JP2005083410A - 油圧緩衝器のブッシュ取付構造 - Google Patents

油圧緩衝器のブッシュ取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2005083410A
JP2005083410A JP2003313269A JP2003313269A JP2005083410A JP 2005083410 A JP2005083410 A JP 2005083410A JP 2003313269 A JP2003313269 A JP 2003313269A JP 2003313269 A JP2003313269 A JP 2003313269A JP 2005083410 A JP2005083410 A JP 2005083410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bush
damper tube
mounting
shock absorber
hydraulic shock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003313269A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Naito
力 内藤
Hiroo Teruuchi
宏雄 照内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP2003313269A priority Critical patent/JP2005083410A/ja
Publication of JP2005083410A publication Critical patent/JP2005083410A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

【課題】 油圧緩衝器のブッシュ取付構造において、部品点数を削減するとともに、製造工程を簡素化し、信頼性を向上すること。
【解決手段】 ダンパチューブ11の端部にゴムブッシュ30を挿入する取付部20を備えてなる油圧緩衝器10のブッシュ取付構造において、前記取付部20をダンパチューブ11の端部にプレス成形にて一体成形したもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、油圧緩衝器のダンパチューブを車体側又は車輪側に取付けるに好適な油圧緩衝器のブッシュ取付構造に関する。
油圧緩衝器のブッシュ取付構造として、特許文献1に記載の如く、ダンパチューブの端部をスピニング加工等によって封止し、このダンパチューブの端部に取付環を溶接し、この取付環にゴムブッシュを挿入するものが開示されている。
特開平8-128485
特許文献1の従来技術では、ダンパチューブとは別体の取付環を必要としていて部品点数が多くなるし、取付環の溶接工程を必要としていて製造工程が多く、信頼も劣る。
本発明の課題は、油圧緩衝器のブッシュ取付構造において、部品点数を削減するとともに、製造工程を簡素化し、信頼性を向上することにある。
請求項1の発明は、ダンパチューブの端部にゴムブッシュを挿入する取付部を備えてなる油圧緩衝器のブッシュ取付構造において、ダンパチューブの端部を液密に封止し、前記取付部をダンパチューブの封止部にプレス成形にて一体成形したものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記取付部が、ダンパチューブの端部を板状に潰して封止した板状部を有し、板状部のバーリング加工により成形されたブッシュ取付孔を有するとともに、板状部の曲げ加工により成形されたブッシュ支持リブを有するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において更に、前記取付部が、板状部のバーリング加工によりブッシュ取付孔に連続して成形され、該ブッシュ取付孔に挿入されたゴムブッシュを保持するカール部を設けるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において更に、前記取付部が、ダンパチューブの端部に成形された底部と、前記ブッシュ支持リブの間にゴムブッシュを挟んで支持可能にするようにしたものである。
(請求項1)
a ダンパチューブの端部を液密に封止し、ダンパチューブの封止部にゴムブッシュのための取付部をプレス成形にて一体成形したから、別体の取付環等を溶接するものに比して、部品点数を削減できるし、製造工程を簡素化し、信頼性を向上できる。
(請求項2)
b ダンパチューブの端部を潰して封止した板状部に、ブッシュ取付孔とブッシュ支持リブを容易にプレス成形し、ゴムブッシュを安定的に取付けできる。
(請求項3)
c ブッシュ取付孔に連続するカール部を容易にプレス成形し、ゴムブッシュを安定的に取付けできる。
(請求項4)
d ブッシュ支持リブがダンパチューブの底部との間でゴムブッシュを挟んで支持するものであり、ゴムブッシュを安定的に取付けできる。
図1は油圧緩衝器のブッシュ取付構造を示す断面図、図2はダンパチューブに成形した取付部を示し、(A)は断面図、(B)は平面図、(C)は側面図、図3はダンパチューブの成形工程を示し、(A)は素材を示す斜視図、(B)は板状部の潰し工程を示す模式図、(C)はブッシュ取付孔のバーリング工程を示す模式図、(D)はブッシュ支持リブの曲げ工程を示す模式図である。
図1は油圧緩衝器10を構成するダンパチューブ11の端部に、ゴムブッシュ30を挿入する取付部20を備えたものであり、取付部20を車体側又は車輪側に取付けて用いられる。ゴムブッシュ30は、小径部31A、大径部31B、小径部31Aと大径部31Bの間でくびれた環状取付溝31Cを備えたゴム筒からなり、ゴム筒の中心孔に金属管32を焼付けて備える。
ダンパチューブ11は円管状のチューブ素材1(図3(A))を加工して構成されたものであり、取付部20をダンパチューブ11の端部に、以下の如くに、プレス成形にて一体成形したものである。
取付部20は、図2に示す如く、ダンパチューブ11の端部を板状に潰して封止した板状部21を有する。板状部21は、ダンパチューブ11の端部で、直径を挟んで相対する上下の各半周分ずつをなす2枚の板の間に封止用接着剤及び/又はゴム板等の弾性封止材を挟んで、それら2枚の板を扁平板状にして互いに重なるように潰し、ダンパチューブ11の端部を封止する。但し、封止できれば何も挟まなくとも良い。ダンパチューブ11の端部には、板状部21が形成されるとともに、板状部21により封止された底部12が形成される。
取付部20は、板状部21のバーリング加工により成形されたブッシュ取付孔22とカール部23を有する。ブッシュ取付孔22はゴムブッシュ30の環状取付溝31Cを挿入保持するため孔軸方向に一定の長さを有する。カール部23は、ブッシュ取付孔22に連続して、該ブッシュ取付孔22の全周囲にラッパ状に拡開して張出るように成形される。ゴムブッシュ30の小径部31Aは取付部20のブッシュ取付孔22からカール部23を突き抜けるように圧入され、ゴムブッシュ30の環状取付溝31Cをブッシュ取付孔22C〜カール部23に挿入保持し、ゴムブッシュ30の小径部31Aをカール部23の外縁にて抜け止め保持する。
取付部20は、板状部21の曲げ加工により成形されたブッシュ支持リブ24を有する。ブッシュ支持リブ24は、板状部21におけるブッシュ取付孔22を挟んでダンパチューブ11の底部12に対する反対側の円弧状範囲であって、かつブッシュ取付孔22の周囲からカール部23の張り出し側と反対側に向けて、ダンパチューブ11の中心軸を含む面内でブッシュ取付孔22の中心軸に関して底部12の円弧面12Aと対称をなす如くに外方に開き勾配をなす庇状にて張出るように成形される。ブッシュ支持リブ24は、取付部20の補強リブにもなる。ゴムブッシュ30の大径部31Bが、ダンパチューブ11の底部12の円弧面12Aと、ブッシュ支持リブ24の間に挟まれて支持される。
従って、ダンパチューブ11の取付部20は以下の如くに製造される。
(1)チューブ素材1を用意してダンパチューブ11を加工する(図3(A))。
(2)ダンパチューブ11の端部に板状部21をプレス加工する(図3(B))。このとき、ダンパチューブ11の端部には、板状部21により封止される底部12が併せ成形される。
(3)板状部21のバーリング加工によりブッシュ取付孔22とカール部23を成形する(図3(C))。
(4)取付部21におけるブッシュ取付孔22の周囲で、ダンパチューブ11の底部12に相対する側、かつカール部23の張り出し側と反対側にブッシュ支持リブ24を曲げ加工する(図3(D))。
そして、ダンパチューブ11の取付部20に対するゴムブッシュ30の挿入手順は、ゴムブッシュ30の小径部31Aがブッシュ取付孔22からカール部23を突き抜けるように圧入され、環状取付溝31Cをブッシュ取付孔22〜カール部23に挿入保持し、小径部31Aをカール部23の外縁にて抜け止め保持すると同時に、大径部31Bと環状取付溝31Cの間の段差面31Dをブッシュ取付孔22の周囲の板状部21の平面部21Aに押当て状にし、大径部31Bのテーパ状外面をダンパチューブ11の底部12の円弧面12Aとブッシュ支持リブ24の間に挟んで支持する。これにより、ゴムブッシュ30は取付部20のブッシュ取付孔22、カール部23、ブッシュ支持リブ24とダンパチューブ11の底部12に隙間なく弾発的に密着して強固に取付けられる。ブッシュ取付孔22とカール部23はゴムブッシュ30に作用する横方向(ダンパチューブ11の中心軸に直交する方向)の荷重を支え、ダンパチューブ11の底部12とブッシュ支持リブ24はゴムブッシュ30に作用する上下方向(ダンパチューブ11の中心軸に沿う方向)と横方向の荷重を支える。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
a ダンパチューブ11の端部を液密に封止し、ダンパチューブ11の封止部にゴムブッシュ30のための取付部20をプレス成形にて一体成形したから、別体の取付環等を溶接するものに比して、部品点数を削減できるし、製造工程を簡素化し、信頼性を向上できる。
b ダンパチューブ11の端部を潰して封止した板状部21に、ブッシュ取付孔22とブッシュ支持リブ24を容易にプレス成形し、ゴムブッシュ30を安定的に取付けできる。
c ブッシュ取付孔22に連続するカール部23を容易にプレス成形し、ゴムブッシュ30を安定的に取付けできる。
d ブッシュ支持リブ24がダンパチューブ11の底部12との間でゴムブッシュ30を挟んで支持するものであり、ゴムブッシュ30を安定的に取付けできる。
以上、本発明の実施例を図面により記述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。本発明の油圧緩衝器において、ダンパチューブの底部内面は加工無し状態とし、ダンパの圧側減衰力発生装置を構成するボトムピースをダンパチューブの径方向外側からの加締めにより、ダンパチューブの底面から浮かせて固定することで、ダンパチューブの底面の加工を廃止できる。
また、本発明の油圧緩衝器のブッシュ取付構造は、ダンパチューブ内に別体のダンパシリンダを備えない単筒式分離加圧型ダンパにも、ダンパチューブ内に別体のダンパシリンダを内挿する複筒式ダンパにも適用できる。
図1は油圧緩衝器のブッシュ取付構造を示す断面図である。 図2はダンパチューブに成形した取付部を示し、(A)は断面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。 図3はダンパチューブの成形工程を示し、(A)は素材を示す斜視図、(B)は板状部の潰し工程を示す模式図、(C)はブッシュ取付孔のバーリング工程を示す模式図、(D)はブッシュ支持リブの曲げ工程を示す模式図である。
符号の説明
10 油圧緩衝器
11 ダンパチューブ
12 底部
20 取付部
21 板状部
22 ブッシュ取付孔
23 カール部
24 ブッシュ支持リブ
30 ゴムブッシュ

Claims (4)

  1. ダンパチューブの端部にゴムブッシュを挿入する取付部を備えてなる油圧緩衝器のブッシュ取付構造において、
    ダンパチューブの端部を液密に封止し、前記取付部をダンパチューブの封止部にプレス成形にて一体成形したことを特徴とする油圧緩衝器のブッシュ取付構造。
  2. 前記取付部が、ダンパチューブの端部を板状に潰して封止した板状部を有し、板状部のバーリング加工により成形されたブッシュ取付孔を有するとともに、板状部の曲げ加工により成形されたブッシュ支持リブを有する請求項1に記載の油圧緩衝器のブッシュ取付構造。
  3. 前記取付部が、板状部のバーリング加工によりブッシュ取付孔に連続して成形され、該ブッシュ取付孔に挿入されたゴムブッシュを保持するカール部を設ける請求項2に記載の油圧緩衝器のブッシュ取付構造。
  4. 前記取付部が、ダンパチューブの端部に成形された底部と、前記ブッシュ支持リブの間にゴムブッシュを挟んで支持可能にする請求項2又は3に記載の油圧緩衝器ブッシュ取付構造。
JP2003313269A 2003-09-04 2003-09-04 油圧緩衝器のブッシュ取付構造 Withdrawn JP2005083410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313269A JP2005083410A (ja) 2003-09-04 2003-09-04 油圧緩衝器のブッシュ取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313269A JP2005083410A (ja) 2003-09-04 2003-09-04 油圧緩衝器のブッシュ取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005083410A true JP2005083410A (ja) 2005-03-31

Family

ID=34414246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003313269A Withdrawn JP2005083410A (ja) 2003-09-04 2003-09-04 油圧緩衝器のブッシュ取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005083410A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245735A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Showa Corp 緩衝器の取付具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245735A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Showa Corp 緩衝器の取付具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107002795B (zh) 带托架筒形防振装置
US20150115561A1 (en) Vehicle suspension arm
JP2009144888A (ja) 筒型防振マウント
US20160186830A1 (en) Liquid-sealed antivibration device
US20150354661A1 (en) Cylinder Unit Having An Adhesive Bond
JPH10110726A (ja) 油圧減衰弾性軸受
JP2005083410A (ja) 油圧緩衝器のブッシュ取付構造
JP2004239375A (ja) 防振装置
JP2005172015A (ja) 液封入式防振装置
JP2008291973A (ja) 防振装置
JP2009078750A (ja) アッパーサポートの取付構造
US7172208B2 (en) Airbag housing on a motor vehicle steering wheel with a gas generator as vibration-absorbing mass
JP5629228B2 (ja) ストラットマウント
JP2017150641A (ja) サスペンション装置
JP2007010065A (ja) シリンダ装置
JP2008223785A (ja) 防振装置
JP4912267B2 (ja) 空気ばね
JP2011094646A (ja) マウント用キャップ及びその取付構造
JP2005090600A (ja) 防振装置
JP4127407B2 (ja) ストラットマウント
JP2006349099A (ja) ブッシュ組立体
JP6619677B2 (ja) ストラットマウントの取付け構造
JP2005256969A (ja) 油圧緩衝器
JP5457253B2 (ja) 液体封入式防振装置および、液体封入式防振装置の製造方法
JP2014228024A (ja) ストッパー

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107