JP2005077140A - 環境測定装置及び環境測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 測定が中断しても、得られた環境データを維持でき、かつ中断されたときの環境データか否かを容易に判別できて利便性に優れた携帯型の環境測定装置を提供する。
【解決手段】 環境中の物理量及び化学量の少なくとも一方を測定して、環境データとして出力するセンサ4a〜4dを設ける。測定が中断したかどうかを判別するための標識信号を記録するための第1のメモリ領域を設ける。測定された環境データを記憶して、出力するための第2のメモリ領域を設ける。センサ、第1のメモリ領域および第2のメモリ領域の動作をそれぞれ制御するコントローラ3を設ける。コントローラ3は、測定を開始して環境データを第2のメモリ領域に記憶するときに標識信号を第1のメモリ領域に格納し、測定が終了したときに上記標識信号を消去するように第1のメモリ領域を制御する。
【選択図】 図1


Description

本発明は、環境中の温度、湿度、微粒子量、花粉量等の物理量や、環境中のオキシダント濃度などのガス濃度といった化学量や、位置情報を測定するための環境測定装置および環境測定方法に関するものである。
従来、環境中の物理量や化学量を測定するための携帯型環境測定装置としては、例えば特許文献1に開示されているようなセンサ装置が知られている。このセンサ装置について図5を用いて説明すると、上記センサ装置は、紫外線センサ、花粉センサ、温湿度センサなどの環境センサと該センサからの信号を増幅するアンプと増幅された信号をデジタル信号に変換すると共にサーバコンピュータ(ワンチップマイコン)にアクセスするための電話番号を記憶させるマイクロコンピュータとデジタル化したセンサ信号を通信するために通信機器(携帯電話)と接続する通信手段(携帯電話接続コネクタ)を有している。
また、非特許文献1には、図6に示すような、温湿度センサや位置センサ(GPS、Global Positioning System)などといった環境センサ群、PDA(Personal Digital(Data) Assistants)ベースコントローラ、RFID(Radio Frequency Identification)書込み機、微粒子サンプリングポンプ、及びRFID付の微粒子採取用ろ紙からなる環境情報自動収集端末が提案されている。
この端末では、測定した環境情報は、該ろ紙に組込まれたRFIDに記録されるので、微粒子を捕獲した該ろ紙を微粒子分析装置のある実験室へ送ることにより、該実験室で環境情報と微粒子分析情報が同時に得られ、その情報をサーバ上で開示することが可能となる。
特開2002−216282号公報(公開日:2002年8月2日) ネイチャーインタフェイス(No.008、2002)
従来提案されている装置では、位置センサからの情報と共に温湿度センサ、花粉センサ、紫外線センサなど複数のセンサからの環境情報を収集している時、又は微粒子収集中に、PDAや携帯電話のバッテリが減少して装置が停止した場合、PDAに記録していたデータが消去される懸念があった。
また、PDAや携帯電話に記録が残っていたとしても、再度バッテリを入れ替えて測定を開始した場合、停止前後の測定された環境データの取扱い方法については、測定者が別途そのことを記述しておく必要があり、例えばRFIDに書かれた情報だけでは、その環境データの履歴が分からず、混乱を生じるという問題があった。
また、携帯機器に利用できるRFID書込み/読み出し装置に使えるRFIDは、メモリ量が約100バイトから1000バイトである。例えばGPSからの位置情報で約40バイト、測定日時、測定場所などのデータで、約80バイト、温度、湿度、風向、風力などの気象情報各々に対し1回の測定で約20バイトの記憶容量が必要である。また、例えば、花粉粒子収集中の温度、湿度データの変化を3分間隔で1時間測定すればトータルで約1700バイト必要であり、これらのデータを1枚のRFIDで記録することは難しく、収集するデータ量に制限があるという問題があった。
また、複数のセンサからの多量の測定された環境データをRFIDの使用により記録しようとすれば複数枚のRFIDタグが必要となり、測定上及び環境データを管理する上でも非常に煩雑であった。
本発明に係る環境測定装置は、以上の課題を解決するために、環境中の物理量及び化学量の少なくとも一方を測定して、環境データとして出力するセンサと、測定が中断したかどうかを判別するための標識信号を記録するための第1のメモリ領域と、測定された環境データを記憶して、出力するための第2のメモリ領域と、センサ、第1のメモリ領域および第2のメモリ領域の動作をそれぞれ制御する制御部とを有し、上記制御部は、測定を開始して環境データを第2のメモリ領域に記憶するときに、上記標識信号を第1のメモリ領域に格納し、測定が終了したときに、上記標識信号を消去するように第1のメモリ領域を制御するものであることを特徴としている。
上記構成によれば、途中で測定が停止した環境データと、停止前後の一連の環境データを停止せずに終了した環境データとを、標識信号の有無によって区別できるので、従来のように、測定者が別途装置を停止したことを記録するなどの煩雑さを軽減できて、データ解析時に混乱を招くことを防止できる。
上記環境測定装置では、環境データの測定中に、上記測定が中断したときの環境データかどうかを判別するための異常信号を記録するための第3のメモリ領域を有し、制御部は、第3のメモリ領域の動作を制御し、中断した測定を再度開始するとき、第1のメモリ領域において標識信号の有無を検出し、標識信号が有ると測定の中断が生じたと判断して、第3のメモリ領域に異常信号を記録する異常信号付加部を備えていてもよい。
上記環境測定装置においては、測定は、予め設定された測定数を一セットとして実行されるように設定されており、異常信号付加部は、一セット中の各測定の間にて中断が生じたことを標識信号により判別して、第3のメモリ領域に異常信号を記録するように設定されていてもよい。
上記環境測定装置では、第1ないし第3の各メモリ領域は、不揮発メモリからなることが好ましい。上記構成によれば、環境データを不揮発メモリに記録するので、装置が途中で停止したとしても、取得した測定データが誤って消去されることが防止される。
本発明に係る環境測定方法は、前記の課題を解決するために、環境中の物理量及び化学量の少なくとも一方である環境データの測定の開始前に第1のメモリ領域に対し標識信号を記録し、測定を開始して環境データを第2のメモリ領域に記録し、測定が終了した後に、上記標識信号を第1のメモリ領域から消去し、測定するとき、第1のメモリ領域での標識信号の不在を検出して、異常なしを示す信号を第3のメモリ領域に記録することを特徴としている。
上記方法によれば、途中で測定が停止した環境データと、停止前後の一連の環境データを停止せずに終了した環境データとを、第1のメモリ領域における標識信号の有無によって判別できるので、従来のように、測定者が別途装置を停止したことを記録するなどの煩雑さを軽減でき、データ解析時に混乱を招くことを防止できる。
その上、識別信号の不在により、異常なしの信号を第3のメモリ領域に記録するので、測定を終了した後においても、記録された環境データが、測定が中断されたものか否かを容易に判断できて、データ解析時の混乱を回避できる。
上記環境測定方法では、測定された環境データを、1回の測定毎に第2のメモリ領域に記録してもよい。
上記環境測定方法においては、測定を開始する時に第1のメモリ領域の標識信号を確認し、標識信号がある場合は、上記測定の前に測定された環境データに対応した第3のメモリ領域に異常信号を記録し、標識信号がない場合は、異常なしを示す信号を記録してもよい。
上記環境測定方法では、測定は、予め設定された測定数を一セットとして実行され、一セット中の各測定の間にて中断が生じたことを標識信号により判別して、第3のメモリ領域に異常信号を記録してもよい。
上記環境測定方法においては、測定を開始する時に第1のメモリ領域の標識信号を確認し、標識信号がある場合は、上記測定の前の測定が未了と判断して、異常があった旨を表示し、上記測定前の測定を継続するかどうかを問う旨の表示を行ってもよい。
上記環境測定方法では、環境データ測定毎に、第3のメモリ領域に直前の測定に対応した異常信号が記録されているかどうかを確認し、異常信号が記録されている場合は、第3のメモリ領域に異常信号を記録し、異常信号が記録されていない場合は何も記録しないか又は異常なしを示す信号を記録してもよい。
上記環境測定方法では、測定された環境データを表示する時に、第3のメモリ領域に異常信号が記録されている場合は、上記環境データが測定中断時のものであることを表示してもよい。
本発明の環境測定装置は、以上のように、測定を開始して環境データを第2のメモリ領域に記憶するときに、上記標識信号を第1のメモリ領域に格納し、測定が終了したときに、上記標識信号を消去するように第1のメモリ領域を制御する制御部を設けた構成である。
それゆえ、上記構成は、途中で測定が停止した環境データと、停止前後の一連の環境データを停止せずに終了した環境データとを、標識信号の有無によって区別できるので、従来のように、測定者が別途装置を停止したことを記録するなどの煩雑さがなくなり、データ解析時に混乱を招くことを防止できるという効果を奏する。
本発明の環境測定方法は、以上のように、測定の開始前に第1のメモリ領域に対し標識信号を記録し、測定を開始して環境データを第2のメモリ領域に記録し、測定が終了した後に、上記標識信号を第1のメモリ領域から消去し、測定するとき、第1のメモリ領域での標識信号の不在を検出して、異常なしを示す信号を第3のメモリ領域に記録する方法である。
それゆえ、上記方法は、途中で測定が停止した環境データと、停止前後の一連の環境データを停止せずに終了した環境データとを、第1のメモリ領域における標識信号の有無によって判別できるので、従来のように、測定者が別途装置を停止したことを記録するなどの煩雑さを軽減でき、データ解析時に混乱を招くことを防止できる。
その上、上記方法は、識別信号の不在により、異常なしの信号を第3のメモリ領域に記録するので、測定を終了した後においても、記録された環境データが、測定が中断されたものか否かを容易に判断できて、データ解析時の混乱を回避できるという効果を奏する。
(実施の第一形態)
以下に、本発明に係る環境測定装置における実施の形態の一例について図面を参照して詳細に説明する。本発明の環境計測装置の構成は、図1に示すように、ザウルス(登録商標)などのPDAといった携帯端末1、マイクロコンピュータ5を内蔵したコントローラ3、それらの何れかと接続された複数の各センサ4a、4b、4c、4dおよび電源6を備えている。
また、携帯端末1には、不揮発で、データの書き換え自在なメモリであるSDカード又はマルチメディアカード等といった外部メモリ用の外部記憶部(外部記憶手段)2aが設けられている。また、上記外部記憶部2aと同様な外部記憶部(外部記憶手段)2bをコントローラ3に接続して設けてもよい。
よって、携帯端末1およびコントローラ3の少なくとも一方は、外部記憶部2aや外部記憶部2bを介して、外部記憶部2aの外部メモリや、外部記憶部2bの外部メモリを制御して、データを格納したり、消去したり、書き換えたりできる制御部としての機能を有している。
携帯端末1には、外部のパーソナルコンピュータや携帯電話、電話機器などと通信してデータを相互に送受信できる通信機能が設けられてもよい。また、上記センサは図1では4個接続されているが、その数は限定されない。
携帯端末1には、各センサ4a、4b、4c、4dの動作順序、該センサ4a、4b、4c、4dからのデータの処理方法、収集データと測定者が入力する情報を表にして表示するなどのデータの処理方法などを制御するソフトウエアが組込まれている。また、そのソフトウエアに従って、携帯端末1から、コントローラ3に設けられたマイクロコンピュータ5に出力される信号により、コントローラ3に接続されたセンサ4b、4c、4d類の動作が制御される構成である。携帯端末1とコントローラ3との間は、配線により繋がれて相互に通信してもよく、また、無線などにより通信を行ってもよい。
また、コントローラ3に通信用コントロールユニットを設けることで、携帯端末1の替わりに携帯電話と接続できるように設定してもよい。この場合、特開2002−216282号公報に開示されているように、マイクロコンピュータ5にサーバコンピュータにアクセスするための電話番号を記憶させるように設定してもよい。
センサとしては、例えば特開2002−216282号公報に記載されているものも含め、花粉センサ、ディーゼル排気微粒子センサ、NOxセンサ、オゾンセンサ、放射線センサ、酸素濃度センサ、匂い・香りセンサ、アレルゲンセンサ、音センサ、温湿度センサ、気圧センサ、火災センサ、超音波センサ、赤外センサ、ダニセンサ、カビセンサ、埃センサや個人情報に関する脈拍センサ、血圧センサ、血中酸素濃度センサ、健康センサや位置情報に関するGPSセンサなどが利用できる。
本発明の環境測定装置では、測定場所、測定日、センサの動作順序、動作時間、1回の一連の測定(以下、一連測定とする)での動作回数、一連測定の名称(以下、親番号とする)などから選ばれた測定設定条件を測定者が携帯端末1に入力して記憶させておくことができ、それらの測定設定条件の情報を各外部記憶部2a、2bを介してSDカード又はマルチメディアカードなどの外部メモリに記録することを特徴としている。
また、一連測定での各センサによる1回測定当りの環境データ(以下、1回環境データとする)を測定毎に各外部記憶部2a、2bの少なくとも一つを介してSDカード又はマルチメディアカードなどの外部メモリに記録することを特徴としている。この場合、一連測定の親番号(名称)やその中の何番目のデータであるかを示す番号データも付属して記録する。
本発明の装置は、下記のような各動作を行う構成である。
1. 測定者が、例えば携帯端末1の画面の測定開始ボタンを押すことで、環境測定を開始する。
2. 携帯端末1内のメモリ又は外部記憶部2aの外部メモリ又は外部記憶部2bの外部メモリに設けられた標識記録領域に標識信号が記録されているか否かを確認する。
3. 2.で記録されていない場合は、携帯端末1内のメモリ又は外部記憶部2aの外部メモリ又は外部記憶部2bの外部メモリに標識信号を記録して測定を開始する。一回の環境データ取得後毎に、直前に記録した環境データに対応する異常信号記録領域に異常信号が記録されていないことを確認後、外部記憶部2a又は外部記憶部2bを介してSDカード又はマルチメディアカードなどの外部メモリに記録する。一連測定の終了後、携帯端末1内のメモリ又は外部記憶部2aの外部メモリ又は外部記憶部2bの外部メモリから標識信号を消去し、測定開始前の状態に戻る。
4. 2.で標識信号が記録されていた場合は、測定開始直前の親番号の環境データに、一連測定中に装置停止があったという事を示す信号データ(以下、異常信号)を記録する。この動作は、例えば、外部記憶部2a又は外部記憶部2bを介してSDカード又はマルチメディアカードなどの外部メモリに予め設けた一回毎の環境データ記録領域に対応した異常信号記録領域に、異常信号を記録することで達成できるが、他の方法で行ってもよい。
この時、測定者に測定開始直前の親番号に対応する一連測定を継続するかどうかを選択させる処理を行うことが好ましい。測定者が、継続しないことを選択した場合又は予め継続しないようにプログラムされている場合は、携帯端末1内のメモリ又は外部記憶部2aの外部メモリ又は外部記憶部2bの外部メモリに記録された標識信号を消去し、測定開始前の状態に戻る。
測定者が継続することを選択した場合又は予め継続するようにプログラムされている場合は、5.以下の操作を行う。
5. 測定開始直前の親番号における残りの測定を継続して行い、一回測定の環境データ取得後、直前に記録した環境データに対応する異常信号記録領域に異常信号が記録されていることを確認後、外部記憶部2a又は外部記憶部2bを介してSDカード又はマルチメディアカードなどの外部メモリに異常信号と共に上記一回測定の環境データを記録する。
6. 一連測定終了後、携帯端末1内のメモリ又は外部記憶部2aの外部メモリ又は外部記憶部2bの外部メモリから標識信号を消去し、測定開始前の状態に戻る。
これらの動作について図2を参照して更に詳細に説明する。
装置を立ち上げた時、装置立ち上げ前の測定で、一連の測定中に装置の停止(中断)がなかった場合は、図2の一連測定中に装置停止なしの欄に記載したように動作が行われる。即ち、測定開始前において、外部メモリ又は携帯端末1内のメモリに設けられた標識記録領域(第1のメモリ領域)には、標識信号が記録されていない。
標識記録領域に標識信号(図2中、○印)が記録され、測定が開始される。1番目の測定である測定(1) が終了後、外部メモリに予め設定されたのデータ記録領域(第2のメモリ領域)に測定(1) の環境データが記録され、それに対応して設けられる異常信号記録領域(第3のメモリ領域)には、信号が記録されず、無信号状態の初期状態が維持される。よって、携帯端末1およびコントローラ3の少なくとも一方は、異常信号付加部としての機能も有している。
次の測定(2) が終了後、直前の測定(1) に対応した異常信号記録領域に信号が記録されていないのを確認後、外部メモリに測定(2) の環境データが記録され、それに対応して設けられる異常信号記録領域には、信号が記録されずに、無信号状態の初期状態が維持される。
その後、予め設定した測定数n(nは2以上の正の整数)に対応した、n番目の測定(n) までに装置が停止しなかった場合は、1回測定毎に上記の動作が繰り返され、測定終了後、標識記録領域の標識信号が消去され、外部メモリには、測定(1) から測定(n) までのデータと、初期状態のままの何も記録されていない異常信号記録領域が残される。
この場合、異常信号記録領域に異常なしを示す信号を記録してもよい。また、記録された環境データに異常なしを示すデータを繋げた(リンクした)形で記録してもよい。本実施の形態では、異常信号記録領域における、無信号状態も、異常なしを示す信号と見なしている。
次に、一連の測定において、m番目(mは、m<nを満たす正の整数)の測定(m) 終了後、装置が停止した場合を例に、図2の「一連測定中、測定(m) 終了後に装置停止の欄に沿って説明する。
測定(m) までは、上記と同じ動作が行われるので、装置停止後、再度装置を立ち上げた時は、測定(m) の欄に記載したように、標識記録領域に標識信号(図2中、○印)が記録されており、測定(1) から測定(m) までの各環境データが外部メモリのデータ記録領域に記録されている一方、異常信号記録領域には信号が図2のように記録されていない。この場合、上記のように、異常なしのデータを記録していてもよい。
続いて、コントローラ3は、標識記録領域で標識を確認後、測定(1) から測定(m) までに対応した、それぞれの異常信号記録領域に異常信号(図2中、●印)を記録する。もし、異常なし信号が記録されている場合は、異常信号に書き換える。
次に、測定者に測定中に装置停止があったこと及び測定を継続するかどうかを確認するメッセージが表示される。測定が継続される場合、測定(m+1) が開始され、終了後、直前の測定(m) の異常信号記録領域に異常信号が記録されていることを確認して、測定(m+1) の環境データと異常信号とを外部メモリのそれぞれに対応した各領域に記録する。
同様の動作が測定(n) まで繰り返され、測定(n) 終了後、標識記録領域から標識信号(図2中、○印)が消去される。
上記のように、本発明は、一連測定において、一回の環境データを取得する毎に外部記憶部2a又は外部記憶部2bを介してSDカード又はマルチメディアカードなどの外部メモリに、上記の一回の環境データが記録されることを1つの特徴としている。
この動作により、環境測定装置が、上記の一連測定の途中で停止したとしても、それまでに取得した環境データが誤って消去されることが回避されるという効果がある。
また、ネイチャーインタフェイス(No.008、2002)に記載のように外部記憶装置としてのRFID書込み/読み出し装置を介してRFIDタグに全ての環境データを記録する従来の方法に比べ、例えばSDカードを使用した場合、SDカード1枚でRFIDタグ1枚の約1000倍以上の記憶容量があるので、測定された多くの環境データを1枚のSDカードで記録することができ、従来のように複数枚のRFIDタグを用いるという煩雑さが無くなり、データ管理が簡便になるという効果がある。
例えば、大気中の花粉、ディーゼル排気微粒子、ダニ、カビなどの微粒子をポンプなどの利用により収集するセンサの場合、従来は、RFIDを有する、ろ紙に該微粒子を付けて気象データをRFIDに記録していたため、記録できる環境データ量に制限があったが、微粒子を捕獲した、ろ紙とSDカード等を同時に実験室に送ることで、従来に比べ多量の環境データが煩雑さなく取り扱えるようになる。
また、本発明は、一連測定の途中で測定装置が停止したかどうかを判別するために、標識信号を用いることを1つの特徴としている。即ち、装置を立ち上げた時に、携帯端末1内のメモリ又は外部記憶部2a又は外部記憶部2bに標識信号を書込んでおき、一連測定が終了した後、標識信号を消去するという動作を行うことで、測定装置を立ち上げ時に、携帯端末1内のメモリ又は外部記憶部2a又は外部記憶部2bに標識信号の有無を確認して、標識信号があれば、一連測定の途中で測定装置が停止したことを、また、該信号がなければ途中停止がなかったことを測定装置自身が認識できる。
該標識信号は、外部記憶部2a又は外部記憶部2bを介してSDカード又はマルチメディアカードなどの、不揮発でデータの書き換え自在な外部メモリに記録されることが望ましい。外部メモリに記録することで、環境測定装置の停止に伴い、環境測定装置内のメモリが消去されるような端末に対しても本発明が支障なく応用できるという効果がある。
また、本発明では、1回環境データに対応した異常信号記録領域をそれぞれ設けていることを特徴の1つとしている。
また、本発明では、環境測定装置が立ち上げ時に、一連測定において途中で停止したことを認識した場合、直前に測定した環境データを記録した領域に、途中で停止したことを示すための異常信号を異常信号記録領域に記録することを特徴の1つとしている。
この動作により、記録された環境データが途中で測定が停止したときの環境データであるか否かが判別できるようになり、例えば、データ再生時に異常信号記録領域に異常信号があれば表示を赤色にするなどの処理を行うことで、再生された環境データが環境測定装置を途中停止させた時のものであることがすぐに分かり、従来のように、測定者が、別途、環境測定装置が停止したことを記録するなどの煩雑さが軽減できて、データ解析時に混乱を招くことを防ぐという効果がある。
本発明では、一回測定前又は測定後に、携帯端末1内のメモリ又は外部記憶部2aの外部メモリ又は外部記憶部2bの外部メモリに標識信号の有無を確認し、標識信号がある場合は、測定者にその旨を知らせる構成にしていることを特徴の1つとしている。
この動作により、測定者は、携帯型の環境測定装置が支障なく一連測定を終了して停止したものであるか、途中、環境測定装置が停止したものであるかを的確に認識できるという効果がある。
また、測定者が一連測定中に環境測定装置が停止したことを認識した後、継続して停止前の一連測定を継続して行う判断をし、継続を指示した場合、本発明の環境測定装置では、一回測定前又は1回測定終了後に携帯端末1内のメモリ又は外部記憶部2aの外部メモリ又は外部記憶部2bの外部メモリにて標識信号の有無を確認するので、自動的に当該一連測定中の環境データには、その対応する異常信号記録領域に異常信号を記録する。
このため、測定終了後、データ解析時に、その記録された環境データが途中で停止したときのデータであることを異常信号記録領域の異常信号の有無によって判別できるようになる。よって、例えば、データ再生時に異常信号記録領域に異常信号があれば表示を赤色にするなどの処理を行うことで、上記環境データは、環境測定装置が途中停止した時のものであることがすぐに判別でき、従来のように、測定者が、別途、環境測定装置の停止を記録するなどの煩雑さを回避でき、データ解析時に混乱を招くことを防ぐという効果がある。
(実施例)
図3に示すように、本発明の携帯型の環境測定装置は、携帯端末としてのザウルス10と、コントローラ11とを互いに有線または無線にて接続して有し、コントローラ11に、マイクロコンピュータであるCPU12を設け、電源13と接続したコントローラ11を介して温度センサ14、湿度センサ15を接続し、ザウルス10には、SDカード用の外部記憶部16が装着された構成である。ザウルス10の表面部には、文字や映像を画像として表示できる液晶パネル等のディスプレイ部(図示せず)が設けられている。
この環境測定装置を用いて、図4に示すような測定手順で、測定を行い途中停止させた場合の動作を調べた。途中停止させた後に、環境測定装置を立ち上げると、ザウルスの画面に「途中で装置が停止した」というコメントと「継続するかどうか」というコメントと「YES」、「NO」のボタンが表示され、「YES」を押すと継続して測定が実行された。
図4に示した一連の測定が終了した後、SDカードからデータを読み出すと途中停止させたデータは、すべて赤色に表示が変わっており、途中で停止したデータであることが一目で確認できた。また、トータルの測定された環境データ量は、約2000バイト以上であるが、すべてSDカード1枚に記録されていた。
前述の問題を解決するため、本発明に係る携帯型環境測定装置は、環境中の物理量又は化学量を測定中に装置が停止したかどうかを判別するための信号を記録するための第1のメモリ領域と収集した環境測定データを記録するための第2のメモリ領域と環境データを測定中に装置が停止したときの環境測定データかどうかを判別するための信号を記録するための第3のメモリ領域を設け、第1のメモリ領域を外部メモリ又は携帯型端末内のメモリに、第2のメモリ領域及び第3のメモリ領域を外部メモリに設けたことを特徴としている。
上記の問題を解決するため、本発明に係る環境測定方法は、環境データ測定前に第1のメモリ領域に標識信号を記録し、測定データ(環境データ)を1回の測定毎に第2のメモリ領域に記録し、第3のメモリ領域には、何も記録しないか又は異常なしを示す信号を記録する構成であり、装置立ち上げ時に第1のメモリ領域の標識信号を確認し、標識信号がある場合は、立ち上げ直前の測定データに対応した第3のメモリ領域に異常信号を記録するとともに、異常があった旨の表示及び立ち上げ前の測定を継続するかどうかを問う旨の何れかの表示を行い、標識信号がない場合は、何も記録しないことを特徴としている。
環境データ測定毎に、第3のメモリ領域に直前の測定に対応した異常信号が記録されているかどうかを確認し、異常信号が記録されている場合は、第3のメモリ領域に異常信号を記録し、異常信号が記録されていない場合は、何も記録しないか又は異常なしを示す信号を記録する方法であってもよい。また、測定データを表示する時に、第3のメモリ領域に異常信号が記録されている場合は、データが装置停止時のものであることを表示する方法であってもよい。
本発明に係る携帯型環境測定装置では、環境データを測定毎に外部記憶手段を介してSDカード又はマルチメディアカードなどの外部メモリに記録するので、装置が途中で停止したとしても、取得した測定データが誤って消去されることが無くなるという効果がある。
また、外部メモリに記録する構成にしたので、従来のように記録できる環境データ量に制限がなくなり、多量の環境データが煩雑さなく取り扱えるようになった。
また、本発明に係る携帯型環境測定装置では、一連の測定中に装置が停止した場合、装置立ち上げ時に測定者にその旨を知らせる構成にしているので、測定者は、装置の状態を的確に判断でき、継続して測定するかどうかを判断できる効果がある。
本発明に係る携帯型環境測定装置では、途中で装置が停止した場合、停止前後の一連の測定データを停止せずに終了したデータと区別する手段を設けた構成であるので、従来のように、測定者が別途装置を停止したことを記録するなどの煩雑さがなくなり、データ解析時に混乱を招くことを防ぐという効果がある。
本発明の環境測定装置および環境測定方法は、従来のように、測定者が別途装置を停止したことを記録するなどの煩雑さがなくなり、データ解析時に混乱を招くことを防止できるので、例えば、携帯型の測定装置のように、測定条件や動作条件が変化し易く、測定が比較的中断し易い分野にも好適に利用できる。
本発明に係る携帯型環境測定装置の構成を示すブロック図である。 上記携帯型環境測定装置における、実施形態の各測定段階での処理を示すプロセス図である。 上記携帯型環境測定装置の実施例のブロック図である。 上記実施例における、各測定例を示すブロック図である。 従来の携帯型環境計測器のブロック図である。 従来の他の携帯型環境計測器のブロック図である。
符号の説明
1 携帯端末
2a,2b 外部記憶部(外部記憶手段)
3 コントローラ
4a,4b,4c,4d センサ
5、12 マイクロコンピュータ
6、13 電源
10 ザウルス
11 コントローラ
14 温度センサ
15 湿度センサ
16 SDカード用の外部記憶部

Claims (11)

  1. 環境中の物理量及び化学量の少なくとも一方を測定して、環境データとして出力するセンサと、
    測定が中断したかどうかを判別するための標識信号を記録するための第1のメモリ領域と、
    測定された環境データを記憶して、出力するための第2のメモリ領域と、
    センサ、第1のメモリ領域および第2のメモリ領域の動作をそれぞれ制御する制御部とを有し、
    上記制御部は、測定を開始して環境データを第2のメモリ領域に記憶するときに、上記標識信号を第1のメモリ領域に格納し、測定が終了したときに、上記標識信号を消去するように第1のメモリ領域を制御するものであることを特徴とする環境測定装置。
  2. 環境データの測定中に、上記測定が中断したときの環境データかどうかを判別するための異常信号を記録するための第3のメモリ領域を有し、
    制御部は、第3のメモリ領域の動作を制御し、中断した測定を再度開始するとき、第1のメモリ領域において標識信号の有無を検出し、標識信号が有ると測定の中断が生じたと判断して、第3のメモリ領域に異常信号を記録する異常信号付加部を備えていることを特徴とする請求項1記載の環境測定装置。
  3. 測定は、予め設定された測定数を一セットとして実行されるように設定されており、
    異常信号付加部は、一セット中の各測定の間にて中断が生じたことを標識信号により判別して、第3のメモリ領域に異常信号を記録するように設定されていることを特徴とする請求項2記載の環境測定装置。
  4. 第1ないし第3の各メモリ領域は、不揮発メモリからなることを特徴とする請求項2又は3記載の環境測定装置。
  5. 環境中の物理量及び化学量の少なくとも一方である環境データの測定の開始前に第1のメモリ領域に対し標識信号を記録し、
    測定を開始して環境データを第2のメモリ領域に記録し、
    測定が終了した後に、上記標識信号を第1のメモリ領域から消去し、
    測定するとき、第1のメモリ領域での標識信号の不在を検出して、異常なしを示す信号を第3のメモリ領域に記録することを特徴とする環境測定方法。
  6. 測定された環境データを、1回の測定毎に第2のメモリ領域に記録することを特徴とする請求項5記載の環境測定方法。
  7. (修正)
    測定を開始する時に第1のメモリ領域の標識信号を確認し、
    標識信号がある場合は、上記測定の前に測定された環境データに対応した第3のメモリ領域に異常信号を記録し、
    標識信号がない場合は、異常なしを示す信号を記録することを特徴とする請求項5又は6記載の環境測定方法。
  8. 測定は、予め設定された測定数を一セットとして実行され、
    一セット中の各測定の間にて中断が生じたことを標識信号により判別して、第3のメモリ領域に異常信号を記録することを特徴とする請求項7記載の環境測定方法。
  9. 測定を開始する時に第1のメモリ領域の標識信号を確認し、
    標識信号がある場合は、上記測定の前の測定が未了と判断して、異常があった旨を表示し、上記測定前の測定を継続するかどうかを問う旨の表示を行うことを特徴とする請求項5乃至8の何れか1項に記載の環境測定方法。
  10. 環境データ測定毎に、第3のメモリ領域に直前の測定に対応した異常信号が記録されているかどうかを確認し、異常信号が記録されている場合は、第3のメモリ領域に異常信号を記録し、異常信号が記録されていない場合は、何も記録しないか又は異常なしを示す信号を記録することを特徴とする請求項9記載の環境測定方法。
  11. 測定された環境データを表示する時に、第3のメモリ領域に異常信号が記録されている場合は、上記環境データが測定中断時のものであることを表示することを特徴とする請求項10記載の環境測定方法。

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