JP2005080920A - 樹脂皿およびその製法 - Google Patents

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Abstract

【課題】上面が化粧料で汚染されることがなく、見栄えがよい樹脂皿を提供する。
【解決手段】
上面に化粧料収容凹部が形成された樹脂皿1であって、上記上面以外の部分にパーティングライン4,5が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂皿およびその製法に関するものである。
従来から、コンパクト等の化粧料容器には、その内部に、化粧料を充填した化粧料収容皿が収容,固定されている。この化粧料収容皿には、金属製のもの(金皿)や樹脂製のもの(樹脂皿)があり、樹脂皿としては、図8に示すような、それ自体の側壁内周面に多数の凹溝21が形成された樹脂皿20がよく用いられている。上記各凹溝21は、樹脂皿20に充填した化粧料(図示せず)が、使用中の落下衝撃等で上記側壁内周面から剥離等しようとするのを防止するものである(例えば、特許文献1参照)。
このような樹脂皿20は、通常、図9に示すように、上下一対の成形金型24〜26(上金型24,25は分割可能)を用い、成形されている。また、この成形の際には,樹脂皿20の上面外周部からのばり発生防止や離型性等を考慮して、上記成形金型24〜26で形成される成形用空間27において、樹脂皿20の周壁の上面20aに相当する部分に、上記成形金型24〜26の端部の合わせ面の突き合わせ部分Aが位置決めされた状態で組み付けられている。したがって、樹脂皿20の周壁の上面20aに細い凹溝状のパーティングライン(成形金型24〜26の分割線跡)22が残るという問題がある。図9において、28は上金型24,25の合わせ面間に設けられた溶融樹脂注入路である。
実開平4−56410号公報
このように、上記の樹脂皿20では、パーティングライン22が、細い凹溝として樹脂皿20の周壁の上面20aの全周にわたって形成されることになる。しかしながら、上記の樹脂皿20内にファンデーション,アイシャドウ等の化粧料を打型する際には,上記周壁の上面20aにも化粧料が付着するため、パーティングライン22内に化粧料が入り込み、1本の環状の筋となって残り、見栄えが悪い。また、このようにしてパーティングライン22内に入り込んでしまった化粧料は、後から布等で拭いても完全に拭き去ることはできず、その結果、商品価値が下がることにもなりかねなかった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、見栄えがよく、商品価値の低下を招くことのない樹脂皿およびその製法の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、上面に化粧料収容凹部が形成された樹脂皿であって、上記上面以外の部分にパーティングラインが形成されている樹脂皿を第1の要旨とし、上型と下型とからなる成形型を用い、両型で形成される成形用空間に原料樹脂を供給し樹脂皿を成形する樹脂皿の製法であって、上記両型の端部の合わせ目が、樹脂皿成形用空間において樹脂皿の側面部に相当する位置に位置決めされている樹脂皿の製法を第2の要旨とする。
すなわち、本発明の樹脂皿では、その上面以外の部分にパーティングラインが形成されており、上記上面にはパーティングラインが形成されていないため、本発明の樹脂皿内にファンデーション,アイシャドウ等の化粧料を打型する際に、上記上面に化粧料が付着した場合にも、この化粧料が1本の環状の筋となって上記上面に残ることがなく、見栄えがよい。また、上記打型後に上記上面から化粧料を完全に拭き去ることができ、商品価値が下がることもない。
また、上記パーティングラインが樹脂皿の外周面もしくは化粧料収容凹部の内周面に形成されていると、上記樹脂皿の外周面に形成されたパーティングラインが、これを収容,固定するコンパクトの容器本体等に隠れて見えなくなり、もしくは、上記化粧料収容凹部の内周面に形成されたパーティングラインが、化粧料収容凹部に充填された化粧料に隠れて見えなくなる。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1〜図4は本発明の樹脂皿の一実施の形態を示している。これらの図において、1は化粧料収容凹部1bを有する合成樹脂(PET等)製の樹脂皿であり、コンパクトの容器本体(図示せず)等に形成された化粧皿収容凹部内に収容固定される。上記樹脂皿1は、略四角形状に形成された底壁2と、この底壁2の外周縁部から立設された側壁3とからなり、これら底壁2,側壁3の外周面にパーティングライン4,5(後述する成形金型11〜13の分割線跡)が外周に沿って形成されている。
上記パーティングライン4は、上記樹脂皿1の側壁3の外周面に、その全周にわたって、上記側壁3の上面1aから所定距離離れた下側位置で、上記上面1aに沿って一直線状に延びている(図3参照。図3では、側壁3の前側面しか図示していないため、パーティングライン4も、その前側部分しか図示していない)。また、上記パーティングライン5は、上記側壁3の外周面において上記パーティングライン4の第1の所定位置(この実施の形態では、前側部分の中央)から垂下する前側線5aと、上記側壁3の外周面において上記パーティングライン4の第2の所定位置(第1の所定位置に対向する位置であり、この実施の形態では、後側部分の中央)から垂下する後側線(図示せず)と、上記底壁2の下面において上記前側線5aの下端部と後側線の下端部とを接続する下側線5bとで構成されている(図3および図4参照。図3では、側壁3の前側面しか図示していないため、パーティングライン5も、その前側部分しか図示していない)。図1および図3において、6aは上記側壁3の外周面にその全周にわたって形成された環状凹溝であり、上記化粧皿収容凹部に固定する際に利用される。6bは上記底壁2の下面に形成された凹部である。
また、上記樹脂皿1には、その化粧料収容凹部1bに、8本の突条7と40本の凹溝8とが形成されている。上記各突条7は、図1および図2に示すように、化粧料収容凹部1bの側面を、その所定高さ位置(上部位置)から垂下して底面1c(すなわち、底壁2の上面)に到達したのちこの底面1cを、その中央部に向かって一直線状に延びる一条の凸部からなっている。また、8本の突条7は、化粧料収容凹部1bの4つの側面(すなわち、左右両側面および前後両側面)の中央に形成された4本の突条7および化粧料収容凹部1bの4隅に形成された4本の突条7で構成されている。
一方、上記各凹溝8は、図1,図5および図6に示すように、化粧料収容凹部1bの側面を、その所定高さ位置(上部位置であり、上記各突条7の上端部より少し低い位置)から垂下して底面1cに到達したのちこの底面1cを、対向側面に向かって一直線状に(すなわち、各凹溝8に平行に)延びる一条の凹部からなっている。また、40本の凹溝8は、化粧料収容凹部1bの右側面に形成された8本の凹溝8と、化粧料収容凹部1bの左側面に上記8本の凹溝8と相対向する状態で形成された8本の凹溝8と、化粧料収容凹部1bの前側面に形成された12本の凹溝8と、化粧料収容凹部1bの後側面に上記12本の凹溝8と相対向する状態で形成された12本の凹溝8とで構成されている。
このような樹脂皿1は、例えば、図7に示すように、上下一対の成形金型11〜13(左右一対の上金型11,12は横方向に分割可能)を用い、成形されている。また、この成形の際には,上記成形金型11〜13で形成される成形用空間14において、樹脂皿1の側壁3の外周面に相当する部分に、上金型11,12の端部の合わせ面(下面)11a,12aと下金型13の端部の合わせ面(上面)13aでつくられる合わせ目Bが位置決めされた状態で、組み付けられている。また、上記左右一対の上金型11,12同士は、樹脂皿1の左右方向の中央で当接した状態で組み付けられている。したがって、上記パーティングライン4,5は樹脂皿1の底壁2および側壁3の外周面に形成されており、樹脂皿1の上面には形成されていない。図において、15は上金型11,12の合わせ面間に設けられた溶融原料樹脂の供給路である。
このように、上記実施の形態では、パーティングライン4,5が樹脂皿1の底壁2,側壁3の外周面に形成されていて、樹脂皿1の上面には形成されていないため、樹脂皿1の上面が化粧料で汚染されることがなく、また、見栄えもよい。しかも、上記底壁2,側壁3の外周面は、コンパクトの容器本体等に固定した際に、容器本体等に隠れて見えないため、さらに見栄えがよい。
なお、上記両実施の形態では、樹脂皿1の底壁2,側壁3の外周面にパーティングライン4,5が形成されているが、これに限定されるものではなく、樹脂皿1の化粧料収容凹部1bの側面(すなわち、側壁3の内周面)に形成されていてもよい。また、上記樹脂皿1の化粧料収容凹部1bに8本の突条7と40本の凹溝8とが形成されているが、複数本(何本でもよい)もしくは1本の突条7,凹溝8が形成されていてもよいし、全く形成されていなくてもよい。
本発明の樹脂皿の一実施の形態を示す断面図である。 上記樹脂皿の平面図である。 上記樹脂皿の正面図である。 上記樹脂皿の底面図である。 上記樹脂皿の要部の断面図である。 上記樹脂皿の要部の断面図である。 成形金型を用いた樹脂皿の製造方法の説明図である。 従来の樹脂皿を示す斜視図である。 成形金型を用いた樹脂皿の製造方法の説明図である。
符号の説明
1 樹脂皿
4,5 パーティングライン

Claims (3)

  1. 上面に化粧料収容凹部が形成された樹脂皿であって、上記上面以外の部分にパーティングラインが形成されていることを特徴とする樹脂皿。
  2. 上記パーティングラインが樹脂皿の外周面もしくは化粧料収容凹部の内周面に形成されている請求項1記載の樹脂皿。
  3. 上型と下型とからなる成形型を用い、両型で形成される成形用空間に原料樹脂を供給し樹脂皿を成形する樹脂皿の製法であって、上記両型の端部の合わせ目が、樹脂皿成形用空間において樹脂皿の側面部に相当する位置に位置決めされていることを特徴とする樹脂皿の製法。
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