部分及び座席と対向する位置で車体フレームを覆う部分よりも隆起させた形状となされている。又、トップカバー32の制御室31を覆う部分の左右両側面には、それぞれ制御室31と外部とを連通させる複数のスリット状の貫通孔が形成されており、ここでは、左側面に形成された貫通孔が吸気孔33とされ、右側面に形成された貫通孔が排気孔34とされている。
更に、トップカバー32の制御室31を覆う部分の左上部から左方に向けて、荷役装置3の操作などを行うための操作パネル35が突設されている。操作パネル35の上面には、図4に示すように、荷役装置3のリフト操作をするためのリフト用フィンガー操作レバー、荷役装置3のティルト操作をするためのティルト用フィンガー操作レバー、荷役装置3のリーチ操作をするためのリーチ用フィンガー操作レバー、及び荷役装置3のサイドシフト操作をするためのサイドシフト用フィンガー操作レバーが、それぞれ左右方向へ傾倒可能に立設され、各フィンガー操作レバーには傾倒角度を検出するセンサが付設されている。又、操作パネル35の上面には、当該フォークリフトの走行を前進か後進かに切り替えるためのディレクショナルスイッチ、非常停止用の操作スイッチ、表示装置が設けられている。各フィンガー操作レバーに設けられたセンサは、制御装置30を介してコントロールバルブ29と電気的に接続されており、その他のスイッチや表示装置も制御装置30に接続されている。尚、図5に示すように、操作パネル35は幾分左上方に向けて傾斜させて設けられると共に、操作パネル35の下面を吸気孔33よりも上方に位置させてあり、操作パネル35によって吸気孔33から制御室31への空気の流入が妨げられることがないようになされている。
又、トップカバー32の、制御室31を覆う部分の左側には、伝票などの物品を収納するトレイ36を凹設してあり、操作パネル35は、このトレイ36の右上方にオーバラップするように設けられている。そのため、操作パネル35とトレイ36との間が大きく開放されており、又、操作パネル35よりも左側も開放されているので、トレイ36への物品の出し入れを容易に行うことができると共に、座席16に搭乗した運転者はこの開放部から荷役装置3側を見通すことが可能である。
制御室31には、左右方向について制御室31の略中央位置に制御装置30が配設され、制御装置30と吸気孔33及び排気孔34との間には、それぞれダクト37,38が設けられている。ここで、制御装置30の左側に位置するダクト37には、左方から右方へと送風する、つまり外部から制御室31へと空気を吸入するファン39が内蔵されているため、ダクト37は吸気ダクト、ダクト38は排気ダクトである。又、図2に示すように、制御装置30と、吸気孔33及び排気孔34と、吸気ダクト37及び排気ダクト38とは、平面視において左右方向に一直線状に配置されている。
制御装置30は、図2に示すように、ベース部材40と、これに支持させた制御素子などの電気部品41とを備えており、ベース部材40には、放熱用のヒートシンク42が一体的に設けられている。ヒートシンク42は、ベース部材40の下面から下方に突出させた、左右に延びる多数のフィンを備え、吸気ダクト37は、吸気孔33の近傍からヒートシンク42の左端近傍まで延設され、排気ダクト38は、排気孔34の近傍からヒートシンク42の右端近傍まで延設されている。これにより、吸気孔33からファン39にて吸入された外気が吸気ダクト37を通してヒートシンク42へと導かれ、ヒートシンク42から熱を奪いながら各フィンの間を通して左から右へと流れた後、排気ダクト38を通して排気孔34へと導かれ、排気孔34から排出されるようになっている。
以上のように、この実施の形態によれば、機器室10に設けられる、走行用モータ23や、操舵用モータ、電磁ブレーキ25といった各装置がこれらを操作する各操作具と電気的に接続されているので、各操作具と各操作具との間にリンク機構など機械的な接続手段を設ける必要がなく、機器室10に利用可能なスペースを確保して、コントロールバルブ29やオイルタンク26、ポンプ27を機器室10に集中して配置することができ、しかも、コントロールバルブ29をオイルタンク26及びポンプ27の近傍に配置することにより、コントロールバルブ29とオイルタンク26及びポンプ27との間の配管長さを短縮し、配管損失を減少させることができる。又、制御室31における吸気孔33から排気孔34までの通風路が、車体フレーム1の左右幅(左サイドプレート13から右サイドプレート14までの幅)よりも短く、しかも、左右方向へ一直線状となっているので、外気の導入及び排出にかかる損失を減少させて、制御装置30を効率よく冷却することができる。
更に、この実施の形態によれば、操作パネル35に制御装置30からの熱が伝わることを防止でき、又、トップカバー32の、制御室31を覆う部分の左側にトレイ36を設けてあることで、制御室31の左側のスペースを有効に利用できる。加えて、運転者は、制御室31の左側の開放部から荷役装置3側を見通すことができるので、より広い運転視界を確保することができる。
本発明の斜視図である。 本発明の背面図である。 本発明の平面図である。 本発明の要部の断面図である。 図4のA−A断面図である。
符号の説明
1 車体フレーム
3 荷役装置
4 リフトシリンダ
8 バッテリ室
9 仕切板
10 機器室
11 仕切板
23 走行用モータ
25 電磁ブレーキ
26 オイルタンク
27 ポンプ
28 荷役用モータ
29 コントロールバルブ
30 制御装置
31 制御室
32 トップカバー
33 吸気孔
34 排気孔
35 操作パネル
37 吸気ダクト
38 排気ダクト
42 ヒートシンク

Claims (5)

  1. 走行可能な車体の前方に油圧シリンダにて作動する荷役装置が支持されると共に、車体の前部にバッテリを収容するバッテリ室が設けられ、該バッテリ室と前後仕切部材を隔てて車体の後部に各種機器を収容する機器室が設けられるバッテリフォークリフトにおいて、
    上記機器室に、縦置きで配される走行用モータと、作動油を貯溜するオイルタンクと、該オイルタンクから作動油を吸入し、加圧して吐出するポンプと、該ポンプを駆動する、縦置きで配される荷役用モータと、上記オイルタンク及び上記ポンプと、上記油圧シリンダとの間で作動油の給排を制御するコントロールバルブとが備えられ、
    上記走行用モータと上記荷役用モータとが左右に並べて配置されると共に、該両モータと上記前後仕切部材との間に上記コントロールバルブが配置されることを特徴とするバッテリフォークリフト。
  2. 上記オイルタンクは、その上部が上記荷役用モータと上記前後仕切部材との間で立設されると共に、その下部が上記荷役用モータの下方にまで延設されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリフォークリフト。
  3. 上記バッテリ室と上下仕切部材を隔てて該バッテリ室の上方に制御装置を収納する制御室が設けられると共に、該制御室を含め車体の上部を覆うカバーが設けられており、
    上記制御室が、車体の左右いずれか一方に偏倚して設けられ、上記カバーが、該制御室を覆う部分を他の部分よりも上方へ隆起させて形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバッテリフォークリフト。
  4. 上記制御室の上部から該制御室が偏倚している側とは反対側へ向けて、上記コントロールバルブと電気的に接続された操作具を備える操作装置が延設されることを特徴とする請求項3に記載のバッテリフォークリフト。
  5. 上記制御装置に該制御装置の冷却をなすヒートシンクが設けられる一方、上記操作装置よりも下方で、上記カバーの上記制御室を覆う部分の左右両側面に、上記制御室と外部とを連通させる貫通孔がそれぞれ形成され、
    上記ヒートシンクと上記両貫通孔との間に、通気用のダクトが設けられることを特徴とする請求項4に記載のバッテリフォークリフト。
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CN114455515A (zh) * 2020-11-10 2022-05-10 上海擎日智能技术有限公司 一种用于货架盒的自动上下取放机

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