JP2005087583A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不正操作を簡単な機構で抑制することのできる遊技台を提供することにある。
【解決手段】 スロットマシンのスタート操作ユニット700に、遊技者が操作する操作レバー710と、スタートスイッチとして操作レバー710の動きを検知するセンサ720とを設け、前記操作レバー710には、当該操作レバー710の揺動に連係して可動する連係可動部材750を、軸体711の後端に形成した取付通孔716に挿入して抜け止め手段によって、前記操作レバー710の揺動方向とほゞ一致するように可動自在に取り付け、この連係可動部材750に、停止位置に応じて姿勢が変化する非回転体形状の外形を有する被検出部材760を遊動自在に取り付けることにより、センサ720が操作レバー710の動きを検出するタイミングを変化させた。
【選択図】 図11

Description

本発明は、通称「パチスロ」と呼ばれているスロットマシンに代表される遊技台に関するものである。
遊技台の一つとしてスロットマシンが知られている。スロットマシンは、一般に、複数種類の絵柄が施された複数のリールと、複数種類の入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記リールの回転を開始させるためのスタートスイッチを含むスタート操作ユニットと、各々の前記リールに対応して設けられ、前記リールの回転を個別に停止させるための停止スイッチと、停止時の前記リールにより表示された前記絵柄の組合せが、予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備えた遊技台である。
入賞役の抽選とリールの回転開始の契機となるスタート操作を受け付けるスタート操作ユニット700は、例えば、図17に示すように、遊技者が操作する操作レバー710と、該操作レバー710の動きを検知する光学式センサ720がスタートスイッチとして設けられている。
即ち、前端側が開口するホルダーケース730内に、操作レバー710が支軸740により上下方向に揺動自在に、且つ、当該操作レバー710の軸体711に嵌装したバネ742の付勢により中立位置を保持するように、支軸740により軸着されている。尚、操作レバー710の前端には、遊技者が操作する操作ボール712が設けてある。
また、ホルダーケース730の底部には、スタートスイッチとなる光学式センサ720が設けてある。この光学式センサ720の光軸位置には、前記操作レバー710の後端に設けた被検出部760′が、当該光軸を遮断するように臨ませてあり、操作レバー710が中立した遮断状態では光学式センサ720がオフとなる。一方、前記操作レバー710の操作ボール712を遊技者が叩くと、操作ボール712が下向きに回動するため、後端の被検出部760′が上方に回動して光軸から外れる。このため、受光部に光が到達して光学式センサ720がオンし、スロットマシンにおける遊技が開始されることになる。
上記のような構成を備えるスタート操作ユニット700は、例えば特許文献1に記載されている。
特開平10−328352号公報
スロットマシンでは、制御基板上に所定の範囲(例えば、0〜65535)でインクリメントするカウンタが実装され、カウンタの値を操作レバーの操作タイミングでラッチし、ラッチしたカウンタの値がどの範囲に属するかで、その遊技で当選となる入賞役(以下、当選役という。)を決定する。即ち、例えば、カウンタの値が0〜220ならばビックボーナス(BB)、221〜330ならばレギュラーボーナス(RB)、331〜1400ならばチェリー、・・・に当選といった具合になる。また、いずれの範囲にも属さない場合には、外れとなる。
しかしながら、操作レバーを操作したタイミングと、カウンタをラッチするタイミングとが一致する従来のスタート操作ユニットでは、不正操作が行なわれ易いという問題があった。
具体的には、当選役となる前記カウンタの値を狙って不正操作を行うための機器(例えば、ソレノイド方式等によって操作レバーを動かす可動ヘッドと、この可動ヘッドの動作周期を設定可能なタイマを備えた機器)を隠し持ち、ボーナス当選となる範囲にカウンタ値が入ったときに可動ヘッドを動作させ、強制的にボーナス当選を誘うという不正遊技が行なわれるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、不正操作を簡単な機構で抑制することのできる遊技台を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、複数種類の絵柄が施された複数のリールと、複数種類の入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記リールの回転を開始させるためのスタートスイッチを含むスタート操作ユニットと、各々の前記リールに対応して設けられ、前記リールの回転を個別に停止させるための停止スイッチと、停止時の前記リールにより表示された前記絵柄の組合せが、予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備えた遊技台であって、前記スタート操作ユニットには、少なくも、遊技者が操作する操作レバーと、前記スタートスイッチとして前記操作レバーの動きを検知するセンサと、が設けられ、前記操作レバーには、該操作レバーの動きに連係して可動する連係可動部材が可動自在に設けられ、前記連係可動部材には、前記センサに対応する被検出部材が、遊動可能に取り付けられている、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、前記操作レバーは、該操作レバーを収納するホルダーケースに揺動自在に取り付けられ、前記操作レバーの軸体の後端に、前記操作レバー自体の揺動方向とほぼ一致する方向に揺動可能に、前記連係可動部材が設けられている、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1また2の構成に加えて、前記被検出部材は、前記操作レバーの軸体の軸周りに回動自在に保持され、かつ、回動停止位置に応じて姿勢が変化する外形を有する、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3の構成に加えて、前記被検出部材には、前記連係可動部材が貫通する貫通孔が形成され、前記被検出部材の貫通孔の断面形状または前記被検出部材の外形の断面形状のうちの少なくとも一方が、回転中心からの距離が変化する外形線を有する非回転体形状である、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の何れかの構成に加えて、前記連係可動部材は、前記操作レバーの軸体の後端に形成された取付通孔に挿入されて抜け止め手段により、前記操作レバーの軸体に可動自在に設けられている、ことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、操作レバーの動きを検出するセンサに対応する被検出部材が、操作レバーの動きに連係して可動する連係可動部材を介して遊動自在になっているので、被検出部材の動作と、操作レバーの動作との間に、ズレが生じる。このため、例えば、当選役を狙ったタイミングで操作レバーを操作しても、センサが実際に被検出部材の動作を検出するタイミングが遅れるので、不正遊技の防止に有効である。
請求項2に係る発明によれば、操作レバーの揺動方向と、連係可動部材の揺動方向とがほゞ一致するため、揺動方向に更に大きな変化を得ることができる。即ち、センサによる検出タイミングが大きく変化することになる。
請求項3に係る発明によれば、操作レバーの動きに連係して、被検出部材の停止位置が変わり、当該被検出部材の姿勢が変化するので、センサに検知される範囲が変動するため、センサによる検出タイミングが変化する。
請求項4に係る発明によれば、被検出部材の貫通孔の断面形状または被検出部材の外形の断面形状のうちの少なくとも一方が、回転中心からの距離が変化する外形線を有する非回転体形状であるため、被検出部材の位置により、センサに検知される範囲が変動して、センサによる検出タイミングが変化する。
請求項5に係る発明によれば、センサによる検出タイミングを変化させる連係可動部材を、操作レバーを構成する軸体に容易に取り付けることができる。
そして、本発明は、不正遊技を未然に防止可能な遊技台を、簡単な機構で提供可能であり、実用的価値がきわめて高い。
複数種類の絵柄が施された複数のリールと、複数種類の入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記リールの回転を開始させるためのスタートスイッチを含むスタート操作ユニットと、各々の前記リールに対応して設けられ、前記リールの回転を個別に停止させるための停止スイッチと、停止時の前記リールにより表示された前記絵柄の組合せが、予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備える遊技台において、前記スタート操作ユニットに、遊技者が操作する操作レバーと、前記スタートスイッチとして前記操作レバーの動きを検知するセンサとを設け、前記操作レバーには、当該操作レバーの揺動に連係して可動する連係可動部材を、軸体の後端に形成した取付通孔に挿入して抜け止め手段によって、前記操作レバーの揺動方向とほゞ一致するように可動自在に取り付け、この連係可動部材に、停止位置に応じて姿勢が変化する非回転体形状の外形を有する被検出部材を遊動自在に取り付けることにより、センサが操作レバーの動きを検出するタイミングを変化させた遊技台を実現した。
<全体の構成>
図1は、本発明の実施例に係る遊技台としてのスロットマシンの外観を示す正面図である。
概説すると、このスロットマシン100は、複数種類の絵柄が施された複数のリールと、複数種類の入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記リールの回転を開始させるためのスタートスイッチを含むスタート操作ユニットと、各々の前記リールに対応して設けられ、前記リールの回転を個別に停止させるための停止スイッチと、停止時の前記リールにより表示された前記絵柄の組合せが、予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備えた遊技台である。以下、順に詳述する。
図1に示すスロットマシン100の本体101の中央内部には、外周面に複数種類の絵柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。本実施例において、各絵柄は帯状部材に等間隔で適当数(例えば2
1絵柄)印刷され、この帯状部材が所定の円形枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。
リール110乃至112上の絵柄は、遊技者から見ると、絵柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの絵柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える絵柄の組み合せが変動することとなる。なお、本実施例では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
また、各々のリール110乃至112の背面には、絵柄表示窓113に表示される個々の絵柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の絵柄ごとに遮蔽されて個々の絵柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。
なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示せず)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部のあいだを、リールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の絵柄の回転方向の位置を判断し、目的とする絵柄が入賞ライン114上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ラインを示すランプである。有効となる入賞ラインは、スロットマシン100に投入された遊技媒体(本実施例ではメダルを想定する。)の数によって予め定まっている。5本の入賞ライン114のうち、例えば、メダルが1枚投入された場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚投入された場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚投入された場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5本が入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5本に限定されるものではない。
スタートランプ121は、リール110乃至112が回転することができる状態にあることを遊技者に知らせるランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要)を遊技者に知らせるランプである。
告知ランプ123は、後述する内部抽選において、特定の入賞役(具体的には、ビッグボーナスやレギュラーボーナス等のボーナス)に内部当選していることを遊技者に知らせるランプである。メダル投入ランプ124は、メダルの投入が可能であることを知らせるランプである。リールパネルランプ128は、演出用のランプである。メダル投入ボタン130、131は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルを所定の枚数分投入するためのボタンである。
本実施例においては、メダル投入ボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、メダル投入ボタン131が押下されると3枚投入されるようになっている。メダル投入口134は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、メダル投入ボタン130又は131により電子的に投入することもできるし、メダル投入口134から実際のメダルを投入することもできる。
払出枚数表示器125は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技回数表示器126は、ビッグボーナスゲーム中(BBゲーム中)の遊技回数や所定の入賞役の入賞回数等を表示するための表示器である。貯留枚数表示器127は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタート操作ユニット700は、リール110乃至112の回転を開始させるためのスタートスイッチを含むユニットである。即ち、メダル投入口134に所望するメダル枚数を投入して、スタート操作ユニット700を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタート操作ユニット700の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチである。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
貯留/精算ボタン132は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダルを精算し、メダル払出口155より受皿210に排出するための精算機能と、メダル投入口134に投入された4枚以降のメダルや入賞により獲得したメダルを最大50枚まで電子的に貯留する貯留機能と、を切換えるためのボタンである。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。
ドアキー140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口155は、メダルを払出すための払出口である。メダル受皿210は、メダル払出口155から払出されたメダルを溜めるための器である。なお、メダル受皿210は、本実施例では発光可能な受皿を採用しており、以下受け皿ランプと呼ぶこともある。
音孔160は、スロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。上部ランプ150、サイドランプ151、中央ランプ152、腰部ランプ153、下部ランプ154、受皿ランプ210は、遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。灰皿部200は、煙草の吸殻を入れるための容器であり、受け皿210の内側にネジ止めされている。
リールパネル161は、絵柄表示窓113を有するパネルであり、タイトルパネル162は、そのスロットマシンの機種名や各種のデザインが描かれるパネルである。演出装置600は、本実施例では扉付きの液晶表示装置である。
次に、図2、図3、図4を用いて、スロットマシン100の制御部の回路構成について詳細に説明する。スロットマシン100は、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300より送信された信号に応じて各種機器を制御する図示していない副制御部と、から構成されている。
<主制御部の構成>
まず、図2を用いて、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御するための演算処理装置であるCPU310や、CPU310が各ICや各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスを備え、その他、以下に述べる構成を有する。
クロック補正回路314は、水晶発振器311から発振されたクロックを分周してCPU310に供給する回路である。例えば、水晶発振器311の周波数が12MHzの場合に、分周後のクロックは6MHzとなる。CPU310は、クロック補正回路314により分周されたクロックをシステムクロックとして受け入れて動作する。
また、CPU310には、後述するセンサやスイッチの状態を常時監視するための監視周期やモータの駆動パルスの送信周期を設定するためのタイマ回路315がバスを介して接続されている。CPU310は、電源が投入されると、データバスを介してROM312の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路315に送信する。
タイマ回路315は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をCPU310に送信する。CPU310は、この割込み要求を契機に、各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、CPU310のシステムクロックを6MHz、タイマ回路315の分周値を1/256、ROM312の分周用のデータを44に設定した場合、この割り込みの基準時間は、256×44÷6MHz=1.877msとなる。
また、CPU310には、各ICを制御するためのプログラム、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶しているROM312や、一時的なデータを保存するためのRAM313が接続されている。これらのROM312やRAM313については他の記憶手段を用いてもよく、この点は各制御部においても同様である。
また、CPU310には、外部の信号を受信するための入力インタフェース360が接続され、割込み時間ごとに入力インタフェース360を介して、メダル受付センサ320、スタートレバーセンサ720、ストップボタンセンサ322、メダル投入ボタンセンサ323、精算/貯留スイッチ324の状態を検出し、各センサを監視している。
メダル受付センサ320は、メダル投入口134の内部の通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。ストップボタンセンサ322は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
スタートレバーセンサ720は、スタート操作ユニット700に、スタートスイッチとして設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。なお、以下、このスタートレバーセンサ720を、単にセンサ720と、略称することがある。
メダル投入ボタンセンサ323は、メダル投入ボタン130、131のそれぞれに設置されており、RAM313に電子的に貯留されているメダルを遊技用のメダルとして投入する場合の投入操作を検出する。たとえば、CPU310は、メダル投入ボタン130に対応するメダル投入ボタンセンサ323がHレベルになった場合に、電子的に貯留メダルを1枚投入し、メダル投入ボタン131に対応するメダル投入ボタンセンサ323がHレベルになった場合に、電子的に貯留メダルを3枚投入する。なお、メダル投入ボタン131が押された際、貯留されているメダル枚数が2枚の場合は2枚投入され、1枚の場合は1枚投入される。
精算/貯留スイッチ324は、精算/貯留ボタン132に設けられている。精算/貯留ボタン132が一回押されると、貯留されているメダルを精算し、もう一回押されると、払い出されるメダルが電子的に貯留される貯留モードとなる。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
CPU310には、さらに、入力インタフェース361、出力インタフェース370、371がアドレスデコード回路350を介してアドレスバスに接続されている。CPU310は、これらのインタフェースを介して外部のデバイスと信号の送受信を行っている。
入力インタフェース361には、インデックスセンサ325が接続されている。インデックスセンサ325は、具体的には、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールに設けた遮光片がこのインデックスセンサ325を通過するたびにHレベルになる。CPU310は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
出力インタフェース370には、リールを駆動させるためのリールモータ駆動部330と、ホッパー(バケットにたまっているメダルをメダル払出口155から払出すための装置。図示せず。)のモータを駆動するためのホッパーモータ駆動部331と、遊技ランプ340(具体的には、入賞ライン表示ランプ120、スタートランプ121、再遊技ランプ122、告知ランプ123、メダル投入ランプ124等)と、7セグメント表示器341(払出枚数表示器125、遊技回数表示器126、貯留枚数表示器127等)が接続されている。
また、CPU310には、乱数発生回路317がデータバスを介して接続されている。乱数発生回路317は、水晶発振器311(12MHz)及び水晶発振器316(14MHz)から発振されるクロックに基いて、一定の範囲内で値をインクリメントし、そのカウント値をCPU310に出力することのできるインクリメントカウンタであり、後述する入賞役の内部抽選をはじめ各種抽選処理に使用される。
本実施例における乱数発生回路317は、2つのインクリメントカウンタ部を備えている。例えば、乱数1発生用の水晶発振器316のクロック周波数を用いて0〜65535までの値をインクリメントする第1のカウンタ部と、乱数2発生用の水晶発振器311のクロック周波数を用いて0〜16777215までの値をインクリメントする第2のカウンタ部とを備えている。例えば、第1のカウンタ部は入賞役の抽選に使用され、第2のカウンタ部は演出の抽選に使用される。
具体的には、第1のカウンタ部は、2つの8ビットカウンタIC1、IC2を接続した構成をなし、0〜65535までカウント可能である。各カウンタIC1、IC2は、スタートレバーセンサ720の信号が入力されると、そのときのカウンタの値をラッチして内部に保存する。ラッチされた各カウンタIC1、IC2の値は、後述するように、CPU310の割り込み処理においてCPU310に取り込まれる。第2のカウンタ部は、3つの8ビットカウンタを接続した構成になっており、そのほかの構成は、前記した第1のカウンタと同様である。
更に、CPU310のデータバスには、図示していない副制御部にコマンドを送信するための出力インタフェース371が接続されている。
<遊技の基本的制御>
図3は、本実施例のスロットマシン100における遊技の基本的制御を示すフローチャートである。
このメイン処理は、CPU310が中心になって行い、電源断等を検知しないかぎり実行を繰り返す。
主制御部300のリセットスイッチ(図示省略)が押下された状態で電源が投入された場合、先ずステップ101(S101)が実行される。なお、単に、電源を投入する場合は、以前の状態(電源を落とした時点の状態)から処理が開始される。
S101では、初期化コマンド(初期化指令を含むコマンド)を図示していない副制御部に送信する。S102では、メダル投入に関する処理を行う。ここでは、メダルの投入の有無をチェックし、投入されたメダルの枚数に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合はメダルの投入が不要である。
S103では、遊技のスタート操作に関する処理を行う。ここでは、スタート操作ユニット700が操作されたか否かのチェックを行い、スタート操作されたと判断した場合は、S104において、投入されたメダル枚数に応じて、有効な入賞ライン114を確定する。S105では、後で述べる割り込み処理で取得した乱数をRAM313から読み取る。
S106では、S105で取得した乱数値と、ROM312に格納されている入賞役抽選データテーブルを用いて、入賞役の内部抽選を行う。S107では、演出抽選を実行する。演出抽選は、演出を実行する/しない、演出を実行する場合の演出内容が抽選により決定される。演出抽選でも、演出用の抽選データが存在し、演出用の抽選データを所定のデータ(演出抽選で使用する乱数値の全範囲の値)で除した値が各演出についての当選確率となる。
S108では、使用するリール停止制御テーブルを選択する。S109では、全リール110乃至112の回転を開始させる。S110では、ストップボタン137乃至139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリールを、S108で選択されたリール停止制御テーブルに基づいて停止させる。
S111では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞と判定する。例えば、有効化された入賞ライン114上に、「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならばベル入賞と判定する。また、「7−7−7」が揃っていたならばBB入賞と判定する。入賞結果は、入賞結果コードとして格納される。
S112では、払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを払い出す。S113では、遊技状態制御処理を実行する。この遊技状態制御処理では、遊技の種類を移行するための制御が行われ、例えば、BB入賞の場合には、次回からBBゲームを開始できるよう準備し、BBゲームの最終遊技では、次回から通常遊技が開始できるよう準備する。
S114では、遊技終了か否かを判断し、遊技終了の場合は、同図の処理を終了し、そうでなければ、S102に戻る。
以上により1ゲームが終了し、以降、これを繰り返すことにより遊技が進行することとなる。
なお、主制御部300から図示していない副制御部には、必要に応じて、各種のコマンド(主制御コマンド)が送信される。主制御コマンドとしては、例えば、以下のものが存在する。括弧内のステップは、送信タイミングを示す。
すなわち、スタートレバー操作コマンド(スタートレバーの受け付けを示すコマンド:S103)、演出コマンド(演出抽選で決定した演出の内容を格納したコマンド:S107)、第1停止操作コマンド(第1停止操作が行われたリールを示す情報が格納され、第1停止操作が行われた時点で送信されるコマンド:S110)、第1リール停止コマンド(第1停止したリールを示す情報が格納され、第1リールの停止時に送信されるコマンド:S110)、同様な、第2停止操作コマンド、第2リール停止コマンド、第3停止操作コマンド、第3リール停止コマンド(S110)、入賞判定情報コマンド(入賞結果を格納したコマンド:S111)が存在する。なお、特に図示しないが、演出コマンドについては、所定条件成立時(例えばボーナス入賞時(RBやBB入賞時)にも送信される。
図4は、本実施例のスロットマシン100の主制御部300における割り込み処理を示す示すフローチャートであり、CPU310で周期的(例えば、1.87ms)に実施される処理である。
S201では、スタート操作ユニット700のスタートレバーセンサ720の信号が入力されるポート(ここでは、ポート0、図4においてはP0と表記する)の状態を確認する。S202では、ポート0の値が1(スタート信号が入力された)か否かを判断し、値が1ならば、S203へ進み、そうでなければ、S207へ進む。
S203では、第1のカウンタ部における一方の8ビットカウンタIC1の8ビットのデータ(D0〜D7)を読み込み、S204では、そのデータ(D0〜D7)をRAM313の所定エリア(エリア1)に格納する。
S205では、第1のカウンタ部における他方の8ビットカウンタIC2の8ビットデータ(D0〜D7)を読み込み、S206ではそのデータ(D0〜D7)をRAM313の所定のエリア(エリア2)に格納する。エリア1及びエリア2の様子は、図4(b)に示す通りである。
S207では、その他の処理(乱数の格納以外の処理であって、例えば、リール110乃至112の駆動処理)を実行する。そして、当該割り込み処理を終了する。
<スタート操作ユニット>
次に、図5ないし図16を用いて、スタート操作ユニット700について説明する。図5は、スタート操作ユニット700の外形を示す斜視図である。このスタート操作ユニット700は、遊技者が操作する操作レバー710と、該操作レバー710の動作を検知するセンサ720と、を少なくとも備えている。そして、前記操作レバー710を形成する軸体711と前記センサ720とは、円筒形の主体部分731及び副体部分732に分割可能なホルダーケース730に収納されている。
図6は、ホルダーケース730の副体部分732を外した状態のスタート操作ユニット700の斜視図である。ホルダーケース730の副体部分732は、円筒形の部材であって、後述するホルダーケース730の主体部分731に開設した係止孔733に係止する一対の係止腕(図示せず)を有しており、当該ホルダーケース730の主体部分731に着脱自在に構成されている。また、同じく図示していないが、副体部分732の主体部分731に嵌合する部分には、ガイド片が突設してある。
ホルダーケース730の副体部分732の他端側には、スロットマシン100におけるスタートスイッチを構成するセンサ720を設けたセンサ基板721を装着したセンサケース722を嵌着する。このため、副体部分732の他端側には、一対の嵌着爪734が設けてあり、この嵌着爪734によって、前記センサケース722を着脱自在に取り付ける。なお、図6では、センサ基板721及びセンサケース722の図示も省略している。
図7は、操作レバー710の斜視図であり、当該操作レバー710は、遊技者が操作する操作部としての操作ボール712と、操作レバー710の本体となる軸体711と、この軸体711を前記ホルダーケース730に軸着する支軸740と、軸体711の動きに連係して可動する連係可動部材750と、から構成されている。
操作ボール712は、軸体711の先端部分に固定されたほゞ球形の合成樹脂製の部材であって、遊技者が操作する操作部となる。尚、図示の実施例ではほゞ球形に形成してあるが、遊技者が操作し易い形状であれば、他の形状であってもよい。また、図示していないが、操作ボール712内に装飾用のランプや発光ダイオード等の発光体を内蔵させてもよい。
軸体711は、前記操作ボール712が固定される大径部711aと、支軸740を挿通することによって前記ホルダーケース730に軸着するための軸孔713を開設した中径部711bと、前記連係可動部材750が可動自在に取り付けられる小径部711cと、に区画することができる。
軸体711の中径部711bには、前記したように、支軸740を挿通する軸孔713が、小径部711c寄りの端部に、直径方向に貫通して開設してある。尚、図7では、既に軸孔713に支軸740を挿通した状態を示している。そして、この支軸740は、図5或いは図6に示すように、ホルダーケース730の主体部分731に開設した支軸孔735に一連に挿通することにより、操作レバー710を軸着する。
小径部711cには、後述する連係可動部材750を可動自在に取り付けるための取付孔714が直径方向に開設してある。また、小径部711cの先端付近には、当該軸体711を組み立てる際に、Eリング等の止着手段を嵌着するための掛止溝715が穿設されている。
そして、この小径部711cの先端部分から、前記取付孔714に掛けて、軸方向、即ち軸体711の長手方向に、後述する連係可動部材750を挿通する取付通孔716が開設してある(図11参照)。
連係可動部材750は、例えば、図8及び図9に示すような、合成樹脂製の部材である。即ち、この連係可動部材750は、図9の斜視図に示されるように、長手方向のほゞ中央に、フランジ部751を有し、一方に、軸体711に取り付けるための取付腕752が延設され、他方に、後述する被検出部材760を取り付けるための取付軸753が延設されている。
取付腕752は、二股に分岐する一対のアーム部754、754を有し、各アーム部754の先端には拡径する掛止部755がそれぞれ設けてある。上記アーム部754は、互いに内方向の弾性を有している。このため、前記した軸体711の小径部711cに設けた軸方向の前記取付通孔716に挿入した際には、掛止部755、755が、一旦縮径して当該取付通孔716を通過し、この掛止部755が直径方向の取付孔714に達すると、復元して掛止部755が取付孔714に嵌入すると共に、掛止顎755aが取付孔714の縁に掛止する。
ここでは、前記軸体711の小径部711cに設けた軸方向の取付通孔716、取付腕752、この取付腕752の掛止部755、及び軸体711の直径方向に設けた取付孔714が、抜け止め手段を構成している。
このとき、取付腕752の直径、即ち、アーム部754の外側の間隔は、軸体711の取付通孔716の内径よりも小さく形成されており、連係可動部材750の取付腕752を軸体711の取付通孔716に取り付けた際に、取付腕752の周囲に充分な遊びが生じる程度に設定されている。このため、連係可動部材750は、軸体711の取付孔714に嵌入した掛止部755を支点にして全方向へ揺動可能である。そこで、図示の実施例では、取付腕752の基端部分、即ち、アーム部754の基端とフランジ部751とが交わる部分に、調整片756を突設し、この調整片756の大きさや形状を変更することによって、前記遊びの大きさや方向を調整可能に構成している。
例えば、図示の実施例では、連係可動部材750の揺動方向が、軸体711の揺動方向、即ち操作レバー710の揺動方向とほゞ一致するように、軸体711を支承する支軸740の方向と同一方向に、一対の調整片756、756を突設してある。このように構成すれば、連係可動部材750の揺動方向がこの調整片756によって規制されるため、連係可動部材750に設けた後述する被検出部材760が、センサ720に不用意に当接することを防止できる。そして、上記のように構成した、連係可動部材750の先端に設けた取付片757の揺動範囲は、例えば図11(b)に示すように、水平線を基準にする傾斜角度θで表わせば、上側にθ=1.2°程度、取付片757の先端における振幅Lで表わせば、上側にL=0.3mm程度のものである。尚、連係可動部材750は、下側へも上記と同程度の範囲で揺動する。
一方、前記フランジ部751から前記取付腕752とは反対側に延出する取付軸753は、先端に一対の取付片757、757を備えている。この取付片757は、図8及び図9に示すように、ほゞ矢尻状に形成され、両取付片757、757の間には、ほゞ楔形の逃げ溝758が形成されている。このため、各取付片757は、内方向の弾性を有している。また、図示の実施例では、取付軸753は、断面形状が円形に形成されている。
前記した取付軸753には、前記スタートスイッチとなるセンサ720に対応する、即ち光学式のセンサ720ならば、光軸を遮断可能な、被検出部材760を遊動可能に取り付ける。この被検出部材760は、例えば、図8及び図10に示すように、中央に円形の貫通孔761を有する、ほゞ三角柱状の部材である。
同図に示す実施例における被検出部材760は、断面形状が、ほゞ正三角形であって、各頂点が円弧状に面取されている。また、中央には、円形の貫通孔761が当該部材の長手方向に貫通している。従って、この被検出部材760は、貫通孔761の断面形状が、中心からの距離が等しい回転体形状であり、外形の断面形状が中心からの距離が変化する非回転体形状である。
そして、上記のような被検出部材760を前記した軸体711の取付軸753に取り付けるには、被検出部材760の貫通孔761を取付軸753の取付片757に臨ませて押し込めばよい。即ち、矢尻状に形成された取付片757は、その斜面から貫通孔761の内壁によって内側に押圧されるため、逃げ溝758が狭まる方向に変形し、貫通孔761を通過し終ると、復帰して拡径するため取付片757の段部757aが、貫通孔761の縁に係止するようになる。
このとき、取付軸753の外径は、貫通孔761の内径に比べて小さいので、被検出部材760は、充分な遊びをもって、取付軸753を中心にして遊動自在である。従って、被検出部材760が停止する位置によって、取付軸753の中心から被検出部材760の外形(外端)までの距離が異なることになる。
前記のように組み立てた操作レバー710を、更に図11に示すように、ホルダーケース730内に組み付ける。即ち、軸体711に連係可動部材750及び被検出部材760を取り付けた操作レバー710を、ホルダーケース730の揺動開口部736に挿通して、側方より支軸740をホルダーケース730の支軸孔735及び操作レバー710の軸孔713に一連に挿通することにより、操作レバー710を揺動自在に軸着する。次に、軸体711の小径部711cに鍔部741aを有するスリーブ741を挿通すると共に、該スリーブ741にコイルバネ742を被せ、ワッシャ743を介してEリング等の止め輪745を掛止溝715に嵌着する。すると、前記コイルバネ742の付勢により、操作レバー710が中立を保持する。
そこで、センサ基板721を設けたセンサケース722を、ホルダーケース730の副体部分732に嵌着し、更に副体部分732の取付腕(図示せず)を利用して、当該副体部分732を主体部分731に結合する。すると、図11に示す状態に組み上がる。この状態で、遊技者が、操作ボール712を下方に押圧して、操作レバー710を下方に回動させると、被検出部材760を遊動自在に設けた操作レバー710の後端部分が上方に回動するため、センサ720の光軸を遮断している被検出部材760が上方へ外れ、センサ720がオンすることになる。
そして、前記のようにして組み上がったスタート操作ユニット700は、スロットマシン100の前面扉102の所定位置に、図示していないナットをホルダーケース730の雄ネジ部(図示せず)に螺合することにより、取り付けられる。
前記のように構成した被検出部材760が、光学式のセンサ720の光軸を遮断しているスタート操作ユニット700においては、操作レバー710を操作した際に、被検出部材760の位置が不定となるため、光学式センサ720における光軸の遮断が解除されてオンするタイミングも不安定となって所謂「ブレ」が生じる。このため、タイミングを図って操作レバー710を操作しても、意図したタイミングでセンサ720がオンするとは限らない。
そこで、スロットマシン100の遊技において、役当選するカウンタ値の範囲を狙って、操作レバー710を作動させることのできる不正な機器を使っても、狙ったタイミングでセンサ720がオンしなくなるので、不正遊技を未然に防止することが可能となる。
<実験例>
次に、図12のブロック図に示す測定機構によって、図13(a)ないし(c)に示す形状の被検出部材760を用いて、どの程度の遅れ時間が生じるか実験したので、その結果を図14(a)ないし(c)に示す。また、図15に、対照として操作レバーの軸体に被検出部を固定状に形成した従来のスタート操作ユニットによる実験結果を併せて示す。
測定機構は、駆動信号を発生させる起動手段と、操作レバー710を牽引及び開放する駆動手段と、駆動信号の発生時とセンサ出力との時間差を測定する測定手段とにより構成した。
即ち、起動手段を起動させて駆動信号が駆動手段に入力されると、駆動手段を構成するソレノイドが操作レバー710を牽引するため、操作レバー710が下方へ揺動すると共に、センサ720の光軸を遮る被検出部材760が上方に揺動して、オフ状態にあったセンサ720がオンする。このときの、駆動信号発生と実際にセンサ720がオンするまでの時間差を測定手段により測定した。
図14(a)は、図13(a)に示す第1例の被検出部材による測定結果である。第1例の被検出部材760Aは、断面形状が、正三角形の各頂点部分を円弧状に面取したものであって、円形の貫通孔761を有し、この貫通孔761に対して円形の取付軸753が挿通される。尚、この被検出部材760Aの具体的な寸法は、中心から底辺までの距離P=1.11mm、中心から頂点までの距離Q=1.73mm、貫通孔の内径φ=1.5mm、全長L=4mm、取付軸の外径D=1.2mm、程度のものである。
この被検出部材760Aによれば、遅れ時間が、0ないし2.00msの間に適度に分散している。
図14(b)は、図13(b)に示す第2例の被検出部材による測定結果である。第2例の被検出部材760Bは、断面形状が、長方形の各頂点部分を面取したものであって、円形の貫通孔761を有し、この貫通孔761に対して円形の取付軸753が挿通される。尚、この被検出部材760Bの具体的な寸法は、長辺の長さP=3.3mm、短辺の長さQ=2.5mm、貫通孔の内径φ=1.5mm、全長L=4mm、取付軸の外径D=1.2mm、程度のものである。
この被検出部材760Bによれば、遅れ時間が0ないし1.75msの間に分散しているが、一部に集中がみられる。また、第1例に比べて、遅れ時間の幅が若干狭くなっている。
図14(c)は、図13(c)に示す第3例の被検出部材による測定結果である。第3例の被検出部材760Cは、断面形状が、ほゞ小判形をなすものであって、正五角形の貫通孔761を有し、この貫通孔761に対して円形の取付軸753が挿通される。尚、この被検出部材760の具体的な寸法は、長辺側の長さP=3.5mm、短辺側の長さQ=2.5mm、貫通孔は直径1.5mmの内接円を有する正五角形、全長L=4mm、取付軸の外径D=1.2mm、程度のものである。
この被検出部材760Cによれば、遅れ時間が0ないし2.51msの間に適度に分散している。
一方、操作レバーの軸体に被検出部を固定状に形成した従来のスタート操作ユニットによる実験結果を示した図15によれば、遅れ時間が、ごく僅かであることが解る。このため、従来のスタート操作ユニットでは、当選役となるタイミングを狙うことができてしまう。
以上、本発明を図示の実施例について説明したが、本発明は前記した実施例に限定されるものではない。例えば、連係可動部材750を、図16に示すように構成することもできる。即ち、連係可動部材750において、取付腕752やフランジ部751と一体に設けた取付軸753に代えて、金属製の軸ピン759を適用してもよい。具体的には、連係可動部材750を成型する際に軸ピン759をフランジ部751にインサート成型しておき、この軸ピン759に被検出部材760を挿通した後に、先端を屈曲して抜け止めすればよい。一方、被検出部材760を挿通した軸ピン759を、連係可動部材750のフランジ部751に打ち込むようにしてもよい。また、被検出部材760は、図13(a)乃至(c)に示したものを適用してもよいし、他の形状のものであってもよい。
本発明に係る遊技台としてのスロットマシンの外観を示す正面図である。 本発明に係る遊技台としてのスロットマシンの主制御部を示すブロック図である。 本発明に係る遊技台としてのスロットマシンの遊技の基本的制御を示すフローチャートである。 スロットマシンの主制御部における割り込み処理を示すフローチャート及びRAM内のデータエリアを示す構造図である。 スタート操作ユニットの斜視図である。 ホルダーケースの副体部分を外した状態のスタート操作ユニットの斜視図である。 スタート操作ユニットにおける操作レバーの斜視図である。 スタート操作ユニットにおける被検出部材を装着した連係可動部材の斜視図である。 スタート操作ユニットにおける連係可動部材の斜視図である。 スタート操作ユニットにおける被検出部材の斜視図である。 (a)はスタート操作ユニットの縦断面図、(b)は連係可動部材に設けた取付軸の先端部分の断面図である。 スタート操作とスタートスイッチとの時間差を測定する測定機構のブロック図である。 スタート操作ユニットにおける被検出部材の形状及び大きさを示す説明図であり、(a)は第1例、(b)は第2例、(c)は第3例の被検出部材をそれぞれ示す。 図12に示す測定機構による測定結果を示すグラフであり、(a)は第1例、(b)は第2例、(c)は第3例による被検出部材を用いた場合の、各試験時におけるスタート操作とスタートスイッチとの時間差を示す。 図12に示す測定機構による測定結果を示すグラフであり、従来の固定状の被検出部を備えるスタート操作ユニットを用いた場合の、各試験時におけるスタート操作とスタートスイッチとの時間差を示す。 スタート操作ユニットにおける連係可動部材及び被検出部材の他の例を示す断面図である。 従来のスタート操作ユニットを示す断面図であって、(a)は操作レバーが中立して光学式センサの光軸を遮断してセンサがオフの場合、(b)は操作レバーが回動して光軸を遮断することなくセンサがオンした場合を示す。
符号の説明
100 スロットマシン
101 本体
102 前面扉
110 左リール
111 中リール
112 右リール
136 ストップボタンユニット
210 メダル受皿
210 受皿
300 主制御部
317 乱数発生回路
600 演出装置
700 スタート操作ユニット
710 操作レバー
711 軸体
712 操作ボール
713 軸孔
714 取付孔
715 掛止溝
716 取付通孔
720 スタートレバーセンサ
721 センサ基板
722 センサケース
730 ホルダーケース
731 主体部分
732 副体部分
733 係止孔
734 嵌着爪
735 支軸孔
740 支軸
750 連係可動部材
752 取付腕
753 取付軸
754 アーム部
755 掛止部
757 取付片
760 被検出部材
761 貫通孔

Claims (5)

  1. 複数種類の絵柄が施された複数のリールと、複数種類の入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記リールの回転を開始させるためのスタートスイッチを含むスタート操作ユニットと、各々の前記リールに対応して設けられ、前記リールの回転を個別に停止させるための停止スイッチと、停止時の前記リールにより表示された前記絵柄の組合せが、予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備えた遊技台であって、
    前記スタート操作ユニットには、少なくも、遊技者が操作する操作レバーと、前記スタートスイッチとして前記操作レバーの動きを検知するセンサと、が設けられ、
    前記操作レバーには、該操作レバーの動きに連係して可動する連係可動部材が可動自在に設けられ、
    前記連係可動部材には、前記センサに対応する被検出部材が、遊動可能に取り付けられている、ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、前記操作レバーは、該操作レバーを収納するホルダーケースに揺動自在に取り付けられ、前記操作レバーの軸体の後端に、前記操作レバー自体の揺動方向とほぼ一致する方向に揺動可能に、前記連係可動部材が設けられている、ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または2に記載の遊技台であって、前記被検出部材は、前記操作レバーの軸体の軸周りに回動自在に保持され、かつ、回動停止位置に応じて姿勢が変化する外形を有する、ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項3に記載の遊技台であって、前記被検出部材には、前記連係可動部材が貫通する貫通孔が形成され、前記被検出部材の貫通孔の断面形状または前記被検出部材の外形の断面形状のうちの少なくとも一方が、回転中心からの距離が変化する外形線を有する非回転体形状である、ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の遊技台であって、前記連係可動部材は、前記操作レバーの軸体の後端に形成された取付通孔に挿入されて抜け止め手段により、前記操作レバーの軸体に可動自在に設けられている、ことを特徴とする遊技台。
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