JP2005081653A - エッジ材ラミネート用化粧シート及びエッジ化粧材 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートラミネート法によるエッジ化粧材に用いる化粧シートにおいて、見映えが良く、切削性にも優れた化粧シート、及びそれを用いたエッジ化粧材を提供する。
【解決手段】厚み5〜70μmの非晶性透明ポリエステルフィルム2に絵柄3を施したエッジ材ラミネート用化粧シート4である。表面に保護層1を設けても良い。フィルム2に用いる非晶性透明ポリエステル樹脂としては、テレフタル酸とエチレングリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールとを共重合した共重合ポリエステル樹脂(PET−G)などが好ましい。この化粧シート4を、ポリプロピレン等の樹脂基材6に接着剤5で貼り合せて、エッジ化粧材を得る。
【選択図】図2
【解決手段】厚み5〜70μmの非晶性透明ポリエステルフィルム2に絵柄3を施したエッジ材ラミネート用化粧シート4である。表面に保護層1を設けても良い。フィルム2に用いる非晶性透明ポリエステル樹脂としては、テレフタル酸とエチレングリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールとを共重合した共重合ポリエステル樹脂(PET−G)などが好ましい。この化粧シート4を、ポリプロピレン等の樹脂基材6に接着剤5で貼り合せて、エッジ化粧材を得る。
【選択図】図2
Description
本発明は、建具等の建材や家具、什器等のエッジ部に貼付するエッジ材にラミネートするための化粧シートと、それを用いたエッジ化粧材とに関するものであり、特に、切削性に優れたエッジ材ラミネート用化粧シート及びエッジ化粧材に関するものである。
係るエッジ材への加飾法としては従来、転写法又はダイレクト印刷法が一般的である。しかし、転写法は転写シートの離型シートが大量に廃棄物として発生する。ダイレクト法は意匠感が劣る。また物性的にも、転写法やダイレクト印刷法による化粧材は溶剤性、及び摩耗性が劣る。
シートラミネート法によるエッジ化粧材もあり、これは表面物性に優れ、廃棄物の発生を抑制することができる。しかし、従来のシートラミネート法によるエッジ化粧材は、シートの厚みによる見映えの悪さや、化粧部材の小口面に切削によりC面やR面を形成する際に、切削時にシートの浮きが発生し易かったり、シートの切削面が荒れたりするという欠点があった。
特開平10−244643号公報
特開2001−191472号公報
特開2001−334624号公報
本発明は、シートラミネート法によるエッジ化粧材に用いる化粧シートにおいて、見映えが良く、切削性にも優れた化粧シート及びそれを用いたエッジ化粧材を提供することを目的とする。
本発明は、厚み5〜70μmの非晶性透明ポリエステルフィルムに絵柄を施したエッジ材ラミネート用化粧シートである。
また本発明は、上記の化粧シートを樹脂基材へラミネートしたエッジ化粧材である。
また特に、上記のエッジ化粧材において、前記樹脂基材がポリプロピレン樹脂基材であるエッジ化粧材である。
本発明のエッジ材ラミネート用化粧シートは、厚み5〜70μmの非晶性透明ポリエステルフィルムを主体としているため、シートの厚みを十分に薄くすることができるので、シートラミネート法であるにも拘わらず、見映え良く仕上がったエッジ化粧材が容易に得られる。しかも、このエッジ化粧材は、表面が切削性に優れた非晶性透明ポリエステルフィルムで覆われているので、切断やC面取り、R面取り等の切削加工を施しても、シートの浮きや切削面の荒れを生ぜず、良好な仕上がりが得られる。
本発明のエッジ材ラミネート用化粧シート4は、図1に示す様に、厚み5〜70μmの非晶性透明ポリエステルフィルム2の少なくとも片面に、印刷インキ等による絵柄層3が施されてなっている。フィルム2の表面に保護層1を施しても良い。フィルム2は、厚み5〜70μmのものが好ましいが、薄いものほど見映え良く仕上がる。
フィルム2の材料である非晶性透明ポリエステル樹脂は、ジオールとジカルボン酸との重縮合による熱可塑性ポリエステル樹脂において、ジオール成分及び/又はジカルボン酸成分を複数種混合して重縮合させた共重合ポリエステル樹脂が良く、なかでもテレフタル酸とエチレングリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールとの共重合体である所謂PET−G樹脂(EASTMAN CHEMICAL社製等)を主成分としたものが最も良い。
絵柄層3に用いる印刷インキとしては、非晶性透明ポリエステルフィルム2や接着剤5との密着を考慮して適宜選択すれば良い。例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂系インキ等が好適に使用できる。
一方、本発明のエッジ化粧材は、図2に示す様に、上記した化粧シート4を、接着剤5により樹脂基材6と貼り合せてなるものである。
樹脂基材6の材質は、押出し成形法による連続大量生産が可能な熱可塑性樹脂が好ましく、例えばポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂等が使用できる。中でもポリプロピレン樹脂が最も望ましい。
樹脂基材6は、例えばタルク、木粉等の充填剤や、着色顔料等の着色剤等を含んでいてもよい。
接着剤5は、フィルム2や絵柄層3、樹脂基材6との密着性を考慮して適宜選定すればよい。例えば2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤等が好適に使用できる。
厚さ60μmの透明な非晶性ポリエステル樹脂フィルム(EASTMAN CHEMICAL社製 PET−G)に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂系印刷インキにより絵柄層を施し、反対面にポリウレタン樹脂よりなる保護層を設け、本発明のエッジ材ラミネート用化粧シートを作製した。
タルク、及び着色顔料を含むポリプロピレン樹脂基材を押出し成形法により成形し、2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤により上記の化粧シートの絵柄層面とロールラミネート法により貼り合わせ、本発明のエッジ化粧材を得た。
〔比較例1〕
厚さ25μmの透明な2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムに、アクリル樹脂よりなる保護層と、ウレタン樹脂系インキよりなる絵柄層とをこの順に設けた転写シートを作製した。
厚さ25μmの透明な2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムに、アクリル樹脂よりなる保護層と、ウレタン樹脂系インキよりなる絵柄層とをこの順に設けた転写シートを作製した。
上記実施例1に用いたものと同一のポリプロピレン樹脂基材に、2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤により上記転写シートをロール転写機にて転写層を転移させ、エッジ化粧材を得た。
〔比較例2〕
上記実施例1に用いたものと同一のポリプロピレン樹脂基材に、ウレタン樹脂系インキにより直接絵柄を施し、エッジ化粧材を得た。
上記実施例1に用いたものと同一のポリプロピレン樹脂基材に、ウレタン樹脂系インキにより直接絵柄を施し、エッジ化粧材を得た。
〔比較例3〕
厚さ25μmの透明な2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムに、ウレタン樹脂系インキにより絵柄層を施し、反対面にポリウレタン樹脂よりなる保護層を設け、化粧シートを作製した。
厚さ25μmの透明な2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムに、ウレタン樹脂系インキにより絵柄層を施し、反対面にポリウレタン樹脂よりなる保護層を設け、化粧シートを作製した。
上記実施例1に用いたものと同一のポリプロピレン樹脂基材に、2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤により上記の化粧シートの絵柄層面とロールラミネート法により貼り合わせ、エッジ化粧材を得た。
〔比較例4〕
厚さ60μmの透明なポリプロピレン樹脂フィルムに、ウレタン樹脂系インキにより絵柄層を施し、反対面にポリウレタン樹脂よりなる保護層を設け、化粧シートを作製した。
厚さ60μmの透明なポリプロピレン樹脂フィルムに、ウレタン樹脂系インキにより絵柄層を施し、反対面にポリウレタン樹脂よりなる保護層を設け、化粧シートを作製した。
上記実施例1に用いたものと同一のポリプロピレン樹脂基材に、2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤により上記の化粧シートの絵柄層面とロールラミネート法により貼り合わせ、エッジ化粧材を得た。
〔評価〕
上記実施例1および比較例1〜4のエッジ化粧材について、溶剤性、摩耗性、意匠感、切削性を評価した結果を表1、表2に示す。
上記実施例1および比較例1〜4のエッジ化粧材について、溶剤性、摩耗性、意匠感、切削性を評価した結果を表1、表2に示す。
1・・保護層
2・・フィルム
3・・絵柄層
4・・化粧シート
5・・接着剤
6・・樹脂基材
2・・フィルム
3・・絵柄層
4・・化粧シート
5・・接着剤
6・・樹脂基材
Claims (3)
- 厚み5〜70μmの非晶性透明ポリエステルフィルムに絵柄を施したエッジ材ラミネート用化粧シート。
- 請求項1に記載の化粧シートを樹脂基材へラミネートしたエッジ化粧材。
- 前記樹脂基材がポリプロピレン樹脂基材である請求項2記載のエッジ化粧材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003315098A JP2005081653A (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | エッジ材ラミネート用化粧シート及びエッジ化粧材 |
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Publications (1)
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JP2003315098A Withdrawn JP2005081653A (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | エッジ材ラミネート用化粧シート及びエッジ化粧材 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005081653A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100843612B1 (ko) * | 2007-03-09 | 2008-07-03 | 주식회사 엘지화학 | 데코시트 |
-
2003
- 2003-09-08 JP JP2003315098A patent/JP2005081653A/ja not_active Withdrawn
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KR100843612B1 (ko) * | 2007-03-09 | 2008-07-03 | 주식회사 엘지화학 | 데코시트 |
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