JP2005076219A - セグメントおよびエレクタ - Google Patents

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Hiroki Someya
洋樹 染谷
Hirohide Hashimoto
博英 橋本
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Abstract


【課題】 セグメントの内面を平滑にすることで、充填材の充填作業やプラグの嵌挿作業や二次覆工を省略することができるセグメントおよびエレクタを提供することを目的としている。
【解決手段】 坑壁に対向するように配置される板状のセグメント1において、隣接するセグメントに接合される継手面1aには、エレクタ2に備えられたエレクタグリップ4に脱着可能に連結される連結部5が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、坑壁に対向するように配置されるセグメント、および複数の該セグメントを坑内に筒状に組み立てるエレクタに関する。
一般に、掘削された坑内には、複数の円弧板状のセグメントが円筒状に組み立てられる。複数のセグメントは坑壁に対向するようにそれぞれ配置されており、セグメントには予め継手部が形成され、隣接するセグメント同士はそれぞれ連結されている。近年、セグメントの内面を平滑にして二次覆工を省略するため、継手部がセグメント側面(継手面)に開口するように形成されたセグメントが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、セグメントを坑内に筒状に組み立てる場合、複数のセグメントを坑壁に沿ってそれぞれ配置するエレクタが使用される。エレクタには、セグメントの連結部に脱着可能に連結されるとともに坑壁近傍に移動されるエレクタグリップが備えられており、セグメントはエレクタグリップによって把持されるとともに坑壁近傍に運ばれて坑壁に対向するように配置される。従来、セグメントの連結部はセグメントの内面に形成されており、セグメントを内面側から把持するエレクタが提供されている。(例えば、非特許文献1参照。)。
特開2003−214097号公報(第3−4頁、第2図) 「トンネル標準示方書(シールド工法編)・同解説」、社団法人土木学会、昭和61年6月30日、p.94−95
しかしながら、上記した従来のセグメントおよびエレクタでは、継手部はセグメントの側面に形成されているため、継手部の充填などを行う必要はないが、エレクタグリップに連結される連結部はセグメントの内面に形成されているため、組み立てられたセグメントの内面には凹部(穴)が形成されるという問題が存在する。このため、セグメントを坑壁に沿って配置した後に、セグメントの内面に形成された連結部内に充填材を充填し、或いはプラグを嵌挿し、若しくはセグメントの内面に二次覆工を行う必要がある。この作業には相当の手間と費用がかかり、コストアップと工事の遅延との要因となる。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、セグメントの内面を平滑にすることで、充填材の充填作業やプラグの嵌挿作業や二次覆工を省略することができるセグメントおよびエレクタを提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、坑壁に対向するように配置される板状のセグメントにおいて、隣接するセグメントに接合される継手面には、エレクタに備えられたエレクタグリップに脱着可能に連結される連結部が形成されていることを特徴としている。
このような特徴により、連結部による凹凸がセグメントの内面に形成されることはなく、セグメントの内面は平滑にされる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のセグメントを坑壁に沿って配置するエレクタであって、前記セグメントの継手面に形成された連結部に脱着可能に連結されるエレクタグリップが移動自在に備えられ、前記セグメントを継手面側から把持することを特徴としている。
このような特徴により、継手面に連結部が形成されたセグメントはエレクタによって把持され、把持されたセグメントは坑壁に対向する所定の位置に運ばれる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のエレクタにおいて、前記セグメントの内面または外面のうち少なくとも一方に対向して該セグメントを支持するセグメント支持部が備えられていることを特徴としている。
このような特徴により、エレクタグリップによって側方から片持ち支持されているセグメントは、セグメント支持部によって支持される。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載のエレクタにおいて、前記セグメントの内面を吸着するバキューム機構が備えられていることを特徴としている。
このような特徴により、把持されているセグメントはバキューム機構に吸着される。
本発明に係るセグメントによれば、エレクタグリップに連結される連結部はセグメントの継手面(側面)に形成されるため、セグメントの内側面には凹凸が形成されることはなく平滑になり、二次覆工等を省略することができる。また、本発明に係るエレクタによれば、セグメントの継手面に形成された連結部に連結されるエレクタグリップが備えられているため、セグメントは継手面側から把持され、セグメントの内側面を平滑にすると共にセグメントを所定の位置に移動させることができる。
以下、本発明に係るセグメントおよびエレクタの第1、第2の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態について、図1、図2に基いて説明する。図1は鉄筋コンクリート製のセグメント1をエレクタ2によって把持した状態を表す斜視図であり、図2はエレクタ2に把持されたセグメント1を坑壁Tに対向させるように配置する状態を表す断面図である。
図1、図2に示すように、セグメント1は円弧板状に形成されており、セグメント1の短辺および長辺の両側面(継手面1a)には、隣接するセグメント1を接合する継手部3が形成されている。また、セグメント1の切羽K側の継手面1a中央には、セグメント1を所定の位置に配置するエレクタ2のエレクタグリップ4が螺合される連結部5が形成されている。連結部5は、セグメント1内に定着されており、継手面1a側に開口を有する中空円柱状の鋼製部材から形成されている。継手面1a側の連結部5の端部はテーパー状に拡径されており、連結部5には内周面に螺旋が切られた雌ネジ孔5aが形成されている。
エレクタ2は、図示せぬアーム部と、アーム部を伸縮、前後動および回転させる図示せぬ駆動機構と、アーム部に取り付けられて坑壁Tの近傍に移動する移動部6とから構成されている。移動部6は、切羽K側のセグメント1の側方に配置された箱状の基部材7と、基部材7の中央に形成された窪み部7a内に配置されてセグメント1の連結部5に脱着自在に連結されるエレクタグリップ4と、エレクタグリップ4を回転または逆回転させつつ軸方向に往復移動させてエレクタグリップ4を連結部5に螺合させる螺合手段およびエレクタグリップ4を無回転状態で軸方向に往復移動させて連結部5に螺合されたエレクタグリップ4を引っ張り込む引込手段を兼ね備えたアクチュエータ8と、窪み部7aの両側方の基部材7両端部にそれぞれ設けられてセグメント1の外面1bの切羽K側端部に対向してセグメント1を支持する板状の第1のセグメント支持部9と、基部材7から張り出されてセグメント1の内面1cに対向してセグメント1を支持する板状の第2のセグメント支持部10と、第2のセグメント支持部10に取り付けられてセグメント1の内面1cを吸着するバキューム機構11とから構成されている。
エレクタグリップ4は、連結部5の雌ネジ孔5aに螺合される雄ネジ部12と、テーパー状に拡径された連結部5の端部内に嵌挿されて継手面1aから突出する頭部13と、頭部13から軸方向に突設されている円柱形の挿入部14とから構成されている。挿入部14は、アクチュエータ8のピストン15の先端に接合されている円筒状の筒部材16内に緩挿されており、挿入部14と筒部材16との中間部で軸方向に直交する方向に貫通するピン17によって挿入部14と筒部材16とは一体化されている。
第1のセグメント支持部9はセグメント1と基部材7との間で図示せぬ移動機構によってスライド自在に設けられており、第1のセグメント支持部9はセグメント1の外面1bに対向する位置から対向しない位置に移動される。セグメント1の外面1bに対向する位置に配置された第1のセグメント支持部9はセグメント1の外面1bに接しており、セグメント1は第1のセグメント支持部9と第2のセグメント支持部10とによって挟み込まれている。
第2のセグメント支持部10はセグメント1の内面1cとの間に隙間をあけて配置されており、セグメント1の内面1cに対向する第2のセグメント支持部10の面にはバキューム機構11が設けられ、セグメント1はバキューム機構11を介して第2のセグメント支持部10に支持されている。バキューム機構11は、空気を吸引する吸引盤18と、セグメント1の内面1cに密着する矩形枠状の枠部材19とから構成されている。
吸引盤18はセグメント1の内面1cとの間に隙間をあけて配置されており、セグメント1の内面1cに対向する面には空気を吸い込む吸引面18aが形成されている。枠部材19はゴム材などからなる弾性体からなり、吸引盤18の吸引面18aに接合されており、吸引盤18とセグメント1の内面1cと枠部材18の内周とで形成された密閉空間の空気は吸引盤18によって吸引される。空気が吸引された密閉空間は真空状態になり、セグメント1は吸引盤18に吸着される。
前述した構成からなる複数のセグメント1は、上記した構成からなるエレクタ2によって坑壁Tに沿ってそれぞれ配置され、隣接するセグメント1同士は継手部3によって接合され、複数のセグメント1は筒状に組み立てられる。また、エレクタ2によって坑壁Tに沿って配置されたセグメント1と坑壁Tとの間には隙間が形成され、この隙間には充填材20が充填されている。
次に、上記した構成からなるセグメント1をエレクタ2によって組み立てる施工方法について説明する。
図1、図2に示すように、まず、セグメント1を坑内に搬入し、エレクタ2の付近の坑底部に置いておく。セグメント1はエレクタ2が把持できる位置に配置しておくとともに、連結部5が形成されているセグメント1の継手面1aを切羽K側に向け、且つセグメント1の内面1cを上にして置いておく。
次に、図示せぬ駆動機構を稼動させて図示せぬアーム部を伸縮、前後移動および回転させて、アーム部に取り付けられた移動部6を坑底部に置かれたセグメント1の位置に移動させる。このとき、移動部6は、第1のセグメント支持部9が下になり第2のセグメント支持部10が上になる状態でセグメント1の切羽K側の側方に移動し、第2のセグメント支持部10に取り付けられたバキューム機構11の枠部材19をセグメント1の内面1cに密着させる。そして、アクチュエータ8を稼動させ、ピストン15に連結されたエレクタグリップ4を回転させつつ連結部5方向に移動させ、エレクタグリップ4の雄ネジ部12を連結部5の雌ネジ孔5aに螺合させてエレクタグリップ4と連結部5とを連結し、セグメント1をエレクタ2によって継手面1a側から把持する。
このとき、予めエレクタグリップ4は挿入部14を筒部材16に緩挿し、挿入部14と筒部材16とに形成された図示せぬ孔にピン17を通すことで挿入部14と筒部材16とは一体に取り付けておく。エレクタグリップ4はピン17を抜くことで取り外し可能であり、雄ネジ部12や頭部13の径や長さが異なるエレクタグリップ4を複数用意しておき、連結部5の拡径された部分や雌ネジ孔5aに合わせてエレクタグリップ4を選択する。
また、図示せぬ移動機構によって第1のセグメント支持部9を移動させ、第1のセグメント支持部9をセグメント1の外面1bに対向する位置に配置する。また、バキューム機構11を稼動させ、吸引盤18とセグメント1の内面1cと枠部材18の内周とで形成された密閉空間の空気を吸引し、密閉空間を真空状態にしてセグメント1を吸引盤18に吸着させる。バキューム機構11は連続的に稼動させて、セグメント1を把持する間はセグメント1を吸着し続ける。
次に、セグメント1がエレクタ2によって継手面1a側から把持された状態で図示せぬ駆動機構を稼動させ、図示せぬアーム部を伸縮、前後移動および回転させてアーム部に取り付けられた移動部6を坑壁Tの近傍に移動させる。このとき、アクチュエータ8を稼動させてエレクタグリップ4を無回転状態で基部材7方向に引っ張り込み、セグメント1を基部材7に押し当てている。これによって、エレクタグリップ4にかかるせん断力は軽減される。また、第1のセグメント支持部9が坑壁T側になり、セグメント1の外面1bが坑壁Tに対向するように移動部6を配置する。
そして、エレクタ2に把持されたセグメント1の継手面1aが既に設置された隣接するセグメント1の継手面1aに対向するようにエレクタ2に把持されたセグメント1の位置合わせを行い、隣接するセグメント1の継手部3とエレクタ2に把持されたセグメント1の継手部3とを接合してエレクタ2に把持されたセグメント1を所定位置に取り付ける。
次に、図示せぬ移動機構によって第1のセグメント支持部9をセグメント1の外面1bに対向する位置から切羽K方向に移動させ、第1のセグメント支持部9をセグメント1の外面1bに対向しない位置に配置する。また、バキューム機構11の運転を停止し、セグメント1と吸引盤18とが容易に離れるようにする。また、アクチュエータ8を稼動させ、ピストン15に連結されたエレクタグリップ4を逆回転させつつ連結部5から離れる方向に移動させ、エレクタグリップ4の雄ネジ部12を連結部5の雌ネジ孔5a内から抜き取り、セグメント1をエレクタ2から取り外す。
上記した方法によって、複数のセグメント1をそれぞれ取り付けていき、筒状に組み立てる。また、筒状に組み立てられた複数のセグメント1の外面1bと坑壁Tとの間に充填材20を充填する。
上記したセグメント1によれば、隣接するセグメント1に接合される継手面1aには、エレクタ2に備えられたエレクタグリップ4に脱着可能に連結される連結部5が形成されているため、連結部5による雌ネジ孔5aがセグメント1の内面1cに形成されることはなく、セグメント1の内面1cは平滑にされる。これによって、セグメント1によって形成されたトンネルの内周面は平滑になり、平滑なトンネル内周面を形成するための二次覆工等を省略することができ、工期の短縮とコストダウンを図ることができる。
また、上記したエレクタ2によれば、セグメント1の継手面1aに形成された連結部5に脱着可能に連結されるエレクタグリップ4が図示せぬアーム部および稼動機構によって移動自在に備えられ、セグメント1を継手面1a側から把持するため、継手面1aに連結部5が形成されたセグメント1はエレクタ2によって把持され、セグメント1は坑壁Tに対向する所定の位置に運ばれる。これによって、内面が平滑なセグメント1を組み立てることができる。
また、セグメント1の外面1bに対向してセグメント1を支持する第1のセグメント支持部9と、セグメント1の内面1cに対向してセグメント1を支持する第2のセグメント支持部10とがそれぞれ備えられているため、エレクタグリップ4によって継手面1a側から片持ち支持されているセグメント1は、第1のセグメント支持部9および第2のセグメント支持部10によって支持される。これによって、セグメント1の重量によるエレクタグリップ4および連結部5にかかる負担は軽減され、重量の重いセグメント1でも対応することができる。
また、第2のセグメント支持部10には、セグメント1の内面1cを吸着するバキューム機構11が備えられているため、エレクタ2に把持されているセグメント1はバキューム機構11によって吸着される。これによって、セグメント1を安定した状態で把持することができ、エレクタ2が横向きになりセグメント1の下方に支持するものがなくなっても、エレクタグリップ4および連結部5にかかる負担は軽減することができる。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について、図3、図4に基いて説明する。図3は鉄筋コンクリート製のセグメント100をエレクタ101によって把持した状態を表す断面図であり、図4は鉄筋コンクリート製のセグメント100をエレクタ101によって把持した状態を表す正面図である。
図3、図4に示すように、セグメント100の長辺側の一方の継手面100aには、中空円柱状の連結部103が形成されている。連結部103は、継手面100a側に開口を有する鋼製の中空円柱部材から形成されており、連結部103には挿入孔103aが形成されている。また、連結部103は2本平行に設けられており、2本の連結部103はセグメント100の短辺方向にそれぞれ延在され、セグメント100内にそれぞれ定着されている。
エレクタ101には、図示せぬアーム部に取り付けられた移動部104が備えられており、移動部104は、ピストンとして連結部103の挿入孔103a内に緩挿されるエレクタグリップ102を備えてエレクタグリップ102を軸方向に移動させるシリンダ105と、セグメント100の内面100bに対向するように配置されてセグメント100を支持するセグメント支持部106とから構成されている。
シリンダ105は、セグメント支持部106から張設されており、セグメント100の2本の連結部103に対向する位置にそれぞれ配置されている。シリンダ105に備えられたエレクタグリップ102はセグメント100の中央付近まで伸ばされている。また、セグメント支持部106には、セグメント100の内面100bを押圧する押圧盤107が備えられている。押圧盤107は2本の連結部103間のセグメント100内面100bに対向する位置に配置されている。
上記した構成からなるセグメント100およびエレクタ101によれば、セグメント100の内面100bを押圧する押圧盤107が備えられているため、エレクタ101によって把持されたセグメント100は、エレクタグリップ102と押圧盤107とによって挟み込まれる。これによって、セグメント100を安定した状態で把持することができ、エレクタグリップ102が連結部103から抜けてセグメント100がエレクタ101から離されることを防止することができる。
以上、本発明に係るセグメントおよびエレクタの第1、第2の実施の形態について説明したが、本発明は上記した第1、第2の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した第1の実施の形態では、雌ネジ孔5aが形成された連結部5と雄ネジ部12が形成されたエレクタグリップ4とを螺合することで連結し、第2の実施の形態では、中空円柱状の連結部5内に棒状のエレクタグリップ4を緩挿することで連結しているが、本発明は、図5に示すように、セグメント200の長辺側の継手面200aに、中央に向かって斜めに傾斜する凹部からなる連結部201を左右対称に形成し、左右対称に形成された連結部201内にそれぞれ嵌挿されて連結部201の傾斜方向(中央方向)に連結部201を押圧するエレクタグリップ202によってセグメント200を摘み取って把持してもよい。
また、図6に示すように、セグメント210の長辺側の継手面210aに、端部に向かって斜めに傾斜する凹部からなる連結部211を左右対称に形成し、左右対称に形成された連結部211内にそれぞれ嵌挿されて連結部211の傾斜方向(端部方向)に連結部201を押圧するエレクタグリップ212によってセグメント210を左右に突張って把持してもよい。
また、図7に示すように、セグメント220の継手面220aに形成される連結部221に、細長い入口部221aと入口部221aより広い空間の室部221bとからなる孔221を形成し、エレクタグリップ222の入口部221aの形状に合わせて形成された先端部222aを入口部221aから室部221b内に挿入し、その後エレクタグリップ222を回転させて室部221b内で先端部222aの向きを変え、エレクタグリップ222を連結部221に掛止させてもよい。
また、図8に示すように、セグメント230の継手面230aに窪み部230bを形成し、この窪み部230bの底部に内部に、雌ネジ孔232aが形成された筒部材232と筒部材232に螺合されて球状の頭部233aを有するボルト部材233とからなる連結部231を形成し、エレクタグリップ234のC字形状の先端部234aをボルト部材233の頭部233aの根元に掛止させてもよい。
また、上記した第1の実施の形態では、アクチュエータ8によってエレクタグリップ4を基部材7側に引っ張り込んでいるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図9に示すように、端部に向かって斜めに傾斜する凹部からなる連結部241を左右対称に形成するとともに、セグメント240の短辺側の継手面240aに凹部243を形成し、連結部241と凹部243とを連通させる貫通孔244を形成する。そして、貫通孔244内にロッドや撚り線等からなる引張部材245を挿通させ、凹部243側の引張部材245の端部に凹部243内で定着する定着具246を取り付ける。連結部241内にエレクタグリップ242をそれぞれ嵌挿し、エレクタグリップ242によってセグメント240を左右に突張って把持するとともに、引張部材245の連結部241側の端部を引っ張り、セグメント240を図示せぬエレクタ基部材に押し当ててもよい。
また、図10に示すように、セグメント250の一方の継手面250aに雌ネジ孔251aを有する連結部251を形成し、連結部251が形成された継手面250aの反対側の継手面250bに凹部252を形成し、連結部251と凹部252とを連通させる貫通孔253を形成する。そして、貫通孔253内にロッドや撚り線等からなる引張部材254を挿通させ、凹部252側の引張部材254の端部に凹部252内で定着する定着具255を取り付ける。引張部材254の連結部251側の端部を引っ張り、セグメント250を図示せぬエレクタ基部材に押圧させてもよい。さらに、図11に示すように、セグメント260の中央部に室部262を形成し、セグメント260の継手面260aに形成された連結部261と室部262とを連通させる貫通孔263を形成し、貫通孔253内に引張部材264を挿通させ、室部262内の引張部材264の端部に定着具265を取り付け、引張部材264の連結部261側の端部を引っ張り、セグメント260を図示せぬエレクタ基部材に押し当ててもよい。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、長方形のセグメント1、100が使用されているが、本発明は、台形や菱形、六角形等のセグメントを使用してもよい。また、上記した第1、第2の実施の形態では、鉄筋コンクリート製のセグメント1、100を使用しているが、本発明は、鋼製のセグメントや、鋼製外殻内にコンクリートが充填されてなるコンクリート充填型の鋼製セグメントを使用してもよい。
本発明に係るセグメントおよびエレクタの第1の実施の形態を表す斜視図である。 本発明に係るセグメントおよびエレクタの第1の実施の形態を表す断面図である。 本発明に係るセグメントおよびエレクタの第2の実施の形態を表す断面図である。 本発明に係るセグメントおよびエレクタの第2の実施の形態を表す正面図である。 本発明に係るセグメントおよびエレクタのその他の実施の形態を表す斜視図である。 本発明に係るセグメントおよびエレクタのその他の実施の形態を表す斜視図である。 本発明に係るセグメントおよびエレクタのその他の実施の形態を表す断面図である。 本発明に係るセグメントおよびエレクタのその他の実施の形態を表す断面図である。 本発明に係るセグメントおよびエレクタのその他の実施の形態を表す斜視図である。 本発明に係るセグメントおよびエレクタのその他の実施の形態を表す斜視図である。 本発明に係るセグメントおよびエレクタのその他の実施の形態を表す斜視図である。
符号の説明
1、100、200、210、220、230、240、250、260 セグメント
1a、100a、200a、210a、220a、230a、240a、250a、260a 継手面
2、101 エレクタ
4、102、202、212、222、234、242 エレクタグリップ
5、103、201、211、221、231、241、251、261 連結部
9 第1のセグメント支持部(セグメント支持部)
10 第2のセグメント支持部(セグメント支持部)
11 バキューム機構
106 セグメント支持部
T 坑壁

Claims (4)

  1. 坑壁に対向するように配置される板状のセグメントにおいて、
    隣接するセグメントに接合される継手面には、エレクタに備えられたエレクタグリップに脱着可能に連結される連結部が形成されていることを特徴とするセグメント。
  2. 請求項1記載のセグメントを坑壁に沿って配置するエレクタであって、
    前記セグメントの継手面に形成された連結部に脱着可能に連結されるエレクタグリップが移動自在に備えられ、前記セグメントを継手面側から把持することを特徴とするエレクタ。
  3. 請求項2記載のエレクタにおいて、
    前記セグメントの内面または外面のうち少なくとも一方に対向して該セグメントを支持するセグメント支持部が備えられていることを特徴とするエレクタ。
  4. 請求項2または3記載のエレクタにおいて、
    前記セグメントの内面を吸着するバキューム機構が備えられていることを特徴とするエレクタ。

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