JP2005076509A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排気通路にNOxトラップ触媒を具備する場合に、NOxトラップ触媒の状態に応じて、NOxトラップ触媒にNOxをトラップさせる際の運転条件を最適化する。
【解決手段】 NOxトラップ触媒のNOxのトラップ容量と、NOxのトラップ速度とをそれぞれ推定する(102、103)。推定されたトラップ容量及びトラップ速度に基づいて、NOxトラップ触媒にNOxをトラップさせる際の運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作する(201、202)。例えば、トラップ容量は大きいが、トラップ速度が遅いときには、NOxトラップ触媒に流入する還元ガス成分の濃度を下げる運転条件を算定し、操作する。
【選択図】 図2
【解決手段】 NOxトラップ触媒のNOxのトラップ容量と、NOxのトラップ速度とをそれぞれ推定する(102、103)。推定されたトラップ容量及びトラップ速度に基づいて、NOxトラップ触媒にNOxをトラップさせる際の運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作する(201、202)。例えば、トラップ容量は大きいが、トラップ速度が遅いときには、NOxトラップ触媒に流入する還元ガス成分の濃度を下げる運転条件を算定し、操作する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関し、特にNOxトラップ触媒を具備するものに関する。
内燃機関の排気浄化装置として、特許文献1に示されるように、排気通路に、NOxトラップ触媒を配置することが知られており、NOxトラップ触媒は、排気空燃比がリーンのときに排気中のNOxをトラップするが、そのトラップ能力には限界があるので、NOxトラップ量を推定し、これが閾値に達した場合には、NOxトラップ触媒の再生のため、排気空燃比をストイキないしリッチに切換えて、トラップしたNOxを脱離浄化させている。
NOxトラップ量の推定方法としては、機関運転条件に応じて算出される単位時間当たりのNOxトラップ量を積算する方法(特許文献1参照)の他、例えば、NOxトラップ触媒の前後にNOxセンサを設けて、これらのセンサの出力信号に基づいて、触媒前後のNOx濃度(又はNOx量)の差を求め、この差の積分値からNOxトラップ量を算出する方法などがある。
いずれにしても、算出したNOxトラップ量に基づいて、NOxトラップ触媒を再生(トラップしたNOxを脱離浄化)するタイミングを判定し、再生を実施している。
特開平7−279718号公報
しかしながら、実際の機関運転において、NOxトラップ触媒に流入する排気中のNOx濃度と排気温度は、機関の回転、負荷や排圧に応じて常に変化する。
NOxトラップ触媒のNOxのトラップ容量は排気中のNOx濃度や排気温度によって変化するので、NOxトラップ触媒のトラップ容量も機関の運転状態と共に常に変化している。
NOxトラップ触媒のNOxのトラップ容量は排気中のNOx濃度や排気温度によって変化するので、NOxトラップ触媒のトラップ容量も機関の運転状態と共に常に変化している。
また、NOxトラップ触媒のNOxのトラップ速度も排気中のNOx濃度や排気温度によって変化するので、機関の運転状態と共に常に変化している。
よって、従来のようなNOxトラップ触媒のNOxトラップ量を推定する方法では、NOxトラップ触媒の機能状態を正しく検知又は推定することはできず、NOxトラップ触媒の機能状態に基づいたNOxトラップ環境を設定することができない。
よって、従来のようなNOxトラップ触媒のNOxトラップ量を推定する方法では、NOxトラップ触媒の機能状態を正しく検知又は推定することはできず、NOxトラップ触媒の機能状態に基づいたNOxトラップ環境を設定することができない。
例えば、運転状態の変化によって、NOxトラップ触媒が流入するNOxをトラップできない、あるいはトラップする量が少ない状態になったとき、NOxトラップ触媒が流入するNOxをトラップできるだけのトラップ容量がないからか、あるいはトラップ速度が遅いからか、どうかを、NOxトラップ量のみで判断するのは困難であり、結果として、例えばNOxトラップ触媒は十分なトラップ容量があり、トラップ速度が遅いだけであるにも関わらず、数多く再生を実施して、排気性能の悪化、又は燃費の悪化を招くという問題を生じる。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決すべくなしたものである。
本発明では、NOxトラップ触媒のNOxのトラップ容量と、NOxのトラップ速度とをそれぞれ推定し、推定されたトラップ容量及びトラップ速度に基づいて、NOxトラップ触媒にNOxをトラップさせる際の運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作する構成とする。
本発明によれば、機関運転中において、NOxのトラップ容量とNOxのトラップ速度とを常に推定することで、機関運転におけるNOxトラップ触媒の状態を精度良く推定できるようになり、その状態に合わせて、NOxをトラップさせる際の運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作するので、NOxトラップ触媒の性能を十分に利用できるようになる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の排気浄化装置を備えたディーゼル機関のシステム構成図であり、このディーゼル機関は軽油を燃料としている。
図1において、1はディーゼル機関(以下エンジンという)を示し、3はこのエンジン1の排気通路を示す。
図1は、本発明の排気浄化装置を備えたディーゼル機関のシステム構成図であり、このディーゼル機関は軽油を燃料としている。
図1において、1はディーゼル機関(以下エンジンという)を示し、3はこのエンジン1の排気通路を示す。
エンジン1の排気通路3の上流側部分を構成する排気出口通路3aは、過給機のタービン3bに接続されており、その下流に、ケーシングに収納させたNOxトラップ触媒20が直列に配置されている。上記NOxトラップ触媒20の入口部には、空燃比検出手段となる空燃比センサ37が設けられている。この空燃比センサ37は、例えば、酸素イオン伝導性固体電解質を用いて、排気中の酸素濃度を検出し、酸素濃度から空燃比を求める。
上記NOxトラップ触媒20は、流入する排気の空燃比がリーンであるときにNOxをトラップ(吸着又は吸収)し、流入する排気の酸素濃度を低下させると、トラップしていたNOxを放出して浄化処理する機能を有している。そして、NOxトラップ触媒20の出口部には、NOx濃度検出手段となるNOxセンサ38が設けられている。
排気還流装置として、吸気通路2の吸気コレクタ2cと排気出口通路3aとの間に、排気の一部を還流するためのEGR通路4が設けられており、ここに、ステッピングモータ等によって開度が連続的に制御可能なEGR弁5が介装されている。
排気還流装置として、吸気通路2の吸気コレクタ2cと排気出口通路3aとの間に、排気の一部を還流するためのEGR通路4が設けられており、ここに、ステッピングモータ等によって開度が連続的に制御可能なEGR弁5が介装されている。
吸気通路2は、上流位置にエアクリーナ2aを備え、その出口側に、吸入空気量検出手段となるエアフローメータ7が設けられている。そして、エアフローメータ7の下流に、過給機のコンプレッサ2bが配置されていると共に、このコンプレッサ2bと吸気コレクタ2cとの間に、ステッピングモータ等によって開閉駆動される吸気絞り弁6が介装されている。
エンジン1の燃料供給系は、ディーゼル用燃料である軽油を蓄える燃料タンク60と、燃料をエンジン1の燃料噴射装置10へ供給するための燃料供給通路16と、エンジン1の燃料噴射装置10からのリターン燃料(スピル燃料)を燃料タンク60に戻すための燃料戻り通路19と、を備えている。
このエンジン1の燃料噴射装置10は、公知のコモンレール式燃料噴射装置であって、サプライポンプ11と、コモンレール(蓄圧室)14と、気筒毎に設けられた燃料噴射弁15と、から大略構成され、サプライポンプ11により加圧された燃料が燃料供給通路12を介してコモンレール14に一旦蓄えられた後、コモンレール14内の高圧燃料が各気筒の燃料噴射弁15に分配される。
このエンジン1の燃料噴射装置10は、公知のコモンレール式燃料噴射装置であって、サプライポンプ11と、コモンレール(蓄圧室)14と、気筒毎に設けられた燃料噴射弁15と、から大略構成され、サプライポンプ11により加圧された燃料が燃料供給通路12を介してコモンレール14に一旦蓄えられた後、コモンレール14内の高圧燃料が各気筒の燃料噴射弁15に分配される。
上記コモンレール14には、該コモンレール14内の燃料の圧力及び温度を検出するために、圧力センサ34及び温度センサ35が設けられている。また、コモンレール14内の燃料圧力を制御するために、サプライポンプ11からの吐出燃料の一部が、一方向弁18を具備したオーバーフロー通路17を介して燃料供給通路16に戻されるようになっている。詳しくは、オーバーフロー通路17の流路面積を変える圧力制御弁13が設けられており、この圧力制御弁13がエンジンコントロールユニット30からのデューティ信号に応じてオーバーフロー通路17の流路面積を変化させる。これにより、サプライポンプ11からコモンレール14への実質的な燃料吐出量が調整され、コモンレール14内の燃料圧力が制御される。
燃料噴射弁15は、エンジンコントロールユニット30からのON−OFF信号によって開閉される電磁式の噴射弁であって、ON信号によって燃料を燃焼室に噴射し、OFF信号によって噴射を停止する。そして、燃料噴射弁15へ印加されるON信号の期間が長いほど燃料噴射量が多くなり、またコモンレール14の燃料圧力が高いほど燃料噴射量が多くなる。
また、エンジン1の適宜位置には、エンジン1の温度を代表するものとして、冷却水温度を検出する水温センサ31が取付けられている。
エンジンコントロールユニット30には、吸入空気量を検出するエアフローメータ7の信号(Qa)、水温センサ31の信号(冷却水温度Tw)、クランク角度検出用クランク角センサ32の信号(エンジン回転数Neの基礎となるクランク角度信号)、気筒判別用クランク角センサ33の信号(気筒判別信号Cyl)、コモンレール14の燃料圧力を検出する圧力センサ34の信号(コモンレール圧力PCR)、燃料温度を検出する温度センサ35の信号(燃料温度TF)、負荷に相当するアクセルペダルの踏込み量を検出するアクセル開度センサ36の信号(アクセル開度(負荷)L)、空燃比センサ37の信号(O2)、NOxセンサ38の信号(NOx)がそれぞれ入力される。これらの信号及び他の運転状態を検知する信号によってエンジン1の燃焼室内に供給される燃料噴射量、燃料噴射時期等が決定される。また、NOxトラップ触媒20のNOxトラップ容量やトラップ速度から再生のタイミングを決定する。
エンジンコントロールユニット30には、吸入空気量を検出するエアフローメータ7の信号(Qa)、水温センサ31の信号(冷却水温度Tw)、クランク角度検出用クランク角センサ32の信号(エンジン回転数Neの基礎となるクランク角度信号)、気筒判別用クランク角センサ33の信号(気筒判別信号Cyl)、コモンレール14の燃料圧力を検出する圧力センサ34の信号(コモンレール圧力PCR)、燃料温度を検出する温度センサ35の信号(燃料温度TF)、負荷に相当するアクセルペダルの踏込み量を検出するアクセル開度センサ36の信号(アクセル開度(負荷)L)、空燃比センサ37の信号(O2)、NOxセンサ38の信号(NOx)がそれぞれ入力される。これらの信号及び他の運転状態を検知する信号によってエンジン1の燃焼室内に供給される燃料噴射量、燃料噴射時期等が決定される。また、NOxトラップ触媒20のNOxトラップ容量やトラップ速度から再生のタイミングを決定する。
次に、本発明のフローチャートを図2に示す。本発明のフローは、NOxトラップ触媒状態推定部100と、NOx触媒環境制御部200とからなる。
NOxトラップ触媒状態推定部100は、エンジンの運転状態を読込み(ステップ101)、NOxトラップ触媒のNOxトラップ容量推定手段(ステップ102)と、NOxトラップ触媒のNOxトラップ速度速度推定手段(ステップ103)とにより、NOxトラップ容量(現時点でNOxトラップ触媒がトラップ可能なNOxの残量)及びNOxトラップ速度(現時点でNOxトラップ触媒が単位時間当たりにトラップ可能なNOx量)をそれぞれ推定した後、両推定手段における推定結果に基づいて、NOxトラップ触媒状態を判定する(ステップ104)。
NOxトラップ触媒状態推定部100は、エンジンの運転状態を読込み(ステップ101)、NOxトラップ触媒のNOxトラップ容量推定手段(ステップ102)と、NOxトラップ触媒のNOxトラップ速度速度推定手段(ステップ103)とにより、NOxトラップ容量(現時点でNOxトラップ触媒がトラップ可能なNOxの残量)及びNOxトラップ速度(現時点でNOxトラップ触媒が単位時間当たりにトラップ可能なNOx量)をそれぞれ推定した後、両推定手段における推定結果に基づいて、NOxトラップ触媒状態を判定する(ステップ104)。
一方、NOx触媒環境制御部200は、上記NOxトラップ触媒状態の判定(ステップ104)に基づいて、NOxトラップ触媒にNOxをトラップさせる際の機関運転条件を算定し(ステップ201)、その算定条件に従って機関運転手段を操作する(ステップ202)。
NOxトラップ触媒状態推定部100の具体的な一例を図3に示す。
NOxトラップ触媒状態推定部100の具体的な一例を図3に示す。
先ず、ステップ1でエンジンの各種信号を読込む。各種信号とは、NOxトラップ触媒のトラップ容量及びトラップ速度に対するパラメータを表している。
次に、ステップ2において、NOxトラップ触媒のトラップ容量を、またステップ3において、NOxトラップ触媒のトラップ速度を、それぞれ推定する。
トラップ容量推定手段は何ら限定するものではないが、本実施形態では、予め図1に示したエンジンコントロールユニット30内に、機関回転数、負荷、及び還元ガス成分濃度のマップとして記憶されており、ステップ1にて読込んだ各種信号から推定している。
次に、ステップ2において、NOxトラップ触媒のトラップ容量を、またステップ3において、NOxトラップ触媒のトラップ速度を、それぞれ推定する。
トラップ容量推定手段は何ら限定するものではないが、本実施形態では、予め図1に示したエンジンコントロールユニット30内に、機関回転数、負荷、及び還元ガス成分濃度のマップとして記憶されており、ステップ1にて読込んだ各種信号から推定している。
同様に、トラップ速度推定手段も何ら限定するものではない。NOxトラップ容量の推定と同様に、予め図1に示したエンジンコントロールユニット30内に、機関回転数、負荷、及び還元ガス成分濃度のマップとして記憶しておき、ステップ1にて読込んだ各種信号から推定することもでき、別手段として、予め図1に示したエンジンコントロールユニット30内に反応速度式を記憶しておき、ステップ1にて読込んだ各種信号から反応速度を算出してもよい。
そして、ステップ4において、ステップ2で推定されたトラップ容量及びステップ3で推定されたトラップ速度から、NOxトラップ触媒状態を判定する。判定方法としては、推定されたトラップ容量及びトラップ速度に対して、それぞれ、ある閾値、あるいは規定範囲を設け、その値によってNOxトラップ触媒の機能状態及び環境条件を判定する。
そして、判定された状態に基づいて、NOx触媒環境制御部200にて、NOxトラップ触媒の環境の変更条件を決定し、変更条件を成立する運転に切換えるのである。
そして、判定された状態に基づいて、NOx触媒環境制御部200にて、NOxトラップ触媒の環境の変更条件を決定し、変更条件を成立する運転に切換えるのである。
具体的には、NOxのトラップ容量が大きく、かつNOxのトラップ速度が遅いときには、NOxトラップ触媒に流入する還元ガス成分の濃度を下げる運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作する。
トラップ容量は大きいが、トラップ速度が遅いということは、NOxトラップ触媒がNOxをトラップする機能は十分にあるのに、NOxをトラップできる環境にないということを意味している。従って、NOxトラップ触媒に流入する還元ガス成分の濃度を下げ、トラップできる排気成分の環境を成立させれば、本来機能するNOxトラップ触媒のトラップ機能を利用することができる。
トラップ容量は大きいが、トラップ速度が遅いということは、NOxトラップ触媒がNOxをトラップする機能は十分にあるのに、NOxをトラップできる環境にないということを意味している。従って、NOxトラップ触媒に流入する還元ガス成分の濃度を下げ、トラップできる排気成分の環境を成立させれば、本来機能するNOxトラップ触媒のトラップ機能を利用することができる。
又は、NOxのトラップ容量が大きく、かつNOxのトラップ速度が遅いときには、NOxトラップ触媒に流入する排気温度を下げる運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作する。
トラップ容量は大きいが、トラップ速度が遅いということは、NOxトラップ触媒がNOxをトラップする機能は十分にあるのに、NOxをトラップできる環境にないということを意味している。従って、NOxトラップ触媒に流入する排気温度を下げ、トラップできる温度環境を成立させれば、本来機能するNOxトラップ触媒のトラップ機能を利用することができる。
トラップ容量は大きいが、トラップ速度が遅いということは、NOxトラップ触媒がNOxをトラップする機能は十分にあるのに、NOxをトラップできる環境にないということを意味している。従って、NOxトラップ触媒に流入する排気温度を下げ、トラップできる温度環境を成立させれば、本来機能するNOxトラップ触媒のトラップ機能を利用することができる。
また、NOxのトラップ容量が小さく、かつNOxのトラップ速度が速いときには、NOxトラップ触媒に流入するNOx濃度及びO2濃度を下げる運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作する。
トラップ容量は小さいが、トラップ速度が速いということは、その機関運転条件において、NOxを多くトラップできる環境にはあるが、NOxトラップ触媒のNOxをトラップする機能が下がっている状態にあるということを意味している。、従って、NOxをトラップできる状態まで、NOx濃度を低下させる運転条件を実施することで、大気中へのNOxの放出を防ぐことができる。
トラップ容量は小さいが、トラップ速度が速いということは、その機関運転条件において、NOxを多くトラップできる環境にはあるが、NOxトラップ触媒のNOxをトラップする機能が下がっている状態にあるということを意味している。、従って、NOxをトラップできる状態まで、NOx濃度を低下させる運転条件を実施することで、大気中へのNOxの放出を防ぐことができる。
また、NOxのトラップ容量が小さく、かつNOxのトラップ速度が遅いときには、NOxトラップ触媒にNOxがトラップされる運転を禁止する。
トラップ容量が小さく、かつトラップ速度が遅いということは、NOxトラップ触媒のトラップ機能も低下し、かつ触媒も飽和トラップ状態にあると言え、NOxをトラップするという機能、環境ともに不成立なので、NOxをトラップする雰囲気であるリーン運転を禁止することで、未浄化で大気中にNOxが放出されるのを未然に防ぐことができる。この場合、より具体的には、ストイキないしリッチ運転によりNOxトラップ触媒の再生を図る。
トラップ容量が小さく、かつトラップ速度が遅いということは、NOxトラップ触媒のトラップ機能も低下し、かつ触媒も飽和トラップ状態にあると言え、NOxをトラップするという機能、環境ともに不成立なので、NOxをトラップする雰囲気であるリーン運転を禁止することで、未浄化で大気中にNOxが放出されるのを未然に防ぐことができる。この場合、より具体的には、ストイキないしリッチ運転によりNOxトラップ触媒の再生を図る。
1 ディーゼル機関
2 吸気通路
3 排気通路
10 燃料噴射装置
20 NOxトラップ触媒
30 エンジンコントロールユニット
2 吸気通路
3 排気通路
10 燃料噴射装置
20 NOxトラップ触媒
30 エンジンコントロールユニット
Claims (6)
- 排気通路に、排気空燃比がリーンのときに排気中のNOxをトラップし、トラップしたNOxを排気空燃比がストイキないしリッチのときに脱離浄化する機能を有するNOxトラップ触媒を具備した内燃機関の排気浄化装置において、
NOxトラップ触媒のNOxのトラップ容量を推定する手段と、
NOxトラップ触媒のNOxのトラップ速度を推定する手段と、
前記トラップ容量及びトラップ速度に基づいて、NOxトラップ触媒にNOxをトラップさせる際の運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作する手段と、
を設けたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記運転条件算定・操作手段は、NOxのトラップ容量が大きく、かつNOxのトラップ速度が遅いときには、NOxトラップ触媒に流入する還元ガス成分の濃度を下げる運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記運転条件算定・操作手段は、NOxのトラップ容量が大きく、かつNOxのトラップ速度が遅いときには、NOxトラップ触媒に流入する排気温度を下げる運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記運転条件算定・操作手段は、NOxのトラップ容量が小さく、かつNOxのトラップ速度が速いときには、NOxトラップ触媒に流入するNOx濃度及びO2濃度を下げる運転条件を算定し、その算定条件に従って機関運転手段を操作することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記運転条件算定・操作手段は、NOxのトラップ容量が小さく、かつNOxのトラップ速度が遅いときには、NOxトラップ触媒にNOxがトラップされる運転を禁止することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 内燃機関はディーゼル機関であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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---|---|---|---|
JP2003306778A JP2005076509A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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JP2003306778A Pending JP2005076509A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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