JP2005089016A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005089016A
JP2005089016A JP2003320730A JP2003320730A JP2005089016A JP 2005089016 A JP2005089016 A JP 2005089016A JP 2003320730 A JP2003320730 A JP 2003320730A JP 2003320730 A JP2003320730 A JP 2003320730A JP 2005089016 A JP2005089016 A JP 2005089016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
tray
reading
conveyance path
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003320730A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Minamino
茂夫 南野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2003320730A priority Critical patent/JP2005089016A/ja
Publication of JP2005089016A publication Critical patent/JP2005089016A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】読取済原稿をページ順に揃えられた状態で排出堆積するようになし、且つ未読取原稿、スイッチバック原稿及び読取済原稿の峻別をつき易くした、両面読取可能な原稿読取装置における原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】下向きに堆積載置された原稿Dを下層より繰出す繰出手段4aを備えた原稿供給トレイ4と、画像を下方より読取る読取部Pを経て原稿を搬送する略横向きの第1搬送路6と、該第1搬送路の延長上に連設された片面排出トレイ10と、第1搬送路6ら上向きに分岐し、途中搬送原稿の反転部14を経て第1搬送路6に合流する第2搬送路11と、上記第2搬送路11から分岐し、原稿供給トレイ4側に湾曲するよう形成された第3搬送路16と、該第3搬送路16の延長上に連設されて上記反転部14の上方に位置する両面排出トレイ18とよりなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿を搬送させながら、搬送路の途中に配設された読取部において原稿画像を読取る所謂シートスルータイプの読取装置における原稿搬送装置に関し、更に詳しくは、原稿の両面画像をも読取が可能なように構成された原稿搬送装置に関する。
上記シートスルータイプの読取装置は、読取部のプラテンガラスの下方に読取スキャナを静止させておき、自動原稿送り装置(ADF)により原稿をプラテンガラスに連続給送させながら、その画像を読取るものである。一方、シート固定タイプの読取装置は、ADFからの原稿を搬送ベルトにより平板式読取装置(フラットベットスキャナ、略称FBS)のプラテンガラス上に送り、一旦静止させ、プラテンガラスの下をスキャナを移動させることによって画像の読取を行うものである。シート固定タイプの読取装置は、原稿を1枚ずつプラテンガラス上に送り、静止させた上で読取を行うものであるから、両面原稿の読取を行う場合には、その処理時間がかかり、処理スピードに限界があることから、上記シートスルータイプでの両面読取の試みがなされるようになった。このような、シートスルータイプの原稿読取装置において、両面原稿の読取が可能なように構成された原稿搬送装置の例として、特許文献1或いは特許文献2に開示されたものが挙げられる。
特許第3007858号公報 特開平11−314855号公報
上記特許文献1に開示された両面原稿送り装置は、原稿供給トレイから走査面(読取部)を経て排出トレイに至る複数の原稿搬送路及び反転搬送路を備え、片面読取した原稿も、両面読取した原稿も、同一の排出トレイにページ順に排出されるよう構成されている。そして、原稿供給トレイには、原稿束を第1ページが下向きになるよう堆積載置し、給紙搬送時には最上層原稿(最終原稿)から繰出し、両面原稿の場合は、各原稿の第2面(裏面)及び第1面(表面)の順に読取り、排出トレイには最終原稿から逐次各原稿の第1面が上向きになるよう排出堆積していく。その結果、排出トレイには、原稿がページ順に揃えられて排出堆積される。しかし、最終原稿から繰り出され搬送されるようになされているので、例えば、途中で原稿ジャムが発生し、装置が既に繰り出された原稿の一部ページを給紙トレイに戻すよう操作者に指示する場合、その指示ページ数と実際のページ数とが合わず、操作者が戸惑いを感じることがある。このような事例は、FAX送信において、送信上の何らかのエラーが発生し、一部原稿が送信できなかった為に、操作者に当該一部原稿の再送信を促す場合にも起こる。
また、特許文献2には、次のように構成された原稿送り装置が開示されている。即ち、給紙(原稿)トレイ上に原稿束を第1ページが下向きになるよう堆積載置し、最下層の原稿から繰り出し搬送して、読取位置で第1面の読取を行い、湾曲した搬送路を搬送しスイッチバック部で原稿のスイッチバックを行う。スイッチバックの後、原稿を再度搬送し、片面原稿の場合は読取位置で読取走査させずに通過させ、また両面原稿の場合は読取位置で第2面の読取を行った後、上記湾曲した搬送路を搬送させ、排出トレイを兼ねる原稿トレイ上に原稿を排出堆積させる。この場合、排出トレイを兼ねる原稿トレイ上には、読取後の原稿がページ順に揃えられた状態で下向きに排出堆積されるから、改めてページ揃えをする必要がなく、しかも原稿トレイ上からはページ順に繰出し搬送されるから、上記のようなジャム時等における問題は生じない。しかし、原稿トレイが排出トレイを兼ねるから、原稿トレイには、未読取原稿と読取済原稿とを識別する為の手段を必要とし、更には、この原稿トレイ上の排出原稿上にはスイッチバック原稿が一時的に滞留することになり、排出原稿とスイッチバック原稿との峻別がつきにくく、操作者の混乱を招くことも予想される。
本発明は、上記のような実情に鑑みなされたものであり、原稿トレイ上の原稿をページ順に繰出し搬送すると共に、排出トレイ上には読取済原稿をページ順に揃えられた状態で排出堆積するようになし、且つ未読取原稿、スイッチバック原稿及び読取済原稿の峻別をつき易くした、両面読取可能な原稿搬送装置を提供するものである。
本発明は、下向きに堆積載置された原稿を下層より繰出す繰出手段を備えた原稿供給トレイと、繰出された原稿の画像を下方より読取る読取部を経て原稿を略横向きに搬送する第1搬送路と、該第1搬送路の延長上に連設された片面排出トレイと、上記読取部と片面排出トレイとの間の第1搬送路から上向きに分岐し、途中搬送原稿の反転部を経て上記原稿供給トレイと読取部との間の第1搬送路に合流する第2搬送路と、上記第1搬送路との分岐部と上記反転部との間の第2搬送路から分岐し、原稿供給トレイ側に湾曲するよう形成された第3搬送路と、該第3搬送路の延長上に連設されて反転部の上方に位置する両面排出トレイとよりなることを特徴とする。
請求項2の発明は、上記原稿供給トレイにおける原稿供給口が、両面排出トレイへの排出口に対し、上記読取部から離れた位置に設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、上記原稿供給トレイが、プラテンガラス上に静止させた原稿を、該プラテンガラスの下面を往復移動するスキャナにより読取る平板式読取装置(FBS)における原稿押圧板の上面に略水平状態で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、原稿は、原稿供給トレイに下向きに堆積載置され、その下層より繰出されるから、ページ順に順次繰出されることになる。そして、片面読取の場合は、読取部においてその第1面(表面)の画像が下方より読取られた後、原稿は略横向きの第1搬送路を経てその延長上の片面排出トレイに排出されるから、片面排出トレイ上にはそのまま下向きページ順に排出堆積されることになる。また、両面読取の場合、上記同様その表面の画像が読取られた原稿は、第1搬送路から分岐する第2搬送路に導入され、反転部で反転された後再度第1搬送路に導入されて、読取部でその第2面(裏面)の画像が読取られる。このように第2面の画像が読取られた原稿は、第2搬送路を経て、その途中から分岐して原稿供給トレイ側に湾曲した第3搬送路に導入され、その延長上の両面排出トレイに排出堆積される。従って、この両面排出トレイにおいても、読取済原稿はその第1 面を下にしてページ順に堆積されることになる。
このように、各排出トレイには原稿がページ順に排出堆積されるから、改めてページ順を揃える必要がなく、また、原稿供給トレイからはページ順に繰出されるから、原稿ジャム時等における修復上の操作者の戸惑いも生じない。しかも、原稿供給トレイ、片面排出トレイ及び両面排出トレイは、夫々個別に設けられるから、未読取原稿及び読取済原稿の混同がなく、また両面排出トレイが反転部の上方に位置するから、反転部に一時的に滞留する原稿と読取済原稿との混同を生ずる懸念もない。
以下に本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。図1はファクシミリ装置や複写機、或いはファクシミリと複写の両機能を備えた所謂複合機における原稿搬送装置1の要部の縦断面図を示すものである。
図例の原稿搬送装置1は、シートものの原稿Dを1枚ずつ搬送しながら、その片面若しくは両面の画像を読み取って、それぞれデジタル信号として出力するための自動原稿送り装置(ADF)として構成されている。原稿搬送装置1は、後記するFBS部2における原稿押圧板(プラテンカバー)3の上面側辺部に装備され、該原稿押圧板3の上面には原稿供給トレイ4が略水平状態で設置されている。この原稿供給トレイ4の先側には、原稿繰出ローラ(繰出手段)4aが原稿供給トレイ4の板面上にやや突出するよう設けられており、その矢視方向への回転により、原稿供給トレイ4上に下向きに堆積載置された原稿束から最下層の原稿Dが順次繰出される。4bは原稿束のバタつきを防止する為のワイヤ等で形成された原稿押えである。また、4cは原稿供給トレイ4上の原稿の有無を検出する原稿有無センサである。
上記原稿供給トレイ4の原稿供給口4dには、上下にリタードローラ5a及び分離ローラ5が対設され、夫々が矢視方向に回転することにより、原稿繰出ローラ4aから複数枚の原稿が重送状態で繰出されても、上層部の原稿が押し戻され、下層の1枚だけが分離給送されるようになされている。このような原稿の分離給送手段としては、図例のような分離ローラ5とリタードローラ5aによるものに限らず、分離ローラとこれに弾接する分離パッドによるものも採用可能であることは言うまでもない。
上記分離ローラ5及びリタードローラ5aの排出側には、やや下向きに湾曲する略横方向の第1搬送路6が形成され、該第1搬送路6の湾曲底部に読取ポイント(読取部)Pが配置されている。この読取ポイントPを挟んで上下流側には、レジストローラ7及び第1搬送ローラ8が設けられ、これらローラ7、8に夫々対設されたプレッシャーローラ7a、8aとにより、原稿をニップして搬送するよう構成されている。レジストローラ7の上流側近傍の第1搬送路6には、レジストセンサ(リードセンサ)7bが設置され、該レジストセンサ7bは、搬送される原稿を検出し、レジストローラ7のオン・オフ制御或いは後記する読取走査装置の制御の為の検出情報を出力すると共に、原稿サイズ情報をも出力するよう構成される。
上記第1搬送路6の終端部には、第1排出ローラ9及びこれに対接するプレッシャーローラ9aが設けられ、更に、この排出側に片面排出トレイ10が略水平状態で連成されている。該片面排出トレイ10は、原稿供給トレイ4と同様、原稿押圧板3の上面に形成されている。第1搬送路6における第1搬送ローラ8及び排出ローラ9間の途中には、第2搬送路11への分岐部が配設され、この分岐部には図のように実線及び破線間で経路切換可能な第1ゲート11aが設けられている。このように分岐された第2搬送路11は、上方に湾曲し、上記分離ローラ5及びレジストローラ7間で第1搬送路6に合流して、第1搬送路6とによりループ状の搬送路を形成する。該第2搬送路11の途中には、第2搬送ローラ12及びプレッシャーローラ12a、第3搬送ローラ13及びプレッシャーローラ13a、反転部14並びに第4搬送ローラ15及びプレッシャーローラ15aが夫々配設されている。尚、片面排出トレイ10は、原稿押圧板3の上面に形成されるものとしたが、原稿押圧板3の上面ではなく、装置側方に突出するよう配置してよい。
上記反転部14は、第2搬送路11の引込み部11bに設けられたスイッチバックローラ14a及びプレッシャーローラ14bからなり、該引込み部11bの入口部には弾性体からなるマイラー11cが固着されている。このマイラー11cは、第3搬送ローラ13から搬送される原稿の推進力により、弾性変形してその通過を許容する一方、スイッチバックローラ14aによりスイッチバックする原稿が第3搬送ローラ13側に後退するのを阻止すると共に第4搬送ローラ15側に向かうようガイドするものである。上記マイラー11cの上流側近傍にはスイッチバックセンサ11dが設置され、一方、スイッチバックローラ14aは正逆回転可能とされており、第3搬送ローラ13からスイッチバックローラ14aに搬送される原稿の後端が、第3搬送ローラ13を外れ、その後端を該スイッチバックセンサ11dが検出すると、該後端がスイッチバックローラ14aの近傍に到達するまでの予め計測・設定された時間の経過後、スイッチバックローラ14aを停止させ、その後逆回転させるべく構成される。
上記第2搬送路11における第2搬送ローラ12及び第3搬送ローラ13間の途中には、上方に延び且つ原稿供給トレイ4側に湾曲する第3搬送路16への分岐部が配設され、この分岐部には図のように実線及び破線間で経路切換可能な第2ゲート16aが設けられている。そして、該第3搬送路16の終端部には、第2排出ローラ17及びこれに対接するプレッシャーローラ17aが設けられ、更に、この排出側に両面排出トレイ18が上向き傾斜状態で連成されている。19は上記原稿搬送装置を覆うカバーであって、原稿押圧板3に固設されている。
上記読取ポイントPにはプラテン20が配置され、原稿が該プラテン20上を通過する際、このプラテン20の下部に待機された読取走査装置21により原稿表面の画情報が逐次読み取られ、上記のようにデジタル信号として出力される。この読取走査装置21は、蛍光灯或いは冷陰極管からなる光源21aと、複数のミラー21b…と、集光レンズ21cと、CCD(電荷結合素子)21dとよりなり、これらがユニット化され、キャリッジ21e上に搭載されている。光源21aからの照射光は、プラテン20上の読取ポイントPを通過する原稿により反射され、その後4個のミラー21b…で反射を繰り返し、集光レンズ21cで集光され、CCD21dに入光する(1点鎖線の光路参照)。CCD21dでは、原稿の表面上に描かれた画情報が電気信号に変換され、デジタル信号として出力される。
図例の読取走査装置21は、フラットベッドスキャナ(FBS)にも兼用するよう構成されている。即ち、図示を一部省略したが、図1における破断部分の右側にはFBS部2が連成されている。上記キャリッジ21eは、図例ではADF原稿の読取位置に静止された状態を示すが、FBS原稿の読取時には、FBS部2内に移動し、FBS部2内をプラテンガラス22の下面に沿って往復移動し、この往復移動の間、プラテンガラス22上に載置された原稿の画情報が、読取走査装置21によって上記同様に読み取られる。原稿搬送装置1、原稿供給トレイ4、片面排出トレイ10及び両面排出トレイ18は原稿押圧板3上に形成され、紙面奥側をヒンジ部(不図示)として上下に開閉可能とされている。従って、FBS部2にて原稿読み取りを行う際は、この原稿押圧板3を開け、露見したプラテンガラス22上に原稿を載置することによりなされる。
次に、上記構成の原稿搬送装置を用いた原稿搬送動作について図を参照して説明する。図2〜図4は片面読取の際の原稿搬送動作を説明する図である。図2において、原稿供給トレイ4上に多数の原稿Dが下向きページ順に堆積載置され、操作者の装置操作パネル(不図示)上での片面読取(通常読取)であることのモード設定操作(通常は標準状態であるためモード切替操作が不要であることが多い)により、第1搬送路6における第1ゲート11aが第1排出ローラ9側に開放(第2搬送ローラ12側には閉止)される。尚、原稿供給トレイ4上の原稿Dは最初の2枚だけを明示し、その他の原稿Dについては簡略化して示してある。また、原稿に付された数字1は、1枚目原稿D1の第1面(表面)を、2はその第2面(裏面)を、また3は2枚目原稿D2の第1面(表面)を、4はその第2面(裏面)を夫々示す。
操作者により操作スイッチがオンされると、繰出しローラ4aから、第1排出ローラ9に至る第1搬送路6に沿った一連の搬送系が作動する。これに伴い、分離ローラ5及びリタードローラ5aにより上層原稿の重送が阻止された状態で、原稿供給トレイ4上の最下層の原稿D1が繰出・給送され、レジストローラ7によってレジストされて、読取ポイントPで第1面の原稿画像が読取られながら、搬送が連続的になされる。そして、原稿D1は、第1搬送ローラ8により搬送され、図3の1点鎖線で示すような第1搬送路6に沿った搬送パスラインを描き、第1排出ローラ9により片面排出トレイ10に排出される。この片面排出トレイ10に排出された原稿D1は、その第1面が下向きになるよう載置される。引続き、2枚目原稿D2が同様に繰出・給送され、その第1面の原稿画像が読取られ、図4に示すように片面排出トレイ10上の1枚目原稿D1の上に排出・堆積される。
上記のように、片面排出トレイ10上には、読取済の原稿が1枚目原稿D1からその第1面を下向きにして順次排出・堆積されていくから、全ての原稿の読取終了後、片面排出トレイ10上の原稿を改めてページ揃えする必要がない。また、原稿搬送の途中に原稿ジャムが発生し、ページを指定して一部原稿を原稿供給トレイ4に戻すよう指示があった場合に、その指示ページ数と実際のページ数との整合性が図られるから、操作者の戸惑いも生じない。尚、この片面読取に関与しない各ローラ等の搬送系については、図2〜図4において図1と同一の符号を付すに止め、その説明を割愛するが、これらは片面読取の際には原則作動しないような制御がなされるものである。
図5〜図7は両面読取の場合の原稿搬送動作を説明する図である。図5は、原稿供給トレイ4上に多数の原稿Dが下向きページ順に堆積載置され、且つ操作者によって両面読取であることのモード設定操作がなされた状態である。即ち、第1ゲート11aは第2搬送路11側に開放(片面排出ローラ10側には閉止)され、また、第2ゲート16aは第3搬送ローラ13側に開放(両面排出トレイ18側には閉止)された状態である。尚、原稿Dに関する明示の仕方については、上記と同様である。
操作者により操作スイッチがオンされると、繰出しローラ4aから、第4搬送ローラ15に至る第1搬送路6及び第2搬送路11に沿った一連の搬送系が作動する(スイッチバックローラ14aは正転)。これに伴い、分離ローラ5及びリタードローラ5aにより上層原稿の重送が阻止された状態で、原稿供給トレイ4上の最下層の原稿D1が繰出・給送され、レジストローラ7によってレジストされて、読取ポイントPで第1面の原稿画像が読取られながら、搬送が連続的になされる。そして、原稿D1は、第1搬送ローラ8、第2搬送ローラ12及び第3搬送ローラ13により搬送され、図6の1点鎖線で示すような第1搬送路6及び第2搬送路11に沿った搬送パスラインを描き、マイラー11cを弾性変形させてスイッチバックローラ14a及びプレッシャーローラ14b間に導入される。
原稿D1の後端がスイッチバックセンサ11dにより検出されると、上記所定時間後にスイッチバックローラ14aが停止し、図6に示すように、原稿D1はその後端部がスイッチバックローラ14a及びプレッシャーローラ14bにニップされた状態で一旦停止する。尚、図では反転部14で保持された原稿D1を便宜上直状に描いているが、実際にはその先側が自重で原稿供給トレイ4上に垂れ下がるようになることは言うまでもない。このように原稿D1が反転部14で一時的に滞留する間、その先側が原稿供給トレイ4上の未読取の原稿Dに触れるが、この間は原稿供給トレイ4上の原稿Dの繰出しがなされないから、原稿D1の先側がこれに追従して引っ張られるようなことはない。
その後、スイッチバックローラ14aが逆転し、原稿D1はその後端側から逆送されることになるが、マイラー11cが弾性復元して第2搬送ローラ13側の第2搬送路11を塞ぐから、該原稿D1はマイラー11cにガイドされるようにして第3搬送ローラ15側に給送され、更に、第1搬送路6との合流部を経て再度レジストローラ7及びプレッシャーローラ7a間に導入される。この時、レジストセンサ7bが原稿D1の先端を検出し、これにより第2ゲート16aが両面排出トレイ18側に開放(第3搬送ローラ13側には閉止)されると共に第2排出ローラ17が作動を開始する。斯くして、原稿D1は、その第2面を下にして読取ポイントP上を通過し、当該第2面の画像が読取られ、第1及び第2搬送ローラ8、12により引き続き搬送され、第1及び第2ゲート11a、16aを経て、図7に一点鎖線で示す搬送パスラインを描き、第2排出ローラ17により両面排出トレイ18上に排出される。
この両面排出トレイ18に排出された原稿D1は、その第1面が下向きになるよう載置される。引続き、2枚目原稿D2が上記同様に繰出・給送されてその第1面の原稿画像が読取られ、反転部14で反転された後第2面の原稿画像が読取られ、両面排出トレイ18上の1枚目原稿D1の上に排出・堆積される。このように、両面排出トレイ18上には、両面読取がされた原稿が1枚目原稿D1からその第1面を下向きにして順次排出・堆積されていくから、上記片面読取の場合と同様に、全ての原稿の読取終了後、両面排出トレイ18上の原稿を改めてページ揃えする必要がない。また、原稿搬送の途中に原稿ジャムが発生し、ページを指定して一部原稿を原稿供給トレイ4に戻すよう指示があった場合に、その指示ページ数と実際のページ数との整合性が図られるから、操作者の戸惑いも生じない。しかも、両面排出トレイ18が反転部14の上方に位置するから、読取済原稿とスイッチバックのため反転部に一時的に滞留する原稿との混同も生じない。
また、上記構成においては、原稿供給トレイ4と両面排出トレイ18とが上下関係で位置することになるが、原稿供給トレイ4における原稿供給口4dが、第3搬送路16からの両面排出トレイ18への排出口に対し、上記読取部Pから離れた位置に設けられているから、原稿供給口4d付近の空間が大きく確保されて原稿供給口4dが視認し易くなり、原稿供給トレイ4への原稿セット時のハンドリング性が向上する。しかも、両面排出トレイ18は上向き傾斜状態で設けられているから、原稿供給トレイ4との空間がより大きく確保され、原稿供給トレイ4への原稿のセット性が一層向上する。
更に、上記原稿供給トレイ4が、FBS部2における原稿押圧板3の上面に略水平状態で形成されているので、原稿押圧板3を覆うカバー自体の上面を原稿供給トレイ4とすることができ、装置のコンパクト化が図られると共に、原稿供給トレイ4への原稿のセット性が向上する。
原稿搬送装置と走査装置の要部を示す縦断面図である。 片面読取の場合の原稿搬送動作を説明する図であり、原稿がセットされ搬送スタンバイの状態を示す図である。 同1枚目原稿の搬送の状態を示す図である。 同2枚目原稿の搬送の状態を示す図である。 両面読取の場合の原稿搬送動作を説明する図であり、原稿がセットされ搬送スタンバイの状態を示す図である。 同1枚目原稿の搬送及び第1面の読取を行う状態を示す図である。 同1枚目原稿を反転搬送し第2面の読取を行い排出させる状態を示す図である。
符号の説明
1 原稿搬送装置
2 FBS部(平板式読取装置)
3 原稿押圧板
4 原稿供給トレイ
4a 繰出ローラ(繰出手段)
4d 原稿供給口
6 第1搬送路
10 片面排出トレイ
11 第2搬送路
16 第3搬送路
18 両面排出トレイ
21 読取走査装置(スキャナ)
22 プラテンガラス
P 読取ポイント(読取部)
D 原稿

Claims (3)

  1. 下向きに堆積載置された原稿を下層より繰出す繰出手段を備えた原稿供給トレイと、繰出された原稿の画像を下方より読取る読取部を経て原稿を略横向きに搬送する第1搬送路と、該第1搬送路の延長上に連設された片面排出トレイと、上記読取部と片面排出トレイとの間の第1搬送路から上向きに分岐し、途中搬送原稿の反転部を経て上記原稿供給トレイと読取部との間の第1搬送路に合流する第2搬送路と、上記第1搬送路との分岐部と上記反転部との間の第2搬送路から分岐し、原稿供給トレイ側に湾曲するよう形成された第3搬送路と、該第3搬送路の延長上に連設されて上記反転部の上方に位置する両面排出トレイとよりなることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 上記原稿供給トレイにおける原稿供給口が、両面排出トレイへの排出口に対し、上記読取部から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 上記原稿供給トレイが、プラテンガラス上に静止させた原稿を、該プラテンガラスの下面を往復移動するスキャナにより読取る平板式読取装置における原稿押圧板の上面に略水平状態で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿搬送装置。
JP2003320730A 2003-09-12 2003-09-12 原稿搬送装置 Pending JP2005089016A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003320730A JP2005089016A (ja) 2003-09-12 2003-09-12 原稿搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003320730A JP2005089016A (ja) 2003-09-12 2003-09-12 原稿搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005089016A true JP2005089016A (ja) 2005-04-07

Family

ID=34452599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003320730A Pending JP2005089016A (ja) 2003-09-12 2003-09-12 原稿搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005089016A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101534363B (zh) * 2008-03-12 2011-06-15 致伸科技股份有限公司 双面扫描装置及双面扫描的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101534363B (zh) * 2008-03-12 2011-06-15 致伸科技股份有限公司 双面扫描装置及双面扫描的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7533882B2 (en) Automatic document feeder
JP3676703B2 (ja) 原稿送り装置、及び画像読取装置
JP4161986B2 (ja) 自動原稿搬送装置及び画像読取装置
US20050248078A1 (en) Method of controlling sheet feeder apparatus
JP2006111443A (ja) 自動原稿搬送装置およびそれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置
JP3907852B2 (ja) 原稿搬送装置
JP4165541B2 (ja) 自動原稿搬送装置及び画像読取装置
JP2015126433A (ja) 画像読取装置、及び原稿搬送装置
JP4397919B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2006140902A (ja) 画像読取装置
JP2010095343A (ja) コピー機、このコピー機に使用される自動原稿搬送装置及び画像読取装置
JP3891162B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2005089016A (ja) 原稿搬送装置
JP4687350B2 (ja) 原稿搬送装置、画像読取装置
JPH1169087A (ja) 原稿読取装置
JP2010119080A (ja) 画像読取装置、この画像読取装置を備えるコピー機及びファクシミリ装置
JP4214877B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2010095364A (ja) 画像読取装置
JPH08310740A (ja) シートスルースキャナー両面原稿自動送り装置
JP4300943B2 (ja) 給紙装置
JP2005304064A (ja) 原稿読取装置
JP2000314991A (ja) 原稿送り装置
JP2004080171A (ja) 画像読取装置
JP3849677B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP2003319137A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060619

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20060703

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080710

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080902