JP2005087852A - ミスト回収装置 - Google Patents

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Yoriaki Matsuura
頼昭 松浦
Daiki Kawahara
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Abstract

【課題】多くの設備コスト及びランニングコストをかけずに、空気中のミストに対する捕集及び回収効率の高いミスト回収装置を提供する。
【解決手段】ミスト回収装置10において、ダクト12内を送風される空気が第1及び第2のプロペラ部16,18を通過すると、空気中のミストが各プロペラ28A,28B,28C,28D…の羽根に付着する。各プロペラ28A,28B,28C,28Dは自由回転する回転軸30に固定されているため、送風された空気の流れに従って回転する。各プロペラ28A,28B,28C,28Dに付着したミストは回転で生じた遠心力により吹き飛ばされてミスト回収溝24を介してミスト抜取弁26から排出される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気中のミストを捕集して回収するミスト回収装置に関する。
従来、空気中に含まれる水などのミストをミスト捕集手段を用いて捕集してミストを回収するミスト回収装置は、様々な状況で多く用いられている。ミスト回収装置で使用されるミスト捕集手段としては、特許文献1のように空気中のミストを吸着させて回収するフィルタが多く採用される。また、特許文献2で開示されているミスト回収装置ではミスト捕集手段としてエリミネータを用いるため、空気の圧損を低減したミストの回収を行うことができる。さらに、特許文献3で開示されているミスト回収装置は熱交換器をミスト捕集手段として採用することにより、送風される空気を冷却して空気中のミストを凝集するので、効率よくミストを回収することができる。
特開平5−277317号公報 特開平9−299727号公報 特開平9−24346号公報
しかしながら、特許文献1のフィルタによるミストの回収では回収効率は高いが、送風時の空気抵抗が大きいため大きな送風動力を要するとともに、フィルタの定期交換が必要であるので手間やコストを要するという問題があった。
また、特許文献2のエリミネータによるミストの回収では送風時における空気抵抗の点ではフィルタに比べて小さいが、ミストの捕集率が低いという問題があった。
さらに、特許文献3の熱交換器によるミストの回収では回収効率は極めて高いが、大きな送風動力を要するとともに、多大な設備コスト及びランニングコストがかかるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ミスト捕集手段の空気抵抗が小さいので送風動力を低減できるとともに、設備コストやランニングコストをかけずに空気中のミストを効率よく捕集して回収することができるミスト回収装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1は前記目的を達成するために、多湿空気を送風するダクト内にミスト捕集手段を設けて、前記多湿空気中のミストを捕集し、捕集したミストを回収するミスト回収装置において、前記ミスト捕集手段は、前記ダクトの軸心方向に回転自在に設けられた一本の回転軸に複数のプロペラが隣接して並列支持されるとともに、隣接するプロペラの羽根同士が前記軸心方向から見て前記回転軸の周方向にズレた状態で支持されることを特徴とする。
請求項1によれば、ミスト回収装置においてダクト内に送風される空気がミスト捕集手段であるプロペラと接触すると、空気中のミストがプロペラの羽根に付着するとともに、プロペラは自由回転する回転軸に固定されているため、送風された空気の流れに従って回転する。これにより、プロペラで空気中のミストを捕集することができるとともに、プロペラとの接触により発生する空気の圧力損失を大幅に抑えることができるので、送風に多くの設備コスト及びランニングコストをかけずに、空気中のミストを捕集できる。
ミスト捕集手段として設けられた複数のプロペラは隣接するプロペラの羽根同士をズラして配置されている。これにより、ダクト内を流れる空気との接触面積を大きくできる上、接触による空気抵抗を最小限に抑えることができるので、少ない空気抵抗で高い捕集効率を備えることができる。なお、隣接するプロペラの羽根同士は、前記軸心方向から見て重なり合わないようにズレていることが好ましい。これにより、接触による空気抵抗を低減するとともに、送風される空気との接触面積をさらに大きくすることができる。
こうして付着したミストは、プロペラの回転で発生する遠心力によりプロペラの羽根から外方向に吹き飛ばされる。このため、吹き飛ばされたミストをミスト回収貯留手段で回収して貯留し、ミスト排出手段でダクト外へ排出することができる。これにより、ミストを効率よく回収して排出できる上、プロペラには付着したミストが残存しにくいため、ミストに対して高い捕集効率を維持することができる。
なお、隣接するプロペラの羽根同士は、前記軸心方向から見て重なり合わないようにズレているとともに、プロペラは前記ダクトの垂直部位置に水平に設けられるとともに、前記プロペラの羽根は先端部が下方へ折曲していることをが好ましい。これにより、プロペラの回転による遠心力が小さくても、付着したミストをプロペラの羽根から滴下させることができるので、プロペラからミストを効率よく回収することができる。
以上説明したように本発明に係るミスト回収装置によれば、ダクト内に複数のプロペラを一本の軸に並列するともに、隣接するプロペラ同士の羽根をズラして設置することにより、送風された空気の接触による空気抵抗を低減し、かつ空気中のミストに対して高い捕集及び回収効率を備えることができる。
以下添付図面に従って本発明に係るミスト回収装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の実施の形態であるミスト回収装置10の概略構成を示した側面断面図であり、ダクト内の2箇所にプロペラを設けた一例である。なお、図中の白色矢印は空気の流れを示している。
図1に示すように、ミスト回収装置10は、主にダクト12と、ブロア14と、第1及び第2のプロペラ部16,18とで構成される。
ダクト12は屈折した箱状の部材であり、排気側に設置されたブロア14の吸引により吸気口20から空気が取り込まれて排気口22から排気される。なお、ダクト12は屈折した形状に限定されるものではなく、直線状でもよい。
第1のプロペラ部16は吸気口20の近傍に、そして第2のプロペラ部18は第1のプロペラ部16と排気口22との間に設けられる。第1及び第2のプロペラ部16,18の下方にはミスト回収溝24が設けられ、捕集したミストを回収して貯留する。ミスト回収溝24の底部にはミスト抜取弁26が設置され、ミスト抜取弁26を定期的に開成することにより、ミスト回収溝24に貯留されたミストをダクト12から排出する。
ミスト捕集手段である第1及び第2のプロペラ部16,18は、4個のプロペラ28A,28B,28C,28Dを1本の回転軸30に並列して固定するとともに、回転軸30はダクト12内面に固定された2本の軸受け32,32によって自由回転可能な状態に支持される。なお、第1のプロペラ部16ではプロペラ28の羽根が水平になるようにダクト12内に設置され、かつ各プロペラ28A,28B,28C,28Dの羽根は先端部が下方へ折曲した形状を有しているものが使用される。
図2は、本発明の実施の形態であるミスト回収装置10における第2のプロペラ部18を回転軸30方向から見た断面図である。
図2に示すように、各プロペラ28A,28B,28C,28Dは2枚の羽根で構成され、隣接するプロペラ28A,28B,28C,28D同士の羽根は、重なり合わないようにズレた状態で回転軸30に配置されて固定される。なお、第1のプロペラ部16における各プロペラ28A,28B,28C,28Dの配置は、上述した第2のプロペラ部18の配置と同様である。
次に、上述した本発明の実施の形態であるミスト回収装置10の作用について説明する。
ミスト回収装置10において、ブロア14の吸引によって吸気口20から取り込まれてダクト12内に送風された空気は、第1及び第2のプロペラ部16,18を通過して、排気口22から排気される。第1及び第2のプロペラ部16,18を通過する際、送風された空気は各プロペラ28A,28B,28C,28D…と接触して、空気中のミストがプロペラ28の羽根に付着する。これにより、空気中のミストを第1及び第2のプロペラ部16,18に設けられた各プロペラ28A,28B,28C,28D…で捕集することができる。
図2に示すように、第1及び第2のプロペラ部16,18において、隣接するプロペラ28A,28B,28C,28D同士はお互いの羽根の位置が軸心方向から見て重なり合わないようにズレた状態で回転軸30に配置されているため、第1及び第2のプロペラ部16,18における空気の接触面積を大きくすることができる。また、羽根のズレにより通過する空気の経路が形成されるため、送風時の空気抵抗を最小限に抑えることができる。したがって、第1及び第2のプロペラ部16,18では接触による空気抵抗を小さくするとともに、高い捕集効率を有することができる。
また、第1及び第2のプロペラ部16,18では回転軸30,30が自由回転するように軸受け32,32…に支持されているので、送風される空気の流れに従ってプロペラ28A,28B,28C,28Dが回転する。このため、送風された空気がプロペラ28と接触して発生する空気抵抗を大幅に低減することができる。これにより、送風の駆動源であるブロア14の吸引力を大きくする必要がなくなるため、ダクト12内の送風にかかる設備コスト及びランニングコストを抑えることができる。
こうして羽根に付着したミストは、プロペラ28の回転で発生した遠心力によりプロペラ28の外方向へ吹き飛ばされる。これにより、付着したミストをプロペラ28から速やかに除去することができる。
第1のプロペラ部16において、各プロペラ28A,28B,28C,28Dが水平に設置されるとともに、羽根の先端部を下方へ折曲させることにより、遠心力が少ない状態でも付着したミストを羽根から下方に設けられたミスト回収溝24,24へ速やかに滴下させることができる。これにより、プロペラ28の羽根から効率よくミストを回収することができるとともに、プロペラ28の羽根に残存するミストの量を少なくできるので、空気中のミストに対する高い捕集効率を維持することができる。
なお、上述したミスト回収装置10において、各部材及び装置の個数、形状、材質などは特に限定するものではない。
第1及び第2のプロペラ部16,18において2枚の羽根を有するプロペラ28を4個設けたが、特に限定するものではない。効率よくミストを付着させるとともに、送風した空気との接触による空気抵抗を低減できればよい。
本発明の実施の形態であるミスト回収装置の概略構成を示した側面断面図 本発明の実施の形態であるミスト回収装置における第2のプロペラ部を回転軸方向から見た断面図
符号の説明
10…ミスト回収装置、12…ダクト、14…ブロア、16…第1のプロペラ部、18…第2のプロペラ部、20…吸気口、22…排気口、24…ミスト回収溝、26…ミスト抜取弁、28A,28B,28C,28D…プロペラ、30…回転軸、32…軸受け

Claims (3)

  1. 多湿空気を送風するダクト内にミスト捕集手段を設けて、前記多湿空気中のミストを捕集し、捕集したミストを回収するミスト回収装置において、
    前記ミスト捕集手段は、前記ダクトの軸心方向に回転自在に設けられた一本の回転軸に複数のプロペラが隣接して並列支持されるとともに、隣接するプロペラの羽根同士が前記軸心方向から見て前記回転軸の周方向にズレた状態で支持されることを特徴とするミスト回収装置。
  2. 前記隣接するプロペラの羽根同士は、前記軸心方向から見て重なり合わないようにズレていることを特徴とする請求項1のミスト回収装置。
  3. 前記プロペラは前記ダクトの垂直部位置に水平に設けられるとともに、前記プロペラの羽根は先端部が下方へ折曲していることを特徴とする請求項1又は2のミスト回収装置。
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