JP2005074919A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yasuhiro Kawashima
保宏 川嶋
Akihiro Fujita
明宏 藤田
Kazumasa Ishikawa
一正 石川
Kenji Kameyama
賢士 亀山
Taku Kudo
卓 工藤
Shinichiro Naruse
慎一郎 成瀬
Hajime Nishida
一 西田
Manabu Nonaka
学 野中
Hideki Yoshimizu
英毅 吉水
Yasunobu Yoda
泰信 養田
Shigeyuki Ito
茂行 伊藤
Yozo Michiki
要造 道木
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Abstract

【課題】 シリアル型画像形成装置でノズル間ピッチよりも高い解像度で画像を形成するときに印刷速度が遅くなる。
【解決手段】 キャリッジ23には5個のヘッド121y、121m、121c、121k1、121k2を搭載し、ブラックインクの液滴を吐出する2つのヘッド121k1、121k2のうち、ヘッド121k1は他の色のインク滴を吐出するヘッド121y、121m、121cと同じ副走査方向の位置に配置し、ヘッド121k2はヘッド121k1に対して副走査方向にノズル間ピッチAの半分の距離Bだけずらした位置に配置した。
【選択図】 図8

Description

本発明は画像形成装置に関し、液滴吐出ヘッドを備えて被記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の各種画像形成装置として用いられるインクジェット記録装置は、液体である記録液(インク)を微細なノズルから吐出させる液滴吐出ヘッドを搭載して被記録媒体(用紙、記録紙、転写紙、記録媒体などとも称される。)に画像を形成(記録)するものである。
ところで、インクジェット記録装置としては、キャリッジに、異なる色の液滴を吐出する複数の液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド)を主走査方向に並べて、各ヘッドのノズルの並び方向が副走査方向になるように搭載し、キャリッジを主走査方向に移動させながら被記録媒体を副走査方向に搬送してカラー画像を形成するシリアル型記録装置が知られている。
このようなシリアル型記録装置の場合、1回の主走査で得られる解像度は液滴吐出ヘッドのノズル間ピッチに依存することになる。例えば、ノズル間ピッチが300dpi相当のヘッドであれば、1回の主走査で得られる画像の解像度は300dpiになる。
そこで、一般にはノズル間ピッチよりも高い解像度で画像を形成するためにインターレース方式などで印字が行われる。例えば、ノズル間ピッチが300dpi相当のヘッドで600dpiの画像を得るために、ヘッドをノズル間ピッチの1/2相当相対的に移動させて2回の主走査を行う印写方式が採用される。
また、異なる色のカラー液滴を吐出する3つの第1プリンタヘッドと、第1プリンタヘッドの1/2のノズル間ピッチでノズルを形成したブラックの液滴を吐出する第2プリンタヘッドとを備え、第1プリンタヘッドの3つのヘッド相互間及び第2プリンタヘッドとをそれぞれ副走査方向に位置をずらして配置したプリンタ装置も知られている。
特開平9−290519号公報
さらに、主走査速度を上げるために、同一色の液滴を吐出する複数の液滴吐出ヘッドを並べてキャリッジに搭載するようにした記録装置も知られている。
特開平5−318771号公報
一方、1ライン相当分のノズル列を有するライン型ヘッドを備え、被記録媒体を副走査方向に搬送しながら画像を形成するフルライン型記録装置にあっては、主走査方向の解像度がヘッドのノズル間ピッチによる規定を受けることになり、ヘッドのノズル間ピッチ以上の解像度を得ることができない。
そこで、例えば、2個の黒色用ヘッドを副走査方向に並べて配置し、かつ2個の黒色用ヘッドを主走査方向に位置をずらして配置することで、ノズル間ピッチ以上の主走査方向の解像度が得られるようにした記録装置がある。
特開2000−714814号公報
上述したようにシリアル型画像形成装置において、ノズル間ピッチよりも高い解像度で画像を形成するためにはインターレース方式などで印字すればよいのであるが、この場合にはスキャン数が増えることになり印刷速度が遅くなるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、シリアル型画像形成装置における記録速度(印刷速度)を向上することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、異なる色の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドをキャリッジに搭載した画像形成装置において、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドを設け、この同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドはノズルの並び方向に位置をずらして配置されている構成としたものである。
ここで、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドはノズル間ピッチの半分以下の距離だけずらして配置されていることが好ましい。また、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドは副走査方向にずらして配置されていることが好ましい。さらに、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドの数をn個としたとき、ノズル間ピッチの1/nの距離だけずらして配置されていることが好ましい。
また、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドは黒色の液滴を吐出する構成とでき、あるいは、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドは黒色以外の色の液滴を吐出する構成とすることができる。
さらに、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドは隣り合わせに配置されていることが好ましい。また、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドはキャリッジの主走査方向の画像形成領域側に配置されていることが好ましい。
さらにまた、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドのうちの位置をずらして配置した液滴吐出ヘッドはキャリッジの主走査方向の最も端側に配置されていることが好ましい。
この場合、同じ色のすべての液滴吐出ヘッドを使用して画像を形成するモードと、前記同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドのうちの位置がずれていない液滴吐出ヘッドと他の色の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドとを使用して画像を形成するモードとを有していることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドを設け、この同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドはノズルの並び方向に位置をずらして配置されているので、副走査方向の解像度をノズル間ピッチより高くすることができて、シリアル型画像形成装置における印刷速度を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を示す概略構成図、図2は同装置の画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図、図3は同装置のキャリッジ部分の斜視説明図、図4は同装置のヘッドに対するインク供給系の斜視説明図、図5は同装置の副走査搬送部の説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1の内部(筺体内)に、画像を形成するための画像形成部(手段)2、副走査搬送部(手段)3等を有し、装置本体1の底部に設けた給紙部(手段)4から被記録媒体(以下「用紙」というが、紙に限定するものではない。)5を1枚ずつ給紙して、副走査搬送部3によって用紙5を画像形成部2に対向する位置で搬送しながら、画像形成部2によって用紙5に液滴を吐出して所要の画像を形成(記録)した後、排紙搬送部6を通じて装置本体1の上面に形成した排紙トレイ7上に用紙5を排紙する。
また、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、装置本体1の上部で排紙トレイ7の上方には画像を読み取るための画像読取部(スキャナ部)11を備えている。この画像読取部11は、照明光源13とミラー14とを含む走査光学系15と、ミラー16、17を含む走査光学系18とが移動して、コンタクトガラス12上に載置された原稿の画像の読み取りを行い、走査された原稿画像がレンズ19の後方に配置した画像読み取り素子20で画像信号として読み込まれ、読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理され、画像処理した印刷データを印刷することができる。なお、コンタクトガラス12上には原稿を押えるための圧板10を備えている。
さらに、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、外部のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの画像データを含む印刷データ等をケーブル或いはネットワークを介して受信可能であり、受信した印刷データを処理して印刷することができる。
ここで、この画像形成装置の画像形成部2は、図2にも示すように、キャリッジガイド21で案内されて主走査方向(用紙搬送方向と直交する方向)に移動可能なキャリッジ23上に、それぞれの色の液滴を吐出する記録ヘッド24を搭載し、キャリッジ23を主走査方向に移動させ、副走査搬送部3によって用紙5を用紙搬送方向(副走査方向)に送りながら記録ヘッド24から液滴を吐出させて画像形成を行うシャトル型としている。
記録ヘッド24は、それぞれブラック(Bk)インクを吐出する2個の液滴吐出ヘッドと、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクを吐出するそれぞれ1個の液滴吐出ヘッドの計5個の液滴吐出ヘッド(以下単に「ヘッド」)で構成され、図3に示すようにキャリッジ23に搭載したサブタンク25からそれぞれ各色のインクが供給される。
サブタンク25には装置本体1内に着脱自在に装着されるメインタンクである各色のインクカートリッジ26(図1)から、図4に示すようにポンプ27によってチューブ28を介してインクが補充供給される。なお、インク滴を吐出する記録ヘッド24以外に、記録液(インク)と反応することでインクの定着性を高める定着用処理液(定着用インク)を吐出する記録ヘッドを備えることもできる。
また、記録ヘッド24としては、インク流路内(圧力発生室)のインクを加圧する圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、或いは、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆるサーマル型のもの、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものなどを用いることができる。
また、キャリッジ23の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド24のノズルの状態を維持し、回復するためのヘッドクリーニング装置を含む維持回復機構(以下「サブシステム」という。)127を配置している。このサブシステム127は、記録ヘッド24の各ヘッドのノズル面をキャピングするためのキャップ部材128a、128b、128c、128d、128eと、ノズル面をワイピングするためのワイパーブレード129などを備え、キャップ部材128a、128bは同じキャップホルダ128Aに、キャップ部材128c、128dは同じキャップホルダ128Bに、キャップ部材128eはキャップホルダ128Cに保持している。
副走査搬送部3は、図5にも示すように、下方から給紙された用紙5を略90度搬送方向を転換させて画像形成部2に対向させて搬送するための、駆動ローラである搬送ローラ32と従動ローラ33間に架け渡した無端状の搬送ベルト31と、この搬送ベルト31の表面を帯電させるための図示しない高圧電源から高電圧が印加される帯電ローラ34と、搬送ベルト31を画像形成部2の対向する領域でガイドするガイド部材35と、用紙5を搬送ローラ32に対向する位置で搬送ベルト31に押し付ける押さえコロ(加圧コロ)36と、画像形成部2によって画像が形成された用紙5を排紙搬送部6に送り出すための搬送ローラ37を備えている。
この副走査搬送部3の搬送ベルト31は、副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ32が回転されることで、図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。
なお、搬送ベルト31は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)との2層構造としている。
また、副走査搬送部3の構成は搬送ベルトに限るものではなく、例えば図6に示すように、搬送ローラ(砥石ローラ)38と用紙5を画像形成部2に対向する位置で案内する印写受け部材39とを用いる構成とすることもできる。
給紙部4は、装置本体1に抜き差し可能で、多数枚の用紙5を積載して収納する給紙カセット41と、給紙カセット41内の用紙5を1枚ずつ分離して送り出すための給紙コロ42及びフリクションパッド43と、給紙される用紙5を副走査搬送部3に対して搬送する給紙搬送ローラ44とを有している。
給紙コロ42は図示しない給紙クラッチを介してHB型ステッピングモータからなる給紙モータ(駆動源)141によって回転され、また給紙搬送ローラ44も給紙モータ141によって回転駆動される。
排紙搬送部6は、画像形成が行われた用紙5を搬送する排紙搬送ローラ対61、62と、用紙5を排紙トレイ7へ送り出すための排紙搬送ローラ対63及び排紙ローラ対64とを備えている。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図7を参照して説明する。なお、同図は同制御部の概略ブロック説明図である。
この制御部100は、この画像形成装置全体の制御を司るCPU101と、CPU101が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM102と、画像データ(印刷データ)等を一時格納するRAM103と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)104と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC105と、画像読取部11による画像読取及び読取画像のデータ処理などを行うスキャナ制御部106を備えている。
また、この制御部は、外部装置からデータを受信する場合に使用するデータ及び信号の送受を行うためのI/F107と、画像形成部2の記録ヘッド24を駆動制御するためのヘッド駆動制御部108及びヘッドドライバ109と、キャリッジ23を主走査方向に移動させるための駆動源である主走査モータ121、副走査モータ131、給紙モータ141をそれぞれ独立して駆動するためのモータドライバを含むモータ駆動部111、112、113と、給紙コロ43に給紙モータ141の回転を伝達するための給紙クラッチ142のオン/オフを行うためのクラッチ類駆動部114を備えている。
さらに、この制御部は、図示しない各種センサの検知信号を取り込むためのI/O115を備え、また、この装置に必要な情報の入力及び表示をおこなうための操作パネル116が接続されている。
次に、制御部100は、画像読取部2によって原稿画像を読み取った場合には、読取画像を処理してスキャナ制御部106内のバッファに格納する。また、外部I/F107を介してパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などの外部ホスト側から印刷データ等を受信した場合にはI/F107に含まれる受信バッファ内に格納する。
そして、CPU101は、スキャナ制御部106やI/F107から画像データを読み出して解析し、ASIC105にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド駆動制御部108に印刷画像データを転送する。なお、外部からのデータに基づいて画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM102にフォントデータを格納して行っても良いし、外部ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこの画像形成装置に転送するようにしても良い。
ヘッド駆動制御部108は、各記録ヘッド24の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)を受け取ると、この1行分のドットパターンデータをヘッドドライバ109に転送し、ヘッドドライバ109はドットパターンデータに基づいて記録ヘッド24のアクチュエータ手段に対して選択的に所要の駆動波形を印加させて駆動する。これにより、各記録ヘッド24の所要のノズルから液滴が吐出される。
このとき、用紙5を副走査搬送部3によって1行分ずつ搬送して停止させ、記録ヘッド24を主走査しながら液滴を吐出させて1ライン分の記録を行い、1ライン分の記録が終了すると、用紙5を副走査搬送部3によって1行分搬送する(送り)ことを繰り返すことによって、用紙5には所要の画像が形成される。
そこで、この画像形成装置におけるキャリッジに搭載する記録ヘッドの配置構成について図8を参照して説明する。なお、図8は同記録ヘッドの配置構成を説明するヘッド側から見た平面説明図である(図3とは紙面で上下が逆になっている。)。
キャリッジ23には、記録ヘッド24を構成する、カラーインクの液滴を吐出するための液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド、以下「ヘッド」という。)121y、121m、121cと、同じ色であるブラックインクの液滴を吐出するためのヘッド121k1、121k2とを搭載している。なお、ヘッド121yはイエローインクの液滴を、121mはマゼンタインクの液滴を、121cはシアンインクの液滴をそれぞれノズル122から吐出するものとし、これをまとめて「カラー用ヘッド」という。
また、ヘッド121y、121m、121c、121k1、121k2の各ノズル122の並び方向は副走査方向とし、各ヘッド121y、121m、121c、121k1、121k2の並び方向は主走査方向としている。
ここで、同じ色のインク滴を吐出する2つのヘッド121k1、121k2のうち、ヘッド121k1は他の色のインク滴を吐出するカラー用ヘッド121y、121m、121cと同じくガイドロッド軸心から距離Cだけ離れた位置に最も端のノズル(第1ノズル)122aが位置するように配置している。
そして、同じ色のインク滴を吐出する2つのヘッド121k1、121k2のうち、ヘッド121k2はヘッド121k1に対して副走査方向にノズル間ピッチAの半分の距離B(B=A×1/2)だけずらした位置に第1ノズル122aが位置するように配置している。
また、同じ色のインク滴を吐出する2つのヘッド121k1、121k2は隣り合わせに配置し、かつ、位置をずらして配置するヘッド121k2はキャリッジ23の最も端であって、画像形成領域側(画像書き出し側)に配置している。
このように構成したので、図9に示すように、印刷する画像がモノクロかカラーかを判別して、モノクロ画像であれば、2個の黒色のインク滴を吐出する2つのヘッド121k1、121k2を使用して印刷を行うモノクロモードを実行し、カラー画像であれば、2個の黒色のインク滴を吐出する2つのヘッド121k1、121k2のうちの位置をずらしていないヘッド121k1と他の色の液滴を吐出するカラー用ヘッド121y、121m、121cを使用して印刷を行うカラーモードを実行する。
このように、モノクロ画像を印刷する場合には、2個の黒色のインク滴を吐出する2つのヘッド121k1、121k2を使用して印刷を行うことにより、2つのヘッド121k1、121k2を合わせたときの副走査方向のノズル間ピッチBは、ヘッド固有のノズル間ピッチAの1/2になるので、1スキャンで、1個のヘッドを備えた場合の2倍の解像度で画像を形成することができる。
例えば1つのヘッドのノズル間ピッチAが300dpiとすると、600dpi分(約42μm)ずらせば、一度のスキャンで600dpiの画像を形成できる。したがって、スキャンの回数が少なくなって印刷速度が向上する。

なお、ここでは、黒色の液滴を吐出するヘッドを2個搭載した例で説明したが、例えば3個搭載した場合、ノズル間ピッチの1/3、例えば、ノズル間ピッチAが300dpiなら900dpi分ずらせば1度のスキャンで900dpiの画像を形成できる。つまり、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドの数をn個としたとき、ノズル間ピッチの1/nの距離だけずらして配置すればよく、同じ色の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドの数を多くすることでより印刷速度を向上することができる。
また、ここでは、同じ色の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドとして、ブラック(黒色)にインク滴を吐出するヘッドを2以上備えているが、カラー画像の出力速度を重視する場合には、黒色以外の色のインク滴を吐出する液滴吐出ヘッドを2以上設ければよい。
次に、同じ色のインク滴を吐出する2以上のヘッドを備える場合、上述したように同じ色のインク滴を吐出する2以上のヘッドは隣り合わせに配置する。
例えば、図10に示すように、モノクロ画像の印字領域をDとしたとき、同図(a)に示すように、黒色のヘッド121k1と121k2を隣り合わせにしてキャリッジ23の端(主走査方向において画像書出しに近い側のキャリッジ23の端)に搭載した場合と、同図(b)に示すように、黒色のヘッド121k1と121k2をキャリッジ23の両端にそれぞれ搭載した場合とでは、キャリッジ23の移動距離には距離Eの差が生じる。
このキャリッジ23の移動距離の差は印字速度(印刷速度)の差となり、同じ色の液滴を吐出するヘッドを、キャリッジの両端にそれぞれ配置した場合よりも、隣り合わせに配置した場合の方が移動距離が短くなって印刷速度が向上する。
さらに、同じ色の液滴を吐出するヘッドを隣り合わせに配置した場合、キャリッジの端に配置する方が移動距離が短くなり、更にまた、キャリッジの画像書出し側(画像形成領域側)の端に配置することにより移動距離を更に短くすることができ、一層印刷速度の向上を図れる。
次に、同じ色のインク滴を吐出する2以上のヘッドを備える場合、上述したように、他の液滴吐出ヘッドに対して位置をずらして配置するヘッドは位置をずらさないヘッドよりもキャリッジの端側に配置することが好ましい。つまり、同じ色のインク滴を吐出する2以上のヘッドのうち、他の色のヘッドに対して位置をずらさないヘッドを他の色のヘッドと隣り合う位置に配置する。
例えば、上述したように、カラー画像を印刷するときには、3個のカラー用のヘッド121y、121m、121cと位置をずらして配置していない(カラー用のヘッドと同じ位置の)1個のブラック(黒色)用のヘッド121k1とを使用する。
この場合、図11に示すように、カラー画像の印字領域をDとしたとき、同図(a)に示すように、黒色のヘッド121k1と121k2を隣り合わせにし、位置をずらして配置するヘッド121k2をキャリッジ23の端(主走査方向において画像書出しに近い側、すなわち画像形成領域側のキャリッジ23の端)に搭載した場合と、同図(b)に示すように、位置をずらさないで配置するヘッド121k1をキャリッジ23の端に搭載した場合とでは、キャリッジ23の移動距離にはヘッドの並びピッチ分の距離Fの差が生じる。
つまり、図8を参照して、3個のカラー用のヘッド121y、121m、121cと位置をずらして配置していない(カラー用のヘッドと同じ位置の)1個のブラック(黒色)用のヘッド121k1とをそれぞれ隣り合わせに配置することにより、カラー画像を印刷するときには、ノズル位置が同じであるヘッド121y、121m、121cとヘッド121k1とを使用して印刷することができ、同じドット位置にドットを形成する場合のキャリッジ23の移動距離は4個のヘッド分(3つのヘッド間距離分)となる。
これに対して、図12に示すように、ブラック用のヘッド121k1の位置をずらし、ヘッド121k2の位置を他のカラー用のヘッド121y、121m、121cとノズル位置を同じに配置した場合には、カラー印刷を行う場合に、ブラック用のヘッド121k2とカラー用のヘッド121y、121m、121cとを使用して印刷を行うことになり、同じドット位置にドットを形成する場合のキャリッジ23の移動距離は5個のヘッド分(4つのヘッド間距離分)となって、距離が長くなる。
このキャリッジ23の移動距離の差(1ヘッド間距離分の差)は上述したように印字速度の差となり、移動距離が短いほど印字速度が速くなるので、位置をずらさないヘッド同士を隣り合うように配置することで、この実施形態ではカラー画像の印刷速度の低下を招くことがなくなる。
なお、上記実施形態においては、本発明をマルチファンクション(MFP)の画像形成装置に適用した例で説明したが、プリンタやファクシミリ装置などの他の画像形成装置にも同様に適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態の全体構成を示す概略構成図である。 同画像形成装置の画像形成部及び副走査搬送の平面説明図である。 同画像形成部のキャリッジ部分の斜視説明図である。 同画像形成装置のヘッドに対するインク供給系の斜視説明図である。 同画像形成装置における副走査搬送部の拡大説明図である。 同じく副走査搬送部の他の構成を説明する拡大説明図である。 同画像形成装置の制御部の概要を説明するブロックである。 同画像形成装置のヘッド構成及びキャリッジ上での配置を説明するヘッド側からみた説明図である。 同画像形成装置の作用説明に供するフロー図である。 同じく作用説明に供する説明図である。 同じく作用説明に供する説明図である。 同じく作用説明に供する説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…画像形成部
3…副走査搬送部
4…給紙部
5…用紙(被記録媒体)
6…排紙搬送部
7…排紙トレイ
11…画像読取部
23…キャリッジ
24…記録ヘッド
31…搬送ベルト
41…給紙コロ
44…給紙搬送ローラ
121k1、121k2…同じ色の液滴を吐出するヘッド
121y、121m、121c…他の色の液滴を吐出するヘッド
131…副走査モータ
141…給紙モータ


Claims (10)

  1. 異なる色の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドをキャリッジに搭載した画像形成装置において、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドを設け、この同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドはノズルの並び方向に位置をずらして配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドはノズル間ピッチの半分以下の距離だけずらして配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドは副走査方向にずらして配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドの数をn個としたとき、ノズル間ピッチの1/nの距離だけずらして配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドは黒色の液滴を吐出することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドは黒色以外の色の液滴を吐出することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドは隣り合わせに配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドは前記キャリッジの主走査方向の画像形成領域側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドのうちの位置をずらして配置した液滴吐出ヘッドは前記キャリッジの主走査方向の最も端側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、同じ色のすべての液滴吐出ヘッドを使用して画像を形成するモードと、前記同じ色の液滴を吐出する2以上の液滴吐出ヘッドのうちの位置がずれていない液滴吐出ヘッドと他の色の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドとを使用して画像を形成するモードとを有していることを特徴とする画像形成装置。

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