JP2005080972A - 飲料ディスペンサ及びその排出ダクトの自動洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】排出ダクト内を効率よく自動洗浄することができる飲料ディスペンサにおける排出ダクトの自動洗浄方法等を提供することを課題とする。
【解決手段】飲料ディスペンサは、複数の混合容器15を有すると共に、各混合容器からの自動洗浄液である湯を受ける共通の排出ダクト30と有する。かかる飲料ディスペンサにおいて、排出ダクトに設けられた排水口35に対してより上流側の混合容器から順に湯を注入し排出ダクトへ流入させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、飲料ディスペンサにおける洗浄技術に関するものである。
従来より、飲料の粉末原料と湯又は冷水とを混合して目的の飲料を作り、顧客に提供する飲料ディスペンサがある。かかる飲料ディスペンサにおいては、顧客からの飲料提供の要望があると、それぞれ別個の経路から供給される粉末原料と湯等とを混合容器内で混ぜ、出来上がった飲料を注出口から顧客のカップに注ぐ。また、通常、複数の飲料を提供できるように構成されており、粉末原料を貯えるキャニスタ、混合容器、湯等の給水経路もまた、飲料の種類に対応して複数並列的に用意されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−225061号公報
ところで、上述した飲料ディスペンサにおいては、湯による蒸気や粉末原料の微粉などを混合容器から排出除去するため、また故障などから混合容器内が湯等で充満した場合にそれをオーバーフローさせるための手段として、排出ダクトが設けられている。そして、かかる排出ダクト内は一定期間の使用により微粉などによる汚れの付着もあり、飲料を作る湯を流して排出ダクト内を効率よく自動洗浄できればより好適である。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、排出ダクト内を効率よく自動洗浄することができる飲料ディスペンサ並びにその排出ダクトの自動洗浄方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明は、複数の飲料注出経路を有し、各注出経路からの自動洗浄液を共通の排出ダクトで受ける飲料ディスペンサの自動洗浄方法であって、前記排出ダクトに設けられた排水口に対してより上流側の飲料注出経路から順に前記自動洗浄液を注入し該排出ダクトへ流入させることを特徴とする。
また、同目的を達成するための別の本発明は、それぞれ飲料原料を収容する複数の原料容器と、前記複数の原料容器に対応して設けられた複数の混合容器と、前記複数の混合容器に対応して設けられた複数の洗浄液供給手段と、前記複数の混合容器に対応して設けられた複数のオーバーフローパイプと、前記複数のオーバーフローパイプが連結される共通の排出ダクトと、前記排出ダクトに設けられた排水口と、前記排水口に対してより上流側のオーバーフローパイプに対応する前記混合容器から順に前記洗浄液供給手段を介して該混合容器内に洗浄液を供給する自動洗浄制御手段とを備えたことを特徴する。
本発明によれば、排水口のより上流側から流れの勢い・量ともに十分な洗浄液を供給するため、排出ダクト内を効率よく自動洗浄することができる。
以下、本発明に係る飲料ディスペンサを給茶機として実施した場合の実施の形態について、添付図面に基づいて説明する。図1に、飲料ディスペンサの本体の全体構成を概略的に示す。なお、説明における左右前後の方向に関しては以下のように決定している。まず、図1の紙面左側すなわち飲料ディスペンサの正面側を「前方」とし、図1の紙面右側を「後方」とする。また、図1の紙面表側を「右側」、同紙面裏側を「左側」とする。また、各図面には、上記のように決定した図1の左右前後方向に対応して各方向を図示表記している。
この飲料ディスペンサ1の本体11は、全体として縦長の矩形箱状をなしており、その下部には、前面が開口された飲料受け部12が設けられている。この飲料受け部12には、飲料(お茶)を受けるコップAを載置するためのカップステージ13が設けられている。また、本体11の前面には、図示しない飲料注出スイッチ等が設けられている。
本体11内には、上部に位置して、飲料原料としての粉末原料Tが貯留される原料容器としてのキャニスタ14等が設けられ、中段部に位置して、粉末原料Tと飲用液(湯あるいは冷水)とを混合してお茶を生成する混合容器15が設けられている。キャニスタ14は前面側が下方に行くほど窄まる形状をなし、その前面の下端部には前方に突出する放出口16が設けられている。この放出口16は、先端が鉤形となって下方に開口しており、先端側の上面側も開口されている。また、その放出口16の先端の上面開口部の上部に位置して、湿気を除去するためのヒータ17が配設されている。
放出口16内には、定量放出装置であるスクリュ装置18が設けられており、貯留されている粉末原料Tを定量ずつ放出できるようになっている。スクリュ装置18は制御装置101に接続されており、スクリュ装置18の駆動状態はかかる制御装置101によって制御されている。放出口16から放出された粉末原料Tは、上下方向に延びる角筒状のシュータ19を通して上記の混合容器15内に落下するようになっている。
上記の混合容器15は例えばプラスチックから構成され、図2にも示すように、全体としてやや縦長の矩形状をなすとともに、上端部が後方に向けて膨出した形態の箱状をなしている。これにより、混合容器15内には、前側に位置して、粉末原料Tと湯とが混合されるミキシング部20が設けられ、後方への膨出部分に位置して、このミキシング部20の上部後面側から連続して後方に延びる流入路21が設けられている。上記したシュータ19の下端部は、混合容器15の上壁部の前部に接続され、もってミキシング部20内に上方から粉末原料Tが供給されるようになっている。
また、本体11の後部には、飲用液供給手段(本実施の形態では洗浄液供給手段でもある)を構成する給液管22及び給水バルブ23が設けられている。この給液管22の先端部が、混合容器15の上壁部の後端部に接続され、給水バルブ23を介して飲用液たる湯を供給するようになっている。給水バルブ23は制御装置101に接続されており、給水バルブ23の開閉態様は制御装置101によって制御されている。給液管22から供給された湯は、流入路21の後部側からこの流入路21を通ってミキシング部20に流入されるようになっている。このとき、流入路21内の途中部には、後述するように、蒸気抜きパイプ(微粉排出パイプ)を兼用するオーバーフローパイプ24が設けられており、流入路21を流れる湯を左右に分流させるようになっている。
さらに、混合容器15(ミキシング部20)内の下部には、後壁面から前方に延びる駆動軸25(図2参照)が設けられ、この駆動軸25にインペラ26が取付けられるようになっている。駆動軸25には、混合容器15の外側に設けられたモータ27の駆動力が、マグネットカップリングを介して伝達されるようになっている。また、モータ27は制御装置101に接続されており、モータ27の駆動状態はかかる制御装置101によって制御されている。さらに、混合容器15の底部中央部には、下方に突出する注出口28が設けられており、この注出口28が上記の飲料受け部12の上部に臨んでいる。この注出口28の上部にはフィルタ29が設けられている。また、これらのキャニスタ14、シュータ19、混合容器15及び給液管22等は、本体11内に左右方向(図1の紙面垂直方向)に並んで2組が設けられており、種類の異なるお茶を生成できるようになっている。なお、このように2組の原料供給系や飲用液供給系を有するタイプの飲料ディスペンサを2ポーション機と称し、3組有するタイプを3ポーション機と称し、さらに以降4組以上も同様に組数で示す呼称を用いるものとする。
図2に示すように、上記したオーバーフローパイプ24は、円筒パイプ状をなし、混合容器15の流入路21(背面側への膨出部分)の底部を構成する壁部を上下方向に貫通するようにして設けられている。このオーバーフローパイプ24は、その上端部が流入路21内に突出されているとともに、下端部が、混合容器15外に位置している。従って、オーバーフローパイプ24の上端部は、混合容器15内の上壁部よりわずかに低い位置に開口している。また、混合容器15の背面側(膨出部分の下側)には、オーバーフローパイプ24の下端部が接続状態とされる例えばプラスチック製の排出ダクト30が設けられている。この排出ダクト30は、2組の混合容器15(2個のオーバーフローパイプ24)に対して共通のものとして1個が設けられている。
次に、図3〜図7に基づいて、排出ダクト30の構成を説明する。排出ダクト30は、全体として、上下方向に薄形で左右方向に横長なほぼ矩形容器状(箱状)をなすとともに、図4にも示すように、その左端部側が若干量だけ前方に突出した(前後方向に幅広となった)形状をなしている。また、図3に示すように、この排出ダクト30は、上面が開口した排出ダクト本体31に対して、その上面開口部を塞ぐ板状の蓋部32を着脱可能に有して構成されている。
この排出ダクト30は、本体11の左側面側からこの本体11に対して着脱可能に取付けられるようになっている。排出ダクト30の本体11に対する取付け状態では、その左端部の突出部分が、左側の混合容器15の左側部に位置され、左端の幅広部分を除いた部分(前後方向に幅狭で左右に横長な部分)が、左右2個の混合容器15の背面側に跨がるように位置している。ここで、上記した蓋部32には、幅狭部分の前側寄り部分に位置して、上記2個のオーバーフローパイプ24の下端部が夫々接続状態とされる左右2個の接続口33が形成されている。
また、排出ダクト本体31には、図3、図4等に示すように、その内底部の背面側の縁部に沿って、左右方向ほぼ全体に延びる小幅の排水溝部34が形成されている。この排水溝部34は、図5に示すように、その底面が左側に向けて緩やかに下降傾斜しており、その左端部(排出ダクト30の内底面の最低部)に排水口35が形成されている。この排水口35は、下方に若干量だけ突出する円筒状をなし、その下端部には図示しないドレンホースが接続され、そのドレンホースが例えば本体11の外部の排水設備に接続されるようになっている。
そして、この排出ダクト本体31の内底面は、排水溝部34を除く部分が、図7に示すように、背面側すなわち排水溝部34に向けて緩やかに下降傾斜する傾斜面36とされている。図4、図6等に示すように、この排出ダクト本体31の内底面(傾斜面36)のうち左端部(前方へ突出した幅広部分)には、比較的大きな円形の排気口37が形成されている。この排気口37は、下方に若干量だけ突出する円筒状をなし、その下端部が例えば図示しない吸引ホースを介して吸引ファン等からなる吸引装置に接続されるようになっている。なお、この排気口37の上端は、上記の排水口35よりも高い位置に設けられていることになる。
さらに、排出ダクト本体31の内底面(傾斜面36)には、図3、図4等に示すように、幅広部分と幅狭部分との間、すなわちオーバーフローパイプ24の接続部分と排気口37との間に位置して、それらを左右に仕切るように仕切壁部38が一体に設けられている。この仕切壁部38は、上記の排水溝部34を除いて傾斜面36の前後方向全体に延び、図6、図7にも示すように、排出ダクト30内の空間の高さ方向のほぼ半分の位置まで立ち上がるように設けられている。従って、仕切壁部38の上端と、排出ダクト30の上壁部(蓋部32)との間には、蒸気の流通が可能な隙間が確保されている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。飲料注出スイッチがオン操作されると、制御装置101によりスクリュ装置18が所定時間だけ駆動され、放出口16から所定量の粉末原料Tが放出され、シュータ19を通って落下し、混合容器15(ミキシング部20)に供給される。これとともに、制御装置101は給水バルブ23を所定時間だけ開放させ、所定量の湯(あるいは冷水)が給液管22から供給される。その湯は、流入路21を流れてミキシング部20に供給される。また、制御装置101によりモータ27が駆動されてインペラ26が回転し、ミキシング部20に供給された湯と粉末原料Tとが撹拌混合され、湯に粉末原料Tが溶解して飲料としてのお茶が生成される。ミキシング部20で生成されたお茶は、注出口28から飲料受け部12のコップAに注がれる。
そして、この飲料注出動作後、吸引装置(吸引ファン)が一定時間駆動される。これにより、混合容器15内に残存していた蒸気(湯気)や粉末原料Tの微粉が、蒸気抜きパイプとしてのオーバーフローパイプ24を通って接続口33から排出ダクト30内に吸込まれ、さらに、図4の鎖線の矢線に示すように、排出ダクト30内を左方に流通して排気口37から排出され、もって混合容器15内から除去されるようになっている。このとき、既述したように、仕切壁部38が排出ダクト30内での蒸気の流通を妨げることはない。なお、排出ダクト30の内壁面(傾斜面36)には、図7に示すように、排出ダクト30内に吸引された粉末原料Tの微粉の一部が徐々に付着していく。
また、仮に注出口28(フィルタ29)が詰まったり、あるいは、混合容器15への給液を行うための給水バルブ23が故障したりすると、混合容器15内の液位が異常に上昇することがある。しかし、混合容器15には上記したオーバーフローパイプ24が設けられているので、混合容器15内の液位が異常に上昇したときには、その液がオーバーフローパイプ24からオーバーフローして接続口33から排出ダクト30内の傾斜面36に流れ落ちる。そのオーバーフロー液は、図4の実線の矢線に示すように、傾斜面36を後方に流れて排水溝部34内に流入し、さらにその排水溝部34内を左方に流れて最低部に設けられた排水口35から排出される。
このとき、蒸気を排出するための排気口37は、その排水口35よりも高い位置に設けられているから、オーバーフロー液が排気口37に流れ込むことはなく、また、仮にオーバーフロー液が傾斜面36を左方に流れることがあっても、その液は仕切壁部38によって遮られ、排気口37に至ることが確実に防止される。このように、排出ダクト30内には蒸気とオーバーフロー液との双方が流入されるものの、それらの蒸気及びオーバーフロー液を排出ダクト30内で分離して排気口37及び排水口35から夫々排出することができる。
さらに、使用を続けることにより、排出ダクト30内に吸込まれた粉末原料Tなどによって排出ダクト30内が次第に汚れてくる。そこで、本実施の形態では、以下のようにして排出ダクト30内の清掃(自動洗浄)を行う。図3に示されるように、自動洗浄は、制御装置101によって第1給水バルブ23aや第2給水バルブ23bを開弁させ、飲用液としての湯を洗浄液として、対応する給液管22及びオーバーフローパイプ24を介して排出ダクト30内に引き入れることにより行う。また、排出ダクト30内を流れて洗浄した湯は、排水口35から図示しない排水経路を介してカップステージ13に排水される。カップステージ13には排水機構が設けられており、湯はかかる排水機構を介して装置外に排水される。
ここで、本実施の形態のような2ポーション機では、2組の注出経路を同時に自動洗浄させるよう、二つの第1及び第2給水バルブ23a、23bを双方とも開弁させ、2組の給液管22の双方から湯を流出させると、一度に多量の湯が供給されることとなる。このため、注出口28や排水口35を介して一度に多量の湯がカップステージ13へと流れ込み、カップステージ13の排水機構の排水能力が間に合わず、湯が溢れてしまう恐れがある。すなわち、カップステージのスペースには限りがあり排水能力を高めるには自ずと制限がある一方、自動洗浄は、通常、2〜3分程度(注出経路の数によって多少異なるが)行われるため、洗浄水供給機能の方が少しでも排水機能より上回っていると、排水が間に合わず、洗浄水が溢れてしまう恐れがある。そこで、上記の問題を考慮して、本実施の形態では、1組の給液管22のみから順番に湯の供給を行うように構成している。
また、自動洗浄にあたっては、混合容器15内に流入する湯の勢いが重要であり、すなわち、その勢いが弱いと混合容器15からオーバーフローできない。よって、自動洗浄の時間になると、湯を貯えるホットタンク(給水源の一つ)の水位を見て満水でない場合には一旦満水まで給水してから自動洗浄に入る。さらに、洗浄に際しては、より高温の湯を用いて高い洗浄効果を得たいので、一旦洗浄が始まるとホットタンクへの給水は停止させる。このような条件で、仮に第2給水バルブ23b、次に第1給水バルブ23aの順でバルブを開弁させると、図3の矢印202、矢印201の順に湯が排出ダクト30内を流れる。自動洗浄はホットタンク満水から開始されるので、矢印202で示される、注出口35に近い左側の第2接続口33bから流入する湯は、流れる勢いが強く且つ湯量も多く、その下流を十分に洗浄できる。しかし、続いて供給される、矢印201で示される右側の第1接続口33aから流入する湯は、矢印202で示した洗浄によりホットタンクの水位・湯量が低下した時点から供給されるため、流れる勢いが弱まり且つ湯量も少なくなる。このため、排出ダクト30の内底面における上流寄りの領域203の洗浄が十分に行えない恐れがある。
そこで、本実施の形態では、以上の点を考慮して、排水口35に対して上流側のオーバーフローパイプ24に対応する混合容器15から順に湯を供給する。よって、制御装置101は、まず、第1給水バルブ23aを開弁させ、ホットタンクからの湯を第1給液管22aを介して混合容器15内に流入させる。混合容器15内の湯量が一定以上に増加すると、湯は、オーバーフローして、第1オーバーフローパイプ24aから排水口35に対してより上流側となる第1接続口33aを通り排出ダクト30内に供給される。すなわち、矢印201で示されるように流れる。次に、制御装置101は、第2給水バルブ23bを開弁させ、湯を第2給液管22bを介して混合容器15内に流入させる。やがてオーバーフローした湯は、第2オーバーフローパイプ24bから排水口35に対して第1接続口33aよりも下流側となる第2接続口33bを通り排出ダクト30内に供給される。すなわち、矢印202で示されるように流れる。このように、本実施の形態では、まず、湯の勢い・湯量ともに十分な湯が矢印201のように流れるため、排出ダクト30の内底面における上流寄りの領域203の洗浄も十分に行えるようになっている。さらに、排出ダクト30の内底面における(領域203よりも)下流寄りの領域204については、第1接続口33aからの湯の供給と、第2接続口33bからの湯の供給という、2回の湯の流通を受けるので、相対的に湯の勢い・湯量が低下した第2接続口33bからの湯による洗浄対象であっても十分にきれいに洗浄される。また、排出ダクト30の内底面全体として、洗浄度合いが均一化されるので、人手による洗浄メンテナンスを廃止したり又はメンテナンス間隔を延長したりすることが可能となり、ひいてはランニングコストの低減につながる。
なお、以上に説明してきた本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な改変を施して実施することができる。例えば、上記の実施の形態は原料供給系や飲用液供給系が2組設けられている2ポーション機として説明したが、本発明の飲料ディスペンサは、3ポーション機以上の飲料ディスペンサとして実施することもできる。その場合も、排水口に対してより上流側のオーバーフローパイプから飲用液を供給することによって、排出ダクト内全体を均一に効率よく洗浄することができる。
また、飲料原料としては、粉末状のものに限定されず、液体状のものが使用されていてもよい。また、飲用液としては、湯に限らず冷水などの他の形態の液体でもよい。よって、本発明は、冷水を洗浄液として使用することも妨げるものではない。さらに、上記実施の形態では、飲用液供給手段を洗浄液供給手段としても機能させることによって洗浄液を供給するためだけの専用供給系統を新たに設けなくて済む利点を有していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、飲料原料と混合する飲用液とは別に、洗浄専用の液体を供給するためだけの供給手段を用意して実施することを妨げるものではない。
本発明の実施の形態に係る飲料ディスペンサの縦断面図である。 図1の飲料ディスペンサの混合容器及び排出ダクト近傍の縦断面図である。 排出ダクトを後方からみて示す斜視図である。 排出ダクトの平面図である。 図4のX−X線による断面図である。 図4のY−Y線による断面図である。 図4のZ−Z線による断面図である。
符号の説明
1…飲料ディスペンサ、14…キャニスタ(原料容器)、15…混合容器(飲料注出経路)、22…給液管(洗浄液供給手段)、23…給水バルブ(洗浄液供給手段)、24…オーバーフローパイプ、31…排出ダクト、35…排水口、101…制御装置(自動洗浄制御手段)。

Claims (2)

  1. 複数の飲料注出経路を有し、各注出経路からの自動洗浄液を共通の排出ダクトで受ける飲料ディスペンサの自動洗浄方法であって、
    前記排出ダクトに設けられた排水口に対してより上流側の飲料注出経路から順に前記自動洗浄液を注入し該排出ダクトへ流入させることを特徴とする飲料ディスペンサの自動洗浄方法。
  2. それぞれ飲料原料を収容する複数の原料容器と、
    前記複数の原料容器に対応して設けられた複数の混合容器と、
    前記複数の混合容器に対応して設けられた複数の洗浄液供給手段と、
    前記複数の混合容器に対応して設けられた複数のオーバーフローパイプと、
    前記複数のオーバーフローパイプが連結される共通の排出ダクトと、
    前記排出ダクトに設けられた排水口と、
    前記排水口に対してより上流側のオーバーフローパイプに対応する前記混合容器から順に前記洗浄液供給手段を制御して該混合容器内に洗浄液を供給する自動洗浄制御手段と
    を備えたことを特徴する飲料ディスペンサ。
JP2003318196A 2003-09-10 2003-09-10 飲料ディスペンサ及びその排出ダクトの自動洗浄方法 Withdrawn JP2005080972A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010152520A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Hoshizaki Electric Co Ltd 飲料ディスペンサ

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