JP2005088266A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給紙搬送部と副走査搬送部との間で被記録媒体にかかるバックテンションが変動することなどによって被記録媒体の副走査送り精度が低下して画像品質が低下する。
【解決手段】 副走査搬送部3の搬送ベルト31と押さえコロ36との間のニップ部と給紙部4の給紙搬送ローラ44との間の搬送路91中で、用紙5を撓ませてループを形成することで、副走査搬送部3で画像形成のために搬送される用紙5に対するバックテンションなどの影響を低減して副走査送り精度を高める。
【選択図】 図5

Description

本発明は画像形成装置に関し、液滴吐出ヘッドを備えて被記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の各種画像形成装置として用いられるインクジェット記録装置は、液体である記録液(インク)を微細なノズルから吐出させる液滴吐出ヘッドを搭載して画像を形成(記録)するものである。
ところで、インクジェット記録装置としては、キャリッジに液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド)を搭載し、キャリッジを主走査方向に移動させながら被記録媒体を副走査方向に搬送して画像を形成するシリアル型のもの、主走査幅の所謂ラインヘッドを備えて被記録媒体を副走査方向に搬送して画像を形成するライン型のものがある。
このようないずれの方式のインクジェット記録装置においても、液滴吐出ヘッドから吐出される液滴が被記録媒体上に着弾するときには被記録媒体は停止し、1ライン分(ヘッドの副走査方向幅)の記録が完了すると、被記録媒体を所定量搬送して、次のラインの記録を行うことを繰り返して画像を形成する。
従来のインクジェット記録装置にあっては、例えば図10に示すように、給紙トレイ502上の被記録媒体501を給紙コロ503で1枚ずつ分離して給紙し、給紙部搬送ローラ対504を介して搬送ローラ505と加圧コロ506との間に送り込み、搬送ローラ505によって被記録媒体501を記録ヘッド507に対向する位置で副走査方向に搬送しながら液滴を吐出して画像を形成し、排紙搬送ローラ508によって画像が形成された被記録媒体501を排紙方向に送り出すように構成される。
特開平8−110660号公報 特開2001−260341号公報
なお、従来の画像記録装置としては、画像記録手段で画像を形成した被記録媒体の物性に作用を及ぼせしめるプロセス手段とを備え、画像記録手段とプロセス手段との間に配置され、被記録媒体をループ状に撓ませるループ形成手段を有するものがある。
特開2000−203744号公報
液滴吐出ヘッドを用いる画像形成装置においては、液滴吐出ヘッドから吐出される液滴を被記録媒体上の所定の位置に正確に着弾させなければならないが、このとき、被記録媒体の副走査送りの搬送精度(送り量精度)が低下すると、所定の位置に液滴を着弾させることができなくなって、画像品質が低下することになる。
ところが、上述したような従来の画像形成装置における搬送機構にあっては、搬送ローラで被記録媒体を副走査送りするときに、被記録媒体に給紙コロが当接している状態、あるいは給紙部搬送ローラに挟持されている状態になり、このために、被記録媒体の副走査送りに対してローラなどの連れ回りによる負荷、ガイド板形状による被記録媒体自身による屈曲負荷によるバックテンションが掛かったり、あるいは、給紙部搬送ローラを抜けるときに被記録媒体の腰によって被記録媒体に対して送り方向の力が作用することがある。特に厚紙では屈曲負荷(ガイド板との摩擦負荷)の影響によるバックテンションが大きくなる。
そのため、搬送ローラを駆動する副走査モータを正確に駆動制御していても、被記録媒体に掛かるテンションが変動するため(外乱のため)に、被記録媒体の実際の送り量に誤差が生じ、その結果、画像品質が低下するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、被記録媒体の副走査送り精度を高めて画像品質を向上した画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、ノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを含む画像形成手段と、この画像形成手段に対向させて被記録媒体を副走査方向に搬送する副走査搬送手段と、この副走査搬送手段に対して給紙された被記録媒体を搬送する給紙搬送手段とを備え、副走査搬送手段と給紙搬送手段との間の搬送路中で被記録媒体を撓ませてループを形成する手段を備えている構成としたものである。
ここで、副走査搬送手段による被記録媒体の送り量に対して給紙搬送手段による被記録媒体の送り量を多くすることが好ましい。また、被記録媒体のループ量を検知する手段と、ループ量の検知結果に基づいて給紙搬送手段による被記録媒体の送り量を制御する手段とを備えることが好ましい。
また、被記録媒体の厚みに基づいて被記録媒体のループ量を設定することが好ましい。
さらに、被記録媒体の給紙を開始した初期の段階で被記録媒体に初期ループを形成した後、副走査搬送手段による被記録媒体の送りと給紙搬送手段による被記録媒体の送りとを同期させることが好ましい。
また、被記録媒体の後端部が給紙搬送手段の搬送ローラを抜けるときに被記録媒体のループ量が小さくなるように給紙搬送手段による被記録媒体の送り量を制御することが好ましい。
さらに、被記録媒体をループ状に撓ませる搬送路を形成するガイド部材が搬送路から退避する方向に揺動可能に設けられていることが好ましい。
これらの画像形成装置においては、給紙搬送手段の駆動源がステッピングモータであることが好ましく、また、画像を読み取る画像読取手段を備えていることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、副走査搬送手段と給紙搬送手段との間の搬送路中で被記録媒体を撓ませてループを形成する手段を備えているので、被記録媒体に掛かるバックテンション変動などの影響を低減することができ、副走査送り精度が高くなり、画像品質が向上する。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を示す概略構成図、図2は同装置の画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図、図3は同装置の副走査搬送部の説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1の内部(筺体内)に、画像を形成するための画像形成部(手段)2、副走査搬送部(手段)3等を有し、装置本体1の底部に設けた給紙部(手段)4から被記録媒体(以下「用紙」というが、紙に限定するものではない。)5を1枚ずつ給紙して、副走査搬送部3によって用紙5を画像形成部2に対向する位置で搬送しながら、画像形成部2によって用紙5に液滴を吐出して所要の画像を形成(記録)した後、排紙搬送部6を通じて装置本体1の上面に形成した排紙トレイ7上に用紙5を排紙する。
また、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、装置本体1の上部で排紙トレイ7の上方には画像を読み取るための画像読取部(スキャナ部)11を備えている。この画像読取部11は、照明光源13とミラー14とを含む走査光学系15と、ミラー16、17を含む走査光学系18とが移動して、コンタクトガラス12上に載置された原稿の画像の読み取りを行い、走査された原稿画像がレンズ19の後方に配置した画像読み取り素子20で画像信号として読み込まれ、読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理され、画像処理した印刷データを印刷することができる。なお、コンタクトガラス12上には原稿を押えるための圧板10を備えている。
さらに、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、外部のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの画像データを含む印刷データ等をケーブル或いはネットワークを介して受信可能であり、受信した印刷データを処理して印刷することができる。
ここで、この画像形成装置の画像形成部2は、図2にも示すように、キャリッジガイド21で案内されて主走査方向(用紙搬送方向と直交する方向)に移動可能なキャリッジ23上に、それぞれ異なる複数の色の液滴を吐出する記録ヘッド24を搭載し、キャリッジ23を主走査方向に移動させ、副走査搬送部3によって用紙5を用紙搬送方向(副走査方向)に送りながら記録ヘッド24から液滴を吐出させて画像形成を行うシャトル型としている。
記録ヘッド24は、それぞれブラック(Bk)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクを吐出する4個の液滴吐出ヘッドで構成され、キャリッジ23に搭載したサブタンク25からそれぞれ各色のインクが供給される。サブタンク25には装置本体1内に着脱自在に装着されるメインタンクである各色のインクカートリッジ26(図1)から図示しないチューブを介してインクが補充供給される。なお、インク滴を吐出する記録ヘッド24以外に、記録液(インク)と反応することでインクの定着性を高める定着用処理液(定着用インク)を吐出する記録ヘッドを備えることもできる。
また、記録ヘッド24としては、インク流路内(圧力発生室)のインクを加圧する圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、或いは、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆるサーマル型のもの、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものなどを用いることができる。
なお、ここでは複数の記録ヘッドを設けているが、異なる色のインク滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数の記録ヘッドを設ける構成とすることもできる。また、ここでは、シリアル型としているが、主走査方向幅を有するフルライン型ヘッドを用いたライン型とすることもできる。この場合、各色の液滴を吐出する複数のライン型記録ヘッドを副走査方向に並べて配置してもよく、あるいは、異なる色の液滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数の記録ヘッドをノズル列が副走査方向に並ぶ配置で設ける構成とすることもできる。
また、キャリッジ23の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド24のノズルの状態を維持し、回復するためのヘッドクリーニング装置を含む維持回復機構(以下「サブシステム」という。)27を配置している。このサブシステム27は、記録ヘッド24のノズル面をキャピングするためのキャップ部材28a、28b、28c、28dと、ノズル面をワイピングするためのワイパーブレード29などを備えている。
副走査搬送部3は、図3にも示すように、下方から給紙された用紙5を略90度搬送方向を転換させて画像形成部2に対向させて搬送するための、駆動ローラである搬送ローラ32と従動ローラ33間に架け渡した無端状の搬送ベルト31と、この搬送ベルト31の表面を帯電させるための図示しない高圧電源から高電圧が印加される帯電ローラ34と、搬送ベルト31を画像形成部2の対向する領域でガイドするガイド部材35と、用紙5を搬送ローラ32に対向する位置で搬送ベルト31に押し付ける押さえコロ(加圧コロ)36と、画像形成部2によって画像が形成された用紙5を排紙搬送部6に送り出すための搬送ローラ37を備えている。
この副走査搬送部3の搬送ベルト31は、副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ32が回転されることで、図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。
なお、搬送ベルト31は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)との2層構造としている。
また、副走査搬送部3の構成は搬送ベルトに限るものではなく、例えば図4に示すように、搬送ローラ(砥石ローラ)38と用紙5を画像形成部2に対向する位置で案内する印写受け部材39とを用いる構成とすることもできる。
給紙部4は、装置本体1に抜き差し可能で、多数枚の用紙5を積載して収納する給紙カセット41と、給紙カセット41内の用紙5を1枚ずつ分離して送り出すための給紙コロ42及びフリクションパッド43と、給紙される用紙5を副走査搬送部3に対して搬送する給紙搬送ローラ44とを有している。
給紙コロ42は図示しない給紙クラッチを介してHB型ステッピングモータからなる給紙モータ(駆動源)141によって回転され、また給紙搬送ローラ44も給紙モータ141によって回転駆動される。給紙モータとしてステッピングモータを用いることによって、副走査モータ131との同期制御が容易になり、ループ形成制御が容易になる。
排紙搬送部6は、画像形成が行われた用紙5を搬送する排紙搬送ローラ対61、62と、用紙5を排紙トレイ7へ送り出すための排紙搬送ローラ対63及び排紙ローラ対64とを備えている。
そして、この画像形成装置においては、図1及び図5に示すように、給紙搬送ローラ44から搬送ベルト31と押さえコロ36との間のニップ部に至る搬送路91で用紙5を撓ませてループを形成するものとし、このループ形成する搬送路91を形成するためのガイド板92、93のうちの、外側のガイド板93を矢示方向に揺動自在に配置に設けている。これにより、用紙5のループが形成されるときに用紙5の屈曲負荷でガイド板93が搬送路91から退避する方向に揺動できるようにしている。
また、給紙搬送ローラ44の出口付近では搬送路91を搬送される用紙5のループ量を検知するための検知手段を構成するループセンサ95を設けている。このループセンサ95としては、用紙5のループ量に応じて変位するフィラを備え、このフィラの変位量に基づいてループ量を検出する構成などを採用することができる。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図6を参照して説明する。なお、同図は同制御部の概略ブロック説明図である。
この制御部100は、この画像形成装置全体の制御を司るCPU101と、CPU101が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM102と、画像データ(印刷データ)等を一時格納するRAM103と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)104と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC105と、画像読取部11による画像読取及び読取画像のデータ処理などを行うスキャナ制御部106を備えている。
また、この制御部は、外部装置からデータを受信する場合に使用するデータ及び信号の送受を行うための外部I/F107と、画像形成部2の記録ヘッド24を駆動制御するためのヘッド駆動制御部108及びヘッドドライバ109と、キャリッジ23を主走査方向に移動させるための駆動源である主走査モータ121、副走査モータ131、給紙モータ141をそれぞれ独立して駆動するためのモータドライバを含むモータ駆動部111、112、113と、給紙コロ42に給紙モータ141の回転を伝達するための給紙クラッチ142のオン/オフを行うためのクラッチ類駆動部114を備えている。
さらに、この制御部は、前述したループセンサ95及び図示しない各種センサの検知信号を取り込むためのI/O115を備え、また、この装置に必要な情報の入力及び表示をおこなうための操作パネル116が接続されている。
次に、制御部100は、画像読取部11によって原稿画像を読み取った場合には、読取画像を処理してスキャナ制御部106内のバッファに格納する。また、外部I/F107を介してパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などの外部ホスト側から印刷データ等を受信した場合には外部I/F107に含まれる受信バッファ内に格納する。
そして、CPU101は、スキャナ制御部106や外部I/F107から画像データを読み出して解析し、ASIC105にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド駆動制御部108に印刷画像データを転送する。なお、外部からのデータに基づいて画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM102にフォントデータを格納して行っても良いし、外部ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこの画像形成装置に転送するようにしても良い。
ヘッド駆動制御部108は、各記録ヘッド24の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)を受け取ると、この1行分のドットパターンデータをヘッドドライバ109に転送し、ヘッドドライバ109はドットパターンデータに基づいて記録ヘッド24のアクチュエータ手段に対して選択的に所要の駆動波形を印加させて駆動する。これにより、各記録ヘッド24の所要のノズルから液滴が吐出される。
このとき、用紙5を副走査搬送部3によって1行分ずつ搬送して停止させ、記録ヘッド24を主走査しながら液滴を吐出させて1ライン分の記録を行い、1ライン分の記録が終了すると、用紙5を副走査搬送部3によって1行分搬送する(送り)ことを繰り返すことによって、用紙5には所要の画像が形成される。
次に、このように構成した画像形成装置における用紙搬送動作について図7をも参照して説明する。
まず、給紙モータ141を所定の送り量で駆動開始し、給紙クラッチ142をオン状態にすることで、給紙カセット41に収容された用紙5を1枚ずつ給紙し、給紙モータ141で回転駆動されている給紙搬送ローラ44によって更に搬送し、図5に実線で示すように、搬送路91を経て、副走査搬送部3の搬送ベルト31と押さえコロ36とのニップ部に用紙5の先端が達するまで、用紙5を搬送する。
このとき、副走査モータ131を停止した状態にしておく(それまでの段階で副走査モータ131は駆動している状態であってもなくても良い。)ことで、搬送ベルト31と押さえコロ36とのニップ部に先端が当接した用紙5は、給紙搬送ローラ44による搬送力を受けて更に搬送されるので、図5に破線で示すように撓み(外方に膨らみ)、初期のループ5aが形成される。なお、副走査モータ131を停止しないでも、副走査モータ131による副走査搬送の送り量よりも給紙モータ141による給紙搬送の送り量が多ければ、同様にしてループ5aが形成されることになる。
そして、用紙5の送り量が所定量になったとき、つまり、用紙5に搬送路91中でループ5aが形成される送り量だけ用紙5を給紙搬送したときに、副走査モータ131の駆動を開始して、以後は、副走査モータ131と給紙モータ141とを同期制御して、常に搬送路91中で用紙5のループ5aが維持される送り量で副走査送りと給紙搬送とを行う。この場合、副走査モータ131を駆動して用紙5を間歇的に送るときに、その副走査送り量だけ給紙モータ141を駆動して給紙搬送すれば、搬送路91中で用紙5のループ5aが維持されることになる。
このように、副走査搬送手段と給紙搬送手段との間の搬送路中で用紙を撓ませてループを形成することによって、用紙に掛かるバックテンション変動などの影響が低減し、副走査送り精度が高くなるので、画像品質が向上する。
この場合、初期ループを形成した後副走査送りと給紙搬送送りの同期制御を行うようにすることで、ループ量がゼロになることを防止でき、良好なループ量を維持した送り制御が可能になる。実験によると、初期ループ量としては、搬送路91を基準として最大撓み量が10mm以下であることが好ましく、特に好ましくは5〜6mmであった。したがって、初期ループ量をこの範囲にすることで、良好なループ量を維持した送りを行うことができる。
また、搬送路91を形成する外側(用紙5が膨らむ側)のガイド板93を揺動自在とすることによって、用紙5のループ量が大きくなりすぎた場合に、ガイド板93が退避することができて、ループ量の増大による力が副走査搬送部に作用することを防止できる。
その後、用紙5の後端部が給紙搬送ローラ44を通過する状態になったときには、ループセンサ95の検知結果に基づいて給紙モータ141の送り量を低減して、用紙5の後端が給紙搬送ローラ44を抜ける時にループ量が最小になるように制御する。
このように、用紙の後端が給紙搬送ローラを抜ける時にループ量が最小になるようにすることで、用紙の後端けりだしの影響を低減することができる。つまり、用紙が給紙搬送ローラを抜ける時のループ量が大きいと、用紙の腰によって副走査搬送部に対して力を作用させることになり、副走査送りが安定しなくなることがあるので、ループ量を小さくして、この影響を低減するのである。
次に、同期制御について図8を参照して説明する。
前述したように、初期ループを形成した後副走査送りと給紙搬送送りの同期制御(送り量を同じにする駆動制御)を行うようにすれば、初期ループ量がそのまま維持されることになるが、実際には、搬送ローラ32や給紙搬送ローラ44の径の初期バラツキや環境変化によるバラツキ、環境変化による用紙5と搬送ベルト31や給紙搬送ローラ44の摩擦抵抗の変動など、種々の要因によって、副走査モータ131、給紙モータ141の駆動量が一定であっても、用紙5の実際の送り量が変動することがある。
そのため、用紙5の送り量の変動によって用紙5のループ量も変動することになり、ループ量がゼロになったり、あるいは、極端に多くなって副走査搬送部に対して却って力が作用するようなこともある。
そこで、ここでは、図8に示すように、用紙5のループ量をループセンサ95によって検出して、ループ量が設定量よりも減少したときには給紙モータ141の送り量を増加してループ量を増加させ、また、ループ量が設定量よりも増加したときには給紙モータ141の送り量を減少してループ量を減少する制御を行っている。
これにより良好なループ量を安定して維持しながら用紙を送ることができるようになり、高い副走査送り精度で、安定して、用紙を搬送することができるようになる。
次に、給紙モータの送り量設定処理について図9を参照して説明する。
用紙5としては、腰の強い用紙もあれば、腰の弱い用紙もある。腰の強い用紙について、大きなループを形成すると、副走査搬送部に対して押し気味になり、摩擦負荷やバックテンションが生じるおそれがある。そこで、ここでは、用紙5の厚みに応じて給紙モータ141の送り量を設定することで、用紙の腰の強さによる摩擦負荷やバックテンションの低減するようにしている。
つまり、制御部100のROM102に用紙の種類(厚さ)と給紙モータの送り量とのパラメータを格納しておき、また、操作パネル116には用紙の種類(厚さ)を指定する指定手段(スイッチやメニュー選択による指定)を備えている。
そして、給紙モータ141の駆動制御を行うときに、指定された用紙の厚さに対応する設定送り量を読み出して、この読み出した送り量(第2送り量<第1送り量)に基づいて給紙モータ141による用紙5の送り制御を行うようにする。
なお、上記実施形態においては、本発明をマルチファンクション(MFP)の画像形成装置に適用した例で説明したが、プリンタやファクシミリ装置などの他の画像形成装置にも同様に適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態の全体構成を示す概略構成図である。 同画像形成装置の画像形成部の平面説明図である。 同画像形成装置における副走査搬送部の拡大説明図である。 同じく副走査搬送部の他の構成を説明する拡大説明図である。 同じく給紙搬送ローラから搬送ベルトまでの部分の拡大説明図である。 同画像形成装置の制御部の概要を説明するブロックである。 同画像形成装置の作用説明に供するフロー図である。 同じく作用説明に供するフロー図である。 同じく作用説明に供するフロー図である。 従来の画像形成装置の説明に供する要部説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…画像形成部
3…副走査搬送部
4…給紙部
5…用紙(被記録媒体)
6…排紙搬送部
7…排紙トレイ
11…画像読取部
23…キャリッジ
24…記録ヘッド
31…搬送ベルト
41…給紙コロ
44…給紙搬送ローラ
91…搬送路
92、93…ガイド板
95…ループセンサ
131…副走査モータ
141…給紙モータ



Claims (9)

  1. ノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを含む画像形成手段と、この画像形成手段に対向させて被記録媒体を副走査方向に搬送する副走査搬送手段と、この副走査搬送手段に対して給紙された前記被記録媒体を搬送する給紙搬送手段とを備える画像形成装置において、前記副走査搬送手段と前記給紙搬送手段との間の搬送路中で前記被記録媒体を撓ませてループを形成する手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記副走査搬送手段による前記被記録媒体の送り量に対して前記給紙搬送手段による前記被記録媒体の送り量を多くすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記被記録媒体のループ量を検知する手段と、前記ループ量の検知結果に基づいて前記給紙搬送手段による前記被記録媒体の送り量を制御する手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記被記録媒体の厚みに基づいて前記被記録媒体のループ量を設定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記被記録媒体の給紙を開始した初期の段階で前記被記録媒体に初期ループを形成した後、前記副走査搬送手段による前記被記録媒体の送りと前記給紙搬送手段による前記被記録媒体の送りとを同期させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記被記録媒体の後端部が前記給紙搬送手段の搬送ローラを抜けるときに前記被記録媒体のループ量が小さくなるように前記給紙搬送手段による前記被記録媒体の送り量を制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記被記録媒体をループ状に撓ませる搬送路を形成するガイド部材が搬送路から退避する方向に揺動可能に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記給紙搬送手段の駆動源がステッピングモータであることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、画像を読み取る画像読取手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。

JP2003322546A 2003-09-16 2003-09-16 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4104512B2 (ja)

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JP2013129490A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Ricoh Co Ltd シート搬送装置、画像形成装置、及び画像読取装置
JP2019020496A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 キヤノン株式会社 画像形成装置

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