JP2005075764A - ゲル組成物 - Google Patents

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敏朗 黒田
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Abstract

【課題】 優れた使用性を有し、温感効果,マッサージ効果,メーク落とし効果に優れ、クレンジング,パック,マッサージ用化粧料として有用で、かつ安全性が良好で、肌上での伸びがよく、しかも洗い流したあとべたつかない使用感を有するゲル組成物を提供する。
【解決手段】 ゲル組成物に次の(a)〜(d)を配合する。(a)アシルペプチド及びその塩から選択される1種又は2種以上を0.1〜5重量%、(b)両性界面活性剤から選択される1種又は2種以上を0.5〜10重量%、(c)分子内に3個以上の水酸基を有する多価アルコールから選択される1種又は2種以上を10〜80重量%、(d)液状油から選択される1種又は2種以上を19〜89重量%。
【選択図】 なし

Description

この発明は、優れた使用性を有し、温感効果,マッサージ効果,メーク落とし効果に優れ、クレンジング,パック,マッサージ用化粧料として有用な、ゲル組成物に関する。さらに詳細には、安全性が良好で、肌上での伸びがよく、しかも洗い流したあとべたつかない使用感を有するゲル組成物に関する。
従来から化粧品に広く使われている多価アルコールの中でもグリセリンは、水に接すると水和熱により温感を生じる事が知られており、マッサージ料やパック料等のゲル状化粧料として広く用いられている(特許文献1参照)。このグリセリンのゲル化には、グアーガム,ローカストビーンガム,キサンタンガムなどの多糖類、ヒドロキシエチルセルロース,カルボキシメチルセルロース,アルギン酸塩などの半合成高分子、ポリビニルピロリドン,カルボキシビニルポリマー,ポリアクリル酸ナトリウム等の合成高分子といった、増粘剤高分子が広く利用されている(特許文献2,3参照)。
しかしながら、増粘剤高分子で生成させたゲルは、長期保存による高分子の重合度の変化などにより粘度が上昇若しくは下降して、ゲルの手指でのとれが悪くなったり皮膚に塗布する際の伸びが悪くなったりする、クレンジング効果を発揮させるために液状油を配合すると離油を生じる、という問題があった。
アシルポリペプチド及びその塩は、両親媒性の性質を有し、乳化剤,液晶としての利用が知られている(特許文献4参照)。かかるアシルポリペプチド及びその塩を皮膚外用剤に配合する試みも行われており、金属イオン封止剤との併用(特許文献5参照)、植物等の抽出物との併用(特許文献6参照)、カルボキシビニルポリマー,アルキル変性カルボキシビニルポリマーとの併用(特許文献7参照)、グリセリンモノ脂肪酸エステルとの併用(特許文献8参照)などが既に知られている。
特開平11−12126号公報 特開平6−92820号公報 特開平11−12126号公報 特開昭59−78149号公報 特開2000−327591号公報 特開2003−12445号公報 特開2003−95853号公報 特開2003−146827号公報
本発明においては、上記のような問題点を解決し、優れた使用性を有し、温感効果,マッサージ効果,メーク落とし効果に優れ、クレンジング,パック,マッサージ用化粧料として有用で、かつ安全性が良好で、肌上での伸びがよく、しかも洗い流したあとべたつかない使用感を有するゲル組成物に関する。
上記の課題を解決するにあたり、種々検討を行ったところ、(a)アシルポリペプチド及びその塩から選択される1種又は2種以上を0.1〜5重量%、(b)両性界面活性剤から選択される1種又は2種以上を0.5〜10重量%、(c)多価アルコールから選択される1種又は2種以上を10〜80重量%、(d)液状油から選択される1種又は2種以上を19〜89重量%からなるゲル組成物において、温感効果,マッサージ効果,メーク落とし効果に優れ、クレンジング,パック,マッサージ用化粧料として有用で、かつ安全性が良好で、肌上での伸びがよく、しかも洗い流したあとべたつかない使用感を有するゲル組成物が得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
本願発明のゲル組成物は、安全性が良好で、肌上での伸びがよく、しかも洗い流したあとべたつかない使用感を有する。さらに、本願発明のゲル組成物をクレンジング用化粧料,パック用化粧料,マッサージ用化粧料とした場合、温感効果,マッサージ効果,メーク落とし効果に優れている。
本発明のゲル組成物は、次に示す(a),(b),(c),及び(d)の4成分をそれぞれ特定の量含むことを特徴とする。(a)成分としては、アシルペプチド及びその塩から選択される1種又は2種以上を0.1〜5重量%配合する。(b)成分としては、両性界面活性剤から選択される1種又は2種以上を0.5〜10重量%配合する。(c)成分としては、多価アルコールから選択される1種又は2種以上を10〜80重量%配合する。(d)成分としては、液状油から選択される1種又は2種以上を19〜89重量%配合する。
(a)成分であるアシルペプチド及びその塩から選択される1種又は2種以上としては、通常皮膚外用剤に配合し得るものであれば特に限定されず、イソステアロイル加水分解コラーゲン塩、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲン塩等のアシルペプチド塩類や、微生物由来のアシルペプチド類などが例示される。微生物由来のアシルポリペプチドとしては、サーファクチン[Biochem.Bioph.Res.Commun.,31:488-494,(1968)]、プリパスタチン[J.Antibiot.,Vol.39,No.6,745-761,(1986)]、アースロファクチン[J.Bacteriol.,Vol.175,No.20,6459-6466,(1993)]、イチュリン[Biochemistry,Vol.17,No.19,3992-3996,(1978)]セラウェッチン[J.Bacteriol.,Vol.174,No.6,1769-1772,(1992)]、及びそれらの構成単位であるアミノ酸由来のカルボキシル基の金属塩(ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩等)や有機アンモニウム塩(トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、トリブチルアミン塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、リジン塩、アルギニン塩、コリン塩等)等が挙げられる。これらのなかでもサーファクチンナトリウム(商品名:アミノフェクト、昭和電工社製)を用いることが、ゲル形成能の点から特に好ましい。
かかるアシルポリペプチド及びその塩は、1種又は2種以上を選択してゲル組成物に配合する。その配合量はゲル組成物全量に対して、0.1〜5重量%配合する。0.1重量%未満の配合では、マッサージやクレンジングに必要なゲル強度を得ることができない。5重量%を超えて配合しても、ゲルの使用感的向上は認められない。
(b)成分である、両性界面活性剤としては、通常皮膚外用剤に配合し得る両性界面活性剤であれば特に限定されない。具体的には、次式
Figure 2005075764
で表されるアミドべタイン型両性界面活性剤[市販品としてレボン2000(三洋化成製)、アノンBDF(日本油脂製)等が該当]、次式
Figure 2005075764
で表されるアミドスルフォベタイン型両性界面活性剤[市販品としてロンザイン−CS(ロンザ製)、ミラダインCBS(ミラノール製)等が該当]、次式
Figure 2005075764
で表されるベタイン型両性界面活性剤[市販品としてアノンBL(日本油脂製)、デハイントンAB−30(ヘンケル製)等が該当]、次式
Figure 2005075764
で表されるスルフォベタイン型両性界面活性剤[市販品としてロンザイン12CS(ロンザ製)等が該当]、次式
Figure 2005075764
で表されるイミダゾリニウム型両性界面活性剤[市販品としてオバゾリン662−N(東邦化学製)、アノンGLM(日本油脂製)等が該当]等が挙げられる。
本発明のゲル組成物においては、これらの両性界面活性剤のなかでも、皮膚刺激性、及び洗い流したあとの使用感の点から、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインから選択される1種又は2種を用いることが好ましい。かかる両性界面活性剤は、ゲル組成物全量に対して、0.5〜10重量%配合する。0.5重量%未満の配合では、洗い流したあとにべたつき使用感となる。10重量%を超えて配合しても、洗い流したあとの使用感にそれ以上の向上は認められない。
(c)成分である分子内に水酸基を3個以上含む多価アルコールとしては、グリセリンジプロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,ジエチレングリコール,ポリエチレングリコール,ジグリセリン,ヘキサグリセリン,デカグリセリン,マルチトール,ソルビトール,エリスリトール,キシリトールなどが例示される。これらの多価アルコールの中でも、ゲル組成物の安定性の点からグリセリン,ソルビトール,ポリエチレングリコールから選択される1種又は2種以上を用いることが好ましい。かかる多価アルコールはゲル組成物中10〜80重量%配合する。10重量%未満の配合では安定なゲルを形成することができない。80重量%を超えて配合すると、クレンジングに充分な量の液状油を配合することができなくなる。
(d)成分である液状油としては、例えば、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン等の炭化水素、ヨウ素化70〜100の植物油、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソオクチル、イソオクタン酸セチル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、コハク酸ジオクチル、ノナン酸イソノニル等のエステル油、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油等を挙げることができる。これらの液状油は1種類を単独で、若しくは2種類以上を組み合わせて配合する。液状油は、固形状多価アルコール基剤全量中に19〜89重量%配合することができる。19重量%未満ではクレンジング力の向上が認められず、逆に89重量%以上配合すると、安定なゲルを形成することができない。
本発明のゲル組成物は、必要により、精製水を20重量%を限度として含有することができる。精製水の配合量が20重量%を超えると、粘度が低下し、ゲルの外観を保つことが困難となる。
本発明のゲル組成物は、その性状,効果を損なわない範囲で適宜他の成分を配合することができる。配合し得るほかの成分としては、例えばペースト状油分,固形油分,保湿剤,高分子化合物,低級アルコール,糖類,カチオン性界面活性剤,アニオン性界面活性剤,ノニオン性界面活性剤,pH調整剤,紫外線吸収剤,アミノ酸類,ビタミン類,薬剤,酸化防止剤,美白剤,殺菌剤,抗菌剤,金属イオン封鎖剤,清涼剤,香料,色素等があげられる。
本発明のゲル組成物は、マッサージ料,パック料,クレンジング料として利用することが可能である。
本発明の詳細について、実施例を用いて説明する。
Figure 2005075764
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Figure 2005075764
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表1〜4に示した処方にて、本発明の実施例および比較例のゲル組成物を調製した。調製は、全成分を混合,均一化することにより行った。
上記実施例1〜実施例15および比較例1〜比較例3を用いて、経時でのゲル状態観察,使用感評価を行った。
Figure 2005075764
Figure 2005075764
Figure 2005075764
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実施例使用群においては、使用時および使用後の肌のピリピリ感等の刺激や、乾燥,かさつきなどの皮膚トラブルは全く認められず、安全性が良好であることが示された。

Claims (3)

  1. 次の(a)〜(d)を含有する、ゲル組成物;(a)アシルペプチド及びその塩から選択される1種又は2種以上を0.1〜5重量%、(b)両性界面活性剤から選択される1種又は2種以上を0.5〜10重量%、(c)分子内に3個以上の水酸基を有する多価アルコールから選択される1種又は2種以上を10〜80重量%、(d)液状油から選択される1種又は2種以上を19〜89重量%。
  2. さらに、精製水を0.1〜20重量%含有する、請求項1に記載の油性ゲル組成物。
  3. 多価アルコールがグリセリン,ソルビトール,ポリエチレングリコールから選択される1種又は2種以上である、請求項1又は請求項2に記載のゲル組成物。
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