JP2005078747A - 光学的情報記録再生装置及びこれに搭載する光ピックアップ - Google Patents

光学的情報記録再生装置及びこれに搭載する光ピックアップ Download PDF

Info

Publication number
JP2005078747A
JP2005078747A JP2003310241A JP2003310241A JP2005078747A JP 2005078747 A JP2005078747 A JP 2005078747A JP 2003310241 A JP2003310241 A JP 2003310241A JP 2003310241 A JP2003310241 A JP 2003310241A JP 2005078747 A JP2005078747 A JP 2005078747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplitude
signal
focus error
focus
information recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003310241A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Kawamura
友人 川村
Katsuhiko Izumi
克彦 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Media Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2003310241A priority Critical patent/JP2005078747A/ja
Publication of JP2005078747A publication Critical patent/JP2005078747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 光ディスク種別毎のトラック間隔に依存せずに、常に高精度なフォーカス誤差信号を検出すること。
【解決手段】 光ディスクの信号を検出又は記録する光ピックアップと、検出信号から複数のフォーカス誤差信号を生成するサーボ信号生成回路050と、を備えた光ディスク装置において、光ディスクの合焦点状態における複数のフォーカス誤差信号M、D、SFESの振幅を各々検出する振幅信号処理回路051と、各々検出された振幅の比較結果を制御出力とするコントロール回路053と、振幅信号処理回路から出力された複数のフォーカス誤差信号の中から1つのフォーカス誤差信号を出力するように切り替えるサーボ信号切り替え回路052と、を有し、コントロール回路は検出された振幅が最小のものを制御出力とすることによって、サーボ信号切り替え回路から振幅最小のフォーカス誤差信号を選択して出力すること。
【選択図】図5

Description

本発明は、光学的情報記録媒体(以下、光ディスクと記す)の光学的情報記録再生装置(以下光ディスク装置と記す)およびそれに搭載する光ピックアップに係り、特に、案内溝(以下、トラックと記す)の間隔が異なる光ディスクの位置制御に関するものである。
光ディスク上に記録された情報信号を再生するためには、高速に回転する光ディスクの面ぶれと偏心に対して光ビームを正確に追従しなければならない。光ディスクの偏心に対して光ビームを追従させるには、トラック誤差信号(以下、TESと記す)と、光ディスクの面ぶれに対して光ビームを追従させるにはフォーカス誤差信号(以下、FESと記す)と、を検出する必要がある。
さて、記録型の光ディスクに対応した光ピックアップでは、TESの検出にDPP法(Differential Push Pull)、FESの検出に非点収差法を用いるのが最も一般的である。
このDPP法(例えば、特許文献1を参照)は、回折格子により1本のメインビームと、2本のサブビームの3本に分岐された各ビームを対物レンズにより光ディスク上に各々集光し、光ディスク上のメインビームの照射位置に対し2本のサブビームの照射位置を光ディスク半径方向に各々略±1/2トラック間隔開けて配置し、光ディスクから反射した3本のビームを夫々一対の2分岐された受光領域から各プッシュプル信号を検出し、メインビームから生成されるプッシュプル信号(以下、MPPと記す)と、2本のサブビームから各々生成されるプッシュプル信号を加算した信号(以下、SPPと記す)との差からTESを生成する検出法である。
また、非点収差法はメインビームに与えられた非点収差を田の字型に4分岐された受光領域の対角成分の差を取ることによりFESを生成する検出法である。
しかし、この非点収差法は、光ディスク上に照射される光スポットが光ディスクの記録トラックをよぎる際にノイズが発生しやすいという課題がある。このノイズのことを以下では、漏れ込みと記す。この漏れ込みは、特にDVD−RAMなどに代表されるランドグルーブ型の光ディスクにおいて顕著に発生する。これは、ランドグルーブ型の光ディスクでは、光ディスクに設けられているトラック(グルーブ)の幅とトラック間(ランド)の幅がほぼ等しく、また、トラックの溝深さが再生用レーザ光の波長(650nm)に対して1/6〜1/7程度に設定されているため、トラックによる回折によって生じるプッシュプル信号の振幅が大きくなることが主な原因である。
これに対して、TESの検出にDPP法、FESの検出に差動非点収差法(以下、DAD法と記す)を併用した光ピックアップが提案されている(例えば、特許文献2を参照)。このDAD法はメインビームから非点収差法にて検出するFES(以下、M−FESと記す)と、サブビームから非点収差法にて検出するFES(以下、S−FESと記す)への漏れ込みの位相差が180度であることを利用し、M−FESとS−FESの和をとることで、漏れ込みを除去する方法である。尚、DAD法にて検出したFESのことをD−FESと記す。
また、TESの検出にプッシュプル法、FESの検出にS−FES用いる検出法(以下、SAD法と記す)を併用した光ピックアップが提案されている(例えば、特許文献3を参照)。このSAD法は、回折格子により1本のメインビームと、2本のサブビームの3本に分岐された各ビームを対物レンズにより光ディスク上に各々集光し、光ディスク上のメインビームの照射位置に対し2本のサブビームの照射位置を光ディスク半径方向に各々略±1/4トラック間隔開け配置し、光ディスクから反射した2本のサブビームの和からFESを検出する方法である。
SAD法では、DPP法と異なりメインビームと2本のサブビームの照射位置を光ディスク半径方向に各々略±1/4トラック間隔開けて配置するため、FESに漏れ込みが発生しないことを利用している。
特公平4−34212号公報(第7項、第8図) 特開平4−168631(第4項、第1図) 特開平10−64104(第10項、第11図)
近年大容量の情報メディアとして急速に普及しているDVDのうち、記録型DVDは、DVD−R/RW(トラック間隔=0.74μm)、DVD−RAM1(トラック間隔=1.48μm)などトラック間隔の異なる規格が乱立している。このため、1台の装置でこれらトラック間隔の異なる複数の光ディスクに対応した光ディスク装置ならびにそれに搭載する光ピックアップが強く求められている。
ところが、上述した特許文献2に示す光ピックアップでは下記に示すような課題が生じる。DPP法は、例えばトラック間隔0.74μmのDVD−Rを想定した場合、光ディスク上の0次回折光ビームの照射位置に対し、メインビームと2本のサブビームのトラックに直交する方向の照射位置を各々略1/2トラック間隔、すなわち0.37μmを開け配置するため、トラック間隔1.48μmのDVD―RAM1にとっては、光ディスク上のメインビームの照射位置に対し2本のサブビームのトラックに直交する方向の照射位置が各々略1/4トラック間隔になってしまう。このため、SPPの振幅がほぼ0になることにより、S−FESには漏れ込みがなくなり、M−FESの漏れ込みをキャンセルできなくなるという課題がある。
また、上述した特許文献3に示す光ピックアップでは下記に示すような課題が生じる。プッシュプル法は、トラック間隔0.74μmのDVD−Rのように対物レンズ並進により発生するオフセットが大きい光ディスクには対応できないという課題がある。また、SAD法は、例えばトラック間隔1.48μmのDVD−RAM1を想定した場合、光ディスク上のメインビームの照射位置に対し2本のサブビームのトラックに直交する方向の照射位置を各々略1/4トラック間隔、すなわち0.37μmを開け配置するため、トラック間隔0.74μmのDVD―R/RWにとっては、光ディスク上のメインビームの照射位置に対し2本のサブビームのトラックに直交する方向の照射位置が各々略1/2トラック間隔になってしまう。このため、FESには漏れ込みが発生してしまうという課題がある。
このように、先述した従来の光ピックアップでは、トラック間隔の異なる複数の光ディスクから漏れ込みの無い高精度なFESを1台の装置で検出することが困難であった。
本発明の目的は、上述したような課題に鑑みなされたもので、DVD−R/RWやDVD−RAMなどの異なるトラック間隔に依存せず、FESの漏れ込みをキャンセルできる低コストな光ディスク装置およびそれに搭載する光ピックアップを提供することある。
前記課題を解決するために、本発明は次のような構成を採用する。
光学的情報記録媒体からの信号を検出または光学的情報記録媒体に信号を記録する光ピックアップと、前記光ピックアップが検出した検出信号から複数のフォーカス誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、を備えた光学的情報記録再生装置において、
前記光学的情報記録媒体の合焦点位置に引き込まれた状態における前記複数のフォーカス誤差信号に残留しているノイズ成分の振幅を各々検出する振幅信号処理回路と、前記振幅信号処理回路で各々検出された前記振幅の比較結果を制御出力とするコントロール回路と、前記振幅信号処理回路から出力された前記複数のフォーカス誤差信号の中から1つのフォーカス誤差信号を出力するように切り替えるサーボ信号切り替え回路と、を有し、
前記コントロール回路の制御出力によって前記サーボ信号切り替え回路から1つのフォーカス誤差信号を選択して出力する構成とする。
また、前記光学的情報記録再生装置において、前記コントロール回路は前記検出された振幅が最小のものを制御出力とすることによって、前記サーボ信号切り替え回路から振幅最小のフォーカス誤差信号を選択して出力する構成とする。
また、光学的情報記録媒体からの信号を検出または光学的情報記録媒体に信号を記録する光ピックアップと、前記光ピックアップが検出した検出信号から複数のフォーカス誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、を備えた光学的情報記録再生装置において、
前記光学的情報記録媒体の合焦点位置に引き込む以前における前記複数のフォーカス誤差信号の振幅であるフォーカスオフ振幅を各々検出する比較振幅信号処理回路と、前記光学的情報記録媒体の合焦点位置に引き込まれた状態における前記複数のフォーカス誤差信号に残留しているノイズ成分の振幅であるフォーカスオン振幅を各々検出する振幅信号処理回路と、前記フォーカスオフ振幅と前記フォーカスオン振幅を入力としこれらの振幅を比較するコントロール回路と、前記振幅信号処理回路から出力された前記複数のフォーカス誤差信号の中から1つのフォーカス誤差信号を出力するように切り替えるサーボ信号切り替え回路と、を有し、
前記コントロール回路は、前記サーボ信号生成回路から適宜の1つのフォーカス誤差信号を選択して前記比較振幅信号処理回路に導き、前記選択されたフォーカス誤差信号のフォーカスオフ振幅とフォーカスオン振幅とを比較し比較結果に基づいて前記サーボ信号切り替え回路から前記選択されたフォーカス誤差信号を出力するか否かを制御する構成とする。
また、前記光学的情報記録再生装置において、前記コントロール回路は、前記フォーカスオン振幅が前記フォーカスオフ振幅の所定割合値よりも小さい場合に、当該フォーカス誤差信号を前記サーボ信号切り替え回路から出力し、大きい場合には、前記複数のフォーカス誤差信号の中の他の1つのフォーカス誤差信号を前記比較振幅信号処理回路に導く構成とする。
また、前記光学的情報記録再生装置に搭載される光ピックアップであって、
前記光ピックアップは、レーザ光源と、前記レーザ光源から出射した光ビームをメインビームとサブビームの少なくとも2本の光ビームに分岐する回折格子と、前記2本の光ビームを光学的情報記録媒体内の所定の記録面に各々独立に集光する対物レンズと、前記2本の光ビームの前記光学的情報記録媒体からの反射光ビームに所定の非点収差を与える光学部品と、前記2本の光ビームの前記光学的情報記録媒体からの2本の反射光ビームを各々受光する少なくとも2個の受光領域をもつ光検出器と、を備え、
前記メインビームとサブビームを受光する前記光検出器の各受光領域からそれぞれ非点収差法によるフォーカス誤差信号に必要な検出信号を出力する構成とする。
このような構成を採用することによって、DVD−R/RWやDVD−RAMなどの異なるトラック間隔に影響されずにFESの漏れ込みを打ち消して高精度なFESを検出することができる。
本発明の光ピックアップでは、従来の低コストな光ピックアップの光学系構成を踏襲したまま、回路構成にFESの比較および切り替えの処理機能を持たせることで、DVD−R/RWやDVD−RAMなどの異なるトラック間隔に依存せず、漏れ込みがキャンセルされた高精度なFESが検出できる光ディスク装置およびそれを用いた光ピックアップを実現できる。
本発明の実施形態に係る光学的情報記録再生装置(光ディスク装置)について、図面を参照しながら以下説明する。まず、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置を図1〜図9を用いて説明するが、最初に、DVD−R/RW(トラック間隔0.74μm)、DVD−RAM1(トラック間隔1.48μm)、DVD−RAM2(トラック間隔1.23μm)のようにトラック間隔の異なる光ディスクの記録または再生に対応したマルチ光ディスク装置について説明する。
図1は第1の実施形態に係る光ディスク装置に搭載する光ピックアップの光学系の構成を示す図である。図1における光ピックアップ200の光学系について説明すると、図1の1点鎖線010は光ビームの光路を示したものである。半導体レーザ001からは、波長約660nmの光ビームが発散光として出射される。複数の規格が混在しているDVDでは、波長660nm帯の半導体レーザを用いるのが一般的である。半導体レーザ001から出射した光ビームは回折格子002に入射する。回折格子002により光ビームは3本に分岐される。回折格子002を透過した光ビームはハーフミラー003を反射し、コリメートレンズ004により略平行な光ビームに変換される。
コリメートレンズ004を出射した光ビームは、アクチュエータ006に搭載された対物レンズ005により光ディスク007上に各々集光され、光ディスク007上に3個の光スポットを形成する。光ディスク007により光ビームは反射され、対物レンズ005、コリメートレンズ004、ハーフミラー003、検出レンズ008を透過し、光検出器009に到達する。光ビームにはハーフミラー003を透過するとき非点収差が与えられ、FESの検出に使用される。検出レンズ008は非点収差の方向を任意の方向に回転させると同時に光検出器009上での光スポットの大きさを決める働きがある。光検出器009に導かれた光ビームは、光ディスク007上に記録されている情報信号の検出と、TESおよびFESなど光ディスク上に集光された光スポットの位置制御信号の検出に使用される。
図2は光ディスク上の光スポットの配置を示す図である。記録型の光ディスクはグルーブ020とランド021から構成される。各規格の記録型DVDは記録トラックや、光ディスク容量によってトラック間隔が異なっており、図に示すようにDVD−R/RWは0.74μm、DVD−RAM1は1.48μm、DVD−RAM2は、1.23μmとなっている。
回折格子2により分岐されたメインビームと2本のサブビームは各々光ディスク上に集光され、各々光ディスク007上にメインスポット022と2個のサブスポット023、024を形成する。図2に示すようにメインスポット022とサブスポット023、024は光ディスク半径方向に各々略0.37μmずらして配置する。0.37μmは、DVD−R/RWにとって略1/2トラック間隔、DVD−RAM1にとって略1/4トラック間隔、DVD−RAM2にとって略3/10トラック間隔に相当するものである。
図3は光検出器から信号処理にてサーボ信号の生成方法の概略を示す図である。光検出器009は田の字型に4分岐された3個の受光領域030、031、032から構成されており、受光領域030の各検出面A、B、C、Dと、受光領域031の各検出面E1、E2、E3、E4と、受光領域032の各検出面はF1、F2、F3、F4はそれぞれ独立に信号を検出することができる。
受光領域030、031、032には、メインビームと2本のサブビームが光ディスク007を各々反射して各々形成されるメインスポット033と2個のサブスポット034、035が照射される。
FESは光検出器の対角成分の出力信号差からハーフミラー003により与えられた非点収差を検出することで生成することができる。ここで、メインスポットから得られるFESをM−FESとし、2個のサブスポットから得られるFESの和をS−FESとし、DAD法によるFESをD−FESとすると、D−FESは、M−FESとS−FESの和を取ることで検出される。すなわち、M−FES、S−FES、D−FESは光検出器009の各検出面からサーボ信号生成回路050により数1〜数3の演算を施され生成される。
ここで、Aなどは検出面Aから生成される電圧信号、また、EF1などはE1とF1を加算された電圧信号を示すものとする。なお、kは補正係数である。
(数1) <M−FES>=(A+C)−(B+D)
(数2) <S−FES>=k・{(EF1+EF3)−(EF2+EF4)}
(数3) <D−FES>=<M−FES>+<S−FES>
また、光スポットは光ディスクのトラックにより回折されており、2分割の光検出器の差出力をとることにより、光ディスクの偏心に対するプッシュプル信号が得られる。DPP法のTESはメインスポットから得られるプッシュプル成分をMPP、2個のサブスポットから得られる2個のプッシュプル信号を加算した信号をSPPとすると、MPPとSPPの差から検出される。すなわち、MPP、SPP、TESは、光検出器009の各検出面からサーボ信号生成回路050により光検出器の各検出面から数4〜数6の演算により生成される。
(数4)MPP=(A+D)−(B+C)
(数5)SPP=k・{(EF1+EF4)−(EF2+EF3)}
(数6)TES(DPP)=MPP−SPP
また、出力信号A、B、C、Dには位相差検出回路054が接続されており、この回路によっていわゆる位相差検出方式(ディファレンシャル・フェーズ・ディテクション方式)による光ディスク上の光スポットのTESも検出されるようになっている。なお、この位相差検出方式については、既に公知の技術なので、詳細な説明は省略する。DVD−ROMか、それ以外の光ディスクかを判断し、DVD−ROMならDPD法、それ以外の光ディスクならDPP法を選択する。
また、本発明では、TESおよびFESを検出するため、内部で結線する光検出器を想定したが、必要な信号が得られるならば、どのように内部で、結線しても構わない。
図4はフォーカス誤差信号を示す図である。(A)は合焦点位置に引き込む前の状態(以下、フォーカスOFFと記す)のFES、(B)は合焦点位置に引き込んだ状態(以下、フォーカスONと記す)のFESを示す。ここでZ方向はディスクに垂直な方向に相当する。
フォーカスOFFの場合、光ディスクの面ぶれに対して(A)に示すようなFES040が検出される。このFES040の合焦点位置付近にはFESが乱れる漏れ込みが発生する(合焦点位置付近でのギザギザ波形が漏れ込み現象を示している)。このため、フォーカスONにした時、FES041に漏れ込みが残留する。FES040の振幅P1すなわちフォーカスOFF時の振幅のことを以下においては振幅OFF、FES041の振幅P2すなわちフォーカスON時の振幅のことを以下においては振幅ONと記す(フォーカスONのときに、(A)のギザギザ波形が(B)の振幅ON即ちP2の波形で残ることとなる)。
図5は第1の実施形態におけるFESの切り替えの概要を示す図である。図5において、サーボ信号生成回路050にて生成されたM−FES、S−FES、D−FESは、振幅信号処理回路051に導かれる。振幅信号処理回路051は、フォーカスON時におけるM−FES、S−FES、D−FES各々の振幅ON(図4のP2)を検出する。M−FES、S−FES、D−FESはトラック間隔によりFESへの漏れ込みが大きい場合、漏れ込みが小さい場合、によりその振幅ONが変化することになる。振幅信号処理回路051にて検出された各振幅ONの信号はコントロール回路053に導かれる。コントロール回路053では各振幅ONの大小を比較し、そのうち最も振幅ONの小さいものをコントロール回路053が選択しサーボ信号切り替え回路052を動作させる。このようにすることで最も漏れ込みの少ないFES信号を検出することができる。
図6はフォーカスON時のM−FES、S−FES、D−FESをトラック間隔の異なる光ディスクごとに記載したものである。図6において、DVD−ROMはトラックが無いため、M−FES070、S−FES071、D−FES072に漏れ込みがなく振幅ONはほぼ0になる。コントロール回路053では、M−FES、S−FES、D−FESの振幅ONが等しい場合、優先順位としてM−FES、D−FES、S−FESと決めており、M−FES070が選択されるようにサーボ信号切り替え回路052を動作させる。
DVD−R/RW(トラック間隔=0.74μm)の場合、サブスポットがメインスポットに対し1/2トラック(0.37μm)だけずれているため、M−FES073とS−FES074には位相が反転した漏れ込みが発生するため、その和を取ったD−FES075からは漏れ込みのキャンセルされた信号が得られる。コントロール回路053は最も振幅ONの小さいD−FES075が選択されるようにサーボ信号切り替え回路052を動作させる。
DVD−RAM1(トラック間隔=1.48μm)の場合、サブスポットがメインスポットに対し1/4トラック(0.37μm)だけずれているため、M−FES076に対し、S−FES077には漏れ込みがほとんど無い信号が得られる。D−FES078はM−FES076の漏れ込みがそのまま残る。このため、コントロール回路053は最も振幅ONの小さいS−FES077が選択されるようにサーボ信号切り替え回路052を動作させる。
DVD−RAM2(トラック間隔=1.23μm)の場合、サブスポットがメインスポットに対し略3/10トラック間隔(0.37μm)だけずれているため、M−FES079、S−FES080、D−FES081に漏れ込みが発生するが、S−FES080にはM−FES079に対して1/4程度の漏れ込みだけに抑えられる。このため、コントロール回路053は最も振幅ONの小さいS−FES080が選択されるようにサーボ信号切り替え回路052を動作させる。M−FES、D−FESよりも漏れ込みの影響を除去することが出来る。
このように常に最も漏れ込みの影響が少ない信号を選択することにより高精度なフォーカスサーボを実現できる。
図7は、MPP、SPP、TES(DPP)信号(数4〜数6を参照)をトラック間隔の異なる光ディスクごとに記載したものである。図7において、DVD−R/RW(トラック間隔=0.74μm)の場合、サブスポットがメインスポットに対し1/2トラック(0.37μm)だけずれており、MPP100とSPP102は位相が反転しているため、その差を取ったTES103は、振幅が2倍になり、対物レンズシフトによるオフセットδ1をキャンセルされたものになる。尚、サブスポットがメインに対して1/2トラックずれているため、通常のDPP法と同じ検出信号が得られる。
DVD−RAM1(トラック間隔=1.48μm)の場合、サブスポットがメインスポットに対し1/4トラック(0.37μm)だけずれているため、SPP105にはその振幅がほとんどなくなってしまう。しかし振幅はなくなってしまうが、SPP105にはMPP104と同じだけオフセットδ2が発生するため、TES106はMPP104からオフセットδ2だけ除去された信号となる。
DVD−RAM2(トラック間隔=1.23μm)の場合、サブスポットがメインスポットに対し略3/10トラック間隔(0.37μm)だけずれているため、SPP108の振幅が小さくなってしまうが、RAM1同様にMPP107からオフセットがキャンセルされたTES109が検出できる。
このようにトラック間隔の異なる光ディスクからオフセットを除去したTESが検出できる。以上説明してきたように、本発明の検出法を用いることで、トラック間隔の異なる光ディスクにおいても、1台の装置で高精度なTESとFESを検出することができる。
図8はサブスポット位置に対するTES相対振幅をトラック間隔の異なる光ディスクごとに計算したものである。横軸はメインスポット位置に対してサブスポットの半径方向のずれ量を表し、縦軸はTES相対振幅を示す。TES相対振幅は光ディスク上のメインスポット位置に対してサブスポット位置が0.37μmの位置にある場合の振幅値を1とした。
光ピックアップの部品組み立ての誤差などによりサブスポット位置がずれた場合のTESの振幅変動量は中心値から±20%まで一般的に許容されている。サブスポット位置は0.37μm位置を中心に用いるため、DVD−RAM1(トラック間隔=1.48μm)120では、TES振幅変動量±20%以内で使用するには0.33μmないし0.41μmの範囲内に抑える必要がある。
DVD−RAM2(トラック間隔=1.23μm)121では、TES振幅変動量±20%以内で使用するには0.29μmないし0.45μmの範囲内に抑える必要がある。
DVD−R/RW(トラック間隔=0.74μm)122では、TES振幅変動量±20%以内で使用するには0.29μmないし0.48μmの範囲内に抑える必要がある。
最も振幅変動の大きいDVD−RAM1に基づいて、メインスポットとサブスポットの半径方向のずれ量は0.33μmないし0.41μmの範囲内に抑えなければならない。
図9に記録および再生用の光ディスク装置の概略ブロック図を示す。光ピックアップ200から検出された信号は信号処理回路内のサーボ信号生成回路050および情報信号再生回路202に送られる。サーボ信号生成回路050では、これら検出信号から各光ディスクのM−FES、S−FES、D−FES、およびTESが生成され、振幅信号処理回路051、サーボ信号切り替え回路052、アクチュエータ駆動回路203を経て光ピックアップ200内の対物レンズアクチュエータを駆動し、対物レンズの位置制御を行う。振幅信号処理回路051では、M−FES、S−FES、D−FESの振幅ONが検出され、その信号がコントロール回路053に送られる。コントロール回路053では、振幅ONが最も小さいFESが出力されるようサーボ信号切り替え回路052の制御が行われる。また、情報信号再生回路202では前記検出信号から光ディスク007に記録された情報信号が再生され、その情報信号は情報信号出力端子211へ出力される。
また、記録情報が記録情報入力端子212から入力されると、記録情報信号変換回路207で所定のレーザ駆動用記録信号に変換される。このレーザ駆動用記録信号はコントロール回路053に送られ、レーザ光源点灯回路205を駆動させレーザパワー制御を行い、光ディスク007に記録信号を記録する。なお、このコントロール回路053にはアクセス制御回路208とスピンドルモータ駆動回路209が接続されており、それぞれ光ピックアップ200のアクセス方向の位置制御や光ディスク007のスピンドルモータ210の回転制御が行われる。
次に、図10を用いて、本発明の第2の実施形態に係る光ディスク装置について説明する。FESの切り替えの判断基準の手段が第1の実施形態と異なる。
図10は第2の実施形態におけるFESの切り替えの概要を示す図である。図10において、サーボ信号生成回路050にて生成されたM−FES、S−FES、D−FESのうち最初にM−FESが選択され、比較振幅信号処理回路250に導かれる。比較振幅信号処理回路250は、フォーカスOFF時におけるM−FESの振幅OFFを検出する。比較振幅信号処理回路250にて検出された振幅OFFの信号はコントロール回路053に送られる。
比較振幅信号処理回路250を経てM−FESは、振幅信号処理回路051に導かれる。振幅信号処理回路051は、フォーカスON時におけるM−FESの振幅ONを検出する。振幅信号処理回路051にて検出された振幅ONの信号はコントロール回路053に送られる。
FESの漏れ込み、すなわち振幅ONは、一般的に振幅OFFの10%以内が許容されている。このためコントロール回路053では、振幅OFFの10%の値P1と振幅ONの値P2とを比較し、P1>P2ならば、コントロール回路053は、M−FESを選択し、サーボ信号切り替え回路052を動作させFESの選択を終了する。しかしP1<P2ならば、コントロール回路053は、D−FESを選択し、サーボ信号切り替え回路052を動作させる。
そして、M−FESと同様に、比較振幅信号処理回路250にて検出される振幅OFFの信号P1と、振幅信号処理回路051にて検出される振幅ONの信号P2がコントロール回路053に送られる。また同様にP1>P2ならば、コントロール回路053は、D−FESを選択し、サーボ信号切り替え回路052を動作させFESの選択を終了する。しかし、P1<P2ならば、コントロール回路053は、S−FESを選択し、サーボ信号切り替え回路052を動作させFESの選択を終了する。
以上のように、本発明の第2の実施形態においては、順番を決めて使用するFES信号を判断するため、第1の実施形態のように全てのFES信号の振幅を検出する必要がなく、少ない信号処理で早くFESを選択することができる。また、第2の実施形態においては、M−FES、D−FES、S−FESの順番としたが、D−FES、S−FES、M−FESなどのようにどのような順番にしてもなんら構わない。
以上説明したように、本発明の実施形態は、次のような構成、機能乃至作用を奏するものを含むものである。即ち、光ディスクからの信号を検出または光ディスクに信号を記録する光ピックアップと、その光ピックアップが検出した検出信号から複数のフォーカス誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、を備えた光ディスク装置において、
光ディスクの合焦点位置に引き込まれた状態における複数のフォーカス誤差信号に残留しているノイズ成分の振幅を各々検出する振幅信号処理回路と、その振幅信号処理回路から検出した信号に基づき1個のフォーカス誤差信号を選択するコントロール回路と、複数のフォーカス誤差信号の中から1個のフォーカス誤差信号を出力するように切り替えるサーボ信号切り替え回路と、を備え、サーボ信号切り替え回路から出力されるフォーカス誤差信号はコントロール回路により選択されたフォーカス誤差信号とするものである。
また、前記光ディスク装置において、コントロール回路は、信号振幅処理回路から検出した信号が最小となるフォーカス誤差信号を選択するようにする。更に、前記光ディスク装置において、コントロール回路は、選択されたフォーカス誤差信号における振幅信号処理回路から検出した信号が所定の値を超えた場合に、他のフォーカス誤差信号を順次に選択するようにするものである。
また、上述した光ディスク装置に搭載される光ピックアップであって、レーザ光源と、そのレーザ光源から出射した光ビームをメインビームとサブビームの少なくとも2本の光ビームに分岐する回折格子と、2本の光ビームを光ディスク内の所定の記録面に各々独立に集光する対物レンズと、2本の光ビームの光ディスクからの反射光ビームに所定の非点収差を与える光学部品と、2本の光ビームの光ディスクからの2本の反射光ビームを各々受光する少なくとも2個の受光領域をもつ光検出器と、を備え、メインビームとサブビームを受光する光検出器の各受光領域からそれぞれ非点収差法によるフォーカス誤差信号に必要な検出信号を出力するものである。
また、前記光ピックアップを搭載する光ディスク装置であって、サーボ信号生成回路は、メインビームを受光する受光領域から検出した信号から所定の演算によって生成される非点収差法による第1のフォーカス誤差信号と、サブビームを受光する受光領域から検出した信号から所定の演算によって生成される非点収差法による第2のフォーカス誤差信号と、第1と第2のフォーカス誤差信号の和から生成される第3のフォーカス誤差信号の少なくとも3個のフォーカス誤差信号を生成するものである。
また、光ディスクからの信号を検出または光ディスクに信号を記録する光ピックアップと、その光ピックアップが検出した検出信号から第1及び第2及び第3のフォーカス誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、を備えた光ディスク装置において、前記光ディスクの合焦点位置に引き込まれた状態における3個のフォーカス誤差信号に残留しているノイズ成分の振幅を各々検出する振幅信号処理回路と、前記振幅信号処理回路から検出した信号に基づき1個のフォーカス誤差信号を選択するコントロール回路と、3個のフォーカス誤差信号の中から1個のフォーカス誤差信号を出力するように切り替えるサーボ信号切り替え回路と、を備え、前記コントロール回路は、信号振幅処理回路から検出した第1のフォーカス誤差信号が所定の値を超えた場合に第2のフォーカス誤差信号を選択するようにするものである。また、前記光ディスク装置であって、コントロール回路は、振幅信号処理回路から検出した第2のフォーカス誤差信号が所定の値を超えた場合に第3のフォーカス誤差信号を選択するようにするものである。
また、前記光ディスク装置であって、光ピックアップは、レーザ光源と、そのレーザ光源から出射した光ビームをメインビームとサブビームの少なくとも2本の光ビームに分岐する回折格子と、2本の光ビームを光ディスク内の所定の記録面に各々独立に集光する対物レンズと、2本の光ビームの光ディスクからの反射光ビームに所定の非点収差を与える光学部品と、2本の光ビームの光ディスクからの2本の反射光ビームを各々受光する少なくとも2個の受光領域をもつ光検出器と、を備え、光検出器のメインビームとサブビームを受光する受光領域から非点収差法によるフォーカス誤差信号に必要な信号を少なくとも出力し、
サーボ信号生成回路が生成する第1および第2および第3のフォーカス誤差信号は、メインビームを受光する受光領域から検出した信号から所定の演算によって生成される非点収差法によるフォーカス誤差信号と、サブビームを受光する受光領域から検出した信号から所定の演算によって生成される非点収差法によるフォーカス誤差信号と、それら2個のフォーカス誤差信号の和から生成されるフォーカス誤差信号と、から構成されるものである。
また、前記光ディスク装置であって、光ディスクにレーザ光を集光する対物レンズが光軸方向に移動した場合においてコントロール回路が選択したフォーカス誤差信号の振幅を検出する比較振幅信号処理回路を備え、コントロール回路がフォーカス誤差信号の切り替えを行う時の所定の値は比較振幅信号処理回路から検出された振幅値の略10%の値とするものである。また、上述したピックアップであって、前記メインビームの光ディスク上の照射位置に対し、前記サブビームの照射位置を前記光ディスクの情報記録列に直交する方向に0.33μmないし0.41μmの範囲内でずらして配置するものである。また、前記光ピックアップにおいて、光ピックアップは、波長が620nmないし680nmの範囲内であるレーザ光源を備えるものである。
本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置に搭載する光ピックアップの光学系の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に関する光ディスク上の光スポットの配置を示す図である。 本発明の第1の実施形態に関する光検出器からの信号処理でサーボ信号を生成する生成方法の概略を示す図である。 フォーカスオフ時とフォーカスオン時のフォーカス誤差信号の波形を示す図である。 第1の実施形態におけるFESの切り替えの概要構成を示す図である。 第1の実施形態におけるフォーカスON時のM−FES、S−FES、D−FESをトラック間隔の異なる光ディスクごとに示した図である。 第1の実施形態におけるMPP、SPP、TES(DPP)信号をトラック間隔の異なる光ディスクごとに示した図である。 第1の実施形態におけるサブスポット位置に対するTES相対振幅をトラック間隔の異なる光ディスクごとに計算した図である。 第1の実施形態における記録および再生用の光ディスク装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるFESの切り替えの概要構成を示す図である。
符号の説明
001 半導体レーザ
002 回折格子
003 ハーフミラー
004 コリメートレンズ
005 対物レンズ
006 アクチュエータ
007 光ディスク
008 検出レンズ
009 光検出器
050 サーボ信号生成回路
051 振幅信号処理回路
052 サーボ信号切り替え回路
053 コントロール回路
200 光ピックアップ
203 アクチュエータ駆動回路
209 スピンドルモータ駆動回路
210 スピンドルモータ
250 比較振幅信号処理回路

Claims (5)

  1. 光学的情報記録媒体からの信号を検出または光学的情報記録媒体に信号を記録する光ピックアップと、前記光ピックアップが検出した検出信号から複数のフォーカス誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、を備えた光学的情報記録再生装置において、
    前記光学的情報記録媒体の合焦点位置に引き込まれた状態における前記複数のフォーカス誤差信号に残留しているノイズ成分の振幅を各々検出する振幅信号処理回路と、前記振幅信号処理回路で各々検出された前記振幅の比較結果を制御出力とするコントロール回路と、前記振幅信号処理回路から出力された前記複数のフォーカス誤差信号の中から1つのフォーカス誤差信号を出力するように切り替えるサーボ信号切り替え回路と、を有し、
    前記コントロール回路の制御出力によって前記サーボ信号切り替え回路から1つのフォーカス誤差信号を選択して出力する
    ことを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  2. 請求項1において、前記コントロール回路は前記検出された振幅が最小のものを制御出力とすることによって、前記サーボ信号切り替え回路から振幅最小のフォーカス誤差信号を選択して出力することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  3. 光学的情報記録媒体からの信号を検出または光学的情報記録媒体に信号を記録する光ピックアップと、前記光ピックアップが検出した検出信号から複数のフォーカス誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、を備えた光学的情報記録再生装置において、
    前記光学的情報記録媒体の合焦点位置に引き込む以前における前記複数のフォーカス誤差信号の振幅であるフォーカスオフ振幅を各々検出する比較振幅信号処理回路と、前記光学的情報記録媒体の合焦点位置に引き込まれた状態における前記複数のフォーカス誤差信号に残留しているノイズ成分の振幅であるフォーカスオン振幅を各々検出する振幅信号処理回路と、前記フォーカスオフ振幅と前記フォーカスオン振幅を入力としこれらの振幅を比較するコントロール回路と、前記振幅信号処理回路から出力された前記複数のフォーカス誤差信号の中から1つのフォーカス誤差信号を出力するように切り替えるサーボ信号切り替え回路と、を有し、
    前記コントロール回路は、前記サーボ信号生成回路から適宜の1つのフォーカス誤差信号を選択して前記比較振幅信号処理回路に導き、前記選択されたフォーカス誤差信号のフォーカスオフ振幅とフォーカスオン振幅とを比較し比較結果に基づいて前記サーボ信号切り替え回路から前記選択されたフォーカス誤差信号を出力するか否かを制御する
    ことを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  4. 請求項3において、前記コントロール回路は、前記フォーカスオン振幅が前記フォーカスオフ振幅の所定割合値よりも小さい場合に、当該フォーカス誤差信号を前記サーボ信号切り替え回路から出力し、大きい場合には、前記複数のフォーカス誤差信号の中の他の1つのフォーカス誤差信号を前記比較振幅信号処理回路に導くことを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の光学的情報記録再生装置に搭載される光ピックアップであって、
    前記光ピックアップは、レーザ光源と、前記レーザ光源から出射した光ビームをメインビームとサブビームの少なくとも2本の光ビームに分岐する回折格子と、前記2本の光ビームを光学的情報記録媒体内の所定の記録面に各々独立に集光する対物レンズと、前記2本の光ビームの前記光学的情報記録媒体からの反射光ビームに所定の非点収差を与える光学部品と、前記2本の光ビームの前記光学的情報記録媒体からの2本の反射光ビームを各々受光する少なくとも2個の受光領域をもつ光検出器と、を備え、
    前記メインビームとサブビームを受光する前記光検出器の各受光領域からそれぞれ非点収差法によるフォーカス誤差信号に必要な検出信号を出力する
    ことを特徴とする光ピックアップ。
JP2003310241A 2003-09-02 2003-09-02 光学的情報記録再生装置及びこれに搭載する光ピックアップ Pending JP2005078747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003310241A JP2005078747A (ja) 2003-09-02 2003-09-02 光学的情報記録再生装置及びこれに搭載する光ピックアップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003310241A JP2005078747A (ja) 2003-09-02 2003-09-02 光学的情報記録再生装置及びこれに搭載する光ピックアップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005078747A true JP2005078747A (ja) 2005-03-24

Family

ID=34412171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003310241A Pending JP2005078747A (ja) 2003-09-02 2003-09-02 光学的情報記録再生装置及びこれに搭載する光ピックアップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005078747A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014207041A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 船井電機株式会社 光ピックアップ装置の調節方法、光ピックアップ装置、およびディスク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014207041A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 船井電機株式会社 光ピックアップ装置の調節方法、光ピックアップ装置、およびディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7706236B2 (en) Optical pickup and optical disc apparatus including a multi-section diffractive element
US7136344B2 (en) Optical head device and optical information recording/reproducing apparatus
US7940631B2 (en) Optical pickup device
KR100717020B1 (ko) 기록층의 두께 변화에 따른 구면 수차를 탐지하고 보상하는광픽업 장치
JP4106072B1 (ja) 光ピックアップ装置
US20060193219A1 (en) Diffraction grating, optical pickup device, and optical disk apparatus
JP3630638B2 (ja) 光ピックアップ用シーク方向検出信号の生成装置
KR100618990B1 (ko) 광픽업용 시크방향 검출 신호 생성장치
JP2005078747A (ja) 光学的情報記録再生装置及びこれに搭載する光ピックアップ
JP2004334949A (ja) 光ピックアップ及びそれを用いた光学的情報記録再生装置
JP2007035109A (ja) 光検出器、回折格子、光ピックアップ、光ディスク装置
US7978586B2 (en) Optical pickup device
JP2008176905A (ja) 光ピックアップ装置
JPH09288831A (ja) 光ディスクのトラッキング方法及び光ディスク装置
JP2006268974A (ja) 光半導体装置
JP2010267349A (ja) 光ヘッド装置、ホログラム素子、光集積素子、光情報処理装置および信号検出方法
JP2006172694A (ja) 光ディスク装置
JP2003151162A5 (ja)
JP2004146013A (ja) 光ピックアップ及びそれを用いた光学的情報再生装置
JP2003178482A5 (ja)
JP2012234587A (ja) 回折格子、光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2009158042A (ja) 光ピックアップ装置及び光検出器
JP2008257864A (ja) 光ピックアップ及びそれを用いた光学的情報記録再生装置
KR20070095545A (ko) 다중 필터를 사용하는 광 디스크 장치의 광 픽업
JP2007149204A (ja) 回折格子、光ピックアップ、光ディスク装置