JP2005086427A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 使用可能な印刷用紙サイズと、複数ページの元画像の元画像サイズと、元画像サイズの整数倍のサイズの印刷用紙に複数ページ割り付けて印刷する節約印刷を実行する印刷用紙の用紙選択条件とに応じて、元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する使用可能印刷用紙サイズ設定手段(C35)と、使用可能な印刷用紙サイズが複数ある場合に、元画像のページ数と用紙選択条件とに応じて、印刷用紙サイズを決定する印刷用紙サイズ設定手段(C36C,C37D,C38D)とを備えた画像処理装置。
【選択図】 図5
Description
複数部または複数ページの原稿または画像を印刷する際に、前記印刷料金を削減する方法の一つとして、原稿サイズよりも大きな印刷用紙に原稿等を複数ページ(または複数部)割り付けて印刷する方法がある。この方法で印刷した場合、印刷後に印刷用紙を切断(裁断)することによって、ページ毎の印刷画像を得ることができると共に、単位面積当たりの料金が割安になり且つ印刷枚数を減らすことができるので、印刷料金を削減することができる。
また、複写機の場合、ユーザがプラテンガラス上に複数の原稿を割り付けた状態で配置する必要があり、自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)を使用して複数原稿を大きな印刷用紙に割り付けることはできなかった。
(J01)特許文献1(特開2002−211071号公報)記載の技術
特許文献1には、1枚の原稿画像を複数部印刷する場合に、原稿画像サイズよりも大きな印刷用紙に複数配置し、各原稿画像の境界に裁断位置を印刷する技術が記載されている。そして、前記大きな印刷用紙に複数の原稿画像を配置する際に、裁断する回数が少なくなるように配置している。
また、前記従来技術の画像処理装置では、複数原稿に対する記録用紙の選択基準が無く、複数原稿が割り付けられる印刷用紙のサイズは、ユーザの指定した印刷用紙サイズで印刷されていた。したがって、オフィス向けの複写機(コピー機)などの複数の印刷用紙を扱うことのできる画像処理装置において、複数原稿の原稿サイズに応じて自動的に印刷用紙サイズを選択することができなかった。
(O01)原稿サイズより大きな印刷用紙に複数ページまたは複数部の原稿画像を割り付けて印刷する際に、画像処理装置で使用可能な印刷用紙サイズと原稿サイズとに応じて自動的に印刷用紙サイズを選択すること。
(O02)裁断時の印刷用紙の切れ端等の無駄紙の発生を防止すること。
(第1発明)
前記課題を解決するために、第1発明の画像処理装置は、下記の構成要件(A01)〜(A04)を備えたことを特徴とする、
(A01)印刷対象となる複数ページの元画像の画像データおよび前記元画像のサイズである元画像サイズを記憶する元画像記憶手段(C1)、
(A02)前記複数ページの元画像を前記元画像サイズの整数倍のサイズの印刷用紙に複数ページ割り付けて印刷する節約印刷を実行する際に使用する印刷用紙の用紙選択条件の設定を行うための画面である節約印刷設定画面(1)を表示する節約印刷設定画面表示手段(C2)、
(A03)前記節約印刷を実行するか否かを指定するための節約印刷指定画像(6)を前記節約印刷設定画面(1)に表示する節約印刷指定画像表示手段(C4A)と、前記節約印刷指定画像(6)への入力に応じて節約印刷を実行するか否かの指定を記憶する節約印刷指定記憶手段(C4B)とを有する節約印刷指定手段(C4)、
(A04)前記元画像の画像データ及び前記元画像サイズと、前記節約印刷を実行するか否かの指定と、を含む印刷データを作成する印刷データ作成手段(C21)、
(A05)前記印刷データを送信する印刷データ送信手段(C22)。
したがって、前記構成要件(A05)を備えた第1発明の画像処理装置では、ローカルエリアネットワーク(LAN)や、公衆回線、プリンタ接続ケーブル等を通じて印刷データをプリンタサーバ等の画像処理装置(PS)や印刷装置(Pr)に送信できる。
(A06)前記節約印刷を実行する際に使用する印刷用紙サイズの最大用紙サイズをユーザが指定するための最大用紙サイズ指定画像(7)を節約印刷設定画面(1)に表示する最大用紙サイズ指定画像表示手段(C5A)と、前記最大用紙サイズ指定画像(7)へのユーザの入力に応じた最大用紙サイズの指定の有無を記憶する最大用紙サイズ指定有無記憶手段(C5B)とを有する最大用紙サイズ指定手段(C5)。
前記構成要件(A06)を備えた画像処理装置では、節約印刷時に使用する印刷用紙の最大サイズを、最大用紙サイズ指定画像(7)への入力により指定することができる。
(A07)前記節約印刷により印刷された印刷用紙を元画像サイズに裁断する際の裁断回数の最大値である最大裁断回数をユーザが指定するための最大裁断回数指定画像(8)を節約印刷設定画面(1)に表示する最大裁断回数指定画像表示手段(C6A)と、前記最大裁断回数指定画像(8)へのユーザの入力に応じた最大裁断回数の指定の有無を記憶する最大裁断回数指定有無記憶手段(C6B)とを有する最大裁断回数指定手段(C6)。
前記構成要件(A07)を備えた第1発明の画像処理装置では、節約印刷時に使用する印刷用紙の裁断回数の最大値を指定するか否かを、最大裁断回数指定画像(8)への入力により指定することができる。
(A08)前記節約印刷をする際に、印刷料金が最小となる印刷用紙に複数ページの元画像を割り付けて印刷する料金節約優先を指定するための料金節約優先指定画像(9)を節約印刷設定画面(1)に表示する料金節約優先指定画像表示手段(C7A)と、前記料金節約優先指定画像(9)への入力に応じた料金節約優先の指定の有無を記憶する料金節約優先指定記憶手段(C7B)とを有する料金節約優先指定手段(C7)。
前記構成要件(A08)を備えた第1発明の画像処理装置では、料金節約優先を指定するか否かを、料金節約優先指定画像(9)への入力により指定することができる。
(A09)印刷用紙の両面に画像を印刷する両面印刷を実行するか否かをユーザが指定するための両面印刷指定画像(11)を表示する両面印刷指定画像表示手段(C8A)と、前記両面印刷指定画像(11)への入力に応じて両面印刷を実行するか否かの指定を記憶する両面印刷指定記憶手段(C8B)とを有する両面印刷指定手段(C8)。
前記構成要件(A09)を備えた第1発明の画像処理装置では、両面印刷を実行するか否かを、両面印刷指定画像(11)への入力により指定することができる。
(A010)元画像サイズ1ページ分にNページ分の元画像を縮小して印刷するNup印刷を実行するか否かをユーザが指定するためのNup印刷指定画像(12)を表示するNup印刷指定画像表示手段(C9A)と、前記Nup印刷指定画像(12)への入力に応じてNup印刷の指定の有無を記憶するNup印刷指定有無記憶手段(C9B)とを有するNup印刷指定手段(C9)。
前記構成要件(A010)を備えた第1発明の画像処理装置では、Nup印刷を実行するか否かを、Nup印刷指定画像(12)への入力により指定することができる。
前記課題を解決するために第2発明の画像処理装置は、下記の構成要件(B01)〜(B06)を備えたことを特徴とする。
(B01)印刷対象となる複数ページの元画像の画像データ及び前記元画像のサイズである元画像サイズと、前記複数ページの元画像を前記元画像サイズの整数倍のサイズの印刷用紙に複数ページ割り付けて印刷する節約印刷を実行することを指定する節約印刷指定データと、前記節約印刷を実行する際に使用される印刷用紙の用紙選択条件を定める用紙選択条件指定データと、を含む送信用印刷データを受信したときに受信印刷データとして記憶する受信印刷データ記憶手段(C31)、
(B02)前記元画像を印刷するために使用可能な印刷用紙の印刷用紙サイズを記憶する使用可能印刷用紙サイズ記憶手段(C3A)、
(B03)前記使用可能印刷用紙サイズ記憶手段(C3A)で記憶された印刷用紙サイズと、前記元画像サイズと、前記用紙選択条件とに応じて、前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する使用可能印刷用紙サイズ設定手段(C35)、
(B04)前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段(C35)によって設定された整数倍の前記印刷用紙サイズが複数ある場合に、前記元画像のページ数と前記用紙選択条件とに応じて、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズを決定する印刷用紙サイズ設定手段(C36C,C37D,C38D)、
(B05)前記印刷用紙サイズ設定手段(C36C,C37D,C38D)で設定された前記整数倍の印刷用紙サイズの印刷用紙1枚に複数ページの前記元画像を割り付ける元画像割り付け手段(C36D,C37E,C38E)、
(B06)前記元画像割り付け手段(C36D,C37E,C38E)による割り付けに基づいて印刷用画像データを作成する印刷画像データ作成手段(C39)。
前記課題を解決するために第3発明の画像処理装置は、下記の構成要件(C01)〜(C09)を備えたことを特徴とする。
(C01)印刷対象となる複数ページの元画像の画像データおよび前記元画像のサイズである元画像サイズを記憶する元画像記憶手段(C1)、
(C02)前記複数ページの元画像を前記元画像サイズの整数倍のサイズの印刷用紙に複数ページ割り付けて印刷する節約印刷を実行する際に使用する印刷用紙の用紙選択条件の指定を行うための画面である節約印刷設定画面(1)を表示する節約印刷設定画面表示手段(C2)、
(C03)前記節約印刷を実行するか否かを指定するための節約印刷指定画像(6)を前記節約印刷設定画面(1)に表示する節約印刷指定画像表示手段(C4A)と、前記節約印刷指定画像(6)への入力に応じた節約印刷を実行するか否かの指定を記憶する節約印刷指定記憶手段(C4B)とを有する節約印刷指定手段(C4)、
(C04)前記節約印刷を実行する際に使用される印刷用紙の用紙選択条件を指定する用紙選択条件指定画像(4〜12)を表示する用紙選択条件指定画像表示手段(C3B,C4A,C4C1,C5A,C5C,C6A,C6C,C7A,C8A,C9A,C9C)と、前記用紙選択条件指定画像(4〜12)への入力に応じた用紙選択条件の指定を記憶する用紙選択条件指定記憶手段(C3C,C4B,C4C2,C5B,C5D,C6B,C6D,C7B,C8B,C9B,C9D)とを有する用紙選択条件指定手段(C3〜C9)、
(C05)前記元画像を印刷するために使用可能な印刷用紙の印刷用紙サイズを記憶する使用可能印刷用紙サイズ記憶手段(C3A)、
(C06)前記使用可能印刷用紙サイズ記憶手段(C3A)で記憶された印刷用紙サイズと、前記元画像サイズと、前記用紙選択条件とに応じて、前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する使用可能印刷用紙サイズ設定手段(C35)、
(C07)前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段(C35)によって設定された整数倍の前記印刷用紙サイズが複数ある場合に、前記元画像のページ数と前記用紙選択条件とに応じて、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズを決定する印刷用紙サイズ設定手段(C36C,C37D,C38D)、
(C08)前記印刷用紙サイズ設定手段(C36C,C37D,C38D)で設定された前記整数倍の印刷用紙サイズの印刷用紙1枚に複数ページの前記元画像を割り付ける元画像割り付け手段(C36D,C37E,C38E)、
(C09)前記元画像割り付け手段(C36D,C37E,C38E)による割り付けに基づいて印刷用画像データを作成する印刷画像データ作成手段(C39)。
(B07)前記整数倍の各印刷用紙サイズの整数値が元画像のページ数以下となる印刷用紙サイズを、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズとして設定する前記印刷用紙サイズ設定手段(C36C,C37D,C38D)。
したがって、前記(B07)を備えた第2発明又は第3発明の画像処理装置では、前記整数倍の各印刷用紙サイズの整数値が元画像のページ数以下となる印刷用紙サイズが、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズとして設定されるので、裁断後に印刷用紙の切れ端等の無駄紙が発生することを防止できる。
(B08)前記印刷用紙サイズに元画像を印刷する際に必要な印刷料金を印刷用紙サイズ毎に記憶する印刷料金記憶手段(C35B)、
(B09)前記印刷料金に基づいて、印刷料金が最小になるように前記印刷用紙サイズを設定する料金節約優先の指定があるか否かを示す設定料金節約優先指定データを含む前記用紙選択条件指定データ、
(B010)前記料金節約優先が指定された場合に、印刷料金が最小になる前記印刷用紙サイズを、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズとして設定する前記印刷用紙サイズ設定手段(C36C,C37D,C38D)。
(B011)前記節約印刷を実行する際に使用する印刷用紙サイズの最大用紙サイズの指定があるか否かを示す最大用紙サイズ指定データを含む前記用紙選択条件指定データ、
(B012)前記最大用紙サイズの指定がある場合に、指定された前記最大用紙サイズを超えない範囲且つ前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段(C35)。
したがって、前記構成要件(B011),(B012)を備えた第2発明又は第3発明の画像処理装置では、前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段(C35)によって、元画像が印刷される印刷用紙サイズとして、指定された前記最大用紙サイズを超えない範囲且つ前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズが設定される。
(B013)前記節約印刷により印刷された印刷用紙を元画像サイズに裁断する際の裁断回数の最大値である最大裁断回数の指定があるか否かを示す最大裁断回数指定データを含む前記用紙選択条件指定データ、
(B014)前記最大裁断回数の指定がある場合に、前記元画像サイズと前記最大裁断回数の指定値とに応じて、節約印刷後の印刷用紙を裁断する回数が前記最大裁断回数を超えない範囲且つ前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段(C35)。
したがって、前記構成要件(B013),(B014)を備えた第2発明又は第3発明の画像処理装置では、前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段(C35)によって、元画像が印刷される印刷用紙サイズとして、前記最大裁断回数を超えない範囲且つ前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズが設定される。
(K01)原稿サイズより大きな印刷用紙に複数ページまたは複数部の原稿画像を割り付けて印刷する際に、画像処理装置で使用可能な印刷用紙サイズと原稿サイズとに応じて自動的に印刷用紙サイズを選択することができる。
(K02)裁断時の印刷用紙の切れ端等の無駄紙の発生を防止することができる。
(K03)印刷用紙サイズの設定及び割付が自動的に行われるので、ユーザによる割り付け作業を省略することができる。
(K04)印刷コスト(印刷料金)を抑えることができる。
(K05)印刷後の印刷用紙の裁断回数をユーザが指定して印刷することができる。
(K06)印刷に使用される印刷用紙の最大サイズをユーザが指定することができる。
(K07)両面印刷及びNup印刷時に、自動的に印刷用紙サイズを設定し、画像を割り付けて節約印刷することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の印刷処理システムの実施の形態1の説明図である。
図1において、印刷処理システムSのプリンタサーバ(画像処理装置)PSには、ケーブルを介してプリンタ(印刷装置、画像処理装置)Prが接続されている。また、前記プリンタサーバPSはローカルネットワークLNに接続されており、前記ローカルネットワークLNには複数のクライアントパソコン(画像処理装置)PC、ワークステーションWS、データベースサーバDBS等が接続されている。
また、前記プリンタサーバPSも、前記クライアントパソコンPC等と同様に、コンピュータ本体D1、ディスプレイD2、キーボードD3やマウスD4の入力装置、ハードディスクドライブ(図示せず)等により構成されている。
前記プリンタPrは、印刷用紙給紙用の複数の給紙トレイTR及び手差しトレイTR0と、印刷用紙排紙用のフェイスダウン排紙トレイTR1及びフェイスアップ排紙トレイTR2とを有している。なお、実施の形態1では各給紙トレイTRには、A3,A4,A5,B4の定形サイズの印刷用紙が収容されている。
図2は前記図1に示す印刷処理システムのクライアントパソコンの機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図2において、クライアントパソコンPCのコンピュータ本体H1は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成のクライアントパソコンPCは、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
図4は本発明の画像処理装置としてのクライアントパソコンに組み込まれているアプリケーションプログラムの印刷開始入力画面の説明図である。
C1:元画像記憶手段
元画像記憶手段C1は、前記アプリケーションプログラムAPで作成され印刷指示された印刷対象となる元画像の画像データおよび前記元画像のサイズである元画像用紙サイズを記憶する。
C2:節約印刷設定画面表示手段
節約印刷設定画面表示手段C2は、複数ページの元画像を前記元画像サイズの整数倍のサイズの印刷用紙に複数ページ割り付けて印刷する節約印刷を実行する際に使用する印刷用紙の用紙選択条件の設定を行うための画面である節約印刷設定画面1(図3参照)を表示する。節約印刷設定画面1は、前記アプリケーションプログラムAPで印刷開始を選択した際に表示される印刷開始入力画面2(印刷範囲や印刷部数、片面・両面印刷の指定、綴じ位置の指定等を行う画面、図4参照)において、「節約印刷の設定」を選択した場合に表示される。
印刷用紙設定手段C3は、使用可能印刷用紙サイズ記憶手段C3Aと、印刷用紙設定画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C3Bと、印刷用紙設定値記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C3Cとを有し、節約印刷時に使用する印刷用紙の用紙サイズを指定し、記憶する。
C3A:使用可能印刷用紙サイズ記憶手段
使用可能印刷用紙サイズ記憶手段C3Aは、前記プリンタPrで使用可能な印刷用紙のサイズを記憶する。実施の形態1のクライアントパソコンPCの使用可能印刷用紙サイズ記憶手段C3Aでは、前記プリンタPrで使用可能な印刷用紙のサイズであるA3,A4,A5,B4のサイズ情報は、プリンタサーバPSの使用可能印刷用紙サイズ記憶手段C3Aが記憶する使用可能用紙サイズの情報をローカルネットワークLN経由で入手して記憶している。なお、使用可能な印刷用紙のサイズをユーザが入力装置(キーボードH3又はマウスH4)で入力・設定した値を記憶するよう構成することも可能である。
印刷用紙設定画像表示手段C3Bは、印刷に使用される前記印刷用紙のサイズを指定するための印刷用紙設定画像(用紙選択条件指定画像)4を前記印刷開始入力画面2に表示する。前記印刷用紙設定画像4は、印刷用紙サイズ(用紙選択条件)を指定するための印刷用紙サイズ指定画像4aを有している。ユーザがマウスH4等の操作により節約印刷設定画面1上を移動可能なポインタで印刷用紙サイズ指定画像4aを選択することにより、指定可能な印刷用紙サイズの一覧を表示するダイアログボックスが表示される。実施の形態1では、指定可能な印刷用紙サイズとして前記使用可能用紙サイズ記憶手段C3Aで記憶された使用可能用紙サイズ又は自動で用紙サイズを設定する「自動」が選択可能になっている。そして、ユーザがマウスH4等の操作によりダイアログボックス内のいずれかの用紙サイズを選択することによって、印刷用紙サイズを選択指定できる。なお、前記印刷用紙サイズ指定画像4aは、スピンコントロールボタンやラジオボタン等により構成することも可能である。
印刷用紙指定値記憶手段C3Cは、ユーザの入力装置(キーボードH3、マウスH4)による前記印刷用紙指定画像4の印刷用紙サイズ指定画像4aへの入力により定まる印刷用紙サイズを使用印刷用紙指定サイズ(使用印刷用紙サイズ指定値)として記憶する。なお、実施の形態1の印刷用紙指定値記憶手段C3Cは、プリンタサーバPSの処理によって自動的に印刷用紙サイズを設定する「自動」を印刷用紙サイズの初期値として記憶している。
C4:節約印刷指定手段(用紙選択条件指定手段)
節約印刷指定手段C4は、節約印刷指定画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C4Aと、節約印刷指定記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C4Bと、節約効果判別枚数指定手段C4Cとを有し、複数ページの元画像を、元画像サイズの整数倍の印刷用紙サイズの前記印刷用紙に複数ページ割り付けて印刷する節約印刷を実行するか否かをユーザの指定に応じて設定する。なお、実施の形態1では、前記節約印刷が指定された場合、印刷された印刷用紙を裁断した際に無駄紙が発生せず且つ印刷コストが最小となるよう印刷用紙サイズが設定される。
節約印刷指定画像表示手段C4Aは、前記節約印刷を実行するか否か(用紙選択条件)を指定するための節約印刷指定画像6(用紙選択条件指定画像、図3参照)を前記節約印刷設定画面1に表示する。
C4B:節約印刷指定記憶手段
節約印刷指定記憶手段C4Bは、前記節約印刷指定画像6へのユーザの入力により指定された節約印刷を実行するか否かの指定を記憶する。即ち、ユーザが節約印刷「しない」を指定した場合、節約印刷指定無しを記憶し、節約印刷「する」を指定した場合、節約印刷指定有りを記憶する。なお、実施の形態1では、前記節約印刷の指定の初期値として、節約印刷指定無しを記憶している。
節約効果判別枚数指定手段C4Cは、節約効果判別枚数指定画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C4C1と、節約効果判別枚数指定値記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C4C2とを有し、節約効果判別枚数(用紙選択条件)をユーザの指定に応じて設定する。前記節約効果判別枚数は、印刷用紙を裁断する手間と印刷コスト節約の効果との関係から、裁断の手間の割りに印刷コストの低減効果が低いとユーザが判断して指定した印刷用紙の枚数であり、元画像のページ数が節約効果判別枚数以下の場合、節約印刷を実行せず通常の印刷を行うよう指定する。
C4C1:節約効果判別枚数指定画像表示手段
節約効果判別枚数指定画像表示手段C4C1は、ユーザが前記節約効果判別枚数を指定するための節約効果判別枚数指定画像6a(用紙選択条件指定画像)を節約印刷設定画面1に表示する。なお、実施の形態1では、節約効果判別枚数指定画像6aにおいて、ユーザがキーボードH3で節約効果判別枚数を直接入力するよう構成されているが、スピンコントロールボタン等により節約効果判別枚数を選択して指定するよう構成することも可能である。
節約効果判別枚数指定値記憶手段C4C2は、前記節約効果判別枚数指定画像6aにおいてユーザが指定した節約効果判別枚数を節約効果判別枚数指定値として記憶する。なお、実施の形態1の節約効果判別枚数指定値記憶手段C4C2は、節約効果判別枚数指定値の初期値として、「3」を記憶している。
C5:最大用紙サイズ指定手段(用紙選択条件指定手段)
最大用紙サイズ指定手段C5は、最大用紙サイズ指定画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C5Aと、最大用紙サイズ指定有無記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C5Bと、最大用紙サイズ指定値選択画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C5Cと、最大用紙サイズ指定値記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C5Dとを有し、節約印刷を実行する際に使用する印刷用紙サイズの最大用紙サイズをユーザの入力に応じて指定する。即ち、印刷用紙が大きすぎる場合に裁断作業が行いにくくなる場合や、使用頻度が低い大きなサイズの印刷用紙に印刷したくない場合等に、ユーザが最大用紙サイズを指定することができる。
最大用紙サイズ指定画像表示手段C5Aは、前記最大用紙サイズを指定するか否か(用紙選択条件)をユーザの入力に応じて設定するための最大用紙サイズ指定画像7(用紙選択条件指定画像、図3参照)を節約印刷設定画面1に表示する。したがって、ユーザは、前記最大用紙サイズ指定画像7においてマウスH4で入力することによって最大用紙サイズを指定するか否かを設定することができる。
C5B:最大用紙サイズ指定有無記憶手段
最大用紙サイズ指定有無記憶手段C5Bは、前記最大用紙サイズ指定画像7へのユーザの入力に応じた最大用紙サイズの指定の有無を記憶する。即ち、ユーザが「指定なし」を選択した場合、最大用紙サイズ指定「なし」を記憶し、「指定する」を選択した場合、最大用紙サイズ指定「有り」を記憶する。なお、実施の形態1の最大用紙サイズ指定有無記憶手段C5Bは、最大用紙サイズ指定の初期値として、最大用紙サイズ指定「無し」を記憶している。
最大用紙サイズ指定値選択画像表示手段C5Cは、前記最大用紙サイズ指定画像7への入力によって最大用紙サイズを指定することが選択された場合に、最大用紙サイズ(用紙選択条件)の指定値(「A3」や「B4」等)を指定するための最大用紙サイズ指定値選択画像7a(用紙選択条件指定画像)を前記最大用紙サイズ指定画像7内に表示する。ユーザは最大用紙サイズ指定値選択画像7aを選択した時に表示されるダイアログボックス内に登録されている定形サイズ(A0,A1,B0,B1等)のいずれかを選択入力することにより、最大用紙サイズを指定することができる。
C5D:最大用紙サイズ指定値記憶手段
最大用紙サイズ指定値記憶手段C5Dは、前記最大用紙サイズ指定値選択画像7aへのユーザの選択入力によって指定された最大用紙サイズ(「A3」等)を最大用紙サイズ指定値として記憶する。
最大裁断回数指定手段C6は、最大裁断回数指定画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C6Aと、最大裁断回数指定有無記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C6Bと、最大裁断回数指定値選択画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C6Cと、最大裁断回数指定値記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C6Dとを有し、前記節約印刷により印刷された印刷用紙を元画像サイズに裁断する際の裁断回数の最大値である最大裁断回数をユーザの入力に応じて指定する。したがって、元画像が印刷された印刷用紙をユーザが裁断する回数が多くなりすぎると手間がかかるため、最大裁断回数の指定により、ユーザが印刷後の用紙を裁断する回数の上限(裁断回数の最大値)を指定できる。
最大裁断回数指定画像表示手段C6Aは、前記最大裁断回数を指定するか否か(用紙選択条件)をユーザの入力に応じて設定するための最大裁断回数指定画像8(用紙選択条件指定画像、図3参照)を節約印刷設定画面1に表示する。したがって、ユーザは、前記最大裁断回数指定画像8においてマウスH4で選択入力することによって最大裁断回数を指定するか否かを設定することができる。
C6B:最大裁断回数指定有無記憶手段
最大裁断回数指定有無記憶手段C6Bは、前記最大裁断回数指定画像8へのユーザの入力に応じた最大裁断回数の指定の有無を記憶する。即ち、ユーザが「指定なし」を選択した場合、最大裁断回数指定「なし」を記憶し、「指定する」を選択した場合、最大裁断回数指定「有り」を記憶する。なお、実施の形態1の最大裁断回数指定有無記憶手段C6Bは、最大裁断回数指定の初期値として、最大裁断回数指定「なし」を記憶する。
最大裁断回数指定値選択画像表示手段C6Cは、前記最大裁断回数指定画像8への入力によって最大裁断回数(用紙選択条件)を指定することが選択された場合に、最大裁断回数の指定値(「2回」や「1回」等)を指定するための最大裁断回数指定値選択画像8a(用紙選択条件指定画像)を前記最大裁断回数指定画像8内に表示する。実施の形態1の前記最大裁断回数指定値選択画像8aはスピンコントロールボタンにより構成されており、最大裁断回数指定値選択画像8a右端部の正三角形又は逆三角形を選択入力することにより、最大裁断回数を増加又は減少させることができる。
C6D:最大裁断回数指定値記憶手段
最大裁断回数指定値記憶手段C6Dは、前記最大裁断回数指定値選択画像8aへのユーザの選択入力によって指定された最大裁断回数(「2回」等)を最大裁断回数指定値として記憶する。
料金節約優先指定手段C7は、料金節約優先指定画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C7Aと、料金節約優先指定記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C7Bとを有し、前記節約印刷をする際に、印刷料金(印刷コスト)が最小となる印刷用紙に複数ページの元画像を割り付けて印刷する料金節約優先をユーザの入力に応じて指定する。
C7A:料金節約優先指定画像表示手段
料金節約優先指定画像表示手段C7Aは、前記料金節約優先を指定するか否か(用紙選択条件)を入力するための料金節約優先指定画像9(用紙選択条件指定画像)を節約印刷設定画面1に表示する。実施の形態1の料金節約優先指定画像9はラジオボタンにより構成されているが、チェックボックス等により構成することも可能である。
料金節約優先指定記憶手段C7Bは、前記料金節約優先指定画像9への入力に応じた料金節約優先の指定の有無を記憶する。したがって、料金節約優先指定画像9において、料金節約優先を「しない」が指定された場合、料金節約優先指定「無し」を記憶し、料金節約優先を「する」が指定された場合、料金節約優先指定「有り」を記憶する。なお、実施の形態1の料金節約優先指定記憶手段C7Bは、前記料金節約優先指定の初期値として、料金節約優先指定「なし」を記憶する。
両面印刷指定手段C8は、両面印刷指定画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C8Aと、両面印刷指定記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C8Bとを有し、印刷用紙の両面に画像を印刷する両面印刷を実行するか否かをユーザの入力に応じて指定する。
C8A:両面印刷指定画像表示手段
両面印刷指定画像表示手段C8Aは、両面印刷を実行するか否か(用紙選択条件)をユーザが指定するための両面印刷指定画像11(図4参照)を印刷開始入力画面2に表示する。なお、実施の形態1では、両面印刷指定画像11(用紙選択条件指定画像)を印刷開始入力画面2に表示しているが、前記節約印刷設定画面1に表示するよう構成することも可能である。また、実施の形態1では、両面印刷「なし」、「左綴じ」、「上綴じ」の3つしか選択できないが、「右綴じ」や「下綴じ」等を選択可能にすることも可能である。
両面印刷指定記憶手段C8Bは、前記両面印刷指定画像11への入力により指定された両面印刷を実行するか否かの指定及び両面印刷を実行する際の綴じ位置の指定を両面印刷指定値として記憶する。したがって、両面印刷指定画像11において、両面印刷「なし」が選択指定された場合(即ち、片面印刷が指定された場合)、両面印刷指定値として両面印刷指定「無し」を記憶し、「左綴じ」選択指定された場合、両面印刷指定値として両面印刷指定「左綴じ」を記憶する。なお、実施の形態1の両面印刷指定記憶手段C8Bは、両面印刷指定値の初期値として、両面印刷指定「無し」を記憶する。
C9:Nup印刷指定手段(用紙選択条件指定手段)
Nup印刷指定手段C9は、Nup印刷指定画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C9Aと、Nup印刷指定有無記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C9Bと、Nup指定値選択画像表示手段(用紙選択条件指定画像表示手段)C9Cと、Nup指定値記憶手段(用紙選択条件指定記憶手段)C9Dとを有し、元画像サイズ1ページ分にNページ分の元画像を縮小して印刷するNup印刷を実行するか否かをユーザの入力に応じて指定する。
Nup印刷指定画像表示手段C9Aは、Nup印刷を実行するか否か(用紙選択条件)をユーザが指定するためのNup印刷指定画像12(用紙選択条件指定画像、図4参照)を印刷開始入力画面2に表示する。なお、実施の形態1ではNup印刷指定画像12を印刷開始入力画面2に表示しているが、節約印刷設定画面1に表示するよう構成することも可能である。
C9B:Nup印刷指定有無記憶手段
Nup印刷指定有無記憶手段C9Bは、前記Nup印刷指定画像12へのユーザの選択入力に応じてNup印刷の指定の有無を記憶する。したがって、ユーザの指定によりNup印刷「しない」が選択された場合、Nup印刷指定「無し」が記憶され、Nup印刷「する」が選択された場合、Nup印刷指定「有り」が記憶される。なお、実施の形態1のNup印刷指定有無記憶手段C9Bは、Nup印刷指定の初期値として、Nup印刷指定「無し」を記憶する。
Nup指定値選択画像表示手段C9Cは、Nup印刷を実行することが指定された場合に、Nupの指定値(実施の形態1では、「2up」、「4up」、「8up」のいずれか)を指定するためのNup指定値選択画像12aをNup印刷指定画像12内に表示する。
C9D:Nup指定値記憶手段
Nup指定値記憶手段C9Dは、前記Nup指定値選択画像12aへのユーザの選択入力によって指定されたNup指定値(「2up」等)をNup指定値として記憶する。
C21:印刷データ作成手段
印刷データ作成手段C21は、前記元画像記憶手段C1で記憶された元画像の画像データ及び元画像サイズと、節約印刷指定記憶手段C4Bで記憶された節約印刷を実行するか否かの指定を示す節約印刷指定データ(用紙選択条件指定データ)とを含む印刷データを作成する。なお、実施の形態1では、前記印刷用紙指定値記憶手段C3Cで記憶された印刷用紙サイズ指定値(用紙選択条件指定データ)と、前記節約効果判別枚数指定値記憶手段C4C2で記憶された節約効果判別枚数指定値(用紙選択条件指定データ)と、前記最大用紙サイズ指定有無記憶手段C5Bで記憶された最大用紙サイズの指定の有無を示す最大用紙サイズ指定データ(用紙選択条件指定データ)と、最大用紙サイズ指定値記憶手段C5Dで記憶された最大用紙サイズ指定値(用紙選択条件指定データ)と、最大裁断回数指定有無記憶手段C6Bで記憶された最大裁断回数の指定の有無を示す最大裁断回数指定データ(用紙選択条件指定データ)と、最大裁断回数指定値記憶手段C6Cで記憶された最大裁断回数指定値(用紙選択条件指定データ)と、料金節約優先指定記憶手段C7Bで記憶された料金節約優先の指定の有無を示す料金節約優先指定データ(用紙選択条件指定データ)と、両面印刷指定記憶手段C8Bで記憶された両面印刷を実行するか否か又は両面印刷の綴じ位置を示す両面印刷指定値(用紙選択条件指定データ)と、Nup印刷指定有無記憶手段C9Bで記憶されたNup印刷を実行するか否かを示すNup印刷指定データ(用紙選択条件指定データ)と、Nup指定値記憶手段C9Dで記憶されたNup指定値(用紙選択条件指定データ)とをさらに含む印刷データを作成する。さらに、実施の形態1の印刷データは、保持ジョブの指定があるか否かを示す保持ジョブ指定データ(用紙選択条件指定データ)を含む。
印刷データ送信手段C22は、前記印刷データ作成手段C21で作成した印刷データをプリンタサーバPSに送信する。
なお、実施の形態1では、ワークステーションWS、データベースサーバDBS等は、前記クライアントPCと異なり機能実現手段C1〜C22等を有していない。しかしながら、前記ワークステーションWS、データベースサーバDBS等が各機能実現手段C1〜C22を備えるよう構成可能なことは言うまでもない。
図5は前記図1に示す印刷処理システムのプリンタサーバ及びプリンタの機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
プリンタサーバPSのコンピュータ本体D1(図1参照)は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクドライブ、RAMまたはROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成のプリンタサーバPSは、前記ハードディスクドライブ、RAMまたはROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
C31:受信印刷データ記憶手段
受信印刷データ記憶手段C31は、前記印刷データ送信手段C22によって送信された送信用印刷データを受信したときに受信印刷データとして記憶する。実施の形態1では、前記受信印刷データには、印刷対象となる元画像の画像データと、前記各用紙選択条件指定データ(節約印刷指定データ等)とが含まれる。
C32:メイン画面表示手段
メイン画面表示手段C32は、ディスプレイD2に印刷の進行状況等を表示するためのメイン画面16(図6参照)を表示する。図6において、前記メイン画面16には、印刷実行中の印刷ジョブを示す印刷ジョブ表示画像16aと、現在印刷中の印刷画像を表示するプレビュー画面16bと、現在印刷中の印刷ジョブの状況(何ページ印刷ジョブが残っているか等)を表示する印刷状況表示画像16cと、印刷がまだ実行されていない印刷ジョブやジョブ保持指定がされた印刷ジョブを表示する保持ジョブ表示画像16dと、印刷ジョブを実行しようとしたが用紙のサイズが一致しない等の理由によりエラーとなった印刷ジョブを表示するエラージョブ表示画像16eと、印刷開始やジョブ消去等の作業アイコンが表示される作業アイコン表示画像16fとを有している。
印刷パラメータ設定プログラムP1は、前記クライアントパソコンPCの印刷パラメータ設定プログラムP1と同様に構成されており、同様の機能実現手段C1〜C9を備えている。そして、前記メイン画面16の保持ジョブ表示画像16dまたはエラージョブ表示画像16eにおいて選択されたジョブの節約印刷設定が選択された場合、印刷パラメータ設定プログラムP1の各機能実現手段C1〜C9により、節約印刷設定画面1等がディスプレイD2に表示される。
表示制御手段C33は、前記メイン画面16や節約印刷設定画面1等のディスプレイD2に表示される画像の表示の切替等を制御する。
C34:印刷指定処理手段
印刷指定処理手段C34は、節約印刷指定判別手段C34Aと、ジョブ保持処理手段C34Bと、エラー処理手段C34Cとを有し、受信印刷データの印刷ジョブを実行する際の指定(節約印刷の指定やジョブ保持の指定等)を判別して処理する。
節約印刷指定判別手段C34Aは、受信印刷データが節約印刷するよう指定されているか否かを判別する。実施の形態1では、受信印刷データに含まれる節約印刷指定データに基づいて判別する。
C34B:ジョブ保持処理手段
ジョブ保持処理手段C34Bは、受信印刷データがジョブ保持指定されているか否かを判別するジョブ保持指定判別手段C34B1と、ジョブ保持指定された印刷ジョブの受信印刷データ(画像データ)を保持(記憶)する保持ジョブ画像データ記憶手段C34B2と、選択された保持ジョブの消去する保持ジョブ消去手段C34B3とを有する。
エラー処理手段C34Cは、元画像サイズに対応する印刷用紙が使用可能ではない等の場合に実行できない印刷ジョブ(エラージョブ)であると判別するエラージョブ判別手段C34C1と、エラージョブと判別された際に印刷ジョブの受信印刷データをエラージョブデータとして保持する(記憶する)エラージョブデータ記憶手段C34C2とを有する。
使用可能印刷用紙サイズ設定手段C35は、印刷用紙サイズ算出テーブル記憶手段C35Aと、割付対象ページ数・料金節約用紙テーブル記憶手段C35Bと、使用可能最大用紙サイズ算出手段C35Cと、使用可能用紙サイズリスト作成手段C35Dとを有する。そして、使用可能印刷用紙サイズ設定手段C35は、前記使用可能印刷用紙サイズ記憶手段C3Aで記憶された印刷用紙サイズと、印刷対象の元画像サイズと、各用紙選択条件とに応じて、前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する。なお、実施の形態1の使用可能印刷用紙サイズ設定手段C35は、前記最大用紙サイズの指定がある場合には、最大用紙サイズ指定値を超えない範囲且つ前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する。また、前記最大裁断回数の指定がある場合には、元画像サイズと最大裁断回数指定値とに応じて、節約印刷後の印刷用紙を裁断する回数が前記最大裁断回数を超えない範囲且つ前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する。さらに、複数ページの元画像のページ数が節約効果判別ページ数より大きいか否かを判別も行う。
印刷用紙サイズ算出テーブル記憶手段C35Aは、裁断回数指定値や最大用紙サイズ指定値に応じて、節約印刷時に使用可能な最大の印刷用紙サイズ(最大用紙サイズ)を算出可能且つ、元画像サイズに応じて整数倍の大きさの印刷用紙サイズを算出可能な印刷用紙サイズ算出テーブル(後述の図11参照)を記憶する。なお、実施の形態1では、印刷用紙サイズ算出テーブルを使用して整数倍の大きさの印刷用紙サイズを算出したが、テーブルを使用せずにプログラム等により最大裁断回数指定値または最大用紙サイズ指定値に基づいて整数倍の大きさの印刷用紙サイズを自動算出するよう構成することも可能である。
割付対象ページ数・料金節約用紙テーブル記憶手段C35Bは、印刷用紙サイズとカラー・白黒の属性に応じて予め設定された料金表(印刷コスト表、後述の図13B参照)と、料金節約優先を実行する際に最小の印刷コストになるように前記料金表に基づいて設定された料金節約用紙を算出可能な割付対象ページ数・料金節約用紙テーブル(後述の図13A参照)を記憶する。なお、実施の形態1では、テーブルを使用して料金節約用紙を算出したが、前記印刷用紙サイズに元画像を印刷する際に必要な印刷料金(印刷コスト)を印刷用紙サイズ毎に記憶しておき、元画像のページ数に応じて、印刷用紙サイズ毎にその都度印刷コストを計算して、印刷コストが最小になる印刷用紙(料金節約用紙)を選択するよう構成することも可能である。
使用可能最大用紙サイズ算出手段C35Cは、前記最大裁断回数指定値または最大用紙サイズ指定値に基づいて、印刷用紙サイズ算出テーブルから、節約印刷時に使用可能な最大の印刷用紙サイズ(最大用紙サイズ)を算出する。即ち、最大用紙サイズの指定がある場合、最大用紙サイズ指定値により指定された最大用紙サイズを超えない範囲で最大の用紙サイズを算出し、使用可能最大用紙サイズとして設定する。また、最大裁断回数の指定がある場合には、最大裁断回数指定値により指定された最大裁断回数を超えない範囲で最大の用紙サイズを算出し、使用可能最大用紙サイズとして設定する。
使用可能用紙サイズリスト作成手段C35Dは、使用可能最大用紙サイズ算出手段C35Cで最大用紙サイズが設定されている場合、前記最大用紙サイズと、プリンタPrで使用可能な印刷用紙サイズと、元画像サイズに基づいて、最大用紙サイズを超えない範囲で元画像サイズの整数倍の大きさの印刷用紙サイズをリストアップした使用可能用紙サイズリストを作成する。最大用紙サイズが設定されていない場合は、プリンタPrで使用可能な印刷用紙サイズと、元画像サイズに基づいて、元画像サイズの整数倍の大きさの印刷用紙サイズをリストアップした使用可能用紙サイズリストを作成する。
片面印刷時元画像割付設定手段C36は、片面印刷時割付対象ページ数カウント手段C36Aと、片面印刷時割付対象ページ数記憶手段C36Bと、片面印刷時印刷用紙サイズ設定手段C36Cと、片面印刷時元画像割付手段C36Dとを有し、片面印刷・節約印刷が指定された場合に、元画像サイズや使用可能な印刷用紙サイズ、白黒・カラー属性等から印刷用紙サイズを設定し、設定された印刷用紙サイズにページを割り付ける。
C36A:片面印刷時割付対象ページ数カウント手段
片面印刷時割付対象ページ数カウント手段C36Aは、複数ページの元画像の各ページの白黒・カラーの属性及び元画像サイズに基づいて、先頭ページと同一の属性(白黒又はカラーと元画像サイズ)のページの数をカウントする。
片面印刷時割付対象ページ数記憶手段C36Bは、前記片面印刷時割付対象ページ数カウント手段C36Aでカウントされたカウント値を、まだ割り付けが行われていない(即ち、まだ印刷されていない)割り付け可能なページ数である片面印刷時割付対象ページ数として記憶する。
C36C:片面印刷時印刷用紙サイズ設定手段
片面印刷時印刷用紙サイズ設定手段C36Cは、前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段C35によって設定された整数倍の前記印刷用紙サイズが複数ある場合に、片面印刷時割付対象ページ数(元画像の残りページ数)と、前記用紙選択条件(料金節約優先の指定等)とに応じて、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズを決定する。なお、実施の形態1では、料金節約優先が指定されていない場合、前記割付対象ページ数が、判別対象の印刷用紙サイズ(判別用紙サイズ)に割付可能な最大ページ数(即ち、整数倍の印刷用紙サイズの整数の値)以下となる印刷用紙サイズが設定される。また、料金節約優先が指定されている場合、割付対象ページ数が最大用紙サイズに割付可能なページ数以下の場合に、割付対象ページ数と割付対象ページ数・料金節約用紙テーブル(後述の図13A参照)とから印刷用紙サイズが設定される。
片面印刷時元画像割付手段C36Dは、印刷用紙サイズ設定手段C36Cで設定された印刷用紙サイズの印刷用紙1枚に複数ページの前記元画像を割り付ける。なお、実施の形態1では、料金節約優先が指定されている場合、割付対象ページ全てが割り付けられ、料金節約優先が指定されていない場合、判別用紙サイズの割付可能最大ページ数に応じた割付対象ページが割り付けられる。
C37:両面印刷時元画像割付設定手段
両面印刷時元画像割付設定手段C37は、両面属性パラメータ作成手段C37Aと、両面印刷時割付対象ページ数カウント手段C37Bと、両面印刷時割付対象ページ数記憶手段C37Cと、両面印刷時印刷用紙サイズ設定手段C37Dと、両面印刷時元画像割付手段C37Eとを有する。そして、両面印刷時元画像割付設定手段C37は、両面・節約印刷が指定された場合に、元画像サイズや使用可能な印刷用紙サイズ、白黒・カラー属性等から印刷用紙サイズを設定し、設定された印刷用紙の表裏にページを割り付ける。
両面属性パラメータ作成手段C37Aは、カラー・白黒の属性または元画像サイズの属性が同一でない複数ページの元画像に対して、先頭ページから順に2ページずつの組を印刷用紙の表裏に印刷される1組の割付対象ページとみなし、各割付対象ページの属性(カラー・白黒及び元画像サイズ)をパラメータとする両面属性パラメータを割付対象ページ毎に作成する。
C37B:両面印刷時割付対象ページ数カウント手段
両面印刷時割付対象ページ数カウント手段C37Bは、前記両面属性パラメータに基づいて、割付対象ページの先頭ページの前記両面属性パラメータと同一又は割付対象ページの表裏を逆にした場合の両面属性パラメータと同一となる割付対象ページの数をカウントする。
両面印刷時割付対象ページ数記憶手段C37Cは、片面印刷時割付対象ページ数記憶手段C36Bと同様に、前記両面印刷時割付対象ページ数カウント手段C37Bがカウントしたカウント値を、まだ割り付けが行われていない割り付け可能なページ数である両面印刷時割付対象ページ数(即ち、元画像の残りページ数)として記憶する。
C37D:両面印刷時印刷用紙サイズ設定手段
両面印刷時印刷用紙サイズ設定手段C37Dは、片面印刷時印刷用紙サイズ設定手段C36Cと同様に、前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段C35によって設定された整数倍の前記印刷用紙サイズが複数ある場合に、両面印刷時割付対象ページ数と、前記用紙選択条件(料金節約優先の指定等)とに応じて、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズを決定する。
両面印刷時元画像割付手段C37Eは、前記片面印刷時元画像割付手段C36Dと同様に、両面印刷時印刷用紙サイズ設定手段C37Dで設定された印刷用紙サイズの印刷用紙1枚に複数ページの前記元画像を割り付ける(後述の図21〜図24参照)。
C38:Nup印刷時元画像割付設定手段
Nup印刷時元画像割付設定手段C38は、Nup属性パラメータ作成手段C38Aと、Nup印刷時割付対象ページ数カウント手段C38Bと、Nup印刷時割付対象ページ数記憶手段C38Cと、Nup印刷時印刷用紙サイズ設定手段C38Dと、Nup印刷時元画像割付手段C38Eとを有する。そして、Nup印刷時元画像割付設定手段C38は、Nup印刷且つ節約印刷が指定された場合に、元画像サイズや使用可能な印刷用紙サイズ、白黒・カラー属性等から印刷用紙サイズを設定し、設定された印刷用紙にNupされたページを複数を割り付ける。
Nup属性パラメータ作成手段C38Aは、カラー・白黒の属性が同一でない複数ページの元画像に対して、先頭ページから順にNup後のページを割付対象ページとみなす。例えば、4upの場合、元画像の第1ページ〜第4ページをNup後の先頭ページ(即ち、割付対象ページの第1ページ)とみなし、元画像の第5ページ〜第8ページをNup後の第2ページとみなす。そして、各割付対象ページの属性(カラー・白黒の属性)をパラメータとするNup属性パラメータを割付対象ページ毎に作成する。実施の形態1のNup属性パラメータ作成手段C38Aは、例えば、4upの場合、元画像の第1ページ〜第4ページのうち1つでもカラーのページがあれば、Nup後の先頭ページのNup属性パラメータはカラーに設定する。なお、元画像4ページのうち、3ページが白黒、1ページがカラーの場合に、ページ数の多い白黒をNup属性パラメータとするよう設定することも可能である。
Nup印刷時割付対象ページ数カウント手段C38Bは、前記Nup属性パラメータに基づいて、割付対象ページの先頭ページの前記Nup属性パラメータと同一の割付対象ページの数をカウントする。
C38C:Nup印刷時割付対象ページ数記憶手段
Nup印刷時割付対象ページ数記憶手段C38Cは、片面印刷時割付対象ページ数記憶手段C36Bと同様に、前記Nup印刷時割付対象ページ数カウント手段C38Bがカウントしたカウント値を、まだ割り付けが行われていない割り付け可能なページ数であるNup印刷時割付対象ページ数(即ち、元画像の残りページ数)として記憶する。
Nup印刷時印刷用紙サイズ設定手段C38Dは、片面印刷時印刷用紙サイズ設定手段C36Cと同様に、前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段C35によって設定された整数倍の前記印刷用紙サイズが複数ある場合に、Nup印刷時割付対象ページ数と、前記用紙選択条件(料金節約優先の指定等)とに応じて、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズを決定する。
C38E:Nup印刷時元画像割付手段
Nup印刷時元画像割付手段C38Eは、前記片面印刷時元画像割付手段C36Dと同様に、Nup印刷時印刷用紙サイズ設定手段C38Dで設定された印刷用紙サイズの印刷用紙1枚にNup後の割付対象ページを割り付ける(後述の図29参照)。
印刷画像データ作成手段C39は、前記各元画像割付手段C36D,C37E,C38Eによる割り付けに基づいて印刷用画像データを作成する。
C40:印刷制御手段(プリンタコントローラ)
印刷制御手段C40は、前記印刷画像データ作成手段C39によって作成された印刷用画像データをプリンタPrに送信して、各印刷用紙サイズ設定手段C36C,C37D,C38Dによって設定された印刷用紙に印刷するようにプリンタ(印刷装置、画像処理装置)Prの動作を制御する。
図5において、プリンタPrは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、RAMまたはROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成のプリンタPrは、前記ハードディスクドライブ、RAMまたはROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
C41:画像記録手段
画像記録手段C41は、印刷制御手段C40の制御に従って、前記プリンタサーバPSから送信された前記印刷用画像データを設定された印刷用紙に印刷する。
(クライアントパソコンのフローチャート)
図7は本発明の実施の形態1の印刷処理システムのクライアントパソコンにおける印刷設定処理のフローチャートである。
図7のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記クライアントパソコンPCのCPUの処理に従って実行される。
ST2において、前記図4に示す印刷開始入力画面2をディスプレイH2に表示する。そしてST3に移る。
ST3において、印刷開始入力画面2において「印刷開始」が選択されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST4に移り、イエス(Y)の場合はST9に移る。
ST4において、印刷開始入力画面2において「キャンセル」が選択されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST5に移り、イエス(Y)の場合はST10に移る。
ST6において、印刷開始入力画面2においてされた印刷範囲等の入力のデータを入力データ用の一時記憶手段(RAM等)で記憶し、前記入力に応じて印刷開始入力画面2の表示を更新する。そして、ST3に戻る。
ST7において、印刷開始入力画面2において「節約印刷の設定」が選択されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST3に戻り、イエス(Y)の場合はST8に移る。
ST8において、節約印刷設定処理(後述の図8のサブルーチン参照)を実行して、節約印刷を実行するか否かの指定や料金節約優先の指定等を行い、各指定を一時記憶する。そして、ST3に戻る。
ST10において、印刷開始入力画面2において「キャンセル」が選択されたので、前記ST6やST8で一時記憶された各設定値、指定値を消去する(破棄する)。そして、図4に示す印刷開始入力画面2を閉じ、ST1に戻り、印刷処理開始が選択されるまで待機する。
図8は、前記図7の印刷設定処理の節約印刷設定処理のサブルーチンのフローチャートである。
図8のST21において、前記図3に示す節約印刷設定画面1をディスプレイH2に表示し、ST22に移る。
ST22において、節約印刷設定画面1において「OK」を選択する入力があったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST23に移り、イエス(Y)の場合はST26に移る。
ST23において、前記節約印刷設定画面1において「キャンセル」を選択する入力があったか否かを判別する。ノー(N)の場合はST24に移り、イエス(Y)の場合はST27に移る。
ST25において、次の処理(1)、(2)を実行する。
(1)前記ST24において変更入力された指定値(節約印刷を実行することを指定する節約印刷有無指定値等)を一時記憶する。
(2)前記変更に応じて節約印刷設定画面1の表示を更新する。
そして、ST22に戻る。
ST27において、前記節約印刷設定画面1において「キャンセル」が選択されたので、前記ST25で一時記憶された各指定値のデータを破棄する(消去する)。そして、図8の節約印刷設定処理を終了して、図7のST8に戻る。
図9は本発明の実施の形態1の印刷処理システムのプリンタサーバにおける処理のメインフローチャートである。
図9のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記プリンタサーバPSのCPUの処理に従って実行される。
図9のフローチャートは、プリンタサーバPSの電源がオンになった時に開始される。
ST102において、クライアントパソコンPCからの送信用印刷データを受信したか否か(データ入力があったか否か)を判別する。イエス(Y)の場合はST103に移り、ノー(N)の場合はST112に移る。なお、このとき、受信した印刷データの情報(印刷データを送信したクライアントパソコンPCの識別情報や、受信した日時、全ページ数等)がメイン画面16の保持ジョブ表示画像16dに受信した順にリスト表示される。
ST103において、受信印刷データ(ジョブ)がジョブ保持指定されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST104に移り、ノー(N)の場合はST106に移る。
そしてST105に移る。
ST105において、ジョブ保持指定された受信印刷データが印刷するよう指定されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST106に移り、ノー(N)の場合はST108に移る。即ち、印刷データを送信する際に節約印刷の設定ができない実施の形態1のワークステーションWS等から節約印刷を実行したい場合、印刷データ送信時にジョブの保持の指定をし且つ印刷しないよう指定することで、プリンタサーバの節約印刷設定画面1で節約印刷の設定をして節約印刷することができる。
ST107において、元画像のページ数やカラー・白黒の属性、印刷用紙の一枚当たりの印刷料金等に基づいて、印刷用紙サイズや1枚の印刷用紙に割り付けるページ数等を自動的に演算し、各印刷用紙に印刷される印刷画像データを作成してプリンタPrに送信する節約印刷処理(後述の図10のサブルーチン参照)が実行される。そして、ST108に移る。
ST108において、プリンタサーバの電源がオフになったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はプリンタサーバにおける処理を終了し、ノー(N)の場合はST102に戻り、クライアントパソコンPC等からの入力(送信用印刷データの受信)や、プリンタサーバPSの入力装置(キーボードD3やマウスD4)によるユーザの入力を待つ。
ST110において、画像サイズに応じた印刷画像データが作成されプリンタに送信される。即ち、画像サイズに対応する印刷用紙が使用可能であるので、節約印刷されず通常の印刷が行われる。この印刷画像データを受信したプリンタPrでは、画像サイズに対応する印刷用紙に受信した印刷画像データが印刷される。そして、前記ST108に移る。
ST111において、次の処理(1)、(2)が実行される。
(1)印刷対象の受信印刷データをエラージョブとして登録する。
(2)受信印刷データをエラージョブ用メモリに記憶する。
即ち、画像サイズに対応する印刷用紙が使用できず、印刷が実行できないので、印刷対象の受信印刷データをエラージョブとして印刷しないよう処理し、保持ジョブにリストされている次の受信印刷データの印刷処理を実行する。
そしてST108に移る。
ST113において、メイン画面16において、作業対象ジョブの「節約印刷設定」が選択されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST114に移り、ノー(N)の場合はST115に移る。
ST114において、プリンタサーバPSのディスプレイD2に節約印刷設定画面1が表示され、前記図8の節約印刷設定処理と同様の節約印刷設定処理が作業対象ジョブに対して実行される。そしてST102に戻る。
ST116において、作業対象ジョブの受信印刷データを消去する。即ち、ジョブ保持の指定がされた印刷データの消去が選択された場合、ジョブ保持用メモリの受信印刷データが消去され、エラージョブの消去が選択された場合、エラージョブ用メモリの受信印刷データが消去される。そしてST102に戻る。
ST117において、メイン画面16において、保持ジョブ表示画像16dまたはエラージョブ表示画像16eにリスト表示されたジョブのいずれかを指定する入力があったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST118に移り、ノー(N)の場合はST102に戻る。
ST118において、指定されたジョブを作業対象ジョブとして記憶し、メイン画面16の表示を更新する。
図10は前記図9のプリンタサーバの処理における節約印刷処理のサブルーチンのフローチャートである。
図10のST121において、元画像の全ページ数が、ユーザの指定した節約効果判別ページ数の指定値(前記図3の節約効果判別枚数指定画像6aへの入力により指定された指定値)よりも大きいか否かを判別する。ノー(N)の場合はST125に移り、イエス(Y)の場合はST122に移る。
ST122において、元画像データのサイズが定形サイズであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST125に移り、イエス(Y)の場合はST123に移る。
ST124において、元画像サイズ(画像サイズ)の整数倍の面積の用紙がプリンタPrで使用可能であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST125に移り、イエス(Y)の場合はSTST126に移る。
ST125において、節約印刷を実行せず、元画像サイズに応じたサイズの印刷用紙で印刷、またはユーザの指定がある場合、指定されたサイズの印刷用紙で印刷する。そして、図10の節約印刷処理が終了し、前記図9のST107に戻る。
ST127において、最大用紙サイズの指定があるか否かを判別する。即ち、前記図3の最大用紙サイズ指定画像7への入力により最大用紙サイズが指定されている(「指定する」が選択されている)か否かを判別する。ノー(N)の場合はST129に移り、イエス(Y)の場合はST128に移る。
ST128において、受信印刷データに含まれる印刷パラメータの最大裁断回数の指定値(前記図3の最大裁断回数指定値設定画像7aへの入力により定まる指定値)または最大用紙サイズの指定値(前記図3の最大用紙サイズ指定値設定画像8aへの入力により定まる指定値)と元画像サイズとに基づいて、図11に示す印刷用紙サイズ算出テーブルから、使用可能な最大用紙サイズを算出する。
そして、ST130に移る。
ST130において、前記図11の印刷用紙サイズ算出テーブルから、使用可能最大用紙サイズを超えない範囲で画像サイズの整数倍になる用紙のリスト(使用可能用紙リスト)を作成して、ST132に移る。例えば、前記ST132で使用可能最大用紙サイズがA3が設定された元画像サイズA4の印刷データの場合、印刷用紙サイズ算出テーブルの元画像サイズA4の欄から、使用可能用紙サイズとしてA3とA4がリストアップされ、記憶される。
ST132において、両面印刷が指定されているか否か(受信印刷データに両面印刷指定データが含まれているか否か)を判別する。イエス(Y)の場合はST133に移り、ノー(N)の場合はST134に移る。
ST133において、1枚の印刷用紙の両面に元画像の複数ページを割り付けて印刷する際の、印刷用紙サイズ及び割り付けるページを自動設定する両面印刷用ページ割付設定処理(後述の図14のサブルーチン参照)を実行してST137に移る。
ST135において、1枚の印刷用紙の片面にNupされた元画像を、複数割り付けて印刷する際の、印刷用紙サイズ及び割り付けるページを自動設定する両面印刷用ページ割付設定処理(後述の図15のサブルーチン参照)を実行してST137に移る。
ST136において、1枚の印刷用紙の片面に元画像の複数ページを割り付けて印刷する際の、印刷用紙サイズ及び割り付けるページを自動設定するページ割付設定処理(後述の図12のサブルーチン参照)を実行してST137に戻る。
ST138において、印刷データにまだ印刷していない残りページ数があるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST136に戻り、ノー(N)の場合は図10の節約印刷処理を終了し、前記図9のST207に戻る。
図12は前記図10の節約印刷処理におけるページ割付設定処理のサブルーチンのフローチャートである。
図12のST151において、受信印刷データの元画像データの中に、カラー印刷が指定されたページと白黒印刷が指定されたページとが混在しているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST152に移り、イエス(Y)の場合はST153に移る。
ST152において、元画像データの中に、2種類以上の画像サイズのページが混在しているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST153に移り、ノー(N)の場合はST154に移る。
ST154において、元画像データの全ページ数を割付対象ページ数として記憶する。即ち、ST151,ST152の判別によって、元画像データの全ページのカラー・白黒の属性及び元画像サイズが同一と判別されたので、全てのページを割り付ける対象として設定する。そして、ST155に移る。
ST156において、割付判別用紙サイズと元画像サイズとに基づいて前記図11の印刷用紙サイズ算出テーブルから算出される割付可能最大ページ数(1,2,4又は8)が、前記ST153またはST154で記憶された割付対象ページ数より小さいか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST157に移り、ノー(N)の場合はST158に移る。
(1)割付判別用紙サイズを印刷用紙サイズに設定する。
(2)割付可能最大ページ数を、実際に印刷用紙に割り付ける画像のページ数である割付ページ数に設定する。
(3)割付対象ページの先頭ページから順に設定された印刷用紙に割り付ける。
そして、図12のページ割付設定処理を終了して、前記図10の節約印刷処理のST136に戻る。
ST158において、料金節約優先が指定されているか否か(料金節約優先の指定有りか無しか)を判別する。イエス(Y)の場合はST159に移り、ノー(N)の場合はST160に移る。
ST159において、次の処理(1)、(2)を実行する。
(1)図13Aの割付対象ページ数・料金節約用紙テーブルから印刷用紙サイズを設定する。
(2)設定された印刷用紙サイズに割付対象ページ全てを割り付ける。
ST160において、割付判別用紙サイズを、使用可能印刷用紙リストにおいて一つ小さなサイズの用紙サイズに変更する(例えば、A4→A5)。そして、ST156に戻る。
図14は、両面印刷時の節約印刷処理におけるページ割付設定処理のサブルーチンのフローチャートであり、前記図12に対応する図である。
図14において、両面印刷時ページ割付設定処理は、次の点が前記図12の片面印刷時のページ割付処理と異なるので、同様の処理についての詳細な説明は省略する。即ち、図14に示すように、図12のST153、ST154、ST157及びST159に替えて、処理ST253、ST254、ST257及びST259が実行される。
(1)カラー・白黒の属性及び画像サイズが全て同一の複数ページの元画像に対して、奇数ページの数をカウントする。即ち、元画像の全てのページのカラー・白黒及び元画像サイズの属性が同一なので、印刷用紙の表面側に割り付けられるページである奇数ページを割付対象ページとし、そのページ数をカウントする。
(2)前記(1)におけるカウント値を割付対象ページ数として設定する。
(1)カラー・白黒の属性または画像サイズの属性が同一でない複数ページの元画像に対して、先頭ページから順に2ページずつの組を割付対象ページとみなし、各割付対象ページの属性に基づいて両面属性パラメータを作成する。即ち、両面印刷時に、印刷用紙の表裏に印刷される表面側ページの属性(カラー・白黒及び画像サイズ)と裏面側ページの属性の組を両面属性パラメータとして記憶する。例えば、元画像が、先頭ページから順に「白黒、カラー、白黒、カラー」で画像サイズが全てA5の場合、両面属性パラメータは、割付対象ページの先頭ページが「白黒・A5,カラー・A5」となり、割付対象ページの第2ページが「白黒・A5,カラー・A5」となる。
(3)次に、前記(2)の処理におけるカウント値を割付対象ページ数として設定する。
(3)設定された割り付けページ数に応じて、印刷用紙の表面に印刷される元画像の各ページを割り付ける。
(4)表面に割り付けられた各ページの裏面に印刷されるべき元画像のページをそれぞれ割り付ける。
したがって、前記(1)〜(4)の処理によって、印刷用紙サイズの自動設定及び、設定された印刷用紙サイズに割り付けられるページ数の設定が行われると共に、表面側のページの割り付け及び各裏面のページの割付が行われる。
また、例えば、「カラー・A5,白黒・A5」、「白黒・A5,白黒・A5」、「白黒・A5,カラー・A5」の場合、印刷用紙サイズがA4に設定され、割付対象ページ数の2ページ(元画像の第1ページ、第2ページ、第5ページ、第6ページ)が割り付けられる。そして、第5ページと第6ページは表裏逆に印刷するよう設定されているので、表面にカラー・A5のページである元画像第1ページと第6ページが割り付けられ、元画像第1ページの裏面に白黒・A5の第2ページが割り付けられ、元画像第6ページの裏面に白黒・A5の第5ページが割り付けられる。
なお、属性が全て同一の場合、表面に元画像の第1ページ、第3ページ、第5ページ、…が割り付けられ、各ページの裏面に第2ページ、第4ページ、第6ページ、…が割り付けられる。
(3)設定された割り付けページ数から、印刷用紙の表面に印刷される元画像のページを割り付ける。
(4)表面に割り付けられた各ページの裏面に印刷されるべき元画像のページをそれぞれ割り付ける。
図15は、Nup印刷時の節約印刷処理におけるページ割付設定処理のサブルーチンのフローチャートであり、前記図12に対応する図である。
図15において、Nup印刷時のページ割付処理は、次の点が図12のページ割付処理と異なる。即ち、図15に示すように、図12のST153、ST154、ST157及びST159に替えて、処理ST353、ST354、ST357及びST359が実行される。また、複数ページの元画像に画像サイズの異なるページが含まれている場合(ST152でイエス(Y)の場合)、実施の形態1では、Nup印刷を実行せず、通常のページ割付処理(前記図12参照)を実行する。
(1)カラー・白黒の属性が異なる場合、複数ページの元画像に対して、Nup後の各ページを割付対象ページとみなし、割付対象ページの属性に基づいてNup属性パラメータを作成する。即ち、Nup印刷時に、Nup後の各ページの属性(カラーまたは白黒の属性)を記憶する。例えば、元画像が先頭ページから順に「白黒、白黒、白黒、カラー」で2upが指定されている場合、元画像の第1ページと第2ページがともに「白黒」なので、2up後の先頭ページ(割付対象ページの第1ページ)のNup属性パラメータは「白黒」となり、元画像の第3ページが「白黒」、第4ページが「カラー」なので、2up後の第2ページ(割付対象ページの第2ページ)のNup属性パラメータは「カラー」となる。したがって、Nup後のページに割り付けられた元画像のページ全てが「白黒」である場合にNup属性パラメータは「白黒」となり、「カラー」の元画像のページが混ざっている場合にNup属性パラメータは「カラー」となる。
(3)次に、前記(2)の処理におけるカウント値を割付対象ページ数として設定する。
(3)設定された割り付けページ数に応じて、元画像が縮小されてNupされた後の割付対象ページを割り付ける。
したがって、前記(1)〜(3)の処理によって、印刷用紙サイズの自動設定及び、設定された印刷用紙サイズに割り付けられるページ数の自動設定が行われると共に、Nup後の割付対象ページの割付が行われる。
また、例えば、A4全16ページの元画像の中で3ページ目のみが「カラー」で残りの15ページが「白黒」の元画像を4upで節約印刷する場合、4up後の先頭ページのNup属性パラメータは「カラー」となり、4up後の2ページ〜4ページのNup属性パラメータは「白黒」となる。そして、4up後の先頭ページの属性「カラー」と同一の属性の4up後のページが無いので、割付対象ページ数が「1」に設定され、4up後の先頭ページがA4に「カラー」で印刷される。そして、4up後の第2ページ及び第3ページがA3の印刷用紙に「白黒」で印刷され、4up後の第4ページがA4に「白黒」で印刷される。
前記構成を備えた実施の形態1の印刷処理システムSでは、クライアントパソコンPCで節約印刷の指定がされた場合、節約印刷指定有りの印刷パラメータが含まれる送信用印刷データがプリンタサーバPSに送信される。前記送信用印刷データを受信したプリンタサーバPSでは、前記元画像サイズ及び用紙選択条件を含む印刷パラメータに基づいて、印刷される印刷用紙サイズの設定と、印刷用紙毎に印刷されるページの割付が自動的に行われ、印刷用紙毎に割り付けられたページの元画像データに応じた印刷画像データが作成され、プリンタPrに送信される(ST136,ST137参照)。
前記実施の形態1の印刷システムSでは、複数の印刷用紙サイズの印刷用紙が使用可能なプリンタにおいて、節約印刷が指定された場合、印刷用紙サイズと印刷用紙に割り付けられるページ数が自動的に設定される。この結果、ユーザが元画像を割り付ける作業を省略することができると共に、印刷コストの割安な元画像サイズよりも大きな印刷用紙に複数ページを割り付けることにより印刷コストを削減することができる。
また、前記実施の形態1の印刷処理システムSでは、実際に印刷する前に、クライアントパソコンPC又はプリンタサーバPSのディスプレイH2、D2に表示される節約印刷設定画面1の表示を確認しながら、節約印刷の有無の指定や、最大裁断回数の指定等を行うことができる。したがって、ユーザが指定した裁断回数以下の裁断回数で裁断作業を行うことができる。また、節約効果判別ページ数をユーザが指定することにより、元画像のページが節約効果判別ページ数より少ない場合には裁断作業を行わず、多い場合に裁断作業を行うことをユーザが選択できる。
図16は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例1の説明図であり、図16Aは元画像データを示す図、図16Bは本発明の実施の形態1の処理での印刷結果を示す図、図16Cは従来の処理での印刷結果を示す図である。
図16Aに示す「白黒」A5サイズの2ページの元画像データに対し、図3の節約印刷設定画面1において、節約印刷「する」、節約効果判別ページ数「1」、最大用紙サイズ指定「有り」、最大用紙サイズ指定値「B4」、最大裁断回数指定「無し」、料金節約優先「しない」を指定して印刷を行うと、図16Bに示す印刷結果が得られる。即ち、図10のST128において、使用可能最大用紙サイズがA4に設定され、ST130において使用可能用紙リストにA4,A5がリストアップされる。そして、図12のST157において、印刷用紙サイズがA4に設定され、2ページが割り付けられる。そして、図10のST137において、印刷画像データが作成され、印刷される。
これに対し、節約印刷「しない」を指定し、印刷用紙サイズを「B4」に指定した場合(従来技術の印刷の場合)では、自動で印刷用紙サイズが設定されないので、図16Cに示すように、B4の印刷用紙に2ページが印刷され、余白が形成される。従って、印刷用紙を裁断後、余白部分が無駄紙となり、無駄紙の処理(廃棄)を行わなければならなくなり、環境対策上好ましくない。
図17は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例2の説明図であり、図17Aは元画像データを示す図、図17Bは元画像サイズより大きな印刷用紙に複数ページを割り付けて印刷しない従来技術の場合の印刷結果を示す図、図17Cは、図17Aの元画像を節約印刷を指定し料金節約優先を指定せずに印刷した場合の印刷結果を示す図、図17Cは図17Aの元画像を料金節約優先を指定して印刷した場合の印刷結果を示す図である。
図17Aに示す「白黒」A5サイズの3ページの元画像データに対し、元画像サイズより大きな印刷用紙に複数ページを割り付けて印刷しない従来技術で印刷すると、図17Bに示す印刷結果が得られる。即ち、A5の印刷用紙に1ページずつ印刷され、裁断する手間は必要ないが、印刷コストが¥10×3=¥30となる。
図18は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例3の説明図であり、図18Aは元画像データを示す図、図18Bは図18Aの元画像を節約印刷を指定して印刷した場合の印刷結果を示す図、図18Cは図18Aの元画像を節約印刷を指定せず印刷した場合の印刷結果を示す図である。
図18Aに示す「白黒」A5サイズと「カラー」A5サイズの合計2ページの元画像データに対し、節約印刷「する」、節約効果判別ページ数「1」、最大用紙サイズ指定「無し」、最大裁断回数指定「無し」、料金節約優先「しない」を指定して印刷を行うと、図18Bに示す印刷結果が得られる。
これに対し、節約印刷「しない」を指定し、印刷用紙サイズを「A4」に指定した場合(即ち、従来技術(J01)において複数ページを割り付けて印刷する場合)では、「白黒」のページと「カラー」のページをA4の印刷用紙に割り付けるので、全体が「カラー」で印刷される。この結果、図18Cに示すように、印刷コストが¥60となってしまう。
図19は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例4の説明図であり、図19Aは元画像データを示す図、図19Bは図19Aの元画像を節約印刷を指定せず印刷した場合の印刷結果を示す図、図19Cは図19Aの元画像を節約印刷を指定して印刷した場合の印刷結果を示す図である。
図19Aに示すA5サイズの「白黒」、「カラー」、「白黒」、「カラー」の順の4ページの元画像データに対し、印刷用紙サイズを「A4」に指定し、節約印刷「しない」を指定して印刷すると、図19Bに示す印刷結果が得られる。即ち、1ページ目(白黒)と2ページ目(カラー)が割り付けられたA4の印刷用紙がカラーで印刷され、3ページ目(白黒)と4ページ目(カラー)が割り付けられたA4の印刷用紙がカラーで印刷される。この結果、印刷コストが¥120となる。
図20は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例5の説明図であり、図20Aは元画像データを示す図、図20Bは図20Aの元画像を節約印刷を指定せず印刷した場合の印刷結果を示す図、図20Cは図20Aの元画像を節約印刷を指定して印刷した場合の印刷結果を示す図である。
図20Aに示す「白黒」のA5,B4,A5の順の3ページの元画像データに対し、節約印刷「しない」を指定して印刷すると、1ページ目と2ページ目と1枚の印刷用紙に割り付けて(まとめて)印刷することができないので、図20Bに示すように、各ページ毎にそれぞれのサイズの印刷用紙に印刷される。この結果、印刷用紙が3枚使用され、プリントカウントが3進む。このときの印刷コストは、¥10+¥18+¥10=¥38となる。
図21は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例6の説明図であり、図21Aは元画像データを示す図、図21Bは図21Aの元画像を節約印刷を指定せず印刷した場合の印刷結果を示す図、図21Cは図21Aの元画像を節約印刷を指定して印刷した場合の印刷結果を示す図、図21Dは図21Cの印刷結果の印刷用紙を裁断した後の印刷用紙の説明図である。
図21Aに示すA5サイズの「白黒、カラー、白黒、カラー」の順の4ページの元画像データに対し、節約印刷「しない」を指定して、両面印刷の実行(左綴じ又は上綴じ)を指定すると、図21Bに示すように、各ページ毎に両面印刷される。このときの印刷コストは、¥10(1枚目表面)+¥40(1枚目裏面)+¥10(2枚目表面)+¥40(2枚目裏面)=¥100となる。
図22は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例7の説明図であり、図22Aは元画像データを示す図、図22Bは図22Aの元画像を節約印刷を指定せず両面印刷した場合の印刷結果を示す図、図22Cは図22Aの元画像を節約印刷を指定して両面印刷した場合の印刷結果を示す図、図22Dは図22Cの印刷結果の印刷用紙を裁断した後の印刷用紙の説明図である。
図22Aに示すA5サイズの「白黒、カラー、カラー、白黒」の順の4ページの元画像データに対し、節約印刷「しない」を指定して、両面印刷すると、図22Bに示すように、各ページ毎に両面印刷される。このときの印刷コストは、¥10(1枚目表面)+¥40(1枚目裏面)+¥40(2枚目表面)+¥10(2枚目裏面)=¥100となる。
図23は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例8の説明図であり、図23Aは元画像データを示す図、図23Bは図23Aの元画像を節約印刷を指定せず両面印刷した場合の印刷結果を示す図、図23Cは図23Aの元画像を実施の形態1では実行しない処理で両面印刷した場合の印刷結果を示す図、図23Dは図23Cの印刷結果の印刷用紙を裁断した後の印刷用紙の説明図である。
図23Aに示すA5サイズの「カラー、白黒、白黒、白黒、白黒、カラー」の順の6ページの元画像データに対し、節約印刷「しない」を指定して両面印刷すると、図23Bに示す印刷結果が得られる。即ち、図23Bに示すように、各ページの属性(カラーまたは白黒)に応じて両面印刷される。このときの印刷コストは、¥40+¥10×4+¥40=¥120となる。
図24は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例8の説明図であり、図24Aは図23Aに対応する元画像データを示す図、図24Bは図24Aの元画像を節約印刷を指定して両面印刷した場合の印刷結果を示す図、図24Cは図24Bの印刷結果の印刷用紙を裁断した後の印刷用紙の説明図、図24Dは図24Cの裁断後の印刷用紙をページ順に応じて並べ直した状態を示す説明図である。
図25は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例9の説明図であり、図25Aは元画像データを示す図、図25Bは図25Aの元画像を節約印刷を指定して印刷した場合の印刷結果を示す図、図25Cは図25Aの元画像を最大裁断回数を指定して印刷した場合の印刷結果を示す図、図25Dは印刷用紙サイズを指定して印刷した場合の印刷結果を示す図、図25Eは実施の形態1の変更例1の印刷結果を示す図である。
図25Aに示すA5の「白黒」7ページの元画像データに対し、節約印刷「する」、節約効果判別ページ数「1」、最大用紙サイズ指定「する」、最大用紙サイズ「A3」、最大裁断回数指定「無し」、料金節約優先「しない」を指定して印刷を行うと、図25Bに示す印刷結果が得られる。即ち、図12のST154において7ページ全てが割付対象ページ数に設定され、ST157において、使用可能最大用紙サイズ「A3」に割付可能な最大のページ数である4ページが割り付けられて印刷される。次に、残りの3ページに対して同様の処理が行われ、A4に2ページ割り付けられて印刷され、最後の1ページがA5に割り付けられて印刷される。
また、前記元画像データに対し、節約印刷「する」、節約効果判別ページ数「1」、最大用紙サイズ指定「しない」、最大裁断回数指定「なし」、料金節約優先「しない」を指定し、印刷用紙サイズを「A4」に指定して印刷を行うと、図25Dに示す印刷結果が得られる。即ち、ST131において、指定された「A4」のみの使用可能用紙リストが作成され、これに基づいて、ST157において「A4」に2ページずつが割り付けられて印刷される。したがって、ユーザが指定した印刷用紙サイズに複数ページ割り付けられて印刷することができる。
さらに、実施の形態1では、印刷用紙サイズの指定がある場合に、図10のST131において、指定された印刷用紙サイズのみの使用可能用紙リストが作成されるが、これに替えて、指定された印刷用紙サイズと、元画像サイズの2種類の印刷用紙サイズの使用可能用紙リストを作成する処理(仮にST131′とする)とすることも可能である(実施の形態1の変更例1)。この場合、前記元画像データに対し、節約印刷「する」、節約効果判別ページ数「1」、最大用紙サイズ指定「しない」最大裁断回数指定「なし」、料金節約優先「しない」を指定し、使用する印刷用紙サイズを「A3」に指定して印刷を行うと、図25Eに示す印刷結果が得られる。即ち、ST131′において、指定された「A3」と元画像サイズの「A5」とが記憶された使用可能用紙リストが作成される。そして、先ず、ST157において、1〜4ページが割り付けられて印刷された後、5ページ目以降を印刷する際には、ST160において割付判別用紙サイズが「A3」から「A5」に設定され、ST157において5ページが「A5」に割り付けられて印刷される。同様に、6ページ目、7ページ目も「A5」に印刷される。したがって、無駄紙の発生を防止できる。
図26は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例10の説明図であり、図26Aは元画像データを示す図、図26Bは図26Aの元画像を実施の形態1の節約印刷処理で印刷した場合の印刷結果を示す図、図26Cは図26Aの元画像を実施の形態1の節約印刷処理の変更例2で印刷した場合の印刷結果を示す図である。
図26Aに示すA5の「白黒(文字)」6ページの元画像データに対し、節約印刷「する」、節約効果判別ページ数「1」、最大用紙サイズ指定「する」、最大用紙サイズ「A3」、最大裁断回数指定「無し」、料金節約優先「しない」を指定して印刷を行うと、図25Bと同様に、図26Bに示す印刷結果が得られる。
実施の形態1では、前記ST153において、先頭ページと同じ属性のページをカウントし、ST157、ST159で先頭ページから割り付ける処理を実行したが、これに替えて、ST153′において最終ページと同じ属性のページをカウントし、ST157′、ST159′で最終ページから割り付ける処理を実行することも可能である(実施の形態1の変更例2)。この場合、図26Cに示すように、最終ページから割り付けが行われ、4〜7ページがA3の印刷用紙に印刷され、2,3ページがA4の印刷用紙に、1ページがA5の印刷用紙に印刷される。
なお、前記ST157′、ST159′の最終ページから割り付ける処理と、ST157,ST159の先頭ページから割り付ける処理をユーザの指定によって選択可能とするよう構成することも可能である。
図27は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例11の説明図であり、図27Aは元画像データを示す図、図27Bは図27Aの元画像を実施の形態1の節約印刷処理で印刷した場合の印刷結果を示す図、図27Cは図27Aの元画像を実施の形態1の節約印刷処理の変更例3で印刷した場合の印刷結果を示す図である。
図27Aに示す1ページ目と3〜6ページのA5サイズの「文字(白黒)」データと、2ページ目にA5サイズの「写真(カラー)」データとを有する元画像データを印刷する際に、2ページ目の画像のみ手差しトレイTR0から上質紙を給紙して印刷したい場合、実施の形態1ではページ毎に給紙方法を変更できないので、図27Bに示す印刷結果となってしまう。
これに対し、例えば、プリンタサーバの処理によりページ毎に給紙方法を指定できるよう構成し且つ、図10のST123の処理を図12のST155の次に行うよう構成することも可能である(実施の形態1の変更例3)。これにより、手差しトレイTR0からの給紙の指定を判別し、指定されている場合に、印刷用紙を給紙トレイTRからではなく、手差しトレイTR0から給紙することにより、印刷用紙毎に給紙方法(給紙トレイTRからの給紙か手差しトレイTR0からの給紙か)を変更することが可能となる。この結果、図27Cに示す印刷結果が得られる。なお、図27Cの印刷結果は、最終ページから割り付けを行った場合の印刷結果である。
なお、前記実施の形態1の変更例3において、手差しトレイTR0と給紙トレイTRからの給紙方法の変更に限定されず、給紙トレイTR毎に異なる用紙種類(普通紙、上質紙、厚紙等の印刷用紙の種類)の印刷用紙をセットし、ページ毎に印刷用紙の種類の指定を判別して、印刷用紙及び割り付けページ数の設定をすることによって図27Cと同様の印刷結果を得ることも可能である。
図28は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例12の説明図であり、図28Aは元画像データを示す図、図28Bは図28Aの元画像を部数毎に印刷した場合の印刷結果を示す図、図28Cは図28Aの元画像を部数毎に印刷しなかった場合の印刷結果を示す図である。
図28Aに示すA5の「白黒」7ページの元画像データを3部印刷する場合に、部数単位で印刷することを指定し、節約印刷「する」、節約効果判別ページ数「1」、最大用紙サイズ指定「する」、最大用紙サイズ「A3」、最大裁断回数指定「無し」、料金節約優先「しない」を指定して印刷を行うと、図28Bに示す印刷結果が得られる。即ち、前記図4の印刷開始入力画面2において、印刷部数を3ページに指定し、「部単位で印刷」をチェックした場合、図28Bに示すように、1部毎にページの割付が行われて印刷される。したがって、前記図12のST154において、7ページが割付対象ページ数として記憶される。これに対し、前記前記図4の印刷開始入力画面2において、「部単位で印刷」をチェックしなかった場合、印刷総数である21ページ(7ページ×3部)が割付対象ページ数として記憶され、図28Cの印刷結果が得られる。
図29は、本発明の実施の形態1の各処理によって印刷される印刷用紙と元画像との関係を示す実施の形態1の具体例13の説明図であり、図29Aは元画像データを示す図、図29Bは図29Aの元画像を節約印刷を指定せず2up印刷した場合の印刷結果を示す図、図29Cは図29Aの元画像を節約印刷を指定して2up印刷した場合の印刷結果を示す図である。
図29Aに示すA5の「白黒」6ページの元画像データを、節約印刷「しない」、節約効果判別ページ数「1」、最大用紙サイズ指定「しない」、最大裁断回数指定「無し」、料金節約優先「しない」を指定して2up印刷を行うと、図29Bに示す印刷結果が得られる。即ち、元画像の第1ページ及び第2ページが縮小されてA5の印刷用紙に印刷され、第3ページ及び第4ページと第5ページ及び第6ページも縮小されてA5の印刷用紙に印刷される。このときの印刷コストは¥10×3=¥30となる。
以上、本発明の実施の形態及び実施の形態の変更例を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明のその他の変更例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)前記実施の形態において、クライアントパソコンPCにおいて節約印刷設定処理を実行せず、プリンタサーバPSのみで節約印刷設定処理を実行するよう構成することも可能である。また、逆に、ワークステーションWSやデータベースサーバDBS等で節約印刷設定処理を実行可能に構成することも可能である。
(H03)前記実施の形態において、プリンタサーバPSにおけるST106〜ST110等の印刷処理をプリンタPrで実行し、その他のプリンタサーバPSの処理をクライアントパソコンPCで実行するよう構成することによってプリンタサーバPSを省略することも可能である。
(H05)前記実施の形態において、印刷パラメータ設定プログラムP1や印刷データ作成プログラムP2は、ハードディスクドライブ以外のコンピュータが読取り可能な記憶媒体(光磁気ディスク装置、光ディスク装置、磁気ディスク装置あるいはメモリスロット等)に記憶したり、可搬型の記録媒体(フレキシブルディスクや光磁気ディスク、光ディスク、磁気ディスク、フラッシュメモリ等)に記憶することも可能である。また、例えばネットワークなどの通信手段を介して各プログラムをクライアントパソコンPC等に転送し、クライアントパソコンPC内の記憶媒体に格納して実行させることも可能である。
Claims (13)
- 下記の構成要件(A01)〜(A04)を備えた画像処理装置、
(A01)印刷対象となる複数ページの元画像の画像データおよび前記元画像のサイズである元画像サイズを記憶する元画像記憶手段、
(A02)前記複数ページの元画像を前記元画像サイズの整数倍のサイズの印刷用紙に複数ページ割り付けて印刷する節約印刷を実行する際に使用する印刷用紙の用紙選択条件の設定を行うための画面である節約印刷設定画面を表示する節約印刷設定画面表示手段、
(A03)前記節約印刷を実行するか否かを指定するための節約印刷指定画像を前記節約印刷設定画面に表示する節約印刷指定画像表示手段と、前記節約印刷指定画像への入力に応じて節約印刷を実行するか否かの指定を記憶する節約印刷指定記憶手段とを有する節約印刷指定手段、
(A04)前記元画像の画像データ及び前記元画像サイズと、前記節約印刷を実行するか否かの指定と、を含む印刷データを作成する印刷データ作成手段、 - 下記の構成要件(A05)を備えた請求項1記載の画像処理装置、
(A05)前記印刷データを送信する印刷データ送信手段。 - 下記の構成要件(A06)を備えた請求項1又は2記載の画像処理装置、
(A06)前記節約印刷を実行する際に使用する印刷用紙サイズの最大用紙サイズをユーザが指定するための最大用紙サイズ指定画像を節約印刷設定画面に表示する最大用紙サイズ指定画像表示手段と、前記最大用紙サイズ指定画像へのユーザの入力に応じた最大用紙サイズの指定の有無を記憶する最大用紙サイズ指定有無記憶手段とを有する最大用紙サイズ指定手段、 - 下記の構成要件(A07)を備えた請求項1ないし3のいずれか記載の画像処理装置、
(A07)前記節約印刷により印刷された印刷用紙を元画像サイズに裁断する際の裁断回数の最大値である最大裁断回数をユーザが指定するための最大裁断回数指定画像を節約印刷設定画面に表示する最大裁断回数指定画像表示手段と、前記最大裁断回数指定画像へのユーザの入力に応じた最大裁断回数の指定の有無を記憶する最大裁断回数指定有無記憶手段とを有する最大裁断回数指定手段。 - 下記の構成要件(A08)を備えた請求項1ないし4のいずれか記載の画像処理装置、
(A08)前記節約印刷をする際に、印刷料金が最小となる印刷用紙に複数ページの元画像を割り付けて印刷する料金節約優先を指定するための料金節約優先指定画像を節約印刷設定画面に表示する料金節約優先指定画像表示手段と、前記料金節約優先指定画像への入力に応じた料金節約優先の指定の有無を記憶する料金節約優先指定記憶手段とを有する料金節約優先指定手段。 - 下記の構成要件(A09)を備えた請求項1ないし5のいずれか記載の画像処理装置、
(A09)印刷用紙の両面に画像を印刷する両面印刷を実行するか否かをユーザが指定するための両面印刷指定画像を表示する両面印刷指定画像表示手段と、前記両面印刷指定画像への入力に応じて両面印刷を実行するか否かの指定を記憶する両面印刷指定記憶手段とを有する両面印刷指定手段。 - 下記の構成要件(A010)を備えた請求項1ないし6のいずれか記載の画像処理装置、
(A010)元画像サイズ1ページ分にNページ分の元画像を縮小して印刷するNup印刷を実行するか否かをユーザが指定するためのNup印刷指定画像を表示するNup印刷指定画像表示手段と、前記Nup印刷指定画像への入力に応じてNup印刷の指定の有無を記憶するNup印刷指定有無記憶手段とを有するNup印刷指定手段。 - 下記の構成要件(B01)〜(B06)を備えた画像処理装置、
(B01)印刷対象となる複数ページの元画像の画像データ及び前記元画像のサイズである元画像サイズと、前記複数ページの元画像を前記元画像サイズの整数倍のサイズの印刷用紙に複数ページ割り付けて印刷する節約印刷を実行することを指定する節約印刷指定データと、前記節約印刷を実行する際に使用される印刷用紙の用紙選択条件を定める用紙選択条件指定データと、を含む送信用印刷データを受信したときに受信印刷データとして記憶する受信印刷データ記憶手段、
(B02)前記元画像を印刷するために使用可能な印刷用紙の印刷用紙サイズを記憶する使用可能印刷用紙サイズ記憶手段、
(B03)前記使用可能印刷用紙サイズ記憶手段で記憶された印刷用紙サイズと、前記元画像サイズと、前記用紙選択条件とに応じて、前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する使用可能印刷用紙サイズ設定手段、
(B04)前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段によって設定された整数倍の前記印刷用紙サイズが複数ある場合に、前記元画像のページ数と前記用紙選択条件とに応じて、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズを決定する印刷用紙サイズ設定手段、
(B05)前記印刷用紙サイズ設定手段で設定された前記整数倍の印刷用紙サイズの印刷用紙1枚に複数ページの前記元画像を割り付ける元画像割り付け手段、
(B06)前記元画像割り付け手段による割り付けに基づいて印刷用画像データを作成する印刷画像データ作成手段。 - 下記の構成要件(C01)〜(C09)を備えた画像処理装置、
(C01)印刷対象となる複数ページの元画像の画像データおよび前記元画像のサイズである元画像サイズを記憶する元画像記憶手段、
(C02)前記複数ページの元画像を前記元画像サイズの整数倍のサイズの印刷用紙に複数ページ割り付けて印刷する節約印刷を実行する際に使用する印刷用紙の用紙選択条件の指定を行うための画面である節約印刷設定画面を表示する節約印刷設定画面表示手段、
(C03)前記節約印刷を実行するか否かを指定するための節約印刷指定画像を前記節約印刷設定画面に表示する節約印刷指定画像表示手段と、前記節約印刷指定画像への入力に応じた節約印刷を実行するか否かの指定を記憶する節約印刷指定記憶手段とを有する節約印刷指定手段、
(C04)前記節約印刷を実行する際に使用される印刷用紙の用紙選択条件を指定する用紙選択条件指定画像を表示する用紙選択条件指定画像表示手段と、前記用紙選択条件指定画像への入力に応じた用紙選択条件の指定を記憶する用紙選択条件指定記憶手段とを有する用紙選択条件指定手段、
(C05)前記元画像を印刷するために使用可能な印刷用紙の印刷用紙サイズを記憶する使用可能印刷用紙サイズ記憶手段、
(C06)前記使用可能印刷用紙サイズ記憶手段で記憶された印刷用紙サイズと、前記元画像サイズと、前記用紙選択条件とに応じて、前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する使用可能印刷用紙サイズ設定手段、
(C07)前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段によって設定された整数倍の前記印刷用紙サイズが複数ある場合に、前記元画像のページ数と前記用紙選択条件とに応じて、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズを決定する印刷用紙サイズ設定手段、
(C08)前記印刷用紙サイズ設定手段で設定された前記整数倍の印刷用紙サイズの印刷用紙1枚に複数ページの前記元画像を割り付ける元画像割り付け手段、
(C09)前記元画像割り付け手段による割り付けに基づいて印刷用画像データを作成する印刷画像データ作成手段。 - 下記の構成要件(B07)を備えた請求項8又は9のいずれか記載の画像処理装置、
(B07)前記整数倍の各印刷用紙サイズの整数値が元画像のページ数以下となる印刷用紙サイズを、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズとして設定する前記印刷用紙サイズ設定手段。 - 下記の構成要件(B08)〜(B010)を備えた請求項8ないし10のいずれか記載の画像処理装置、
(B08)前記印刷用紙サイズに元画像を印刷する際に必要な印刷料金を印刷用紙サイズ毎に記憶する印刷料金記憶手段、
(B09)前記印刷料金に基づいて、印刷料金が最小になるように前記印刷用紙サイズを設定する料金節約優先の指定があるか否かを示す設定料金節約優先指定データを含む前記用紙選択条件指定データ、
(B010)前記料金節約優先が指定された場合に、印刷料金が最小になる前記印刷用紙サイズを、前記元画像が印刷される印刷用紙サイズとして設定する前記印刷用紙サイズ設定手段。 - 下記の構成要件(B011),(B012)を備えた請求項8ないし11のいずれか記載の画像処理装置、
(B011)前記節約印刷を実行する際に使用する印刷用紙サイズの最大用紙サイズの指定があるか否かを示す最大用紙サイズ指定データを含む前記用紙選択条件指定データ、
(B012)前記最大用紙サイズの指定がある場合に、指定された前記最大用紙サイズを超えない範囲且つ前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段。 - 下記の構成要件(B013),(B014)を備えた請求項8ないし12のいずれか記載の画像処理装置、
(B013)前記節約印刷により印刷された印刷用紙を元画像サイズに裁断する際の裁断回数の最大値である最大裁断回数の指定があるか否かを示す最大裁断回数指定データを含む前記用紙選択条件指定データ、
(B014)前記最大裁断回数の指定がある場合に、前記元画像サイズと前記最大裁断回数の指定値とに応じて、節約印刷後の印刷用紙を裁断する回数が前記最大裁断回数を超えない範囲且つ前記元画像サイズの整数倍の大きさの使用可能な印刷用紙サイズを設定する前記使用可能印刷用紙サイズ設定手段。
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2003
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