JP2005076382A - 除塵装置 - Google Patents

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浩祥 古本
Masaaki Shiraishi
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Abstract

【課題】 濾過処理しきれない雨水が放流水路に放流される頻度を少なくすることができる除塵装置を提供する。
【解決手段】 合流式下水道の雨水吐き室2から放流水路3への流入部3aに設けられた越流堰4上に配置された、越流堰4を越える水中のごみ5を除去するための除塵機6と、該除塵機6を越流堰4に対して昇降する昇降機7とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、合流式下水道の雨水吐き室などから河川などに放流される雨水中のごみを除去する除塵装置に関する。
合流式下水道の雨水吐き室では、雨水流出量のうち、処理場で汚水として扱う下水量以上の雨水を放流水路によって河川などに放流するようにしている。そのため、放流水路への流入部には、処理場への雨水流入量を調整するための越流堰が設けられている。しかし、降雨量が多い時(豪雨時)の雨水吐き室に流入する雨水には、ごみを多く含んでおり、これらが越流堰を越えて河川などへ流れ込むため、利水における障害または放流水域の汚濁につながっていた。
これに対処するため、越流堰上に、越流堰を越える雨水中のごみを除去する除塵装置を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この除塵装置は、縦方向に櫛歯状のスクリーンと上下方向に往復動する掻き上げレーキとを備える。この除塵装置では、スクリーンが雨水中のごみを補足し、掻き上げレーキがスクリーンに補足されたごみを上部に掻き上げるようになっている。
しかし、この除塵装置では、豪雨時に除塵装置の除塵能力を超えるごみが流入した場合、あるいは、除塵装置が故障(例えば、掻き上げレーキが故障)した場合に、スクリーンがごみで閉塞される。その結果、雨水が放流水路に放出されず雨水吐き室の上流域の水位が上昇する。これにより雨水吐き室の上流域の家屋が浸水する場合がある。そこで、この除塵装置では、除塵装置の高さを低く設定している。
しかし、この除塵装置では、豪雨時に雨水がすぐに除塵装置の上部を越えてしまい雨水とともにごみが河川に頻繁に放流される。そのため、上述した越流堰のみを設ける場合と同様、利水における障害または放流水域の汚濁につながる可能性がある。
特許2909718号公報(第1図)
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、未濾過処理の雨水が放流水路に放流される頻度を少なくすることができる除塵装置を提供することを目的とする。
本発明装置は、合流式下水道の雨水吐き室から放流水路への流入部に設けられた越流堰上に配置された、越流堰を越える水中のごみを除去するための除塵手段と、該除塵機を越流堰に対して昇降する昇降機とを備えるように構成されている。
この構成によれば、除塵機を昇降させる昇降機を有するので、除塵機がごみで閉塞したときに除塵機を上昇させて越流堰の上端との間から放流水路に雨水を放流することができる。これにより、雨水吐き室の上流域の水位を下げることができる。その結果、従来は、除塵機が閉塞または故障した場合に雨水が雨水吐き室の上流域の水位が上昇し家屋が浸水することを避けることなどを考慮して除塵機の高さを低く設定していたが、本発明装置ではその必要がない。これにより、除塵機の高さを従来に比べて高く設定することができる。すなわち、除塵機の濾過能力を向上させることができる。その結果、未濾過処理の雨水が放流水路に放流される頻度を少なくすることができる。
上記とは別の本発明装置は、合流式下水道の雨水吐き室から放流水路への流入部に設けられた越流堰上に配置された、越流堰を越える水中のごみを除去するための除塵機と、該除塵機の下部に設けられて越流堰の一部を構成する、雨水吐き室から放流水路へ流入する雨水を放流および遮断する放流手段とを備えるように構成されている。このような放流手段としてバルブまたはフラップゲートを用いることができる。
この構成によれば、越流堰に放流手段が設けられているので、上記同様、除塵機がごみで閉塞したときに放流手段が雨水吐き室から放流水路へ流入する雨水を連通して放流水路に放流する。これにより、雨水吐き室の上流域の水位を下げることができる。その結果、上記と同様の理由により、除塵機の濾過能力を向上させることができる。これにより、未濾過処理の雨水が放流水路に放流される頻度を少なくすることができる。また、放流手段としてバルブまたはフラップゲートなどを用いることにより、設備が簡素化することが可能となる。
本発明装置が越流堰の上流側の水位を検出するための水位検出手段をさらに備えており、該水位検出手段から得られた水位情報に基づいて、この水位が予め設定された値を越える場合に、昇降機により除塵機を上昇させて雨水を雨水吐き室から放流水路へ放流する、または、放流手段を開口して雨水を雨水吐き室から放流水路へ放流するように構成されてもよい。
この構成では、水位検出手段から得られた水位情報に基づいて昇降機および放流手段を自動運転させることにより、雨水吐き室から放流水路に雨水を放出することができる。これにより、雨水吐き室の上流域の水位を確実に下げることができる。
本発明によれば、未濾過処理の雨水が放流水路に放流される頻度が少なくすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態))
図1は本発明の第1の実施形態に係る除塵装置の概略正面図である。図2は、図1のII-II線における概略断面図である。図3は、図1のIII-III線における概略断面図である。
一般に、合流式下水道には、雨水流出量のうち、処理場で汚水として扱う下水量以上の雨水を放流水路によって河川などに放流するための雨水吐き室が設けられている。この雨水吐き室には、処理場への雨水の流入量を調整するための越流堰が設けられている。本実施形態に係る除塵装置は、このような雨水吐き室に適用される。以下、詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、除塵装置1は、合流式下水道の雨水吐き室2から放流水路3への流入部3aに設けられた越流堰4を越える雨水中のごみ5を除去する除塵機6と、この除塵機6を越流堰4に対して上下方向(図1の矢符X方向)に昇降させる昇降機7とを備える。
図1に示すように、除塵機6は越流堰4上に幅方向全体(図1の左右方向)に亘って設けられている。このような除塵機6として、例えば、公知のレーキ式横型バースクリーンを用いることができる。この除塵機6は、複数本のスクリーンバーを水平方向(図1の左右方向)に略平行に配置したスクリーン6aと、第1電動機6bによって駆動されるレーキ6cとを備える。レーキ6cはスクリーン6aの目幅部の裏側から表側に突出する櫛歯状に形成され、レーキ6cがスクリーン6aの左側から目幅部に進入し右側に退出する間にスクリーン6aで捕集されたごみ5などを掻き落とすようになっている。
図2に示すように、スクリーン6aは除塵機6の放流水路3側と反対側(雨水流入側)に配置されている。本実施形態では、後述するように除塵機6が除塵する位置(除塵機6が後述のカバ16の上部に当接する位置)にあるときに後述の案内部6dなどにより不可避的に除塵機6の幅方向の両側に空間が形成されるので、この空間を覆うためにスクリーン6aの幅方向(図2の左右方向)の両側に遮蔽板6eがそれぞれ延設されている。この遮蔽板6eの端部は、雨水吐き室2の各側壁2a近傍まで延びている。これにより、除塵機6が除塵する位置にあるときに、除塵機6の幅方向の両側の空間から放流水路3を経由して河川に雨水中のごみ5が流入することを防ぐことができる。その結果、利水における障害または放流水域の汚濁を防止することができる。
除塵機6の幅方向(図1の左右方向)の両側には、図1および図2に示すように、除塵機6の昇降を案内する案内部6dがそれぞれ2つずつ上下に所定距離を隔てて水平に突設されている。これらの案内部6dは後述の昇降機7の駆動軸9と従動軸11とに螺合されている。その結果、駆動軸9を正転または逆転することにより除塵機6が昇降される。
昇降機7は、第2電動機8によって回転される駆動軸9と、駆動軸9によって伝導軸10を介して回転される従動軸11とを備える。上述のように駆動軸9が除塵機6の右側の案内部6dに螺合し、従動軸11が除塵機6の左側の案内部6dに螺合するように除塵機6の幅方向に所定距離を離隔して配置されている。また、駆動軸9および従動軸11は越流堰4上に回転可能に立設されている。詳細は後述する。なお、駆動軸9および従動軸11のねじ部としては、例えば、公知のボールねじを用いることができる。
駆動軸9および従動軸11の各上下端部はそれぞれ縮径されている。駆動軸9および従動軸11の各上下縮径部9a、9b、11a、11bは、上部軸受9c、11cおよび下部軸受9d、11dにそれぞれ回転可能に支持されている。雨水吐き室2の左右壁面2aの相対向する同じ高さ位置には、各上部軸受9c、11cをそれぞれ支持する断面L字状の上部支持部材12a、12bが取り付けられている。さらに詳細には、各上部支持部材12a、12bの一辺は左右壁面2aに沿うように取り付けられており、他辺は左右壁面2aから内側に略水平にそれぞれ延びている。各上部支持部材12a、12bの他辺の下部に各上部軸受9c、11cが取り付けられている。さらに駆動軸9側(右側)の上部支持部材12aの他辺の上部には、出力端を下方に向けて第2電動機8が設置されている。第2電動機8の出力端と駆動軸9の上端が連結されている。第2電動機8は、除塵機6を昇降させるために正転および逆転可能に構成されている。このような第2電動機8として、例えば、サーボモータまたはステッピングモータなど公知のモータを採用することができる。
また、越流堰4上には、各下部軸受9d、11dをそれぞれ支持する断面L字状の下部支持部材13a、13bが設けられている。さらに詳細には、下部支持部材13a、13bは、越流堰4上に駆動軸9と従動軸11との離間距離と同じ距離を離間して取り付けられている。各下部支持部材13a、13bの一辺は越流堰4の上面に沿うように配置されており、他辺は駆動軸9および従動軸11に対して内側に直立して対向配置されている。
伝導軸10は左右方向に略水平に配置されており、駆動軸9および従動軸11同様、両端部が縮径されている。伝導軸10の各縮径部10a、10aは、軸受10b、10bに回転可能に支持されている。この軸受10b、10bは、図1に示すように、下部支持部材13a、13bの相対向する直立部分にそれぞれ取り付けられている。
駆動軸9および従動軸11の下縮径部9b、11bには第1はすば歯車14、14がそれぞれ外嵌されており、伝導軸10の左右両側の縮径部10a、10aには第1はすば歯車14、14に噛み合う第2はすば歯車15、15が外嵌されている。これにより、駆動軸9の回転が伝導軸10を介して従動軸11に伝達される。しかも、従動軸11は駆動軸9の回転に同期して正転および逆転する。
第1はすば歯車14、14、第2はすば歯車15、15、および伝導軸10は、断面コ字状のカバ16に覆われている。このカバ16は開口部を越流堰4に向けて越流堰4の幅方向全体に亘って設けられている。カバ16の上部は略平坦に形成されており、上述した除塵機6が除塵する位置で除塵機6の下部と当接するようになっている。これにより、除塵機6が除塵するときに、雨水とともにごみ5がカバ16と除塵機6との間から放流水路3に流出することを防止している。なお、このカバ16が越流堰4の一部を構成する。従って、このカバ16を越える雨水が除塵機6により除塵される。
図3に示すように、雨水吐き室2の除塵装置1の上流側(放流水路3と反対側)の壁面には、雨水吐き室2に流入する雨水の水位を検出する水位計(水位検出手段)17が取り付けられている。水位計17は検出部17aと発信器17bとを備えており、これらは電気的に接続されている。この発信器17bは、図示されていないが除塵装置1を制御する制御装置に電気的に接続されている。そして、水位計17で検出された水位情報に基づいて昇降機7が駆動され除塵機6が昇降されるようになっている。
以上のように構成される除塵装置1は以下の作用・効果を奏する。図1および図3に示すように、水位計17の水位が符号L1以下のとき、除塵機6はカバ16の上部に載置された状態にある。このとき、雨水吐き室2に流入水路2bを通って流入する雨水は、除塵機6のスクリーン6aを通して放流水路3に流出することなく流出水路2cを通って上記処理場に流出する。
降雨量が多くなり水位計17の水位が符号L1〜L2の間にあるとき、上記と同様に除塵機6はカバ16に載置された状態にある。この場合、雨水はスクリーン6aを通して放流水路3に放流される。同時に、雨水中のごみ5がスクリーン6aに補足される。
さらに、降雨量が多くなり水位計17の水位が符号L2を越える場合、水位計7から得られた水位情報に基づいて昇降機7の第2電動機8が正転される。これにより駆動軸9が正転され従動軸11も伝導軸10を介して正転される。そして、除塵機6は、駆動軸9および従動軸11に螺合される除塵機6の案内部6dによって図1の2点鎖線で示す位置まで上昇する。これにより、除塵機6とカバ16との間に開口が形成され、この開口から放流水路3に雨水が放流される。その結果、雨水吐き室2の上流域の水位を下げることが可能となる。その結果、従来は、除塵機が閉塞または故障した場合に雨水が雨水吐き室の上流域の水位が上昇して家屋などが浸水することを避けるために除塵機の高さを低く設定していたが、本実施形態に係る除塵機6ではその必要がなくなる。これにより、除塵機6のスクリーン6aの高さを高くする、すなわち濾過面積を増加させることができ、除塵装置1の濾過能力を向上させることが可能になる。その結果、雨水が放流水路に放流される頻度を少なくすることができる。
また、本実施形態に係る除塵装置1では、除塵機6のスクリーン6aが閉塞して水位計17の水位が符号L2を越える場合にも、昇降機7が同様に作動して除塵機6が上昇するようになっている。
降雨量が少なくなり水位計17の水位がL2を下回る場合には、水位計7から得られた水位情報に基づいて昇降機7の第2電動機8が逆転される。その結果、駆動軸9が逆転され従動軸11も伝導軸10を介して逆転される。これにより、除塵機6は元の位置まで下降する。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る除塵装置の概略正面図である。図5は、図4のV-V線における概略断面図である。
第2の実施形態に係る除塵装置は、第1の実施形態に対して、除塵機を昇降させる代わりに越流堰にフラップゲート(放流手段)を備えることにより雨水吐き室から放流水路へ雨水を放流する点が主に相違する。従って、第1の実施形態と同等の部品には、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4および図5に示すように、除塵装置20は、雨水吐き室2から放流水路3へ流入する雨水を放流および遮断するフラップゲート21と、このフラップゲート21を越える水中のごみ5を除去するための除塵機6とを備える。
フラップゲート21は、雨水吐き室2の床面に幅方向(図3の左右方向)全体に亘って立設された支持部22上に設置されている。このフラップゲート21および支持部22が越流堰4を構成する。
フラップゲート21は、中央に雨水を放流するための貫通孔23aを有する枠体23と、この貫通孔23aを塞いだり開放して雨水を放流および遮断する蓋体24と、この蓋体24を貫通孔23aを塞ぐ位置に固定したりその固定を解除するストッパ25とを備える。
枠体23は箱状に形成されており、支持部22上に幅方向(図4の左右方向)全体に亘って配設されている。この枠体23の放流水路3側の上部には、蓋体24を回転可能に支持するためのヒンジ継手30が取り付けられている。このヒンジ継手30は、図4に示すように、枠体23の幅方向に所定距離を離隔して3つ配置されている。なお、ヒンジ継手30の個数は、蓋体24の形状、重量などに応じて適宜設定される。また、枠体23の貫通孔23aの面積は、放流水路3への放流量に応じて適宜設定される。
蓋体24は長板状に形成されており、蓋体24の上部が上記ヒンジ継手30に連結されている。これにより、蓋体24はヒンジ継手30を中心として放流水路3側(図5の矢符R1方向)に回動する。
ストッパ25は、蓋体24を押圧する押圧板26と、押圧板26を矢符R2方向に回動させる第3電動機27とを備える。
第3電動機27は、上記支持部22の幅方向の中央部の放流水路3側に設けられた凹部28内に設置されている。第3電動機27の出力軸27aは放流水路3側に突出しており、出力軸27aの端部に押圧板26が取り付けられている。
この押圧板26は長楕円状をなしており、第3電動機27の出力軸27aに対して偏心して取り付けられている。押圧板26は、第3電動機27により出力軸27aの軸心を中心として回動(正転)され先端が鉛直上方に向いたときに蓋体24の放流水路3側の下部を押圧し、逆方向に回動(逆転)され先端が水平方向に向いたときに蓋体24の押圧を解除するようになっている。なお、押圧板26の旋回の始点位置および終点位置は、押圧板26が蓋体24の放流水路3側の下部を押圧したり押圧を解除したりすることができる位置であれば、特に上記に限定するものではない。以上のように押圧板26が回動(正転および逆転)されるので、第3電動機27としては、所定角度正転および逆転可能なステッピングモータまたはサーボモータなどを用いることが望ましい。
図5に示すように、雨水吐き室2の除塵装置20の上流側(放流水路3と反対側)の壁面には、雨水吐き室2に流入する雨水の水位をする水位計(水位検出手段)29が取り付けられている。水位計29は検出部29aと発信器29bとを備えており、これらは電気的に接続されている。この発信器29bは、図示されていないが除塵装置20を制御する制御装置に電気的に接続されている。そして、水位計29で検出された水位情報に基づいてストッパ25が作動されて蓋体24を貫通孔23aを塞ぐ位置に固定したりその固定を解除するようになっている。
以上のように構成される除塵装置20は以下の作用・効果を奏する。図4および図5に示すように、水位計29の水位が符号L3であるとき、除塵機6が駆動されスクリーン6aで補足されたごみ5がレーキ6cにより掻き落とされる。水位計29の水位が低下して符号L4になったとき、除塵機6の駆動が停止される。このとき、フラップゲート21は閉じられている。すなわち、蓋体24は枠体23の貫通孔23aを塞いでおり、押圧板26により放流水路3側から押圧されている。
降雨量が多くなり水位計29の水位が符号L4〜L5の間にあるとき、雨水はスクリーン6aを通して放流水路3に放流される。同時に、雨水中のごみ5がスクリーン6aに補足される。このときも上記同様フラップゲート21は閉じられたままである。
さらに降雨量が多くなり水位計29の水位が符号L5を越えたとき、フラップゲート21は開放され、雨水吐き室2から放流水路3に雨水が放流される。具体的には、第3電動機27により押圧板2は先端が水平方向に向くように回動される。これにより、蓋体24の押圧板26による押圧が解除される。すると、蓋体24の放流水路24側と反対側に作用する水圧により、蓋体24がヒンジ継手30を中心として放流水路3側に旋回する。その結果、雨水は雨水吐き室2から放流水路3に放流される。これにより、雨水吐き室2の上流域の水位を下げることができる。その結果、第1の実施形態と同様の理由により、除塵機6の濾過面積を増加させることができ、除塵装置20の濾過能力を向上させることが可能となる。これにより、雨水が放流水路に放流される頻度を少なくすることができる。
また、本実施形態に係る除塵装置20は、除塵機6のスクリーン6aが閉塞して水位計29の水位が符号L5を越える場合にも、フラップゲート21を開放することができる。
降雨量が少なくなり水位計29の水位が符号L6まで低下したとき、蓋体24は自重により元の位置に戻り枠体23の放流水路3側に当接する。このとき、押圧板26は、第3電動機27により鉛直上方に向くように旋回され蓋体24の放流水路3側の下部を押圧する。これにより、フラップゲート21は閉じられる。
ここでは、雨水を雨水吐き室2から放流水路3へ放流する放流手段としてフラップゲート21を用いているが、これに代えてバルブを用いることもできる。この構成では、バルブの開度を適宜調整することにより、放流水路3への放流水量を簡単に調整することができる。このようなバルブとして、例えば、公知のゲート弁、バタフライ弁、ボール弁を用いることができる。
なお、上述した第1および第2実施形態は一例であり、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、第1および第2実施形態に係る除塵装置は、分流式下水道の雨水管渠から雨水貯留池への流入部に設けられる越流堰に適用することも可能である。
本発明の第1の実施形態に係る除塵装置の概略正面図である。 図1のII-II線における概略断面図である。 図1のIII-III線における概略断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る除塵装置の概略正面図である。 図3のV-V線における概略断面図である。
符号の説明
1…除塵装置
2…雨水吐き室
3…放流水路
3a…流入部
4…越流堰
5…ごみ
6…除塵機
7…昇降機

Claims (5)

  1. 合流式下水道の雨水吐き室から放流水路への流入部に設けられた越流堰上に配置された、越流堰を越える水中のごみを除去するための除塵機と、
    該除塵手段を上記越流堰に対して昇降する昇降機とを備えた、除塵装置。
  2. 合流式下水道の雨水吐き室から放流水路への流入部に設けられた越流堰上に配置された、越流堰を越える水中のごみを除去するための除塵機と、
    該除塵手段の下部に設けられて上記越流堰の一部を構成する、雨水吐き室から放流水路へ流入する雨水を放流および遮断する放流手段とを備えた、除塵装置。
  3. 上記放流手段がバルブまたはフラップゲートである、請求項2記載の除塵装置。
  4. 上記越流堰の上流側の水位を検出するための水位検出手段をさらに備えており、
    該水位検出手段から得られた水位情報に基づいて、この水位が予め設定された値を越える場合に、上記昇降機により上記除塵手段を上昇させて雨水を雨水吐き室から放流水路へ放流するように構成された、請求項1記載の除塵装置。
  5. 上記越流堰の上流側の水位を検出するための水位検出手段をさらに備えており、
    該水位検出手段から得られた水位情報に基づいて、この水位が予め設定された値を越える場合に、上記放流手段を開口して雨水を雨水吐き室から放流水路へ放流するように構成された、請求項2記載の除塵装置。

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