JP2005082446A - 反応装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水素含有材料を原料とする水素取り出しシステムにおいて、装置のコンパクト化を実現するとともに、マイクロノズルを利用して加熱された触媒表面に均一に有機ハイドライドを噴霧することにより、エネルギー効率に優れた水素の取り出しを実現する反応装置を提供する。
【解決手段】触媒34が収容された容器30と、触媒34に対向してマトリクス状に配置され、有機ハイドライドを前記容器30内に噴霧する複数の噴霧ユニット32を有し、触媒34と熱の作用により、有機ハイドライドを容器30内で脱水素化することにより、水素を発生させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は反応装置、特に、有機ハイドライド等の水素含有材料から水素を取り出すための水素取り出しシステムに用いられる反応装置に関する。
環境問題やエネルギー問題が深刻化するに伴い、石油に代わって新しいエネルギー源として水素が有望視されている。水素はそのままではエネルギーとして使えないので、水素を媒介とする新しいシステムが必要であり、水素を燃料とする燃料電池が注目されている。
燃料電池は小型でも40%以上の高い発電効率を有しており、負荷が小さいときでも定格運転時と同様な高効率の運転が可能である優れた特性を有している。燃料電池は炭酸ガスや窒化酸素ガスを発生せず、発電器のような騒音や振動も発生しない。また、燃料電池は温水や水蒸気の形で廃熱回収をすることができる利点もある。
燃料電池は、このように高効率で環境にやさしい発電装置、エネルギー供給装置として多岐にわたる利用が期待されている。例えば、集合住宅、オフィスビル、ホテル、病院等での数百kW級の電熱供給システム、乗用車やバス等の交通機関の動力用電源、数kWの家庭用電源、数十Wの電子機器用電源等の用途が考えられ、これらの分野における実用化研究が積極的に進められている。
燃料電池は水素を燃料とするが、燃料の水素を安全に安定的に供給することに課題がある。自動車用燃料電池の場合、小型、軽量であること、1回の充填での航続距離が長いこと、充填の手間が簡単であること等の条件があり、これら条件を考慮した様々な水素供給方法が提案されている。例えば、圧縮水素、液体水素として直接水素を供給するようにしたり、水素吸蔵合金やカーボンナノチューブ等の水素吸蔵材から水素を供給するようにしたり、メタノールや炭化水素を改質して水素を供給するようにしている。
これらに並ぶ水素供給方法として、近年、水素吸蔵材として無機ハイドライドや有機ハイドライドを用いることが注目されている(例えば特許文献1、2を参照)。無機ハイドライドや有機ハイドライドは、水素吸蔵率が高く、水素吸蔵と水素供給を繰り返し行って再利用が可能であるので、水素吸蔵合金に代わる材料として期待されている。
図7は、有機ハイドライドを用いた水素供給方法に用いられる従来の改質器の構造の一例を示す概略図である。
改質器100の底部には、脱水素化反応の触媒102が配置されている。触媒102の下方には、触媒102を加熱するヒータ104が配置されている。触媒102の上方には、原料タンクから供給される有機ハイドライドを噴射する噴射装置106が設けられている。
改質器100内では、噴射装置106により、ヒータ104により加熱されている触媒102の上方から有機ハイドライドが噴射される。
噴射された有機ハイドライドは、触媒102と熱の作用により、水素と、有機ハイドライドの脱水素化物とに分解される。
図8(a)及び図8(b)は、それぞれ有機ハイドライドとしてシクロヘキサン及びナフタレンを用いた場合の化学反応を説明する図である。有機ハイドライドとしてシクロヘキサン(C612)を用いた場合、図8(a)に示すように、シクロヘキサン(C612)は水素(3×H2)とベンゼン(C66)とに分解される。また、有機ハイドライドとしてデカリン(C1018)を用いた場合、図8(b)に示すように、デカリン(C1018)は水素(5×H2)とナフタレン(C108)とに分解される。
分解された水素と有機ハイドライドの脱水素化物は、改質器100に設けられた配管108を介して分離装置に供給される。分離装置では、供給された水素と有機ハイドライドの脱水素化物が冷却され、脱水素化物が液体として回収され、気体の水素が取り出される。
なお、回収された有機ハイドライドの脱水素化物は、水素を添加することにより、再び原料として用いることができる。例えばシクロヘキサンの脱水素化物であるベンゼン(C66)は、図8(a)に示すように、水素(3×H2)を添加することにより、シクロヘキサン(C612)となり、再び原料として用いることができる。また、デカリン(C1018)の脱水素化物であるナフタレン(C108)は、図8(b)に示すように、水素(5×H2)を添加することにより、デカリン(C1018)となり、再び原料として用いることができる。
特開2002−255503号公報 特開2003−95603号公報
上記従来の水素取り出しシステムに用いられる改質器では、有機ハイドライドを噴射するためのインジェクター等を用いたスプレー式のものが採用されていた。このようなスプレー式の噴射装置により有機ハイドライドを噴霧する場合、以下に述べるような難点が存在していた。
まず、1つのスプレーノズルにより有機ハイドライドをできる限り広い触媒表面に噴射するためには、インジェクターと触媒はノズルの噴霧角度に応じた広がりが必要であり、改質器にある程度の容積が必要となっていた。また、改質器の容積が大きいと、システムが安定するまでにある程度の時間が必要になっていた。
また、スプレー式により有機ハイドライドを噴射する方法では、噴霧が飛翔する間に次第に液滴の速度が失われ、触媒の全面にわたり均一に有機ハイドライドを噴霧することは困難であり、その現象は噴霧位置と触媒の間隔が遠くなるほど顕著であった。例えば、1つのノズルを用いたスプレー方式で触媒に有機ハイドライドを噴霧する場合は、触媒の中心付近には比較的多くの有機ハイドライドが噴射され、外周部は噴射量が中心部より少なくなる。このような噴射方法では、触媒を加熱するヒータにとっては、中心部では比較的多くの有機ハイドライドが噴霧されたことによる気化熱と脱水素反応の吸熱により、外周部より温度が比較的低くなる。一般にヒータの制御は最も温度が低下した部分にあわせて制御されるため、部分的に触媒温度が低下した場合であっても、ヒータ全体の出力が上昇してしまい、無駄なエネルギーが消費される。また、低い部分にあわせて温度制御を行うと、有機ハイドライドの噴霧量が少ない部分では、反応に必要な温度以上に温度が上昇し、有機ハイドライドが脱水素反応の温度領域から分解反応の温度領域まで上昇してしまうことがあり、分解により生じた炭素分は触媒の活性点を被毒して、反応性低下を加速させる一因でもあった。
このように、スプレー方式により有機ハイドライドを噴霧する従来の方法では、上述のように、触媒表面の全面にわたって均一に有機ハイドライドを噴霧することが困難であった。
本発明の目的は、水素含有材料を原料とする水素取り出しシステムにおいて、装置のコンパクト化を実現するとともに、マイクロノズルを利用して加熱された触媒表面に均一に有機ハイドライドを噴霧することにより、エネルギー効率に優れた水素の取り出しを実現する反応装置を提供することにある。
上記目的は、第1の反応物が収容された容器と、前記第1の反応物に対向してマトリクス状に配置され、前記第1の反応物と反応する液体状の第2の反応物を前記容器内に噴霧する複数のセルを有する噴霧手段とを有し、前記第1の反応物と前記第2の反応物とを前記容器内で反応させることにより、反応生成物を発生させることを特徴とする反応装置により達成される。第1の反応物は、化学反応の原料のみでなく、触媒、熱媒体等の化学反応に関与する物を含む。
また、上記の反応装置において、前記セルは、前記第2の反応物で満たされ、吐出口を有する圧力室と、前記圧力室に満たされた前記第2の反応物を加熱する発熱素子とを有し、前記発熱素子により前記第2の反応物を加熱することにより、前記吐出口より前記第2の反応物の液滴を噴射するようにしてもよい。
また、上記の反応装置において、前記セルは、前記第2の反応物で満たされ、吐出口を有する圧力室と、変位を発生することにより前記圧力室を加圧する圧電素子とを有し、前記圧電素子により前記圧力室を加圧することにより、前記吐出口より前記第2の反応物の液滴を噴射するようにしてもよい。
また、上記の反応装置において、前記第1の反応物は、脱水素化反応の触媒であり、前記第2の反応物は、前記触媒により脱水素化される水素含有材料であり、前記反応生成物として、水素を発生させるようにしてもよい。
以上の通り、本発明による反応装置は、第1の反応物が収容された容器と、第1の反応物に対向して数十〜数百DPI間隔でマトリクス状に配置され、第1の反応物と反応する液体状の第2の反応物を容器内に噴霧する複数のセルを有する噴霧手段とを有し、第1の反応物と第2の反応物とを容器内で反応させることにより、反応生成物を発生させるので、装置のコンパクト化を実現することができる。また、第1の反応物に対して第2の反応物を均一に噴霧することができるので、エネルギー効率に優れた反応生成物の取り出しを実現することができる。さらには、均一に噴霧することにより局所的な温度の上昇が抑えられるため、第2の反応物が分解反応を起こすことを抑制する結果、第1の反応物のコーキングを抑制して、反応性の低下を招く現象を抑制することができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による反応装置について図1乃至図4を用いて説明する。図1は本実施形態による反応装置が用いられる水素取り出しシステムの構成を示す概略図、図2は本実施形態による反応装置の構造を示す斜視図、図3は本実施形態による反応装置の構造を示す正面図、上面図、及び側面図、図4は本実施形態による反応装置における発熱素子セル1セルの構造を示す断面図である。
本実施形態による反応装置は、水素を供給する原料に有機ハイドライドを用いた水素取り出しシステムにおける改質器として用いられるものである。なお、有機ハイドライドとしては、芳香族炭化水素化合物あるいはケトンを水素化して得られるものが用いられ、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン等を単独又は混合した芳香族炭化水素を水素化して得られる物質、好ましくは、炭素数6〜18の飽和脂環式炭化水素、例えば、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、エチルメチルシクロヘキサン、トリメチルシクロヘキサン、プロピルシクロヘキサン、ブチルシクロヘキサン、ジエチルシクロヘキサン、イソブチルシクロヘキサン、テトラメチルシクロヘキサン、イソプロピルメチルシクロヘキサン、アミルシクロヘキサン、4−tert−ブチルシクロヘキサン、(2,2−ジメチルプロピル)シクロヘキサン、ペンタメチルシクロヘキサン、tert−ブチルジメチルシクロヘキサン、ジイソプロピルシクロヘキサン、ヘキサメチルシクロヘキサン、トリエチルシクロヘキサン、1−シクロヘキシルヘキサン、1−シクロヘキシルペンタンなどのシクロヘキサン類、テトラリン、メチルテトラリン、エチルテトラリン、プロピルテトラリン、イソプロピルテトラリン、ジメチルテトラリン、ジエチルテトラリン、ジプロピルテトラリン、ジイソプロピルテトラリン、メチルエチルテトラリン、メチルプロピルテトラリン、メチルイソプロピルテトラリン、エチルプロピルテトラリン、エチルイソプロピルテトラリン、プロピルイソプロピルテトラリンなどのテトラリン類、デカリン、メチルデカリン、エチルデカリン、プロピルデカリン、イソプロピルデカリン、ジメチルデカリン、ジエチルデカリン、ジプロピルデカリン、ジイソプロピルデカリン、メチルエチルデカリン、メチルプロピルデカリン、メチルイソプロピルデカリン、エチルプロピルデカリン、エチルイソプロピルデカリン、プロピルイソプロピルデカリンなどデカリン類、ビシクロヘキシル、メチルビシクロヘキシル、エチルビシクロヘキシル、ジメチルビシクロヘキシルなどのビシクロヘキシル類、2−プロピルアルコール、2−ブチルアルコール、2−ペンチルアルコール、3−ペンチルアルコール、2,4−ペンタンジオールなどの第2級アルコール類、等の単独または混合物で常温で液体となるものを用いることができる。
まず、本実施形態による反応装置が用いられる水素取り出しシステムの構成について図1を用いて説明する。
水素取り出しシステムは、図1に示すように、水素を供給する原料として有機ハイドライドが収容される原料タンク10と、原料タンク10から供給される有機ハイドライドの脱水素化反応が行われる本実施形態による反応装置12と、反応装置12における有機ハイドライドの脱水素化反応により発生したガスを冷却する冷却装置14と、冷却装置14により液体化され水素ガスと分離された有機ハイドライドの脱水素化物を回収するための回収タンク16とを有している。
原料タンク10は、配管18a、18bを介して反応装置12に接続されている。配管18aと配管18bとは、熱交換器20を介して接続されている。配管18aには、原料タンク10に収容された有機ハイドライドを反応装置12に供給するためのポンプ22と、バルブ23とが設けられている。
反応装置12は、配管24a、24bを介して回収タンク16に接続されている。配管24aと配管24bとは熱交換器20を介して接続されている。配管24aからは、反応装置12内における有機ハイドライドの脱水素化反応により発生したガスが取り出される。また、配管24bの所定の区間は、冷却装置14により冷却されるようになっており、有機ハイドライドの脱水素化物が配管24b内において液体化される。
また、反応装置12には、反応装置12内における有機ハイドライドの噴霧を制御するための制御装置26が接続されている。
回収タンク16には、有機ハイドライドの脱水素化物と分離された水素ガスを燃料電池(図示せず)に供給するための配管28が設けられている。
こうして、本実施形態による反応装置12が用いられる水素取り出しシステムが構成されている。
次に、本実施形態による反応装置12について図2乃至図4を用いて詳述する。なお、図3(a)、図3(b)及び図3(c)は、それぞれ本実施形態による反応装置12の正面図、上面図及び側面図である。
本実施形態による反応装置12のシール材よりなる容器30の上部には、図2及び図3に示すように、有機ハイドライドを噴霧するための複数の噴霧ユニット32がマトリクス状に配置されている。なお、図2及び図3では、5×5個の噴霧ユニット32が配置されている場合を示しているが、噴霧ユニット32の総数及び縦横に配置する数の比は、必要とされる水素ガスの発生量等に応じて適宜変更することができる。
容器30の底部には、第1の反応物に対応する脱水素化反応の触媒34が敷かれている。さらに、触媒34の下には、触媒34を加熱するためのヒータ36が設けられている。触媒34に対向してマトリクス状に配置された複数の噴霧ユニット32と容器30底部との間が反応室38となっている。反応室38の側壁には、排出口39が設けられており、排出口39には、反応室38内における有機ハイドライドの脱水素化反応により発生したガスを取り出すための配管24aが接続されている。
ここで、脱水素反応の触媒34としては、例えば、特開2001−198469号公報に記載される触媒、すなわち、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、ニッケル、コバルト、鉄、レニウム、バナジウム、クロム、タングステン、モリブデン、銅によって構成される群から選定された少なくとも1以上の金属を、活性炭、ゼオライト、チタニア、カーボンナノチューブ、モレキュラーシーブ、ジルコニア、メソ細孔シリカ多孔質材料、アルミナ、及びシリカによって構成される群から選定された少なくとも1以上でなる担体に担持した金属担持触媒を用いることができる。金属担体触媒における金属担持率は、好ましくは0.001〜10重量%であり、より好ましくは0.01〜5重量%である。
また、脱水素化反応の触媒34として、例えば、陽極酸化により生成した酸化物担体表面に、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、ニッケル、コバルト、鉄、レニウム、バナジウム、クロム、タングステン、モリブデン、銅によって構成される群から選定された少なくとも1以上の金属を高分散に担持したプレートフィン型触媒を用いることもできる。プレートフィン型触媒では、酸化物担体と触媒金属とが密着している。このため、触媒34としてプレートフィン型触媒を用いることにより、ヒータ36により触媒34を加熱する際の熱伝導効率を向上することができる。なお、プレートフィン型触媒については、特開2002−248357号公報等において詳述されている。
各噴霧ユニット32は、原料タンク10から供給される有機ハイドライドが収容される予備タンク40と、予備タンク40から供給される有機ハイドライドを反応室38内に噴霧するための発熱素子セル42とを有している。
予備タンク40の上部端面には、図2に示すように、有機ハイドライド供給口43が設けられている。容器30の上部には、原料タンク10から供給される有機ハイドライドが収容されるタンクユニット(図示せず)がシール材を介して配置されている。予備タンク40には、有機ハイドライド供給口43を介してタンクユニット(図示せず)から有機ハイドライドが供給される。
発熱素子セル42は、図4に示すように、インクジェット記録装置においてインク液滴の噴射を行う発熱素子を用いたインクジェットヘッドとほぼ同様の構造を有している。
すなわち、図4に示すように、例えばアルミニウムを主材料とする支持体44上に、有機ハイドライドの噴霧を制御するための電気回路が形成された例えばシリコン基板よりなる素子基板46と、同じく有機ハイドライドの噴霧を制御するための電気回路が形成されたプリント回路基板48とが接着剤で固定されている。
素子基板46上には、発熱することにより有機ハイドライドを噴霧するための吐出エネルギーを発生する発熱素子50が形成されている。発熱素子50及び素子基板46上には、例えばシリコン酸化膜よりなる保護膜52が形成されており、発熱素子50が有機ハイドライドとは直接接触しない構造となっている。
素子基板46の電気回路とプリント回路基板48の電気回路とは、ボンディングワイヤ54により電気的に接続されている。プリント回路基板48の電気回路には制御装置26が接続されており、制御装置26により、プリント回路基板48及び素子基板46の電気回路を介して発熱素子50の発熱のタイミング及び発熱量を制御することができるようになっている。
支持体44上には、予備タンク40から供給される有機ハイドライドが流れる有機ハイドライド流路が形成されている天板部56が設けられている。すなわち、天板部56には、天板部56の一端に設けられた供給口58を介して予備タンク40に接続される細流路60と、細流路60が接続され、細流路60よりも広くなっている液室62と、液室62に隣接して接続され、液室62よりも狭くなっている圧力室64とから構成される有機ハイドライド流路が形成されている。圧力室64の一端は、天板部56の触媒34に対向する側の端面に位置しており、有機ハイドライドの液滴65が噴射される吐出口66となっている。また、圧力室64の底部には、素子基板46上に形成された発熱素子50が位置している。なお、複数の発熱素子セル42の発熱素子50は、例えば1インチ当たり数十〜数百個の割合で、すなわち数十〜数百DPI(Dot Per Inch)の間隔に配置されている。
こうして、図4に示す発熱素子セル42が構成されている。このような構造を有する複数の発熱素子セル42が、吐出口66を触媒34に向けてマトリクス状に配置されている。触媒34に対向する側の吐出口66が設けられている発熱素子セル42の端面は、例えば一辺が0.02〜1mmの正方形状をしている。隣接する発熱素子セル42の端面に設けられた吐出口66は、例えば10〜600DPIの密度で設けられている。また、発熱素子セル42の吐出口66と容器30底部に敷かれた触媒34との間の距離は、例えば数mm程度となっている。
本実施形態による反応装置は、インクジェット記録装置においてインク液滴の噴射を行う発熱素子を用いたインクジェットヘッドと同様の機構により有機ハイドライドを噴霧する複数の噴霧ユニット32が、触媒34に対向してマトリクス状に配置されていることに主たる特徴がある。
複数の噴霧ユニット32が、触媒34に対向してマトリクス状に配置されているので、触媒34に対して有機ハイドライドを均一に噴霧することができ、触媒34と噴霧ユニット32の吐出口66との間隔を狭くすることができる。これにより、反応装置のコンパクト化を図ることができる。具体的には、例えば一般的な噴霧ノズルは15〜120°の噴射角度を有する。噴射角度が鈍角であるほど、触媒34に対する距離は短くなるので、例えば最も短くなる角度120°を例として計算を行うと、直径100mmの触媒に均一に噴霧するために必要な触媒34に対する噴霧ノズルの距離は触媒の半径に1/√3を乗じた距離が必要となるので約29.4mmの距離が必要となり、これに触媒の面積を乗じたものが反応に必要な最低限の容量となる。本実施形態によれば、触媒34に対する距離は2〜3mmが一般的であるので、約1/10の容量の小型化が図れる。
次に、本実施形態による反応装置を用いた水素取り出し方法について図1乃至図4を用いて説明する。
まず、配管18aのバルブ23を開き、原料タンク10に収容されている有機ハイドライドを、ポンプ22により配管18a、18bを介して、反応装置12の容器30上にシール材を介して配設されたタンクユニット(図示せず)に供給する。
タンクユニット(図示せず)に供給された有機ハイドライドは、有機ハイドライド供給口43を介して、マトリクス状に配置された各噴霧ユニット32の予備タンク40に供給される。さらに、予備タンク40に供給された有機ハイドライドは、供給口58を介して、発熱素子セル42の有機ハイドライド流路に供給され、圧力室64、液室62、及び細流路60が有機ハイドライドで満たされる。水素の取り出しを行う間は、原料タンク10から予備タンク40の有機ハイドライド供給口43までの配管18a、18b、タンクユニット(図示せず)等の内圧が、例えば10〜数100kPa程度に保たれ、予備タンク40及び発熱素子セル42の有機ハイドライド流路内が有機ハイドライドで常に満たされた状態となっている。
一方、反応装置12へ有機ハイドライドを供給するのとあわせて、ヒータ36を稼働し、触媒34を所定の温度にまで加熱する。
触媒34が所定の温度に加熱された後、制御装置26により、マトリクス状に配置された噴霧ユニット32に対して原料噴霧信号を送り、発熱素子セル42の吐出口66から反応室38への有機ハイドライドの噴霧を開始する。
制御装置26から発せられた原料噴霧信号は、噴霧ユニット32の発熱素子セル42において、プリント回路基板48の電気回路及びボンディングワイヤ54を介して素子基板46の電気回路に伝えられる。
素子基板46の電気回路に伝えられた原料噴霧信号により、発熱素子50は所定の発熱量で発熱する。この発熱により圧力室64内に満たされた有機ハイドライドが加熱されて気泡が発生し、圧力室64内の圧力が上昇する。こうして圧力室64内の圧力が上昇することにより、吐出口66から有機ハイドライドの液滴が噴射され、反応室38内に有機ハイドライドが噴霧される。1回の噴霧で、例えば0.1〜20ピコリットルの有機ハイドライドを噴霧することができる。
ここで、発熱素子セル42から噴霧される有機ハイドライドは、発熱素子50により加熱されている。例えば、吐出口66から噴霧された直後の有機ハイドライドの温度は300℃程度になっている。このため、反応室38内に噴霧された有機ハイドライドが触媒34に接した際に生じる温度低下を低減することができ、有機ハイドライドが噴霧されることによりヒータ36が過剰に冷却されるのを防止することができる。
上述のようにして有機ハイドライドを噴霧する各噴霧ユニット32により噴霧する有機ハイドライドの量をヒータ表面で均一になるように制御装置26により制御して噴霧を行い、水素を取り出す反応を継続的に行うことが可能となる。
以上のようにして、マトリクス状に配置された複数の噴霧ユニット32から有機ハイドライドが反応室38内に噴霧されると、触媒34と熱の作用により、有機ハイドライドは、水素と、有機ハイドライドの脱水素化物とに分解される。
例えば、有機ハイドライドとしてシクロヘキサン(C612)を用いた場合、シクロヘキサン(C612)は水素(3×H2)とベンゼン(C66)とに分解される。また、有機ハイドライドとしてデカリン(C1018)を用いた場合、デカリン(C1018)は水素(5×H2)とナフタレン(C108)とに分解される。
分解された水素と有機ハイドライドの脱水素化物は、配管24aから取り出され、配管24b内において冷却装置14により冷却される。
冷却によって脱水素化物は液体となり、液体の脱水素化物は回収タンク16に回収される。一方、燃料である気体の水素は、配管28を介して燃料電池に供給される。
こうして、本実施形態による反応装置12により、原料の有機ハイドライドから水素が取り出される。
なお、回収タンク16に回収された有機ハイドライドの脱水素化物は、水素を添加することにより、再び原料として用いることができる。例えばシクロヘキサンの脱水素化物であるベンゼン(C66)は、水素(3×H2)を添加することにより、シクロヘキサン(C612)となり、再び原料として用いることができる。また、デカリン(C1018)の脱水素化物であるナフタレン(C108)は、水素(5×H2)を添加することにより、デカリン(C1018)となり、再び原料として用いることができる。
このように、本実施形態によれば、有機ハイドライドの噴霧をマトリクス状に配置されたマイクロ噴霧ユニット32から触媒34表面に対して噴霧することにより、均一に有機ハイドライドを触媒34表面に噴霧することができ、ヒータ温度のばらつきを抑制することができるとともに、触媒34との間隔を空けなくても有機ハイドライドを触媒34に対して均一に噴霧することができる。これにより、エネルギー効率に優れ、コンパクトな反応器で水素の取り出しを実現することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による反応装置について図5及び図6を用いて説明する。図5は本実施形態による反応装置の正面図、上面図、及び側面図、図6は本実施形態による反応装置における圧電素子セルの構造を示す断面図である。なお、第1実施形態による反応装置と同様の構成要素については同一の符号を付し説明を省略し或いは簡略にする。
本実施形態による反応装置は、第1実施形態による反応装置と同様に水素を供給する原料として有機ハイドライドを用いた水素取り出しシステムに用いられるものであり、その基本的構成も第1実施形態による反応装置とほぼ同様である。本実施形態による反応装置は、噴霧ユニット32が、インクジェット記録装置においてインク液滴の噴射を行う圧電素子を用いたインクジェットヘッドとほぼ同様の構造を有する圧電素子セルを備えている点で、第1実施形態による反応装置と異なっている。
以下、本実施形態による反応装置の構造について図5及び図6を用いて説明する。図5(a)、図5(b)及び図5(c)は、それぞれ本実施形態による反応装置の正面図、上面図及び側面図である。
図5に示すように、本実施形態による反応装置の容器30の上部には、第1実施形態による反応装置と同様に、複数の噴霧ユニット32がマトリクス状に配置されている。
各噴霧ユニット32は、原料タンク10から供給される有機ハイドライドが収容される予備タンク40と、予備タンク40から供給される有機ハイドライドを反応室38内に噴霧するための圧電素子セル70とを有している。
圧電素子セル70は、図6に示すように、インクジェット記録装置においてインク液滴の噴射を行う圧電素子を用いたインクジェットヘッドとほぼ同様の構造を有している。
すなわち、図6に示すように、支持体72上に、有機ハイドライドの噴霧を制御するための電気回路が形成された例えばシリコン基板よりなる素子基板74が接着剤で固定されている。素子基板74上には、変位を発生することにより有機ハイドライドを噴霧するための吐出エネルギーを発生する圧電素子76が固定されている。圧電素子76は、例えばPZT等よりなるものである。なお、複数の圧電素子セル70の圧電素子76は、例えば1インチ当たり数十〜数百個の割合で、すなわち数十〜数百DPIの間隔に配置されている。
素子基板74の電気回路は、ボンディングワイヤ78等を介して制御装置26に接続されており、制御装置26により、素子基板74の電気回路を介して圧電素子76の変位の発生のタイミング及び変位量を制御することができるようになっている。
支持体72上には、支持体80、82が設けられ、支持体72、80、82により、予備タンク40から供給される有機ハイドライドが流れる有機ハイドライド流路が形成されている。すなわち、支持体72、80、82により、供給口84を介して予備タンク40に接続される細流路86と、細流路86が接続され、細流路86よりも広くなっている圧力室88とから構成される有機ハイドライド流路が形成されている。圧力室88の一端は、触媒34に対向する側の端面に位置しており、有機ハイドライドの液滴65が噴射される吐出口90となっている。
圧力室88の吐出口90に対向する側には、圧電素子76に固定され、圧電素子76の変位に応じて撓みを生じる振動板92が設けられている。
こうして、図6に示す圧電素子セル70が構成されている。このような構造を有する複数の圧電素子セル70が、吐出口90を触媒34に向けてマトリクス状に配置されている。触媒34に対向する側の吐出口66が設けられている圧電素子セル70の端面は、第1実施形態による反応装置における発熱素子セル42と同様に、例えば一辺が0.02〜1mmの正方形状をしている。隣接する圧電素子セル70の端面に設けられた吐出口90は、例えば10〜600DPIの密度で設けられている。また、圧電素子セル42の吐出口90と容器30底部に敷かれた触媒34との間の距離は、例えば数mm程度となっている。
圧電素子セル70を有する噴霧ユニット32は、次のようにして有機ハイドライドを噴霧する。
細流路86及び圧力室88は、予備タンク40から供給された有機ハイドライドで満たされている。
圧電素子76は、制御装置26からの原料噴霧信号に基づき吐出口90に向かう方向に変位する。この圧電素子76の変位に伴い、振動板92に撓みが生じ、圧力室88内が加圧され、吐出口90からの有機ハイドライドの液滴が噴射され、反応室38内に有機ハイドライドが噴霧される。第1実施形態による反応装置における発熱素子セル42と同様に、圧電素子セル70により、1回の噴霧で、例えば0.1〜20ピコリットルの有機ハイドライドを噴霧することができる。圧電素子76の変位の発生のタイミング及び変位量を制御することにより、吐出口90からの有機ハイドライドの噴霧のタイミング及び噴霧量を制御することができる。
かかる圧電素子セル70を有する複数の噴霧ユニット32がマトリクス状に配置された本実施形態による反応装置においても、第1実施形態による反応装置の場合と同様に、各噴霧ユニット32により有機ハイドライドを触媒34表面に対して均一に噴霧することができる。これにより、エネルギー効率に優れた水素の取り出しを実現することができる。
また、複数の噴霧ユニット32がマトリクス状に配置されているので、触媒34との間隔を空けなくても有機ハイドライドを触媒34に対して均一に噴霧することができ、触媒34との間隔を狭くすることができる。これにより、反応装置のコンパクト化を図ることができる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、有機ハイドライドを噴霧する場合を例に説明したが、その他の水素含有材料を噴霧する場合にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、発熱素子又は圧電素子を用いたインクジェットヘッドと同様の構造を有するセルを用いて有機ハイドライドを噴霧する場合を例に説明したが、有機ハイドライドを噴霧するためのセルの構造は図4及び図6に示すものに限られず、種々のインクジェットヘッドの構造を、有機ハイドライドを噴霧するためのセルの構造に適用することができる。
また、上記実施形態では、脱水素化反応の触媒が収容された容器内において有機ハイドライドを噴霧することにより水素を発生させる場合を例に説明したが、本発明は、触媒を用いた有機ハイドライドの脱水素化反応に限らず、容器内に収容された第1の反応物に対して液体状の第2の反応物を噴霧して両者を反応させ、反応生成物を発生させる場合に広く適用することができる。
本発明の第1実施形態による反応装置が用いられる水素取り出しシステムの構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による反応装置の構造を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による反応装置の構造を示す正面図、上面図、及び側面図である。 本発明の第1実施形態による反応装置における発熱素子セルの構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による反応装置の構造を示す正面図、上面図、及び側面図である。 本発明の第2実施形態による反応装置における圧電素子セルの構造を示す断面図である。 有機ハイドライドを用いた水素供給方法に用いられる従来の改質器の構造の一例を示す概略図である。 有機ハイドライドを用いた水素供給方法における化学反応を説明する図である。
符号の説明
10…原料タンク
12…反応装置
14…冷却装置
16…回収タンク
18a、18b…配管
20…熱交換器
22…ポンプ
23…バルブ
24a、24b…配管
26…制御装置
28…配管
30…容器
32…噴霧ユニット
34…触媒
36…ヒータ
38…反応室
40…予備タンク
42…発熱素子セル
43…有機ハイドライド供給口
44…支持体
46…素子基板
48…プリント回路基板
50…発熱素子
52…保護膜
54…ボンディングワイヤ
56…天板部
58…供給口
60…細流路
62…液室
64…圧力室
65…有機ハイドライドの液滴
66…吐出口
70…圧電素子セル
72…支持体
74…素子基板
76…圧電素子
78…ボンディングワイヤ
80…支持体
82…支持体
84…供給口
86…細流路
88…圧力室
90…吐出口
92…振動板
100…改質器
102…触媒
104…ヒータ
106…噴射装置
108…配管

Claims (4)

  1. 第1の反応物が収容された容器と、
    前記第1の反応物に対向してマトリクス状に配置され、前記第1の反応物と反応する液体状の第2の反応物を前記容器内に噴霧する複数のセルを有する噴霧手段とを有し、
    前記第1の反応物と前記第2の反応物とを前記容器内で反応させることにより、反応生成物を発生させる
    ことを特徴とする反応装置。
  2. 請求項1記載の反応装置において、
    前記セルは、前記第2の反応物で満たされ、吐出口を有する圧力室と、前記圧力室に満たされた前記第2の反応物を加熱する発熱素子とを有し、前記発熱素子により前記第2の反応物を加熱することにより、前記吐出口より前記第2の反応物の液滴を噴射する
    ことを特徴とする反応装置。
  3. 請求項1記載の反応装置において、
    前記セルは、前記第2の反応物で満たされ、吐出口を有する圧力室と、変位を発生することにより前記圧力室を加圧する圧電素子とを有し、前記圧電素子により前記圧力室を加圧することにより、前記吐出口より前記第2の反応物の液滴を噴射する
    ことを特徴とする反応装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の反応装置において、
    前記第1の反応物は、脱水素化反応の触媒であり、
    前記第2の反応物は、前記触媒により脱水素化される水素含有材料であり、
    前記反応生成物として、水素を発生させる
    ことを特徴とする反応装置。
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