JP2005083422A - 保護管及びその製造方法 - Google Patents

保護管及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005083422A
JP2005083422A JP2003313986A JP2003313986A JP2005083422A JP 2005083422 A JP2005083422 A JP 2005083422A JP 2003313986 A JP2003313986 A JP 2003313986A JP 2003313986 A JP2003313986 A JP 2003313986A JP 2005083422 A JP2005083422 A JP 2005083422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hard wire
mandrel
protective tube
flexible belt
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003313986A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinnosuke Hirano
真之助 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kogen Kizai KK
Original Assignee
Kogen Kizai KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kogen Kizai KK filed Critical Kogen Kizai KK
Priority to JP2003313986A priority Critical patent/JP2005083422A/ja
Publication of JP2005083422A publication Critical patent/JP2005083422A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

【課題】 緊張材を保護するスパイラル補強保護管において、筒状に形成する可撓性帯状体に筒状の外周に設置する筒体も兼ねるようにして、構成部材の簡略化を図り、製造の簡略化及びコストを下げた保護管及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 保護管は、側端部が重なる位置に熱を加えながら螺旋状に巻回して筒状に形成してなる可撓性帯状体と、前記筒状に形成された可撓性帯状体の内周面の略中央に長手方向に沿って形成した中央条溝に前記可撓性帯状体を拡径方向に付勢するスパイラル形状の硬線を配設したことである。
【選択図】 図1

Description

本発明は保護管及びその製造方法に関し、詳しくは、可撓性帯状体の側端部を重ね合わせ、その重ね合わせた部分を熱して溶融溶着させながら螺旋状に巻回して筒状に形成し、この筒状に形成した可撓性帯状体の外側に管体を設けることなく可撓性帯状体とその内部に設けたスパイラル形状の硬線のみで形成した保護管及びその製造方法に関する。
従来の保護管は、図8に示すように、合成樹脂製の管体111と、この管体111の内周に螺旋状に巻回された可撓性帯状体112と、可撓性帯状体112の内周面に形成された中央条溝113に可撓性帯状体112を拡径方向に付勢するスパイラル形状の硬線120とを備えた構成になっている。
管体111は、一定の肉厚を有した筒で、各種の合成樹脂、特に、外観、防錆、重量等の点からポリエチレンが好ましく、とりわけ高密度ポリエチレンが好適に用いられる。
可撓性帯状体112は、ポリエチレン、好ましくは高密度ポリエチレンで形成され、その内周面の略中央に断面略台形の中央突条114が長手方向に沿って形成されている。この中央突条114には、内周面が円弧状に形成された中央条溝113が可撓性帯状体112の長手方向に沿って形成されている。また、可撓性帯状体112の内周面の端部近傍には、係合用凹溝115が長手方向に沿って形成され、可撓性帯状体112の外側となる面には、係合用凹溝115と係合する断面略長方形の係合突条116が長手方向に形成されている。この係合用凹溝115と係合突条116とは、可撓性帯状体112を螺旋状に巻回した際に、各々嵌合される。
そして、巻回された可撓性帯状体112の外周に管体111を装着することで保護管が完成する。
特開平09−144957号公報(第3頁〜4頁 第1図)
しかしながら、従来技術で説明した保護管においては、可撓性帯状体を螺旋状に巻回すると共に、その外周に管体を取り付ける必要があり、この管体の取り付けが結構手間と時間がかかり、又、その分コストもかかるという問題がある。
従って、可撓性帯状体を巻回して筒状に形成して保護管を作成するにあたり、工程を簡略化するとともに、機能を損なうことなく簡素化した保護管及びその製造方法に解決しなければならない課題を有する。
上記課題を解決するために、本願発明の保護管及びその製造方法は、次に示す構成にすることである。
(1)保護管は、側端部が重なる位置に熱を加えながら螺旋状に巻回して筒状に形成してなる可撓性帯状体と、前記筒状に形成された可撓性帯状体の内周面の略中央に長手方向に沿って形成した中央条溝に前記可撓性帯状体を拡径方向に付勢するスプリング状の弾性体を配設したことである。
(2)保護管の製造方法は、回転自在に取り付けられたマンドレルの一端に直線状の硬線の一端を第1固定部材で固定し、該マンドレルを回転することにより、硬線をマンドレルの表面に一定のピッチでスパイラル形状に巻回し、所望の回数巻回した後に他端を第2固定部材で固定する硬線巻き付け工程と、可撓性帯状体の一端をマンドレルの一端に第3固定部材で固定し、中央条溝を硬線に嵌合するようにしてマンドレルの表面に螺旋状に巻回すると共に、巻回するときの側端側の重ね合わせ部分を熱して溶融溶着させ、巻き終わったら、他端部を第4固定部材で固定する可撓性帯状体巻き付け工程と、前記第1及び第2固定部材並びに第3及び第4固定部材を取り外し、硬線の緊張を解除することによりその付勢力で可撓性帯状体の内周面に押圧し、固定一体化する一体化工程とからなる。
本発明により、保護管は可撓性帯状体を巻回して筒状に形成するときに側端部の重ね合わせ部分を溶融溶着すると共に、内部にスパイラル形状の硬線を備えた構成にすることで、筒状に形成した可撓性帯状体の外周に別途管体を設ける必要がなくなり、そのぶん工程を簡略化できるばかりでなく、コストを抑制して従来どおりの機能を有する保護管及びその製造方法を提供できる。
本願発明に係る保護管及びその製造方法の実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明に係る保護管は、図1に示すように、螺旋状に巻回された可撓性帯状体11と、この可撓性帯状体11の内周面に形成された中央条溝12に係合し、可撓性帯状体11を拡径方向に付勢するスパイラル形状に形成された硬線20とからなる。
可撓性帯状体11は、図2及び図3に示すように、ポリエチレン、好ましくは高密度ポリエチレンで、所定幅の帯状に形成され、その内周面の略中央に断面略台形の中央突条13が長手方向に沿って形成され、その中央突条13の中央位置を陥没させて形成した中央条溝12が長手方向に沿って形成されている。この内周面の一端部は、端縁までの所定幅が段差を持って長手方向に沿って形成された第1溶着係合部14を備え、この第1溶着係合部14と反対方向であって、外周面側にやはり第1溶着係合部14と同じ形状に形成された第2溶着係合部15を設けた構造になっている。
この第1及び第2溶着係合部14、15は、可撓性帯状体11を螺旋状に巻回したときに互いに重ね合わさる構成になっており、その重ね合った部位をヒーターで加熱することで溶融して溶着することにより筒状に形成する。
硬線20は、実施例においては硬銅線で形成され、筒状に形成された可撓性帯状体11の内周面の螺旋状に形成された中央条溝12に係合できるスパイラル形状に形成されたもので、この硬線20が中央条溝12に係合して、筒状の可撓性帯状体11を拡径方向に押圧すると同時に螺旋状に巻回されている可撓性帯状体11を内面から支持する構造となっている。
次に保護管の製造方法について、図4〜図7を参照して、以下説明する。
先ず、図4に示すように、硬線巻き付け工程により、マンドレル30の一端に直線状の硬線20の一端に第1固定部材21aであるテープを巻き付けることで固定する。
マンドレル30は、それ自体回転自在に取り付けられており、図示しない電動或いは手動で自由に回転できる構成になっている。
そして、図5に示すように、硬線20をマンドレル30の表面に、マンドレル30を回転させることで、実施例において16mmピッチで螺旋状に巻回してゆく。所望の回数の巻回が終了すると、その巻回した他端を第2固定部材21bであるテープで固定する。
次に、図6に示すように、可撓性帯状体巻き付け工程により、可撓性帯状体11の一端をマンドレル30の一端に第3固定部材22aである紐で固定する。一端を紐でマンドレル30に固定された可撓性帯状体11は、中央条溝12を硬線20に嵌合するようにしてマンドレル30の表面に螺旋状に巻回してゆく。
この巻回するときに、第1及び第2溶着係合部14、15が互いに重ね合わさった状態となり、その重ね合わさった箇所をヒーター31で加熱することにより溶融して溶着する
このようにして、図7に示すように、可撓性帯状体11を巻回させながら、第1及び第2溶着係合部14,15の重ね合わさっている箇所をヒーター31で加熱することで溶融溶着させて、所望の長さの筒状に形成した後に、他端部に第4固定部材22bである紐で固定する。
そして、一体化工程では、ヒーター31での加熱を終了した後に、溶融した部位が溶着して冷却した後に、可撓性帯状体11を係止してある第3及び第4固定部材22a、22bを外し、且つスパイラル形状の硬線20を係止してある第1及び第2固定部材21a、21bを外すことで、硬線20の緊張が解除されて中央条溝12に硬線20が嵌合した状態で内周面を外方向に付勢することで、固定一体化される。
このようにして、筒状に形成した可撓性帯状体11の外周に筒体を設けることなく、内部にスパイラル形状の硬線20を配置した、所謂、スパイラル補強保護管が完成する。このスパイラル補強保護管は、内面をスパイラル形状の硬線(硬銅線)20を配置してあるため、緊張材とのフリクションロスを低減すると共に、強度と曲げ特性を向上させることができるというものである。
保護管を作成するにあたり、可撓性帯状体を螺旋状に巻回するときに、重なり合う側端部に熱を加えて溶着させながら、筒状に形成した保護管を作成するようにしたことで、筒状に形成した部材の外周部分に別体の管体を設ける必要がなくなることで、製造工程を簡略化できるばかりでなく、製造コストも安くすることが可能になる。
本発明の保護管の断面図である。 同、保護管を構成する可撓性帯状体の断面図である。 同、保護管を構成する可撓性帯状体の略示的な斜視図である。 保護管の製造工程のうち、硬線巻き付け工程を示す説明図である。 保護管の製造工程のうち、硬線巻き付け工程を示す説明図である。 保護管の製造工程のうち、可撓性帯状体巻き付け工程を示す説明図である。 保護管の製造工程のうち、可撓性帯状体巻き付け工程及び一体化工程を示す説明図である。 従来技術における保護管の断面図である。
符号の説明
11;可撓性帯状体、12;中央条溝、13;中央突条、14;第1溶着係合部、15;第2溶着係合部、21a;第1固定部材、21b;第2固定部材、22a;第3固定部材、22b;第4固定部材、20;硬線、30;マンドレル、31;ヒーター。

Claims (2)

  1. 側端部が重なる位置に熱を加えながら螺旋状に巻回して筒状に形成してなる可撓性帯状体と、
    前記筒状に形成された可撓性帯状体の内周面の略中央に長手方向に沿って形成した中央条溝に前記可撓性帯状体を拡径方向に付勢するスパイラル形状の硬線を配設したことを特徴とする保護菅。
  2. 回転自在に取り付けられたマンドレルの一端に直線状の硬線の一端を第1固定部材で固定し、該マンドレルを回転することにより、硬線をマンドレルの表面に一定のピッチでスパイラル形状に巻回し、所望の回数巻回した後に他端を第2固定部材で固定する硬線巻き付け工程と、
    可撓性帯状体の一端をマンドレルの一端に第3固定部材で固定し、中央条溝を硬線に嵌合するようにしてマンドレルの表面に螺旋状に巻回すると共に、巻回するときの側端側の重ね合わせ部分を熱して溶融溶着させ、巻き終わったら、他端部を第4固定部材で固定する可撓性帯状体巻き付け工程と、
    前記第1及び第2固定部材並びに第3及び第4固定部材を取り外し、硬線の緊張を解除することによりその付勢力で可撓性帯状体の内周面に押圧し、固定一体化する一体化工程とからなる保護菅の製造方法。
JP2003313986A 2003-09-05 2003-09-05 保護管及びその製造方法 Pending JP2005083422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313986A JP2005083422A (ja) 2003-09-05 2003-09-05 保護管及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313986A JP2005083422A (ja) 2003-09-05 2003-09-05 保護管及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005083422A true JP2005083422A (ja) 2005-03-31

Family

ID=34414745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003313986A Pending JP2005083422A (ja) 2003-09-05 2003-09-05 保護管及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005083422A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009036371A (ja) * 2007-06-28 2009-02-19 Wellstream Internatl Ltd 可撓性本体
WO2010106110A3 (en) * 2009-03-18 2011-01-06 Single Buoy Moorings Inc. Improved composite hose and method for fabricating such a hose
JP7496874B2 (ja) 2019-12-11 2024-06-12 ポスコホールディングス インコーポレーティッド スパイラルチューブ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009036371A (ja) * 2007-06-28 2009-02-19 Wellstream Internatl Ltd 可撓性本体
WO2010106110A3 (en) * 2009-03-18 2011-01-06 Single Buoy Moorings Inc. Improved composite hose and method for fabricating such a hose
JP2012520978A (ja) * 2009-03-18 2012-09-10 シングル・ブイ・ムーリングス・インコーポレイテッド 改良された複合ホース及びこのようなホースを製造する為の方法
US9291289B2 (en) 2009-03-18 2016-03-22 Trelleborg Industrie Sas Composite hose and method for fabricating such a hose
AU2010224894B2 (en) * 2009-03-18 2016-09-01 Trelleborg Industrie Sas Improved composite hose and method for fabricating such a hose
JP7496874B2 (ja) 2019-12-11 2024-06-12 ポスコホールディングス インコーポレーティッド スパイラルチューブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6329602B1 (en) Tube for wiring harnesses
JPH0615918B2 (ja) 電気溶接継手
JP2017219150A (ja) 複合管
TWI537987B (zh) 冷縮管之支撐芯
JP2644149B2 (ja) 管状部材の溶接素子
JP2005083422A (ja) 保護管及びその製造方法
JP2010126648A (ja) ワイヤハーネス結束用テープ
FR2477062A1 (fr) Procede de fabrication d'un tube flexible a plusieurs couches enroulees helicoidalement et le tube ainsi obtenu
JPH08244116A (ja) 波形管の溶着方法及び溶着装置
JP2008024247A (ja) ケーブルビード、ケーブルビードの芯材端部および巻線端部処理用の結合部材、およびケーブルビードにおける芯材端部および巻線端部の結合方法
JP2005238997A (ja) タイヤ用ケーブルビードにおける巻線の結合部材、タイヤ用ケーブルビード及び結合方法
JP2011036577A (ja) 内視鏡の可撓管
JP2008238808A (ja) ワイヤ接続部材、ビードコード、車両用タイヤ及びワイヤの接続方法
JPH019408Y2 (ja)
JP2009261643A (ja) 内視鏡の挿入部
JP2000120945A (ja) 軟質合成樹脂製ホース
JP3883229B2 (ja) 線条付保護管の製造方法及びその装置
JP7233907B2 (ja) チューブ体の製造方法
JP2015006744A (ja) 補強材入り帯状部材及びその製造方法
JP2006137088A (ja) ケーブル保護管及びケーブル保護管製造装置
CN113276381B (zh) 螺旋管的制造方法
JP2008128394A (ja) 伸縮性ホース及びその製造方法
US20220378028A1 (en) Fishing rod
JP5145108B2 (ja) 内視鏡の挿入部
CA2034231C (en) Electric or optical cable manufacture

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050816

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100105