JP2005080154A - 電話機、着信者情報提供方法および着信者情報提供システム - Google Patents

電話機、着信者情報提供方法および着信者情報提供システム Download PDF

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Abstract

【課題】 着信者113が電話に出ようという意思があるにも関わらず、すぐに電話に出ることができない状況において、発信者100がある程度の呼出で通話が開始されないので通話を諦めるという問題を解決する。
【解決手段】 電話機104への着信を受信して着信者装着デバイス109に着信の発生を知らせる無線電波107を送信し、着信者装着デバイス109から着信者113の状態を知らせる無線電波108を受信する無線機と、着信者113の状態を知らせる無線電波108から情報を読み取り、着信者113の情報を発信者100の電話機101に対して送信する強度データ処理部106とから着信者113の電話機104を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、着信者が電話機の近くにいない時などに、着信者の装着する着信者装着デバイスから発信する無線電波の強度等によって、電話に対する着信者の距離情報を推測し、この情報を発信者に対して通知する技術に関するものである。
着信者の状況を発信者に通知する技術として、着信不可能時に連絡可能な時刻までの時間を音声で相手に自動通知する電話機の不在通知方式、着信者が事前に留守番電話の録音メッセージを登録しておき、着信不可能時に自動返答を行う装置等が開示されている。これらは、着信者が自分の状態を記号化し、明示的に相手へのメッセージとして登録するものである。
前記技術の例として、特公平2−12065号公報には、電話着信者不在時に自動応答し、着信者によってあらかじめ設定された不在メッセージを送出する自動応答電話装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。なお、本技術では、予め設定した登録内容しか再生することができない。
また、特開平8−88682号公報には、着信があっても不在の時には、連絡可能な時刻までの残り時間を音声で相手に自動通知できる携帯電話機の不在通知方式が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。なお、本技術では、不在モードの設定を事前に行う必要がある。
一方、着信者の状態情報を自動的に取得する技術としては、無線電波を発信するデバイスを身につけた着信者に対して、一定地域内に設置された複数の無線電波基地局での受信強度に基づいて位置検出を行う方法、システム等が開示されている。
前記技術の例として、特許第2968888号明細書には、無線通信ネットワークより可動無線端末の位置検出を行うためのシステムが開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
また、無線アドホックネットワークを用いた位置推定システムには、無線通信デバイスを搭載しているモバイルホストが、地震の位置情報をアドホックネットワークを利用して推定する仕組みが開示されている(例えば、非特許文献1参照。)。
特公平2−12065号公報 特開平8−88682号公報 特許第2968888号明細書 北須賀輝明、中西恒夫、福田晃、"無線アドホックネットワークを用いた位置推定システム"情報処理学会マルチメディア・分散・協調とモパイルシンポジウム論文集、2002年7月、PP.369〜372
着信者が電話に出ようという意思があるにも関わらず、すぐに電話に出ることができない状況において、発信者はある程度の呼出で通話が開始されない場合、通話を諦めることが多い。現在の電話機の機能では、呼び出し時の着信者の状態を相手に通知できず、着信者が電話に出ようとしているにも関わらず、電話が切られてしまう事態が生じてしまう。
本発明は、着信者がすぐに電話に出ることができないが電話に出ようとしている状況を発信者に対して通知することによって、遠隔地にいるユーザ同士のコミュニケーションの開始を補助することを目的とする。
そこで前記課題を解決するために、請求項1に記載の電話機は、着信を受けると、発信者に着信者の状態を通知する電話機であって、電話機への着信を受信して着信の発生を着信者に通知し、着信者から着信者の情報を受け取る無線機と、着信者の情報を読み取り、発信者に着信者の情報を通知する強度データ処理部とからなることを特徴とする。
また、請求項2に記載の電話機は、着信を受けると、発信者側電話機に着信者の状態を通知する電話機であって、電話機への着信を受信して着信者装着デバイスに着信の発生を知らせる無線電波を送信し、着信者装着デバイスから送信される無線電波を受信する無線機と、着信者装着デバイスから送信される無線電波から着信者の情報を読み取り、着信者の情報を発信者側電話機に送信する強度データ処理部とからなることを特徴とする。
また、請求項3に記載の電話機は、前記請求項2において、前記着信者装着デバイスから送信される無線電波の電波強度を測定し、この電波強度から前記電話機と着信者との距離を推測して、推測した距離を発信者側電話機に送信することを特徴とする。
また請求項4に記載の電話機は、前記請求項2において、前記着信の発生を知らせる無線電波を着信者装着デバイスに送信したにもかかわらず、着信者装着デバイスからの無線電波を受信できない場合には、着信の発生を知らせる無線電波が着信者装着デバイスに届いていないと判断して、着信者装着デバイスに電波が届かない旨のメッセージを発信者側電話機に送信することを特徴とする。
また請求項5に記載の電話機は、前記請求項2において、前記着信の発生を知らせる無線電波を着信者装着デバイスに送信すると、着信者装着デバイスから無線電波を受信することはできるが、該無線電波に着信者の状態に関する情報が含まれていない場合には、着信者が着信通知に気付いていないと判断して、着信者が着信通知に気付いていない旨のメッセージを発信者側電話機に送信することを特徴とする。
また請求項6に記載の着信者情報提供方法は、電話機が着信を受けると、発信者に着信者の状態を通知する着信者情報提供方法であって、電話機への着信を無線機が受信する第1ステップと、無線機が着信者に着信の発生を通知する第2ステップと、無線機が着信者から着信者の情報を受け取る第3ステップと、強度データ処理部が着信者の情報を読み取り、発信者に着信者の情報を通知する第4ステップとからなることを特徴とする。
また請求項7に記載の着信者情報提供方法は、電話機が着信を受けると、発信者側電話機に着信者の状態を通知する着信者情報提供方法であって、電話機への着信を無線機が受信する第1ステップと、着信を知らせる無線電波を無線機が着信者装着デバイスに送信する第2ステップと、着信者装着デバイスから送信される無線電波を無線機が受信する第3ステップと、強度データ処理部が着信者装着デバイスから送信される無線電波から着信者の情報を読み取り、発信者側電話機に着信者の情報を送信する第4ステップとからなることを特徴とする。
また請求項8に記載の着信者情報提供方法は、前記請求項7において、前記着信者装着デバイスから送信される無線電波の電波強度を測定し、この電波強度から前記電話機と着信者との距離を推測して、推測した距離を発信者側電話機に送信することを特徴とする。
また請求項9に記載の着信者情報提供方法は、前記請求項7において、前記着信の発生を知らせる無線電波を着信者装着デバイスに送信したにもかかわらず、着信者装着デバイスから無線電波を受信できない場合には、着信の発生を知らせる無線電波が着信者装着デバイスに届いていないと判断して、着信者装着デバイスに電波が届かない旨のメッセージを発信者側電話機に送信することを特徴とする。
また請求項10に記載の着信者情報提供方法は、前記請求項7において、前記着信の発生を知らせる無線電波を着信者装着デバイスに送信すると、着信者装着デバイスから無線電波を受信することはできるが、該無線電波に着信者の状態に関する情報が含まれていない場合には、着信者が着信通知に気付いていないと判断して、着信者が着信通知に気付いていない旨のメッセージを発信者側電話機に送信することを特徴とする。
また、請求項11に記載の着信者情報提供システムは、発信者側電話機から着信があると、着信者側電話機が着信者装着デバイスに着信を知らせる無線電波を送信し、この着信通知に対して着信者装着デバイスが着信者の情報を知らせる無線電波を着信者側電話機に送信し、この無線電波から着信者側電話機が着信者の情報を読み取り、この情報を発信者側電話機に送信する着信者情報提供システムであって、前記発信者側電話機は着信者側電話機から送信される着信者の情報を提示するための着信者情報通知部を備え、前記着信者側電話機は着信を受信して着信者装着デバイスに着信の発生を知らせる無線電波を送信し、着信者装着デバイスから送信される無線電波を受信する無線機と、この無線電波から着信者の情報を読み取り、この情報を発信者側電話機に送信する強度データ処理部とを備え、前記着信者デバイスは着信者側電話機からの無線電波を受信し、着信者側電話機へ無線電波を送信するアンテナ部と、着信情報を着信者に提示する着信通知部と、着信者が通話可能選択を行う入力部とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載の電話機において、着信者の情報には、着信者が電話にでることが可能であるか不可能であるか、着信者が電話にでることが可能である場合にどれくらいの時間がかかるか、着信者と電話機との距離等の情報を含めることが可能である。請求項1に記載の電話機によれば、発信者は着信者の状況を知ることができるので、そのまま通話要求を続けるか、通話要求を止めるかの判断を正確、容易に行うことが可能である。
請求項2に記載の電話機において、着信者装着デバイスへの着信通知には、発信者の氏名、電話番号等を含めることが可能である。また、着信者装着デバイスは振動、光、映像等により着信者に着信通知を行うことが可能である。また、着信者は着信者装着デバイスに通話可能、通話不可能等の状況を入力することが可能である。また、着信者の情報には、着信者が電話にでることが可能であるか不可能であるか、着信者が電話にでることが可能である場合にどれくらいの時間がかかるか、着信者と電話機との距離等の情報を含めることが可能である。また、発信者側電話機は振動、光、映像等により発信者に着信者の情報を提供することが可能である。請求項2に記載の電話機によれば、発信者は着信者の状況を知ることができるので、そのまま通話要求を続けるか、通話要求を止めるかの判断を正確、容易に行うことが可能である。
請求項3に記載の電話機において、電波強度より減衰度合いを算出し、この減衰度合いが大きい場合には、着信者と電話機との距離が大きい、着信者と電話機との間に障害物があると判断することが可能である。また、着信者装着デバイスから無線電波を受信できない場合には、電波強度を0と判断することが可能である。また、請求項3に記載の機能は強度データ処理部が行うことが可能である。
請求項4に記載の電話機において、着信者装着デバイスからの無線電波を受信できない理由としては、電話機と着信者装着デバイスとの距離が離れ過ぎている、電話機と着信者装着デバイスとの間に障害物がある等の場合が考えられる。また、請求項4に記載の機能は強度データ処理部が行うことが可能である。
請求項5に記載の電話機において、無線電波に着信者の状態に関する情報が含まれていない理由には、着信者装着デバイスの着信通知に着信者が気付かず、情報の入力を行っていない等の場合が考えられる。また、請求項5に記載の機能は強度データ処理部が行うことが可能である。
請求項6に記載の着信者情報提供方法において、着信者の情報には、着信者が電話にでることが可能であるか不可能であるか、着信者が電話にでることが可能である場合にどれくらいの時間がかかるか、着信者と電話機との距離等の情報を含めることが可能である。請求項6に記載の着信者情報提供方法によれば、発信者は着信者の状況を知ることができるので、そのまま通話要求を続けるか、通話要求を止めるかの判断を正確、容易に行うことが可能である。
請求項7に記載の着信者情報提供方法において、着信者装着デバイスへの着信通知には、発信者の氏名、電話番号等を含めることが可能である。また、着信者装着デバイスは振動、光、映像等により着信者に着信通知を行うことが可能である。また、着信者は着信者装着デバイスに通話可能、通話不可能等の状況を入力することが可能である。また、着信者の情報には、着信者が電話にでることが可能であるか不可能であるか、着信者が電話にでることが可能である場合にどれくらいの時間がかかるか、着信者と電話機との距離等の情報を含めることが可能である。また、発信者側電話機は振動、光、映像等により発信者に着信者の情報を提供することが可能である。請求項7に記載の着信者情報提供方法によれば、発信者は着信者の状況を知ることができるので、そのまま通話要求を続けるか、通話要求を止めるかの判断を正確、容易に行うことが可能である。
請求項8に記載の着信者情報提供方法において、電波強度より減衰度合いを算出し、この減衰度合いが大きい場合には、着信者と電話機との距離が大きい、着信者と電話機との間に障害物があると判断することが可能である。また、着信者装着デバイスから無線電波を受信できない場合には、電波強度を0と判断することが可能である。また、請求項8に記載の機能は強度データ処理部が行うことが可能である。
請求項9に記載の着信者情報提供方法において、着信者装着デバイスからの無線電波を受信できない理由としては、電話機と着信者装着デバイスとの距離が離れ過ぎている、電話機と着信者装着デバイスとの間に障害物がある等の場合が考えられる。また、請求項9に記載の機能は強度データ処理部が行うことが可能である。
請求項10に記載の着信者情報提供方法において、無線電波に着信者の状態に関する情報が含まれていない理由には、着信者装着デバイスの着信通知に着信者が気付かず、情報の入力を行っていない等の場合が考えられる。また、請求項10に記載の機能は強度データ処理部が行うことが可能である。
請求項11に記載の着信者情報提供システムにおいて、着信者装着デバイスへの着信通知には、発信者の氏名、電話番号等を含めることが可能である。また、着信者装着デバイスは振動、光、映像等により着信者に着信通知を行うことが可能である。また、着信者は着信者装着デバイスに通話可能、通話不可能等の状況を入力することが可能である。また、着信者の情報には、着信者が電話にでることが可能であるか不可能であるか、着信者が電話にでることが可能である場合にどれくらいの時間がかかるか、着信者と電話機との距離等の情報を含めることが可能である。また、発信者側電話機は振動、光、映像等により発信者に着信者の情報を提供することが可能である。請求項11に記載の着信者情報提供システムによれば、発信者は着信者の状況を知ることができるので、そのまま通話要求を続けるか、通話要求を止めるかの判断を正確、容易に行うことが可能である。
以上説明したように、本発明によれば、着信者が発信者の電話呼び出しに応じる場合において、発信者に着信者の状況を通知することで、ユーザ同士の電話におけるコミュニケーションの開始を補助することが可能となる。
図1に、本発明の着信者状況通知システムの基本構成を示す。本システムは、発信者100が通話を行うための電話機101、着信者113が通話を行うための電話機104、電話機を接続する電話網103、着信者113が携帯する着信者装着デバイス109から構成される。
発信者100が通話を行うための電話機101は、電話機104から送信される着信者113の情報を提示するための着信者情報通知部102を備える。
着信者113が通話を行うための電話機104は、着信信号を受信して無線電波107を発信する無線機105、着信者装着デバイス109から送信された無線電波108を処理して電話機101に対してデータを送信する強度データ処理部106を備える。
着信者装着デバイス109は、着信者113が身につけられる形状になっており、電話機104が備える無線機105からの無線電波107を受信し、無線機105へ無線電波108を送信するアンテナ部111、着信情報を着信者113に提示する着信通知部110、着信者113が通話可能選択を行う入力部112を備える。なお、着信者装着デバイスは着信者が装着しなくとも、例えば、携帯電話等のように着信者が形態できるものであればよい。また、着信者装着デバイス109の入力部112はボタン、タッチパネル等の入力手段を備えており、これにより着信者113が通話可能または通話不可能を選択することができる。また、無線電波107のデータは、無線機105固有の識別IDと、発信者100の電話番号または電話番号に対応して登録されている氏名情報とを有し、無線電波108のデータは着信者装着デバイス109固有の識別IDを有し、これらのデータを連続して送受信することによって通信を行うことができる。
図2は着信者113の通話可能選択の動作を説明するフローチャートである。図2により、本システムの動作を説明する。
電話機101により電話網103を通じて電話機104に着信信号が送られると、電話機104が備える無線機105は電話機104の着信回路より信号を受信し、無線電波107を発信する(S1)。なお、無線電波107が着信者装着デバイス109に届いた場合には、着信者装着デバイス109はその旨を通知する無線電波108を発信することができる。
電話機104からの無線電波107が着信者装着デバイス109のアンテナ部111に届くと、着信通知部110は振動、音、光など、人が感知することができる手段により着信者113に着信通知を行う(S2)。
この時、着信通知部110のディスプレイには着信者113の通話可能選択を行うための情報として、発信者100の電話番号、電話番号に対応して登録される氏名情報を表示することができ、送信者はこれらの情報を確認できる(S3)。
着信者113が通話可能な状態である場合には、着信者113は入力部112により通話可能を選択することができる(S4)。
着信者113が通話可能を選択すると、着信通知部110は着信通知を終了し、アンテナ部111は電話機104に対して無線電波108により通話可能信号を送信する(S5)。例えば、通話可能信号として2.4GHz帯の電波(ISMバンド)によってアンテナ部111より無線機105へ無線電波108を送信することができる。
着信者装着デバイス109から送信された無線電波108が電話機104の無線機105で受信され識別データが着信者113の保有する着信者装着デバイス109固有の識別データと一致した場合、データ処理部106において受信した電波の強度より強度減衰度合いを算出する(S6)。電波強度データはアナログであり、データが激しく揺れる可能性があるが、直前一秒間のデータの平均値を取り、その値を強度データとすることができる。この減衰度合いは着信者装着デバイス113と電話機104の距離や、着信者装着デバイス113と電話機104の間にある障害物の数に比例して大きくなるため、減衰度合いより着信者装着デバイス109を持つ着信者113と電話機104との距離、障害物の有無等を推測することができる。
この減衰度合いから着信者113と電話機104との距離を推測し、着信者113が電話機104に出るまでの時間、状況などを予測して、この情報を電話機104が電話機101に送信し、着信者情報通知部102が発信者100に提示することが可能である(S7)。
着信者状況通知中に着信者113が電話機104により受話すると、無線機105、強度データ処理部106における処理は全て停止され、電波強度データ識別のためのヘッダを持たないアナログデータである通常通話時の音声アナログデータが着信者113の電話機104から送信され、これ以後、着信者113と発信者100とで通常の通話が開始される(S8)。
なお、S1において、無線機105が無線電波107を発信したにもかかわらず、この無線電波107が着信者装着デバイス109に届かない場合がある(S9)。これは、S1において、着信者装着デバイス109から無線電波108が送信されてこないこと等から電話機104が判断できる。
この場合には、一定時間経過後に電話機104が電話機101に対して「電波が届かない」とのメッセージを送信し、このメッセージを着信者情報通知部102に表示する(S10)。
また、S2において、着信者113に着信通知を行ったにもかかわらず、着信者113が気付かない場合がある(S11)。これは、着信者装着デバイス109から無線電波108が送信されるが、通話可能、通話不可能の選択情報が含まれていないこと等から電話機104が判断できる。
この場合には、一定時間経過後に電話機104が電話機101に対して「電話に出ることができない」とのメッセージを送信し、このメッセージを着信者情報通知部102に表示する(S12)。
また、S3において、着信者113が通話不可能を選択した場合(S13)には、着信通知を停止し(S14)、前記S12を行う。
また、S5において、電話機104に対して無線電波108により通話可能信号を送信したにもかかわらず、無線電波108が届かない場合がある(S15)。これは、無線電波107に対する着信者装着デバイス109からの無線電波108が届いていたが、途中で無線電波108を受信できなくなったこと等から電話機104が判断できる。この場合には、電波強度を0として前記S7を行う。
ここで、図3により着信者113フェーズにおける各デバイスでの処理方法を説明する。無線機105が着信者装着デバイス109からの無線電波108を受信した場合には、電波強度データは電波が受信可能なときは電波強度そのものをデータとし、無線電波108が受信不可能なときは電波強度0をデータとする。
データは着信者113と電話機104との距離を推測させるデータであり、着信者113と電話機104との距離には、突発的な変化が起こることは無い。しかし、無線電波の特性上、電波が途切れたりすることによって大きなデータの揺れが起きる可能性がある。そこで強度データ処理部106では、データの揺れをなくすために、ある特定時刻において、直前の一秒間のデータの平均値を取り、その特定時刻におけるデータとみなす。また、平均値のデジタルデータに該データが電波強度データであることを示す識別のためのヘッダを付加し、電話網103帯域のアナログデータに変換する。無線機105が着信者装着デバイス109から無線電波108を受信した際、電話機104を通話状態にするスイッチをオンにし、発信者の電話機101との双方向のデータ送信が可能な状態となる。該状態において、前記アナログデータを発信者の電話機101に送信する。
なお、前記図2に記載のフローチャートの変形例として、S9において、電話機104からの無線電波107が着信者装着デバイス109に届いていないと判断した場合、または、S15において、着信者装着デバイス109からの無線電波108が電話機104に届いていないと判断した場合には、着信者装着デバイス109が電話機104から離れ過ぎている、着信者装着デバイス109と電話機104との間に障害物があること等が考えられるので電話機104が電話機101に対して「電話に出ることができない」とのメッセージを送信し、このメッセージを着信者情報通知部102に表示することもできる。
また、図4により着信者装着デバイス109によって着信者113と電話機104との距離情報を発信者100に通知する方法について説明する。
発信者100の電話機101は、電話網103から送信されてきたアナログデータを受信し、着信者情報通知部102はこれを電波強度のデジタルデータに変換して、着信者情報通知部102のアプリケーションで表示する。表示は、例えば、音による着信者113と電話機104間の距離情報の通知として、距離に応じて音の高低を変化させて通知する方法や、「電話機まであと3mです」など音によって通知する方法や、画像による着信者113と電話機104間の距離情報の通知として、電話機104と着信者113のアバタをディスプレイ上に表示し、その位置関係によって通知する方法や、振動による着信者113と電話機104間の距離情報の通知として、距離に応じて振動の強弱を変化させて通知する方法などによって行うことができる。
なお、本発明は図1に示した装置、システムの一部又は全部の処理機能をプログラムとして構成してコンピュータを用いて実現すること、または図2、3で示した処理手順をプログラムとして構成してコンピュータに実行させることができる。また、コンピュータでその各部の処理機能を実現するためのプログラム、またはコンピュータにその処理手順を実行させるためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、MO、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバブルディスクなどに記録して、保存したり、提供したりすることが可能であり、また、インターネットのような通信ネットワークを介して配布したりすることが可能である。
また、着信者情報通知部102、無線機105、強度データ処理部106は既存の電話機に増設することができる。
本発明の着信者状況通知システムの基本構成を示す図。 本発明の着信者の通話可能選択の動作を説明するフローチャートを示す図。 本発明の着信者フェーズにおける各デバイスでの処理方法を示す図。 着信者装着デバイスによって着信者と着信者の電話機との距離情報を発信者に通知する方法の例を示す図。
符号の説明
100…発信者
101…発信者の電話機
102…着信者情報通知部
103…電話網
104…着信者の電話機
105…無線機
106…強度データ処理部
107…無線電波
108…無線電波
109…着信者装着デバイス
110…着信通知部
111…アンテナ部
112…入力部
113…着信者

Claims (11)

  1. 着信を受けると、発信者に着信者の状態を通知する電話機であって、
    電話機への着信を受信して着信の発生を着信者に通知し、着信者から着信者の情報を受け取る無線機と、
    着信者の情報を読み取り、発信者に着信者の情報を通知する強度データ処理部とからなることを特徴とする電話機。
  2. 着信を受けると、発信者側電話機に着信者の状態を通知する電話機であって、
    電話機への着信を受信して着信者装着デバイスに着信の発生を知らせる無線電波を送信し、着信者装着デバイスから送信される無線電波を受信する無線機と、
    着信者装着デバイスから送信される無線電波から着信者の情報を読み取り、着信者の情報を発信者側電話機に送信する強度データ処理部とからなることを特徴とする電話機。
  3. 前記請求項2において、
    前記着信者装着デバイスから送信される無線電波の電波強度を測定し、この電波強度から前記電話機と着信者との距離を推測して、推測した距離を発信者側電話機に送信することを特徴とする電話機。
  4. 前記請求項2において、
    前記着信の発生を知らせる無線電波を着信者装着デバイスに送信したにもかかわらず、着信者装着デバイスからの無線電波を受信できない場合には、着信の発生を知らせる無線電波が着信者装着デバイスに届いていないと判断して、着信者装着デバイスに電波が届かない旨のメッセージを発信者側電話機に送信することを特徴とする電話機。
  5. 前記請求項2において、
    前記着信の発生を知らせる無線電波を着信者装着デバイスに送信すると、着信者装着デバイスから無線電波を受信することはできるが、該無線電波に着信者の状態に関する情報が含まれていない場合には、着信者が着信通知に気付いていないと判断して、着信者が着信通知に気付いていない旨のメッセージを発信者側電話機に送信することを特徴とする電話機。
  6. 電話機が着信を受けると、発信者に着信者の状態を通知する着信者情報提供方法であって、
    電話機への着信を無線機が受信する第1ステップと、
    無線機が着信者に着信の発生を通知する第2ステップと、
    無線機が着信者から着信者の情報を受け取る第3ステップと、
    強度データ処理部が着信者の情報を読み取り、発信者に着信者の情報を通知する第4ステップとからなることを特徴とする着信者情報提供方法。
  7. 電話機が着信を受けると、発信者側電話機に着信者の状態を通知する着信者情報提供方法であって、
    電話機への着信を無線機が受信する第1ステップと、
    着信を知らせる無線電波を無線機が着信者装着デバイスに送信する第2ステップと、
    着信者装着デバイスから送信される無線電波を無線機が受信する第3ステップと、
    強度データ処理部が着信者装着デバイスから送信される無線電波から着信者の情報を読み取り、発信者側電話機に着信者の情報を送信する第4ステップとからなることを特徴とする着信者情報提供方法。
  8. 前記請求項7において、
    前記着信者装着デバイスから送信される無線電波の電波強度を測定し、この電波強度から前記電話機と着信者との距離を推測して、推測した距離を発信者側電話機に送信することを特徴とする着信者情報提供方法。
  9. 前記請求項7において、
    前記着信の発生を知らせる無線電波を着信者装着デバイスに送信したにもかかわらず、着信者装着デバイスから無線電波を受信できない場合には、着信の発生を知らせる無線電波が着信者装着デバイスに届いていないと判断して、着信者装着デバイスに電波が届かない旨のメッセージを発信者側電話機に送信することを特徴とする着信者情報提供方法。
  10. 前記請求項7において、
    前記着信の発生を知らせる無線電波を着信者装着デバイスに送信すると、着信者装着デバイスから無線電波を受信することはできるが、該無線電波に着信者の状態に関する情報が含まれていない場合には、着信者が着信通知に気付いていないと判断して、着信者が着信通知に気付いていない旨のメッセージを発信者側電話機に送信することを特徴とする着信者情報提供方法。
  11. 発信者側電話機から着信があると、着信者側電話機が着信者装着デバイスに着信を知らせる無線電波を送信し、この着信通知に対して着信者装着デバイスが着信者の情報を知らせる無線電波を着信者側電話機に送信し、この無線電波から着信者側電話機が着信者の情報を読み取り、この情報を発信者側電話機に送信する着信者情報提供システムであって、
    前記発信者側電話機は着信者側電話機から送信される着信者の情報を提示するための着信者情報通知部を備え、
    前記着信者側電話機は着信を受信して着信者装着デバイスに着信の発生を知らせる無線電波を送信し、着信者装着デバイスから送信される無線電波を受信する無線機と、この無線電波から着信者の情報を読み取り、この情報を発信者側電話機に送信する強度データ処理部とを備え、
    前記着信者デバイスは着信者側電話機からの無線電波を受信し、着信者側電話機へ無線電波を送信するアンテナ部と、着信情報を着信者に提示する着信通知部と、着信者が通話可能選択を行う入力部とを備えることを特徴とする着信者情報提供システム。
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