JP2005076034A - 溶鋼用鎮静剤及びその製造方法 - Google Patents

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満夫 西脇
Atsuo Tsukahara
淳夫 塚原
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Abstract

【課題】安価な原料で製造される、経済性に優れた溶鋼用鎮静剤及びその製造方法を提供する。
【解決手段】乾燥工程Aで、熱風発生炉3からの熱風を吹き付けて汚泥類を乾燥し、破砕選別工程Bの破砕乾燥機4で乾燥汚泥類を破砕・乾燥させ、これをサイクロン5で選別して粉粒状の乾燥汚泥を排出する。また、一次破砕工程C1で、廃プラ類を二軸破砕機7で粗破砕したものと、繊維屑をギロチン型切断機10a,10bで裁断したものとを、二次破砕工程C2で混合してから一軸破砕機13で細かく破砕し、磨細破砕工程C3の磨砕機16で、更に微細に破砕するとともに水分調整する。成形工程では、微細に破砕され水分調整された混合物をサイクロン17で選別して微細状の混合物とし、これを、ミキサー18で上記粉粒状の乾燥汚泥と混合し、繋ぎ材としての廃油を加えて処理して、例えば中空角柱成形機22で中空角柱状の製品に成形する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、製鉄所などの転炉で、その転炉内の鋼滓や溶鋼が炉外に噴出しないように湯面を鎮静化させる目的で使用される溶鋼用鎮静剤及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の鎮静剤及びその製造方法については、廃ラミネートフィルム類を利用して製造される鎮静剤があり、このものの製造方法は、アルミ蒸着層若しくはアルミ箔とプラスチックフィルムのラミネートフィルム、アルミ蒸着層若しくはアルミ箔と紙のラミネートシート又はプラスチックフィルムと紙のラミネートシートの産業廃棄物及び/又は一般廃棄物を切断した後、切断片をプレスして短円柱状若しくは短角柱状に成形する、と言うものである(例えば、特許文献1)。
また、使用済スチール缶及び廃アルミラミネートプラスチックシートを利用して製造される鎮静剤もあり、このものの製造方法は、使用済飲料缶を加熱可能な装置に装入し、装置内の酸素濃度を9%以下にコントロールしながらアルミの融点以上、鉄の融点以下の温度に加熱し、溶融分離して得られる粒状のアルミと廃アルミラミネートプラスチックシートを加熱可能な装置に装入し、装置内の酸素濃度を1%以下に保ちながらプラスチックのガス化温度以上、アルミの融点以下の温度に加熱し、プラスチックをガス化分離して得られる箔状アルミの一方若しくは双方に必要に応じて有機物と無機物の一方若しくは双方を添加し混合してから成形する、と言うものである(例えば、特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−190063(第2頁、図1)
【特許文献2】
特開2002−194416(第2,3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した鎮静剤は、アルミ蒸着層若しくはアルミ箔とプラスチックフィルムのラミネートフィルム等や使用済スチール缶及び廃アルミラミネートプラスチックシートのアルミ廃材を利用して成形したものであるが、廃材とはいえアルミ材自体をこの種の鎮静剤の原料に利用することは、経済性の面から問題がある。
【0005】
本発明の目的は、安価な原料で製造される、経済性に優れた溶鋼用鎮静剤及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る溶鋼用鎮静剤は、汚泥類と、微細化された廃プラ類や木屑またはこれらに繊維屑や紙屑を加えた廃プラ類等とを主原料とする溶鋼用鎮静剤であり、両者を適合割合で混合し繋ぎ材を加えて所定の固形状に成形されるもので、汚泥類や廃プラ類のような原料から製造されるために安価であり、経済性に優れている。
ここで、汚泥類は、有機汚泥及び無機汚泥の両者を含み、具体的には、下水汚泥、染色汚泥、食品汚泥、製紙汚泥その他であり、燃え殻、動物性残滓、瓦礫などである。また、廃プラ類は、硬質系板、箱、フィルム状軟質系、糸状、粉粒状などである。
かかる溶鋼用鎮静剤は、上述のように転炉内の湯面を鎮静化する用途に加え、固形燃料としての用途がある。
【0007】
また、本発明の請求項2に係る溶鋼用鎮静剤は、特に、汚泥類と廃プラ類との重量比を6:1とし、当該汚泥類及び廃プラ類の各含水率が重量%で20〜30%であるようにすると、混合に際して均質化が図れ、成形後に得られる製品として最適な品質のものが得られる。
【0008】
また、本発明の請求項3に係る溶鋼用鎮静剤の製造方法は、汚泥類を乾燥し破砕し選別して粉粒状の乾燥汚泥に処理する一方、廃プラ類や木屑またはこれらに繊維屑や紙屑を加えた廃プラ類等を破砕・粉砕・磨砕して微細な廃プラ類等に処理し、これら粉粒状の乾燥汚泥と微細化された廃プラ類等を適合割合で混合し繋ぎ材を適量加えて、所定の固形状に成形するようにしたもので、経済性に優れた溶鋼用鎮静剤を一定の品質を確保しつつ製造できる方法である。
【0009】
また、本発明の請求項4に係る溶鋼用鎮静剤の製造方法は、廃プラ類等の磨砕処理時に、適量の水分を加えて水分調整を行うことにより、廃プラ類等に湿り気を持たせ乾燥汚泥類との混合をし易くし、且つ、混合に際しての均質化が図れる。
【0010】
また、本発明の請求項5に係る溶鋼用鎮静剤の製造方法は、成形された鎮静剤を、固形燃料として使用し汚泥を乾燥するようにしたもので、製造された鎮静剤を自己の乾燥工程のために使用することにより、燃料の自給化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る溶鋼用鎮静剤の製造設備を図1を参照して説明する。
本製造設備は、図1に示すように、汚泥類についての乾燥工程A、破砕選別工程B、及び廃プラ類や木屑またはこれらに繊維屑や紙屑を加えたもの(以下、廃プラ類等という)についての、本実施の形態では一次破砕工程C1、二次破砕工程C2の二段の破砕工程、磨細破砕工程C3、並びに、成形工程Dの各工程に配された設備で概略構成されている。
このうちの乾燥工程Aの設備は、搬送されて来た汚泥類が投入される複数の貯留ホッパー1、及びこれらホッパー1から排出された汚泥類を移送するコンベア群2、並びにコンベア群2で移送されて来た汚泥類に熱風を吹き付けて当該汚泥類を乾燥させる熱風発生炉3、及びこの熱風発生炉3のための固形燃料の投入ホッパー3a、このホッパー3aから給入された固形燃料を破砕するクダケラ3b、このクダケラ3bから投入された粉末燃料を噴出ノズル3cを介して熱風発生炉3に供給するための燃料ホッパー3dなどにより構成されている。ところで、ホッパー3aに投入される固形燃料は、後述するように、本製造設備で成形された溶鋼用鎮静剤である。尚、かかる溶鋼用鎮静剤が既に粉末化されている場合には、粉末化された溶鋼用鎮静剤をホッパー3dから噴出ノズル3cを介して熱風発生炉3に供給すればよいことは言うまでもない。
【0012】
破砕選別工程Bの設備は、コンベア群2により移送されて来た乾燥汚泥類を破砕・乾燥させる破砕乾燥機4及びこの破砕乾燥機4内に熱風を送るための燃焼装置4a、この破砕乾燥機4により選別・排出された異物類の貯留箱4b、並びに破砕乾燥機4から排出された粉粒状の乾燥汚泥類、粉塵を含む排気ガスが給入されるサイクロン5及びこのサイクロン5で選別された粉粒状の乾燥汚泥類が排出される貯留ホッパー5aにより構成されている。そして、サイクロン5の下流側にはブロア5bが配設されており、かかるブロア5bの吸引力や破砕乾燥機4内を上昇する熱風により、上述のように粉粒状の乾燥汚泥類、粉塵を含む排気ガスが破砕乾燥機4から排出されてサイクロン5に給入され、更に、サイクロン5では、上述のように粉粒状の乾燥汚泥類がホッパー5aに排出される一方、粉塵を含む排気ガスがブロア5bに吸引され、このうちの粉塵がバグフィルタ5cで捕捉されるとともに、バグフィルタ5c内に活性炭ポッパー5dから投入された活性炭で脱臭され、清浄な空気のみが排出される。
ところで、破砕乾燥機4は、上述のように乾燥汚泥類に加え、本実施の形態ではサイクロン5で選別された乾燥汚泥類の一部を再投入するようにして、乾燥度と選別度を上げている。燃焼装置4aは、熱風発生炉3で発生する熱風を利用するようにしている。
【0013】
一方、一次破砕工程C1、二次破砕工程C2、及び磨細破砕工程C3のうち、まず、一次破砕工程C1の設備は、搬送されて来た廃プラ類が投入される投入ホッパー6、このホッパー6からの廃プラ類を粗破砕する二軸破砕機7及びこの二軸破砕機7により粗破砕された廃プラ類を移送するコンベア8、並びに、本実施の形態では、搬送されて来た繊維屑や紙屑が投入される投入ホッパー9、このホッパー9からの繊維屑を裁断するギロチン型一次切断機10a及びギロチン型二次切断機10b、これら切断機10a,10bにより裁断された繊維屑を移送するコンベア11により構成されている。ところで、コンベア8には磁選機8aが配設されており、磁選機8aにより選別されて鉄屑類が鉄屑箱8bに収集される。
尚、二軸破砕機7は、2本の刃物軸を異なる回転数で独立駆動して破砕処理するものである。また、ギロチン型一次切断機10a及びギロチン型二次切断機10bは、所謂ギロチン型の切断機で主として繊維屑を裁断するのに効果的である。
【0014】
二次破砕工程C2の設備は、コンベア8からの粗破砕された廃プラ類が投入される貯留ホッパー12a及びコンベア11からの裁断された繊維屑が投入される貯留ホッパー12b、並びにこれらホッパー12a,12bからの廃プラ類等と繊維屑類等とが適宜な割合で混合され、このようにして混合されたものが給入される複数の一軸破砕機13、及び破砕機13で細かく破砕された混合物の軽質物や粉塵、排気ガスが給入されるサイクロン14により構成され、サイクロン14の下流側には上記ブロア14aが配設されており、かかるブロア14aにより吸引された上記軽質物がサイクロン14で選別されて下記貯留ポッパー15に排出される一方、粉塵、排気ガスは、ブロア14aに吸引され、このうちの粉塵がバグフィルタ14bで捕捉されて清浄な空気のみが排出されるようになっている。ところで、廃プラ類と繊維屑との適宜な混合割合は、重量比で1:1〜10:1の範囲である。
【0015】
磨細破砕工程C3の設備は、上記破砕機13で細かく破砕された廃プラ類や繊維屑の混合物が投入される貯留ポッパー15、この貯留ポッパー15からの廃プラ類や繊維屑の混合物が給入される複数の磨砕機16により構成され、この磨砕機16では、廃プラ類や繊維屑を微細に破砕するとともに、微細に破砕された廃プラ類や繊維屑の混合物に適量の水分(含水率の重量%で20〜30%が最適)を加えて水分調整を行うようにしており、これにより混合物に湿り気を持たせ成形工程Dでの乾燥汚泥類との混合をし易くし、且つ、混合に際しての均質化が図れる。
【0016】
成形工程Dの設備は、上記磨砕機16からの微細に破砕された廃プラ類や繊維屑が給入されるサイクロン17、このサイクロン17においてブロア17bの吸引力の影響を受けて選別された微細状の廃プラ類や繊維屑が投入される貯留ホッパー17a及び排気ガス中の粉塵を捕捉するバグフィルタ17c、並びに上記貯留ホッパー17a及び上記貯留ホッパー5aからの微細化された廃プラ類や繊維屑及び粉粒状の乾燥汚泥類が適合割合(廃プラ類等と乾燥汚泥類の重量比で1:1〜1:10の範囲、1:6が最適)で給入され、繋ぎ材としての廃油を適量(重量%で5〜10%)加えて混合処理する複数のミキサー18、上記混合処理の際に加える廃油のタンク19、ミキサー18から排出された混合物を定量供給スクリュウ(図1では、定量供給スクリュウ20,21が表されている)を介して所定の固形状に成形するための成形機(図1では、スクリュウ20に対応して中空角柱成形機22、スクリュウ21に対応して実柱成形機23が表されている)、中空角柱成形機22及び実柱成形機23からの成形品がそれぞれ投入されるトロンメル23,24により構成され、上述の成形品がトロンメル23,24で篩い分けられて製品としての中空角柱状や実柱状の溶鋼用鎮静剤が得られる。
【0017】
次に、本製造設備による溶鋼用鎮静剤の製造方法を説明する。
乾燥工程Aで、貯留ホッパー1から排出された汚泥類を、コンベア群2で次の破砕選別工程Bに移送しているときに熱風発生炉3から熱風を吹き付けて乾燥する。破砕選別工程Bでは、破砕乾燥機4で乾燥汚泥類を破砕・乾燥させ、破砕乾燥機4から排出されるもののうち粉粒状の乾燥汚泥、粉塵を含む排気ガスがサイクロン5に給入され、かかるサイクロン5で選別された粉粒状の乾燥汚泥が貯留ホッパー5aに排出される。破砕乾燥機4では、サイクロン5で選別された上記乾燥汚泥の一部が再投入され、これにより乾燥度を上げている。
【0018】
一方、一次破砕工程C1で、投入ホッパー6から二軸破砕機7に給入された廃プラ類を当該二軸破砕機7で粗破砕し、粗破砕された廃プラ類は磁選機8aにより選別を受けつつコンベア8で移送され二次破砕工程C2の貯留ホッパー12aに貯留される。一方、投入ホッパー9からギロチン型一次切断機10a及びギロチン型二次切断機10bに給入された繊維屑をこれら切断機10a,10bで裁断し、裁断された繊維屑はコンベア11で移送され二次破砕工程C2の貯留ホッパー12bに貯留される。二次破砕工程C2では、これらホッパー12a,12bから移送されて来た廃プラ類と繊維屑とは重量比1:1〜10:1の割合で混合されて一軸破砕機13に給入され、この破砕機13で細かく破砕された廃プラ類と繊維屑の混合物が磨細破砕工程C3の貯留ポッパー15に排出される一方、上記混合物の軽質物や粉塵、排気ガスがサイクロン14に給入され、かかるサイクロン14で選別された上記混合物の軽質物のみが貯留ポッパー15に排出される。磨細破砕工程C3では、貯留ポッパー15からの廃プラ類と繊維屑の混合物が磨砕機16に給入され、この磨砕機16で、これら混合物を微細に破砕するとともに、微細に破砕された混合物に重量%で20〜30%の水分を加えて水分調整を行う。
【0019】
成形工程では、上記磨砕機16で微細に破砕され水分調整された廃プラ類と繊維屑の混合物がサイクロン17に給入され、このサイクロン17で選別された微細状の上記混合物が貯留ホッパー17aに投入される。そして、ミキサー18において、この貯留ホッパー17aからの微細化された廃プラ類及び繊維屑の混合物と上記貯留ホッパー5aからの粉粒状の乾燥汚泥類とが所定の重量比(1:1〜1:10の範囲、1:6が最適)の割合で混合され、繋ぎ材としての廃油を重量%で5〜10%加えて処理される。このようにしてミキサー18で混合処理されたものが定量供給スクリュウ20を介して中空角柱成形機22に、また、定量供給スクリュウ21を介して実柱成形機23に供給され、中空角柱成形機22で中空角柱状の成形品が、また、実柱成形機23で実柱状の成形品が成形される。これら成形品はトロンメル23,24にそれぞれ投入されて篩い分けられ、最終的な製品としての溶鋼用鎮静剤が得られる。
【0020】
ところで、図1中の符号26は、粉体投入ポッパーで、一次破砕工程C1、二次破砕工程C2、及び磨細破砕工程C3が不要な廃プラ類や繊維屑類等の場合には、このポッパー26に廃プラ類や繊維屑類等を投入して、貯留ホッパー5aからの粉粒状の乾燥汚泥類と混合させるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】
本発明の溶鋼用鎮静剤及びその製造方法によれば、汚泥類や廃プラ類のような原料から製造するために安価で経済性に優れ、また、経済性に優れた溶鋼用鎮静剤を一定の品質を確保しつつ製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る溶鋼用鎮静剤の製造設備の構成図である。
【符号の説明】
A 乾燥工程
B 破砕選別工程
C1 一次破砕工程
C2 二次破砕工程
C3 磨細破砕工程
D 成形工程

Claims (5)

  1. 汚泥類と、微細化された廃プラ類や木屑またはこれらに繊維屑や紙屑を加えた廃プラ類等とを主原料とする溶鋼用鎮静剤であって、両者を適合割合で混合し繋ぎ材を加えて所定の固形状に成形されてなることを特徴とする溶鋼用鎮静剤。
  2. 前記汚泥類と廃プラ類との重量比が6:1であり、当該汚泥類及び廃プラ類の各含水率が重量%で20〜30%であることを特徴とする請求項1に記載の溶鋼用鎮静剤。
  3. 汚泥類を乾燥し破砕し選別して粉粒状の乾燥汚泥に処理する一方、廃プラ類や木屑またはこれらに繊維屑や紙屑を加えた廃プラ類等を破砕・粉砕・磨砕して微細な廃プラ類等に処理し、これら粉粒状の乾燥汚泥と微細化された廃プラ類等を適合割合で混合し繋ぎ材を適量加えて所定の固形状に成形することを特徴とする溶鋼用鎮静剤の製造方法。
  4. 前記廃プラ類等の磨砕処理時に、適量の水分を加えて水分調整を行うことを特徴とする請求項3に記載の溶鋼用鎮静剤の製造方法。
  5. 成形された鎮静剤を、固形燃料として使用し汚泥を乾燥することを特徴とする請求項3又は4に記載の溶鋼用鎮静剤の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008255446A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Nippon Steel Corp スラグの鎮静方法

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