JP2005079834A - 色変換マトリクス算出方法および画像信号処理装置 - Google Patents

色変換マトリクス算出方法および画像信号処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 第1色空間における入力色を第2色空間における所望の色に変換する色変換マトリクスを得る。
【解決手段】 カラーチャートを撮影して複数のカラーパッチに対応する入力色CinのRGB信号を求める。各カラーパッチの測色値から目標色CmeのRGB信号を求める。入力色Cinが目標色Cmeに対して色相および彩度が一致するような色変換マトリクスMを減衰最小自乗法により求める。減衰最小自乗法の初期値を入力色Cinと目標色Cmeとに基づいて遺伝的アルゴリズムにより算出する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被写体に対する再現カラー画像の色再現性を向上させるために色信号を補正する色補正方法、および色補正に用いる色変換マトリクスを算出する色変換マトリクス算出方法に関するものである。
近年、画像の色情報を異なるメディア間で精度よく伝達するためにデジタル化することが多くなっており、例えばデジタルカメラやスキャナ等の画像入力装置は取り込んだ被写体のカラー画像を光の3原色のRGB信号に変換してこれをモニタやプリンタ等の画像出力装置に出力し、画像出力装置ではRGB信号に基づいてカラー画像を再現する(例えばモニタ画面に表示したり紙等に印刷する)ことが一般的に行われている。画像入力装置で得られるRGB信号は撮影レンズ等の光学系、カラーフィルタおよび撮像素子等の受光センサの撮像特性に依存し、また画像出力装置も再現の仕方によって同じRGB信号を入力しても再現される色が異なるだけでなく、画像入力装置および画像出力装置の特性にはそれぞれ固有の個体差が存在するため、RGB信号に基づく再現カラー画像は被写体に対する色再現性が悪い、即ち目標とする色再現が行えない。
そこで、近年では画像入力装置及び画像出力装置間で共通化したsRGB規格に準拠した色信号を採用することが多くなっており、画像入力装置では撮像系で得られるRGB信号をsRGB規格に応じて色補正し、これを出力している。これによりsRGB規格対応の画像出力装置では所望の色再現ができる、即ち同じRGB値が与えられれば目標の色に近似した色味が再現できる。色補正の手法は様々であり、例えば撮像系に設ける光学フィルタの分光特性をsRGB規格に合わせる光学的な補正や、RGB信号をマトリクス演算する電子的な補正によって、再現色を目標とする本来の色に近似させている。
従来、電子的な色補正で用いる色変換マトリクスの色変換精度を向上させる手法として重回帰分析法が提案されている。重回帰分析法は本来の色と再現色との関係を原因と結果ととらえた統計解析によってマトリクス要素を最適化する、即ち撮像系で得られたRGB信号に色変換マトリクスを作用させることにより予測した再現色と本来の色との信号レベル差が許容値以下となるようなマトリクス要素を求める手法であり、例えば特許文献1には3原色のRGB信号を異なる表色系のXYZ信号に変換するためのマトリクスを重回帰分析により求める技術が示されている。
特開平10−164381号公報
本発明は、第1色空間における入力色を第2色空間における所望の色に変換する色変換マトリクスを得ることを課題としている。
本発明の色変換マトリクス算出方法は、第1色空間における入力色を第2色空間における補正色に変換する色変換マトリクスを算出する色変換マトリクス算出方法であって、複数の基準色の各々に対応する入力色にマトリクス変換を施して得られる補正色を、基準色の各々対応して設定される第2色空間の目標色に適合するように、色変換マトリクスを最適化するマトリクス最適化ステップと、複数の基準色の各々に対応して得られる入力色と目標色とに基づいて、遺伝的アルゴリズムによりマトリクス最適化ステップの初期値を算出する遺伝的アルゴリズム最適化ステップとを備えたことを特徴としている。
マトリクス最適化ステップは、減衰最小自乗法であることが好ましい。デジタルカメラなどの画像入力装置で撮影された画像をディスプレイ等の画像出力装置で出力する場合には、第1色空間は、撮像系で得られる原色RGB信号に対応し、第2色空間はsRGB信号に対応する。また、第2色空間は必ずしも補正色と目標色との間の一致度を評価するのに適切な色空間であるとは限らないので、補正色と目標色との間の一致度を評価するのに適切な第3色空間において一致度を評価してもよい。このとき第3色空間は、人間の色覚に基づいて定義された均等色空間であることが好ましい。
基準色は、複数のカラーパッチにより提供され、基準色に対応した入力色はカラーパッチを所定の照明条件下で撮像することにより得られる。また、目標色はカラーパッチを所定の照明条件下で測色することにより得られる。これにより、撮影された画像の色を正確に再生することができる。
また、本発明の色変換マトリクス算出プログラムは、第1色空間における入力色を第2色空間における補正色に変換する色変換マトリクス算出するためのプログラムであって、コンピュータに、複数の基準色の各々に対応する入力色にマトリクス変換を施して得られる補正色を、基準色の各々対応して設定される第2色空間の目標色に適合するように、色変換マトリクスを最適化するマトリクス最適化処理と、複数の基準色の各々に対応して得られる入力色と目標色とに基づいて、遺伝的アルゴリズムによりマトリクス最適化処理における初期値を算出する遺伝的アルゴリズム最適化処理とを実行させることを特徴としている。
また更に、本発明の画像信号処理装置は、第1色空間における入力色を第2色空間における補正色に変換する色変換マトリクスを備えた画像信号処理装置であって、複数の基準色の各々に対応する入力色にマトリクス変換を施して得られる補正色を、基準色の各々対応して設定される第2色空間の目標色に適合するように、色変換マトリクスを減衰最小自乗法により最適化するマトリクス最適化手段と、複数の基準色の各々に対応して得られる入力色と目標色とに基づいて、遺伝的アルゴリズムによりマトリクス最適化手段における初期値を算出する遺伝的アルゴリズム最適化手段とを備えたことを特徴としている。
以上により、第1色空間における入力色を第2色空間における所望の色に変換する色変換マトリクスを得ることができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における色変換マトリックス算出方法を適用して、画像信号処理装置の色変換マトリックスを算出するシステムの模式図である。
デジタルカメラ10は、撮像素子により被写体のフルカラー画像を得る画像入力装置であり、撮影光学系12と、撮像素子、例えばRGB3原色のカラーチップフィルタ16が撮像面上に設けられた単板式のCCD14とを備える。撮影光学系12により撮像素子に結像された光学的被写体像はCCD14により光電変換された後CCD14から読み出されてアナログ信号処理を受けた後A/D変換され、1フレーム分のRAWデータとしてデジタル信号処理回路20に送られる。
デジタル信号処理回路20では、RAWデータから画素毎のRGB信号を生成する色分解処理、白色基準値に応じてR、GおよびBのゲインを調整するホワイトバランス補正処理、第1色空間の色信号である原色RGB信号の色域をIEC規定の色再現国際規格に準拠するsRGB規格で定義された色域に変換することにより再現色を目的の色(例えば被写体本来の色)に近づけるための色補正処理、およびモニタ装置30のγ特性を相殺する様に階調を調整する階調補正処理等を順次施して、第2色空間の色信号であるsRGB信号を生成する。デジタル信号処理回路20は、sRGB信号をUSBケーブル等のインターフェース(図示せず)を介して外部装置、例えばパーソナルコンピュータに接続されたモニタ装置30(CRTディスプレイモニタまたはLCDモニタ)やプリンタ等(図示せず)の画像出力装置に出力できる。
デジタル信号処理回路20ではsRGB規格に準じて信号が処理されるが、撮像系(撮影光学系12、CCD14、RGBカラーチップフィルタ16等)にはsRGB規格に準拠した特性をもつ素子が用いられているわけではなく、このため、被写体の色情報をsRGB規格に合わせて正確に撮ることができず、再現色が本来の色と一致しない現象が生じる。この現象を回避するために撮像系の感度特性をsRGB規格に一致させるための光学的な補正が成されているが十分ではなく、完全に一致させることは実質上困難である。このため、撮像系で得られたRGB信号の信号レベルを調節して電子的に補正するが、撮像系の感度特性は個々のデジタルカメラ10によって異なり、被写体本来の色情報とデジタルカメラ10により得られる色情報との関係に規則性がないことから両者の関係を理論的に定義することはできず、個々の色毎に異なる信号処理をしなければならない。しかし、R、G、B信号が例えば8ビットデータの場合、色数は1677万色余りにも上り、全色に最適な色補正処理を行うことは現実的ではない。
そこで、所定の色空間において選択される複数の基準色を、目標とする色に色変換を行う色変換マトリクスを求め、これを用いて色補正処理が行なわれる。例えば均等色空間上に一様に分布する複数の色からなるカラーパッチが基準色として用いられる。色再現性を向上する場合には、彩度および色相が段階的に変化する複数の色サンプルから成るカラーチャート、例えば、図1に示すマクベスカラーチャート(登録商標)40の24色のカラーパッチP1〜P24(図1では24色のカラーパッチの一部のみに符号を付す)のうちグレースケールを除く18色(P1〜P18)が基準色として用いられる。これらの基準色を色彩計等により正確に測色したものを目標色とし、測色時と同じ照明環境下において基準色を個々のデジタルカメラ10で撮影したときのRGB信号を測色により得られた目標色のRGB信号に一致させるように色変換マトリクスを求めてデジタルカメラ10に設定する。この色変換マトリクスを用いることにより、デジタル信号処理回路20は、撮像系からの色信号を測色値に忠実な色として再現することができる。
色変換マトリクスは外部の色変換マトリクス算出装置34、例えばパーソナルコンピュータにより算出され、予めデジタルカメラ10のメモリ22に格納される。一方、デジタルカメラ10は、色変換マトリクスを算出するためにマクベスカラーチャート40を撮影して得られるRAWデータを、デジタル信号処理回路20から色変換マトリクス算出装置34に出力する。色変換マトリクスは、デジタルカメラ10の製造工程の終段において色変換マトリクス算出装置34を用いて求められる3×3のマトリクスであり、個々のデジタルカメラ10の撮像系の色感度特性に応じて9個のマトリクス要素の値が定められる。
RAWデータから得られる入力色をCin、色変換マトリクスをM、色変換マトリクスMによる色補正処理後の色を補正色Cesで表わすと、それぞれのRGB信号Cin(Rin,Gin,Bin)およびCes(Res,Ges,Bes)との間には、(1)式に示す1次式が成り立ち、これはマトリクス要素m1〜m9を用いて表わすと(2)式のように表わされる。
Figure 2005079834
なお、本実施形態では目標とする色再現を行うことを目的としているため、色変換マトリクスMを算出する際に設定される目標値(目標色)はカラーパッチP1〜P18(基準色)の測色信号であるが、人物の肌色や青空の色等のよく使われる特定色を、正確な色ではなく使用者の望む色に再現する場合には、特定色(基準色)に関して測色信号を修正した値を目標値(目標色)に設定してもよい。
なお、マクベスカラーチャート40は、市販の既製品であるため手に入れ易く、各カラーパッチP1〜P24の測色信号が既知であり測色の手間が省ける。また、カラーチャートとしてはマクベスカラーチャートに限らず、複数のカラーパッチが均等色空間上に一様に分布する、例えばJIS標準色標でもよい。マクベスカラーチャート40に基づいて得た色変換マトリクスは、各カラーパッチP1〜P18の色については精度良く色再現できるが、他の色については保障されない。従って、良く使用される特定色(人物の肌色、青空の色、緑など)をカラーパッチにした独自のカラーチャートを作成しておけば、特定色について特に忠実に色再現できることになる。
図2および図3を参照して、色変換マトリクス算出方法について説明する。図2は、所定の色温度の光を照明用光源として用いた場合におけるCIE−L***色空間(以下、Lab色空間と記載する)を模式的に示したものである。このLab色空間において、1つの基準色を撮影したときの入力色Cinと、最適化処理を施す前の色変換マトリクスMで入力色Cinを変換した補正色Cesと、基準色を測色して得られた目標色Cmeとがそれぞれ点で示されている。図3は、色変換マトリクス算出処理の処理流れおよび各種色信号の関係を模式的に示すブロック図である。
本実施形態において、マトリクス演算では色はRGB信号で扱われるが、色の一致度の評価はLab色空間において行われる。これは、Lab色空間が均等色空間であり、その距離が人間の色知覚に基づく色差に適合されることによる。なお、RGB信号からL***信号への変換は下記に示す公知の(3)式および(4)式により行われる。(3)式はRGB信号をXYZ信号に変換するための変換式であり、(4)式はXYZ信号をL***信号に変換するための変換式である。色の一致度の評価時にはRGB信号はRGB→XYZ→L***変換によりL***信号に変換される。
Figure 2005079834
Figure 2005079834
本実施形態では、カラーパッチP1〜P18の18色の入力色Cinに対して色変換マトリクスMを施して得られる補正色Cesの全てが、それぞれ対応する目標色Cmeに略一致するように色変換マトリクスMを最適化する。具体的には、18色各々に対するLab空間における補正色Cesと目標色Cmeとの色差ΔEの2乗和が許容誤差以下となるように、色変換マトリクスMの要素m1〜m9を、遺伝的アルゴリズムと減衰最小自乗法とを用いて求める。なお、Lab色空間における補正色Cesと目標色Cmeとの間の色差ΔEは(5)式により定義される。なお、(5)式において、補正色CesのL***信号を(L*es,a*es,b*es)、目標色CmeのL***信号を(L*me,a*me,b*me)で表す。
Figure 2005079834
18色各々に対応する色差ΔEをカラーパッチの番号を添え字としてΔEi(i=1,2,…,18)で表わすとき、(1)〜(5)式から、色差ΔEi(i=1,2,…,18)は、マトリクス要素mj(j=1,2,…,9)をパラメータとする関数ΔEi(m1,m2,…,m9)とみなすことができる。本実施形態の減衰最小自乗法では、(6)式で定義されるように18色の基準色に対して求められる色差ΔEi(i=1,2,…,18)の2乗和をメリット関数φとし、このメリット関数φが所定の閾値以下となるようにマトリクス要素mj(j=1,2,…,9)を最適化する。メリット関数φが極値をとるための必要条件は、(7)式で示される9個の式で与えられるが、(6)式は非線形であるためマトリクス要素mjの解を直接求めることは難しい。そこで、色差ΔEiをmjに関してその出発点mj0の近傍で線形近似する。このとき、線形近似された色差ΔEiを使った時のメリット関数φはmjに関する2次式となるので、これを(7)式に代入すると正規方程式である9元連立1次方程式が得られ、これを解くことによりマトリクス要素mj(j=1、2、…、9)の線形近似解が得られる。
Figure 2005079834
すなわち、正規方程式を出発点mj0から解への移動量Δmjについて解くと(8)式となる。なお、(8)式において、ΔmはΔmj(i=1,2,・・・,9)を要素とする列ベクトルであり、ΔEは色差ΔEi(i=1,2,・・・,18)を要素とする列ベクトルであり、Aは出発点mj0におけるΔEのヤコビ行列である。また、「( )t」は転置行列を示し、「( )-1」は逆行列を示す。
Figure 2005079834
従って、出発点m10〜m90に初期値を与え、(8)式により移動量Δm1〜Δm9を求め、得られた移動量Δm1〜Δm9を出発点m10〜m90に加算すればマトリクス要素m1〜m9の近似解が得られる。そして、得られた近似解を新たな出発点mj0としてマトリクス要素m1〜m9の近似解を得るという処理を、メリット関数φが閾値以下に達するまで繰り返し行う。メリット関数φが閾値すなわち許容誤差以下に達すると、そのときの近似解を解に収束したものとしてマトリクス要素m1〜m9に定める。
なお、メリット関数φは(6)式に限定されるものではない。本実施形態では、実際には例えば下記の(9)式に定義するように、解の収束を保証しつつその効率を高めるためのダンピング因子D(>0)を設定し、Δmjの2乗和とダンピング因子Dとの積を色差ΔEiの2乗和に加算したものをメリット関数φとしている。このダンピング因子Dを用いる手法は公知であり詳述しないが、ダンピング因子Dの値が大きいほど近似誤差が少ないが解への接近速度が遅くなる特徴がある。本実施形態ではダンピング因子Dの値を所定値に固定するが、近似解を繰り返し求める際にダンピング因子Dの値を変化させてもよい。このときの正規方程式は(10)式に示される。なお(10)式中のIは単位行列である。
Figure 2005079834
また、上述の色変換マトリクスの最適化においては、補正色Cesと目標色Cmeとの色の違いはLab色空間における色差ΔEのみで評価しているが、人間の知覚では色相の違いが彩度の違いに比べて別の色として認識され易いので、色相を優先的に一致させるためにさらに両者の色相角θesおよびθmeの差Δθ(下記の(11)式を参照)を加味してもよい。色相角θesおよびθmeは、補正色Cesおよび目標色Cmeからそれぞれa**面に下ろした点のa*軸からの原点周りの回転角である(図2参照)。(9)式の右辺第1項に色相角差Δθの2乗和を加算した式を(12)式に示す。なお、色差ΔEに比べて色相角差Δθは相対的に小さい値のため、色相の一致度を高めるために(12)式において色相角差Δθに重みをつけてもよい。
Figure 2005079834
またさらに、(6)式や(9)式および(12)式で定義されるメリット関数φを用いた色変換マトリクスの最適化では、各色について補正色Cesと目標色Cmeとの色差がほぼ均等にばらつくが、肌色等の特定色に限定して特定色に対する色の一致の精度を向上させたい場合には、18色についてそれぞれ設定した重み係数Wi(i=1,2,…18)を色差ΔEiに乗算して重み付けをする。なお、このとき重み係数W1〜W18の総和は1とされる。(13)式には(9)式のメリット関数φに重み係数Wiを加味したものを示す。この重み付けにより、重みを大きくした特定色ほど、より忠実な色再現を行うことができる。
Figure 2005079834
最適化計算における出発点mi0の適正な初期値の設定は、計算時間を短縮する。また、減衰最小自乗法では、初期値の設定が不適切であるとローカルな局所解に収束してしまい、グローバルな最適化が困難になる傾向がある。一方、局所解に陥り難い最適化手法としては、遺伝的アルゴリズムが知られている。しかし、遺伝的アルゴリズムは、計算負荷が高い上、計算負荷の上昇が最適化精度向上に結びつかないという問題や、パラメータの設定数が多いという問題等が知られている。これらのことから、本実施形態では、遺伝的アルゴリズムと減衰最小自乗法を相補的に組合せることにより、色変換マトリクスの最適化の信頼性を高めるとともに高速化を図っている。すなわち、遺伝的アルゴリズムを用いた最適化手法により減衰最小自乗法の起点である出発点mi0の初期値を求め、その後の最適化計算に減衰最小自乗法を用いている。なお、遺伝的アルゴリズムにより得られる解は、必ずしもローカルまたはグローバルな局所解である必要はなく、減衰最小自乗法を用いて最適値が得られるものであればよい。
本実施形態では、最適化変数である色変換マトリクスの各要素mi(1,2,・・・,9)の探索領域(例えば−2.048〜2.048)を例えば12bitで均等に量子化し、この12bitで表わされた各要素miを結合してコード化を行う。すなわち、9個のマトリクス要素miは108bit(=9×12bit)の遺伝情報としてコード化される。初期集団としては、乱数により例えば100固体生成され、各個体の適応度を評価するための評価関数gk(k=1〜100)は、ΔEi(i=1〜9)に基づいて算出される(例えばα/ΔEi、α:定数)。なお、評価関数としては、(12)式のメリット関数のときのように色相角の付加や、(13)式のメリット関数のように特定の色に対する重み付けをしてもよい。
選択には例えば期待値選択が用いられる。すなわち評価関数の総和G=Σgk(k=1〜100)と各個体の評価値gkから、各個体の期待値(例えばgk/G)が求められ、それぞれの期待値に基づいて、各個体が新たに再生される。このとき期待値が大きい個体ほど多く再生され、各個体を評価点順に並べなおして評価点が高い方から50固体が選択される。すなわち、再生された個体総数は50個体とされる。次に、新たにランダムな50個体が生成され、期待値選択により再生された50個体との間でこの2つの組の対応する評価点の順番の個体同士を交叉させてペアが作られる。各ペアにおいて交叉を行うか否かは乱数に基づいて決定され、交叉を行うペアにおいては、乱数によって交叉箇所(マトリクス要素)が決定される。また、突然変異率は例えば5%に設定される。上記処理は、所定の終了条件が満たされるまで何世代にも渡って繰り返し実行される。
次に、図4〜図6のフローチャートを参照して、色変換マトリクス算出処理について詳細に説明する
まずステップS102において、マクベスカラーチャート40の24個のカラーパッチP1〜P24を所定の照明光源下でデジタルカメラ10により撮影し、得られたRAWデータが色変換マトリクス算出装置34に転送される。色変換マトリクス算出装置34は、RAWデータに基づいて18個の有彩色カラーパッチP1〜P18の各々に対応する入力色Cin(i)(i=1〜18)のRGB信号を得る(ステップS104)。なお、入力色Cin(i)のRGB信号(Rin(i),Gin(i),Bin(i))は、各々のカラーパッチPiに相当する領域から抽出された平均値である。また、ステップS104で得られる18色の有彩色カラーパッチPi(i=1、2、…、18)の入力色Cin(i)のRGB信号(Rin(i),Gin(i),Bin(i))は、グレー階調補正およびホワイトバランス補正が施され、γ=1.0で正規化されたものである。
一方、ステップS106では、カラーパッチP1〜P18の測色信号(RGB信号)が色変換マトリクス算出装置34に入力される。そしてステップS108において、ステップS106で入力された18色の測色信号がカラーパッチPiの目標色Cme(i)のRGB信号(Rme(i),Gme(i),Bme(i))に設定される。
ステップS110では、ステップS104で得られた18色の入力色Cin(i)のRGB信号(Rin(i),Gin(i),Bin(i))(i=1、2、…、18)を、RGB→XYZ→L***変換((3)式および(4)式)によりL***信号(L*in(i),a*in(i),b*in(i))に変換する。同様に、ステップS108で得られた18色の目標色Cme(i)のRGB信号(Rme(i),Gme(i),Bme(i))(i=1、2、…、18)をL***信号(L*me(i),a*me(i),b*me(i))に変換する。
ステップS111では、ステップS112〜S126における減衰最小自乗法を用いた色変換マトリクスMの最適化における出発点に適正な初期値を与えるために遺伝的アルゴリズムを用いて出発点の初期値が計算される。
ステップS112では、ステップS111の遺伝的アルゴリズムで得られた1つの解が、出発点m10〜m90の初期値として設定される。ステップS114では、上述した減衰最小自乗法の正規方程式(10)式により出発点から解への移動量Δm1〜Δm9が求められ、これに基づきマトリクス要素m1〜m9の近似解が得られる。ステップS116では、解が収束しているか否か、すなわち、本実施形態ではLab色差ΔE1〜ΔE18の2乗和が許容誤差以下に収まるか否かが判定される。解が収束していると判定されればステップS114で得られたマトリクス要素miの値を最適解として色変換マトリクス算出装置34のメモリ(図示せず)に一時的に保存してステップS124に進む。一方、ステップS116で解に収束していないと判定されると、ステップS120においてステップS114の計算回数が10回を超えていないか否かが判定され、超えていなければステップS122において出発点mi0の値が現在のmiの値により更新され、ステップS114に戻る。なお、ステップS114の計算回数が10回を超えると、ステップS120からステップS124に進む。なお、ここでは4〜5回計算すればほぼ解が略収束すると予測しているため、ステップS114が繰返される回数はステップS120において10回に制限されているが、特に回数は制限されるものではない。
ステップS114〜ステップS122の減衰最小二乗法の最適化計算によって得られる最適解は、ステップS112で定められた出発点m10〜m90の初期値に依存する。このため、本実施形態では、ステップS111の遺伝的アルゴリズムにおいて求められた複数の解を順次減衰最小二乗法の初期値として設定して計算を行なう。これは例えば、遺伝的アルゴリズムにおいて得られた最終的な50組の解に対しても行なってもよいし、適応度の高い数組に対してのみ行ってもよい。ステップS124では、全ての初期値として用いられるの解の組合せについて最適化計算が終了したか否かが判定され、終了していない場合にはステップS112に戻って、未だ用いられていない組の初期値が設定され、最適化計算が行われる。全ての初期値の組合せについて最適化計算が終了したと判定されるとステップS126に進み、メモリには18色分の色差ΔE1〜ΔE18の2乗和が許容誤差以下となる条件を満たすマトリクス要素m1〜m9の解の組が複数保存される。
ステップS126では、複数のマトリクス要素m1〜m9の解の中から最適解を選出する。具体的には、得られた解の組合せをマトリクス要素とする色変換マトリクスMを入力色Cin(1)〜Cin(18)に作用させて得られる補正色Ces(1)〜Ces(18)と、目標色Cme(1)〜Cme(18)との色相角差Δθ1〜Δθ18の2乗和が最も小さいという条件を満たす解が選出される。従って、ステップS126で得られたマトリクス要素m1〜m9は、マクベスカラーチャート40の18色分について、色差ΔE1〜ΔE18の2乗和を許容誤差以下にし、なおかつ色相角差Δθ1〜Δθ18の2乗和を最も小さくする値である。
なお最適解の選出条件としては、本実施形態に限定されず、目的に応じて変更してもよい。例えば、肌色等の特定色に関して色の一致度を優先させたい場合には、その特定色に関する補正色Cesと目標色Cmeとの色差が限りなく零に近い許容誤差以下であることを選出条件に加えればよい。
ステップS132〜S142では、得られた色相最適化マトリクスMの有効性が評価される。まず、ステップS132において、得られた解を色変換マトリクスMとして、入力色Cin(1)〜Cin(18)のRGB信号をそれぞれ色変換マトリクスMで変換することにより補正色Ces(1)〜Ces(18)のRGB信号(Res(1),Ges(1),Bes(1))〜(Res(18),Ges(18),Bes(18))を求め(上述の(1)式および(2)式を参照)、さらにステップS134において、(3)式および(4)式のRGB→XYZ→L***変換により、補正色Ces(1)〜Ces(18)のL***信号(L*es(1),a*es(1),b*es(1))〜(L*es(18),a*es(18),b*es(18))を求める。
そしてステップS136において、直前のステップS134で得られた補正色Ces(1)〜Ces(18)のL***信号(L*es(1),a*es(1),b*es(1))〜(L*es(18),a*es(18),b*es(18))と、ステップS110で得られた目標色Cme(1)〜Cme(18)のL***信号を(L*me(1),a*me(1),b*me(1))〜(L*me(18),a*me(18),b*me(18))とに基づいて、上述の(11)式により色相角差Δθ1〜Δθ18をそれぞれ求め、その2乗和である色相誤差Heを下記の(14)式により求める。
Figure 2005079834
ステップS138では、色相誤差Heが許容値α以下であるか否かが判定され、色相誤差Heが許容値αを超えた場合はステップS108に戻り、目標色Cme(1)〜Cme(18)のRGB信号のいずれかを変更して新たに色変換マトリクスMを求める。なお、ステップS108に戻って目標色Cme(1)〜Cme(18)のRGB信号を再設定する際は、色相の変化が僅かとなるように、即ちモニタ装置30における再現色の色味が被写体本来の色と変わらないように、各値が定められることが必要である。
ステップS138において色相誤差Heが許容値α以下であると判定された場合には、入力色Cinを目標色Cmeに対して色相に関して高精度に近似できる色変換マトリクスMが得られたと見做され、ステップS140において色変換マトリクスMの係数が現在の値に確定し、ステップS142において色変換マトリクス算出装置34からデジタルカメラ10へ色変換マトリクスMの係数データを転送してメモリ22に書き込んで終了する。
以上のように求められた色変換マトリクスMをデジタルカメラ10の色補正処理で用いると、測色信号に忠実な色再現ができるsRGB信号を得ることができ、モニタ装置30の画面に被写体本来の色に極めて近い色味で被写体像を表示できる。
このように、本実施形態では色補正に用いる色変換マトリクスMを遺伝的アルゴリズム及び減衰最小自乗法によって求めている。すなわち遺伝的アルゴリズムにより求められた値を減衰最小自乗法の出発点の初期値を設定することにより、初期値の適正化が図られ、減衰最小二乗法における最適化において局所解に陥ることが防止されるとともに、計算時間を短縮することが可能となる。
なお、画像入力装置としては本実施形態のデジタルカメラ10の他、デジタルビデオカメラ、スキャナ、電子内視鏡等であってもよい。また、本実施形態では色変換マトリクス算出装置34をデジタルカメラ10と別体にしているが、デジタルカメラ10に色変換マトリクス算出機能を搭載してもよい。またさらに、色変換マトリクスを算出するとともに色補正できる画像処理ソフトウェアとしてパーソナルコンピュータにインストールし、デジタルカメラ10から出力されたRAWデータをパーソナルコンピュータで色補正できるように構成してもよい。
本実施形態では、撮像系で得られたRGB信号をsRGB規格に合わせて色補正する色変換マトリクスを求めているが、本発明のマトリクス算出方法は特に色補正を目的とする色変換マトリクスの算出に限定されない。例えば異なる色空間の色信号を相互変換する(RGB信号をXYZ信号や印刷のためのCMYK信号に変換する、補色のCMY信号をRGB信号に変換する等)ための色変換マトリクスの算出にも適用できる。
また、本実施形態では、色の一致度がLab空間において評価されたが、他の色空間を用いて色の一致度を評価してもよい。
なお、本実施形態では、局所解に陥る最適化手法として減衰最小二乗法を例に挙げたが、例えば勾配法など、局所解に陥りやすい他の最適化手法との組み合わせも可能である。
本発明の色変換マトリクス算出方法および色変換方法の実施形態を示す図であって、色変換を行うデジタルカメラと、色変換マトリクスを算出する色変換マトリクス算出装置とを示すブロック図である。 色変換マトリクス算出の原理を示す図であって、所定の色に関してLab色空間における変換前の入力色と変換すべき目標色との位置を示す図である。 色変換マトリクス算出処理の処理流れおよび各種色信号の関係を模式的に示すブロック図である。 色変換マトリクス算出処理を示すフローチャートの第1の部分である。 色変換マトリクス算出処理を示すフローチャートの第2の部分である。 色変換マトリクス算出処理を示すフローチャートの最後の部分である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
20 デジタル信号処理回路
30 モニタ装置
34 色変換マトリクス算出装置
40 カラーチャート

Claims (9)

  1. 第1色空間における入力色を第2色空間における補正色に変換する色変換マトリクスを算出する色変換マトリクス算出方法であって、
    複数の基準色の各々に対応する前記入力色に前記マトリクス変換を施して得られる補正色を、前記基準色の各々対応して設定される前記第2色空間の目標色に適合するように、前記色変換マトリクスを最適化するマトリクス最適化ステップと、
    前記複数の基準色の各々に対応して得られる前記入力色と前記目標色とに基づいて、遺伝的アルゴリズムにより前記マトリクス最適化ステップの初期値を算出する遺伝的アルゴリズム最適化ステップと
    を備えることを特徴とする色変換マトリクス算出方法。
  2. 前記マトリクス最適化ステップが減衰最小自乗法であることを特徴とする請求項1に記載の色変換マトリクス算出方法。
  3. 前記第1色空間が撮像系で得られる原色RGB信号に対応し、前記第2色空間がsRGB信号に対応することを特徴とする請求項1に記載の色変換マトリクス算出方法。
  4. 前記補正色と前記目標色との間の一致度を第3色空間において評価することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の色変換マトリクス算出方法。
  5. 前記第3色空間が均等色空間であることを特徴とする請求項4に記載の色変換マトリクス算出方法。
  6. 前記基準色が、複数のカラーパッチにより提供され、前記基準色に対応した入力色が前記カラーパッチを所定の照明条件下で撮像することにより得られることを特徴とする請求項1に記載の色変換マトリクス算出方法。
  7. 前記基準色が、複数のカラーパッチにより提供され、前記目標色が前記カラーパッチを所定の照明条件下で測色することにより得られることを特徴とする請求項1に記載の色変換マトリクス算出方法。
  8. 第1色空間における入力色を第2色空間における補正色に変換する色変換マトリクスを算出するためのプログラムであって、コンピュータに、
    複数の基準色の各々に対応する前記入力色に前記マトリクス変換を施して得られる補正色を、前記基準色の各々対応して設定される前記第2色空間の目標色に適合するように、前記色変換マトリクスを最適化するマトリクス最適化処理と、
    前記複数の基準色の各々に対応して得られる前記入力色と前記目標色とに基づいて、遺伝的アルゴリズムにより前記マトリクス最適化処理における初期値を算出する遺伝的アルゴリズム最適化処理と
    を実行させることを特徴とする色変換マトリクス算出プログラム。
  9. 第1色空間における入力色を第2色空間における補正色に変換する色変換マトリクスを備えた画像信号処理装置であって、
    複数の基準色の各々に対応する前記入力色に前記マトリクス変換を施して得られる補正色を、前記基準色の各々対応して設定される前記第2色空間の目標色に適合するように、前記色変換マトリクスを最適化するマトリクス最適化手段と、
    前記複数の基準色の各々に対応して得られる前記入力色と前記目標色とに基づいて、遺伝的アルゴリズムにより前記マトリクス最適化手段における初期値を算出する遺伝的アルゴリズム最適化手段と
    を備えることを特徴とする画像信号処理装置。

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