JP2005083568A - ヘリコイドねじ部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】調整が容易で作動不良が発生しにくくなり、かつ、相対回転の作動がスムーズとなるヘリコイドねじ部材を提供することにある。
【解決手段】雄ねじ1と雌ねじ2が互いに噛み合い相対回転することにより、一方が他方を回転軸方向に繰り出すヘリコイドねじ部材において、多条となる雄ねじ1または雌ねじ2の少なくとも一方のねじ山部3が少なくとも1条分設けられていないものとしている。雌ねじ2の条数を2nとすると、雄ねじ1の設置条数をn(ただし、nは整数、n≧1)とし、雄ねじ1のねじ山部3を1つおきに設けないようにしたり、ねじ山部3が設けられていないことによって生ずる空隙部4の少なくとも一部に、潤滑物質を挿入したりしても良い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、互いに噛み合い相対回転することにより、一方が他方を回転軸方向に繰り出すヘリコイドねじ部材に関する。
従来より、レンズ鏡筒例えばカメラの鏡筒の焦点距離調節あるいはズームの作動機構において、ヘリコイドねじが使用されている。また、近年多くのカメラ等において電動モータで駆動させて焦点調節あるいはズーム作動を行うレンズ鏡筒が多数使用されていることから、その駆動トルクを可能な限り小さくして、電池の消耗を極力小さくすることが望まれている。
例えば、特許文献1(特開2000−65181号公報)にあるように、多条ねじにおいて、雄ねじ部の溝の切り込み量を深くして、その条目の溝に対応する雌ねじ部のねじ山部を無効として、螺合摩擦抵抗を減少させ、またその空隙部に潤滑剤が溜まり、作動の円滑度や耐摩耗性を向上させるものが開示されている。
特開2000−65181号公報(要約書)
しかしながら、従来の場合、ヘリコイド部材の雄ねじと雌ねじのねじ山部の数は1:1の対応となっている。そのため、多条ねじでは、1リードには、ねじ山部の数が条数と同じだけ存在することになり、雄ねじは、回転軸の垂直方向から大きく倒す必要が生じ、ねじ溝部(またはねじ山部)の傾きは大きくならざるを得ない状況である。したがって雌ねじを回転させて雄ねじを回転軸方向に突き出すときに、雌ねじを強い力で回転させて、雄ねじのねじ山部にかかる力を大きくする必要が出てくる。このため、使用者が、手で回転させる際、使い難いものとなっている。
また、例えば樹脂成形で形成するヘリコイドねじ部材の場合、成形型の製作においては、設計値に合わせるために、そのねじ山部、ねじ溝部の数に相当する分だけ、実際の成形品の測定値と照合する必要があり、精度範囲を確保するためには、型修正に多くの時間を要することは避けられない。また、その成型品の組立作業に当たっては、組立の熟練あるいは厳密な組立完成品検査あるいは修正作業が必要となっている。
また、射出成形、切削加工いずれの場合であっても、雌ねじと雄ねじとの噛み合い精度、すなわち螺合させる精度を上げていくと、グリスを入れたときにヘリコイドねじ部材を噛み合わせる時の作動が重くなることが生じている。また、ガタを詰めたヘリコイドねじ部材では、温度をかけると、螺合具合にきしみが発生したりしている。
また、ヘリコイドねじ部材のガタ調整はシビアで、適正寸法を確保するために型あるいはバイトの修正を何回も行う必要がある。完成品の組立においては、場合によっては何回もなじみ調整をせざるを得ないものが発生したりして、その修正や調整に多くの時間と人手を要している。さらに、ねじのリード値を大きくして、雄ねじを回転軸方向に大きく突出させようとすると、ねじ山部にかかる力がそがれるので、より大きな回転のトルク力が必要となる。したがって、電動回転をさせる場合には、より多くの電力を必要としている。
本発明は、上記の欠点を解決し、調整が容易で作動不良が発生しにくくなり、かつ、相対回転の作動がスムーズとなるヘリコイドねじ部材を提供することにある。
本発明は、上記の目的を達成するため、雄ねじと雌ねじが互いに噛み合い相対回転することにより、一方が他方を回転軸方向に繰り出すヘリコイドねじ部材において、多条となる雄ねじ部または雌ねじ部の少なくとも一方のねじ山部が少なくとも1条分設けないようにしている。また、他の発明では、上述の発明に加えて、雌ねじの条数を2nとすると、雄ねじの設置条数をn(ただし、nは整数、n≧1)とし、雄ねじのねじ山部を1つおきに設けないようにしている。
さらに、他の発明は、上述の発明に加え、ねじ山部が設けられていないことによって生ずる空隙部の少なくとも一部に、潤滑物質を挿入している。また、空隙部は、雌ねじのねじ溝部と、雄ねじのねじ溝部の底面と同一面となる平面部とで囲まれた空間としても良い。さらに、雌ねじをヘリコイドし、雄ねじをレンズの光軸方向に前後移動させる鏡筒としても良い。
本発明によれば、調整が容易で作動不良が発生しにくくなり、かつ、相対回転の作動がスムーズとなるヘリコイドねじ部材を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るヘリコイドねじ部材を図を用いながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るヘリコイドねじ部材をズームレンズに適用したときの鏡筒部分の要部断面図である。ヘリコイドねじ部材の雄ねじ1は、鏡筒の一部を形成し、レンズ101が固定されている。雄ねじ1と係合するヘリコイドとなる雌ねじ2は、鏡筒の一部を形成し、駆動部材となるとともに、ヘリコイドねじ部材の一部を形成する。雌ねじ2を囲むようにレンズ102、103を固定した鏡筒が配置される。
ヘリコイドとなる雌ねじ2を図示しないモータまたは手によって回転させることで、雄ねじ1が回転し、レンズ101が矢印の方向に移動する。このレンズ101の光軸方向の前後動によってズーミングがなされる。なお、ズーミングの代わりに、通常撮影とマクロ撮影のように焦点調節を行わせるようにしても良い。
このヘリコイドねじ部材は、6条ねじとなっており、雄ねじ1のねじ山部3を1つおきに設けないようにして3条にし、ヘリコイドとなる雌ねじ2に3条分の空隙部4を設けている。3条分の空隙部4のうち、1条分の空隙部4に潤滑物質となるグリースを入れ、その空隙部4をグリース溜まりとしている。なお、グリースは、すべての空隙部4に挿入しても良い。また、ヘリコイドねじ部材としては、後述する2条ねじとしたり、3条ねじとしたり、4条ねじとしたり、8条ねじ等としても良い。
次に、ヘリコイドねじ部材の詳細について説明する前に、図2を用いて、ねじの基本となる構造について説明する。図2で示すように、各雄ねじ1の隣り合ったねじ山部12(図1のねじ山部3に相当)の中心から中心までの距離をピッチpとして表し、図2(a)のように1ピッチ間にねじ溝部13が1個あるもの(便宜的にいいかえると、ねじ山部12の条線14が1回転したとき、ねじ溝部13の数が1個)を1条ねじと定義する。ねじ山部12の条線14が1回転する間に2ピッチ進むものは2条ねじ、3ピッチ進むものは3条ねじである。したがって、図2(b)は2条ねじ、図2(c)は3条ねじである。ここでリードrとは、条線14が1回転したときに進む距離を表す。したがって、リードrはピッチpの条数倍となっていて、それぞれピッチpの2倍、3倍だけ進む。図2では、1条ねじ〜3条ねじまでを例示し説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
次に、図3を用いて、本発明の実施の形態に係るヘリコイドねじ部材を構成する雄ねじの基本的な構造について説明する。なお、図1で示す部材と同一または同種の部材については、同一の符号を付して説明する。
図3において、(a)は、2条の雄ねじを1条分設けないようにし、見かけ上、ねじ山部12を1条ねじにした雄ねじ1Aである。同様に、(b)は、3条の雄ねじを2条分設けないようにし(2条分のねじ山部12を設けないようにし)、見かけ上、1条ねじにした雄ねじ1Bである。図示したように、(a)(b)とも図2におけるねじ山部12の一部がなくなり、雄ねじ1A、1Bのねじ溝部13の部分が平面状態すなわち平面部5となっている。さらに、図4を用いて詳しく説明する。
図4(a)(b)は、本発明による2条ねじと3条ねじの雄ねじ1A,1Bと雌ねじ2A,2Bとの噛み合いの一例を示している。なお、これらの図および以下の図では、雌ねじ2A、2Bは上方側の一部のみを示している。雄ねじ1Aのねじ山部12がなくなったことによりできた空隙部4は1条分であり、雄ねじ1Bにおいては、空隙部4は2条分である。ねじ山部12がなくなったところは、雌ねじ2A、2Bと噛み合いをする部分がなくなっていることを示している。その平面部5にあったねじ山部12がなくなったことにより、雌ねじ2A,2Bと噛み合うことがなくなったので、雄ねじ1A、1B、雌ねじ2A,2Bの接触面積も実質的に減少することとなる。
この結果、回転させるための接触抵抗が小さくなるとともに、潤滑物質、例えばグリース等の潤滑油を使用して回転をよりスムーズに行わせようとすると、この空隙部4が潤滑物質の溜まり場所の役割を果たすこととなる。このため、ヘリコイドねじ部材が回転するとき、この空隙部4に蓄積された潤滑物質が随時補給されることとなり、その補給された潤滑物質の働きで接触抵抗を減少させ、スムーズな回転が得られる。また、長期にわたって、その回転性能を維持させることが可能となる。なお、予め空隙部4に潤滑物質を入れておいても良い。その場合、図4(b)の場合は、2条分の空隙部4のうち1条分のみに潤滑物質を入れても良いし、2条分入れるようにしても良い。
図4では、基本的な雄ねじ1A,1Bと雌ねじ2A、2Bとが噛み合っている状態を、説明を分かりやすくするために、低位の条数で偶数の場合と、奇数の場合についての組み付け例を示した。条数が偶数と奇数とでは、異なった態様が考えられる。実際にヘリコイドねじ部材が使用される場合は、リードrを大きく取りたいことが多々あり、条数の大きな値のものが使用されることが多い。
図5で、条数が偶数の場合について説明する。図5(a)は、6条ねじを例とした雄ねじ1Cと雌ねじ2Cの組み付けした状態を示す側面図である。条数が偶数の場合、1リードr間には、リードrの両端のねじ山部12を除くと中にあるねじ山部12の数は、奇数となる。したがって、両端を除いたねじ山部12の奇数番目のねじ山部12をなくし、リードrを変更しなくてそのままの値とすると、見かけ上、雄ねじ1Cの条数は雌ねじ2Cの半分の3条となる。よって、条数が任意の偶数の値をとったとしても、雌ねじ2Cと雄ねじ1Cとの関係は、雌ねじ2Cの条数を2nとすると、雄ねじ1Cの条数はn(nは整数)となる関係が成立し、雄ねじ1Cの条数を見かけ上、半分とすることができ、いわゆる設置条数は半分となる。しかも、雄ねじ1Cのねじ山部12を1つおきに無くしているので、回転の安定性を確保できる。特に、nが2以上のときにこの効果を発揮する。
図5(b)は、1リードrの中にあるねじ山部12を4つなくして平面部5とし、隣接する2つのねじ山部12を残してある。これは、6条の雌ねじ2Dに対応する雄ねじ1Dを見かけ上、2条ねじにした状態を示している。すなわち、雌ねじ2Dをn条の多条ねじとしたとき、雄ねじ1Dには1リードrの間にn−2条(nは整数、n≧3)に相当する平面部5を連結して設けたものとなる。この場合、雄ねじ1Dのねじ山部12は、隣接する2つとなり、接触面積が小さくなるとともに潤滑物質を十分確保できるものとなる。なお、この関係は、雌ねじ2Dが奇数の条数の場合にも適用できる。なお、ねじ山部12をなくす範囲をn−3(n≧4)としたり、n−4(n≧5)としたり、n−5(n≧6)としたりしても良い。
図5(c)は、1リード中のねじ山部12を1つだけ残し、他のねじ山部12をすべてなくして、平面部5とし、6条の雌ねじ部2Eに対応する雄ねじ部1Eを見かけ上1条ねじとした状態を示している。この関係を数式で表すと、雌ねじ2Eをn条とすると、雄ねじ1Eは(n−1)条分のねじ山部12を無くしたものである。この関係は、nが4以上のときに特に効果を発揮する。また、この関係は、雌ねじ2Eが奇数の場合にも適用できる。
図5(d)は、2n条(n≧2)の雌ねじ2Fに対して、雄ねじ1Fの1条目と(n+1)条目のねじ山部12を残し、残りのねじ山部12を無くしたものである。こうすると、残ったねじ山部12が等間隔となり、回転が安定するとともに、潤滑物質の保持が十分となる。特に、nが3以上のとき、回転の安定性と潤滑物質の保持の面で有利となる。
また、雌ねじの条数をnとしたとき、雄ねじの条数を(n−1)としても良い。このようにすると、係合の安定度は増すとともに、無くした1条分の所にグリス等の潤滑物質が入り込み、動作性が良いものとなる。その関係式は、奇数の場合も適用できるとともに、nは3以上とすると特に好適となる。
雄ねじ1、1A、1B、1C、1D、1E、1Fのねじ山部12、すなわち条数が減少したことにより、
(1)樹脂成形の場合、金型の製作や、調整が容易となる。さらに、雄ねじ、雌ねじを組み付けて調整をする場合、調整が容易にができる。
(2)雄ねじの形状を用途に応じて種々の形状に容易に変更することができ、用途の拡大が期待できる。
(3)雌ねじと雄ねじを組み付けたときに、雌ねじ側に油だまりができるので潤滑物質を十分保持でき、したがって回転トルク力を小さくできるとともに、長期の使用にも耐えることができる。
(4)材質が金属の場合、総型バイトを容易に作ることができ、歯形精度の調整も容易になる。
以上の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、この各実施の形態では、ねじ山部12の形状を断面三角状で連続的なものとしているが、他の形状としても良い。すなわち、断面台形をした柱状物を通常のねじ山部に相当する位置に条線14に沿って、間欠的に配列しても良い。また、断面楕円形をした柱状物を同様に配列しても良い。このように、柱状物を間欠的にすることによって、それぞれの柱状物間に隙間部ができ、ここにも潤滑物質が留まることとなり、噛み合いによる相対回転をより小さいトルクで行うことが可能となる。
また、図6で示すように、ねじ山部12やねじ溝部13の形状は、種々なものとすることができる。すなわち、各実施の形態については、先端の尖った三角ねじを例に説明してきたが、図6の(a)のようなねじ山部12の頂上が平坦でねじ溝部13の部分が丸味を帯びているものや、図6(b)のように、ねじ山部12の頂上部分とねじ溝部13が丸味を帯びているものにしても良い。図6(c)は、角ねじを示し、一般にヘリコイドねじの場合にはしばしば用いられている。同様に、図6(d)の台形ねじ、図6(e)ののこ歯ねじ、図6(f)の丸ねじなどとしても良い。
上述の各実施の形態では、雄ねじ1,1A,1B,1C、1D,1E、1Fのねじ山部3,12の一部を無くしたものとしているが、雌ねじ2、2A,2B,2C,2D,2E,2F側のねじ山部3,12を一部なくすようにしても良い。さらには、雄ねじ側と雌ねじ側の双方のねじ山部の一部をなくすようにしても良い。
なお、上述で説明した潤滑物質は、固体潤滑剤でも、液状のいわゆる潤滑油でも、あるいは半固形のグリース状のものであっても使用可能である。それらの選択は、ねじの材質、ねじ山部12の高さ、ねじ面の表面粗さ、温度等の使用環境条件等を考慮して適正なものを選択すればよい。図1に示した鏡筒の場合は、グリースを使用している。
さらに、用いられるヘリコイドねじ部材の材質は、金属にあっては、鉄系、アルミニウム系、チタン系、銅系などの金属単独あるいは合金が使用できる。また、成形の場合は、熱可塑性樹脂が使用でき、また、熱硬化性であっても注型可能な樹脂などが使用可能である。一例として、熱可塑性の樹脂としては、アクリル系、ポリプロピレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリ酢酸ビニル系、ポリスチレン系、ポリエチレンフタル酸系などがあり、熱硬化性の注形樹脂としては、ウレタン系樹脂などが挙げられる。また、雄ねじと雌ねじの一方を金属系とし、他方を樹脂系としても良い。
本発明のヘリコイドねじ部材は、カメラのレンズ鏡筒の焦点調節時や、ズーム管のズーム作動をスムーズに行わせるために用いることができる。また、Z軸方向の昇降型微動ユニット、望遠鏡の接眼部等、回転させることで、係合しているものを直線方向に移動させるすべてのものに適用できる。
本発明によるヘリコイドねじ部材を、ズームレンズに適用したときの要部断面図である。 ねじの基本となる構造を示す図である。 本発明のヘリコイドねじ部材を構成する雄ねじの基本的な構造を説明する要部側面図である。 本発明のヘリコイドねじ部材の、雄ねじと雌ねじとが噛み合った状態を示す要部側面図である。 本発明のヘリコイドねじ部材の、雌ねじが偶数の多条ねじの場合で、雄ねじと噛み合った状態を示す要部側面図である。 本発明のヘリコイドねじ部材が適用可能な、ねじ山部、ねじ溝部の形状を例示する断面図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F 雄ねじ
2、2A、2B、2C、2D、2E、2F 雌ねじ
3 ねじ山部
4 空隙部
5 平面部
11 雄ねじ
12 ねじ山部
13 ねじ溝部
14 条線

Claims (5)

  1. 雄ねじと雌ねじが互いに噛み合い相対回転することにより、一方が他方を回転軸方向に繰り出すヘリコイドねじ部材において、多条となる雄ねじ部または雌ねじ部の少なくとも一方のねじ山部が少なくとも1条分設けられていないことを特徴とするヘリコイドねじ部材。
  2. 前記雌ねじの条数を2nとすると、前記雄ねじの設置条数をn(ただし、nは整数、n≧1)とし、前記雄ねじのねじ山部を1つおきに設けないようにしたことを特徴とする請求項1記載のヘリコイドねじ部材。
  3. 前記ねじ山部が設けられていないことによって生ずる空隙部の少なくとも一部に、潤滑物質を挿入したことを特徴とする請求項1または2記載のヘリコイドねじ部材。
  4. 前記空隙部は、前記雌ねじのねじ溝部と、前記雄ねじのねじ溝部の底面と同一面となる平面部とで囲まれた空間としたことを特徴とする請求項3記載のヘリコイドねじ部材。
  5. 前記雌ねじをヘリコイドし、前記雄ねじをレンズの光軸方向に前後移動させる鏡筒としたことを特徴とする請求項4記載のヘリコイドねじ部材。
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