JP2005083490A - 流体管用夾雑物除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィルターの取り換え作業を不断水で能率良く容易に行う。
【解決手段】 流体管1の一部に、管軸芯X方向に対して交差する方向に開口する接続筒部7Aが形成され、この接続筒部7Aの開口7aを開閉する操作弁8には、流体中の夾雑物を除去するフィルター2を密封状態で収納する収納ケース10が取付けられ、収納ケース10には、操作弁8の通路8a及び接続筒部7Aの開口7aを通して、フィルター2を夾雑物除去作用位置と収納ケース10内の収納位置とに亘って切り替え移動させる移動操作手段Aが設けられ、更に、収納ケース10の開口部10aが操作弁8の通路8aに連通接続された連結状態と、収納ケース10の開口部10aを通してフィルター2を外部に抜き出し可能な開放状態に揺動切り替え自在な脱着操作手段Bが設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、水道管等の流体管内を流動する流体中に混在する砂や管内周面のライニング層から剥離した剥離片等の夾雑物を除去するためのフィルターを備えた流体管用夾雑物除去装置に関する。
従来の流体管用夾雑物除去装置では、流体管の途中にフランジ連結される処理管の途中に、管軸芯方向に対して直交する上方に開口する接続筒部が形成され、この接続筒部の開口を開閉する操作弁には、流体管内を流動する流体中の夾雑物を除去するフィルターを密封状態で収納する収納ケースが、それの一端側に形成された開口部を操作弁の通路に連通接続させた状態でボルトを介して脱着可能に締付け固定されているとともに、収納ケースには、操作弁の通路及び接続筒部の開口を通して、フィルターを流体管内の夾雑物除去作用位置と収納ケース内の収納位置とに亘って切り替え移動させる移動操作手段が設けられている(特許文献1参照)。
特許第3241934号公報
従来の流体管用夾雑物除去装置では、管内の夾雑物除去作用位置に装着されたフィルターに目詰まりが発生して新たなフィルターと交換する必要が生じた場合、移動操作手段を操作して、夾雑物除去作用位置にあるフィルターを収納ケース内の収納位置にまで移動させるとともに、操作弁を操作して接続筒部の開口を閉止したのち、操作弁と収納ケースとを固定しているボルトを取外し、収納ケースを流体管脇等の空きスペースに移動してフィルターを取り替える。
そのため、フィルターの取り換え作業を不断水で行うことができるものの、収納ケースの固定解除操作や空きスペースへの移動に手間取り易く、フィルターの取り換え作業時間が長くなるため、それに連れて夾雑物を除去できない時間も長くなる。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、フィルターの取り換え作業を不断水で能率良く容易に行うことのできる流体管用夾雑物除去装置を提供する点にある。
本発明の請求項1による流体管用夾雑物除去装置の特徴構成は、流体管の一部に、管軸芯方向に対して交差する方向に開口する接続筒部が形成され、この接続筒部の開口を開閉する操作弁には、流体管内を流動する流体中の夾雑物を除去するフィルターを密封状態で収納する収納ケースが取付けられているとともに、収納ケースには、操作弁の通路及び接続筒部の開口を通して、フィルターを流体管内の夾雑物除去作用位置と収納ケース内の収納位置とに亘って切り替え移動させる移動操作手段が設けられ、更に、収納ケースの一端側に形成された開口部が操作弁の通路に連通接続された連結状態と、収納ケースの開口部を通してフィルターを外部に抜き出し可能な開放状態に揺動切り替え自在な脱着操作手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、管内の夾雑物除去作用位置に装着されたフィルターに目詰まりが発生して新たなフィルターと交換する必要が生じた場合、移動操作手段を操作して、夾雑物除去作用位置にあるフィルターを収納ケース内の収納位置にまで移動させるとともに、操作弁を操作して接続筒部の開口を閉止したのち、脱着操作手段によって、収納ケースの開口部が操作弁の通路に連通接続された連結状態から収納ケースの開口部が外部に臨む開放状態に切り替え揺動させることにより、収納ケース内に収納されているフィルターを収納ケースの開口部から外部にスムーズに抜き出すことができる。
従って、収納ケースを操作弁から取外す場合に比して固定解除又は固定のための操作が少なくなり、しかも、収納ケースを操作弁に対して揺動操作するだけであるから、従来のように収納ケースを空きスペースに一々移動させる手間が不要で、フィルターの取り換え作業を不断水で能率良く容易に行うことができる。
本発明の請求項2による流体管用夾雑物除去装置の特徴構成は、前記脱着操作手段が、収納ケースの一端部を操作弁に対して起伏揺動自在に枢着するヒンジ機構と、収納ケースの一端側の開口部を開閉弁の通路に連通接続した状態で固定する固定操作機構から構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、操作弁に対して収納ケースの一端部がリンク機構を介して起伏揺動自在に枢着されているから、収納ケースの中間又は他端側を支点として起伏揺動自在に構成する場合に比して構造の簡素化を図りながら、フィルターの取り換え作業を不断水で能率良く容易に行うことができる。
本発明の請求項3による流体管用夾雑物除去装置の特徴構成は、前記流体管の一部及び収納ケースに、フィルターを脱着自在に保持する可動保持枠を夾雑物除去作用位置と収納位置とに亘って移動案内するガイド手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、管内の夾雑物除去作用位置にあるフィルターを収納ケース内の収納位置に移動させる場合、或いは、収納ケース内の収納位置にある新しいフィルターを管内の夾雑物除去作用位置に移動させる場合、流体管の一部及び収納ケースに設けたガイド手段によってスムーズに移動させることができるとともに、流体に対する夾雑物除去作用位置でのフィルターの位置保持機能を高めることができる。
本発明の請求項4による流体管用夾雑物除去装置の特徴構成は、前記収納ケースと操作弁又は流体管の一部とに亘って、開閉弁を備えたバイパス管が接続されている点にある。
上記特徴構成によれば、収納ケース内の収納位置にある新しいフィルターを管内の夾雑物除去作用位置に移動させる場合、操作弁が閉止されている状態でバイパス管の開閉弁を開き操作すると、管内の流体の一部がバイパス管を通して収納ケース内に流入して、収納ケース内の圧力が管内の圧力と等しい又は略等しい圧力まで上昇するから、操作弁の開き操作を少ない労力で容易に行うことができる。
本発明の請求項5による流体管用夾雑物除去装置の特徴構成は、前記流体管の一部が、管軸芯方向の両端部に連結フランジを備えた処理管であって、この処理管の管軸芯方向の中間部には、管軸芯方向に対して交差する上下両側方に開口する接続筒部が形成され、上方側の接続筒部には操作弁が装着されているとともに、下方側の接続筒部には、夾雑物除去作用位置にあるフィルターの上流側底部に堆積した堆積物を管外に排出する堆積物排出手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、処理管に形成された上下の接続筒部のうち、上方側の接続筒部には操作弁及び収納ケースを装着して、流体中の夾雑物を除去するフィルターを不断水で容易に取り替えられるように構成しながらも、下方側の接続筒部に設けられた堆積物排出手段を操作することにより、フィルターで塞き止められてそれの上流側底部に堆積した堆積物を流体の一部を利用して管外に確実、スムーズに排出することができる。
本発明の請求項6による流体管用夾雑物除去装置の特徴構成は、前記フィルターが装着される可動保持枠に、フィルターを挾持する二つ折り姿勢とフィルターの脱着を許容する展開姿勢とに切り替え揺動可能な挾持枠を抜き差し自在に保持するガイド溝が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、新しいフィルターに取り替える場合、展開姿勢にある挾持枠にフィルターを載置し、挾持枠を二つ折り姿勢に閉じ揺動操作するだけで、フィルターを挾持枠に取付けることができ、更に、このフィルターを挾持した挾持枠を、可動保持枠のガイド溝に沿って差込み移動させるだけで、フィルターを可動保持枠の所定位置にセットすることができるから、フィルターの取り換え作業の能率化、容易化を促進することができる。
本発明の請求項7による流体管用夾雑物除去装置の特徴構成は、前記フィルターが装着される可動保持枠には、フィルターを脱着自在に挾持する挾持枠の二枚をそれぞれ抜き差し自在に保持するガイド溝が形成されているとともに、前記移動操作手段が、収納ケースに螺合されたネジ軸と、これの先端側が螺合可能な状態で可動保持枠に設けられる雌ネジ部材から構成され、更に、可動保持枠に保持された両挾持枠のフィルターの隣接間には、可動保持枠の収納ケース内への移動に連れてネジ軸の先端側が移入自在な空間が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、フィルターを挾持した挾持枠を、可動保持枠のガイド溝に沿って差込み移動させるだけで、フィルターを可動保持枠の所定位置にセットすることができるとともに、並設される二枚のフィルターで夾雑物を効率良く除去することができる。しかも、管内の夾雑物除去作用位置にあるフィルターを収納ケース内の収納位置に移動させるとき、移動操作手段の回転操作に連れてネジ軸の先端側が、両挾持枠のフィルターの隣接間に形成されている空間内に移入するから、ネジ軸が収納ケースの外方に大きく張り出すことがなく、収納ケースの切り替え揺動をスペース面で有利に行うことができる。
〔第1実施形態〕
図1〜図6は、流体管の一例である水道管1内を流動する上水(流体)中に混在する砂や管内周面のライニング層から剥離した剥離片等の夾雑物を除去するためのフィルター2を備えた流体管用夾雑物除去装置を示し、隣接する水道管1の連結フランジ部1Aに対して管軸芯X方向からボルト3・ナット4等の締結手段で固定連結可能な連結フランジ部5Aを両端に備えた処理管5の管軸芯X方向中間部に、これの外径よりも大きな内径の夾雑物除去室6を有し、かつ、管軸芯X方向に対して直交(交差)する上下両側方に開口する一対の接続筒部7A、7Bを備えた円筒状の除去処理筒体7が一体形成されている。
上方側の接続筒部7Aの連結フランジ部7Cには、それの筒軸芯Y方向に対して直交する水平方向にスライド移動する弁体8Aで接続筒部7Aの開口7aを開閉する操作弁8の弁箱8Bがボルト3等の締結手段で固定連結され、この操作弁8の上面側には、水道管1内を流動する上水中の夾雑物を除去するフィルター2を密封状態で収納する収納ケース10が取付けられている。
収納ケース10には、操作弁8の通路8a及び上方側接続筒部7Aの開口7aを通して、フィルター2を管内の夾雑物除去作用位置と収納ケース10内の収納位置とに亘って切り替え移動させる移動操作手段Aが設けられているとともに、収納ケース10の一端(下端)側に形成された開口部10aが操作弁8の通路8aに連通接続された連結状態と、収納ケース10の開口部10aを通してフィルター2を外部に抜き出し可能な開放状態に揺動切り替え自在な脱着操作手段Bが設けられている。
また、下方側の接続筒部7Bの連結フランジ部7Dには、図1〜図4に示すように、夾雑物除去作用位置にあるフィルター2で区画形成される夾雑物除去室6の上流側分割室6Aに連通する排水管11を備えた底板12がボルト3・ナット4等の締結手段で固定連結されているとともに、排水管11の連結フランジ部11Aには、除去処理筒体7の横一側脇位置において上方に開口するカップリング13及びボールバルブ(開閉弁の一例)14を備えた略U字状に迂回する導水管15の連結フランジ部15Aがボルト3・ナット4等の締結手段で固定連結されている。
そして、図4に示すように、排水管11と導水管15及びカップリング13、ボールバルブ14をもって、夾雑物除去作用位置にあるフィルター2の上流側底部に堆積した堆積物を管外に排出するための堆積物排出手段Cが構成されているとともに、カップリング13がホース等に対する接続口部に構成されている。
更に、図2、図5に示すように、処理管5の除去処理筒体7の内面と収納ケース10の内面には、フィルター2を脱着自在に保持する可動保持枠17を夾雑物除去作用位置と収納位置とに亘って上下方向に移動案内するガイド手段Dが設けられているとともに、可動保持枠17には、フィルター2を挾持する二つ折り姿勢とフィルター2の脱着を許容する展開姿勢とに切り替え揺動可能な格子状の挾持枠18の2個をそれぞれ抜き差し自在に保持するガイド溝19が形成されている。
挾持枠18は、図6に示すように、プランクトンネットや不織布、繊維等で構成されるフィルター2を水圧に抗して所定装着姿勢で保持可能な比較的目の細かい格子状の受け枠体18Aと、この受け枠体18Aとの間でフィルター2を挾持する目の粗い格子状の押え枠体18Bとを、左右一対のヒンジ部18Cで枢支連結して、受け枠体18Aと押え枠体18Bとが重合する二つ折り姿勢と両枠体18A,18Bが略一直線状に展開する展開姿勢とに揺動切り替え自在に構成されている。
この挾持枠18を可動保持枠17のガイド溝19に装着する場合には、ヒンジ部18Cが上方に位置し、かつ、比較的目の細かい受け枠体18Aが下流側に位置する状態で差込み装着し、また、このガイド溝19への差込み装着により、両枠体18A,18Bが二つ折り姿勢に保持されることになる。
また、可動保持枠17の下端部には、図5に示すように、ガイド溝19に差込み装着された挾持枠18の抜け出し移動を接当阻止するロック状態と、挾持枠18の抜き差し移動を許容するロック解除状態とに回動切り替え可能なロック部材20が設けられている。
ガイド手段Dは、可動保持枠17の左右縦枠部17Bの外面に形成された上下方向に沿うガイド突起33と、これが上下方向に移動自在に嵌合する状態で処理管5の除去処理筒体7の内面及び収納ケース10の内面に形成されたガイド溝34とから構成されている。
移動操作手段Aを構成するに、収納ケース10の天井壁部10bに設けた軸受け部21に、回転操作用ハンドル22を上端に備えたネジ軸23を筒軸芯Y周りで回転のみ自在に取り付けるとともに、可動保持枠17の上側横枠部17Aには、ネジ軸23に螺合する雌ネジ部材24が固着されている。
可動保持枠17の上側横枠部17Aに固着された軸受け部21の軸芯は、可動保持枠17の両ガイド溝19に差込み装着された両挾持枠18の対向面間中央位置に臨むように配置されていて、両挾持枠18に挾持されたフィルター2の隣接間には、可動保持枠17の収納ケース10内への上昇移動に連れてネジ軸23の先端側が移入自在な空間25が形成されている。
そのため、管内の夾雑物除去作用位置にあるフィルター2を収納ケース10内の収納位置に移動させるとき、換言すれば、管内の夾雑物除去作用位置にある可動保持枠17を収納ケース10内の収納位置に上昇移動させるとき、移動操作手段Aのハンドル22の回転操作に連れてネジ軸23の先端側が、両挾持枠18のフィルター2の隣接間に形成されている空間25内に移入するから、ネジ軸23が収納ケース10の外方に大きく張り出すことがなく、収納ケース10の切り替え揺動をスペース面で有利に行うことができる。
脱着操作手段Bは、図1〜図5に示すように、収納ケース10の一端部(下端部)を操作弁8に対して起伏揺動自在に枢着するヒンジ機構B1と、収納ケース10の一端側(下端側)の開口部10aを操作弁8の通路8aに連通接続した状態で固定する固定操作機構B2から構成されている。
ヒンジ機構B1を構成するに、操作弁8の弁箱8Bの上面には左右一対の取付けブラケット27が形成され、これら両取付けブラケット27に亘って、収納ケース10の開口部10aに形成された鍔部10dの周縁うち、一方の長辺側に設けられたボス部10cを枢支軸28周りで起伏揺動に枢支連結されている。
固定操作機構B2を構成するに、操作弁8の弁箱8Bの上面には、収納ケース10の鍔部10dの外側縁うち、ボス部10c側を除く三側辺に対向する状態で複数のブロック状の雌ネジ部材30が形成されているとともに、各雌ネジ部材30に形成された水平方向に沿うネジ孔には、収納ケース10の開口部10aが操作弁8の通路8aに連通接続されているとき、収納ケース10の鍔部10dの上面に当接可能なテーパー状の押え面を有し、かつ、その押え面が鍔部10dの上面に当接している状態での螺合操作に連れて収納ケース10の開口部10aを弁箱8Bの上面側に押圧固定する固定ボルト31が螺合されている。
そして、管内の夾雑物除去作用位置に装着されたフィルター2に目詰まりが発生して新たなフィルター2と交換する必要が生じた場合、移動操作手段Aのハンドル22を回転操作して、夾雑物除去作用位置にある可動保持枠17を収納ケース10内の収納位置にまで上昇移動させるとともに、操作弁8のハンドル8Cを操作して接続筒部7Aの開口7aを閉止する。
次に、脱着操作手段Bの固定操作機構B2を構成する各固定ボルト31を弛み側に螺合操作して固定を解除したのち、脱着操作手段Bのヒンジ機構B1を構成する枢支軸28周りで倒伏揺動操作すると、収納ケース10全体が、収納ケース10の開口部10aが操作弁8の通路8aに連通接続された連結状態から収納ケース10の開口部10aが外部に臨む開放状態に切り替えられる。
その後、移動操作手段Aのハンドル22を回転操作して、収納ケース10内に収納されていた可動保持枠17を収納ケース10の開口部10aから外部に抜き出し移動させたのち、可動保持枠17の各ガイド溝19から挾持枠18を引き抜き、各挾持枠18を構成する両枠体18A,18Bを二つ折り姿勢から展開姿勢に切り替え操作して、装着されていたフィルター2を新しいフィルター2に取り替える。
従って、収納ケース10を操作弁8に対して倒伏操作し、倒伏操作された収納ケース10から可動保持枠17を抜き出し移動させたのち、可動保持枠17から挾持枠18を引き抜き、この挾持枠18を開き操作するだけであるから、フィルター2の取り換え作業を不断水で能率良く容易に行うことができる。
また、弁箱8Bの上面には、倒伏操作された収納ケース10を開口部10a側が高くなる先端下がりの傾斜姿勢で受け止め支持する支持台29が設けられているとともに、収納ケース10と操作弁8の弁箱8Aとに亘って、開閉弁35を備えたバイパス管36が接続されている。
そして、収納ケース10内の収納位置にある新しいフィルター2を管内の夾雑物除去作用位置に移動させる場合、操作弁8が閉止されている状態でバイパス管36の開閉弁35を開き操作すると、管内の上水の一部がバイパス管36を通して収納ケース10内に流入して、収納ケース10内の圧力が管内の圧力と等しい又は略等しい圧力まで上昇するから、操作弁8の開き操作を少ない労力で容易に行うことができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、収納ケース10の一端側(下端側)での水平又はほぼ水平枢支軸芯周りでの起伏揺動により、収納ケース10の一端(下端)側に形成された開口部10aが操作弁8の通路8aに連通接続された連結状態と、収納ケース10の開口部10aを通してフィルター2を外部に抜き出し可能な開放状態に切り替え自在に構成したが、収納ケース10の上下中間位置での枢支軸芯周りでの起伏揺動により、収納ケース10を連結状態と開放状態に切り替え自在に構成してもよい。
(2)上述の第1実施形態では、移動操作手段Aとして、ネジ軸23を備えたネジ機構から構成したが、流体圧シリンダ等のアクチュエーターから構成してもよい。
(3)上述の第1実施形態では、可動保持枠17に、フィルター2を脱着自在に挾持保持する挾持枠18の二枚を抜き差し自在に装着したが、一枚又は三枚以上の挾持枠18を可動保持枠17に抜き差し自在に装着してもよい。
(4)上述の第1実施形態では、可動保持枠17に形成したガイド溝18に対して挾持枠18を抜き差し自在に装着したが、可動保持枠17に対して挾持枠18を簡単な操作で脱着自在に保持できるものであれば、如何なる構造を採用してもよい。
(5)上述の第1実施形態では、収納ケース10の一端側(下端側)の開口部10aを操作弁8の通路8aに連通接続した状態で固定する固定操作機構B2を、複数の水平又はほぼ水平姿勢の固定ボルト31から構成したが、この構成に限定されるものではなく、収納ケース10の開口部10aを操作弁8の通路8aに連通接続した状態で着脱自在に固定することのできるものであれば、如何なる構造を採用してもよい。
(6)上述の第1実施形態では、フィルター2を脱着自在に挾持保持する挾持枠18と、この挾持枠18を脱着自在に保持する可動保持枠17とを用いて、フィルター2を夾雑物除去作用位置と収納ケース10内の収納位置とに亘って切り替え移動させるように構成したが、この構成に限定されるものではなく、操作弁8の通路8a及び接続筒部7Aの開口7aを通して、フィルター2を夾雑物除去作用位置と収納位置とに亘って切り替え移動させることのできるものであれば、如何なる構造を採用してもよい。
また、フィルター2としても、流体管内を流動する流体中の夾雑物を除去することのできるものであれば、如何なる材質、形状、構造のものを用いてもよい。
(7)上述の第1実施形態では、収納ケース10と操作弁8の弁箱8Aとに亘って、開閉弁35を備えたバイパス管36を接続したが、この開閉弁35を備えたバイパス管36を、収納ケース10と処理管5の除去処理筒体7とに亘って接続してもよい。
本発明の流体管用夾雑物除去装置の第1実施形態を示し、フィルターが夾雑物除去作用位置あるときの断面側面図 フィルターが収納位置あるときの断面側面図 収納ケースを倒伏させたときの断面側面図 夾雑物除去装置全体の断面正面図 要部の斜視図 挾持枠の展開姿勢を示す平面図
符号の説明
A 移動操作手段
B 脱着操作手段
B1 ヒンジ機構
B2 固定操作機構
C 堆積物排出手段
D ガイド手段
X 管軸芯
Y 筒軸新
1 流体管(水道管)
2 フィルター
5 処理管
6 夾雑物除去室
7 除去処理筒体
7A 接続筒部(上方側接続筒部)
7a 開口
8 操作弁
8a 通路
10 収納ケース
10a 開口部
17 可動保持枠
18 挾持枠
19 ガイド溝
23 ネジ軸
24 雌ネジ部材
25 空間
35 開閉弁
36 バイパス管

Claims (7)

  1. 流体管の一部に、管軸芯方向に対して交差する方向に開口する接続筒部が形成され、この接続筒部の開口を開閉する操作弁には、流体管内を流動する流体中の夾雑物を除去するフィルターを密封状態で収納する収納ケースが取付けられているとともに、収納ケースには、操作弁の通路及び接続筒部の開口を通して、フィルターを流体管内の夾雑物除去作用位置と収納ケース内の収納位置とに亘って切り替え移動させる移動操作手段が設けられ、更に、収納ケースの一端側に形成された開口部が操作弁の通路に連通接続された連結状態と、収納ケースの開口部を通してフィルターを外部に抜き出し可能な開放状態に揺動切り替え自在な脱着操作手段が設けられている流体管用夾雑物除去装置。
  2. 前記脱着操作手段が、収納ケースの一端部を操作弁に対して起伏揺動自在に枢着するヒンジ機構と、収納ケースの一端側の開口部を開閉弁の通路に連通接続した状態で固定する固定操作機構から構成されている請求項1記載の流体管用夾雑物除去装置。
  3. 前記流体管の一部及び収納ケースには、フィルターを脱着自在に保持する可動保持枠を夾雑物除去作用位置と収納位置とに亘って移動案内するガイド手段が設けられている請求項1又は2記載の流体管用夾雑物除去装置。
  4. 前記収納ケースと操作弁又は流体管の一部とに亘って、開閉弁を備えたバイパス管が接続されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体管用夾雑物除去装置。
  5. 前記流体管の一部が、管軸芯方向の両端部に連結フランジを備えた処理管であって、この処理管の管軸芯方向の中間部には、管軸芯方向に対して交差する上下両側方に開口する接続筒部が形成され、上方側の接続筒部には操作弁が装着されているとともに、下方側の接続筒部には、夾雑物除去作用位置にあるフィルターの上流側底部に堆積した堆積物を管外に排出する堆積物排出手段が設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の流体管用夾雑物除去装置。
  6. 前記フィルターが装着される可動保持枠には、フィルターを挾持する二つ折り姿勢とフィルターの脱着を許容する展開姿勢とに切り替え揺動可能な挾持枠を抜き差し自在に保持するガイド溝が形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の流体管用夾雑物除去装置。
  7. 前記フィルターが装着される可動保持枠には、フィルターを脱着自在に挾持する挾持枠の二枚を抜き差し自在に保持するガイド溝が形成されているとともに、前記移動操作手段が、収納ケースに螺合されたネジ軸と、これの先端側が螺合可能な状態で可動保持枠に設けられる雌ネジ部材から構成され、更に、可動保持枠に保持された両挾持枠のフィルターの隣接間には、可動保持枠の収納ケース内への移動に連れてネジ軸の先端側が移入自在な空間が形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の流体管用夾雑物除去装置。
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